JP5869359B2 - 無線通信システム及び無線通信方法 - Google Patents
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Description
周波数の有効利用を図る無線通信システムの一例として、IEEE802.22がある。
IEEE802.22では、TV放送システムを一次利用者として、一次利用者が使用していない周波数帯域を二次利用するWRAN(Wireless Regional Area Network)システムが標準化されている。
一般的なOFDM方式では、伝搬路による変動を補償するために、一部のサブキャリアに既知信号(パイロット・シンボル)を挿入して送信し、受信側ではこのパイロット・シンボルの情報を基に伝搬路推定を行って等化する。
従来のOFDM無線システムの構成について図7を用いて説明する。図7は、従来のOFDM無線システムの構成ブロック図である。
図7に示すように、従来のOFDM無線システムは、BS(Base Station;基地局)30とCPE(Customer Premises Equipment;顧客端末)50とを備え、BS30とCPE50との間で無線通信を行う。
BS30の構成について説明する。
BS30は、BS送信処理部31とBS受信処理部39とを備えている。
BS送信処理部31は、誤り訂正のチャネル符号化を行うチャネルコーディング部32と、送信データをサブキャリアに割り振って配置するマッピング部33と、サブキャリアをユーザ毎に割り付けてグループ化するサブキャリアアロケータ34と、所定のサブキャリアにパイロット・シンボルを挿入するパイロット挿入部35と、プリアンブルを挿入するプリアンブル挿入部36と、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform;逆高速フーリエ変換)を行うIFFT部37と、遅延波の影響を避けるためのCP(Cyclic Prefix)を挿入するCP挿入部38とを備え、更に、図示していないが、送信用無線部を備えている。
CPE50の構成について説明する。
CPE50は、CPE受信処理部51と、CPE送信処理部58とを備えており、CPE受信処理部51は、BS受信処理部39と同様に、CP除去部52と、FFT部53と、チャネル推定部54と、サブキャリアデアロケータ55と、デマッピング部56と、チャネルデコーディング部59とを備え、図示していないが、受信用無線部を備えている。
従来のOFDM無線システムの動作について図7を用いて簡単に説明する。
BS30からCPE50への下り通信(DS;Down Stream)時の動作について説明する。
BS送信処理部31において、送信データは、チャネルコーディング部32でチャネル符号化され、マッピング部33でサブキャリアに割り振られ、サブキャリアアロケータ34でサブキャリアのグループ化が行われ、パイロット挿入部35で所定の位置にパイロット・シンボルが挿入され、プリアンブル挿入部36でフレーム毎にプリアンブルが付加され、IFFT部37で逆高速フーリエ変換が為されてOFDM信号となり、CP挿入部38でCPが付加されて、無線送信される。
このようにして、従来のOFDM無線システムにおける動作が行われる。
ここで、IEEE802.22システムにおけるパイロットサブキャリアの配置について図8を用いて説明する。図8は、IEEE802.22システムにおけるパイロットサブキャリアの配置例を示す説明図である。
図8では縦軸を周波数軸(サブキャリア)方向、横軸を時間軸(シンボル)方向としている。図8に示すように、パイロットサブキャリア65とデータサブキャリア66の配置は、7サブキャリア×7シンボルが1ユニットとして規定されており、1ユニット内で周波数軸方向の全てのサブキャリアにパイロットサブキャリア65が配置される。このような配置とすることにより、マルチパス遅延波の影響を低減できるようにしている。
ここで、IEEE802.22システムにおけるフレーム構成例について図10を用いて説明する。図10は、IEEE802.22システムにおけるフレーム構成例を示す説明図である。
図10に示すように、時分割複信(TDD)であり、下り通信(DS)のフレーム71は、1シンボルのフレームプリアンブル(プリアンブル)73と、データバーストと74とを含み、データバースト74は、周波数軸方向にシンボル折り返しで配置される。
また、上り通信(US)のフレーム72には、プリアンブルは無く、データバースト75は、時間軸方向に最低7シンボル確保するという規定があり、時間軸方向に7シンボル以上連続して配置される。
従来のOFDM無線システムにおける伝搬路推定について図9を用いて説明する。図9は、従来のOFDM無線システムの伝搬路推定を示す説明図である。
従来のOFDM無線システムにおいては、送信側の装置で所定のサブキャリアに挿入されたパイロット・シンボルに基づいて伝搬路推定を行い、受信データの等化を行う。
IEEE802.22システムは、固定通信を前提としているため、時間方向での伝搬路特性は一定であると考えられる。
但し、周波数方向の両端に相当するデータサブキャリア区間は補間することができないため、最も近いパイロットサブキャリア67での伝搬路特性の値から線形外挿して伝搬路推定を行う。
このような伝搬路推定方法で、DS区間及びUS区間における静特性シミュレーションを行うと、伝搬路推定誤差は、それぞれ、約2.2dB、約2.8dBとなり、AWGN(additive white Gaussian noise;ホワイトノイズ)に起因する劣化が認められる。
尚、OFDM無線システムにおける伝搬路推定に関する技術としては、特開2004−64587号公報「無線機」(株式会社日立国際電気、特許文献1)、特開2003−32222号公報「OFDM復調器用等化器」(株式会社富士通ゼネラル、特許文献2)、特表2010−510742号公報「OFDM受信機におけるチャネル推定及び等化」(イマジネイション テクノロジーズ リミテッド、特許文献3)、特開2008−306715号公報「固有コヒーレンス帯域幅の推定」(富士通株式会社、特許文献4)、特表2008−538888号公報「同一チャネル中継機及びその方法」(エレクトロニクス アンド テレコミュニケーションズ リサーチ インスチチュート、特許文献5)がある。
特許文献3には、OFDM信号のチャネル推定及び等化のための複数の技法を準備しておき、受信したシンボルと、別のシンボルに対して複数の技法の内のいずれかを選択して、チャネル推定及び投下を行うことが記載されている。
特許文献5には、主送信機又は他の中継器から送信された信号から受信チャネル情報を抽出し、抽出された受信チャネル情報を当該受信された信号に逆反映することにより、伝送路上で発生したチャネル歪みを補償し、チャネル歪み補償信号を受信チャネルと同一のチャネルで送信することが記載されている。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係る無線通信システム及び無線通信方法は、IEEE802.22に基づくOFDM/TDD無線アクセスシステムであり、BSとCPEとを備え、CPEが、下り通信(DS)時に、BSから送信されたパイロットサブキャリアを含まないOFDM信号を受信して、受信処理部のチャネル推定部が、2サブキャリア毎に配置されているプリアンブルに基づいて伝搬路推定した伝搬路推定結果を、周波数軸方向に線形補間し、更に移動平均値を算出して伝搬路特性値とし、当該伝搬路特性値を用いて受信サブキャリアを等化すると共に、送信処理部に出力し、送信処理部のプレチャネル補償部が、入力された伝搬路特性値の逆特性を上り通信(US)の信号に乗算して伝搬路の特性を予め補償して送信するものであり、パイロットサブキャリアよりも小さいサブキャリア間隔で配置されているプリアンブルのみを用いて推定することにより、伝搬路推定の精度を向上させ、信号処理部の回路構成を縮小させ、パイロットサブキャリアを用いないことによりデータ伝送のスループットを向上させ、BSでの処理負荷を軽減することができるものである。
本発明の実施の形態に係る無線通信システムについて図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る無線通信システムの構成ブロック図である。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る無線通信システム(本システム)は、IEEE802.22によるOFDM無線システムであって、従来と同様に、BS(基地局)1と、CPE(顧客端末)15とを備え、BS1とCPE15との間で無線通信を行うものである。そして、CPE15は、請求項に記載した端末局に相当している。尚、CPE15は複数あってもよい。
BS1は、従来と同様に、BS送信処理部2と、BS受信処理部3とを備えている。
BS送信処理部1は、従来と同様の部分として、チャネルコーディング部4と、マッピング部5と、サブキャリアアロケータ6と、プリアンブル挿入部7と、IFFT部8と、CP挿入部9とを備えている。
また、本システムの特徴として、BS送信処理部2には、従来のBS送信処理部に設けられていた「パイロット挿入部」は設けられておらず、本システムのBS1では、DS送信信号にパイロット・シンボルを挿入しないものである。
そして、本システムの特徴として、BS受信処理部3には、従来のBS受信処理部に設けられていた「チャネル推定部」は設けられておらず、本システムのBS1では、US受信信号のチャネル推定を行わないものである。
これにより、本システムではBS1の回路構成及び処理を簡易にすることができるものである。
次に、CPE15の構成について説明する。
CPE15は、従来と同様に、CPE受信処理部16と、CPE送信処理部23とを備えている。
そして、CPE受信処理部16は、従来と同様の部分として、CP除去部17と、FFT部18と、サブキャリアデアロケータ20と、デマッピング部21と、チャネルデコーディング部22とを備えている。
更に、本システムの特徴として、チャネル推定部19は、算出したチャネル推定値をCPE送信処理部23に出力する。チャネル推定部19の構成及び処理については後述する。
これにより、CPE15からのUS送信信号は、サブキャリア毎にその時点での伝搬路特性の逆特性が予め付加されたものとなり、伝送によって伝搬路特性が相殺され、BS1のBS受信処理部3における等化処理が不要となるものである。
尚、プレチャネル補償部27は、請求項に記載した伝搬路特性補償部に相当する。
本システムの動作について図1を用いて簡単に説明する。
BS1からCPE15へのDS時の動作について説明する。
BS送信処理部2において、送信データは、チャネルコーディング部4でチャネル符号化され、マッピング部5でサブキャリアに割り振られ、サブキャリアアロケータ6でサブキャリアのグループ化が行われ、プリアンブル挿入部7でプリアンブルが付加され、IFFT部8で逆高速フーリエ変換が為されてOFDM信号となり、CP挿入部9でCPが付加されて、所定の無線周波数のキャリアで無線送信される。
チャネル推定部19で等化された信号は、サブキャリアデアロケータ20でサブキャリアが分離され、デマッピング部21でサブキャリアからデータが取り出され、チャネルデコーディング部22でチャネル復号化が行われて、受信データが得られる。
BS1での受信信号は、伝搬路特性が相殺されているため、BS1において等化を行う必要はない。
次に、本システムのCPE受信処理部16のチャネル推定部19におけるプリアンブルサブキャリアを用いた補間について図2を用いて説明する。図2は、本システムのCPE受信処理部16のチャネル推定部19におけるプリアンブルサブキャリアの補間方法を示す説明図である。
IEEE802.22では、プリアンブルは、DSフレームの先頭に1シンボル含まれており、プリアンブルサブキャリアは、周波数軸方向に2サブキャリア毎(1サブキャリアおき)に配置されている。
また、プリアンブルのみに基づいて伝搬路推定を行うので、パイロットサブキャリアを用いる場合に比べて信号処理部の回路を縮小できるものである。
更に、パイロット・シンボルを挿入しないことにより、データバーストの全てのサブキャリアをデータ伝送に用いることができ、伝送効率を向上させることができるものである。
次に、CPE受信処理部16のチャネル推定部19の構成について図3を用いて説明する。図3は、チャネル推定部19の構成ブロック図である。
図3に示すように、チャネル推定部19は、プリアンブルキャリア補間部78と、移動平均算出部80と、等化部79とを備えている。
プリアンブルキャリア補間部78は、図2に示したように、プリアンブルサブキャリア間を周波数方向に補間する処理を行って、プリアンブルサブキャリアの伝搬路特性の推定値と、周波数軸方向に補間された推定値とを出力する。
具体的には、移動平均算出部80は、周波数毎に、nフレーム分の伝搬路推定結果を順次入力して遅延素子81で保持し、n個の伝搬路推定結果を加算器82で加算して、除算器83で平均化して伝搬路特性値hを算出し、伝搬路特性値hを、等化部75と、CPE送信処理部23のプレチャネル補償部27とに出力する。
これにより、US送信信号が伝搬路によって受ける影響はキャンセルされ、BS1におけるUS受信時には、伝搬路特性が相殺されて信号が等化された状態となり、BS1でのチャネル推定や等化の処理は不要となるものである。
チャネル推定部19の別の構成について図4を用いて説明する。図4は、チャネル推定部19の別の構成を示すブロック図である。
図3に示した例では、周波数軸方向にプリアンブルサブキャリアの補間を行ってから時間軸方向に移動平均を算出しているが、図4の構成では、移動平均算出部80の後段にプリアンブルキャリア補間部78を設け、更にプリアンブルキャリア補間部78とプレチャネル補償部27の間に正規化部84を新たに設けてある。
図11は、正規化部84の詳細ブロック図である。
正規化部84は、プレチャネル補償により送信電力が変動しないようにするためのものであり、以下、伝搬路特性値hが得られる都度(つまりフレーム周期で)行われる動作を説明する。
クリップ部92は、各推定値の逆数を、所定の閾値でクリップ処理する。つまり推定値の逆数が閾値を超えている場合、閾値に置き換える。これにより受信電力がほぼ0に落ち込んでいるサブキャリに過剰な送信電力を割当てないようにする。
クリップ対象保持部94は、クリップ部92からクリップ処理されたサブキャリアのサブキャリア番号を受け取り、順次配列に記憶する。
ソート部95は、クリップ対象保持部94から読み出したサブキャリア番号を引数にして推定値保持部93から逆数を読み出し、読み出した複数の逆数が大きい順(降順)に並ぶようにソートし、その結果に対応するサブキャリア番号の並びをクリップ対象保持部94に書き戻す。
クリップ対象読み出し部97は、クリップ対象保持部94からサブキャリア番号をソート結果順に受取り、それを引数にして推定値保持部93から対応する推定値の逆数を読み出す。クリップ対象読み出し部97の動作は、ゼロ置換部99から停止の指示があるか或いは受取ったソート結果を全て処理し終えるまで続く。
この構成により、正規化のための新たな除算を不要にできる。
次に、本装置の伝搬路推定の計算機シミュレーション結果を図5,6を用いて説明する。図5は、シミュレーションの条件を示す説明図であり、(a)はシミュレーション諸元、(b)はIEEE802.22 Profile.Aのパラメータである。また、図6は、本システムの伝搬路推定のシミュレーション結果を示す特性図である。
図6では、横軸にCNR(Carrier to Noise Ratio)、縦軸にBER(Bit Error Rate)を示す。また、図6では、本装置の伝搬路推定方法(「提案方式」と記載)として、移動平均数を1フレーム、2フレーム、5フレームとした場合を示している。
また、移動平均回数が多いほどBERが改善しており、伝搬路特性が既知の場合と比べて、0.3dB程度の劣化に抑えることができるものである。
尚、プリアンブルキャリアの電力はパイロットサブキャリアの2倍であることもBERの改善要因の一つとなっている。
本発明の実施の形態に係る無線通信システム、無線機及び無線通信方法によれば、CPE15のCPE受信処理部16のチャネル推定部19が、DS受信信号のプリアンブルに基づいて伝搬路の推定値を求め、それを周波数軸方向に補間してサブキャリア毎の伝搬路推定結果を算出し、伝搬路推定結果を時間軸方向に数フレーム分移動平均して伝搬路特性値hを算出して、伝搬路特性値hに基づいて受信サブキャリアを等化すると共に、CPE送信処理部23のプレチャネル補償部27に伝搬路特性値hを出力し、プレチャネル補償部27が、US送信信号用のサブキャリアに伝搬路特性値の逆数(1/h)を乗算して伝搬路の特性を予め補償するようにしているので、狭い周波数間隔で配置されているプリアンブルを用いて伝搬路推定を行うことにより、伝搬路推定誤差を改善して推定精度を向上させ、信号処理部の回路規模を縮小させ、パイロット・シンボルを不要として伝送効率を向上させ、BSにおける処理の負荷を軽減することができる効果がある。
Claims (4)
- 基地局と端末局とを備え、前記基地局と前記端末局とがOFDM方式により変調された信号をTDD方式で送受信する無線通信システムであって、
前記基地局が、プリアンブルにおいてプリアンブルサブキャリアを一定間隔で配置して下り送信信号を送信し、
前記端末局が、下り受信信号に含まれる前記プリアンブルサブキャリアに基づいて伝搬路を推定して伝搬路特性を求め、前記伝搬路特性を用いて受信データの等化を行う受信処理部と、
前記基地局への上り送信用のサブキャリアに、前記伝搬路特性の逆特性を乗算して、予め前記伝搬路特性を補償して送信する送信処理部とを備え、
端末局の受信処理部が、受信信号に含まれるプリアンブルサブキャリアに基づく伝搬路の推定値について特定時間の移動平均を算出する移動平均算出部と、
前記移動平均値を周波数軸方向に補間して、サブキャリア毎の移動平均値を求め、当該移動平均値を前記伝搬路特性を表す伝搬路特性値として出力するプリアンブルキャリア補間部と、
前記伝搬路特性値に基づいて等化処理を行う等化部と、
前記プリアンブルキャリア補間部から出力されたサブキャリア毎の前記伝搬路特性値の逆数を求め、前記伝搬路特性値の逆数に基づいて送信電力を算出し、前記送信電力が所定の電力値を超える場合には、受信電力がほぼ0であったサブキャリアの伝搬路特性値の逆数を0として、前記送信処理部における送信電力が所定の電力値を超えないように、前記伝搬路特性の逆数を正規化する正規化部とを備え、
前記端末局の送信処理部が、送信用のサブキャリアについて、前記正規化部で正規化された伝搬路特性値の逆数を乗算する伝搬路特性補償部を備えたことを特徴とする無線通信システム。 - 正規化部が、サブキャリア毎の伝搬路特性値の逆数を求める逆数算出部と、
前記サブキャリア毎の伝搬路特性値の逆数と閾値とを比較して、前記伝搬路特性値の逆数が前記閾値を超えている場合には、当該伝搬路特性値の逆数を前記閾値に置き換えて前記伝搬路特性値の逆数として出力し、前記閾値を超えていない場合には当該伝搬路特性値の逆数をそのまま出力するクリップ処理を行うクリップ部と、
前記クリップ部から出力された伝搬路特性値の逆数をサブキャリア番号順に記憶する推定値保持部と、
前記クリップ処理が行われたサブキャリアのサブキャリア番号を、前記クリップ部から出力された伝搬路特性値の逆数の大きい順に記憶するクリップ対象保持部と、
前記クリップ部から各伝搬路特性値の逆数を受け取り、実部と虚部とに分けて、それぞれ自乗して累積加算して総電力を算出する総電力算出部と、
前記クリップ対象保持部に記憶されたサブキャリア番号を、前記伝搬路特性値の逆数の大きい順に、停止の指示があるまで順次読み出して出力すると共に、前記出力されるサブキャリア番号に対応する前記伝搬路特性値の逆数を出力するクリップ対象読み出し部と、
前記クリップ対象読み出し部から出力された前記伝搬路特性値の逆数を受け取り、実部と虚部とに分けて、それぞれ自乗して、前記総電力から減算して送信電力として保持する電力減算部と、
前記クリップ対象読み出し部から出力されたサブキャリア番号を受け取ると共に、前記電力減算部から前記送信電力を受け取り、前記送信電力が所定の電力値以下か否かを判断し、前記所定の電力値以下であれば前記クリップ対象読み出し部に停止の指示を出力し、前記所定の電力値より大きければ、当該サブキャリア番号の伝搬路特性値の逆数を0として、前記推定値保持部に書き込みを行うゼロ置換部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。 - 基地局と端末局とがOFDM方式により変調された信号をTDD方式で送受信する無線通信システムにおける無線通信方法であって、
前記基地局が、プリアンブルにおいてプリアンブルサブキャリアを一定間隔で配置して下り送信信号を送信し、
前記端末局のチャネル推定部が、受信信号に含まれるプリアンブルサブキャリアに基づく伝搬路の推定値について特定時間の移動平均を算出し、前記移動平均値を周波数軸方向に補間して、サブキャリア毎の移動平均値を求め、当該移動平均値を伝搬路特性を表す伝搬路特性値として出力し、前記伝搬路特性値に基づいて等化処理を行うと共に、
前記端末局の正規化部が、前記サブキャリア毎の伝搬路特性値の逆数を求め、前記伝搬路特性値の逆数に基づいて送信電力を算出し、前記送信電力が所定の電力値を超える場合には、受信電力がほぼ0であったサブキャリアの伝搬路特性値の逆数を0として前記伝搬路特性値の逆数を正規化し、
前記端末局の送信処理部が、送信用のサブキャリアについて、前記正規化部で正規化された伝搬路特性値の逆数を乗算して、前記伝搬路特性を予め補償して送信することを特徴とする無線通信方法。 - 端末局の正規化部が、サブキャリア毎の伝搬路特性値の逆数を求め、前記サブキャリア毎の伝搬路特性値の逆数と閾値とを比較して、前記伝搬路特性値の逆数が前記閾値を超えている場合には、当該伝搬路特性値の逆数を前記閾値に置き換えて前記伝搬路特性値の逆数として出力し、前記閾値を超えていない場合には当該伝搬路特性値の逆数をそのまま出力するクリップ処理を行い、前記伝搬路特性値の逆数をサブキャリア番号順に記憶すると共に、前記クリップ処理が行われたサブキャリアのサブキャリア番号を、前記伝搬路特性値の逆数の大きい順に記憶しておき、各伝搬路特性値の逆数を実部と虚部とに分けて、それぞれ自乗して累積加算して総電力を算出して保持し、前記クリップ処理が行われたサブキャリアのサブキャリア番号を、前記伝搬路特性値の逆数の大きい順に順次読み出し、前記読み出されるサブキャリア番号に対応する前記伝搬路特性値の逆数を実部と虚部とに分けて、それぞれ自乗して、前記総電力から減算して送信電力として保持し、前記送信電力が所定の電力値以下か否かを判断して、前記所定の電力値以下であれば前記クリップ処理が行われたサブキャリア番号の読み出しを停止し、前記所定の電力値より大きければ、前記読み出されたサブキャリア番号の伝搬路特性値の逆数を0として記憶することを特徴とする請求項3記載の無線通信方法。
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