JP5875079B2 - 光ファイバホルダ - Google Patents

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Description

本発明は、複数本の光ファイバ心線を整列して把持する工具に関するものである。
光ファイバケーブルに実装される光ファイバ心線として、従来より、図1に示すように単心の光ファイバ心線1を複数本(ここでは4本)、平面状に並べ、その外周に樹脂2を施すことでテープ状に一体化した光ファイバテープ心線3が用いられている(例えば非特許文献1参照)。このような光ファイバテープ心線3同士は多心一括光ファイバ融着機により一括接続が可能であるため、光ファイバケーブル同士の接続作業を効率的に行うことが可能である。
近年、光ファイバケーブルに高密度実装するため、従来とは異なる形態の光ファイバテープ心線である間欠接着形光ファイバテープ心線(以下、簡単のために間欠光ファイバテープと称する。)が提案されている(例えば非特許文献2、特許文献1参照)。
図2に間欠光ファイバテープ4の上面図を示す。この間欠光ファイバテープ4は、光ファイバ心線1同士を一体化するための樹脂5を部分的に配置した構造である。すなわち、第1の光ファイバ心線(1番心線)と第2の光ファイバ心線(2番心線)、第3の光ファイバ心線(3番心線)と第4の光ファイバ心線(4番心線)がそれぞれ接着されている部分Aの次に、第2の光ファイバ心線と第3の光ファイバ心線が接着されている部分Bがあり、順次A、B、A、B……と部分的に樹脂5によって接着された部分が間欠光ファイバテープ4の長手方向に続く構造となっている。
前述した光ファイバテープ心線3または間欠光ファイバテープ4を、例えば現在用いられている融着機で一括接続する場合、当該光ファイバテープ心線3または間欠光ファイバテープ4をセットするための光ファイバホルダが用いられる。光ファイバホルダは複数本の光ファイバ心線1を突き出し量を揃えて平面状に並べ、そのまま把持・固定することができ、高精度で再現性の高い接続が可能となる。
間欠光ファイバテープ4は、その構造上、光ファイバ心線1間に接着されていない部分が存在し、この部分に指等が引っかかると樹脂5の一部が分離され、図3に示すように端末部分の光ファイバ心線1がばらばらになることがある。この結果、平面上に並べられた光ファイバ心線1の順序が入れ替わる(6)という問題があり、このように分離した間欠光ファイバテープ4を一括接続する際には、光ファイバ心線1の順序を整列させた上で光ファイバホルダにセットする必要がある。光ファイバ心線1の整列とは、光ファイバ心線1の順序を間欠光ファイバテープ4として一体化していた際の順序と同一にすることである。
光ファイバ心線1を整列させるには、例えば間欠光ファイバテープ4が樹脂5によって一体化されている部分から指で押さえ、当該指を間欠光ファイバテープ4に対してその長手方向に横滑りさせ、さらに光ファイバ心線1の端部まで移動させる方法がある。しかし、この方法では、整列された間欠光ファイバテープ4を固定するために光ファイバホルダに収納する際、一旦、指を光ファイバ心線1から離す必要があるため、光ファイバ心線1の順序が再度、入れ替わるおそれがある。光ファイバ心線1の順序が再度入れ替わってしまった場合には、光ファイバ心線1の整列を再度行わなければならず、作業効率が悪化するという問題があった。
このように従来の光ファイバホルダでは、光ファイバ心線1の順序を確実に維持したまま固定することができず、効率的な一括接続作業ができないという課題があった。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、間欠光ファイバテープにおける整列した各光ファイバ心線の順序を維持しつつ、光ファイバ心線を確実に把持・固定できる光ファイバホルダの提供を目的とする。
本発明は、前記目的を達成するため、
単心の光ファイバ心線を複数本、長手方向に間欠的に接着することで一体化してなる間欠接着形光ファイバテープ心線の各光ファイバ心線を整列して把持・固定する光ファイバホルダであって、
間欠接着形光ファイバテープ心線をその長手方向に摺動自在に収納可能な溝を有する本体と、
前記本体の溝が設けられた面に対してそれぞれヒンジ部を介して開閉自在に取り付けられた第1および第2の蓋体と、
前記第2の蓋体における前記本体の溝と向かい合う面に取り付けられた滑り止め部とを少なくとも具備し、
光ファイバ心線の外径がdであるとき、閉じた状態の前記第1の蓋体の前記本体に対向する面と前記本体の溝の底面との間隙h1をd≦h1<2dとし、閉じた状態の前記滑り止め部の前記本体に対向する面と前記本体の溝の底面との間隙h2をh2<dとし、
当該光ファイバホルダへ間欠接着形光ファイバテープ心線を固定している間に発生する最大引張荷重をW、前記滑り止め部と間欠接着形光ファイバテープ心線との間の静摩擦係数をμ、前記第2の蓋体が閉じた状態で前記滑り止め部が間欠接着形光ファイバテープ心線へ加える垂直荷重をN、間欠接着形光ファイバテープ心線を構成する光ファイバ心線の本数をn、該光ファイバ心線の引張強度をTとした時、W<μN<nTを満たすように前記静摩擦係数μおよび前記垂直荷重Nを設定した
ことを特徴とする。
また、本発明では、前記目的を達成するため、
単心の光ファイバ心線を複数本、長手方向に間欠的に接着することで一体化してなる間欠接着形光ファイバテープ心線の各光ファイバ心線を整列して把持・固定する光ファイバホルダであって、
間欠接着形光ファイバテープ心線をその長手方向に摺動自在に収納可能で且つ外部から加わる力に応じてその深さが変化する溝を有する本体と、
前記本体の溝が設けられた面に対してヒンジ部を介して開閉自在に取り付けられた蓋体と、
前記蓋体に取り付けられ、当該蓋体が閉じた状態で外部から加わる力を前記本体の溝に対して伝達可能な把持解除部と、
前記蓋体における前記本体の溝と向かい合う面に取り付けられた滑り止め部とを少なくとも具備し、
光ファイバ心線の外径がdであるとき、閉じた状態で且つ前記把持解除部に外部からの力が加わったときの前記滑り止め部の前記本体に対向する面と前記本体の溝の底面との間隙h3をd≦h3<2dとし、閉じた状態で且つ前記把持解除部に外部からの力が加わらないときの前記蓋体の滑り止め部の前記本体に対向する面と前記本体の溝の底面との間隙h4をh4<dとし、
当該光ファイバホルダへ間欠接着形光ファイバテープ心線を固定している間に発生する最大引張荷重をW、前記滑り止め部と間欠接着形光ファイバテープ心線との間の静摩擦係数をμ、前記蓋体が閉じた状態で且つ前記把持解除部に外部からの力が加わらないときに前記滑り止め部が間欠接着形光ファイバテープ心線へ加える垂直荷重をN、間欠接着形光ファイバテープ心線を構成する光ファイバ心線の本数をn、該光ファイバ心線の引張強度をTとした時、W<μN<nTを満たすように前記静摩擦係数μおよび前記垂直荷重Nを設定した
ことを特徴とする。
本発明によれば、間欠光ファイバテープの一括接続を行う際に、光ファイバ心線の整列と固定を容易に行うことが可能となる。
従来の光ファイバテープ心線の一例を示す断面図 間欠接着形光ファイバテープ心線の一例を示す上面図 間欠接着形光ファイバテープ心線における光ファイバ心線の順序の入れ替わりの説明図 本発明の光ファイバホルダの第1の実施の形態を示す上面図 本発明の光ファイバホルダの第1の実施の形態を示す図4a−a線およびb−b線の断面図 本発明の光ファイバホルダによる間欠接着形光ファイバテープ心線の各光ファイバ心線の整列・固定のようすを示す説明図 本発明の光ファイバホルダの第2の実施の形態を示す上面図 本発明の光ファイバホルダの第2の実施の形態を示す光ファイバ心線の固定状態および解除状態の断面図 間欠接着形光ファイバテープ心線を溝に収納した際の第1の実施の形態の光ファイバホルダの断面図 間欠接着形光ファイバテープ心線を溝に収納した際の第2の実施の形態の光ファイバホルダの断面図 滑り止め部に柔軟な凝着力のある素材を使用した光ファイバホルダの断面図
<第1の実施の形態>
図4および図5は本発明の光ファイバホルダの第1の実施の形態を示すもので、図4はその上面図、図5(a)(b)は図4a−a線およびb−b線の断面図をそれぞれ示す。
図4および図5に示すように、光ファイバホルダ10は、間欠光ファイバテープ4をその長手方向に摺動自在に収納可能な溝11を有する本体12と、本体12の溝11が設けられた面に対してそれぞれヒンジ部13,14を介して開閉自在に取り付けられた第1の蓋体および第2の蓋体(以下、整列部および把持部)15,16と、把持部16における本体12の溝11と向かい合う面に取り付けられた滑り止め部17と、閉じた状態の整列部15および把持部16を本体12に固定するための手段、ここではマグネット18とから構成されている。なお、マグネット18は適宜省略または変更しても良い。
図5の断面図に示すように、整列部15および把持部16は本体12と独立に、本体12の一端においてヒンジ部13および14で固定され、溝11に対して略直交する方向に回転し、開閉できる。把持部16を閉じた状態とすることで、間欠光ファイバテープ4は滑り止め部17と溝11の底面とによって挟み込まれるため、間欠光ファイバテープ4の固定が可能である。一方、把持部16を開いた状態とし、整列部15を閉じた状態とすることで、光ファイバ心線1の順序を維持したまま光ファイバホルダ10を間欠光ファイバテープ4に対し、その端部方向へ横滑りさせることができる。
このような構造によって、簡易な光ファイバ心線1の整列および整列した光ファイバ心線1の順序を確実に維持した固定が可能となる。光ファイバホルダ10への間欠光ファイバテープ4の固定後、従来の手法通り、間欠光ファイバテープ4を固定したまま光ファイバ心線1の被覆を除去し、融着機等により一括接続を行う。
ここで、図6に示した光ファイバ心線1の整列を行う際の光ファイバホルダ10の上面図を用いて光ファイバ心線1の整列の手順を説明する。
まず、図6(a)に示すように整列部15および把持部16を開け、間欠光ファイバテープ4が分離していない領域を本体12の溝11に収め、整列部15を閉じる。次に、図6(b)に示すように間欠光ファイバテープ4の左端を持ち、光ファイバホルダ10を間欠光ファイバテープ4に対し、その端部近くまで横滑りさせる。最後に、図6(c)に示すように把持部16を閉じることで、光ファイバ心線1が整列された状態で間欠光ファイバテープ4が光ファイバホルダ10に固定される。
<第2の実施の形態>
図7および図8は本発明の光ファイバホルダの第2の実施の形態を示すもので、図7はその上面図、図8(a)(b)は光ファイバ心線の固定状態および非固定(解除)状態の断面図をそれぞれ示す。
図7および図8に示すように、光ファイバホルダ20は、間欠光ファイバテープ4をその長手方向に摺動自在に収納可能で且つ外部から加わる力に応じてその深さが変化する溝21を有する本体22と、本体22の溝21が設けられた面に対してヒンジ部23を介して開閉自在に取り付けられた蓋体(以下、整列部兼把持部)24と、整列部兼把持部24に取り付けられ、整列部兼把持部24が閉じた状態で外部から加わる力を本体22の溝21に対して伝達可能な把持解除部25と、整列部兼把持部24における本体22の溝21と向かい合う面に取り付けられた滑り止め部26と、閉じた状態の整列部兼把持部24を本体22に固定するための手段、ここではマグネット27とから構成されている。なお、マグネット27は適宜省略または変更しても良い。
図8の断面図に示すように、溝21はその底面の下部にバネなどの外部から加わる力に応じて厚みが変化する(力が加わったときは厚みが減少し、加わった力がなくなったときは厚みが元に戻る)弾性部材21aを有し、整列部兼把持部24を閉じることによって溝21の底面が光ファイバ心線1へ押し付けられるようになっている。また、把持解除部25は、例えばコの字型の断面形状を有しており、その2つの開放辺が、整列部兼把持部24の滑り止め部26の両側に設けられた2つのスリット部24aにそれぞれ差し込まれ、滑り止め部26に対して略平行移動可能に整列部兼把持部24に取り付けられる。これにより、整列部兼把持部24を閉じた状態において、把持解除部25の結合辺を整列部兼把持部24側へ押圧すると、その2つの開放辺の先端が溝21の底面を押し下げ、滑り止め部26と溝21の底面との間隙が大きくなる構造となっている。
本光ファイバホルダ20を用いて間欠光ファイバテープ4を固定するまでの具体的な手順は、整列部兼把持部24を開け、間欠光ファイバテープ4が分離していない領域を本体22の溝21に収め、整列部兼把持部23を閉じた後、把持解除部25を押し下げて滑り止め部26と溝21の底面との間隙が大きくし、この状態で光ファイバホルダ20を間欠光ファイバテープ4に対して横滑りさせることで光ファイバ心線1の整列を行い、把持解除部25の押し下げを解除することで光ファイバ心線1の固定を行うというものになる。これにより、整列部兼把持部24は第1の実施の形態における整列部および把持部としての機能を兼ね備えることとなり、光ファイバホルダの低廉化、小型化、作業性の向上が可能となる。
ここで、第1の実施の形態において、光ファイバ心線1の外径がdであるとき、図9(a)に示すように、閉じた状態の整列部15の本体12に対向する面と溝11の底面との間にできる間隙h1をd以上とすることで、整列部15を間欠光ファイバテープ4に対して滑らかに横滑りさせることが可能となり、また、h1をdの2倍未満とすることで光ファイバ心線1の入れ替わりを防ぐことが可能となる。例えば、一般的に広く用いられている外径0.25mmの光ファイバ心線1の場合、h1を0.25mm以上0.5mm未満とすることで滑らかにかつ確実に光ファイバ心線1の整列を行うことが可能となる。
なお、把持部16による光ファイバ心線1の確実な把持・固定を行うためには、図9(b)に示すように、閉じた状態の把持部16の滑り止め部17の本体12に対向する面と溝11の底面との間隙h2をd未満とする必要がある。
同様に、第2の実施の形態において、光ファイバ心線1の外径がdであるとき、図10(a)に示すように、閉じた状態で且つ把持解除部25に外部からの力が加わったときの整列部兼把持部24の滑り止め部26の本体22に対向する面と溝21の底面との間隙h3をd以上とすることで、整列部兼把持部24を間欠光ファイバテープ4に対して滑らかに横滑りさせることが可能となり、また、h3を外径dの2倍未満とすることで光ファイバ心線1の入れ替わりを防ぐことが可能となる。前記同様に、例えば、一般的に広く用いられている外径0.25mmの光ファイバ心線1の場合、h3を0.25mm以上0.5mm未満とすることで滑らかにかつ確実に光ファイバ心線1の整列を行うことが可能となる。
なお、整列部兼把持部24による光ファイバ心線1の確実な把持・固定を行うためには、図10(b)に示すように、閉じた状態で且つ把持解除部25に外部からの力が加わらないときの整列部兼把持部24の滑り止め部26の本体22に対向する面と溝21の底面との間隙h4をd未満とする必要がある。
また、滑り止め部17または26と間欠光ファイバテープ4との間で得られる摩擦力は、間欠光ファイバテープ4の引張強度より小さく、光ファイバホルダへ間欠光ファイバテープ4を固定している間に発生する最大引張荷重Wより大きくなくてはならない。ここで、Wは、間欠光ファイバテープ4の被覆除去時または融着接続後のスクリーニングテスト時に発生する引張荷重のうち大きい方である。
さらに、滑り止め部17または26と間欠光ファイバテープ4との間の静摩擦係数をμ、滑り止め部17または26が間欠光ファイバテープ4へ加える垂直荷重をN、間欠光ファイバテープ4を構成する光ファイバ心線1の本数をn、光ファイバ心線1の引張強度をTとすると、滑り止め部17または26と間欠光ファイバテープ4との間で得られる摩擦力はμNとなり、間欠光ファイバテープ4の引張強度はnTとなる。この時、摩擦力μNがW<μN<nTを満たすとき、光ファイバ心線1を破断させることなく、かつ一括融着接続の際にも間欠光ファイバテープ4を固定することができる。
一般的に(例えば非特許文献3参照)、光ファイバ心線1の被覆除去時の引張荷重は最大8.9[N]、スクリーニング時の引張荷重は8.8[N]、光ファイバ心線1の引張強度は48.5[N]であるので、間欠光ファイバテープ4を構成する光ファイバ心線1の本数を4本とすれば、35.6(=8.9×4)<μN<194(=48.5×4)[N]を満たすμおよびNとすることで光ファイバ心線1を破断させることなく、かつ確実に間欠光ファイバテープ4を固定し、間欠光ファイバテープの被覆除去および融着による一括接続を行うことができる。なお、ここでのnは4本に限定されるものではない。
さらに、滑り止め部17または26はより大きな固定力を得るために材質や形状を適宜変更することが可能である。例えば、図11に示すように柔らかく変形し易い材質からなる滑り止め部17’を用いることで、間欠光ファイバテープ4と滑り止め部17’との接触面積が大きくなり、より大きな摩擦力を得ることができる。また、例えば、滑り止め部17’を凝着性または粘着性のある材質とすることで、凝着力または粘着力を得ることができる。つまり、光ファイバ心線1と滑り止め部17’において、間欠光ファイバテープ4へのより大きな固定力を得ることが可能となる。
なお、光ファイバテープ心線3および間欠光ファイバテープ4における各光ファイバ心線1は、実際には互いにほぼ接触した状態で実装されているが、図1および図2では分かり易くするため、各光ファイバ心線1を離して描いている。また、図3および図6では図面を簡単にするため、各光ファイバ心線1を1本の線で描いている。
1:光ファイバ心線、2,5:樹脂、3:光ファイバテープ心線、4:間欠接着形光ファイバテープ心線(間欠光ファイバテープ)、10,20:光ファイバホルダ、11,21:溝、12,22:本体、13,14,23:ヒンジ部、15:整列部(第1の蓋体)、16:把持部(第1の蓋体)、17,17’,26:滑り止め部、18,27:マグネット、21a:弾性部材、24:整列部兼把持部(蓋体)、24a:スリット部、25:把持解除部。
特許第4619424号公報
電子情報通信学会総合大会講演論文集、通信(2)、B-1062、1996年、pp.494 電子情報通信学会技術研究報告、第110巻、第397号(OFT2010-49)、2011年、pp.9-14 JIS C 6835:2012「石英系シングルモード光ファイバ心線」、pp.4

Claims (3)

  1. 単心の光ファイバ心線を複数本、長手方向に間欠的に接着することで一体化してなる間欠接着形光ファイバテープ心線の各光ファイバ心線を整列して把持・固定する光ファイバホルダであって、
    間欠接着形光ファイバテープ心線をその長手方向に摺動自在に収納可能な溝を有する本体と、
    前記本体の溝が設けられた面に対してそれぞれヒンジ部を介して開閉自在に取り付けられた第1および第2の蓋体と、
    前記第2の蓋体における前記本体の溝と向かい合う面に取り付けられた滑り止め部とを少なくとも具備し、
    光ファイバ心線の外径がdであるとき、閉じた状態の前記第1の蓋体の前記本体に対向する面と前記本体の溝の底面との間隙h1をd≦h1<2dとし、閉じた状態の前記滑り止め部の前記本体に対向する面と前記本体の溝の底面との間隙h2をh2<dとし、
    当該光ファイバホルダへ間欠接着形光ファイバテープ心線を固定している間に発生する最大引張荷重をW、前記滑り止め部と間欠接着形光ファイバテープ心線との間の静摩擦係数をμ、前記第2の蓋体が閉じた状態で前記滑り止め部が間欠接着形光ファイバテープ心線へ加える垂直荷重をN、間欠接着形光ファイバテープ心線を構成する光ファイバ心線の本数をn、該光ファイバ心線の引張強度をTとした時、W<μN<nTを満たすように前記静摩擦係数μおよび前記垂直荷重Nを設定した
    ことを特徴とする光ファイバホルダ。
  2. 単心の光ファイバ心線を複数本、長手方向に間欠的に接着することで一体化してなる間欠接着形光ファイバテープ心線の各光ファイバ心線を整列して把持・固定する光ファイバホルダであって、
    間欠接着形光ファイバテープ心線をその長手方向に摺動自在に収納可能で且つ外部から加わる力に応じてその深さが変化する溝を有する本体と、
    前記本体の溝が設けられた面に対してヒンジ部を介して開閉自在に取り付けられた蓋体と、
    前記蓋体に取り付けられ、当該蓋体が閉じた状態で外部から加わる力を前記本体の溝に対して伝達可能な把持解除部と、
    前記蓋体における前記本体の溝と向かい合う面に取り付けられた滑り止め部とを少なくとも具備し、
    光ファイバ心線の外径がdであるとき、閉じた状態で且つ前記把持解除部に外部からの力が加わったときの前記滑り止め部の前記本体に対向する面と前記本体の溝の底面との間隙h3をd≦h3<2dとし、閉じた状態で且つ前記把持解除部に外部からの力が加わらないときの前記蓋体の滑り止め部の前記本体に対向する面と前記本体の溝の底面との間隙h4をh4<dとし、
    当該光ファイバホルダへ間欠接着形光ファイバテープ心線を固定している間に発生する最大引張荷重をW、前記滑り止め部と間欠接着形光ファイバテープ心線との間の静摩擦係数をμ、前記蓋体が閉じた状態で且つ前記把持解除部に外部からの力が加わらないときに前記滑り止め部が間欠接着形光ファイバテープ心線へ加える垂直荷重をN、間欠接着形光ファイバテープ心線を構成する光ファイバ心線の本数をn、該光ファイバ心線の引張強度をTとした時、W<μN<nTを満たすように前記静摩擦係数μおよび前記垂直荷重Nを設定した
    ことを特徴とする光ファイバホルダ。
  3. 前記最大引張荷重Wは、前記間欠光ファイバテープの被覆除去時に発生する引張荷重、または、前記間欠接着形光ファイバテープ心線を他の間欠接着形光ファイバテープ心線に融着接続した後のスクリーニングテスト時に発生する引張荷重のうち大きい方である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光ファイバホルダ。
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