JP2016027700A - 送信装置及び伝送システム - Google Patents

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佳孝 袴田
Yoshitaka Hakamada
佳孝 袴田
倉掛 卓也
Takuya Kurakake
卓也 倉掛
中村 直義
Naoyoshi Nakamura
直義 中村
小山田 公之
Kimiyuki Oyamada
公之 小山田
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Nippon Hoso Kyokai NHK
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Abstract

【課題】 大容量データストリームについて複数の搬送波を用いる必要がある場合であっても、適切なデータ伝送を行うことを可能とする送信装置及び伝送システムを提供する。
【解決手段】 送信装置10は、大容量データストリームの分割によって得られるパケットを所定数のパケット配置用スロット及びヘッダによって構成されるフレームに多重するとともに、複数の分割データストリームを生成する多重化部11と、複数の分割データストリームを互いに異なる複数の搬送波によって送信する送信処理部12とを備え、多重化部11は、複数の分割データストリームを搬送する複数の搬送波を識別するグループIDをヘッダに付与する。
【選択図】図2

Description

本発明は、送信装置及び伝送システムに関する。
従来、1つの搬送波(伝送チャネル)を用いて1系統以上のデータストリームを送信する技術が知られている。また、1つの搬送波の伝送容量の制限から、1つの搬送波によって1系統のデータストリームを送信できないケースが存在する。このようなケースに対する対策として、1系統のデータストリームを複数の分割データストリームに分割し、2以上の分割データストリームを2以上の搬送波を用いて送信する技術(以下、TS多重化技術)も提案されている(例えば、特許文献1)。
具体的には、上述したTS多重化技術において、1つの分割データストリームは、1つの搬送波を用いて送信されており、所定数のパケット配置用スロット及びヘッダを有する複数のフレームによって構成される。各フレームのヘッダは、複数の分割データストリームを受信装置が再構成するために必要な情報(再構成情報)を含む。再構成情報は、少なくとも、互いに異なる複数の分割データストリームを構成するパケットを複数のフレームのそれぞれにサイクリックに多重する順序を特定するための情報を含む。
なお、データストリームは、固定長のパケット(例えば、TS(MPEG−2 Transport Stream)パケット)又は可変長のパケット(例えば、TLV(Type Length Value)パケット)によって構成される。
特開2003−51849号公報
ところで、近年では、SHV(Super High Vision)のように、1系統のデータストリームに要求される伝送容量が非常に大きいサービスの検討が進んでいる。このようなサービスにおいては、2以上の系統のデータストリームのそれぞれについて、2以上の搬送波を用いる必要がある。すなわち、2以上の系統のデータストリームの分割が必要になる。
しかしながら、上述したTS多重化技術では、1つの搬送波によって送信できないデータストリームが1系統のデータストリームであるケースが想定されているに過ぎない。従って、上述したTS多重化技術を用いて、2以上の系統のデータストリームを送信装置が送信しても、2以上の系統のデータストリームを受信装置が区別することができず、適切なデータ伝送を行うことができない。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされてものであり、複数系統のデータストリームのそれぞれについて、複数の搬送波を用いる必要がある場合であっても、適切なデータ伝送を行うことを可能とする送信装置及び伝送システムを提供することを目的とする。
第1の特徴は、1つの搬送波の伝送容量を超える伝送容量を有する大容量データストリームを送信する送信装置であって、前記大容量データストリームの分割によって得られるパケットを所定数のパケット配置用スロット及びヘッダによって構成されるフレームに多重するとともに、複数の分割データストリームを生成する多重化部と、前記複数の分割データストリームを互いに異なる複数の搬送波によって送信する送信部とを備え、前記多重化部は、前記複数の分割データストリームを搬送する前記複数の搬送波を識別するグループIDを前記ヘッダに付与することを要旨とする。
第2の特徴は、1つの搬送波の伝送容量を超える伝送容量を有する大容量データストリームを送信する送信装置であって、前記大容量データストリームの分割によって得られるパケットを所定数のパケット配置用スロット及びヘッダによって構成されるフレームに多重するとともに、複数の分割データストリームを生成する多重化部と、前記複数の分割データストリームを互いに異なる複数の搬送波によって送信する送信部とを備え、前記多重化部は、前記大容量データストリームを識別するグループIDを前記ヘッダに付与することを要旨とする。
第3の特徴は、1つの搬送波の伝送容量を超える伝送容量を有する大容量データストリームが送信装置から受信装置に送信される伝送システムであって、前記送信装置は、前記大容量データストリームの分割によって得られるパケットを所定数のパケット配置用スロット及びヘッダによって構成されるフレームに多重することによって、複数の分割データストリームを生成する多重化部と、前記複数の分割データストリームを互いに異なる複数の搬送波によって送信する送信部とを備え、前記多重化部は、前記複数の分割データストリームを搬送する前記複数の搬送波を識別するグループIDを前記ヘッダに付与することを要旨とする。
第4の特徴は、1つの搬送波の伝送容量を超える伝送容量を有する大容量データストリームが送信装置から受信装置に送信される伝送システムであって、前記送信装置は、前記大容量データストリームの分割によって得られるパケットを所定数のパケット配置用スロット及びヘッダによって構成されるフレームに多重することによって、複数の分割データストリームを生成する多重化部と、前記複数の分割データストリームを互いに異なる複数の搬送波によって送信する送信部とを備え、前記大容量データストリームを識別するグループIDを前記ヘッダに付与することを要旨とする。
本発明によれば、複数系統のデータストリームのそれぞれについて、複数の搬送波を用いる必要がある場合であっても、適切なデータ伝送を行うことを可能とする送信装置及び伝送システムを提供することができる。
図1は、第1実施形態に係る伝送システム100を示す図である。 図2は、第1実施形態に係る送信装置10を示すブロック図である。 図3は、第1実施形態に係る受信装置20を示すブロック図である。 図4は、第1実施形態に係るフレームの構成を説明するための図である。 図5は、第1実施形態に係るヘッダを説明するための図である。 図6は、第1実施形態に係るヘッダを説明するための図である。 図7は、第1実施形態に係るヘッダを説明するための図である。
以下において、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[実施形態の概要]
実施形態に係る送信装置は、1つの搬送波の伝送容量を超える伝送容量を有する大容量データストリームを送信する。送信装置は、前記大容量データストリームの分割によって得られるパケットを所定数のパケット配置用スロット及びヘッダによって構成されるフレームに多重するとともに、複数の分割データストリームを生成する多重化部と、前記複数の分割データストリームを互いに異なる複数の搬送波によって送信する送信部とを備え、前記多重化部は、前記複数の分割データストリームを搬送する前記複数の搬送波を識別するグループIDを前記ヘッダに付与する。
実施形態では、大容量データストリームと対応する複数の分割データストリームを搬送する複数の搬送波を識別するグループIDを送信装置がヘッダに付与するため、複数の分割データストリームを搬送する複数の搬送波(言い換えると、大容量データストリーム)を受信装置が区別することができる。従って、大容量データストリームについて複数の搬送波を用いる必要がある場合であっても、大容量データストリームを受信装置が再構成することができ、適切なデータ伝送を行うことができる。
[第1実施形態]
(伝送システム)
以下において、第1実施形態に係る伝送システムについて説明する。図1は、第1実施形態に係る伝送システム100を示す図である。図2は、第1実施形態に係る送信装置10を示すブロック図であり、図3は、第1実施形態に係る受信装置20を示すブロック図である。
図1に示すように、伝送システムは、送信装置10及び受信装置20を有する。送信装置10及び受信装置20は、有線伝送路で接続されている。有線伝送路は、例えば、商用のケーブルテレビサービス等で用いられる伝送路である。
ここで、送信装置10は、1つの搬送波の伝送容量を超える伝送容量を有する大容量データストリームとして、複数系統の大容量データストリームを受信装置20に送信する。大容量データストリームは、例えば、SHV(Super High Vision)で用いられる解像度(7680×4320)、いわゆる8Kに対応するデータストリームである。
また、送信装置10は、1つの搬送波の伝送容量を超えない伝送容量を有する小容量データストリームを受信装置20に送信してもよい。小容量データストリームは、例えば、フルHD(いわゆる2K)又はウルトラHD(いわゆる4K)に対応するデータストリームである。なお、送信装置10は、複数系統の小容量データストリームを1つの搬送波によって送信することができる。
データストリームは、例えば、固定長(例えば、188バイト)のパケット(例えば、TS(Transport Stream)パケット)又は可変長のパケット(例えば、TLV(Type Length Value)パケット)を含む。
第1実施形態では、送信装置10から受信装置20に対して、大容量データストリーム#1〜#N及び小容量データストリーム#M〜#M+Kが送信されるケースについて例示する。但し、Nは、2以上の自然数であり、Mは、N+1であり、Kは、N+1よりも大きい任意の自然数である。
図2に示すように、送信装置10は、多重化部11と、送信処理部12とを有する。
多重化部11は、所定数のパケット配置用スロット及びヘッダによって構成されるフレームを生成する。例えば、フレームは、53個のスロットによって構成されており、1スロットは、188バイト長である。最初の1つのスロットにヘッダが格納され、残りの52のパケット配置用スロットにパケットが格納される。例えば、1つのスロットのサイズは、TSパケットのサイズ(188バイト)と同様である。多重化部11は、データストリームに固定長のTSパケットが含まれる場合には、TSパケットをそのままスロットに格納する。一方で、多重化部11は、データストリームに可変長のTLVパケットが含まれる場合には、TLVパケットをスロットのサイズに分割するとともに、分割されたデータにヘッダが付加された188バイト長の分割TLVパケットをスロットに格納する。
具体的には、多重化部11は、大容量データストリーム#1〜#Nのそれぞれを分割し、所定数のパケット配置用スロット及びヘッダによって構成される複数のフレームのそれぞれに、互いに異なる分割データストリーム(例えば、上述したTSパケット又は分割TLVパケット)をサイクリックに多重する。
第1実施形態において、多重化部11は、1つの搬送波によって送信すべき分割データストリームに対して、互いに異なる系統の大容量データストリームの分割によって得られるパケットを多重せずに、同一系統の大容量データストリームの分割によって得られるパケットのみを多重する。
すなわち、多重化部11は、大容量データストリーム#1の分割によって得られるパケットのみを多重することによって、複数(図2では、3つ)の分割データストリーム#1を生成する。言い換えると、分割データストリーム#1は、大容量データストリーム#1の分割によって得られるパケットのみを含む。なお、大容量データストリーム#2〜#Nについても同様の処理が行われる。
このようなケースにおいて、多重化部11は、複数の分割データストリームを受信装置20が再構成するために必要な情報(再構成情報)をヘッダに付与する。再構成情報は、少なくとも、大容量データストリームと対応する複数の分割データストリームを搬送する複数の搬送波を識別するグループIDを含む。言い換えると、グループIDは、複数系統の大容量データストリームのそれぞれを識別する情報である。再構成情報は、複数の搬送波のそれぞれによって送信される複数の分割データストリームを構成するパケットを複数のフレームのそれぞれにサイクリックに多重する順序を特定するための情報(以下、搬送波順序情報)を含むことが好ましい。なお、ヘッダの詳細については後述する(図5〜図7を参照)。
さらに、小容量データストリーム#M〜#M+Kのそれぞれを複数の分割データストリームに分割する必要がない。従って、多重化部11は、小容量データストリーム#M〜#M+Kのそれぞれを分割し、所定数のパケット配置用スロット及びヘッダによって構成される複数のフレームを生成する。多重化部11は、2以上の小容量データストリームの分割によって得られるパケットを1つのフレームに多重してもよい。このような方法は、例えば、特許第3051729号に記載されている通りである。
送信処理部12は、多重化部11から出力されるデータストリームの送信処理を行う。送信処理は、同期反転/拡散処理、符号化処理(例えば、リードソロモン符号を用いた符号化処理)、インタリーブ処理、バイト/シンボル変換処理、差動符号化処理、ロールオフフィルタ処理、変調処理(例えば、64QAM又は256QAM)等である。これらの処理の詳細は、例えば、社団法人日本CATV技術協会が定めるJCTEA STD −002−5.3(デジタル有線テレビジョン放送「多重化装置」)で定める通りである。
送信処理部12は、搬送波毎に設けられている。例えば、送信処理部12−1A,1B及び1Cは、それぞれ、搬送波f#1−1,f#1−2及びf#1−3を用いて、3つの分割データストリーム#1を送信する。同様に、送信処理部12−2A,2B及び2Cは、それぞれ、搬送波f#2−1,f#2−2及びf#2−3を用いて、3つの分割データストリーム#2を送信する。送信処理部12−NA,NB及びNCは、それぞれ、搬送波f#n−1,f#n−2及びf#n−3を用いて、3つの分割データストリーム#Nを送信する。
なお、送信処理部12−M〜12M+Kは、それぞれ、搬送波f#m〜f#m+kを用いて、小容量データストリーム#M〜#M+Kを送信する。
図3に示すように、受信装置20は、受信処理部21と、再構成部22とを有する。
受信処理部21は、送信装置10から受信するデータストリームの受信処理を行う。受信処理は、復調処理(例えば、64QAM又は256QAM)、ロールオフフィルタ処理、差動復号処理、シンボル/バイト変換処理、デインタリーブ処理、復号処理(例えば、リードソロモン符号を用いた復号処理)、同期反転/逆拡散処理等である。これらの処理の詳細は、例えば、社団法人日本CATV技術協会が定めるJCTEA STD −002−5.3(デジタル有線テレビジョン放送「多重化装置」)で定める通りである。
受信処理部21は、搬送波毎に設けられている。例えば、受信処理部21−1A,1B及び1Cは、それぞれ、搬送波f#1−1,f#21及びf#1−3を用いて、3つの分割データストリーム#1を受信する。同様に、受信処理部21−2A,2B及び2Cは、それぞれ、搬送波f#2−1,f#2−2及びf#2−3を用いて、3つの分割データストリーム#2を受信する。受信処理部21−NA,NB及びNCは、それぞれ、搬送波f#n−1,f#n−2及びf#n−3を用いて、3つの分割データストリーム#Nを受信する。
なお、受信処理部21−M〜21M+Kは、それぞれ、搬送波f#m〜f#m+kを用いて、小容量データストリーム#M〜#M+Kを受信する。
再構成部22は、所定数のパケット配置用スロット及びヘッダによって構成されるフレームからデータストリームを再構成する。例えば、フレームは、上述したように、53個のスロットによって構成されており、最初の1つのスロットにヘッダが格納され、残りの52のパケット配置用スロットにパケット(例えば、上述したTSパケット又は分割TLVパケット)が格納される。
具体的には、再構成部22は、大容量データストリーム#1〜#Nのそれぞれに対応する複数の分割ストリームから、大容量データストリーム#1〜#Nを再構成する。再構成部22は、少なくとも、ヘッダに含まれるグループIDを用いて、大容量データストリーム#1〜#Nを再構成する。すなわち、再構成部22は、グループIDを用いて同一のグループIDを有するフレームを特定するとともに、特定されたフレームの合成によって大容量データストリームを再構成する。なお、再構成部22は、フレームに含まれる搬送波順序情報によって、同一のグループIDを有するフレームの並べ替えを行うことが好ましい。
これによって、大容量データストリームに含まれるネットワーク情報テーブル(NIT)が複数の分割データストリームに分割される場合であっても、グループIDによって分割データストリームから大容量データストリームを再構成することができるため、NITを特定することができる。NITは、変調方式などの伝送路の情報と放送番組を関連付ける情報を記述したテーブルであり、デジタル放送のチャンネル選択などに用いられている。すなわち、受信装置20は、NITの特定によって複数系統の大容量データストリームを正しく受信することができる。
(フレーム構成)
以下において、第1実施形態に係るフレームの構成について説明する。図4は、第1実施形態に係るフレームの構成を説明するための図である。
図4に示すように、53個のスロットによって構成されており、最初の1つのスロットにヘッダが格納され、残りの52のパケット配置用スロットにパケットが格納される。
ここで、大容量データストリームを複数の分割データストリームに分割する技術(以下、複数搬送波伝送方式)で用いるフレームは、複数系統の小容量データストリームを1つの搬送波で伝送可能な技術(以下、複数TS伝送方式)で用いる既存のTSMF(Transport Stream Multiplexing Frame)を拡張したものである。既存のTSMFは、ITU−T J.183で規格化されている。複数搬送波伝送方式で用いるフレームを拡張TSMFと称する。また、拡張TSMFフレームのヘッダを拡張TSMFヘッダと称する。
拡張TSMFヘッダは、既存のTSMFヘッダと同様と構成に加えて、後述する拡張情報を含む。すなわち、拡張情報以外については、既存のTSMFヘッダと同様であることに留意すべきである。
拡張TSMFヘッダは、図5に示すように、パケットヘッダ、多重フレーム同期信号、変更指示、スロット情報、識別子/相対ストリーム番号対応情報、送受信制御情報、相対ストリーム番号/スロット対応情報、拡張情報、CRCを含む。
パケットヘッダは、図6に示すように、フレームの同期をとるための同期バイト、拡張TSMFヘッダを確実に識別するための多重フレームPID、拡張TSMF毎にインクリメントされる値が格納される連続性指標を含む。
多重フレーム同期信号は、拡張TSMFヘッダ毎に判定するビット列によって構成される。多重フレーム同期信号は、多重フレームPIDと同様に、拡張TSMFヘッダを確実に識別するための情報である。
変更指示は、拡張TSMFが変更されるとインクリメントされる値である。変更指示を用いることによって、拡張TSMFの変更と伝送誤りとを区別することができる。
スロット情報は、各スロットに割り当てられるTSパケット又はTLVパケットの配置を区別する情報、拡張TSMFに含まれる信号の組合せを示す多重フレーム形式などを含む。ここで、多重フレーム形式とは、(a)複数TS伝送方式のパケット(TSパケット又はTLVパケット)がフレームに含まれている状態、(b)複数搬送波伝送方式のパケットの一部及び複数TS伝送方式のパケットがフレームに含まれている状態、(c)複数搬送波伝送方式のパケットの一部のみがフレームに含まれている状態を識別する情報である。
識別子/相対ストリーム番号対応情報は、各スロットに格納されるTSパケット又はTLVパケットが属するデータストリームの識別子と相対ストリーム番号を対応付けるための情報である。
送受信制御情報は、各スロットに格納されるTSパケット又はTLVパケットの受信状態を示す情報である。
相対ストリーム番号/スロット対応情報は、各スロットに格納されるTSパケット又はTLVパケットが属するデータストリームの相対ストリーム番号とスロットとを対応付けるための情報である。
拡張情報は、図7に示すように、地上波デジタル放送地震動警報情報AC、ストリーム種別、搬送波群の識別、搬送波の総数、搬送波の順序、フレーム数、フレーム位置情報を含む。
地上波デジタル放送地震動警報情報ACは、地震動警報情報の構成を示す情報である。
ストリーム種別は、拡張TSMFに含まれるパケットが属するデータストリームの種別(TS又はTLV)を示す情報である。
搬送波群の識別は、大容量データストリームと対応する複数の分割データストリームを搬送する複数の搬送波を識別するグループIDを含む。言い換えると、搬送波群の識別は、複数系統の大容量データストリームのそれぞれを識別するグループIDである。なお、複数搬送波伝送方式で伝送される大容量データストリームは、1つのグループIDに属する複数の搬送波のみによって送信される。例えば、図2及び図3に示す例では、分割データストリーム#1に多重される拡張TSMFの拡張TSMFヘッダには、大容量データストリーム#1を識別するグループIDが付与され、分割データストリーム#2に多重される拡張TSMFの拡張TSMFヘッダには、大容量データストリーム#2を識別するグループIDが付与され、分割データストリーム#Nに多重される拡張TSMFの拡張TSMFヘッダには、大容量データストリーム#Nを識別するグループIDが付与される。
搬送波の総数は、大容量データストリームの分割によって得られる分割データストリームを伝送する複数の搬送波の総数である。例えば、図2及び図3に示す大容量データストリーム#1では、分割データストリームを伝送する搬送波の総数”3”が拡張TSMFヘッダに付与される。
搬送波の順序は、互いに異なる分割データストリームを構成するパケットを複数の拡張TSMFのそれぞれにサイクリックに多重する順序を特定するための情報(上述した搬送波順序情報)である。例えば、図2及び図3に示す大容量データストリーム#1において、搬送波#f1−1、搬送波#f1−2及び搬送波#f1−3の順で、互いに異なる分割データストリーム#1を構成するパケットを複数の拡張TSMFのそれぞれにサイクリックに多重する場合には、搬送波#f1−1によって送信される分割データストリーム#1に対応する拡張TSMFヘッダの搬送波順序情報に“1”が付与され、搬送波#f1−2によって送信される分割データストリーム#2に対応する拡張TSMFヘッダの搬送波順序情報に“2”が付与され、搬送波#f1−3によって送信される分割データストリーム#3に対応する拡張TSMFヘッダの搬送波順序情報に“3”が付与される。
フレーム数は、複数の拡張TSMFによって構成されるフレーム(以下、スーパーフレーム)を定義する情報である。フレーム数は、スーパーフレームに含まれており、1つの搬送波によって送信される拡張TSMFの数を示している。
フレーム位置情報は、スーパーフレームにおいて拡張TSMFが何番目に位置するかを示す情報である。
CRCは、拡張TSMFヘッダの誤り検出に用いるビット列である。CRCは、拡張TSMFヘッダのうち、先頭の4バイトを除いた184バイトから生成される。
(作用及び効果)
第1実施形態では、大容量データストリームと対応する複数の分割データストリームを搬送する複数の搬送波を識別するグループIDを送信装置10がヘッダ(拡張TSMFヘッダ)に付与するため、複数の分割データストリームを搬送する複数の搬送波(言い換えると、大容量データストリーム)を受信装置20が区別することができる。従って、大容量データストリームについて複数の搬送波を用いる必要がある場合であっても、大容量データストリームを受信装置20が再構成することができ、適切なデータ伝送を行うことができる。
言い換えると、大容量データストリームに含まれるネットワーク情報テーブル(NIT)が複数の分割データストリームに分割される場合であっても、グループIDによって分割データストリームから大容量データストリームを再構成することができるため、NITを特定することができる。すなわち、受信装置20は、NITの特定によって複数系統の大容量データストリームを正しく受信することができる。
[まとめ]
1つの搬送波の伝送容量を超える伝送容量を有する大容量データストリームを送信する送信装置は、前記大容量データストリームの分割によって得られるパケットを所定数のパケット配置用スロット及びヘッダによって構成されるフレームに多重するとともに、複数の分割データストリームを生成する多重化部と、前記複数の分割データストリームを互いに異なる複数の搬送波によって送信する送信部とを備え、前記多重化部は、前記複数の分割データストリームを搬送する前記複数の搬送波を識別するグループID又は前記大容量データストリームを識別するグループIDを前記ヘッダに付与する。
1つの搬送波の伝送容量を超える伝送容量を有する大容量データストリームを受信する受信装置は、互いに異なる複数の搬送波によって送信される複数の分割データストリームを受信する受信部と、前記複数の分割データストリームから、前記大容量データストリームを再構成する再構成部とを備え、互いに異なる分割データストリームを構成するパケットは、複数のフレームに多重されており、前記複数のフレームのそれぞれは、所定数のパケット配置用スロット及びヘッダを含み、前記ヘッダは、前記複数の分割データストリームを搬送する前記複数の搬送波を識別するグループID又は前記大容量データストリームを識別するグループIDを含み、前記再構成部は、少なくとも前記グループIDを用いて、前記複数系統の大容量データストリームを再構成する。
1つの搬送波の伝送容量を超える伝送容量を有する大容量データストリームが送信装置から受信装置に送信される伝送システムは、上述した送信装置及び受信装置の少なくともいずれかを含む。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
実施形態では特に触れていないが、送信装置10(多重化部11)は、1つの搬送波によって送信すべき分割ストリームに対して、1つの搬送波の伝送容量を超えない伝送容量を有する小容量データストリームを多重してもよい。例えば、図2及び図3に示す例では、送信装置10(多重化部11)は、搬送波#f1−1及び搬送波#f1−2によって送信される分割データストリーム#1に対して、大容量データストリーム#1の分割によって得られる拡張TSMFのみを多重するとともに、搬送波#f1−3によって送信される分割データストリーム#1に対して、小容量データストリーム#M〜#M+Kのうち、少なくともいずれか1つの小容量データストリームを多重してもよい。搬送波#f1−3によって送信される分割データストリーム#1には、2以上の小容量データストリームが多重されてもよい。
実施形態では特に触れていないが、送信装置10及び受信装置20が行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。また、プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体であってもよい。
或いは、送信装置10及び受信装置20が行う各処理を実行するためのプログラムを記憶するメモリ及びメモリに記憶されたプログラムを実行するプロセッサによって構成されるチップが提供されてもよい。
10…送信装置、11…多重化部、12…送信処理部、20…受信装置、21…受信処理部、22…再構成部、100…伝送システム

Claims (5)

  1. 1つの搬送波の伝送容量を超える伝送容量を有する大容量データストリームを送信する送信装置であって、
    前記大容量データストリームの分割によって得られるパケットを所定数のパケット配置用スロット及びヘッダによって構成されるフレームに多重するとともに、複数の分割データストリームを生成する多重化部と、
    前記複数の分割データストリームを互いに異なる複数の搬送波によって送信する送信部とを備え、
    前記多重化部は、前記複数の分割データストリームを搬送する前記複数の搬送波を識別するグループIDを前記ヘッダに付与することを特徴とする送信装置。
  2. 1つの搬送波の伝送容量を超える伝送容量を有する大容量データストリームを送信する送信装置であって、
    前記大容量データストリームの分割によって得られるパケットを所定数のパケット配置用スロット及びヘッダによって構成されるフレームに多重するとともに、複数の分割データストリームを生成する多重化部と、
    前記複数の分割データストリームを互いに異なる複数の搬送波によって送信する送信部とを備え、
    前記多重化部は、前記大容量データストリームを識別するグループIDを前記ヘッダに付与することを特徴とする送信装置。
  3. 前記多重化部は、前記パケットを前記フレームに多重する順序を特定するための情報を前記ヘッダに付与することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の送信装置。
  4. 1つの搬送波の伝送容量を超える伝送容量を有する大容量データストリームが送信装置から受信装置に送信される伝送システムであって、
    前記送信装置は、
    前記大容量データストリームの分割によって得られるパケットを所定数のパケット配置用スロット及びヘッダによって構成されるフレームに多重することによって、複数の分割データストリームを生成する多重化部と、
    前記複数の分割データストリームを互いに異なる複数の搬送波によって送信する送信部とを備え、
    前記多重化部は、前記複数の分割データストリームを搬送する前記複数の搬送波を識別するグループIDを前記ヘッダに付与することを特徴とする伝送システム。
  5. 1つの搬送波の伝送容量を超える伝送容量を有する大容量データストリームが送信装置から受信装置に送信される伝送システムであって、
    前記送信装置は、
    前記大容量データストリームの分割によって得られるパケットを所定数のパケット配置用スロット及びヘッダによって構成されるフレームに多重することによって、複数の分割データストリームを生成する多重化部と、
    前記複数の分割データストリームを互いに異なる複数の搬送波によって送信する送信部とを備え、
    前記多重化部は、前記大容量データストリームを識別するグループIDを前記ヘッダに付与することを特徴とする伝送システム。
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