JP5872635B2 - 送信装置及び受信装置 - Google Patents
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04J—MULTIPLEX COMMUNICATION
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- H04N21/2385—Channel allocation; Bandwidth allocation
Description
なお、発明者(ら)は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
以下、添付の図面を用いて通信システムの実施の形態を説明する。通信システムは、データを送信する送信装置と、送信装置からのデータを受信する受信装置とを含む。
1−1 送信装置の構成
図2は、本実施形態の送信装置で採用する複数のトランスポートストリームを1つの搬送波に多重化して送信するためのフレームの構成を説明した図である。
・ts_status
各TS(TS1〜TS15)の有効/無効の状態を示す。
・ts_idとnetwork_id
各TSについてのTSのID(ts_id)とネットワークID(network_id)の値の組を、TS1〜T15それぞれについて順に記述している。ts_id、network_idはそれぞれ16ビットで記述される。
・receive status
各TSの受信状態を示す。
・relative_ts_number
52個の各スロットにTS1〜TS15のいずれのTSが格納されるかを示す情報。先頭から4ビット毎に第1番目のスロット〜第52番目のスロットに格納されるTSの情報を格納する。例えば、図2に示すように第1番目のスロットにTS1が格納され、第2番目のスロットにTS2が格納されている場合、relative_ts_numberの最初の4ビットにTS1を示す相対的な番号が格納され、次の4ビットにTS2を示す相対的な番号が格納される。relative_ts_numberを参照することで、どのスロットにどのTSが格納されているかを把握することができる。
各ストリームが、TSであるかTLV(Type Length Value)であるかを識別する情報。「0」はTLVパケット、「1」はTSパケットまたはストリームなしを示す。例えば、TS1=0(TLVパケット)、TS2〜15=1(streamなし)であれば、‘011111111111111’に設定される。
・group_id(8bit)
TSまたはTLVのストリームを分割伝送する搬送波群(グループ)を識別するためのID。例えば、放送局Aであれば0x00に、放送局Bであれば0x01に設定される。
・number_of_carriers(8bit)
当該多重フレームヘッダを伝送する搬送波を含んだ複数のチャンネル(搬送波)で構成される、ストリームを伝送するための搬送波群(group_id)に属する搬送波の総数。例えば放送局A(group_id=0x00)のチャンネルの総数が1であれば0x01、総数が2であれば、0x02、総数が3であれば、0x03が設定される。
・carrier_sequence(4bit)
受信機側で複数のチャンネル(搬送波)を介して受信したデータを復調して得られる出力から、元のTSまたはTLVのストリームを再生するための合成の順序(チャンネルまたは搬送波の順序)を示す情報。例えば、number_of_carriersが3で40chのcarrier_sequenceを0、41chのcarrier_sequenceを1、50chのcarrier_sequenceが2に設定されている場合、受信機側で、40chの復調出力→41chの復調出力→50chの復調出力の順に合成する。
・frame_number(4bit)
1つのスーパーフレームの中のフレームの数を示す。64QAMなら0x03、256QAMなら0x04に設定される。
・frame_position(4bit)
スーパーフレーム中におけるフレーム位置を示す情報。すなわち、スーパーフレームにおいて何番目のフレームかを示す情報。図3に示すように64QAMなら0〜2の値、256QAMなら0〜3の値のいずれかをとる。
・CRC(32bit)
CRC値を格納するための32bitのフィールド。CRC値はISO/IEC13818 Annex Bで定義される。
特許文献2(特開2012−209675号公報)において開示された複数の搬送波を用いた伝送技術の問題点について説明する。特許文献2の方法では、搬送波毎にパケットを分割する際に、carrier_sequence(搬送波の合成順序)と、受信装置側でのパケットの到達順とに基づいて、TSパケットをどの搬送波に割り当てるかを決定する。例えば、第1〜第4搬送波の4つの搬送波を用い、carrier_sequenceが第1搬送波→第2搬送波→第3搬送波→第4搬送波の順に決定され、第1及び第3搬送波の伝送速度が31.644Mbps(64QAM)であり、第2及び第4搬送波の伝送速度が42.192Mbps(256QAM)である場合、特許文献2の方法では、図6(a)に示すように、各搬送波に対して各パケットが割り当てられる。このような割り当てでは、受信装置は、最初に受信するパケット群(1〜4)については、パケットの本来の順序とcarrier_sequenceとが一致しているため、各搬送波で受信したパケットをcarrier_sequenceに基づいて合成することで、元のパケット順序で合成されたデータが得られる。しかし、2番目に受信したパケット群(5〜8)については、パケット本来の順序とcarrier_sequenceとが一致しておらず、この場合、carrier_sequenceに基づいて合成すると、正しくデータが合成できないという問題がある。このため、受信装置側において正しく合成するためには、carrier_sequence、搬送波の数、搬送波の変調方式の種類等を考慮して合成順序を規定する必要があり、複雑な処理を要する。また、carrier_sequence、搬送波の数、搬送波の変調方式の種類等を考慮して合成順序を規定したテーブルが必要となり、搬送波の数や変調方式の種類が増加すると、用意すべきテーブルの数も膨大なものとなり、受信装置において実装上の問題がある。また、送信装置側においても、搬送波毎にパケットを分割する際に、carrier_sequenceと、受信装置側でのパケットの到達順とを考慮する必要があり、搬送波へのパケットの割り当て処理が複雑になるという問題がある。
1−4−1 全体動作
図1に示す送信装置100の動作を説明する。本実施形態の送信装置100は複数のトランスポートストリームTS1〜TS15を受信し、各TSを多重化して複数の系統(搬送波)を用いて送信する装置である。具体的には、送信装置100は、1つのTSについてパケット単位で4つの系統(第1搬送波〜第4搬送波)に振り分け、系統(搬送波)毎に、各TSのデータを多重化して送信する。これにより、実質的に4つの搬送波の伝送レートを合計したレートでの伝送が可能になり、1つの搬送波だけでは送信できない大容量のデータの伝送を可能とする。
ts_id
network_id
relative_ts_number
stream_type
group_id
number_of_carriers
carrier_sequence
frame_number
frame_position
多重フレームヘッダ生成部23は、生成した多重フレームヘッダをダミースロット生成部13及び多重化部18に出力する。
以下、ダミースロット生成部13、分割部15、及びダミースロット削除部17の動作について、図7〜図10を用いて具体的に説明する。説明の便宜上、一つのストリームTS1についての処理を例として説明する。すなわち、図7(a)に示すように、TS入力ポート1に、パケットTS1−1、TS1−2、TS1−3、TS1−4、…、TS1−n、・・・の順に入力されている状況における処理を説明する。
図9、図10を用いてダミースロットの生成、削除について説明する。図9は、ダミースロットの生成、削除を説明するための図である。説明の便宜上、図9では、第1搬送波に対するダミースロットの生成、削除を説明している。ダミースロット生成部13は、4Pカウンタ15bを参照し、その値が3であれば、ダミースロット13bを生成して分割部15に出力する。分割部15は、ダミースロット生成部13から受けたダミースロット13bをバッファ1に接続する第1搬送波用の送信用入力ポート16aに出力する。このとき、Hカウンタ1のカウントアップを行われない。しかしながら、PCR間隔カウンタ15cはカウントアップされる。ダミースロット削除部17は、送信用入力ポート16aを介して受信したダミースロットを削除する。結果として、バッファ1にダミースロットが格納されない。ダミースロット削除部17は、送信用入力ポート16aを介して受信したパケットがダミースロットでない場合は、そのままバッファ1に送信する。
PCR書き換え部11の動作について説明する。なお、PCR値は27MHzのクロックでカウントされるカウント値である。また、本実施形態では、QAM変調部19a〜19dにおける変調処理において、188バイトのパケットに16バイトの誤り訂正符号が付加されて204バイトのパケットが生成され、この204バイトのパケットが伝送される。よって、PCR値は204バイトのパケットが伝送されることを前提として計算される。
(1)固定ビットレートの場合
本実施形態では、送信装置側において、入力したTSパケットの伝送速度をモニタしながら、PCR値を調整する。最初に、42.192(Mbps)×4(搬送波の数)の固定ビットレートでの伝送を実現する場合のPCR値の調整方法を説明する。ここで、第1及び第3搬送波については、64QAMの変調方式を用いるため伝送速度は31.644(Mbps)であるが、ダミースロットを挿入することで仮想的に42.192(Mbps)に調整している。
42192000×4=
(packet_count×packet_size×8)/{(PCRn+Δt)−PCRn-1}/27000000 (1.1)
ここで、packet_countは、前回のPCRパケットを入力してから新たにPCRパケットを入力するまでに送信したパケットの総数であり、PCR間隔カウンタ15cから得られる。packet_sizeは1パケットのサイズであり、具体的には204バイトである。27000000は受信装置のカウンタの周波数である。
PCR’n=PCRn+Δt (1.2)
上記では、42192000(bps)×4(搬送波の数)の固定ビットレートでの伝送を前提としたPCR値の補正を説明したが、以下では、可変ビットレートでの伝送の場合のPCR値の補正について以下に説明する。
bit_rate1=(packet_count2×packet_size×8)/{(PCRn+Δt’)−PCRn-1}/27000000 (2.1)
bit_rate1=42192000×(valid_slot_number/53) (2.2)
ここで、packet_count2は、前回のPCRパケットを入力してから新たにPCRパケットを入力するまでに、有効スロットに対して送信したパケットの総数であり、PCR間隔カウンタ15cから得られる。ここで、PCR間隔カウンタ15cはダミースロットも含めてカウントする。valid_slot_numberは、4搬送波分のフレーム中の全スロット(53×4)における有効スロットの数である。
PCR’n=PCRn+Δt’ (2.3)
bit_rate2=(packet_count3×packet_size×8)/{(PCRn+Δt”)−PCRn-1}/27000000 (3.1)
bit_rate2= 第1搬送波の伝送レート×valid_slot_number_1/53
+第2搬送波の伝送レート×valid_slot_number_2/53
+第3搬送波の伝送レート×valid_slot_number_3/53
+第4搬送波の伝送レート×valid_slot_number_4/53 (3.2)
ここで、packet_count3は、前回のPCRパケットを入力してから新たにPCRパケットを入力するまでに、有効スロットに対して送信したパケットの総数であり、PCR間隔カウンタ15cから得られる。ただし、PCR間隔カウンタ15cはダミースロットをカウントしない。valid_slot_number_i(i=1,2,3,4)は、第i搬送波に割当てられたフレームに対する有効スロット数である。
PCR’n=PCRn+Δt” (3.3)
多重化部18の動作を説明する。本実施形態の送信装置100は、図1に示すように、複数のTS1〜TS15を入力するため入力ポート10−1〜10−15を有している。そして、各TS1〜TS15について(すなわち、入力ポート毎に)、図7(b)を用いて説明したダミースロット生成部13、分割部15、ダミースロット削除部17及びバッファ1〜4の機能が実現される。
2−1 受信装置の構成
本実施形態の受信装置は、前述の送信装置100から送信された複数の搬送波を受信して復調し、送信された本来のTSデータを取得する装置である。
2−2−1 チャンネルサーチ
図17のフローチャートを用いて、受信装置200におけるチャンネルサーチ動作について説明する。チャンネルサーチは、例えば受信装置200を新規に設置した場合に最初に実行される処理である。
ts_id
network_id
relative_ts_number
stream_type
group_id
number_of_carriers
carrier_sequence
frame_number
frame_position
第1搬送波:number_of_carriers=0x04、carrier_sequence=0x00
第2搬送波:number_of_carriers=0x04、carrier_sequence=0x01
第3搬送波:number_of_carriers=0x04、carrier_sequence=0x02
第4搬送波:number_of_carriers=0x04、carrier_sequence=0x03
まず、1)carrier_sequenceに基づき、搬送波間の合成順序(第1搬送波→第2搬送波→第3搬送波→第4搬送波)が決定される。また、2)TS内のパケットの取り出し順序は、frame_position=0x00であるフレーム(すなわち、スーパーフレームの先頭のフレーム)から順に、frame_number(64QAM:0x03(3フレーム)、256QAM:0x04(4フレーム))を参照して決定される。1)、2)で決定した順序にしたがい、図16(b)に示すように合成順序(1, 2, 3, …)が決定される。
図20のフローチャートを用いて、受信装置200における選局時の動作について説明する。ユーザにより受信装置200に対して所望のチャンネルが指定される。受信装置200は図19に示すチャンネル情報に基づき、指定されたチャンネルと同じgroup_idのチャンネルをチューナ31a〜31dのそれぞれで選局して、そのチャンネルの情報を受信し、QAM復調部33a〜33dで復調してTSを出力する(S61)。
ts_id
network_id
relative_ts_number
stream_type
group_id
number_of_carriers
carrier_sequence
frame_number
frame_position
(1)本実施形態の送信装置100は、トランスポートストリーム(TS)を入力し、第1ないし第4(複数)の搬送波を用いて送信する送信装置である。送信装置(100)は、トランスポートストリームをパケット単位で入力する入力ポート(10−1〜10−15)と、入力したトランスポートストリームを所定のデータ単位(例えば、パケット単位)で所定の割り当て順序(carrier sequence)にしたがい各搬送波に割り当てる分割部(15)と、分割部(15)により搬送波に割り当てられた所定のデータ単位のトランスポートストリームを、その割り当てられた搬送波に対応した所定の変調方式で変調するQAM変調部(19a〜19d)と、各搬送波に対応した所定の変調方式で変調されたデータを、変調方式に対応した搬送波を用いて送信する送信部(21a〜21d)と、を備える。さらに、送信装置100は、複数の搬送波の中の最大伝送速度(例えば、256QAMによる42.192Mbps)よりも遅い伝送速度(例えば、64QAMによる31.644Mbps)を持つ第1、第3搬送波に対して、データ伝送速度が前記最大伝送速度と仮想的に等しくなるように、所定のタイミングで(例えば、3パケット毎に)、入力したトランスポートストリームの所定のデータ単位に代えてダミースロット(13b)を分割部に出力するダミースロット生成部(13)と、分割部(15)によって搬送波に割り当てられたダミースロットを削除するダミースロット削除部(17)とを有する。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態1で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
また、図23に示すように、トランスポートストリームを所定数のフレーム単位で分割して各搬送波に割り当ててもよい。例えば、図23(a)に示すように、1フレーム毎に分割して各搬送波に割り当ててもよい。また、図23(b)に示すように、所定数(2以上)のフレーム毎にトランスポートストリームを分割して、各搬送波に割り当ててもよい。この場合、所定数は1スーパーフレーム当たりに含まれるフレームの数に等しい値(3または4)に設定してもよい。
frame_number = n/m
32QAM変調方式に対するframe_number=5/5=1
1024QAM変調方式に対するframe_number=10/5=2
64QAM変調方式に対するframe_number=6/2=3
256QAM変調方式に対するframe_number=8/2=4
1024QAM変調方式に対するframe_number=10/2=5
13 ダミースロット生成部
15 分割部
17 ダミースロット削除部
18 多重化部
19a〜19d QAM変調部
20 バッファ部
21a〜21d 送信部
23 多重フレームヘッダ生成部
25 フレームスロット割当部
27 搬送波グループ割当部
29 搬送波分割方法決定部
31a〜31d チューナ
33a〜33d QAM復調部
35 受信バッファ
37 ダミースロット付加部
39 パケット合成部
41 パケット抽出部
43 多重フレームヘッダ検出・合成順決定部
100 送信装置
200 受信装置
Claims (11)
- トランスポートストリームを入力し、複数の搬送波を用いて送信する送信装置であって、
トランスポートストリームをパケット単位で入力する入力部と、
入力したトランスポートストリームを所定のデータ単位で所定の割り当て順序にしたがい各搬送波に割り当てる分割部と、
前記分割部により搬送波に割り当てられた所定のデータ単位のトランスポートストリームを、その割り当てられた搬送波に対応した所定の変調方式で変調する変調部と、
各搬送波に対応した所定の変調方式で変調されたデータを、変調方式に対応した搬送波を用いて送信する送信部と、を備え、さらに、
前記複数の搬送波の中の最大伝送速度よりも遅い伝送速度を持つ搬送波に対して、データ伝送速度が前記最大伝送速度と仮想的に等しくなるように、所定のタイミングで、入力したトランスポートストリームの所定のデータ単位に代えてダミースロットを前記分割部に出力するダミースロット生成部と、
前記分割部によって搬送波に割り当てられたダミースロットを削除するダミースロット削除部と、
を有する、ことを特徴とする送信装置。 - 前記トランスポートストリームはMPEG-2 TSであり、
当該送信装置は、前記トランスポートストリームのパケットに含まれるPCR(Program Clock Reference)値を書き換えるPCR書き換え部をさらに備え、
前記PCR書き換え部は、PCR値を含むパケットを受信したときに、当該パケットのデータ伝送速度が、前記最大伝送速度に前記複数の搬送波の数を乗じて得られる速度と等しくなるように、そのPCR値を書き換える、
ことを特徴とする請求項1記載の送信装置。 - 複数のトランスポートストリームのそれぞれに対して、前記複数の搬送波毎に設けられたバッファと、
複数のトランスポートストリームについてデータを多重化する多重化部と、をさらに備え、
前記入力部は、複数のトランスポートストリームを入力し、
前記分割部は、各トランスポートストリームに対して、所定のデータ単位のトランスポートストリームを搬送波毎に割り当て、
前記多重化部は、各トランスポートについて搬送波毎に割り当てられた所定単位のデータを、所定のトランスポートストリームについて搬送波毎に多重化する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の送信装置。 - 前記所定のデータ単位は、所定数のパケット単位または所定数のフレーム単位である、ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の送信装置。
- 請求項1ないし4のいずれかに記載の送信装置から複数の搬送波を用いて送信されたデータをそれぞれ受信して合成し、所定のトランスポートストリームを分離して出力する受信装置であって、
前記複数の搬送波のそれぞれに対して設けられた複数のチューナと、
前記各チューナで受信した信号を、受信した信号の変調方式に応じた復調方式で復調する復調部と、
前記復調部で復調されたデータを搬送波毎に格納するバッファと、
前記複数の搬送波の中の最大伝送速度よりも遅い伝送速度を持つ搬送波について、前記バッファに格納されたデータに対して、所定のデータ間隔でダミースロットを付加するダミースロット付加部と、
前記バッファに搬送波毎に格納されたトランスポートストリームを合成する合成部と、
合成により得られたトランスポートストリームから所定のトランスポートストリームを分離して出力する抽出部と
を備えたことを特徴とする受信装置。 - 前記復調部で復調されたデータからヘッダを検出し、当該ヘッダから所定のパラメータを取り出し、前記所定のパラメータに含まれる前記所定の割り当て順序を示す情報に基づき前記トランスポートストリームの合成順序を決定するヘッダ検出合成順決定部をさらに備えたことを特徴とする請求項5記載の受信装置。
- 前記抽出部は、前記合成により得られたトランスポートストリームにおいて、選局されたチャンネルに関連するデータ以外のデータについてはNullデータを挿入する、ことを特徴とする請求項5記載の受信装置。
- トランスポートストリームを入力し、複数の搬送波を用いて送信する送信方法であって、
トランスポートストリームをパケット単位で入力する第1のステップと、
入力したトランスポートストリームを所定のデータ単位で所定の割り当て順序にしたがい各搬送波に割り当てる第2のステップと、
前記搬送波に割り当てられた所定のデータ単位のトランスポートストリームを、その割り当てられた搬送波に対応した所定の変調方式で変調する第3のステップと、
各搬送波に対応した所定の変調方式で変調されたデータを、変調方式に対応した搬送波を用いて送信する第4のステップと、含み、さらに、
前記第2のステップにおいて、前記複数の搬送波の中の最大伝送速度よりも遅い伝送速度を持つ搬送波に対して、データ伝送速度が前記最大伝送速度と仮想的に等しくなるように、所定のタイミングで、入力したトランスポートストリームの所定のデータ単位に代えてダミースロットを搬送波に割り当てる第5のステップと、
前記第5のステップにおいて搬送波に割り当てられたダミースロットを削除する第6のステップと、含む、
ことを特徴とする送信方法。 - 請求項8に記載の送信方法によって複数の搬送波を用いて送信されたデータをそれぞれ受信し、合成して、所定のトランスポートストリームを出力する受信方法であって、
前記複数の搬送波のそれぞれからの信号を受信するステップと、
受信した信号の変調方式に応じた復調方式で復調するステップと、
前記復調したデータを搬送波毎にバッファに格納するステップと、
前記複数の搬送波の中の最大伝送速度よりも遅い伝送速度を持つ搬送波について、前記バッファに格納されたデータに対して、所定のデータ間隔でダミースロットを付加するステップと、
前記バッファに搬送波毎に格納されたトランスポートストリームを合成するステップと、
合成により得られたトランスポートストリームから所定のトランスポートストリームを分離して出力するステップと
を含むことを特徴とする受信方法。 - コンピュータに、
複数の搬送波を用いて、トランスポートストリームをパケット単位で入力する第1のステップと、
入力したトランスポートストリームを所定のデータ単位で所定の割り当て順序にしたがい各搬送波に割り当てる第2のステップと、
前記搬送波に割り当てられた所定のデータ単位のトランスポートストリームを、その割り当てられた搬送波に対応した所定の変調方式で変調する第3のステップと、
各搬送波に対応した所定の変調方式で変調されたデータを、変調方式に対応した搬送波を用いて送信する第4のステップと、を実行させ、さらに、
前記第2のステップにおいて、前記複数の搬送波の中の最大伝送速度よりも遅い伝送速度を持つ搬送波に対して、データ伝送速度が前記最大伝送速度と仮想的に等しくなるように、所定のタイミングで、入力したトランスポートストリームの所定のデータ単位に代えてダミースロットを搬送波に割り当てる第5のステップと、
前記第5のステップにおいて搬送波に割り当てられたダミースロットを削除する第6のステップと、を実行させる
プログラム。 - コンピュータに、
請求項8記載の送信方法により送信された複数の搬送波のそれぞれを受信して得られる信号を入力するステップと、
入力した信号の変調方式に応じた復調方式で復調するステップと、
前記復調したデータを搬送波毎にバッファに格納するステップと、
前記複数の搬送波の中の最大伝送速度よりも遅い伝送速度を持つ搬送波について、前記バッファに格納されたデータに対して、所定のデータ間隔でダミースロットを付加するステップと、
前記バッファに搬送波毎に格納されたトランスポートストリームを合成するステップと、
合成により得られたトランスポートストリームから所定のトランスポートストリームを分離して出力するステップと、
を実行させるプログラム。
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