JP5871951B2 - 流体冷却装置、流体冷却装置を備えた原子力プラント - Google Patents
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Description
本願は、2011年12月2日に出願された特願2011−265336号及び2012年3月14日に出願された特願2012−056801号について優先権を主張し、その内容をここに援用する。
一方、原子炉の配管等が破損して冷却水が流出するようなLOCA(原子炉冷却材喪失事故)のような非常時には、流体冷却装置は、供給ポンプを駆動して、燃料取替用水ピットに貯留されている冷却水を原子炉格納容器内に向けて散布する。ここで、該冷却水は、原子炉格納容器内で発生する大量の蒸気に対して直接散布されることで、大量のエネルギーを吸収する。よって、冷却水は原子炉格納容器の内部を冷却するとともに、高温となって落水し燃料取替用水ピットに貯留される。また、高温となった冷却水は、ファンにより導入された大気と冷却装置で熱交換されて冷却される構成である。
すなわち、本発明の第一態様に係る流体冷却装置は、原子炉格納容器に設置され、該原子炉格納容器内の蒸気と内部の作動流体とを熱交換させることで、該蒸気を冷却するとともに前記作動流体を気化させる蒸発器と、前記気化された作動流体を、該蒸発器から導出する第一接続管と、原子炉格納容器の外部の冷却塔に設置されて前記第一接続管に接続されるとともに、該第一接続管からの前記気化された作動流体を該冷却塔内の気体と熱交換させることで、該気体の温度を上昇させるとともに前記作動流体を液化させる凝縮器と、前記液化された作動流体を、前記凝縮器から前記蒸発器に導く第二接続管と、前記蒸発器の周囲を囲むとともに下方に向かって延び、上端及び下端が前記格納容器内に向かって開口することで、該蒸発器の周囲の冷却された前記蒸気を下方に導くスカート部と、を備える。
ここで、冷却塔内では、自然循環により凝縮器に気体を供給することができるため、例えば電源の供給がない場合でも、原子炉格納容器内の蒸気が冷却され、原子炉格納容器の信頼性を向上させることができる。
さらに、このような構成によれば、スカート部により、冷却された高密度となった蒸気とスカート部の外方に存在する熱交換される前の低密度の蒸気の気相とが、混合することを抑制することができる。よって、蒸発器で熱交換に利用されて蒸発器から導出される蒸気の流れを確実に下方に導くことで、スカート部内外の気相の密度差を確保でき、自然循環する蒸気量を多くして、蒸発器に導入する蒸気量も多くすることができる。したがって、蒸発器が効率的に熱交換するとともに、原子炉格納容器内の蒸気が効率的に冷却される。
以下、図面を参照し、本発明の第一実施形態に係る流体冷却装置を備えた原子炉設備(原子力プラント)について説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係る流体冷却装置1を備えた原子炉設備2を示す概略構成図である。
図1に示すように、原子炉設備2は、原子炉12が格納された原子炉格納容器11と、該原子炉格納容器11から発生する蒸気を冷却する冷却塔21と、該原子炉格納容器11及び冷却塔21にまたがって配設された流体冷却装置1と、該冷却塔21が設置されるとともにポンプや制御装置等が格納された建屋31とを備えている。
以下、本発明の第二実施形態に係る流体冷却装置201について、図2を用いて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
以下、本発明の第三実施形態に係る流体冷却装置について、図3を用いて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
さらに、熱交換されスカート部341A内に導かれる蒸気の密度を調整することにより、蒸発器41に導入して導出する蒸気の自然循環量を調整することができる。
上記の第三実施形態の変形例1として、図4に示すように、流体冷却装置301Bは、蒸発器41の上方の高さ位置から、蒸発器41の下方の高さ位置まで延在する筒状部材のスカート部341Bを備えている。
上記の第三実施形態の変形例2として、図5に示すように、流体冷却装置301Cは、蒸発器41の上方の高さ位置から、蒸発器41の下方の高さ位置まで延在する筒状部材のスカート部341Cを備えている。
上記の第三実施形態の変形例3として、図6に示すように、流体冷却装置301Dは、上方から下方に向かうに従って縦断面視して幅狭になるように形成されたスカート部341Dを備えている。
このスカート部341Dは、上端が蒸発器41の上方に位置し、下端が蒸発器41の下方に位置している。
上記の第三実施形態の変形例4として、図7に示すように、流体冷却装置301Eは、鉛直方向に対して所定の角度をもって傾斜するように延在する筒状部材であって、蒸発器41の周囲を囲むスカート部341Eを備えている。
以下、本発明の第四実施形態に係る流体冷却装置301について、図8を用いて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
なお、上記数字は一例であり、適宜設定可能である。
以下、本発明の第五実施形態に係る流体冷却装置401について、図9を用いて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
以下、本発明の第六実施形態に係る流体冷却装置501について、図10A及び図10Bを用いて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
蒸発器入口ヘッダ511は、直管で形成され、複数の蒸発伝熱管500の下部を互いに連結するように配設されている。また、隣接する蒸発器入口ヘッダ511同士は、互いに上下方向に位置をずらして配設されている。
蒸発器出口ヘッダ512は、直管で形成され、複数の蒸発伝熱管500の上部を互いに連結するように配設されている。また、隣接する蒸発器出口ヘッダ512同士は、互いに上下方向に位置をずらして配設されている。
本実施形態では、図10Aの紙面最上段に位置する第一出口ヘッダ512Aと該第一出口ヘッダ512Aの下段に位置する第二出口ヘッダ512Bとを比較すると、図10Bに示すように、第一出口ヘッダ512Aの方が第二出口ヘッダ512Bよりも下方に配設されている。また、第二出口ヘッダ512Bと図10Aで第二出口ヘッダ512Bの下段に位置する第三出口ヘッダ512Cとを比較すると、図10Bに示すように、第二出口ヘッダ512Bの方が第三出口ヘッダ512Cよりも上方に配設されている。また、第三出口ヘッダ512Cの上下方向の高さは、第一出口ヘッダ512Aの上下方向の高さと略同一である。
同様に、第一出口ヘッダ512Aに対応する第一入口ヘッダ511Aと第二出口ヘッダ512Bに対応する第二入口ヘッダ511Bとを比較すると、図10Bに示すように、第一入口ヘッダ511Aの方が第二入口ヘッダ511Bよりも下方に配設されている。また、第二入口ヘッダ511Bと、第三出口ヘッダ512Cに対応する第三入口ヘッダ511Cとを比較すると、図10Bに示すように、第二入口ヘッダ511Bの方が第三入口ヘッダ511Cより上方に配設されている。また、第三入口ヘッダ511Cの上下方向の高さは、第一入口ヘッダ511Aの上下方向の高さと略同一である。
このようにして、蒸発器入口ヘッダ511及び蒸発器出口ヘッダ512は、互いに隣接する蒸発器入口ヘッダ511及び蒸発器出口ヘッダ512が上下方向に交互に位置をずらして配設されている。
以下、本発明の第七実施形態に係る流体冷却装置601について、図11A,図11B及び図11Cを用いて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
また、図11Aの上方に位置する第一蒸発伝熱管610Aと、該第一蒸発伝熱管610Aの下方に位置する第二蒸発伝熱管610Bとでは、上下方向に蒸発フィン600の位置を約22.5度ずらしている。これにより、第一蒸発伝熱管610Aと第二蒸発伝熱管610Bとは、互いに蒸発フィン600の位置をずらして配設されている。
このようにして、上下方向で蒸発フィン600の位置を約22.5度ずつずらして配設されている。
なお、上記数字は一例であり、適宜設定可能である。
以下、本発明の第八実施形態に係る流体冷却装置701について、図12を用いて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
凝縮器43は、上方に煙突が配設された第一凝縮器711と、上方に煙突部22が配設されていない第二凝縮器712とを有している。
第一凝縮器711は、気化された作動流体と冷却塔721内の気体とを熱交換させることで該作動流体を液化させるとともに、上下方向に延在する複数の凝縮伝熱管703を有している。
凝縮伝熱管703は、第七実施形態の蒸発伝熱管610と同様に、外方に突出する凝縮フィン704を有し、該凝縮フィン704は上下方向で位置をずらして配設されている。
第二凝縮器712は、水W平方向に延在する水平フィン705を有している。
以下、本発明の第九実施形態に係る流体冷却装置801について、図13を用いて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
壁部810の煙突部822側は、着脱可能な例えば、グラスウールやウレタンフォーム等の断熱材料800で形成されている。
以下、本発明の第十実施形態に係る流体冷却装置901について、図14を用いて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
冷却塔921は、煙突部922に連続して下方に向かうとともに、凝縮器43の上下方向の途中部分まで延在する仕切り部925と、該仕切り部925の下方に設けられ該仕切り部925を挟んで水Wの移動を可能とする流路926とを有している。
以下、本発明の第十一実施形態に係る流体冷却装置101について、図15を用いて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
凝縮器43は、第三接続管103からの蒸気を冷却塔21内の気体または水W(液体)と熱交換させることで、蒸気を液化させる。
第四接続管104は、一端が凝縮器43に接続され他端が蒸気発生器13に接続されており、凝縮器43で液化された蒸気を、凝縮器43から導出して蒸気発生器13へ導入する。
以下、本発明の第十二実施形態に係る流体冷却装置111について、図16を用いて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
以下、本発明の第十三実施形態に係る流体冷却装置111Aについて、図17を用いて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
また、脱気水を使用することで、不凝縮ガスの発生を低減することができる。
上記の第十三実施形態の変形例1として、図18に示すように、流体冷却装置111Bは、凝縮器43の上部には不凝縮ガスを貯留するガス貯留部として、該不凝縮ガスを吸着するガス吸着部43Cが設けられている。
本発明の第十四実施形態に係る静的除熱装置について、図19に基づいて説明する。
本実施形態に係る静的除熱装置120xは、図19に示すように、原子炉や蒸気発生器など高温となる熱源をなす機器12xが格納される原子炉格納容器11xと、原子炉格納容器11x内に格納される熱交換器(以下、第1の熱交換器と称す)110xと、原子炉格納容器11xの外部に設置されるダクト20xと、ダクト20x内に配置される熱交換器(以下、第2の熱交換器と称す)120xとを具備する。
まず、機器12xが高温になると、それに伴い周辺の水蒸気を含む空気1xが暖められて機器12x周辺の空気1xに上昇流が生じると共に、第1の熱交換器110xの吸熱管113xの近傍の空気1xが吸熱管113x内部の液体101xとの熱交換により冷やされて吸熱管113x近傍の空気1xに下降流が生じる。これにより、空気1xは、機器12x近傍で上昇し原子炉格納容器11xの天井壁部11xb近傍、側壁部11xa近傍を流通し、第1の熱交換器110x近傍で下降し、機器12x近傍へ流通することになる。つまり、原子炉格納容器11x内にて空気1xの対流が生じることになる。
本発明の第十五実施形態に係る静的除熱装置について、図20〜図23に基づいて説明する。
本実施形態は、上述した第十四実施形態に係る静的除熱装置が具備する第1の熱交換器の構成を変更したものであって、それ以外は上述の第十四実施形態に係る静的除熱装置と同一の機器を具備する。本実施形態では、上述の第十四実施形態に係る静的除熱装置が具備する機器と同一機器に同一符号を付記している。
本発明の第十六実施形態に係る静的除熱装置について、図24A,図24B,図24C,図25Aおよび図25Bに基づいて説明する。
本実施形態は、上述した第十四実施形態に係る静的除熱装置が具備する第2の熱交換器の構成を変更したものであって、それ以外は上述の第十四実施形態に係る静的除熱装置と同一の機器を具備する。
本発明の第十七実施形態に係る静的除熱装置について、図26Aおよび図26Bに基づいて説明する。
本実施形態は、上述した第十四実施形態に係る静的除熱装置が具備する第2の熱交換器に抵抗板を追加したものであって、それ以外は上述の第十四実施形態に係る静的除熱装置と同一の機器を具備する。本実施形態では、上述の第十四実施形態に係る静的除熱装置が具備する機器と同じ機器には同一符号を付記している。
本発明の第十八実施形態に係る静的除熱装置について、図27に基づいて説明する。
まず、機器32xが高温になると、それに伴い周辺の水蒸気を含む空気4xが暖められて機器32x周辺の空気4xに上昇流が生じると共に、熱交換器510xの吸熱管513xの近傍の空気4xが吸熱管513x内部の液体501xとの熱交換により冷やされて吸熱管513x近傍の空気4xに下降流が生じる。これにより、空気4xは、機器32x近傍で上昇し原子炉格納容器31xの天井壁部31xb近傍、側壁部31xa近傍を流通し、熱交換器510x近傍で下降し、機器32x近傍へ流通することになる。つまり、原子炉格納容器31x内にて空気4xの対流が生じることになる。
本発明の第十九実施形態に係る静的除熱装置について、図28に基づいて説明する。
本実施形態は、上述した第十八実施形態に係る静的除熱装置が具備する液体貯留タンクに連結する液体供給管を追加したものであって、それ以外は上述の第十八実施形態に係る静的除熱装置と同一の機器を具備する。本実施形態では、上述の第十八実施形態に係る静的除熱装置が具備する機器と同じ機器には同一符号を付記している。
Claims (20)
- 原子炉格納容器に設置され、該原子炉格納容器内の蒸気と内部の作動流体とを熱交換させることで、該蒸気を冷却するとともに前記作動流体を気化させる蒸発器と、
前記気化された作動流体を、該蒸発器から導出する第一接続管と、
原子炉格納容器の外部の冷却塔に設置されて前記第一接続管に接続されるとともに、該第一接続管からの前記気化された作動流体を該冷却塔内の気体と熱交換させることで、該気体の温度を上昇させるとともに前記作動流体を液化させる凝縮器と、
前記液化された作動流体を、前記凝縮器から前記蒸発器に導く第二接続管と、
前記蒸発器の周囲を囲むとともに下方に向かって延び、上端及び下端が前記格納容器内に向かって開口することで、該蒸発器の周囲の冷却された前記蒸気を下方に導くスカート部と、
を備える流体冷却装置。 - 請求項1に記載の流体冷却装置において、
前記冷却塔は、前記凝縮器から上方に向かって延在する煙突部を有する流体冷却装置。 - 請求項1または請求項2に記載の流体冷却装置において、
前記第一接続管は、前記蒸発器から前記凝縮器に向かうにしたがって上方に傾斜するよ
うに形成されている流体冷却装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の流体冷却装置において、
前記蒸発器は、前記原子炉格納容器の内壁に沿うように配設されている流体冷却装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の流体冷却装置において、
前記冷却塔には、その下部に、前記気体を流入する流入口が形成されている流体冷却装
置。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の流体冷却装置において、
前記蒸発器と前記第一接続管と前記凝縮器と前記第二接続管とを有する冷却ユニットを
複数備える流体冷却装置。 - 請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の流体冷却装置において、
前記煙突部の内壁が、断熱材料で形成されている流体冷却装置。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の流体冷却装置において、
前記蒸発器は、前記液化された作動流体と前記蒸気とを熱交換させることで該作動流体
を気化させる複数の蒸発伝熱管と、前記第二接続管及び該複数の蒸発伝熱管に接続され該
第二接続管からの前記液化された作動流体を該複数の蒸発伝熱管に導く複数の蒸発器入口
ヘッダと、前記複数の蒸発伝熱管及び前記第一接続管に接続され前記複数の蒸発伝熱管で
前記気化された作動流体を該第一接続管に導く複数の蒸発器出口ヘッダとを有し、
前記複数の蒸発伝熱管は、上下方向に延在するように略平行に配設され、
前記複数の蒸発器入口ヘッダは、隣接する該蒸発器入口ヘッダと上下方向に位置をずら
して配設され、
前記複数の蒸発器出口ヘッダは、隣接する該蒸発器出口ヘッダと上下方向に位置をずら
して配設されている流体冷却装置。 - 請求項8に記載の流体冷却装置において、
前記蒸発伝熱管は、外方に向かって突出する蒸発フィンを有し、
前記蒸発フィンは、上下方向で位置をずらして配設されている流体冷却装置。 - 請求項2から請求項9のいずれか一項に記載の流体冷却装置において、
前記煙突部は、前記凝縮器の一部から上方に向かって延在し、
前記凝縮器は上方に煙突部が配設された第一凝縮器と、上方に煙突部が配設されていな
い第二凝縮器とを有し、
前記第二凝縮器は、水平フィンを有する流体冷却装置。 - 請求項10に記載の流体冷却装置において、
前記第一凝縮器は、前記気化された作動流体と前記冷却塔内の気体とを熱交換させるこ
とで該作動流体を液化させるとともに、上へ方向に延在する複数の凝縮伝熱管を有し、
前記凝縮伝熱管は、外方に向かって突出する凝縮フィンを有し、
前記凝縮フィンは、上下方向で位置をずらして配設されている流体冷却装置。 - 請求項2から請求項11のいずれか一項に記載の流体冷却装置において、
前記煙突部は、前記原子炉格納容器側の壁部が前記原子炉格納容器の壁部と兼用で構成
され、
前記煙突部の原子炉格納容器側の壁部は、着脱可能な断熱材料で形成されている流体冷
却装置。 - 請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の流体冷却装置において、
前記凝縮器は、液体中に浸されているとともに、前記第一接続管からの前記気化された
作動流体を前記液体と熱交換させることで、該液体の温度を上昇させるとともに前記作動
流体を液化させる流体冷却装置。 - 請求項2から請求項13のいずれか一項に記載の流体冷却装置において、
前記凝縮器は、平面視して前記煙突部の下方にのみ配設され、
前記冷却塔は、前記煙突部に連続して下方に向かうとともに、凝縮器の上下方向の途中
部分まで延在する仕切り部と、該仕切り部の下方に設けられ該仕切り部を挟んで流体の移
動を可能とする流路とを有している流体冷却装置。 - 請求項14に記載の流体冷却装置において、
前記冷却塔は、建屋の屋上に設置されている流体冷却装置。 - 請求項14または請求項15に記載の流体冷却装置において、
前記煙突部の前記壁部は、前記原子炉格納容器の壁部で構成されている流体冷却装置。 - 請求項1から請求項16のいずれか一項に記載の流体冷却装置において、
前記原子炉格納容器は、原子炉と該原子炉から取り出した熱で前記蒸気を発生させる蒸
気発生器とを有し、
該蒸気を前記蒸発器から導出して、前記凝縮器に導入する第三接続管を備え、
前記凝縮器は、前記第三接続管からの前記蒸気を前記冷却塔内の前記気体または前記液
体と熱交換させることで、前記蒸気を液化させ、
前記凝縮器で液化された蒸気を、前記凝縮器から前記蒸気発生器に導く第四接続管を備
える流体冷却装置。 - 請求項1から請求項17のいずれか一項に記載の流体冷却装置において、
前記蒸発器及び前記凝縮器には免震装置が設けられている流体冷却装置。 - 請求項1から請求項18のいずれか一項に記載の流体冷却装置において、
前記凝縮器の上部には、不凝縮ガスを貯留するガス貯留部が設けられている流体冷却装
置。 - 請求項1から請求項19までのいずれか一項に記載の流体冷却装置を備えた原子力プラ
ント。
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