JP2015124945A - 空気冷却器、及び空気冷却方法 - Google Patents

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伸英 原
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Abstract

【課題】高温の冷却対象に対して、効率的に冷却する。【解決手段】蒸気を冷却して液体にする熱交換器50と、熱交換器50に接続され、熱交換器50に蒸気を導く蒸気管42と、熱交換器50に接続され、熱交換器50から液体を導く液体管44と、熱交換器50に向かって空気流Wを発生させて、蒸気を冷却する空気流発生部と、を有する空気冷却器40。例えば、空気流発生部としての送風機51により、熱交換器50に向かう空気流Wを発生させる。空気流Wにより、強制的に熱交換器50内の蒸気を冷却して、蒸気を液体に戻す。【選択図】図2

Description

本発明は、媒体が流通する熱交換器を空気流により冷却する空気冷却器及び空気冷却方法に関するものである。
空気冷却器として、例えば液体の蒸発による潜熱の吸収を利用して冷却を行うヒートパイプが用いられている。ヒートパイプは、閉ループ内に揮発性の液体を封入する。ヒートパイプの高温部において液体が蒸発し、冷却対象から潜熱を吸収する。蒸発した蒸気はヒートパイプの凝縮部に導かれ、例えば蒸気が自然放熱される。自然放熱された蒸気は潜熱を放出して凝縮して液体となり、高温部に戻る。このような閉ループ内でのサイクルにより、冷却対象を冷却する。
ヒートパイプの技術は、原子炉の冷却にも利用される。原子炉の通常電源喪失時などの非常時においても、炉心内の燃料は崩壊熱を発生する。そのため、非常時においても、原子炉格納容器等の原子炉設備を冷却する必要がある。例えば、特許文献1には、原子炉圧力容器内の蒸気をヒートパイプにより冷却する技術が開示されている。ヒートパイプ内の液体(水)は、高温部において、原子炉圧力容器内の蒸気により蒸発して潜熱を吸収する。特許文献1に記載のヒートパイプの凝縮部は外部に接地された放熱板に接続されており、ヒートパイプ内の蒸気は凝縮部としての放熱板により自然放熱され、凝縮水となる。特許文献1に係る技術は、このようにして原子炉圧力容器を冷却している。
特開2012−233711号公報
しかし、特許文献1においては、ヒートパイプ内の蒸気は、放熱板の自然放熱により放熱するのみで、例えば炉心内の燃料の崩壊熱などの高温の冷却対象に対して、効率的に冷却することができない可能性がある。
本発明は、高温の冷却対象に対して、効率的に冷却する空気冷却器及び空気冷却方法を提供することを目的とする。
本発明の空気冷却器は、蒸気を冷却して液体にする熱交換器と、前記熱交換器に接続され、前記熱交換器に前記蒸気を導く蒸気管と、前記熱交換器に接続され、前記熱交換器から前記液体を導く液体管と、前記熱交換器に向かって空気流を発生させて、前記蒸気を冷却する空気流発生部と、を有する。
この空気冷却器によれば、空気流発生部が発生させた空気流により、熱交換器が強制的に冷却される。従って、本発明に係る空気冷却器は、高温の冷却対象に対して効率的に冷却を行うことができる。
前記空気冷却器において、前記熱交換器は、複数の伝熱管と、平行に配置された各前記伝熱管の両端がそれぞれ固定されたヘッダと、を含むことが好ましい。この空気冷却器は、複数の伝熱管を有することにより、より効率的に高温の冷却対象を冷却することができる。
前記空気冷却器において、前記空気流発生部は送風機であることが好ましい。送風機により発生した空気流により、熱交換器が強制的に冷却される。従って、本発明に係る空気冷却器は、高温の冷却対象に対して効率的に冷却を行うことができる。
前記空気冷却器において、前記熱交換器は、熱交換器収納器内に設置されており、前記空気流発生部は、前記熱交換器収納器の内部に空気流を流入させる空気流入口及び前記熱交換器の鉛直方向上側に位置し、前記熱交換器収納器から空気流を流出させる空気流出口であることが好ましい。空気流入口と空気流出口とによるドラフト力を利用して空気流を発生させることにより、熱交換器が強制的に冷却される。従って、本発明に係る空気冷却器は、高温の冷却対象に対して効率的に冷却を行うことができる。
前記空気冷却器において、前記熱交換器は、冷却用液体に浸漬されていることが好ましい。熱交換器が冷却用液体に浸漬されることにより、熱交換器内の蒸気の潜熱は、冷却用液体の蒸発により吸収される。従って、本発明に係る空気冷却器は、高温の冷却対象に対してより効率的に冷却を行うことができる。
前記空気冷却器において、前記熱交換器は、原子炉を有する原子炉建屋の外部に設けられ、前記原子炉を冷却することが好ましい。この空気冷却器は、熱交換器が原子炉建屋外部に設けられていることにより、原子炉建屋外部の空気により熱交換器内の蒸気を冷却することができるため、高温の冷却対象である原子炉を効率的に冷却することができる。
前記空気冷却器において、前記原子炉は、前記原子炉を直接冷却する1次冷却水と、前記1次冷却水と熱交換する2次冷却水と、前記1次冷却水と熱交換することにより前記2次冷却水を蒸発させて蒸気を発生させる蒸気発生器とを有する、加圧水型原子炉であり、前記蒸気管と前記液体管とは、前記蒸気発生器に接続されていることが好ましい。この空気冷却器は、原子炉の蒸気発生器と接続されているため、高温の冷却対象である原子炉の2次冷却水を効率的に冷却することができる。
前記空気冷却器において、前記原子炉の原子炉格納容器内には、前記液体を蒸発させて前記蒸気にする蒸気発生器が設けられており、前記蒸気管と前記液体管とは、前記蒸気発生器に接続されていることが好ましい。この空気冷却器は、原子炉から独立した蒸気発生器と接続されているため、高温の冷却対象である原子炉格納容器内を効率的に冷却することができる。
本発明の冷却方法は、蒸気を導く蒸気管から蒸気を熱交換器に導入させて、前記熱交換器に向かって空気流を発生させることにより、前記蒸気を冷却して液体にして、前記液体を前記熱交換器から導出させる。この冷却方法によれば、熱交換器に向かう空気流により、熱交換器が強制的に冷却される。従って、本発明に係る空気冷却方法によれば、高温の冷却対象に対して効率的に冷却を行うことができる。
本発明の原子力設備は、前記空気冷却器を備える。従って、この原子力設備によれば、高温の冷却対象である原子力設備を、効率的に冷却することができる。
本発明によれば、高温の冷却対象を効率的に冷却することができる。
図1は、実施形態1に係る空気冷却器を備えた原子力設備を模式的に表した概略構成図である。 図2は、実施形態1に係る空気冷却器の模式図である。 図3は、実施形態1に係る空気冷却器の正面図である。 図4は、実施形態1に係る空気冷却器のA−A断面図である。 図5は、実施形態2に係る空気冷却器の模式図である。 図6は、実施形態3に係る空気冷却器の模式図である。 図7は、実施形態4に係る空気冷却器の模式図である。 図8は、変形例に係る空気冷却器を備えた原子力設備を模式的に表した概略構成図である。
(実施形態1)
以下に、本発明に係る実施形態1を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、実施形態1に係る空気冷却器を備えた原子力設備を模式的に表した概略構成図である。図1に示す原子力設備1は、原子炉5として、例えば、加圧水型原子炉(PWR:Pressurized Water Reactor)が用いられている。この加圧水型の原子炉5を用いた原子力設備1は、原子炉5を含む一次冷却系3と、一次冷却系3と熱交換する二次冷却系4とで構成されており、一次冷却系3には、冷却水としての一次冷却水が流通し、二次冷却系4には、冷却水としての二次冷却水が流通する。原子力設備1は、後述する熱交換器50を除き、原子炉建屋2内に収納されている。原子炉建屋2は、例えばコンクリート等から製造される建物である。
一次冷却系3は、原子炉5と、コールドレグとなる冷却水配管6aおよびホットレグとなる冷却水配管6bを介して原子炉5に接続された蒸気発生器7とを有している。冷却水配管6bは、加圧器8が設けられている。また、冷却水配管6aは、冷却水ポンプ9が設けられている。これら、原子炉5、冷却水配管6a,6b、蒸気発生器7、加圧器8および冷却水ポンプ9は、堅牢な原子炉格納容器10に収容されている。
原子炉5は、上記したように加圧水型原子炉であり、その内部は一次冷却水で満たされている。原子炉5は、その内部に、多数の燃料集合体15が収容されるとともに、燃料集合体15の核分裂を制御する多数の制御棒16が各燃料集合体15に抜き差し可能に設けられている。制御棒16は、燃料集合体15に対し、制御棒駆動装置17により抜き差し方向に駆動される。制御棒駆動装置17により制御棒16が燃料集合体15へ差し込まれると、燃料集合体15における核反応は低下して停止する。一方で、制御棒駆動装置17により制御棒16が引き抜かれると、燃料集合体15における核反応は増大して臨界状態となる。また、制御棒駆動装置17は、電力の供給が遮断され、電力喪失状態となると、制御棒16を燃料集合体15に差し込むように構成されている。
制御棒16により核分裂反応を制御しながら燃料集合体15を核分裂させると、この核分裂により熱エネルギーが発生する。発生した熱エネルギーは一次冷却水を加熱し、加熱された一次冷却水は、冷却水配管6bを介して蒸気発生器7へ送られる。一方、冷却水配管6aを介して蒸気発生器7から送られてきた一次冷却水は、原子炉5内に流入して、原子炉5内を冷却する。
冷却水配管6bに設けられた加圧器8は、高温となった一次冷却水を加圧することにより、一次冷却水の沸騰を抑制している。また、蒸気発生器7は、高温高圧となった一次冷却水を、二次冷却水と熱交換させることにより、二次冷却水を蒸発させて蒸気を発生させ、かつ高温高圧となった一次冷却水を冷却する。冷却水ポンプ9は、一次冷却系3において一次冷却水を循環させ、一次冷却水を蒸気発生器7から冷却水配管6aを介して原子炉5へ送り込むとともに、一次冷却水を原子炉5から冷却水配管6bを介して蒸気発生器7へ送り込む。なお、蒸気発生器7は、1つの原子炉5に対して1つ設けられた形態で図示されているが、複数設けられていてもよい。
原子力設備1の一次冷却系3における一連の動作について説明する。原子炉5内の核分裂反応により発生した熱エネルギーにより、一次冷却水が加熱されると、加熱された一次冷却水は、冷却水ポンプ9によりホットレグとなる冷却水配管6bを介して蒸気発生器7に送られる。ホットレグとなる冷却水配管6bを通過する高温の一次冷却水は、加圧器8により加圧されることで沸騰が抑制され、高温高圧となった状態で、蒸気発生器7に流入する。蒸気発生器7に流入した高温高圧の一次冷却水は、二次冷却水と熱交換を行うことにより冷却され、冷却された一次冷却水は、冷却水ポンプ9によりコールドレグとなる冷却水配管6aを介して原子炉5に送られる。そして、冷却された一次冷却水が原子炉5に流入することで、原子炉5が冷却される。つまり、一次冷却水は、原子炉5と蒸気発生器7との間を循環している。なお、一次冷却水は、冷却材および中性子減速材として用いられる軽水である。
二次冷却系4は、蒸気管21を介して蒸気発生器7に接続されたタービン22と、タービン22に接続された復水器23と、復水器23と蒸気発生器7とを接続する給水管26に介設された給水ポンプ24と、を有している。そして、上記のタービン22には、発電機25が接続されている。
原子力設備1の二次冷却系4における一連の動作について説明する。蒸気管21を介して蒸気発生器7から蒸気がタービン22に流入すると、タービン22は回転を行う。タービン22が回転すると、タービン22に接続された発電機25は、発電を行う。この後、タービン22から流出した蒸気は復水器23に流入する。復水器23は、その内部に冷却管27が配設されており、冷却管27の一方には冷却水(例えば、海水)を供給するための取水管28が接続され、冷却管27の他方には冷却水を放水路へ排水するための排水管29が接続されている。そして、復水器23は、タービン22から流入した蒸気を冷却管27により冷却することで、蒸気を液体に戻している。液体となった二次冷却水は、給水ポンプ24により給水管26を介して蒸気発生器7に送られる。蒸気発生器7に送られた二次冷却水は、蒸気発生器7において一次冷却水と熱交換を行うことにより再び蒸気となる。
また、二次冷却系4には、空気冷却器40が接続されている。空気冷却器40は、二次冷却系4の上述したタービン22を回転させる上記の流れとは別系統の冷却系である。空気冷却器40は、冷却水の冷却ができない場合に、二次冷却系4の二次冷却水の蒸気を冷却して液体に戻す予備冷却系である。空気冷却器40は、制御部41により動作が制御される。制御部41は、例えば非常用電源によって駆動される。
図2は、実施形態1に係る空気冷却器40の模式図である。図3は、実施形態1に係る空気冷却器40の正面図である。図4は、実施形態1に係る空気冷却器40のA−A断面図である。図2に示すように、空気冷却器40は、蒸気管42と、液体管44と、熱交換器ユニット49とを有する。熱交換器ユニット49は、熱交換器50a,50bと、カバー58と、送風機51とを有する。以下、熱交換器50aと熱交換器50bとを区別する必要がない場合は、熱交換器50と記載する。カバー58は、箱状部材の対向する側面58a,58bが開口する部材である。実施形態1に係る空気冷却器40は、対向して配置された熱交換器50a,50bを、それぞれカバー58の側面58a,58bに接続して製造される。実施形態1においては、熱交換器50を含む空気冷却器40は、蒸気発生器7よりも鉛直方向上方に設けられる。また、空気冷却器40は、原子炉建屋2の外部に配置されているが、熱交換器50だけが原子炉建屋2の外部に配置されていてもよい。
蒸気管42は、蒸気発生器7と熱交換器ユニット49の熱交換器50とを接続する。蒸気管42は、蒸気発生器7内の二次冷却水の蒸気を熱交換器ユニット49の熱交換器50に導く配管である。液体管44は、熱交換器ユニット49の熱交換器50で液体となった二次冷却水を蒸気発生器7に導く配管である。熱交換器50において、二次冷却水の蒸気を冷却して液体とする説明については後述する。
図1に示すように、蒸気管42は開閉弁46を有する。開閉弁46は、蒸気管42の開閉を切り替える。開閉弁46は、閉じられることで蒸気発生器7における二次冷却水の蒸気が熱交換器50に流入することを抑制し、開かれることで蒸気発生器7における二次冷却水の蒸気が熱交換器50に流入できる状態とする。液体管44は、開閉弁48を有する。開閉弁48は、液体管44の開閉を切り替える。開閉弁48は、閉じられることで熱交換器50の液体となった二次冷却水が蒸気発生器7に流入することを抑制し、開かれることで熱交換器50の液体となった二次冷却水が蒸気発生器7に流入できる状態とする。例えば、空気冷却器40によって二次冷却水の蒸気を冷却する必要がない通常作動時は、開閉弁46,48を閉じることによって、空気冷却器40による二次冷却水の蒸気の冷却を行わない。また、例えば空気冷却器40によって二次冷却水の蒸気を冷却する必要がある非常時は、開閉弁46,48を開くことによって、空気冷却器40による二次冷却水の蒸気の冷却を行う。実施形態1において、開閉弁46,48は、制御部41によって開閉が制御される。ただし、開閉弁46,48は、手動によって開閉を切り替える構成としてもよい。この場合、原子炉建屋2の外部から開閉弁46,48を制御できるように、開閉弁46,48は原子炉建屋2の外部に設けられていてもよい。
熱交換器50は、第1のヘッダ52、第2のヘッダ53、複数の伝熱管54、及び板状フィン55を有する。第1のヘッダ52は、二次冷却水の蒸気を貯留する容器(ヘッダ)である。第1のヘッダ52には、蒸気管42が接続されている。第1のヘッダ52には、蒸気管42を介して、蒸気発生器7内の二次冷却水の蒸気が供給される。第2のヘッダ53は、液体となった二次冷却水を貯留する水室(ヘッダ)を有する容器である。第2のヘッダ53には、液体管44が接続されている。液体となった二次冷却水は、液体管44を介して、第2のヘッダ53から蒸気発生器7に排出される。
伝熱管54は、第1のヘッダ52と第2のヘッダ53との間に延在して設けられ、各端部が第1のヘッダ52と第2のヘッダ53とにそれぞれ接続されている。複数の伝熱管54は、互いに平行に配置されている。伝熱管54は、第1のヘッダ52に供給された二次冷却水の蒸気が第1のヘッダ52から分配して流入される。二次冷却水の蒸気は伝熱管54内で熱交換を行い、液体となる。伝熱管54内で液体となった二次冷却水は、第2のヘッダ53に集められる。伝熱管54は、例えば炭素鋼又はステンレス鋼等で成形されている。熱交換器50が有する伝熱管54の数は、複数であれば、特に限定されない。
板状フィン55は、薄板状に形成され、伝熱管54が延在する方向に直交して設けられ、各伝熱管54を貫通させ、各伝熱管54が延在する方向に沿って間隔をおいて複数配置されている。板状フィン55は、伝熱管54の間を流れる空気流Wの整流板として用いられる。板状フィン55は、例えばアルミニウム合金又は銅等で成形されている。また、板状フィン55は、腐食防止のために樹脂材などが塗膜されていてもよい。
カバー58は、熱交換器50a,50bの間に設けられ、上述したように、開口した側面58a,58bでそれぞれ熱交換器50a,50bに接続されている。カバー58は、内部に空間59を有する。詳しくは後述するが、各伝熱管54の間を通った空気流Wは、空間59で合流する。空間59で合流した空気流Wは、送風機51によって空気冷却器40の外部に吸い出される。
空気流発生部としての送風機51は、例えば、軸方向に空気流を排出する軸流ファン又は、吸い込み式ファン等である。送風機51は、カバー58の上面58cに設けられる。送風機51は、空間59内の空気を空気冷却器40の外部に吸い出す。詳しくは後述するが、送風機51は、空間59内の空気を吸い出すことにより、伝熱管54に向かって空気流Wを発生させて、伝熱管54内の蒸気を冷却する。実施形態1においては、送風機51は制御部41によって制御される。次に、空気冷却器40による二次冷却水の蒸気の冷却方法について説明する。
上述のように、蒸気発生器7内の二次冷却水の蒸気は、蒸気管42に導かれ、第1のヘッダ52に供給される。第1のヘッダ52に供給された蒸気は、複数の伝熱管54に分配される。
送風機51は、空間59内の空気を吸い出すことにより空気流Wを発生させる。図4に示すように、空気流Wは、熱交換器50の外部から、複数の伝熱管54の間を通って、空間59に流入する。空気流Wは、複数の伝熱管54の間を通る際に、伝熱管54内の蒸気と熱交換を行い、伝熱管54内の蒸気の潜熱を吸収する。伝熱管54内の蒸気は、潜熱を放出して、液体に戻る。言い換えれば、伝熱管54は、ヒートパイプの凝縮部に該当する。伝熱管54内の蒸気との熱交換により暖められた空気流Wは、空間59で合流して、送風機51から外部に吸い出される。
空気流Wとの熱交換により液体に戻った二次冷却水は、各伝熱管54から第2のヘッダ53に導かれて、第2のヘッダ53において合流する。液体に戻った二次冷却水は、液体管44を介して蒸気発生器7に戻される。実施形態1に係る空気冷却器40は、このようにして二次冷却水の蒸気を冷却する。なお、熱交換器50は蒸気発生器7よりも鉛直方向上方に設けられているため、空気冷却器40は、蒸気を第1のヘッダ52に導くための動力源を必要としない。同様に、空気冷却器40は、液体となった二次冷却水を第2のヘッダ53から蒸気発生器7に戻すための動力源を必要としない。
このように、実施形態1に係る空気冷却器40は、熱交換器50に向かって、複数の伝熱管54の間を通る空気流Wを発生させる。伝熱管54内の蒸気は、複数の伝熱管54の間を通る空気流Wにより強制的に冷却される。従って、実施形態1に係る空気冷却器40は、例えば蒸気発生器7内の二次冷却水の蒸気等の、高温の冷却対象に対しても、効率的に冷却を行うことができる。
また、実施形態1に係る熱交換器50は、蒸気を第1のヘッダ52から複数の伝熱管54に分配して、その間に空気流Wを通す構造となっている。従って、実施形態1に係る熱交換器50は、より効率的に蒸気を冷却することができる。なお、実施形態1に係る空気冷却器40は、対向する2つの熱交換器50a,50bを、カバー58を介して接続して製造されているが、これに限られない。例えば、空気冷却器は、蒸気管42と、液体管44と、1つの熱交換器50と、熱交換器50に向かって空気流を発生させる送風機とから製造されていてもよい。また、実施形態1に係る熱交換器50は、板状フィン55を有している。板状フィン55は伝熱管54の間の空気流Wを整流するため、実施形態1に係る熱交換器50はより効率的に蒸気を冷却することができる。なお、熱交換器50は板状フィン55を有していなくてもよい。
また、実施形態1に係る熱交換器50は、原子炉建屋2の外部に設置されている。従って、熱交換器50に向かう空気流Wは、原子炉建屋2の内部よりも低温となる。従って、実施形態1に係る熱交換器50は、より効率的に蒸気を冷却することができる。なお、熱交換器50は、原子炉格納容器10の外部であれば、原子炉建屋2の内部に設置されていてもよい。
(実施形態2)
次に、実施形態2に係る空気冷却器40aについて説明する。図5は、実施形態2に係る空気冷却器40aの模式図である。図5に示すように、実施形態2に係る熱交換器50cは、水槽64内の冷却用液体WTに浸漬されている。その他の構成は実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
図5に示すように、実施形態2に係る空気冷却器40aは、水槽64内に配置されている。水槽64内には、例えば水である冷却用液体WTが供給されている。熱交換器50cは冷却用液体WTに浸漬されている。実施形態2に係る送風機51は、冷却用液体WTに浸漬されていない。次に、実施形態2に係る空気冷却器40aによる蒸気の冷却について説明する。
非常時等に開閉弁46,48を開くと、伝熱管54に蒸気が供給される。熱交換器50cは冷却用液体WTに浸漬されているため、伝熱管54内の蒸気は、冷却用液体WTと熱交換を行う。伝熱管54内の蒸気は、潜熱を放出して液体に戻る。冷却用液体WTは、伝熱管54内の蒸気から潜熱を吸収して蒸気となる。そして、例えば蒸発により冷却用液体WTの量が少なくなり、又は水槽64から冷却用液体WTが無くなった後等は、送風機51を作動させて、実施形態1と同様に空気流Wにより伝熱管54内の蒸気を冷却する。
このように、実施形態2に係る熱交換器50cは、冷却用液体WTの蒸発により伝熱管54内の蒸気を冷却する。そして、例えば冷却用液体WTが無くなった後は、空気流Wにより伝熱管54内の蒸気を冷却する。冷却用液体WTの蒸発による潜熱の吸収は、空気流Wによる潜熱の吸収よりも吸収効率が高い。従って、実施形態2に係る熱交換器50cは、最初は冷却用液体WTの蒸発により高い効率で伝熱管54内の蒸気を冷却し、その後、空気流Wにより連続的に伝熱管54内の蒸気を冷却することができる。原子炉は非常時の初期において崩壊熱が高く、時間の経過につれて崩壊熱が小さくなる。そのため、実施形態2に係る空気冷却器40aは、崩壊熱の高い非常時初期において、冷却用液体WTの蒸発により高い効率で冷却を行い、時間経過により崩壊熱が小さくなった際に、空気流Wにより連続的に効率良く冷却を行うことができる。
なお、冷却用液体WTの蒸気の一部を液体に戻し、再び水槽64に供給して、伝熱管54内の蒸気を冷却することも可能である。例えば水槽64の上のドーム状の屋根を設け、冷却用液体WTの蒸気の一部を屋根で冷却して液体に戻し、再び水槽64内に供給することもできる。なお、冷却用液体WTが水槽64内から無くなれば、空気流Wを水槽64内を経由して、熱交換器50cに向かって導くことが可能である。また、例えば、冷却用液体WTが水槽64内から無くなれば、水槽64の側壁66を取り除くようにすることも可能である。側壁66が取り除かれた場合、好適に空気流Wの流路を構成することができる。
(実施形態3)
次に、実施形態3に係る空気冷却器について説明する。図6は、実施形態3に係る空気冷却器40bの模式図である。図6に示されているように、実施形態3に係る空気冷却器40bは、蒸気管42と、液体管44と、熱交換器50dと、空気流発生部としての送風機51aとを有する。また、詳しくは後述するが、実施形態3に係る熱交換器50dは、実施形態1に係る熱交換器50と構成が異なる。他の構成は実施形態1と同様であるため、説明を省略する。実施形態3に係る空気冷却器40bは、実施形態1に係る空気冷却器40と同様に、蒸気管42及び液体管44により蒸気発生器7に接続され、蒸気発生器7内の二次冷却水の蒸気を冷却する。
図6に示されているように、熱交換器50dは、放熱管61と、放熱板62とを有する。放熱管61は、一方の端部である端部61aにおいて蒸気管42に接続され、他方の端部である端部61bにおいて液体管44に接続されている。放熱管61は、二次冷却水の蒸気を冷却して液体に戻す、ヒートパイプの凝縮部に該当する。放熱管61は、端部61aから鉛直方向Xの上方の中間部61cに向かって延伸する。放熱管61は、中間部61cから、鉛直方向Xに対して左右方向である方向Yを往復するように延伸しながら、端部61bに向かって、鉛直方向Xの下方に延伸する。ただし、放熱管61はこのような形状に限られない。
放熱管61には、放熱管61が延伸する方向に平行な面に沿って、放熱板62が取り付けられている。放熱板62は、後述する送風機51aからの空気流Waにより、放熱管61内の蒸気を冷却する。送風機51aは熱交換器50dと対向しており、熱交換器50dに向かって、空気流Waを発生させる。
放熱管61には、蒸気管42を介して、蒸気発生器7内の二次冷却水の蒸気が導かれる。送風機51aにより、放熱管61及び放熱板62に向かって空気流Waが発生している。放熱管61内の蒸気は、空気流Waと熱交換を行い、強制的に冷却される。冷却された放熱管61内の二次冷却水の蒸気は、放熱管61内で液体に戻る。液体に戻った二次冷却水は、液体管44を介して蒸気発生器7に戻される。
このように、実施形態3においても、熱交換器50dに向かって空気流Waが発生するため、実施形態3に係る空気冷却器40bは、高温の冷却対象に対しても効率的に冷却を行うことができる。なお、熱交換器は、実施形態1及び実施形態3の形状に限られず、ヒートパイプの凝縮部に該当するものであればよい。また、実施形態2と同様に、実施形態3に係る熱交換器50dを水槽64内の冷却用液体WTに浸漬することも可能である。
(実施形態4)
次に、実施形態4に係る空気冷却器について説明する。図7は、実施形態4に係る空気冷却器40cの模式図である。実施形態4に係る空気冷却器40cは、実施形態3に係る空気冷却器40bに対して、送風機51aの代わりに熱交換器収納器72を設けている点で相違する。その他の構成は、実施形態3と同様であるため、説明を省略する。
図7に示すように、実施形態4に係る熱交換器50eは、熱交換器収納器72内に配置されている。熱交換器収納器72は、例えば、鉛直方向Xに延伸して、鉛直方向X上方の端部である端部78が開口して筒状の部材である。熱交換器収納器72は、端部78に空気流出口76を有する。熱交換器収納器72は、熱交換器収納器72の側面であって、熱交換器50eが収納される位置と対向する箇所に、空気流入口74を有する。空気流入口74は、例えばベルマウス形状となっている。このように、熱交換器収納器72は、空気流発生部として、空気流入口74と、熱交換器50eの鉛直方向Xの上方に位置する空気流出口76とを有する。
放熱管61に蒸気発生器7からの蒸気が供給されると、蒸気との熱交換により放熱管61及び放熱板62の周囲の空気の温度が上昇する。放熱管61及び放熱板62の周囲の空気は、温度上昇により、鉛直方向Xの上方にある空気流出口76へ導かれる。そのため、空気流入口74から、放熱管61及び放熱板62の周囲を経由して、空気流出口76へ流れる空気流Wbが発生する。放熱管61内の蒸気は、空気流Wbにより強制的に冷却されて、液体に戻る。
このように、実施形態4に係る空気冷却器40cは、空気流入口74と空気流出口76との間に発生する空気流Wbにより、放熱管61内の蒸気を冷却する。従って、実施形態4に係る空気冷却器40cは、高温の冷却対象に対しても効率的に冷却を行うことができる。また、空気流入口74がベルマウス形状となっているので、空気流Wbがより効率的に空気流入口74に導かれる。ただし、空気流入口74はベルマウス形状に限られない。また、実施形態4に係る空気冷却器40cは、空気流入口74と空気流出口76とのドラフト力により空気流Wbを発生させているため、空気流Wbの発生のために動力源を必要としない。従って、実施形態4に係る空気冷却器40cは、非常時における非常用電源の電力使用量を低減させることができる。ただし、実施形態4に係る空気冷却器40cには、さらに送風機を設置してもよい。送風機を設置することにより、より効率的に冷却を行うことができる。また、実施形態1に係る空気冷却器40を、熱交換器収納器72内に設置してもよい。実施形態1に係る空気冷却器40を熱交換器収納器72内に設置することにより、より効率的に冷却を行うことができる。また、熱交換器収納器72内に、実施形態2に係る水槽64を設けて、熱交換器を水槽64内の冷却用液体WTに浸漬することも可能である。
(変形例)
次に、実施形態1に係る変形例について説明する。図8は、変形例に係る空気冷却器を備えた原子力設備を模式的に表した概略構成図である。変形例に係る空気冷却器40d及び熱交換器ユニット49aは、原子炉格納容器10内に、原子炉とは独立して設けられた蒸気発生器80に、熱交換器50fを接続している点で、実施形態1と異なる。その他の構成は、実施形態1と同じであるため、説明を省略する。
図8に示すように、原子炉格納容器10内には、蒸気発生器80が設けられている。蒸気発生器80は、第1のシェル82と、第2のシェル84と、複数のチューブ86とを有する。第2のシェル84には、冷却水が供給されている。ただし、第2のシェル84に供給されるのは、揮発性の液体であれば冷却水でなくてもよい。複数のチューブ86の一方の端部は第2のシェル84に接続されている。複数のチューブ86は、一方の端部の鉛直方向上方側の他方の端部が第1のシェル82と接続されている。複数のチューブ86には、第2のシェル84を通じて、冷却水が供給されている。非常時などに、原子炉格納容器10内の温度が高くなると、複数のチューブ86内の冷却水は、原子炉格納容器10内の潜熱を吸収して、原子炉格納容器10内を冷却する。複数のチューブ86内の冷却水は、原子炉格納容器10内の潜熱を吸収して、蒸気となる。複数のチューブ86内の蒸気は、第1のシェル82に供給される。このように、蒸気発生器80は、シェルアンドチューブ形式であるが、これに限られない。
変形例に係る空気冷却器40d及び熱交換器ユニット49aは、図2に示す実施形態1に係る空気冷却器と同じ構成である。ただし、熱交換器50fの第1のヘッダ52は、蒸気管42を介して第1のシェル82に接続されている。また、熱交換器50fの第2のヘッダ53は、液体管44を介して第2のシェル84に接続されている。
第1のシェル82に供給された蒸気は、蒸気管42を介して、第1のヘッダ52に導かれる。実施形態1と同様に、第1のヘッダ52内の蒸気は、伝熱管54内で冷却され、液体に戻る。液体に戻った冷却水は、第2のヘッダ53に供給され、液体管44を介して第2のシェル84に戻される。このように、変形例に係る空気冷却器40dは、原子炉格納容器10内の蒸気発生器80とともに、原子炉5とは独立した閉ループを構成する。変形例に係る空気冷却器40dは、蒸気発生器80内の蒸気を冷却して液体に戻すことにより、原子炉格納容器10内を冷却する。
このように、変形例に係る空気冷却器40dは、原子炉格納容器10内の蒸気発生器80と接続されているため、効率的に原子炉格納容器10内を冷却することができる。また、空気冷却器40dと蒸気発生器80とは、原子炉5とは独立した構成となっているため、容易に原子炉格納容器10内に設置することができる。なお、変形例に係る原子炉は、加圧水型原子炉であるが、変形例に係る空気冷却器40dは沸騰水型原子炉にも適用可能である。ただし、加圧水型原子炉は、沸騰水型原子炉よりも原子炉格納容器10内のスペースが大きい。従って、加圧水型原子炉においては、例えば大型の蒸気発生器80を設置できるため、より好適に原子炉格納容器10内を冷却することができる。
このように、本発明に係る空気冷却器は、例えば二次冷却水又は原子炉格納容器10内を効率的に冷却することができるが、本発明に係る空気冷却器は、他の様々な箇所にも適用可能である。例えば、本発明に係る空気冷却器は、一次冷却水又は使用済み核燃料貯蔵プール等を冷却することも可能である。
以上、実施形態1,2,3,4及び変形例を説明したが、これらの実施形態等の内容によりこれらの実施形態等が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態等の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
1 原子力設備
2 原子炉建屋
4 二次冷却系
7 蒸気発生器
40 空気冷却器
42 蒸気管
44 液体管
50 熱交換器
52 第1のヘッダ
53 第2のヘッダ
54 伝熱管
55 板状フィン
58 カバー
W 空気流

Claims (10)

  1. 蒸気を冷却して液体にする熱交換器と、
    前記熱交換器に接続され、前記熱交換器に前記蒸気を導く蒸気管と、
    前記熱交換器に接続され、前記熱交換器から前記液体を導く液体管と、
    前記熱交換器に向かって空気流を発生させて、前記蒸気を冷却する空気流発生部と、
    を有する空気冷却器。
  2. 前記熱交換器は、
    複数の伝熱管と、
    平行に配置された各前記伝熱管の両端がそれぞれ固定されたヘッダと、
    を含む、請求項1に記載の空気冷却器。
  3. 前記空気流発生部は送風機である、
    請求項1又は2に記載の空気冷却器。
  4. 前記熱交換器は、熱交換器収納器内に設置されており、
    前記空気流発生部は、前記熱交換器収納器の内部に空気流を流入させる空気流入口及び前記熱交換器の鉛直方向上側に位置し、前記熱交換器収納器から空気流を流出させる空気流出口である、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の空気冷却器。
  5. 前記熱交換器は、冷却用液体に浸漬されている、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の空気冷却器。
  6. 前記熱交換器は、原子炉を有する原子炉建屋の外部に設けられ、前記原子炉を冷却する、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の空気冷却器。
  7. 前記原子炉は、前記原子炉を直接冷却する1次冷却水と、前記1次冷却水と熱交換する2次冷却水と、前記1次冷却水と熱交換することにより前記2次冷却水を蒸発させて蒸気を発生させる蒸気発生器とを有する、加圧水型原子炉であり、
    前記蒸気管と前記液体管とは、前記蒸気発生器に接続されている、
    請求項6に記載の空気冷却器。
  8. 前記原子炉の原子炉格納容器内には、前記液体を蒸発させて前記蒸気にする蒸気発生器が設けられており、
    前記蒸気管と前記液体管とは、前記蒸気発生器に接続されている、
    請求項6に記載の空気冷却器。
  9. 蒸気を熱交換器に導入させて、
    前記熱交換器に向かって空気流を発生させることにより、前記蒸気を冷却して液体にして、
    前記液体を前記熱交換器から導出させる、
    空気冷却方法。
  10. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の空気冷却器を備える、
    原子力設備。
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