JP5871068B2 - 出退勤管理装置、そのデータ処理方法、およびプログラム - Google Patents

出退勤管理装置、そのデータ処理方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、出退勤管理装置、そのデータ処理方法、およびプログラムに関し、特に、ユーザ携帯端末を利用した出退勤管理装置、そのデータ処理方法、およびプログラムに関する。
指紋認証や顔認証、声認証等に代表されるバイオメトリックス認証機を利用したタイムレコーダの一例が特許文献1に記載されている。特許文献1のバイオメトリックスタイムレコーダは、バイオメトリックス認証で照合結果が本人と一致しなかった場合などに、画像撮影機により本人を撮影しその画像とともに出勤時刻と退勤時刻を記録する。これにより、故意に認証を怠り認証失敗を理由にした不正行為を防止できる。
特開2005−182720号公報
上述した特許文献に記載された技術においては、高価なバイオメトリックス認証機を利用しているため、フランチャイズ形態の外食産業のレストランやコンビニエンスストア等において、店舗に高価な認証機を導入しなければならず、コストがかかるという問題点があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、コストを抑えつつ不正行為を防止する出退勤管理装置、そのデータ処理方法、およびプログラムを提供することにある。
本発明の出退勤管理装置は、
ーザが出退勤する場所に備えつけられた中継装置を介して撮像機能を有するユーザ携帯端末に無線通信することにより、前記撮像機能を利用したアプリケーションを前記ユーザ携帯端末上で起動させる制御手段と、
前記制御手段により起動された前記アプリケーションにより前記撮像機能ユーザの顔を撮像させる撮像手段と、
撮像画像から認識された前記ユーザの顔画像データを取得し、前記ユーザの前記顔画像データから特徴点データを抽出する抽出手段と、
現在時刻とともに、前記特徴点データに基づく前記ユーザの打刻情報を出退勤情報として出退勤情報記憶装置に記録する記録手段と、を備える。
本発明の出退勤管理装置のデータ処理方法は、
出退勤管理装置が、
ーザが出退勤する場所に備えつけられた中継装置を介して撮像機能を有するユーザ携帯端末に無線通信することにより、前記撮像機能を利用したアプリケーションを前記ユーザ携帯端末上で起動させ
起動された前記アプリケーションにより前記撮像機能ユーザの顔を撮像させ
撮像画像から認識された前記ユーザの顔画像データを取得し、
前記ユーザの前記顔画像データから特徴点データを抽出し、
現在時刻とともに、前記特徴点データに基づく前記ユーザの打刻情報を出退勤情報として出退勤情報記憶装置に記録する。
本発明のコンピュータプログラムは、
出退勤管理装置を実現するコンピュータに、
ーザが出退勤する場所に備えつけられた中継装置を介して撮像機能を有するユーザ携帯端末に無線通信することにより、前記撮像機能を利用したアプリケーションを前記ユーザ携帯端末上で起動させる手順、
起動された前記アプリケーションにより前記撮像機能ユーザの顔を撮像させる手順、
撮像画像から認識された前記ユーザの顔画像データを取得する手順、
前記ユーザの前記顔画像データから特徴点データを抽出する手順、
前記ユーザの打刻操作を受け付けたとき、現在時刻とともに、前記特徴点データに基づく前記ユーザの打刻情報を出退勤情報として出退勤情報記憶装置に記録する手順を実行させるためのプログラムである。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
また、本発明のデータ処理方法およびコンピュータプログラムには複数の手順を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の手順を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明のデータ処理方法およびコンピュータプログラムを実施するときには、その複数の手順の順番は内容的に支障のない範囲で変更することができる。
さらに、本発明のデータ処理方法およびコンピュータプログラムの複数の手順は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある手順の実行中に他の手順が発生すること、ある手順の実行タイミングと他の手順の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
本発明によれば、コストを抑えつつ不正行為を防止できる出退勤管理システムが提供される。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
本発明の実施の形態に係る出退勤管理システムの構成の概要を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る出退勤管理装置の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る出退勤管理システムの携帯端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る出退勤管理システムの管理サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る出退勤管理システムの各装置の構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る出退勤管理システムの携帯端末の要部構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る出退勤管理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る出退勤管理システムの各装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る出退勤管理システムの画面構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る出退勤管理システムの画面フローの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る出退勤管理システムのログイン画面を示す図である。 本発明の実施の形態に係る出退勤管理システムのメイン画面を示す図である。 本発明の実施の形態に係る出退勤管理システムの初期設定画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る出退勤管理システムの登録確認ダイアログの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る出退勤管理システムの顔認証画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る出退勤管理システムのユーザマスタの構造の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る出退勤管理システムの店舗マスタの構造の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る出退勤管理装置の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る出退勤管理システムの各装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る出退勤管理装置の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る出退勤管理システムの各装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る出退勤管理装置の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る出退勤管理システムの各装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る出退勤管理システムの各装置の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。また、以下の各図において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してあり、図示されていない。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る出退勤管理システム1の構成の概要を示すブロック図である。
本実施形態の出退勤管理システム1は、ユーザが利用する携帯端末10と、店舗5に設けられた中継装置80と、携帯端末10および中継装置80とネットワーク3を介して通信可能なサーバ装置60と、サーバ装置60に接続されるデータベース50(図中、「DB」と示す)と、を備える。
本発明の実施の形態に係る出退勤管理システム1では、店舗5にアルバイトやパート勤務するユーザが利用する携帯端末10を用いて、ユーザ自身の顔を撮影し、出退勤認証用データとして店舗5に設置された中継装置80を介してサーバ装置60に送信することで、出退勤時の打刻操作を行うことができる。
本実施形態では、ユーザが利用するユーザ携帯端末(携帯端末10)を例として説明するが、これに限定されるものではない。たとえば、スマートフォン以外に、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants)、タブレット端末、ゲーム機、またはその他の電子機器等の携帯移動型の無線通信端末とすることができる。また、本発明の携帯端末は、ユーザが携帯する携帯端末以外にも、店舗等に配備された携帯端末であってもよく、その場に出勤したユーザが共通で使用できるような端末であってもよい。
図2は、本発明の実施の形態に係る出退勤管理装置100の構成を示す機能ブロック図である。
本発明の実施の形態に係る出退勤管理装置100は、撮像機能を有するユーザ携帯端末(携帯端末10)が、ユーザが出退勤する場所に備えつけられた中継装置80と無線通信することにより、撮像機能を利用したアプリケーションを携帯端末10上で起動する制御部102と、制御部102により起動されたアプリケーションにより撮像機能を利用してユーザの顔を撮像する撮像部104と、撮像画像から認識されたユーザの顔画像データを取得し、ユーザの顔画像データから特徴点データを抽出する抽出部106と、現在時刻とともに、特徴点データに基づくユーザの打刻情報を出退勤情報として出退勤情報記憶装置(出退勤情報記憶部112、図中、「出退勤情報」と示す)に記録する記録部110と、を備える。
後で構成要素毎に詳細に説明するように、本発明の実施の形態に係る出退勤管理装置100は、携帯端末10、または、携帯端末10と通信可能なサーバ装置60、または、それらの組み合わせにより実現することができる。
携帯端末10では、本発明の実施の形態に係る出退勤管理装置100を実現するためのアプリケーションプログラムを予めインストールすることで、本発明の出退勤管理装置100を実現するコンピュータプログラムの機能を携帯端末10上で実現させることができる。あるいは、ウェブサーバ(不図示)上にウェブページを設け、ユーザが携帯端末10を用いてウェブサイトにアクセスすることで、出退勤管理装置100の機能を携帯端末10が利用することができる。
図3は、本発明の実施の形態に係る出退勤管理システム1の携帯端末10のハードウェア構成を示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態の携帯端末10は、CPU(Central Processing Unit)12と、ROM(Read Only Memory)14と、RAM(Random Access Memory)16と、携帯電話網通信部18と、無線LAN(Local Area Network)通信部20と、操作部22と、操作受付部24と、表示部26と、表示制御部28と、撮像部30と、スピーカ32と、マイク34と、音声制御部36と、を備える。
CPU12は、携帯端末10の各要素とバス40を介して接続され、各要素とともに携帯端末10全体を制御する。ROM14は、携帯端末10を動作させるためのプログラムや各種アプリケーションプログラム、それらのプログラムが動作する際に使用する各種設定データなどを記憶するとともに、アドレスデータ、各種コンテンツデータを含むユーザデータを記憶する。RAM16は、プログラムが動作するための作業領域など一時的にデータを記憶する領域を有する。
携帯端末10の各構成要素は、上述したCPU12、RAM16、RAM16にロードされた図2の少なくとも一部の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するROM14、ネットワーク接続用インタフェース(図3の携帯電話網通信部18、無線LAN通信部20)を有する任意のコンピュータのハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。以下に説明する各機能ブロック図は、ハードウェア単位の構成ではなく、論理的な機能単位のブロックを示している。
なお、前述のROM14およびRAM16は、フラッシュメモリやディスクドライブなど、アプリケーションプログラムおよびプログラムが動作するための設定データや一時保存データ、ユーザデータなどを記憶するための機能を有する他のデバイスであってもよい。
操作部22は、操作キー、操作ボタン、スイッチ、ジョグダイヤル、タッチパッド、表示部26と一体になったタッチパネルなどを含む。操作受付部24は、ユーザによる操作部22の操作を受け付け、CPU12に通知する。表示部26は、LED(Light Emitting Diode)表示器や、液晶ディスプレイ、有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイなどを含む。表示制御部28は、CPU12からの指示に従い、表示部26に各種画面表示を行う。音声制御部36は、CPU12からの指示に従い、スピーカ32から音声出力、およびマイク34から音声入力を行う。
携帯端末10は、携帯電話網通信部18、携帯電話網用アンテナ19を介して、たとえば、3G(3rd Generation:第3世代携帯電話)方式で、携帯通信網(不図示)に基地局(不図示)を介して接続して通信する。携帯端末10は、携帯通信網からインターネット等のネットワーク3(図1)に接続し、サーバ装置60(図1)と通信できる。なお、本発明の出退勤管理装置100の機能を実行する際には、サーバ装置60との接続は、携帯通信網経由ではなく、以下の無線LAN通信を利用した中継装置80(図1)経由で行うものとする。これは、店舗5に設置された中継装置80を経由することで、ユーザが実際に店舗5に居ることを確認できるからである。
無線LAN通信部20は、無線LAN用アンテナ21を介して、たとえば、IEEE 802.11規格に準拠した方式で、中継装置80(図1)と無線LAN通信を行う。本実施形態では、携帯端末10は、無線LAN通信部20で店舗5に設置された中継装置80と無線LAN通信を行うことができる。
携帯端末10の無線LAN通信部20は、その機能が有効になっている場合には、たとえば、所定の周期または任意のタイミングで、IEEE 802.11規格に準拠した管理フレーム、たとえば、Probe Requestを送出する。この信号を受信した中継装置80が、携帯端末10との間で所定の手続き、たとえば、認証処理等を行うことで、携帯端末10との間で無線通信を確立することができる。本実施形態では、出退勤管理装置100の機能を利用する際には、携帯端末10の無線LAN通信部20の機能は常に有効に設定されているものとする。
図4は、本発明の実施の形態に係る出退勤管理システム1のサーバ装置60のハードウェア構成を示すブロック図である。
本実施形態のサーバ装置60は、データベース50(図1)に接続されるサーバコンピュータやパーソナルコンピュータ、またはそれらに相当する装置により実現することができる。また、サーバ装置60は、仮想サーバなどにより構成されてもよい。
本実施形態の出退勤管理システム1のサーバ装置60の各構成要素は、CPU62、RAM66、RAM66にロードされた図2の出退勤管理装置100の少なくとも一部の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するROM64、ネットワーク接続用インタフェースを含むI/O(Input/Output)68を有する任意のコンピュータのハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。CPU62は、サーバ装置60の各要素とバス69を介して接続され、各要素とともにサーバ装置60全体を制御する。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。上述したように、以下に説明する各機能ブロック図は、ハードウェア単位の構成ではなく、論理的な機能単位のブロックを示している。なお、サーバ装置60は、I/O68を介して図示されない入出力装置と接続することもできる。
また、中継装置80の各構成要素は、図示しないが、CPU、メモリ、メモリにロードされたプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェースを備える任意のコンピュータのハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。上述したように、以下説明する各機能ブロック図は、ハードウェア単位の構成ではなく、論理的な機能単位のブロックを示している。
本実施形態において、中継装置80は、携帯端末10とサーバ装置60の中継を行う、たとえば、ルータやスイッチである。中継装置80は、本実施形態の出退勤管理装置100の構成要素を実現するための機能の一つとして、携帯端末10とサーバ装置60の間に介在することで、携帯端末10が通信している場所を特定するための情報として、自身の識別情報、たとえば、IPアドレス等をサーバ装置60に送信する。
上述したように、本発明の出退勤管理装置100の各構成要素は、出退勤管理システム1の携帯端末10またはサーバ装置60のいずれかが有することができ、または、分担して様々に組み合わせて実現することができる。あるいは、他の実施形態においては、中継装置80がその機能の一部を実現してもよい。
図5に、本実施形態の出退勤管理システム1の各装置の構成例を示す。
図5の例では、本実施形態の出退勤管理システム1は、制御部102、撮像部104、抽出部106、アプリケーション実行部122、通信部124、および受付部126を有する携帯端末10と、第1通信部180および第2通信部182を有する中継装置80と、記録部110、通信部162、および認証部164を有するサーバ装置60と、を備える。さらに、データベース50(図1)は、出退勤情報記憶部112を含む。
携帯端末10において、通信部124は、図3の携帯端末10の無線LAN通信部20を用いて、中継装置80と無線LAN通信を行う。通信部124は、無線LAN通信部20の機能が有効な場合に、定期的または任意のタイミングでIEEE 802.11規格に準拠した管理フレーム、たとえば、Probe Requestを送出する。そして、通信部124は、この信号を受信した中継装置80からの応答、たとえば、Probe Responseを受けて、所定の手続きを行った後、中継装置80と無線通信を確立する。そして、通信部124は、中継装置80を経由してネットワーク3上のサーバ装置60に接続する。
携帯端末10において、制御部102は、通信部124において、ユーザが出退勤する場所に備えつけられた中継装置80との無線通信が確立したとき、撮像機能を利用したアプリケーションを携帯端末10上で起動させるようにアプリケーション実行部122に指示する。
あるいは、上述したように携帯端末10自身が中継装置80との通信確立を判別してアプリケーションを起動する構成ではなく、中継装置80とサーバ装置60により、携帯端末10上でのアプリケーション利用の許可を判別して、携帯端末10に実行させる構成としてもよい。たとえば、中継装置80が、携帯端末10から送出された管理フレームを検知したとき、その携帯端末10の識別情報をサーバ装置60に通知することで、対象の携帯端末10が店舗5に設置された中継装置80の無線LAN通信エリア内に存在することを認識することができる。そして、サーバ装置60が携帯端末10を認証した後に、サーバ装置60が、携帯端末10に対して、アプリケーションの起動を許可、または利用可能なアプリケーションを配信する構成としてもよい。
このように、制御部102は、携帯端末10、携帯端末10とサーバ装置60の組み合わせ、または携帯端末10と中継装置80とサーバ装置60の組み合わせで実現させることができる。ただし、本実施形態では、中継装置80には、特別な構成は持たせず、携帯端末10とサーバ装置60との間の中継機能のみを持たせるものとする。
撮像部104は、制御部102により起動されたアプリケーションにより撮像機能(図3の携帯端末10の撮像部30)を利用してユーザの顔を撮像する。撮影された映像は、図3の携帯端末10の表示部26の画面にカメラビューとして表示される。
抽出部106は、撮像画像から認識されたユーザの顔画像データを取得し、ユーザの顔画像データから特徴点データを抽出する。
特徴点データは、たとえば、撮影画像から認識されたユーザの顔画像データから、少なくともユーザを識別するのに必要な情報量を有する、複数の特徴点を抽出し、顔画像領域内の特徴点の相対位置と各特徴点の特徴量を関連付けたデータ(ベクトル量でもよい)とすることができる。すなわち、特徴点データは、顔画像データより情報量(容量)の小さいデータである。
抽出された特徴点データは、中継装置80を介してサーバ装置60に送信され、本人認証処理に使用されることとなる。特徴点データをサーバ装置60に送信する構成とした場合、通信容量を小さくすることができるので、ネットワークの負荷を抑えることができる。さらに、特徴点データのみを送信する構成は、顔写真等の個人を特定できる個人情報を取り扱わないので、セキュリティを担保することができる。
このように、本実施形態において、抽出部106は、携帯端末10に含まれる構成としたが、これに限定されない。たとえば、抽出部106は、サーバ装置60が備えてもよい。この場合、携帯端末10からサーバ装置60には、顔画像データが送信されることになる。この場合は、携帯端末10の処理負荷を低く抑えることができるので、携帯端末10の処理能力が低い場合等に有効である。なお、データ送信時には、圧縮処理や暗号化処理を行うことで、通信負荷をなるべく抑えたり、セキュリティを確保する等の処理を行うのが好ましい。
アプリケーション実行部122は、図3の携帯端末10の撮像部30の撮像機能を利用したアプリケーションを実行する。アプリケーションは、たとえば、図3のROM14に格納され、図3のCPU12が実行する。
受付部126は、アプリケーション実行部122により実行されたアプリケーションにより、ユーザの打刻操作を受け付ける。ユーザは、図3の表示部26に表示された画面に従って、図3の携帯端末10の操作部22を利用して打刻操作することができる。具体的な操作方法については、後述する。
中継装置80において、第1通信部180は、携帯端末10と無線LAN通信を行う。第2通信部182は、サーバ装置60とネットワーク3を介して通信を行う。中継装置80とサーバ装置60の間の通信方法は、無線通信でも有線通信でもいずれでもよい。中継装置80は、第1通信部180と通信する携帯端末10と、第2通信部182と通信するサーバ装置60との中継を行う。たとえば、携帯端末10からサーバ装置60宛に送信されたデータを第1通信部180が受信し、受信したデータを第2通信部182がサーバ装置60に転送する。あるいは、サーバ装置60から携帯端末10宛に送信されたデータを第2通信部182が受信し、受信したデータを第1通信部180が携帯端末10に転送する。
サーバ装置60において、通信部162は、ネットワーク3を介して中継装置80と通信する。本実施形態では、サーバ装置60は、中継装置80を経由して携帯端末10と通信することができる。
出退勤情報記憶部112は、ユーザの出退勤情報を記憶する。
本実施形態では、出退勤情報記憶部112は、サーバ装置60のデータベース50に、たとえば、図16に示すようなユーザマスタ900を保持する。ユーザマスタ900は、たとえば、ユーザID毎に、ユーザ名、パスワード、ユーザの顔画像の特徴点データ、ユーザが勤務する店舗の店舗ID、その店舗に勤務する予定の出退勤日時と、実際の出退勤日時の記録とを格納する。本実施形態では、一店舗につき、一日に複数回、たとえば、2回出勤することを想定し、2回分の情報を格納できる構成としている。
また、一ユーザが複数の店舗に勤務する場合、ユーザマスタ900は、さらに、店舗毎に、これらの情報を格納することができる。
なお、図16の構成では、打刻情報として受信した特徴点データをユーザマスタ900に記録する構成となっていないが、他の実施形態において、受信した特徴点データを出退勤日時情報と関連付けて格納する構成としてもよい。本実施形態では、後述するように、サーバ装置60では、特徴点データに基づいてユーザの本人確認を行い、認証されたユーザの出退勤日時を記録する。しかし、他の実施形態において、携帯端末10から受信した特徴点データ、または顔画像データを一旦、ユーザマスタ900に記録しておき、本人確認の認証処理を後で行う構成としてもよい。
記録部110は、現在時刻とともに、特徴点データに基づくユーザの打刻情報を出退勤情報として出退勤情報記憶部112に記録する。本実施形態では、出退勤日時を、受信したユーザの打刻情報(特徴点データ)をサーバ装置60の記録部110が出退勤情報記憶部112に記録した時刻としているが、これに限定されず、出退勤日時は、サーバ装置60の通信部162が打刻情報(特徴点データ)を受信した時刻、あるいは、携帯端末10または中継装置80から打刻情報(特徴点データ)が送信された時刻等、様々考えられる。
認証部164は、ユーザマスタ900に予め登録されたユーザの顔画像の特徴点データに基づいて、携帯端末10から送信されたユーザの顔画像の特徴点データが、本人であるか否か認証処理を行う。本人であることが確認された場合、認証部164は、記録部110にユーザマスタ900に出退勤日時の記録を許可し、本人でないとの認証結果が得られた場合、認証部164は、記録部110にユーザマスタ900への出退勤日時の記録を禁止する。また、記録部110が、認証部164による認証結果をユーザマスタ900に記録してもよい。さらに、認証部164により本人でないとの認証結果が得られた場合、通信部162が中継装置80を介して、携帯端末10に認証エラーを通知し、顔画像の再撮影を促してもよい。
また、認証部164は、上述したように、必ずしも打刻操作受け付け時に認証処理を行う必要はなく、必要に応じて、任意のタイミングで随時行う構成としてもよい。認証部164が任意のタイミングで認証処理を行った場合には、記録部110がその結果をユーザマスタ900に格納してもよい。または、たとえば、通信部162が、予め登録されているあて先に認証結果を通知するメールやメッセージを送信したり、店舗5に設置されたコンピュータに管理システムを導入し、通信部162が、管理システムに認証結果を転送することで、店舗5の責任者に認証結果を通知したりする構成としてもよい。
また、本実施形態の出退勤管理システム1の携帯端末10は、さらに図6に示すように、DRAM(Dynamic Random Access Memory)130と、ピクチャメモリ132と、顔認識部134と、を備える。
DRAM130は、揮発性メモリであり、図3の携帯端末10のRAM16に含まれてもよい。ピクチャメモリ132は、図3の携帯端末10のROM14または、携帯端末10に装着され、読み書き可能なSD(Secure Digital)メモリーカード等の記録媒体に含まれる。
DRAM130は、撮像部104によって撮影された画像データを一時的に記憶する。携帯端末10における一般的なカメラ操作においては、DRAM130に一時的に記憶された画像データは、ユーザに保存確認を行った後、DRAM130からピクチャメモリ132に移動されて永続的に記憶される。
しかし、本実施形態においては、制御部102が、撮像部104で撮像された画像データをDRAM130からピクチャメモリ132に移動させることを禁止する。これにより、店舗5外等でユーザの顔を事前に撮影し、保存しておいた画像データを用いて、他人が本人になりすまして不正行為を行うことを防止する。
顔認識部134は、DRAM130にアクセスし、撮影された映像データから、顔を認識し、顔画像を取得する。抽出部106は、顔認識部134が取得した顔画像から特徴点を抽出し、特徴点データを取得し、一時的にDRAM130に記憶する。または、抽出部106は、取得した特徴点データを通信部124に受け渡し、中継装置80に送信させてもよい。なお、上述したように、顔認識部134は、サーバ装置60が備えてもよい。
本実施の形態の出退勤管理システム1では、コンピュータプログラムに対応する各種の処理動作を携帯端末10、中継装置80またはサーバ装置60のCPUが実行することにより、前述のような各種ユニットが各種機能として実現される。
本実施形態のコンピュータプログラムは、出退勤管理装置100を実現するコンピュータに、撮像機能を有する携帯端末10が、ユーザが出退勤する場所に備えつけられた中継装置80と無線通信することにより、撮像機能を利用したアプリケーションを携帯端末10上で起動する手順、起動されたアプリケーションにより撮像機能を利用してユーザの顔を撮像する手順、ユーザの打刻操作を受け付ける手順、撮像画像から認識されたユーザの顔画像データを取得する手順、ユーザの顔画像データから特徴点データを抽出する手順、ユーザの打刻操作を受け付けたとき、現在時刻とともに、特徴点データに基づくユーザの打刻情報を出退勤情報として出退勤情報記憶装置(出退勤情報記憶部112)に記録する手順、を実行させるように記述されている。
上述した本実施形態のコンピュータプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。記録媒体は特に限定されず、様々な形態のものが考えられる。また、プログラムは、記録媒体からコンピュータのメモリにロードされてもよいし、ネットワークを通じてコンピュータにダウンロードされ、メモリにロードされてもよい。
図9は、本発明の実施の形態に係る出退勤管理システム1の携帯端末10の画面構成の一例を示す図である。
出退勤管理システム1の画面構成としては、ログイン画面820と、メイン画面830と、初期設定画面840と、顔認証画面860と、を含む。
これらの画面は、図10に示すフローに従って切り替わる。
携帯端末10で本実施形態の出退勤管理システム1のアプリケーションがアプリケーション実行部122により起動されると、図10のフローが開始する。
始めに、ログイン画面820が表示される。ログイン画面820は、図11に示すように、企業名表示部821と、店舗名表示部822と、ユーザID入力欄823と、パスワード入力欄824と、ログインボタン826と、終了ボタン828と、を含む。
ログイン画面820が表示されたとき、企業名表示部821と店舗名表示部822には、予めユーザが登録している企業名と店舗名がそれぞれ表示される。ユーザが複数の企業や複数の店舗に勤務している場合、企業と店舗を選択する画面が始めに表示され、ユーザに選択させてからログイン画面820に移行する。また、ログイン画面820でログインした後に表示される、その企業または店舗のメイン画面830から、他の企業または他の店舗のメイン画面830に表示を移行するために、メイン画面830で他の企業または店舗を選択する選択画面に移行できるように、メイン画面830は選択画面移行指示用の操作ボタン(不図示)を有してもよい。
ユーザが予め登録したユーザIDと、パスワードを、ログイン画面820のユーザID入力欄823とパスワード入力欄824に入力し、ログインボタン826を押下することで、表示画面は、メイン画面830に遷移する。このとき、パスワードの確認が行なわれ(図10のステップS801)、エラーの場合(図10のステップS801のY)、パスワードがエラーである旨のメッセージが表示され(図10のステップS803)、表示画面は、ログイン画面820に戻る。パスワードが認証された場合(図10のステップS801のN)、表示画面は、メイン画面830に遷移する。
ユーザ認証処理は、サーバ装置60で行うことができる。サーバ装置60は、データベース50に図16に示すユーザマスタ900を保持している。サーバ装置60は、ユーザマスタ900を参照し、ユーザ認証処理を行うことができる。
ログイン画面820で終了ボタン828が押下された場合には、終了確認のメッセージが表示され(図10のステップS805)、終了確認がとれた場合(図10のステップS807のY)、本アプリケーションが終了する。終了がキャンセルされた場合(図10のステップS807のN)、表示画面は、ログイン画面820に戻る。
メイン画面830は、図12に示すように、店舗名表示部832と、設定ボタン833と、当日勤務予定時刻表示部834と、当日勤務登録時刻表示部835と、店舗通知表示部836と、出勤登録ボタン837と、退勤登録ボタン838と、終了ボタン828と、を含む。
メイン画面830の店舗名表示部832、当日勤務予定時刻表示部834、当日勤務登録時刻表示部835、店舗通知表示部836の各情報は、サーバ装置60のデータベース50に保持される図16のユーザマスタ900、および図17の店舗マスタ920等を参照して、表示することができる。
図17に示すように、店舗マスタ920は、たとえば、店舗ID毎に、店舗名、企業名、ユーザに通知したい内容を複数格納する。
当日勤務予定時刻表示部834、当日勤務登録時刻表示部835、および店舗通知表示部836は、それぞれ複数情報があり、表示欄のサイズが足りない場合は、スクロール表示できるものとする。
図10に示すように、メイン画面830の出勤登録ボタン837または退勤登録ボタン838の押下を受け付けたとき、表示画面は、顔認証画面860に遷移する。設定ボタン833の押下を受け付けたとき、表示画面は、初期設定画面840に遷移する。
また、メイン画面830で終了ボタン828が押下された場合には、終了確認のメッセージが表示され(ステップS809)、終了確認がとれた場合(ステップS811のY)、本アプリケーションが終了する。終了がキャンセルされた場合(ステップS811のN)、表示画面は、メイン画面830に戻る。
図13は、本実施形態の初期設定画面840の一例を示す図である。初期設定画面840は、カメラビューエリア842と、認識顔画像表示部844と、戻るボタン846と、を含む。
上述したように、本実施形態の出退勤管理システム1では、携帯端末10の撮像部104は、携帯端末10と中継装置80との無線通信が行われた場合にのみ利用できる。カメラビューエリア842には、図2の携帯端末10の撮像部104によって撮像されたリアルタイム映像が表示される。
ユーザは自分にカメラを向け、カメラビューエリア842に顔が入るようにして、顔を撮影する。そして、認識顔画像表示部844には、図2のアプリケーション実行部122の顔認識部134によって、映像から顔を認識したとき(図10のステップS813のY)、認識した顔の静止画像が表示され、図14の登録確認ダイアログ850の画面が表示される(図10のステップS815)。このとき、静止画像の画像データは、DRAM130に一時的に記憶される。
登録確認ダイアログ850は、「特徴点を登録しますか?」等の確認メッセージを表示するとともに、はいボタン852と、いいえボタン853と、を含む。
はいボタン852が押下された場合(図10のステップS817のはい)、図2の抽出部106が顔画像から特徴点を抽出し、通信部124が特徴点データを中継装置80に送信し、メイン画面830に戻る。
いいえボタン853が押下された場合(図10のステップS817のいいえ)、表示画面は、初期設定画面840に戻り、カメラビューエリア842に引き続き、図2の携帯端末10の撮像部104によって撮像されたリアルタイム映像が表示される。戻るボタン846が押下されたとき、表示画面は、メイン画面830に戻る。なお、初期設定画面840(カメラビューエリア842)を抜けるときは、DRAM130に一時的に記憶されていた顔画像データは消去される。
このようにして、初期設定画面840では、ユーザの顔画像をサーバ装置60に登録する操作ができる。この操作は、本実施形態の出退勤管理装置100を継続して利用する場合に、少なくとも一度行えばよい。
次に、顔認証画面860は、図15に示すように、カメラビューエリア862と、認識顔画像表示部864と、現在日時表示部865、戻るボタン866と、確認ボタン867と、を含む。
カメラビューエリア862には、図2の携帯端末10の撮像部104によって撮像されたリアルタイム映像が表示される。ユーザは自分にカメラを向け、カメラビューエリア862に顔が入るようにして、顔を撮影する。
そして、認識顔画像表示部864には、図2のアプリケーション実行部122の顔認識部134によって、映像から顔を認識したとき、認識した顔の静止画像が表示され、静止画像の画像データは、DRAM130に一時的に記憶される。なお、このとき、図14の登録確認ダイアログ850のような、ユーザに静止画像を確認させるメッセージを含む画面を表示し、ユーザに静止画像を確認させる画像確認ステップを図10の画面フローにさらに含めてもよい。
図15の現在日時表示部865には、現在の日付と時刻が表示される。この時刻は、携帯端末10内蔵の時計から読み取ったデータでもよいし、サーバ装置60または中継装置80から受信したデータでもよいが、サーバ装置60が管理する時刻であるのが好ましい。
確認ボタン867が押下されたとき、表示画面は、メイン画面830に遷移する。顔認証画面860の現在日時表示部865に表示されている日時が、そのときの出退勤登録時刻として、メイン画面830の当日勤務登録時刻表示部835に、表示される。ここで、携帯端末10の画面上に表示され、また、ユーザマスタ900に記録される時刻は、サーバ装置60の管理する時刻であるのが好ましい。
なお、顔認証画面860を抜けるときは、DRAM130に一時的に記憶されていた顔画像データは消去される。
上述のような構成において、本実施の形態の出退勤管理装置100のデータ処理方法を以下に説明する。図7は、本実施形態の出退勤管理装置100の動作の一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、本実施形態の出退勤管理装置100のデータ処理方法において、出退勤管理装置100は、撮像機能を有する携帯端末10と、ユーザが出退勤する場所に備えつけられた中継装置80とが無線通信することにより(ステップS101のYES)、撮像機能を利用したアプリケーションを携帯端末10上で起動し(ステップS103)、起動されたアプリケーションにより撮像機能を利用してユーザの顔を撮像し(ステップS105)、撮像画像から認識されたユーザの顔画像データを取得し(ステップS107)、ユーザの顔画像データから特徴点データを抽出し(ステップS109)、現在時刻とともに、特徴点データに基づくユーザの打刻情報を出退勤情報として出退勤情報記憶装置(出退勤情報記憶部112)に記録する(ステップS111)。
図8は、図5の構成例の出退勤管理システム1の動作の例を示すフローチャートである。
この例では、図7で示した処理手順のステップS101〜ステップS109を携帯端末10で行い、ステップS111をサーバ装置60で行う構成となっている。すなわち、本実施形態の出退勤管理装置100では、携帯端末10が顔画像の特徴点データの抽出までの処理を行い、サーバ装置60に特徴点データを送信し、サーバ装置60が本人認証後に打刻情報を記録する。
具体的には、まず、携帯端末10において、通信部124が管理フレーム、たとえば、Probe Requestを送出する(ステップS121)。中継装置80の第1通信部180が管理フレームを受信すると(ステップS123のY)、携帯端末10に応答、たとえば、Probe Responseを送信する(ステップS125)。
そして、携帯端末10が中継装置80からの応答を受信することで(ステップS101のY)、制御部102がアプリケーション実行部122にアプリケーションを起動させる(ステップS103)。
このとき、上述したように、携帯端末10には、ログイン画面820(図11)が表示され、ユーザ認証処理後に、表示画面が、メイン画面830(図12)に遷移する。ユーザが、メイン画面830の出勤登録ボタン837を押下すると、表示画面が、顔認証画面860(図15)に遷移する。これにより、携帯端末10は、出勤登録時の顔認証用の顔写真の撮影モードに入る。ユーザは自身の顔を撮像部104で撮影する(ステップS105)。そして、図6の顔認識部134がユーザの顔を認識し、顔画像を取得する(ステップS107)。
そして、抽出部106が、ユーザの顔画像から特徴点データを抽出する(ステップS109)。そして、通信部124が、中継装置80にユーザの打刻情報として無線LAN通信で特徴点データを送信する(ステップS127)。
中継装置80の第1通信部180が、携帯端末10からユーザの打刻情報を受信する(ステップS129)。そして、第2通信部182がその打刻情報をサーバ装置60に転送する(ステップS131)。
サーバ装置60では、通信部162が、中継装置80からネットワーク3を介して送信されたユーザの打刻情報を受信する(ステップS133)。そして、認証部164が、受信した特徴点データと、ユーザマスタ900に予め登録されているユーザの特徴点データを照合し、本人認証処理を行う(ステップS135)。認証部164により本人であると確認された場合(ステップS137のY)、記録部110が出退勤情報記憶部112にユーザの出退勤情報として打刻情報、ここでは、出退勤時刻を記録する(ステップS111)。
以上説明したように、本発明の実施の形態の出退勤管理装置100によれば、バイオメトリックス等の高価な装置を店舗5に導入することなく、コストを抑えつつ、出退勤時の打刻のなりすまし等の不正行為を防止することができる。
また、出退勤管理装置100は、携帯端末10から特徴点データのみを送信する構成とすれば、ユーザの顔写真等の個人情報を取り扱わないので、セキュリティを担保できる。
(第2の実施の形態)
図18は、本発明の実施の形態に係る出退勤管理装置200の構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態の出退勤管理装置200は、図2の上記実施の形態の出退勤管理装置100とは、予め登録されている出退勤予定時刻に基づいてユーザに打刻を催促する構成を有する点で相違する。
本実施形態の出退勤管理装置200は、図2の上記実施形態の出退勤管理装置100の構成に加え、さらに、監視部204と、打刻通知部206と、を備える。
本実施形態の出退勤管理装置200において、出退勤情報記憶部202は、ユーザの出退勤予定時刻とユーザが出退勤する場所の中継装置80の識別情報(中継端末ID)を、ユーザ携帯端末の識別情報(ユーザ携帯端末ID)に関連付けて記憶する。
さらに、出退勤管理装置200は、出退勤情報記憶部202を参照し、ユーザの出退勤予定時刻に基づいて、ユーザに打刻操作を催促する時刻になったか否かを監視する監視部204と、時刻になったとき、ユーザが出退勤する場所の中継装置80を介して携帯端末10に打刻操作を促す通知を行う打刻通知部206と、をさらに備える。
本実施形態では、たとえば、サーバ装置60が監視部204と打刻通知部206を含むことができる。他の実施形態では、携帯端末10が出退勤予定時刻をメモリに保持し、監視部204と打刻通知部206を備えてもよい。
本実施形態では、ユーザに打刻操作を催促する時刻は、たとえば、出退勤情報記憶部202に記憶されるユーザの出退勤予定時刻より、所定時間前、たとえば、5分〜10分前を予め設定することができる。所定時間は、ユーザが携帯端末10から指定する構成としてもよいし、サーバ装置60の管理者が任意に設定してもよいし、店舗5の責任者が任意に設定できる構成としてもよい。設定方法については、本発明の本質には関わらないので詳細な説明は省略する。
たとえば、サーバ装置60側で、ユーザの打刻通知時刻をずらして設定することで、同じ出退勤時刻の各ユーザへの通知時刻がずれるようにしてもよい。一般的に出退勤時刻は、大体どの店舗5も同じような時間であることが多い。そのため、複数のユーザが同じ時刻に集中して打刻操作を行うことが想定される。各ユーザへの通知時刻をずらして設定すれば、複数のユーザによる打刻操作の集中を回避できる可能性があり、サーバ装置60や中継装置80側において、出退勤時刻前後の負荷集中を防げる可能性がある。
監視部204は、現在時刻が、出退勤情報記憶部202に記憶されるユーザの出退勤予定時刻の所定時間前になったとき、打刻通知部206に通知する。
打刻通知部206は、監視部204からの通知を受けて、ユーザが出退勤する場所の中継装置80を介して携帯端末10に打刻操作を促す通知を行う。
打刻操作を促す通知とは、たとえば、打刻通知部206が、サーバ装置60から携帯端末10に対して、中継装置80経由で、プッシュメッセージを送信し、携帯端末10の表示部26(図3)にメッセージをポップアップ表示させること等である。たとえば、打刻通知部206は、「出勤時刻になりましたので、打刻してください。」等のメッセージを携帯端末10に表示させる。このとき、打刻通知部206は、メッセージ受信をユーザに報知するために、音声やバイブレーション等を出力させる動作を携帯端末10にさせてもよい。
このように構成された本実施形態の出退勤管理装置200の動作について、以下説明する。図19は、本実施形態の出退勤管理装置200の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、サーバ装置60において、監視部204が、出退勤情報記憶部202を参照し、ユーザの出退勤予定時刻に基づいて、ユーザに打刻操作を催促する時刻になったか否かを監視する(ステップS201)。
そして、打刻時刻になったとき(ステップS201のY)、打刻通知部206が中継装置80を介して携帯端末10に打刻操作を促す通知を送信する(ステップS203)。
中継装置80が、サーバ装置60から通知を受信し(ステップS205)、携帯端末10に転送する(ステップS207)。ここで、たとえば、図5の中継装置80の第2通信部182がサーバ装置60から通知を受信し、第1通信部180が携帯端末10に通知を転送する。
そして、携帯端末10が、通知を受信し(ステップS209)、ユーザに通知を提示する(ステップS211)。ここで、たとえば、図5の通信部124が通知を受信し、アプリケーション実行部122により、受信した通知を図3の表示部26に表示させる。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る出退勤管理装置200によれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、さらに、打刻忘れを防止できる。また、打刻通知時刻をユーザ毎にずらして設定すれば、打刻処理の負荷集中を回避できる。
(第3の実施の形態)
図20は、本発明の実施の形態に係る出退勤管理装置300の構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態の出退勤管理装置300は、図2の上記実施の形態の出退勤管理装置100とは、ユーザが退勤時に打刻し忘れて帰宅してしまった場合に、自動的に退勤時刻を記録する構成を有する点で相違する。
本実施形態の出退勤管理装置300は、図2の上記実施形態の出退勤管理装置100の構成に加え、さらに、退勤監視部302と、確認部304と、を備える。
なお、本実施形態において、出退勤情報記憶部202は、図18と同様に、ユーザ携帯端末IDと、中継端末IDと、ユーザの出退勤予定時刻と、実際の出退勤時刻とを含む。
また、本実施形態の出退勤管理装置300は、図18の出退勤管理装置200の構成を含むこともできる。
本実施形態の出退勤管理装置300は、出退勤情報記憶部202を参照し、ユーザの出退勤予定時刻に基づいて、ユーザの退勤時刻を所定時間経過後、当該ユーザの退勤時の打刻情報が出退勤情報記憶部202に記録されているかを監視する退勤監視部302と、ユーザの退勤時の打刻情報が出退勤情報記憶部202に記録されていない場合、ユーザが出退勤する場所の中継装置80に携帯端末10の存在確認をさせる確認部304と、をさらに備える。
記録部110は、存在確認の結果、携帯端末10が存在しないことを確認したとき、携帯端末10の退勤時の打刻情報として現在時刻を出退勤情報記憶部202に記録する。
本実施形態では、たとえば、退勤監視部302の機能はサーバ装置60が実現するとともに、確認部304の機能は、サーバ装置60と中継装置80の組み合わせによって実現することができる。
本実施形態において、退勤監視部302の所定時間は、たとえば、3分〜15分程度に予め設定することができる。所定時間は、サーバ装置60の管理者が任意に設定してもよいし、店舗5の責任者が任意に設定できる構成としてもよい。設定方法については、本発明の本質には関わらないので詳細な説明は省略する。
退勤監視部302は、現在時刻が、出退勤情報記憶部202に記憶されるユーザの出退勤予定時刻から所定時間経過したかを監視し、時間経過後に当該ユーザの退勤時の打刻情報が出退勤情報記憶部202に記録されたかを監視する。あるいは、退勤監視部302は、ユーザの出退勤予定時刻から所定時間の間、退勤時の打刻情報が出退勤情報記憶部202に記録されるかを監視してもよい。ユーザの退勤時の打刻情報が出退勤情報記憶部202に記録されなかった場合、退勤監視部302は、確認部304に通知する。
確認部304は、通知を受けて、ユーザが出退勤する場所の中継装置80に携帯端末10の存在を確認させる。
確認方法は、様々考えられる。たとえば、中継装置80は、携帯端末10から不定期に送信される無線LANの管理フレームを受信し、携帯端末10が無線通信エリア内に存在することを検知できる。
あるいは、確認部304は、中継装置80から通信エリアに存在すると思われる不特定の携帯端末10に対してビーコンをブロードキャストさせ、応答があった携帯端末10と通信して、どの携帯端末10が無線通信エリア内に存在するかを検出してもよい。
確認部304が、無線通信エリア内に携帯端末10が存在しないことを確認した場合、記録部110に通知する。
記録部110は、存在確認の結果、携帯端末10が無線通信エリア内に存在しないことを確認したとき、携帯端末10の退勤時の打刻情報として現在時刻を出退勤情報記憶部202に記録する。
このように、本実施形態の出退勤管理装置300は、打刻を忘れて帰宅してしまったユーザの退勤時刻を自動的に記録できる。なお、記録部110は、自動的に退勤時刻が記録されたことを示す情報(たとえば、フラグ)を出退勤情報記憶部202に退勤時刻情報と関連つけて記憶してもよい。
また、本実施形態の出退勤管理装置300は、打刻忘れで自動的に退勤時刻を記録したことを、サーバ装置60の管理者、店舗5の責任者、または携帯端末10に通知する構成(不図示)を有してもよい。本実施形態の出退勤管理装置300は、店舗5に設けられ、中継装置80に接続可能なコンピュータ等に通知する構成(不図示)を有してもよい。
通知方法は、出退勤管理装置300は、プッシュメッセージにより、各装置(携帯端末10、中継装置80、サーバ装置60、または店舗5に設けられた管理用コンピュータ等)の表示部にポップアップ表示でメッセージを表示してもよいし、予め登録されている店舗5のメールアドレス等にメールで通知してもよい。また、出退勤管理装置300は、携帯端末10のメイン画面830の店舗通知表示部836に店舗5からの通知として、前回打刻し忘れて帰宅したことを表示してもよい。
さらに、本実施形態の出退勤管理装置300は、図18の出退勤管理装置200と同様な打刻通知部206をさらに含んでもよい。打刻通知部206は、確認部304により、中継装置80の無線通信エリア内に携帯端末10が存在していることが確認された場合、ユーザが出退勤する場所の中継装置80を介して携帯端末10に打刻操作を促す通知を行うことができる。
このように構成された本発明の実施の形態に係る出退勤管理装置300の動作について、以下説明する。図21は、本実施形態に係る出退勤管理装置300の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、サーバ装置60において、退勤監視部302が、現在時刻が、既に出勤しているユーザの退勤予定時刻を所定時間以上過ぎているかを判定する(ステップS301)。退勤予定時刻を所定時間以上過ぎている場合(ステップS301のY)、確認部304が、出退勤情報記憶部202を参照し、当該ユーザの退勤時刻が記録されているかを確認する(ステップS303)。退勤時刻を記録されていた場合は(ステップS303のY)、本処理は終了する。
退勤時刻が記録されていなかった場合(ステップS303のN)、確認部304が、ユーザが店舗5に存在しているか否かの確認を、確認対象のユーザが勤務している店舗5に設置されている中継装置80に指示する(ステップS305)。中継装置80では、第2通信部182がサーバ装置60からの指示を受信し(ステップS307)、第1通信部180が携帯端末10に対して確認コマンドを送信する(ステップS309)。上述したように、たとえば、中継装置80からビーコン信号をブロードキャストし、ビーコン信号を受信した携帯端末10からの応答を待つ。
携帯端末10では、通信部124が、中継装置80からの確認コマンドを受信し(ステップS311)、応答を返信する(ステップS313)。中継装置80は、携帯端末10からの応答を受信し、応答結果をサーバ装置60に転送する(ステップS315)。ここで、携帯端末10から応答がなかった場合には、中継装置80からサーバ装置60に応答結果として、その旨が通知される。
ここで、確認部304において、中継装置80が、予めサーバ装置60から通知されていたユーザの携帯端末10の識別情報に基づき、応答した携帯端末10が対象ユーザのものかを確認してもよい。あるいは、確認部304において、中継装置80が、応答のあった携帯端末10の識別情報をサーバ装置60に送信し、サーバ装置60側で存在している携帯端末10を確認してもよい。
あるいは、確認部304において、サーバ装置60または中継装置80が、探索する携帯端末10を始めから指定して、確認コマンドを送信し、探索対象の携帯端末10のみが応答する構成としてもよい。
サーバ装置60は、中継装置80から受信した応答結果に基づいて、探索対象の携帯端末10からの応答が確認された場合(ステップS317のY)、携帯端末10に対して、打刻操作を促す通知を中継装置80を経由して送信する(ステップS319)。中継装置80では、第2通信部182がサーバ装置60からの通知を受信し、第1通信部180が携帯端末10に転送する(ステップS321)。携帯端末10は、通知を受信し(ステップS323)、図3の表示部26に通知を表示する(ステップS325)。
一方、探索対象の携帯端末10からの応答がなかった場合(ステップS317のN)、サーバ装置60において、記録部110が、対象の携帯端末10の退勤時刻を自動的に出退勤情報記憶部202に記録する(ステップS327)。このとき、記録部110は、出退勤時刻がユーザの打刻によるものではなく、自動的に記録されたものであることを示す情報を関連付けて記録するのが好ましい。
また、出退勤管理装置300は、打刻忘れによる自動記録がなされたことを、サーバ装置60の管理者、または店舗5の責任者に通知する構成を有してもよい。
以上説明したように、本実施形態の出退勤管理装置300によれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、さらに、退勤時に打刻し忘れてユーザが帰宅した場合に、自動的に退勤時刻を記録することができる。また、退勤予定時刻を過ぎて店舗5内に留まっているユーザに対し、退勤時の打刻を促すことができる。
(第4の実施の形態)
図22は、本発明の実施の形態に係る出退勤管理装置400の構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態の出退勤管理装置400は、図2の上記実施の形態の出退勤管理装置100とは、ユーザに次回出勤日時を報知する構成を有する点で相違する。
本実施形態の出退勤管理装置400は、図2の上記実施形態の出退勤管理装置100の構成に加え、さらに、アラーム報知部402を備える。
なお、本実施形態において、出退勤情報記憶部202は、図18と同様に、ユーザ携帯端末IDと、中継端末IDと、ユーザの出退勤予定時刻と、実際の出退勤時刻とを含む。
また、本実施形態の出退勤管理装置400は、図18または図20の上記実施形態の出退勤管理装置200または出退勤管理装置300の構成も含むことができる。
本発明の実施の形態の出退勤管理装置400は、出退勤情報記憶部202を参照し、ユーザの出退勤予定時刻に基づいて、出退勤予定時刻より所定時間前に、ユーザに出勤を促すアラーム通知を、ユーザが出退勤する場所の中継装置80を介して携帯端末10に送信する報知部(アラーム報知部402)をさらに備える。
本実施形態において、アラーム報知部402の所定時間は、たとえば、1週間前、数日前、1日前、1時間前、等に予め設定することができる。所定時間は、ユーザが携帯端末10から指定する構成としてもよいし、ユーザやサーバ装置60の管理者が任意に設定してもよいし、店舗5の責任者が任意に設定できる構成としてもよい。設定方法については、本発明の本質には関わらないので詳細な説明は省略する。
本実施形態では、たとえば、サーバ装置60がアラーム報知部402を含むことができる。また、他の実施形態において、携帯端末10が出退勤予定時刻をメモリに保持し、アラーム報知部402を実現する構成としてもよい。
アラーム報知部402は、現在時刻が、ユーザの出退勤予定時刻に基づいて、アラーム時刻になったか否かを監視し、時刻になったときに、ユーザに出勤の予定確認の処理を行う。このとき、アラーム報知部402は、プッシュメッセージにより、各装置(携帯端末10、中継装置80、サーバ装置60、または店舗5に設けられた管理用コンピュータ等)の表示部にポップアップ表示でメッセージを表示してもよいし、予め登録されている店舗5のメールアドレス等にメールで通知してもよい。
メッセージには、次回の出勤予定時刻や、当日の退勤予定時刻、出勤予定時間(出退勤時刻)、あるいは、出勤先の店舗の情報、出勤を促すメッセージ等を含むことができる。また、メッセージには、たとえば、勤務地の変更など、ユーザに通知したい情報を含めてもよい。
たとえば、アラーム報知部402は、「次回出勤予定は2012年7月20日です。忘れずに出勤してください。」、「本日10時から17時の勤務です。忘れずにA店に出勤してください。」、「まもなく退勤時刻です。」等のメッセージを携帯端末10に表示させる。このとき、アラーム報知部402は、メッセージ受信をユーザに報知するために、音声やバイブレーション等を出力させる動作を携帯端末10にさせてもよい。
このように構成された本実施形態の出退勤管理装置400の動作について、以下説明する。図23は、本実施形態の出退勤管理装置400の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、サーバ装置60において、アラーム報知部402が、出退勤情報記憶部202を参照し、現在時刻が、ユーザの出退勤予定時刻の所定時間前か否かを判定する(ステップS401)。所定時間前になったとき(ステップS401のY)、アラーム報知部402が、携帯端末10に対し、出退勤を促す通知を中継装置80を経由して送信する(ステップS403)。
このとき、アラーム報知部402は、ユーザが勤務している店舗5に設置されている中継装置80に対して通知を送信する。
中継装置80では、第2通信部182がサーバ装置60から通知を受信し(ステップS405)、第1通信部180が携帯端末10に転送する(ステップS407)。
携帯端末10は、中継装置80を経由してサーバ装置60からの通知を受信し(ステップS409)、図3の表示部26に通知を表示する(ステップS411)。
なお、ユーザが店舗5に居ない、またはユーザの携帯端末10が中継装置80の通信エリア内に存在しない場合等には、中継装置80を経由して携帯端末10に通知することができない。そこで、出退勤管理装置400は、中継装置80により携帯端末10の応答がないことを確認してサーバ装置60に通知し、アラーム報知部402により予めユーザにより登録されているメールアドレスに上記メッセージを含むメールを送信する等の構成をさらに有してもよい。
以上説明したように、本実施形態の出退勤管理装置400によれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、さらに、ユーザの出退勤予定時刻に基づいて、出退勤予定をユーザに報知することができ、ユーザの出退勤を事前に促すことができる。
(第5の実施の形態)
本実施形態の出退勤管理装置は、図2の上記実施の形態の出退勤管理装置100とは、携帯端末10がどの店舗5に存在するかを検知し、記録する点で相違する。
本実施形態の出退勤管理装置は、図2の上記実施形態の出退勤管理装置100、図18の上記実施形態の出退勤管理装置200、図20の上記実施形態の出退勤管理装置300、および図22の上記実施形態の出退勤管理装置400の少なくともいずれかの構成、ならびに、これらの組み合わせの構成を含むことができる。
本実施形態の出退勤管理装置において、中継装置80の無線通信エリア内に存在する携帯端末10が、中継装置80と無線通信したとき、制御部102がアプリケーションを携帯端末10上で起動し、記録部110が、携帯端末10の識別情報と、中継装置80の識別情報とを取得し、互いに関連付けて出退勤情報記憶装置(出退勤情報記憶部112または出退勤情報記憶部202)に記録する。
本実施形態では、記録部110は、中継装置80の識別情報を、図17の店舗マスタ920に、店舗IDと対応付けてさらに記憶してもよい。また、記録部110は、さらに記録時刻または情報取得時刻を関連付けて出退勤情報記憶部112または出退勤情報記憶部202に記録してもよい。
本実施形態の出退勤管理装置において、取得した携帯端末10の識別情報、および中継装置80の識別情報に基づいて、たとえば、サーバ装置60は、ユーザが勤務している店舗5の情報を関連付けて記録することができる。また、サーバ装置60は、取得した中継装置80の識別情報から、携帯端末10が正規の店舗5の位置に存在しているかを判定する構成を有することができる。登録店舗5と不一致の場合、サーバ装置60は、店舗5の責任者やまたはユーザにその旨を通知する構成を有してもよい。
また、サーバ装置60は、ユーザの勤務する店舗登録を中継装置80の識別情報に基づいて、自動的に出退勤情報記憶部112または出退勤情報記憶部202に登録する構成を有してもよい。
図24は、本実施形態の出退勤管理装置の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、携帯端末10で通信部124が、定期的、または任意のタイミングで管理フレームを送出する(ステップS501)。中継装置80で第1通信部180が管理フレームを受信すると(ステップS503のY)、携帯端末10の識別情報(ID)を取得し、第2通信部182が自身の識別情報(ルータID)をサーバ装置60に送信する(ステップS505)。サーバ装置60で通信部162が、中継装置80から携帯端末10の識別情報と中継装置80の識別情報を受信し(ステップS507)、記録部110が出退勤情報記憶部112または出退勤情報記憶部202に記録する(ステップS509)。
以上説明したように、本実施形態の出退勤管理装置によれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、さらに、携帯端末10と中継装置80の識別情報を取得して、関連付けて記録することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
たとえば、他の実施形態において、出退勤管理装置は、出退勤情報記憶部112または出退勤情報記憶部202を参照し、ユーザの出退勤情報に基づいて、ユーザが出退勤する場所に居るべき時間内に、任意のタイミングで在席確認用の打刻操作を促す通知を中継装置80を介して携帯端末10に送信する在席確認部(不図示)をさらに備えることができる。
この構成によれば、出勤時間内に、ユーザが勤務先に居るかどうかを抜き打ちテストすること等ができる。
また、上記実施形態では、抽出部が撮影したユーザの顔画像データから特徴点データを打刻情報として抽出し、認証部が特徴点データに基づいて本人確認を行う構成について述べた。他の実施形態において、出退勤管理装置は、パターン認識等により、撮像された映像画像内の特徴量(特徴点データ)を、予め登録してあるユーザの顔画像の特徴量(特徴点データ)と照合し、一致した場合に特徴点データを打刻情報として取得する画像認識部を有する構成としてもよい。このように、特徴点データの抽出と認証処理を一緒に行ってもよい。
以上、実施形態および実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
なお、本発明において利用者(ユーザ)に関する情報を取得、利用する場合は、これを適法に行うものとする。
以下、参考形態の例を付記する。
1. 出退勤管理装置が、
撮像機能を有するユーザ携帯端末が、ユーザが出退勤する場所に備えつけられた中継装置と無線通信することにより、前記撮像機能を利用したアプリケーションを前記ユーザ携帯端末上で起動し、
起動された前記アプリケーションにより前記撮像機能を利用してユーザの顔を撮像し、
撮像画像から認識された前記ユーザの顔画像データを取得し、
前記ユーザの前記顔画像データから特徴点データを抽出し、
現在時刻とともに、前記特徴点データに基づく前記ユーザの打刻情報を出退勤情報として出退勤情報記憶装置に記録する出退勤管理装置のデータ処理方法。
2. 1.に記載の出退勤管理装置のデータ処理方法において、
前記出退勤情報記憶装置は、前記ユーザの出退勤予定時刻と前記ユーザが出退勤する場所の前記中継装置の識別情報を、前記ユーザ携帯端末の識別情報に関連付けて記憶し、
前記出退勤管理装置が、
前記出退勤情報記憶装置を参照し、前記ユーザの前記出退勤予定時刻に基づいて、前記ユーザに打刻操作を催促する時刻になったか否かを監視し、
前記時刻になったとき、前記ユーザが出退勤する場所の前記中継装置を介して前記ユーザ携帯端末に打刻操作を促す通知を行う出退勤管理装置のデータ処理方法。
3. 1.または2.に記載の出退勤管理装置のデータ処理方法において、
前記出退勤情報記憶装置は、前記ユーザの出退勤予定時刻と前記ユーザが出退勤する場所の前記中継装置の識別情報を、前記ユーザ携帯端末の識別情報に関連付けて記憶し、
前記出退勤管理装置が、
前記出退勤情報記憶装置を参照し、前記ユーザの前記出退勤予定時刻に基づいて、前記ユーザの退勤時刻を所定時間経過後、当該ユーザの退勤時の打刻情報が前記出退勤情報記憶装置に記録されたかを監視し、
前記ユーザの前記退勤時の打刻情報が前記出退勤情報記憶装置に記録されなかった場合、前記ユーザが出退勤する場所の前記中継装置に前記ユーザ携帯端末の存在確認をさせ、
前記存在確認の結果、前記ユーザ携帯端末が存在しないことを確認したとき、前記ユーザ携帯端末の退勤時の打刻情報として現在時刻を前記出退勤情報記憶装置に記録する出退勤管理装置のデータ処理方法。
4. 3.に記載の出退勤管理装置のデータ処理方法において、
前記出退勤管理装置が、
前記ユーザ携帯端末が存在していることが確認された場合、前記ユーザが出退勤する場所の前記中継装置を介して前記ユーザ携帯端末に打刻操作を促す通知を行う出退勤管理装置のデータ処理方法。
5. 1.乃至4.いずれかに記載の出退勤管理装置のデータ処理方法において、
前記出退勤情報記憶装置は、前記ユーザの出退勤予定時刻と前記ユーザが出退勤する場所の前記中継装置の識別情報を、前記ユーザ携帯端末の識別情報に関連付けて記憶し、
前記出退勤管理装置が、
前記出退勤情報記憶装置を参照し、前記ユーザの前記出退勤予定時刻に基づいて、前記出退勤予定時刻より所定の時間前に、前記ユーザに出勤を促すアラーム通知を、前記ユーザが出退勤する場所の前記中継装置を介して前記ユーザ携帯端末に送信する出退勤管理装置のデータ処理方法。
6. 1.乃至5.いずれかに記載の出退勤管理装置のデータ処理方法において、
前記出退勤管理装置が、
前記出退勤情報記憶装置を参照し、前記ユーザの前記出退勤情報に基づいて、前記ユーザが出退勤する場所に居るべき時間内に、任意のタイミングで在席確認用の打刻操作を促す通知を前記中継装置を介して前記ユーザ携帯端末に送信する出退勤管理装置のデータ処理方法。
7. 1.乃至6.いずれかに記載の出退勤管理装置のデータ処理方法において、
前記出退勤管理装置が、
前記中継装置の無線通信エリア内に存在する前記ユーザ携帯端末が、前記中継装置と無線通信したとき、前記アプリケーションを前記ユーザ携帯端末上で起動し、
前記ユーザ携帯端末の識別情報と、前記中継装置の識別情報とを取得し、互いに関連付けて前記出退勤情報記憶装置に記録する出退勤管理装置のデータ処理方法。
8. 1.乃至7.いずれかに記載の出退勤管理装置のデータ処理方法において、
前記出退勤管理装置は、ユーザ携帯端末、または、ユーザ携帯端末と通信可能なサーバ装置である出退勤管理装置のデータ処理方法。
9. 出退勤管理装置を実現するコンピュータに、
撮像機能を有するユーザ携帯端末が、ユーザが出退勤する場所に備えつけられた中継装置と無線通信することにより、前記撮像機能を利用したアプリケーションを前記ユーザ携帯端末上で起動する手順、
起動された前記アプリケーションにより前記撮像機能を利用してユーザの顔を撮像する手順、
撮像画像から認識された前記ユーザの顔画像データを取得する手順、
前記ユーザの前記顔画像データから特徴点データを抽出する手順、
前記ユーザの打刻操作を受け付けたとき、現在時刻とともに、前記特徴点データに基づく前記ユーザの打刻情報を出退勤情報として出退勤情報記憶装置に記録する手順を実行させるためのプログラム。
10. 9.に記載のプログラムにおいて、
前記出退勤情報記憶装置は、前記ユーザの出退勤予定時刻と前記ユーザが出退勤する場所の前記中継装置の識別情報を、前記ユーザ携帯端末の識別情報に関連付けて記憶し、
前記出退勤情報記憶装置を参照し、前記ユーザの前記出退勤予定時刻に基づいて、前記ユーザに打刻操作を催促する時刻になったか否かを監視する手順、
前記時刻になったとき、前記ユーザが出退勤する場所の前記中継装置を介して前記ユーザ携帯端末に打刻操作を促す通知を行う手順をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
11. 9.または10.に記載のプログラムにおいて、
前記出退勤情報記憶装置は、前記ユーザの出退勤予定時刻と前記ユーザが出退勤する場所の前記中継装置の識別情報を、前記ユーザ携帯端末の識別情報に関連付けて記憶し、
前記出退勤情報記憶装置を参照し、前記ユーザの前記出退勤予定時刻に基づいて、前記ユーザの退勤時刻を所定時間経過後、当該ユーザの退勤時の打刻情報が前記出退勤情報記憶装置に記録されたかを監視する手順、
前記ユーザの前記退勤時の打刻情報が前記出退勤情報記憶装置に記録されなかった場合、前記ユーザが出退勤する場所の前記中継装置に前記ユーザ携帯端末の存在確認をさせる手順、
前記存在確認の結果、前記ユーザ携帯端末が存在しないことを確認したとき、前記ユーザ携帯端末の退勤時の打刻情報として現在時刻を前記出退勤情報記憶装置に記録する手順をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
12. 11.に記載のプログラムにおいて、
前記ユーザ携帯端末が存在していることが確認された場合、前記ユーザが出退勤する場所の前記中継装置を介して前記ユーザ携帯端末に打刻操作を促す通知を行う手順をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
13. 9.乃至12.いずれかに記載のプログラムにおいて、
前記出退勤情報記憶装置は、前記ユーザの出退勤予定時刻と前記ユーザが出退勤する場所の前記中継装置の識別情報を、前記ユーザ携帯端末の識別情報に関連付けて記憶し、
前記出退勤情報記憶装置を参照し、前記ユーザの前記出退勤予定時刻に基づいて、前記出退勤予定時刻より所定の時間前に、前記ユーザに出勤を促すアラーム通知を、前記ユーザが出退勤する場所の前記中継装置を介して前記ユーザ携帯端末に送信する手順をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
14. 9.乃至13.いずれかに記載のプログラムにおいて、
前記出退勤情報記憶装置を参照し、前記ユーザの前記出退勤情報に基づいて、前記ユーザが出退勤する場所に居るべき時間内に、任意のタイミングで在席確認用の打刻操作を促す通知を前記中継装置を介して前記ユーザ携帯端末に送信する手順をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
15. 9.乃至14.いずれかに記載のプログラムにおいて、
前記中継装置の無線通信エリア内に存在する前記ユーザ携帯端末が、前記中継装置と無線通信したとき、前記アプリケーションを前記ユーザ携帯端末上で起動する手順、
前記ユーザ携帯端末の識別情報と、前記中継装置の識別情報とを取得し、互いに関連付けて前記出退勤情報記憶装置に記録する手順をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
16. 9.乃至15.いずれかに記載のプログラムにおいて、
前記出退勤管理装置は、ユーザ携帯端末、または、ユーザ携帯端末と通信可能なサーバ装置であるプログラム。
17. 撮像機能を有するユーザ携帯端末が、ユーザが出退勤する場所に備えつけられた中継装置と無線通信することにより、前記撮像機能を利用したアプリケーションを前記ユーザ携帯端末上で起動する制御手段と、
前記制御手段により起動された前記アプリケーションにより前記撮像機能を利用してユーザの顔を撮像する撮像手段と、
撮像画像から認識された前記ユーザの顔画像データを取得し、前記ユーザの前記顔画像データから特徴点データを抽出する抽出手段と、
現在時刻とともに、前記特徴点データに基づく前記ユーザの打刻情報を出退勤情報として出退勤情報記憶装置に記録する記録手段と、
を備える出退勤管理装置。
18. 17.に記載の出退勤管理装置において、
前記出退勤情報記憶装置は、前記ユーザの出退勤予定時刻と前記ユーザが出退勤する場所の前記中継装置の識別情報を、前記ユーザ携帯端末の識別情報に関連付けて記憶し、
前記出退勤情報記憶装置を参照し、前記ユーザの前記出退勤予定時刻に基づいて、前記ユーザに打刻操作を催促する時刻になったか否かを監視する監視手段と、
前記時刻になったとき、前記ユーザが出退勤する場所の前記中継装置を介して前記ユーザ携帯端末に打刻操作を促す通知を行う打刻通知手段と、をさらに備える出退勤管理装置。
19. 17.または18.に記載の出退勤管理装置において、
前記出退勤情報記憶装置は、前記ユーザの出退勤予定時刻と前記ユーザが出退勤する場所の前記中継装置の識別情報を、前記ユーザ携帯端末の識別情報に関連付けて記憶し、
前記出退勤情報記憶装置を参照し、前記ユーザの前記出退勤予定時刻に基づいて、前記ユーザの退勤時刻を所定時間経過後、当該ユーザの退勤時の打刻情報が前記出退勤情報記憶装置に記録されたかを監視する退勤監視手段と、
前記ユーザの前記退勤時の打刻情報が前記出退勤情報記憶装置に記録されなかった場合、前記ユーザが出退勤する場所の前記中継装置に前記ユーザ携帯端末の存在確認をさせる確認手段と、をさらに備え、
前記記録手段は、前記存在確認の結果、前記ユーザ携帯端末が存在しないことを確認したとき、前記ユーザ携帯端末の退勤時の打刻情報として現在時刻を前記出退勤情報記憶装置に記録する出退勤管理装置。
20. 19.に記載の出退勤管理装置において、
前記確認手段により前記ユーザ携帯端末が存在していることが確認された場合、前記打刻通知手段が、前記ユーザが出退勤する場所の前記中継装置を介して前記ユーザ携帯端末に打刻操作を促す通知を行う出退勤管理装置。
21. 17.乃至20.いずれかに記載の出退勤管理装置において、
前記出退勤情報記憶装置は、前記ユーザの出退勤予定時刻と前記ユーザが出退勤する場所の前記中継装置の識別情報を、前記ユーザ携帯端末の識別情報に関連付けて記憶し、
前記出退勤情報記憶装置を参照し、前記ユーザの前記出退勤予定時刻に基づいて、前記出退勤予定時刻より所定の時間前に、前記ユーザに出勤を促すアラーム通知を、前記ユーザが出退勤する場所の前記中継装置を介して前記ユーザ携帯端末に送信する報知手段をさらに備える出退勤管理装置。
22. 17.乃至21.いずれかに記載の出退勤管理装置において、
前記出退勤情報記憶装置を参照し、前記ユーザの前記出退勤情報に基づいて、前記ユーザが出退勤する場所に居るべき時間内に、任意のタイミングで在席確認用の打刻操作を促す通知を前記中継装置を介して前記ユーザ携帯端末に送信する在席確認手段をさらに備える出退勤管理装置。
23. 17.乃至22.いずれかに記載の出退勤管理装置において、
前記中継装置の無線通信エリア内に存在する前記ユーザ携帯端末が、前記中継装置と無線通信したとき、前記制御手段が前記アプリケーションを前記ユーザ携帯端末上で起動し、
前記記録手段が、前記ユーザ携帯端末の識別情報と、前記中継装置の識別情報とを取得し、互いに関連付けて前記出退勤情報記憶装置に記録する出退勤管理装置。
24. 17.乃至23.いずれかに記載の出退勤管理装置において、
前記出退勤管理装置は、ユーザ携帯端末、または、ユーザ携帯端末と通信可能なサーバ装置である出退勤管理装置。
この出願は、2012年7月24日に出願された日本特許出願特願2012−164126を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (10)

  1. ーザが出退勤する場所に備えつけられた中継装置を介して撮像機能を有するユーザ携帯端末に無線通信することにより、前記撮像機能を利用したアプリケーションを前記ユーザ携帯端末上で起動させる制御手段と、
    前記制御手段により起動された前記アプリケーションにより前記撮像機能ユーザの顔を撮像させる撮像手段と、
    撮像画像から認識された前記ユーザの顔画像データを取得し、前記ユーザの前記顔画像データから特徴点データを抽出する抽出手段と、
    現在時刻とともに、前記特徴点データに基づく前記ユーザの打刻情報を出退勤情報として出退勤情報記憶装置に記録する記録手段と、
    を備える出退勤管理装置。
  2. 請求項1に記載の出退勤管理装置において、
    前記出退勤情報記憶装置は、前記ユーザの出退勤予定時刻と前記ユーザが出退勤する場所の前記中継装置の識別情報を、前記ユーザ携帯端末の識別情報に関連付けて記憶し、
    前記出退勤情報記憶装置を参照し、前記ユーザの前記出退勤予定時刻に基づいて、前記ユーザに打刻操作を催促する時刻になったか否かを監視する監視手段と、
    前記時刻になったとき、前記ユーザが出退勤する場所の前記中継装置を介して前記ユーザ携帯端末に打刻操作を促す通知を行う打刻通知手段と、をさらに備える出退勤管理装置。
  3. 請求項1または2に記載の出退勤管理装置において、
    前記出退勤情報記憶装置は、前記ユーザの出退勤予定時刻と前記ユーザが出退勤する場所の前記中継装置の識別情報を、前記ユーザ携帯端末の識別情報に関連付けて記憶し、
    前記出退勤情報記憶装置を参照し、前記ユーザの前記出退勤予定時刻に基づいて、前記ユーザの退勤時刻を所定時間経過後、当該ユーザの退勤時の打刻情報が前記出退勤情報記憶装置に記録されたかを監視する退勤監視手段と、
    前記ユーザの前記退勤時の打刻情報が前記出退勤情報記憶装置に記録されなかった場合、前記ユーザが出退勤する場所の前記中継装置に前記ユーザ携帯端末の存在確認をさせる確認手段と、をさらに備え、
    前記記録手段は、前記存在確認の結果、前記ユーザ携帯端末が存在しないことを確認したとき、前記ユーザ携帯端末の退勤時の打刻情報として現在時刻を前記出退勤情報記憶装置に記録する出退勤管理装置。
  4. 請求項2を引用する請求項3に記載の出退勤管理装置において、
    前記確認手段により前記ユーザ携帯端末が存在していることが確認された場合、前記打刻通知手段が、前記ユーザが出退勤する場所の前記中継装置を介して前記ユーザ携帯端末に打刻操作を促す通知を行う出退勤管理装置。
  5. 請求項1乃至4いずれかに記載の出退勤管理装置において、
    前記出退勤情報記憶装置は、前記ユーザの出退勤予定時刻と前記ユーザが出退勤する場所の前記中継装置の識別情報を、前記ユーザ携帯端末の識別情報に関連付けて記憶し、
    前記出退勤情報記憶装置を参照し、前記ユーザの前記出退勤予定時刻に基づいて、前記出退勤予定時刻より所定の時間前に、前記ユーザに出勤を促すアラーム通知を、前記ユーザが出退勤する場所の前記中継装置を介して前記ユーザ携帯端末に送信する報知手段をさらに備える出退勤管理装置。
  6. 請求項1乃至5いずれかに記載の出退勤管理装置において、
    前記出退勤情報記憶装置を参照し、前記ユーザの前記出退勤情報に基づいて、前記ユーザが出退勤する場所に居るべき時間内に、任意のタイミングで在席確認用の打刻操作を促す通知を前記中継装置を介して前記ユーザ携帯端末に送信する在席確認手段をさらに備える出退勤管理装置。
  7. 請求項1乃至6いずれかに記載の出退勤管理装置において、
    前記中継装置の無線通信エリア内に存在する前記ユーザ携帯端末が、前記中継装置と無線通信したとき、前記制御手段が前記アプリケーションを前記ユーザ携帯端末上で起動し、
    前記記録手段が、前記ユーザ携帯端末の識別情報と、前記中継装置の識別情報とを取得し、互いに関連付けて前記出退勤情報記憶装置に記録する出退勤管理装置。
  8. 請求項1乃至7いずれかに記載の出退勤管理装置において、
    前記出退勤管理装置は、ユーザ携帯端末、または、ユーザ携帯端末と通信可能なサーバ装置である出退勤管理装置。
  9. 出退勤管理装置が、
    ーザが出退勤する場所に備えつけられた中継装置を介して撮像機能を有するユーザ携帯端末に無線通信することにより、前記撮像機能を利用したアプリケーションを前記ユーザ携帯端末上で起動させ
    起動された前記アプリケーションにより前記撮像機能ユーザの顔を撮像させ
    撮像画像から認識された前記ユーザの顔画像データを取得し、
    前記ユーザの前記顔画像データから特徴点データを抽出し、
    現在時刻とともに、前記特徴点データに基づく前記ユーザの打刻情報を出退勤情報として出退勤情報記憶装置に記録する出退勤管理装置のデータ処理方法。
  10. 出退勤管理装置を実現するコンピュータに、
    ーザが出退勤する場所に備えつけられた中継装置を介して撮像機能を有するユーザ携帯端末に無線通信することにより、前記撮像機能を利用したアプリケーションを前記ユーザ携帯端末上で起動させる手順、
    起動された前記アプリケーションにより前記撮像機能ユーザの顔を撮像させる手順、
    撮像画像から認識された前記ユーザの顔画像データを取得する手順、
    前記ユーザの前記顔画像データから特徴点データを抽出する手順、
    前記ユーザの打刻操作を受け付けたとき、現在時刻とともに、前記特徴点データに基づく前記ユーザの打刻情報を出退勤情報として出退勤情報記憶装置に記録する手順を実行させるためのプログラム。
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