JP5875323B2 - 多糖類ナノファイバー分散液の製造方法、および、該製造方法で得られた多糖類ナノファイバー分散液 - Google Patents
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Description
好ましい実施形態においては、上記製造方法は、上記多糖類を化学変性および/または加水分解する工程をさらに含む。
好ましい実施形態においては、上記テトラアルキルアンモニウムアセテートはテトラブチルアンモニウムアセテートである。
好ましい実施形態においては、上記非プロトン性極性溶媒のドナー数は20〜50である。
好ましい実施形態においては、上記非プロトン性極性溶媒は、アミド系溶媒、スルホキシド系溶媒、および、ピリジン系溶媒から選択される少なくとも1種である。
好ましい実施形態においては、上記非プロトン性極性溶媒は、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジエチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチル−2−ピロリドン、N,N’−ジメチルプロピレン尿素、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、テトラメチル尿素、テトラエチル尿素、ピリジンおよび4−メチルピリジン、ならびに、これらの誘導体からなる群より選択される少なくとも1種である。
好ましい実施形態においては、上記多糖類はセルロースまたはキチンである。
好ましい実施形態においては、上記テトラアルキルアンモニウムアセテートと非プロトン性極性溶媒の重量比は0.05:99.95〜20:80である。
好ましい実施形態においては、上記化学変性方法は、エステル化反応および/またはエーテル化反応である。
本発明の別の局面によれば、多糖類ナノファイバー分散液が提供される。本発明の多糖類ナノファイバー分散液は、上記多糖類ナノファイバー分散液の製造方法により得られる。
本発明のさらに別の局面によれば、多糖類ナノファイバーが提供される。本発明の多糖類ナノファイバーは、上記多糖類ナノファイバー分散液から得られる。
本発明のさらに別の局面によれば、複合材料が提供される。本発明の複合材料は、上記多糖類ナノファイバーおよび樹脂を含む。
本発明の多糖類ナノファイバー分散液の製造方法は、下記式で表されるテトラアルキルアンモニウムアセテートおよび非プロトン性極性溶媒を含む溶液を用いて、多糖類含有原料に含まれる多糖類を膨潤および/または部分溶解する工程、および、該膨潤および/または部分溶解した多糖類を解繊する工程を含む。本発明の多糖類ナノファイバー分散液の製造方法は、好ましくは上記多糖類を化学変性および/または加水分解する工程をさらに含む。
本発明の多糖類ナノファイバー分散液の製造方法は、上記式で表される特定のテトラアルキルアンモニウムアセテートおよび非プロトン性極性溶媒を含む溶液を用いて、多糖類含有原料に含まれる多糖類を膨潤および/または部分溶解する工程を含む。このような溶液を用いることにより、多糖類の結晶形態に依存せず、また多糖類の前処理工程を経ることなく、多糖類を短時間で、かつ、均一に溶解することができる。また、このような溶液を用いることにより、容易に多糖類を膨潤および/または部分溶解させることができる。本発明の溶液は、陰イオンとして、ハロゲンを含まない。したがって、環境への負荷も低減することができる。
多糖類の解繊工程は、膨潤および/または部分溶解させた多糖類に任意の適切な手段により外力を加えることにより、行うことができ、例えば、機械せん断、粉砕、研磨、ホモジナイズ、超音波処理等が挙げられる。これらの手段は、単独で用いてもよく、2つ以上の手段を組み合わせて用いてもよい。多糖類の解繊工程は、他の工程と独立して行ってもよく、上記の多糖類を膨潤および/または部分溶解する工程と同時に行ってもよく、後述する多糖類を化学変性および/または加水分解する工程と同時に行ってもよい。本発明の製造方法では、多糖類を膨潤および/または部分溶解することにより、繊維間の結合が弱くなるため、より小さい外力で容易に解繊することができる。
本発明の多糖類ナノファイバー分散液の製造方法は、好ましくは化学変性および/または加水分解する工程をさらに含む。上記化学変性および/または加水分解工程により、多糖類ナノファイバーの結合剤として機能する非晶性物質を溶液に溶解させ、除去し得る。また、多糖類ナノファイバーを化学変性することにより、多糖類ナノファイバーに所望の特性を付与し得る。上記多糖類の膨潤および/または部分溶解工程で用いる溶液は、多糖類の反応溶媒としても好適に機能するものである。したがって、上記化学変性および/または加水分解工程を効率よく行うことができる。上記溶液を好適に用いることができる反応としては、例えば、エステル化反応、エーテル化反応、ハロゲン化反応等の誘導体化反応、および、加水分解反応(糖化反応)、加溶媒分解、酸化反応、グラフト化反応等が挙げられ、本発明の化学変性工程において、これらの反応を行い得る。また、本発明の溶液は均一反応系であるため、マイルドな条件で、かつ、短時間で多糖類を反応させることができ、多糖類の修飾率の制御、または、水酸基の選択修飾反応も可能である。
上記エステル化反応は、非晶性物質の水酸基の一部又は全てをエステル結合によって修飾する反応、および、多糖類ナノファイバーの表面の一部又は全ての水酸基をエステル化結合させる反応を含む。上記エステルは、適宜選択することができ、例えば、アセテート、アセテートプロピオネート、アセテートブチレート、フタレートが挙げられる。上記エステルは、1種のみでもよく、2種以上含まれていてもよい。
上記エーテル化反応は、非晶性物質の一部または全ての水酸基をエーテル結合させる反応、および、多糖類ナノファイバーの表面の一部又はすべての水酸基をエーテル結合によって封鎖し、多糖類エーテルに変換させる反応を含む。上記エーテルは、適宜選択することができ、例えば、炭素数1から10までのエーテル、具体的には、メチルエーテル、エチルエーテル、ブチルエーテル、プロピルエーテルが挙げられる。上記エーテルは、1種のみであってもよく、2種以上含まれていてもよい。
上記加水分解反応では、非晶性物質のエーテル結合またはβ−O−4結合が切断され、より溶解性の高い非晶性物質(例えば、オリゴ糖または単糖)に変換される。これにより、溶解性の高い非晶性物質をそれらの良溶媒を用いて洗浄することにより、容易に除去することができる。オリゴ糖または単糖の場合、例えば、水を用いて洗浄することにより容易に除去することができる。加水分解処理されたリグニンの場合、例えば、アセトン、メタノール、水を用いて洗浄することにより容易に除去することができる。上記加水分解は、加水分解触媒または加水分解酵素の存在下で行われ得る。本発明の加水分解処理は、好ましくは加水分解酵素の存在下で行われ得る。
本発明の製造方法は、さらに洗浄工程を含んでいてもよい。洗浄工程により、非晶性物質を多糖類ナノファイバー分散液から除くことができる。これにより、多糖類ナノファイバーの有する特性がより好適に発揮され得る。また、多糖類ナノファイバーの用途や所望の物性に応じて、テトラアルキルアンモニウムアセテートを洗浄工程により、多糖類ナノファイバー溶液から除いてもよい。上記化学変性した多糖類ナノファイバーが分散する溶液を、化学変性した物質を溶解可能な溶媒で洗浄することによって、多糖類ナノファイバーを分離することができる。洗浄に用いる溶媒は、各化学変性、または、加水分解に用いた化合物に応じて、適宜選択することができる。
本発明の多糖類ナノファイバー分散液は、上記の製造方法により得られる。上記の通り、本発明の製造方法に用いられる溶液は、より簡便に、かつ、高効率に多糖類ナノファイバーを製造することができる。また、本発明で用いる溶液は、反応溶媒としても好適に機能するものである。したがって、本発明の多糖類ナノファイバーは、所望の官能基を付与することにより、所望の特性を付与することができる。
本発明の多糖類ナノファイバーは、上記多糖類ナノファイバー分散液から得られる。上記多糖類ナノファイバー分散液から多糖類ナノファイバーを得る方法としては、任意の適切な方法を用いることができる。例えば、上記多糖類ナノファイバー分散液を遠心分離またはろ過し、得られた多糖類ナノファイバーを乾燥させることにより得られる。
本発明の多糖類ナノファイバーを含有する複合材料は、上記多糖類ナノファイバーおよび樹脂を含む。本発明の多糖類ナノファイバーは、例えば、任意の化学変性反応を経ることにより、より樹脂との相溶性を高め得る。例えば、上記化学変性工程において、エーテル化および/またはエステル化することにより、疎水性ポリマーとも好適に複合材料を形成し得る。本発明の複合材料は、任意の適切な方法で製造することができ、例えば、樹脂に上記多糖類ナノファイバーまたは上記多糖類ナノファイバー分散液を混合することにより得られる。本発明の複合材料は、樹脂の耐熱性、結晶性、強度、弾性率を向上することができる。本発明の多糖類ナノファイバーを含む複合材料の製造方法は、樹脂等に応じて、任意の適切な方法を用いることができ、例えば、溶融混合法または溶液混合法が挙げられる。
本発明の多糖類ナノファイバー分散液および多糖類ナノファイバーは、様々な用途に適用することができ、医療用材料、衣料、不織布、フィルター、フィルム、樹脂の補強材として好適に用いることができる。
なお、実施例および比較例で得られたセルロースナノファイバー分散液の固形分濃度は以下のようにして求めた。
(セルロースナノファイバー分散液の固形分濃度)
洗浄後のセルロースナノファイバー分散液を遠心分離機(日立工機社製、製品名:CR22GIII、回転速度:8000rpm)で25分間処理した後、上澄みを捨て、残った固形分(スラリー)の重量(WI)と該固形分の乾燥後の重量(W2)から下記式により固形分濃度を算出した。
固形分濃度(重量%)=W2/W1×100
200mlの三口フラスコに、ハサミで3mm角に切断したろ紙(東洋濾紙(株)製、ADVANTEC(登録商標)のFILTER PAPER)5.5g、N,N−ジメチルアセトアミド90gおよびテトラブチルアンモニウムアセテート10gを加え、磁性撹拌子で、55℃で12分間撹拌し、ろ紙に含まれるセルロースを膨潤させた。
次いで、撹拌後の溶液をペイントシェイカー(東洋精機社製、ペイントシェイカー用ビーズ:ジルコニアビーズ、Φ0.65mm)を用いて10分間振とうした。振とう後の溶液を遠心分離機(日立工機社製、製品名:CR22GIII、回転速度:8000rpm(4530g))で25分間処理し、溶液相に含まれるN,N−ジメチルアセトアミド、テトラブチルアンモニウムアセテートおよび不定形セルロースを除去した。遠心分離後、N,N−ジメチルアセトアミド95gおよびテトラブチルアンモニウムアセテート5gを加え、磁性撹拌子で10分間撹拌した。次いで、再度遠心分離を行い、溶液相を除去し、セルローススラリーを得た。得られたセルローススラリーに水を加え、N,N−ジメチルアセトアミドとテトラブチルアンモニウムアセテートが完全に除去されるまで、遠心分離を行い、セルロースナノファイバーを洗浄し、セルロースナノファイバーおよび水を含むセルロース分散液を得た。得られたセルロース分散液の固形分濃度は3.5重量%であった。
得られたセルロースナノファイバー分散液を105℃の送風乾燥機で5時間乾燥し、4.5gのセルロースナノファイバーを得た(セルロースナノファイバーの収率:約82重量%)。
得られたセルロースナノファイバーをFE−SEM(日本電子製、製品名:JSM−6700F、測定条件:20mA、60秒)で形態観察した。観察前に、セルロースナノファイバーをPtでコートして用いた。得られたセルロースナノファイバーの平均繊維径は約30nmであった。得られたセルロースナノファイバーのFE−SEM写真を図1に示す。
200mlの三口フラスコに、ハサミで3mm角に切断したろ紙(東洋濾紙(株)製、ADVANTEC(登録商標)のFILTER PAPER)5.5g、N,N−ジメチルアセトアミド90gおよびテトラブチルアンモニウムアセテート10gを加え、磁性撹拌子で、55℃で12分間攪拌し、ろ紙に含まれるセルロースを膨潤させた。
次いで、撹拌後の溶液に無水酢酸30gを加え、溶液の温度を70℃まで上昇させ、さらに30分間撹拌した。撹拌後、遠心分離機(日立工機社製、製品名:CR22GIII、回転速度:8000rpm)を用いて、25分間遠心分離し、溶液相に含まれるセルロースアセテート等の可溶化成分およびテトラブチルアンモニウムアセテートを除去し、セルローススラリーを得た。遠心分離後、セルローススラリーにN,N−ジメチルアセトアミドを加えて、セルロースナノファイバーを分散させ、再度遠心分離を行い、溶液相を除去した。これらの工程を可溶化成分、テトラブチルアンモニウムアセテートおよびN,N−ジメチルアセトアミドが完全に取り除かれるまで繰り返した。
可溶化成分等を除去した後、セルローススラリーにN,N−ジメチルアセトアミドを加え、ペイントシェーカー(東洋精機社製、ペイントシェイカー用ビーズ:ジルコニアビーズ、Φ0.65mm)を用いて10分間振とうした後、再度遠心分離を行い、溶液相を除いた。遠心分離後のセルローススラリーにN,N−ジメチルアセトアミドを加え、セルロースナノファイバー分散液を得た。得られたセルロース分散液の固形分濃度は2.9重量%であった。
得られたセルロースナノファイバー分散液を125℃の送風乾燥機で5時間乾燥し、4.3gのセルロースナノファイバーを得た(セルロースナノファイバーの収率:約78重量%)。
得られたセルロースナノファイバーをFE−SEM(日本電子製、製品名:JSM−6700F、測定条件:20mA、60秒)で形態観察した。観察前に、セルロースナノファイバーをPtでコートして用いた。得られたセルロースナノファイバーの平均繊維径は約30nmであった。得られたセルロースナノファイバーのIR分析により、セルロースナノファイバー表面の水酸基が修飾されていることを確認した。実施例2のセルロースナノファイバーのIRスペクトルを図2に示す。なお、図2には比較のため、実施例1のセルロースナノファイバーのIRスペクトルも併せて示す。
膨潤工程で用いる溶液として、N,N−ジメチルアセトアミド95gとテトラブチルアンモニウムアセテート5gを用いた以外は、実施例2と同様にして、セルロースナノファイバーを得た。得られたセルロースナノファイバー分散液の固形分濃度は、3.3重量%であった。
得られたセルロースナノファイバー分散液を実施例2と同様にして乾燥し、4.8gのセルロースナノファイバーを得た(セルロースナノファイバーの収率:約87重量%)。
得られたセルロースナノファイバーを実施例2と同様にしてFE−SEMで形態観察したところ、平均繊維径は約30nmであった。
使用したろ紙を10gとした以外は、実施例2と同様にしてセルロースナノファイバーを得た。得られたセルロースナノファイバー分散液の固形分濃度は、3.5重量%であった。
得られたセルロースナノファイバー分散液を実施例2と同様にして乾燥し、4.6gのセルロースナノファイバーを得た(セルロースナノファイバーの収率:約84重量%)。
得られたセルロースナノファイバーを実施例2と同様にしてFE−SEMで形態観察したところ、平均繊維径は約50nmであった。
多糖類の膨潤工程で用いる非プロトン性極性溶媒として、N,N−ジメチルアセトアミドに代えてジメチルスルホキシドを用いた以外は、実施例4と同様にして、セルロースナノファイバー分散液を得た。得られたセルロースナノファイバー分散液の固形分濃度は、2.8重量%であった。
得られたセルロースナノファイバー分散液を実施例2と同様にして乾燥し、4.1gのセルロースナノファイバーを得た(セルロースナノファイバーの収率:約75重量%)。
得られたセルロースナノファイバーを実施例2と同様にしてFE−SEMで形態観察した。得られたセルロースナノファイバーの平均繊維径は約35nmであった。
ろ紙に代えてリンターパルプを用いた以外は、実施例2と同様にして、セルロースナノファイバー分散液を得た。得られたセルロースナノファイバー分散液の固形分濃度は、2.6重量%であった。
得られたセルロースナノファイバー分散液を実施例2と同様にして乾燥し、4.0gのセルロースナノファイバーを得た(セルロースナノファイバーの収率:約73重量%)。
得られたセルロースナノファイバーを実施例2と同様にしてFE−SEMで形態観察した。得られたセルロースナノファイバーの平均繊維径は約20nmであった。
Claims (9)
- 下記式で表されるテトラアルキルアンモニウムアセテートおよび非プロトン性極性溶媒を含む溶液を用いて多糖類含有原料に含まれる多糖類を膨潤および/または部分溶解する工程、および
該膨潤および/または部分溶解した多糖類を解繊する工程、を含む多糖類ナノファイバー分散液の製造方法:
- 前記多糖類を化学変性および/または加水分解する工程をさらに含む、請求項1に記載の多糖類ナノファイバー分散液の製造方法。
- 前記テトラアルキルアンモニウムアセテートがテトラブチルアンモニウムアセテートである、請求項1または2に記載の多糖類ナノファイバー分散液の製造方法。
- 前記非プロトン性極性溶媒のドナー数が20〜50である、請求項1から3のいずれかに記載の多糖類ナノファイバー分散液の製造方法。
- 前記非プロトン性極性溶媒がアミド系溶媒、スルホキシド系溶媒、および、ピリジン系溶媒から選択される少なくとも1種である、請求項1から4のいずれかに記載の多糖類ナノファイバー分散液の製造方法。
- 前記非プロトン性極性溶媒がN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジエチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチル−2−ピロリドン、N,N’−ジメチルプロピレン尿素、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、テトラメチル尿素、テトラエチル尿素、ピリジンおよび4−メチルピリジン、ならびに、これらの誘導体からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1から5のいずれかに記載の多糖類ナノファイバー分散液の製造方法。
- 前記多糖類がセルロースまたはキチンである、請求項1から6のいずれかに記載の多糖類ナノファイバー分散液の製造方法。
- 前記テトラアルキルアンモニウムアセテートと非プロトン性極性溶媒の重量比が0.05:99.95〜20:80である、請求項1から7のいずれかに記載の多糖類ナノファイバー分散液の製造方法。
- 前記化学変性方法がエステル化反応および/またはエーテル化反応である、請求項2に記載の多糖類ナノファイバー分散液の製造方法。
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