JP5874557B2 - 評価表示システム、方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、車両の燃費の評価を表示する評価表示システム、方法およびプログラムに関する。
従来、車両の燃費を改善させるための表示を行う各種の技術が開発されている。例えば、特許文献1においては、過去の走行における燃費の評価(良、中間、悪等)を地図上にて地点または路線毎に表示し、車両の現在位置における現在の燃費の評価を併せて表示する技術が開示されている。
特開2002−350152号公報
上述した従来技術においては、今回の走行における燃費の評価と過去の走行における燃費の評価とに基づいて有意な比較をすることが困難であった。すなわち、特許文献1に開示された技術においては、過去の走行における燃費の評価が地点毎に表示されるものの、今回の走行における燃費の評価は現在位置における瞬間値が表示されるのみである。そして、消費燃料を抑制するために運転中に運転者が継続的に瞬間値に留意することは事実上不可能であり、今回の燃費が継続的に良好であったのか否かを判断できない。従って、特許文献1に開示された技術において、運転中に過去の走行における燃費の評価と今回の走行における燃費の評価とを継続的に対比することができず、今回の走行における燃費が過去に対して継続的に改善しているか否か、すなわち、現在の運転が継続的に消費燃料を抑制する運転であるか否かを判断することは極めて困難であった。
継続的な燃費の改善度合いを過去の走行と今回の走行との双方について認識させるためには、過去の走行における燃費の評価と今回の走行における燃費の評価とを継続的に対比する必要がある。しかし、過去の走行と今回の走行とでは燃費の評価を行うための情報を取得した位置が必ずしも一致しない。例えば、過去の走行と今回の走行とにおいて、単位区間毎に燃費を評価する構成において、過去の走行と今回の走行とで単位区間の開始位置と終了位置とを一致させることは困難である。
本発明は、前記課題にかんがみてなされたもので、過去の走行における燃費を評価する区間と今回の走行における燃費を評価する区間とが異なる場合であっても、ユーザに違和感を与えることなく燃費の対比を伝達する技術を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明においては、車両の今回の走行における燃費を当該今回の走行を評価するための単位区間である今回単位区間毎に評価した今回評価を取得し、過去の走行における車両の燃費を当該過去の走行を評価するための単位区間である過去単位区間毎に評価した過去評価を取得する。そして、評価対象となる過去単位区間における過去評価よりも当該評価対象となる過去単位区間に対応する今回単位区間における今回評価の方が良い評価である場合に評価が改善したことを示す案内を行う。
すなわち、評価対象となる過去単位区間と、当該過去単位区間に対応する今回単位区間とを比較することによって今回評価が改善したか否かの判定を行う。この構成によれば、過去の走行における燃費を評価する過去単位区間と今回の走行における燃費を評価する今回単位区間とが一致していない場合であっても、今回の走行と過去の走行とで対比すべき区間の評価同士を対比した結果、評価が改善した場合に案内されることになり、ユーザに違和感を与えることなく燃費の対比を伝達することができる。
今回評価取得手段は、車両の今回の走行における燃費を今回の走行を評価するための単位区間である今回単位区間毎に示す今回評価を取得することができればよい。すなわち、今回の走行において走行済の区間上に今回単位区間を定義し、今回の走行において今回単位区間毎に燃費を評価するための情報を取得し、当該情報に基づいて車両の燃費を評価して今回評価とすることができればよい。過去評価取得手段は、今回の走行よりも過去の走行における車両の燃費の評価を過去の走行を評価するための単位区間である過去単位区間毎に示す過去評価を取得することができればよい。すなわち、過去の走行において走行済の区間上に過去単位区間を定義し、過去の走行において過去単位区間毎に燃費を評価するための情報を取得し、当該情報に基づいて車両の燃費を評価して過去評価とすることができればよい。
なお、以上のような今回評価および過去評価が示す燃費の評価は、燃費を変化させるための指針となる情報であれば良く、燃費の値を示す情報(例えば、今回単位区間内の平均値や過去単位区間内の平均値を示す情報)であっても良いし、基準の燃費と今回の燃費とを比較した結果や基準の燃費と過去の燃費とを比較した結果を示す情報(例えば、基準燃費との相対関係を示す情報)であっても良いし、燃費を改善させるための運転操作の有無を評価する情報(例えば、燃費改善に寄与する運転操作の頻度を示す情報)であっても良い。さらに、今回単位区間や過去単位区間内で燃費を悪化させるような運転操作(運転者による操作)や運転動作(車両の加減速等)が行われたことを示す情報であってもよい。
ここで、今回単位区間および過去単位区間は、燃費に関する評価の結論を導くための区間であればよく、一定距離の区間を今回単位区間および過去単位区間とする構成等を採用可能である。ただし、今回単位区間と過去単位区間とはそれぞれの走行において定義されるため、一致するとは限らない。すなわち、予め決められた規則によって今回単位区間および過去単位区間が決められるとしても、今回の走行と過去の走行とにおいて両者が完全に一致するように単位区間を定義することは困難である。このため、今回単位区間および過去単位区間がずれている状況が発生し得る。しかし、本発明においては、評価対象となる過去単位区間に対応する今回単位区間において評価が改善した場合に案内を行う構成となっているため、今回単位区間と過去単位区間とが一致しない場合であっても評価対象となる過去単位区間の評価が改善したことを違和感なくユーザに伝達することができる。
評価改善案内手段は、評価対象となる過去単位区間における過去評価よりも当該評価対象となる過去単位区間に対応する今回単位区間における今回評価の方が良い評価である場合に評価が改善したことを示す案内を行うことができればよい。すなわち、評価対象となる過去単位区間での過去の走行における燃費の悪化原因が、今回の走行においては当該過去単位区間で再発しなかった場合に、評価が改善したことを示す案内を行うことができればよい。
なお、評価対象となる過去単位区間に対応する今回単位区間は、評価対象となる過去単位区間で燃費の悪化原因が発生している場合において、今回の走行で当該燃費の悪化原因が再発しているか否かを判定することができるように定義されていればよい。このための構成としては、種々の構成が採用可能であり、例えば、評価対象となる過去単位区間から所定距離以内に存在する今回単位区間を、評価対象となる過去単位区間に対応する今回単位区間としてもよいし、評価対象となる過去単位区間に少なくとも一部が重複する今回単位区間を、評価対象となる過去単位区間に対応する今回単位区間としても良く、種々の構成を採用可能である。
過去評価よりも今回評価が改善しているか否の判定は、過去評価と今回評価とを直接的に比較することによって行っても良いし、間接的に比較することによって行ってもよい。後者としては、過去評価と今回評価とを同一の基準で規定するとともに過去評価が当該基準より悪い評価であり今回評価が当該基準より良い評価であることを判定する構成等を採用可能である。いずれにしても、評価が改善したことによって過去の走行よりも今回の走行の方が燃費の良くなる運転操作であったと見なすことができればよい。評価が改善したことを示す案内としては、種々の態様を採用可能であり、音声案内であってもよいし画像等による視覚的な案内であってもよい。
今回単位区間と過去単位区間とは各種の定義が可能であるが、その例として、今回の走行における出発地から一定距離毎に今回単位区間を定義し、過去の走行における出発地から一定距離毎に過去単位区間を定義する構成としても良い。この構成によれば、今回の走行、過去の走行の双方において出発地からの走行開始後に今回単位区間と過去単位区間とを定義することが可能になるため、今回の走行中に単位区間毎の燃費の評価を利用する構成とすることができる。例えば、今回の走行中に単位区間毎の燃費の評価を表示部に表示する構成とすることができる。
すなわち、今回の走行において任意の経路が選択され得る状態においては今回単位区間と過去単位区間を常に一致させることはできないため、今回の走行中において単位区間毎の燃費の評価を逐次取得していくためには、過去の走行と今回の走行とにおいて別個に単位区間を定義する必要が生じる。そこで、今回の走行と過去の走行とのそれぞれにおいて出発地から一定距離毎に今回単位区間、過去単位区間をそれぞれ定義すれば、走行中に単位区間毎の燃費の評価を利用することが可能になる。ところが、この構成においては、今回単位区間と過去単位区間とが必ずしも一致しない。そこで、評価対象となる過去単位区間に対応する今回単位区間において評価が改善した場合に案内を行う構成とすれば、今回の走行中に単位区間毎の燃費の評価を利用することが可能であり、かつ、ユーザに違和感を与えることなく燃費の対比を伝達することが可能な構成を提供することができる。
さらに、表示部に地図を表示するとともに、地図上の過去単位区間内の過去評価表示位置に過去評価を表示し、地図上の今回単位区間内の今回評価表示位置に今回評価を表示する構成としてもよい。この構成によれば、運転者は走行中に過去単位区間毎の過去評価と今回単位区間毎の今回評価とを明確に認識することができる。なお、過去評価表示位置および今回評価表示位置は、各単位区間内の位置として予め規定されていれば良く、例えば、各単位区間の中央の位置を過去評価表示位置および今回評価表示位置とする構成等を採用可能である。
各単位区間内の表示位置に過去評価や今回評価を表示する構成において、さらに、過去単位区間の過去評価表示位置から一定距離(過去単位区間および今回単位区間の長さ(以下、単位区間長と呼ぶ)に相当)以内の範囲に今回評価表示位置が含まれる今回単位区間を、評価対象となる過去単位区間に対応する今回単位区間とする構成としてもよい。すなわち、過去単位区間の過去評価表示位置から単位区間長以内の範囲に今回評価表示位置が含まれる今回単位区間において過去評価に対して今回評価が改善している場合に、過去の燃費悪化原因が解消したと見なし、評価の改善があったことを案内する構成とする。この構成によれば、評価対象となる過去単位区間の過去評価表示位置から単位区間長以内の範囲という比較的限られた範囲内に今回評価表示位置が存在することに起因して、表示部上で評価の改善の有無が対比され得る状態となっている位置に今回評価が評価される今回単位区間を対比の対象とすることができる。
なお、各単位区間の中央の位置を過去評価表示位置および今回評価表示位置とする構成においては、大半の場合には過去評価表示位置から単位区間長以内の範囲に少なくとも2個の今回評価表示位置が存在する。このため、今回単位区間と過去単位区間とが必ずしも一致せず、両者にずれが生じた場合であっても、評価対象となる過去単位区間の近傍に存在する今回単位区間を、評価対象となる過去単位区間に対応する今回単位区間として定義することができる。
さらに、過去評価表示位置から単位区間長以内の範囲に今回評価表示位置が含まれる今回単位区間の中で、車両が最初に退出した今回単位区間と車両が2番目に退出した今回単位区間とを、評価対象となる過去単位区間に対応する今回単位区間とする構成を採用してもよい。すなわち、今回単位区間の経済走行割合に基づいて今回評価を取得する構成においては、今回単位区間の走行が完了した後でなければ今回単位区間における今回評価を得ることができない。そして、運転中に運転者が表示部を注視することはできない。従って、過去評価表示位置から単位区間長以内の範囲に車両が到達することによって、過去単位区間内の過去評価表示位置の周辺に車両が到達したと運転者が認識した後、過度に時間が経過してから評価の改善を案内されても運転者が当該過去評価表示位置を推定することは困難である。そこで、過去評価表示位置から単位区間長以内の範囲に今回評価表示位置が含まれる今回単位区間の中で、車両が2番目に退出した今回単位区間までを、評価対象となる過去単位区間に対応する今回単位区間とすれば、運転者が過去評価表示位置を忘れる前に改善がなされた旨を案内することができ、運転者に評価の改善を正確に認識させることができる。
さらに、過去評価が所定の評価レベルよりも悪い過去単位区間を評価対象となる過去単位区間とし、評価対象となる過去単位区間が連続している場合、連続している過去単位区間の全てに対応する今回単位区間において今回評価が過去評価よりも良い評価である場合に評価が改善したことを示す案内を行う構成としてもよい。すなわち、過去評価が所定の評価レベルよりも悪い過去単位区間が連続している場合、過去単位区間毎に評価の改善の有無を案内しても、改善がなされた過去単位区間が正確にユーザに伝達されるとは限らない。従って、過去単位区間毎に評価の改善の有無を案内すると、運転者の混乱を招きかねない。そこで、連続している過去単位区間の全てに対応する今回単位区間において今回評価が過去評価よりも良い評価である場合に評価が改善したことを示す案内を行う構成とすれば、評価が改善されたことを単純かつ明快に案内することが可能になる。
さらに、本発明のように評価対象となる過去単位区間に対応する今回単位区間における今回評価の方が良い評価である場合に評価が改善したことを示す案内を行う手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合や、複数の装置によって実現される場合、車両に備えられる各部と共有の部品を利用して実現される場合が想定可能であり、各種の態様を含むものである。例えば、以上のような装置を備えたナビゲーションシステムや方法、プログラムを提供することが可能である。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
評価表示システムを含むナビゲーション端末を示すブロック図である。 評価情報取得処理を示すフローチャートである。 評価情報表示処理を示すフローチャートである。 評価改善案内処理を示すフローチャートである。 (5A)は表示される地図の例を示す図、(5B)は過去評価の例を示す図、(5C)は今回評価の例を示す図である。 (6A)は過去評価の例を示す図、(6B)は今回評価の例を示す図である。 (7A)は過去評価の例を示す図、(7B)は今回評価の例を示す図である。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)ナビゲーション端末の構成:
(2)評価情報取得処理:
(3)評価情報表示処理:
(4)評価改善案内処理:
(5)他の実施形態:
(1)ナビゲーション端末の構成:
図1は、車両に搭載された評価表示システムの構成を示すブロック図である。本実施形態において評価表示システムは、ナビゲーション端末10によって実現される。ナビゲーション端末10は、CPU、RAM、ROM等を備える制御部20を備えており、ROMに記憶されたプログラムを制御部20で実行することができる。本実施形態においては、このプログラムの一つとしてナビゲーションプログラムを実行可能である。当該ナビゲーションプログラムは、ナビゲーション端末の表示部に車両の現在位置が含まれる地図を表示して運転者を目的地まで案内する機能を制御部20に実現させるプログラムであり、表示部において今回評価表示位置に今回評価を表示し、過去評価表示位置に過去評価を表示するとともに、過去評価よりも今回評価が改善している場合に評価が改善したことを示す案内を行う評価表示プログラム21が含まれている。
本実施形態にかかる車両は、GPS受信部41と車速センサ42とジャイロセンサ43とユーザI/F部44とを備えている。GPS受信部41は、GPS衛星からの電波を受信し、図示しないインタフェースを介して車両の現在位置を算出するための信号を示す信号を出力する。制御部20は、この信号を取得して車両の現在位置を取得する。車速センサ42は、車両が備える車輪の回転速度に対応した信号を出力する。制御部20は、図示しないインタフェースを介してこの信号を取得し、車速を取得する。ジャイロセンサ43は、車両の水平面内の旋回についての角加速度を検出し、車両の向きに対応した信号を出力する。制御部20は、この信号を取得して車両の進行方向を取得する。車速センサ42およびジャイロセンサ43等は、車両の走行軌跡を特定するために利用され、本実施形態においては、車両の出発位置と走行軌跡とに基づいて現在位置が特定され、当該出発位置と走行軌跡とに基づいて特定された車両の現在位置がGPS受信部41の出力信号に基づいて補正される。
なお、制御部20は、車速センサ42が出力する信号に基づいて取得される車速に基づいて車両の加速度を取得することも可能である。制御部20は、当該車速および加速度が予め決められた判定条件に合致するか否かを判定することにより、車両において車両の燃費を悪化させる悪化原因が発生したか否かを判定することができる。なお、本実施形態においては、燃費を悪化させる走行ではない場合における車両の走行を経済走行と呼ぶ。また、本実施形態においては、単位区間内で経済走行が行われた割合が燃費の評価となる。
ユーザI/F部44は、運転者の指示を入力し、また運転者に各種の情報を提供するためのインタフェース部であり、図示しないタッチパネルディスプレイからなる表示部やスイッチ等の入力部、スピーカ等の音声出力部を備えている。ユーザI/F部44は制御信号を制御部20から受信し、各種案内を行うための画像をタッチパネルディスプレイに表示し、各種案内を行うための音声をスピーカから出力する。
記録媒体30には地図情報30aが記録されている。地図情報30aは、車両が走行する道路の端点に対応するノードの位置等を示すノードデータ、ノード間の道路の形状を特定するための形状補間点の位置等を示す形状補間点データ、ノード同士の連結を示すリンクデータ等を含んでいる。また、本実施形態においては、車両が走行するたびに車両の燃費の評価を示す評価情報30bが記録される。本実施形態において評価情報30bは、単位区間内において経済走行をしていた割合を示す情報である。また、本実施形態においては、単位区間内において燃費の悪化原因が発生した場合に、当該悪化原因と悪化原因が発生していた状態で車両が走行した距離とを示す情報が評価情報30bに対応づけられて記録される。
なお、本実施形態において、目的地を設定して走行した状態で評価情報30bが記録される場合には、当該目的地と出発地とを示す情報が評価情報30bに対応付けられて記録される。また、本実施形態においては、予め想定された複数の走行シーンにおいて既定の悪化原因が発生した場合に燃費が悪化すると見なす構成となっており、複数の走行シーン毎に悪化原因が分類されている。すなわち、制御部20は、上述の車速センサ42の出力信号に基づいて取得される車速、加速度が、走行シーン毎に予め設定された判定条件に合致しているか否かを判定し、合致している場合にその走行シーンにおいて予め規定された悪化原因が発生したと見なし、当該走行シーンを示す情報と当該悪化原因が発生していた状態で車両が走行した距離とを評価情報30bに対応づけて記録する。
制御部20は、ナビゲーションプログラムに含まれる評価表示プログラム21を実行することにより、ユーザI/F部44の表示部に今回評価と過去評価とを含む地図を表示するとともに、過去評価よりも今回評価が改善している場合に評価が改善したことを示す案内を行う。この処理を実行するため、評価表示プログラム21は、評価改善案内部21aと今回評価取得部21bと過去評価取得部21cとを備えている。
評価改善案内部21aは、ユーザI/F部44の表示部に車両の現在位置とともに当該現在位置の周辺の地図を表示し、また、地図上に今回単位区間毎の今回評価と過去単位区間毎の過去評価とを併せて表示する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。すなわち、制御部20は、GPS受信部41,車速センサ42,ジャイロセンサ43の出力信号に基づいて車両の現在位置を特定し、車両の現在位置周辺における地図の表示範囲を特定し、当該表示範囲内の道路や施設等の情報を地図情報30aから抽出する。そして、制御部20は、車両の現在位置と当該現在位置の周辺における道路や施設等を示す地図を描画するための制御信号をユーザI/F部44の表示部に出力する。この結果、ユーザI/F部44の表示部は、車両の現在位置の周辺における道路や施設等を示す地図と、車両の現在位置を表示する。
今回評価取得部21bは、車両の今回の走行における燃費を今回の走行を評価するための単位区間である今回単位区間毎に評価した今回評価を取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。なお、制御部20は、車両が走行する過程において今回評価取得部21bにより後述する評価情報取得処理を実行し、一定距離(単位区間長。例えば100m)毎に経済走行が行われていた割合を取得し、当該単位区間長毎の経済走行割合を評価情報30bとして記録する。当該評価情報30bからは今回評価と過去評価とが生成される。
本実施形態においては、運転者がナビゲーションプログラムの機能により、ユーザI/F部44を操作して目的地を設定し、当該目的地を設定した時点での車両の現在位置を出発地とし、当該出発地から目的地までの経路を探索して案内する。そして、現在において当該出発地から当該目的地まで走行している場合に、当該出発地から当該目的地までの走行を今回の走行とみなす。すなわち、今回走行した区間は、出発地が始点、現在位置が終点となる区間であり、車両の進行とともに車両が目的地に到達するまで今回走行した区間の総距離が大きくなる。なお、目的地を設定した走行が行われ、車両が目的地に到達した場合、制御部20は、評価情報30bを記録する際に、出発地から目的地まで走行するまでの単位区間長毎の評価情報30bと当該出発地および当該目的地とを対応付けて記録する。
そして、制御部20は、今回評価取得部21bの処理により、評価情報30bから、今回の走行に関する評価を今回評価として取得する。このために、制御部20は、出発地において車両の走行が開始された後、目的地に到達する以前において車両が今回走行した区間における単位区間長毎の評価情報30bを取得する。すなわち、今回の走行における単位区間長毎の区間が今回単位区間となる。そして、制御部20は、評価情報30bが示す今回単位区間毎の経済走行割合を所定の閾値と比較し、所定の閾値以上である場合に燃費の評価を「良」、当該経済走行割合が所定の閾値よりも小さい場合に燃費の評価を「悪」とし、今回単位区間毎の今回評価とする。なお、所定の閾値は、燃費の評価を行う際に決定されていればよく、本実施形態においては、運転者が予め設定した診断難易度に応じて当該所定の閾値が設定される。すなわち、診断難易度が高いほど所定の閾値が大きくなるように設定される。
過去評価取得部21cは、今回の走行よりも過去の走行における車両の燃費を過去の走行を評価するための単位区間である過去単位区間毎に評価した過去評価を取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。本実施形態において制御部20は、車両が今回の走行よりも過去に出発地と同一の地点から出発し、目的地と同一の地点まで走行した場合における一連の走行を過去評価の表示対象となる過去の走行と見なす。そして、制御部20は、過去の走行で車両が走行した区間の単位区間長毎の評価を過去評価として取得する。すなわち、過去の走行における単位区間長毎の区間が過去単位区間となる。なお、本実施形態においては、出発地と目的地とが同一か否かを判定するために、各地点からの距離に所定のマージンを設け、例えば、距離が300m以内の2地点は同一と見なしている。
過去評価を取得するため、制御部20は、評価情報30bから上述の今回の走行と同一の出発地、目的地が対応付けられた経済走行割合を示す情報を取得する。なお、今回の走行と同一の出発地、目的地が対応付けられた情報が複数個記録されている場合、例えば、最も燃費が良い過去の走行における過去評価を取得する構成等を採用可能である。そして、制御部20は、経済走行割合と所定の閾値と比較し、所定の閾値以上である場合に燃費の評価を「良」、当該経済走行割合が所定の閾値よりも小さい場合に燃費の評価を「悪」とする。
以上のようにして今回評価と過去評価とが取得されると、制御部20は、評価改善案内部21aの処理により、今回評価と過去評価とを地図上に描画するための制御信号をユーザI/F部44の表示部に出力する。なお、今回評価と過去評価とを表示するために、制御部20は、ユーザI/F部44の表示部に現在表示されている地図から、今回の走行によって走行した区間と過去の走行によって走行した区間とを抽出する。そして、制御部20は、各区間における今回単位区間毎の今回評価と過去単位区間毎の過去評価とを特定する。また、制御部20は、今回評価表示位置(本実施形態においては今回単位区間の中央位置)と過去評価表示位置(本実施形態においては過去単位区間の中央位置)とを特定し、地図上の各表示位置に今回評価と過去評価とを描画するための制御信号をユーザI/F部44の表示部に出力する。この結果、ユーザI/F部44の表示部は、今回単位区間毎の今回評価と過去単位区間毎の過去評価とを表示する。なお、本実施形態において、今回評価と過去評価とが重なる場合、制御部20は、重なる部分については今回評価を優先して表示するようにユーザI/F部44の表示部を制御する。
図5Aは、表示部に表示される地図の例を示しており、本例においては、実線の曲線によって示された道路R上に車両の現在位置を示すアイコンCが表示されている。また、図5Aに示す例においては、道路上に葉を模したアイコンによって燃費の評価を表示しており、実線のアイコンEtgによって「良」の今回評価、実線のハッチが付されたアイコンEtbによって「悪」の今回評価を示し、破線のアイコンEpgによって「良」の過去評価、破線のハッチが付されたアイコンEpbによって「悪」の過去評価を示している。すなわち、今回評価を示すアイコンと過去評価を示すアイコンとにおいては大きさおよび形状が同一であり、外周を示す線が異なるように構成されている。
以上のように、本実施形態によれば、ユーザI/F部44の表示部に表示された地図に、今回評価と過去評価とが同時に視認できるように表示される。この結果、運転者は今回評価と過去評価とを運転中に容易に比較しながら運転を行うことができる。
本実施形態においては、このような今回評価と過去評価の比較をより容易にするために、今回評価が過去評価に対して改善した場合に案内を行う。このため、評価改善案内部21aは、評価対象となる過去単位区間における過去評価よりも当該評価対象となる過去単位区間に対応する今回単位区間における今回評価の方が良い評価である場合に評価が改善したことを示す案内を制御部20に実現させる機能を備えている。すなわち、制御部20は、評価対象となる過去単位区間での過去の走行における燃費の悪化原因が、今回の走行において当該過去単位区間で再発しなかったか否かを判定し、再発しなかった場合、制御部20は、評価が改善したことを示す案内を行う。
なお、本実施形態において、今回単位区間は今回の走行における出発地から単位区間長毎に定義され、過去単位区間は過去の走行における出発地から単位区間長毎に定義される。例えば、図5Bにおいては過去単位区間Zp1〜Zp4を模式的に示し、図5Cにおいては今回単位区間Zt1〜Zt4を模式的に示しており、これらの例に示すように過去単位区間と今回単位区間とが共通の単位区間長で定義されるものの、両者の開始地点および終了地点は必ずしも一致しない(各単位区間の開始地点および終了地点は図内の線端の黒丸である。以下同様)。
本実施形態における過去の走行と今回の走行とでは、上述のように出発地および目的地が同一である。従って、過去単位区間と今回単位区間とが同一の区間となるように過去単位区間に基づいて今回単位区間を定義する実施形態も採用し得る。しかし、このような実施形態において過去の走行における出発地および目的地と今回の走行における出発地および目的地とが厳密に一致するように構成することは困難である。例えば、多数の車両を駐車可能な駐車場が出発地である場合、今回の走行と過去の走行とで出発地が厳密には異なる状態が頻繁に発生し得る。このような状態において今回の走行と過去の走行とを比較するように構成するには、マージン距離以内の二地点を同一と見なす必要がある。そこで、本実施形態においては、上述のように、今回の走行の出発地(あるいは目的地)と過去の走行とで出発地(あるいは目的地)がマージン距離以下である場合に両地点を同一地点であると見なすように構成している。
また、過去単位区間と今回単位区間とが同一の区間となるように過去単位区間に基づいて今回単位区間を定義しようとしても、今回の走行の過程で今回単位区間が未定となる状況を発生させてしまう場合がある。例えば、過去の走行と今回の走行とで出発地および目的地が同一であっても、実際に今回の走行で走行する経路が過去の走行で走行した経路と同一であるとは限らない。今回の走行で走行する経路が過去の走行で走行した経路と異なった場合、過去単位区間と同一の単位区間を今回単位区間として定義することはできない。従って、この場合、今回の走行中に今回単位区間が定義できない状況となる。そこで、本実施形態においては、図5B,5Cに示すように今回単位区間と過去単位区間とが別個に定義される構成を採用しており、この構成により、走行中に単位区間毎の燃費の評価を利用することが可能になる。すなわち、今回単位区間が定義できない状況が発生しないため、今回の走行でどのような経路がとられたとしても今回の走行で単位区間長を走行する度に今回単位区間を定義し、今回評価を定義することが可能である。このため、今回の走行中に今回単位区間毎の燃費の評価をユーザI/F部44の表示部に表示するなどして利用することができる。
しかしながら、このように今回単位区間と過去単位区間とが別個に定義される構成を採用すると、今回評価表示位置と過去評価表示位置とが必ずしも一致しないことになるため、評価対象の過去単位区間に対して評価が改善したか否かを対比すべき今回単位区間が一見して明らかとはいえない状態となる。そこで、本実施形態において制御部20は、評価対象となる過去単位区間に対応する今回単位区間における今回評価の方が良い評価である場合に評価が改善したとみなす。具体的には、制御部20は、評価情報30bを参照し、過去評価が「悪」の過去単位区間を評価対象とする。さらに、制御部20は、過去単位区間の過去評価表示位置から単位区間長以内の範囲に今回評価表示位置が含まれる今回単位区間の中で、車両が最初に退出した今回単位区間と車両が2番目に退出した今回単位区間とを、評価対象となる過去単位区間に対応する今回単位区間とする。
さらに、制御部20は、評価情報30bに基づいて、評価対象となる過去単位区間に対応する今回単位区間の今回評価を特定し、今回評価が「良」である場合には、評価対象となる過去単位区間の過去評価が改善したと見なす。そして、制御部20は、評価対象となる過去単位区間の過去評価表示位置に最も近い今回評価表示位置の今回評価を強調するための信号をユーザI/F部44の表示部に対して出力する。この結果、評価対象となる過去単位区間の過去評価表示位置に最も近い今回評価表示位置の今回評価が強調表示され、評価が改善したことが案内される。
図5Bにおいては、各区間の中央の過去評価表示位置に過去評価を示すアイコンが表示された例を模式的に示しており、図5Bにおいては、過去単位区間Zp1,Zp3,Zp4の過去評価が「良」、過去単位区間Zp2の過去評価が「悪」である例を示している。この例において、過去単位区間Zp2が評価対象となる場合、過去単位区間の過去評価表示位置から単位区間長Dz以内の範囲は、過去単位区間Zp2の中央位置を中心とした半径が単位区間長Dzの円Crの内側の範囲である。図5Cにおいても、各今回単位区間Zt1〜Zt4の中央の今回評価表示位置に今回評価が表示されている例を示しており、図5Cに示す例においては今回単位区間Zt1〜Zt4の今回評価が「良」である。
また、図5Cには評価対象となる過去単位区間Zp2について設定された円Crも表記してあり、当該円Crの内側に今回評価表示位置が含まれる今回単位区間の中で、車両が最初に退出する今回単位区間Zt1と2番目に退出する今回単位区間Zt2とが、評価対象となる過去単位区間に対応する今回単位区間となる。そして、図5Cに示す例においては、今回単位区間Zt1の今回評価と今回単位区間Zt2の今回評価とがともに「良」であるため、評価対象となる過去単位区間Zp2の過去評価表示位置に最も近い今回評価表示位置Pの今回評価が強調表示される。なお、この例においては、葉のアイコンを描画する線の太さを太くすることによって強調表示がなされている。
図6A,6Bにおいては、カーブを含む道路上に設定された過去単位区間Zp5〜Zp9(図6A)と今回単位区間Zt5〜Zt9(図6B)を例示しており、これらの例において、過去単位区間Zp5,Zp7〜Zp9の過去評価が「良」、過去単位区間Zp6の過去評価が「悪」、今回単位区間Zt5〜Zt9の今回評価が「良」である。これらの例において、過去単位区間Zp6が評価対象となる場合、過去単位区間の過去評価表示位置から単位区間長Dz以内の範囲は図6Aに示す円Crの内側の範囲である。図6Bにおいて当該円Crの内側の範囲に今回評価表示位置が含まれる今回単位区間の中で、車両が最初に退出する今回単位区間Zt5と2番目に退出する今回単位区間Zt6とが、評価対象となる過去単位区間に対応する今回単位区間となる。従って、車両が3番目に退出する今回単位区間Zt7は、評価対象となる過去単位区間に対応する今回単位区間ではない。このため、図6Bに示す例においては、今回単位区間Zt5の今回評価と今回単位区間Zt6の今回評価とがともに「良」であることにより、評価対象となる過去単位区間Zp6の過去評価表示位置に最も近い今回評価表示位置Pの今回評価が強調表示される。
以上のようにして、本実施形態においては、評価対象となる過去単位区間と、当該過去単位区間に対応する今回単位区間とを比較し、改善された場合に今回評価が改善したことを案内する。この構成により、過去単位区間と今回単位区間とが一致していない場合であっても、今回の走行と過去の走行とで対比すべき区間の評価同士を対比した結果、評価が改善した場合に案内されることになり、ユーザに違和感を与えることなく燃費の対比を伝達することができる。
さらに、本実施形態においては、過去評価表示位置から単位区間長以内の範囲に今回評価表示位置が含まれる今回単位区間の中で、車両が2番目に退出した今回単位区間までを、評価対象となる過去単位区間に対応する今回単位区間としているため、過去評価が「悪」であった位置を推定可能な状況で評価の改善を案内することができる。すなわち、今回単位区間の経済走行割合に基づいて今回評価を取得する構成において今回単位区間における今回評価は、今回単位区間の走行が完了した後でなければ得ることができない。そして、運転中に運転者が表示部を注視することはできない。従って、過去評価表示位置から単位区間長以内の範囲に車両が到達することによって、過去単位区間内の過去評価表示位置の周辺に車両が到達したと運転者が認識した後、過度に時間が経過してから評価の改善を案内されても運転者が過去評価表示位置を推定することは困難である。
例えば、図6A,6Bに示す例において、過去単位区間Zp6内の過去評価表示位置の周辺に車両が到達したと運転者が認識した後、車両が今回単位区間Zt7の終了地点に到達した後に評価の改善が案内されても、運転者が過去単位区間Zp6の過去評価表示位置を推定することは困難である。そこで、過去評価表示位置から単位区間長以内の範囲に今回評価表示位置が含まれる今回単位区間の中で、車両が2番目に退出した今回単位区間までを、評価対象となる過去単位区間に対応する今回単位区間とすることで、運転者が過去評価表示位置を忘れる前に改善がなされた旨を案内することができる。この結果、運転者に評価の改善を正確に認識させることができる。
(2)評価情報取得処理:
次に、評価情報取得処理について詳細に説明する。図2は、評価情報取得処理のフローチャートであり、本実施形態において制御部20は、目的地を設定した走行が開始された後に今回評価取得部21bによって評価情報取得処理を実行する。評価情報取得処理が実行される前に制御部20は、車両が単位区間の長さとして定義された単位区間長を走行したか否かを判定するための累計距離と、車両が経済走行をした距離を特定するための経済走行距離と、車両が経済走行をしなかった距離を特定するための不経済走行距離とを示す変数を初期化する。なお、不経済走行距離は走行シーン毎に定義され、発進シーンでの不経済走行距離、加速シーンでの不経済走行距離、巡航(加速)シーンでの不経済走行距離、減速シーンでの不経済走行距離、巡航(減速)シーンでの不経済走行距離、高速走行シーンでの不経済距離が定義される。
評価情報取得処理が実行されると、制御部20は、車両の車速、加速度、現在位置を取得する(ステップS100)。すなわち、制御部20は、車速センサ42の出力情報に基づいて車速を特定し、車速の時間変化に基づいて加速度を取得する。さらに、制御部20は、GPS受信部41と車速センサ42とジャイロセンサ43との出力信号に基づいて車両の現在位置を取得する。この結果、車両の位置毎の車速と加速度が特定される。
次に、制御部20は、走行距離を累計距離に加算する(ステップS105)。本実施形態において、ステップS100〜S180はループ処理となっており、ループ処理が繰り返される場合には一定の期間(例えば、100ms)毎にステップS100の処理が行われる。そこで、制御部20は、GPS受信部41と車速センサ42とジャイロセンサ43との出力信号に基づいて、前回ステップS100が実行されてから今回ステップS100が実行されるまでの間に車両が走行した走行距離ΔLを特定し、累計距離に加算する。すなわち、制御部20は、ステップS100〜S180が繰り返されている間に車両が走行した総距離を示す値が累計距離となるように加算処理を行う。
次に、制御部20は、発進シーンでの悪化原因が発生したか否かを判定し(ステップS110)、発進シーンでの悪化原因が発生したと判定されない場合にはステップS115をスキップする。一方、ステップS110にて、発進シーンでの悪化原因が発生したと判定された場合、制御部20は、走行距離を発進シーンでの不経済走行距離に加算する(ステップS115)。すなわち、ステップS105にて累計距離に加算された上述の走行距離ΔLを発進シーンでの不経済走行距離に加算する。
なお、ステップS110においては、車両を発進させる際の燃費が基準の燃費よりも悪くなるような運転操作が発進シーンにおいて行われていたか否かを判定することができれば良く、本実施形態においては、当該判定を車速について予め規定された判定条件に基づいて実施する。すなわち、車両を発進させる際に過度の加速を行うとエネルギーが無駄に消費される。そこで、停止していると見なすことができる車両の車速が大きくなる発進シーンにおいて、車速の変化が急激である場合に発進シーンでの悪化原因が発生したと判定する構成等を採用可能である。具体的には、発進後の経過時間とともに大きくなる閾値を時刻毎に設定し、発進開始後の初期において時刻毎の車速が当該閾値を超える場合に発進シーンでの悪化原因が発生したと判定する構成や、単位時間あたりの車速の変化が所定の閾値を超える場合に発進シーンでの悪化原因が発生したと判定する構成等を採用可能である。
次に、制御部20は、加速シーンでの悪化原因が発生したか否かを判定し(ステップS120)、加速シーンでの悪化原因が発生したと判定されない場合にはステップS125をスキップする。一方、ステップS120にて、加速シーンでの悪化原因が発生したと判定された場合、制御部20は、走行距離を加速シーンでの不経済走行距離に加算する(ステップS125)。すなわち、ステップS105にて累計距離に加算された上述の走行距離ΔLを加速シーンでの不経済走行距離に加算する。
なお、ステップS120においては、車両を加速させる際の燃費が基準の燃費よりも悪くなるような運転操作が加速シーンにおいて行われていたか否かを判定することができれば良く、本実施形態においては、当該判定を車速および加速度について予め規定された判定条件に基づいて実施する。すなわち、車両を加速させる際に過度の加速を行うとエネルギーが無駄に消費される。また、車両が高速で走行している状態と低速で走行している状態とを比較すると、前者の方が後者よりも大きな加速度が必要とされるシーンが少ない。そこで、車速が大きいほど値が小さくなる閾値を予め定義しておき、車両の車速が大きくなる加速シーン(停止状態からの加速は除く)において、加速度が当該閾値を超えている場合に加速シーンでの悪化原因が発生したと判定する構成等を採用可能である。なお、閾値は、車速が大きくなるにつれて連続的に変化しても良いし段階的に変化しても良い。
次に、制御部20は、巡航シーンにおいて加速に伴う悪化原因が発生したか否かを判定し(ステップS130)、巡航シーンにおいて加速に伴う悪化原因が発生したと判定されない場合にはステップS135をスキップする。一方、ステップS130にて、巡航シーンにおいて加速に伴う悪化原因が発生したと判定された場合、制御部20は、走行距離を巡航シーンでの不経済走行距離に加算する(ステップS135)。すなわち、ステップS105にて累計距離に加算された上述の走行距離ΔLを巡航(加速)シーンでの不経済走行距離に加算する。なお、巡航シーンは、車両が一定範囲の車速で走行を継続しているシーンである。
また、ステップS130においては、車両を走行させる際の燃費が基準の燃費よりも悪くなるような加速操作が巡航シーンにおいて行われていたか否かを判定することができれば良く、本実施形態においては、当該判定を車速および加速度について予め規定された判定条件に基づいて実施する。すなわち、車両を巡航させる際に過度の加速を行うとエネルギーが無駄に消費される。そこで、制御部20は、車両が一定範囲の車速で走行する巡航走行を継続しているか否かを車速に基づいて判定し、巡航走行を継続している場合は、さらに、加速度が予め決められた閾値を超えている場合に巡航シーンでの悪化原因が発生したと判定する構成等を採用可能である。なお、巡航シーンにおいては、過度の加速のみならず過度の減速も燃費の悪化原因となるため、図2のステップS130,S135においては、巡航シーンにおいて加速されたことを判定していることを示すため、巡航(加速)シーンと表記し、S150,S155においては、巡航シーンにおいて減速されたことを判定していることを示すため、巡航(減速)シーンと表記している。
次に、制御部20は、減速シーンでの悪化原因が発生したか否かを判定し(ステップS140)、減速シーンでの悪化原因が発生したと判定されない場合にはステップS145をスキップする。一方、ステップS140にて、減速シーンでの悪化原因が発生したと判定された場合、制御部20は、走行距離を減速シーンでの不経済走行距離に加算する(ステップS145)。すなわち、ステップS105にて累計距離に加算された上述の走行距離ΔLを減速シーンでの不経済走行距離に加算する。
また、ステップS140においては、車両を減速させる際の燃費が基準の燃費よりも悪くなるような運転操作が減速シーンにおいて行われていたか否かを判定することができれば良く、本実施形態においては、当該判定を車速および加速度について予め規定された判定条件に基づいて実施する。すなわち、車両を減速させる際に過度の減速が行われた場合、減速前の車速に到達するための加速が無駄であったことになる。また、車両が高速で走行している状態と低速で走行している状態とを比較すると、前者の方が後者よりも過度に減速させた場合に無駄になるエネルギーが多い。そこで、減速させるための加速度である負の加速度について、車速が大きいほど大きくなる(負の範囲で絶対値が小さくなる)閾値を予め定義しておき、車両の車速が小さくなる減速シーンにおいて、加速度が当該閾値を下回る場合に減速シーンでの悪化原因が発生したと判定する構成等を採用可能である。なお、閾値は、車速が大きくなるにつれて連続的に変化しても良いし段階的に変化しても良い。
次に、制御部20は、巡航シーンにおいて減速に伴う悪化原因が発生したか否かを判定し(ステップS150)、巡航シーンにおいて減速に伴う悪化原因が発生したと判定されない場合にはステップS155をスキップする。一方、ステップS150にて、巡航シーンにおいて減速に伴う悪化原因が発生したと判定された場合、制御部20は、走行距離を巡航シーンでの不経済走行距離に加算する(ステップS155)。すなわち、ステップS105にて累計距離に加算された上述の走行距離ΔLを巡航(減速)シーンでの不経済走行距離に加算する。
また、ステップS150においては、車両を走行させる際の燃費が基準の燃費よりも悪くなるような減速操作が巡航シーンにおいて行われていたか否かを判定することができれば良く、本実施形態においては、当該判定を車速および加速度について予め規定された判定条件に基づいて実施する。すなわち、車両を巡航させる際に過度の減速を行うと減速前の速度に加速させるためのエネルギーが無駄であったことになる。そこで、制御部20は、車両が一定範囲の車速で走行する巡航走行を継続しているか否かを車速に基づいて判定し、巡航走行を継続している場合は、さらに、加速度が予め決められた閾値を下回る場合に巡航シーンでの悪化原因が発生したと判定する構成等を採用可能である。
次に、制御部20は、高速走行シーンでの悪化原因が発生したか否かを判定し(ステップS160)、高速走行シーンでの悪化原因が発生したと判定されない場合にはステップS165をスキップする。一方、ステップS160にて、高速走行シーンでの悪化原因が発生したと判定された場合、制御部20は、走行距離を高速走行シーンでの不経済走行距離に加算する(ステップS165)。すなわち、ステップS105にて累計距離に加算された上述の走行距離ΔLを高速走行シーンでの不経済走行距離に加算する。
また、ステップS160においては、車両を走行させる際の燃費が基準の燃費よりも悪くなるような運転操作が高速走行シーンにおいて行われていたか否かを判定することができれば良く、本実施形態においては、当該判定を車速について予め規定された判定条件に基づいて実施する。すなわち、車速を過度に大きくすると、過度にエネルギーを消費する。そこで、制御部20は、車両の車速が予め決められた閾値を超えている場合に高速走行シーンでの悪化原因が発生したと判定する構成等を採用可能である。
次に、制御部20は、悪化原因が発生しなかったか否かを判定する(ステップS170)。すなわち、ステップS110〜S160で判定したような各走行シーンでの悪化原因のいずれも発生していなかった場合、制御部20は、ステップS105にて取得された走行距離ΔLを走行する過程において、悪化原因が発生しなかったと見なす。このため、制御部20は、ステップS115,S125,S135,S145,S155,S165において各走行シーンの不経済走行距離が加算されなかった場合に、悪化原因が発生しなかったと見なす。そして、ステップS170において、悪化原因が発生しなかったと判定された場合、制御部20は、走行距離を経済走行距離に加算する(ステップS175)。すなわち、ステップS105にて累計距離に加算された上述の走行距離ΔLを経済走行距離に加算する。一方、テップS170において、悪化原因が発生しなかったと判定されなかった場合、ステップS175はスキップされる。
次に、制御部20は、累計距離が単位区間長以上になったか否かを判定し(ステップS180)、ステップS180にて累計距離が単位区間長以上になったと判定されるまでステップS100以降の処理を繰り返す。すなわち、制御部20は、累計距離が、単位区間の距離として予め定義された単位区間長以上になった場合に、車両が単位区間を走行したと見なしてステップS100〜S180のループ処理を抜けることになる。
ステップS180にて、累計距離が単位区間長以上になったと判定された場合、制御部20は、経済走行割合を経済走行距離/累計距離に設定する(ステップS185)。次に、制御部20は、経済走行割合および走行シーン毎の不経済走行距離を、累計距離の計測対象となった単位区間に対応付けて評価情報30bとして記録媒体30に記録する(ステップS190)。以上の処理によれば、単位区間毎の評価情報30bを記録媒体30に記録することができる。なお、車両の目的地が設定された状態で評価情報取得処理が実行された場合、制御部20は、ステップS190において、目的地と出発地とを示す情報を評価情報30bに対応付けて記録する。
(3)評価情報表示処理:
次に、評価情報表示処理について詳細に説明する。図3は、評価情報表示処理のフローチャートであり、本実施形態においては、運転者によって目的地が設定され、今回の走行の出発地および目的地と同一の出発地および目的地であった過去の走行についての評価情報30bが存在する場合に当該評価情報表示処理が実行される。また、制御部20は、ユーザI/F部44の表示部において所定の期間毎に地図表示を更新しており、当該更新のたびに当該評価情報表示処理が実行される。
ステップS200〜S230は過去評価を地図上に表示するためのループ処理であり、制御部20は、評価改善案内部21aおよび過去評価取得部21cの処理により、まず、過去評価の表示対象から処理対象の過去単位区間を選択する(ステップS200)。すなわち、制御部20は、評価改善案内部21aの処理により、ユーザI/F部44の表示部に表示されている地図の範囲を特定する。さらに、制御部20は、過去評価取得部21cの処理により、今回の走行における出発地および目的地と同一の出発地および目的地が対応付けられた評価情報30bを抽出する。さらに、制御部20は、評価改善案内部21aの処理により、抽出された評価情報30bに対応付けられた過去単位区間からユーザI/F部44の表示部に表示されている地図の範囲に含まれる過去単位区間を表示対象として特定する。そして、表示対象の過去単位区間の中から過去評価を表示する処理を行っていない過去単位区間を処理対象の過去単位区間として選択する。
次に、制御部20は、過去評価取得部21cの処理により、処理対象の過去単位区間の過去の評価情報を取得する(ステップS205)。すなわち、処理対象の過去単位区間の過去の走行における経済走行割合を取得する。次に、制御部20は、過去評価取得部21cの処理により、処理対象の過去単位区間の過去の走行における経済走行割合が所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS210)。ステップS210で経済走行割合が所定の閾値以上であると判定された場合、制御部20は、過去評価取得部21cの処理により、処理対象の過去単位区間の過去評価を「良」に設定する(ステップS215)。また、ステップS210で経済走行割合が所定の閾値以上であると判定されない場合、制御部20は、過去評価取得部21cの処理により、処理対象の過去単位区間の過去評価を「悪」に設定する(ステップS220)。なお、経済走行割合と比較される所定の閾値は上述の所定の評価レベルである。
次に、制御部20は、評価改善案内部21aの処理により、処理対象の過去単位区間の過去評価を過去評価表示位置に表示する(ステップS225)。すなわち、制御部20は、処理対象の過去単位区間の過去評価に対応したアイコンを当該過去単位区間に描画するための信号をユーザI/F部44の表示部に対して出力する。この結果、ユーザI/F部44の表示部は、処理対象の過去単位区間の過去評価に対応したアイコンを表示する。
次に、制御部20は、評価改善案内部21aの処理により、表示対象の過去単位区間の過去評価を表示済であるか否かを判定する(ステップS230)。すなわち、制御部20は、ステップS200にて特定された表示対象の過去単位区間の全てについて過去評価を表示したか否かを判定する。ステップS230にて、表示対象の過去単位区間の過去評価を表示済であると判定されない場合、ステップS200以降の処理を繰り返す。一方、ステップS230にて表示対象の過去単位区間の過去評価を表示済であると判定された場合、ステップS235以降で今回評価を表示するための処理を行う。表示対象の過去単位区間の過去評価を表示した時点では、図5Aに示す実線のアイコンEtg,Etb(今回評価を示すアイコン)は表示されておらず、破線で示すアイコンEpg,Epb(過去評価を示すアイコン)が表示された状態となる。なお、今回の走行と過去の走行とで経路が同一である場合、車両の現在位置よりも後方の過去単位区間においても過去評価が表示されるが、ステップS235以降の処理によって同一の位置に今回評価が表示される場合には、今回評価が優先的に表示される。
ステップS235〜S265は今回評価を地図上に表示するためのループ処理であり、制御部20は、評価改善案内部21aおよび今回評価取得部21bの処理により、まず、今回評価の表示対象から処理対象の今回単位区間を選択する(ステップS235)。すなわち、制御部20は、評価改善案内部21aの処理により、ユーザI/F部44の表示部に表示されている地図の範囲を特定する。さらに、制御部20は、今回評価取得部21bの処理により、今回の走行の過程で記録媒体に記録された評価情報30bに対応付けられた今回単位区間からユーザI/F部44の表示部に表示されている地図の範囲に含まれる今回単位区間を表示対象として特定する。そして、表示対象の今回単位区間の中から今回評価を表示する処理を行っていない今回単位区間を処理対象の今回単位区間として選択する。なお、今回評価を表示する処理を行っていない単位区間は、今回の走行での走行距離が増加することに伴って新たに設定された単位区間である。すなわち、今回の走行において車両が単位区間の終点に到達すると、当該単位区間について評価情報取得処理によって経済走行割合が定義され、当該経済走行割合が当該単位区間に対応づけられて評価情報30bに記録される。この後に地図が更新される場合、評価情報表示処理が実行されることにより、新たに経済走行割合が定義された単位区間がステップS235において処理対象の単位区間とされる。
次に、制御部20は、今回評価取得部21bの処理により、処理対象の今回単位区間の今回の評価情報を取得する(ステップS240)。すなわち、処理対象の今回単位区間の今回の走行における経済走行割合を取得する。次に、制御部20は、今回評価取得部21bの処理により、処理対象の今回単位区間の今回の走行における経済走行割合が所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS245)。ステップS245で経済走行割合が所定の閾値以上であると判定された場合、制御部20は、今回評価取得部21bの処理により、処理対象の今回単位区間の今回評価を「良」に設定する(ステップS250)。また、ステップS245で経済走行割合が所定の閾値以上であると判定されない場合、制御部20は、今回評価取得部21bの処理により、処理対象の今回単位区間の今回評価を「悪」に設定する(ステップS255)。なお、経済走行割合と比較される所定の閾値はステップS210における所定の閾値と同一である。以上のステップS250あるいはステップS255により、今回の走行で車両が単位区間の終点に到達することによって新たに設定された単位区間について今回評価が得られることになり、最後に決定された今回評価は最新の今回評価となる。
次に、制御部20は、評価改善案内部21aの処理により、処理対象の今回単位区間の今回評価を今回評価表示位置に表示する(ステップS260)。すなわち、制御部20は、処理対象の今回単位区間の今回評価に対応したアイコンを当該今回単位区間に描画するための信号をユーザI/F部44の表示部に対して出力する。この結果、ユーザI/F部44の表示部は、処理対象の今回単位区間の今回評価に対応したアイコンを表示する。
次に、制御部20は、評価改善案内部21aの処理により、表示対象の今回単位区間の今回評価を表示済であるか否かを判定する(ステップS265)。すなわち、制御部20は、ステップS235にて特定された表示対象の今回単位区間の全てについて今回評価を表示したか否かを判定する。ステップS265にて、表示対象の今回単位区間の今回評価を表示済であると判定されない場合、ステップS235以降の処理を繰り返す。一方、ステップS265にて表示対象の今回単位区間の今回評価を表示済であると判定されると、制御部20は、評価情報表示処理を終了する。本実施形態において、同一の位置に今回評価が表示される場合には、今回評価が優先的に表示されるため、表示対象の今回単位区間の今回評価が表示されると、図5Aに示す例のように、車両の現在位置以前に車両が走行した区間には実線で今回評価のアイコンEtg,Etbが表示される。また、ステップS235〜S265の処理においては車両の現在位置よりも前方の区間に今回評価は表示されないため、当該車両の現在位置よりも前方の区間においては破線で過去評価のアイコンEpg,Epbが表示される。
(4)評価改善案内処理:
次に、評価改善案内処理について詳細に説明する。図4は、評価改善案内処理のフローチャートであり、制御部20は評価改善案内部21aの処理により、所定の期間(例えば、100ms)毎に当該評価改善案内処理を実行する。評価改善案内処理において、制御部20は、過去評価が「悪」の過去単位区間に接近したか否かを判定する(ステップS300)。すなわち、制御部20は、走行予定経路に沿って車両の現在位置よりも前方に存在する過去単位区間の過去評価を取得し、「悪」評価の過去単位区間が存在する場合、過去評価が「悪」である過去単位区間の中で、車両に最も近い過去単位区間と車両の現在位置との距離が所定距離(例えば単位区間長)以下である場合に過去評価が「悪」の過去単位区間に接近したと判定する。
ステップS300において、過去評価が「悪」の過去単位区間に接近したと判定されない場合、制御部20は、評価改善案内処理を終了する。一方、ステップS300において、過去評価が「悪」の過去単位区間に接近したと判定された場合、制御部20は、過去評価が「悪」の過去単位区間の過去評価表示位置を示す情報を記録する(ステップS305)。すなわち、ステップS300において接近したと判定された過去単位区間の中央の位置を図示しないメモリに記録する。
次に、制御部20は、最新の今回評価の今回評価表示位置と過去評価表示位置との距離が単位区間長以下であるか否かを判定する(ステップS310)。すなわち、評価情報取得処理によれば、今回の走行において車両が単位区間長を走行する度に今回単位区間が設定されて当該今回単位区間に経済走行割合が対応づけられ、評価情報表示処理によれば、新たに設定された今回単位区間について今回評価が定義される。従って、車両の走行に伴って新たな今回評価が定義され得る状態で評価改善案内処理が進行する。そこで、制御部20は、最後に今回評価が定義された今回単位区間の中央の位置を最新の今回評価の今回評価表示位置として特定する。そして、制御部20は、当該今回評価表示位置と、ステップS305にて記録された過去評価表示位置との距離が単位区間長以下であるか否か(最新の今回評価の今回評価表示位置が、図5C等に示す円Crの範囲に含まれるか否か)を判定する。なお、ここで、最新の今回評価とされた評価を最初の今回単位区間における今回評価から数えてn番目(nは自然数)の評価であることとする。
ステップS310において、最新の今回評価の今回評価表示位置と過去評価表示位置との距離が単位区間長以下であると判定されない場合、制御部20は、ステップS310の処理を繰り返す。すなわち、最新の今回評価の今回評価表示位置と過去評価表示位置との距離が単位区間長以下と判定されるまで待機する。ステップS310において、最新の今回評価の今回評価表示位置と過去評価表示位置との距離が単位区間長以下であると判定された場合、制御部20は、最新の今回評価が「良」であるか否かを判定する(ステップS315)。ステップS315において、最新の今回評価が「良」であると判定されない場合、制御部20は、ステップS320以降の処理をスキップして評価改善案内処理を終了する。すなわち、評価が改善していないと見なして今回評価の強調表示は行わない。
一方、ステップS315において、最新の今回評価が「良」であると判定された場合、制御部20は、n+1番目の今回評価が設定されたか否かを判定し(ステップS317)、n+1番目の今回評価が設定されたと判定されるまで待機する。すなわち、ステップS310において、最新とされた今回評価は最初の今回単位区間における今回評価から数えてn番目であるため、制御部20は、次の今回単位区間における今回評価(n+1番目の今回評価)が設定されたと判定されるまで待機する。具体的には、制御部20は、評価情報取得処理および評価情報表示処理によって、新たな今回単位区間(n+1番目の今回単位区間)が設定され、当該新たな今回単位区間について今回評価が設定されるまで評価改善案内処理の進行を中断する。ステップS317において、n+1番目の今回評価が設定されたと判定された場合、制御部20は、n+1番目の今回評価が「良」であるか否かを判定する(ステップS320)。ステップS320において、n+1番目の今回評価が「良」であると判定されない場合、制御部20は、ステップS325をスキップして評価改善案内処理を終了する。すなわち、図5C等に示す円Crの範囲に含まれる2カ所目の今回評価表示位置が存在する今回単位区間の今回評価は「悪」であるため、制御部20は、評価が改善していないと見なし、評価の改善を案内することなく評価改善案内処理を終了する。
一方、ステップS320において、n+1番目の今回評価が「良」であると判定された場合、制御部20は、過去評価表示位置に最も近い今回評価表示位置の今回評価を強調表示する(ステップS325)。すなわち、図5C等に示す円Crの範囲に含まれる2カ所の今回評価表示位置のうち、評価対象となる過去単位区間の過去評価表示位置に近い今回評価表示位置の今回評価が強調表示される。
(5)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、評価対象となる過去単位区間に対応する今回単位区間における今回評価の方が良い評価である場合に評価が改善したことを示す案内を行う限りにおいて、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、今回評価や過去評価は、車両に搭載されていない装置、例えば、情報管理センターから取得しても良い。むろん、ナビゲーション端末10は、車両に固定的に搭載されていても良いし、持ち運び可能なナビゲーション端末10が車両内に持ち込まれて利用される態様であっても良い。さらに、上述の車両は内燃機関によって駆動される車両であるが、適用対象の車両はこのような車両に限定されず、ハイブリッド車や電気自動車にて今回評価と過去評価とを地図に表示する構成であっても良い。
さらに、今回評価および過去評価が示す燃費の評価は、燃費を変化させるための指針となる情報であれば良く、燃費の値を示す情報(例えば、今回単位区間内の平均値や過去単位区間内の平均値を示す情報)であっても良いし、基準の燃費と今回の燃費とを比較した結果や基準の燃費と過去の燃費とを比較した結果を示す情報(例えば、基準燃費との相対関係を示す情報)であっても良いし、燃費を改善させるための運転操作の有無を評価する情報(例えば、燃費改善に寄与する運転操作の頻度を示す情報)であっても良い。
さらに、評価対象となる過去単位区間に対応する今回単位区間は、評価対象となる過去単位区間で燃費の悪化原因が発生している場合において、今回の走行で当該燃費の悪化原因が再発しているか否かを判定することができるように定義されていればよい。このための構成としては、種々の構成が採用可能であり、例えば、評価対象となる過去単位区間から所定距離以内に存在する今回単位区間を、評価対象となる過去単位区間に対応する今回単位区間としてもよいし、評価対象となる過去単位区間に少なくとも一部が重複する今回単位区間を、評価対象となる過去単位区間に対応する今回単位区間としても良く、種々の構成を採用可能である。
過去評価よりも今回評価が改善していることを示す案内としては、画像における強調表示に限定されず、音声案内であってもよいし、画像による案内と音声案内との組み合わせであってもよい。
さらに、過去の走行における燃費の評価が今回の走行において改善したか否かを判定して案内するためには、過去単位区間の過去評価表示位置から単位区間長以内の範囲に今回評価表示位置が含まれる今回単位区間において過去評価に対して今回評価が改善している場合に、評価の改善があったことを案内する構成であればよい。従って、例えば、車両が最初に退出した今回単位区間と車両が2番目に退出した今回単位区間と車両が3番目に退出した今回単位区間とが、評価対象となる過去単位区間に対応する今回単位区間として特定する構成であってもよい。この構成によれば、評価対象となる過去単位区間の過去評価表示位置から単位区間長以内の範囲という比較的限られた範囲内に今回評価表示位置が存在し、表示部上で評価の改善の有無が対比され得る状態となっている位置に今回評価が評価される今回単位区間を対比の対象とすることができる。
なお、各単位区間の中央の位置を過去評価表示位置および今回評価表示位置とする構成においては、大半の場合には過去評価表示位置から単位区間長以内の範囲に少なくとも2個の今回評価表示位置が存在する。このため、今回単位区間と過去単位区間とが必ずしも一致せず、両者にずれが生じた場合であっても、評価対象となる過去単位区間の近傍に存在する今回単位区間を、評価対象となる過去単位区間に対応する今回単位区間として定義することができる。なお、ここで、大半の場合とは、車両現在位置に所定以上の誤差が含まれていない場合を指している。
さらに、評価対象となる過去単位区間が連続している場合に、連続していない場合と異なるタイミングで案内を行うように構成しても良い。例えば、過去評価が所定の評価レベルよりも悪い過去単位区間を評価対象となる過去単位区間とし、評価対象となる過去単位区間が連続している場合、連続している過去単位区間の全てに対応する今回単位区間において今回評価が過去評価よりも良い評価である場合に評価が改善したことを示す案内を行う構成としてもよい。例えば、図7Aに示すように過去単位区間Zp10〜Zp15が定義されるとともに、過去評価が所定の評価レベルよりも悪い過去単位区間が過去単位区間Zp11〜Zp14のように連続しており、同一の道路を今回走行した場合に図7Bに示すように今回単位区間Zp10〜Zp15のように定義されるとともに、今回単位区間Zp10〜Zp15の全てにおいて今回評価が所定の評価レベルよりも良かった場合を想定する。
この場合において、過去単位区間Zp11〜Zp14のそれぞれに対応する2区間分の今回単位区間の今回評価が所定の評価レベルよりもよいことに応じて、過去単位区間毎に評価の改善の有無を案内すると、過去単位区間毎に燃費の悪化原因が解消したことが想起される。例えば、過去単位区間Zp11の過去評価表示位置を中心とした単位区間長の範囲である円Cr1内に存在する今回評価表示位置Pt1,Pt2の今回評価が「良」であることによって今回評価区間Zt11の走行後に今回評価表示位置Pt2のアイコンを強調表示し、過去単位区間Zp12の過去評価表示位置を中心とした単位区間長の範囲である円Cr2内に存在する今回評価表示位置Pt2,Pt3の今回評価が「良」であることによって今回評価区間Zt11の走行後に今回評価表示位置Pt3のアイコンを強調表示する構成を採用することも可能である。
しかし、このような案内を行っても、過去単位区間と今回単位区間とが一致していないため、過去単位区間毎に評価が改善したことを明確に定義することは困難である。すなわち、今回評価表示位置Pt2のアイコンが強調表示されたことによって過去評価表示位置Pp1の過去評価が改善したことが明確に示されるとは限らない。例えば、今回評価表示位置Pt2のアイコンが強調表示されたことによって過去評価表示位置Pp2の過去評価が改善したと解釈するユーザも存在し得る。従って、過去単位区間毎に評価の改善の有無を案内すると、運転者の混乱を招きかねない。
そこで、連続している過去単位区間の全てに対応する今回単位区間において今回評価が過去評価よりも良い評価である場合に評価が改善したことを示す案内を行う構成とすれば、評価が改善されたことを単純かつ明快に案内することが可能になる。すなわち、図7Aおよび図7Bに示す例のように、過去単位区間Zp11〜Zp14の過去評価が所定の評価レベルよりも悪かったが、今回単位区間Zp10〜Zp15の全てにおいて今回評価が所定の評価レベルよりも良かった場合に、図7Bに示すように、今回単位区間Zp10〜Zp14の今回評価を示すアイコンを強調表示すれば、評価が改善されたことを単純かつ明快に案内することが可能になる。
10…ナビゲーション端末、20…制御部、21…評価表示プログラム、21a…評価改善案内部、21b…今回評価取得部、21c…過去評価取得部、30…記録媒体、30a…地図情報、30b…評価情報、41…GPS受信部、42…車速センサ、43…ジャイロセンサ、44…ユーザI/F部

Claims (5)

  1. 車両の今回の走行における燃費を、当該今回の走行における出発地から一定距離毎に定義された、今回の走行を評価するための単位区間である今回単位区間毎に評価した今回評価を取得する今回評価取得手段と、
    前記今回の走行よりも過去の走行における前記車両の燃費を、当該過去の走行における出発地から前記一定距離毎に定義された、過去の走行を評価するための単位区間である過去単位区間毎に評価した過去評価を取得する過去評価取得手段と、
    表示部に地図を表示するとともに、前記地図上の前記過去単位区間内の過去評価表示位置に前記過去評価を表示し、前記地図上の前記今回単位区間内の今回評価表示位置に前記今回評価を表示し、
    前記過去単位区間の前記過去評価表示位置から前記一定距離以内の範囲に前記今回評価表示位置が含まれる前記今回単位区間を、評価対象となる前記過去単位区間に対応する前記今回単位区間として、
    評価対象となる前記過去単位区間における前記過去評価よりも当該評価対象となる前記過去単位区間に対応する前記今回単位区間における前記今回評価の方が良い評価である場合に評価が改善したことを示す案内を行う評価改善案内手段と、
    を備えることを特徴とする評価表示システム。
  2. 前記評価改善案内手段は、
    前記過去評価表示位置から前記一定距離以内の範囲に前記今回評価表示位置が含まれる前記今回単位区間の中で、前記車両が最初に退出した前記今回単位区間と前記車両が2番目に退出した前記今回単位区間とを、評価対象となる前記過去単位区間に対応する前記今回単位区間とする、
    請求項1に記載の評価表示システム。
  3. 前記評価改善案内手段は、
    前記過去評価が所定の評価レベルよりも悪い前記過去単位区間を評価対象となる前記過去単位区間とし、評価対象となる前記過去単位区間が連続している場合、連続している前記過去単位区間の全てに対応する前記今回単位区間において前記今回評価が前記過去評価よりも良い評価である場合に評価が改善したことを示す案内を行う、
    請求項1または請求項2のいずれかに記載の評価表示システム。
  4. 車両の今回の走行における燃費を、当該今回の走行における出発地から一定距離毎に定義された、今回の走行を評価するための単位区間である今回単位区間毎に評価した今回評価を取得する今回評価取得工程と、
    前記今回の走行よりも過去の走行における前記車両の燃費を、当該過去の走行における出発地から前記一定距離毎に定義された、過去の走行を評価するための単位区間である過去単位区間毎に評価した過去評価を取得する過去評価取得工程と、
    表示部に地図を表示するとともに、前記地図上の前記過去単位区間内の過去評価表示位置に前記過去評価を表示し、前記地図上の前記今回単位区間内の今回評価表示位置に前記今回評価を表示し、
    前記過去単位区間の前記過去評価表示位置から前記一定距離以内の範囲に前記今回評価表示位置が含まれる前記今回単位区間を、評価対象となる前記過去単位区間に対応する前記今回単位区間として、
    評価対象となる前記過去単位区間における前記過去評価よりも当該評価対象となる前記過去単位区間に対応する前記今回単位区間における前記今回評価の方が良い評価である場合に評価が改善したことを示す案内を行う評価改善案内工程と、
    を含む評価表示方法。
  5. 車両の今回の走行における燃費を、当該今回の走行における出発地から一定距離毎に定義された、今回の走行を評価するための単位区間である今回単位区間毎に評価した今回評価を取得する今回評価取得機能と、
    前記今回の走行よりも過去の走行における前記車両の燃費を、当該過去の走行における出発地から前記一定距離毎に定義された、過去の走行を評価するための単位区間である過去単位区間毎に評価した過去評価を取得する過去評価取得機能と、
    表示部に地図を表示するとともに、前記地図上の前記過去単位区間内の過去評価表示位置に前記過去評価を表示し、前記地図上の前記今回単位区間内の今回評価表示位置に前記今回評価を表示し、
    前記過去単位区間の前記過去評価表示位置から前記一定距離以内の範囲に前記今回評価表示位置が含まれる前記今回単位区間を、評価対象となる前記過去単位区間に対応する前記今回単位区間として、
    評価対象となる前記過去単位区間における前記過去評価よりも当該評価対象となる前記過去単位区間に対応する前記今回単位区間における前記今回評価の方が良い評価である場合に評価が改善したことを示す案内を行う評価改善案内機能と、
    をコンピュータに実現させる評価表示プログラム。
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