JP2013165351A - 無線通信システム及び無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 伝搬路推定の精度を向上させ、データ伝送効率を向上させ、信号処理部の回路規模を縮小し、更にBSの負荷を軽減することができる無線通信システム及び無線通信方法を提供する
【解決手段】 基地局(BS)1と端末局(CPE)15とを備え、CPE15のチャネル推定部19が、DS受信信号のプリアンブルに基づいて伝搬路の推定値を求め、それを周波数軸方向に補間してサブキャリア毎の伝搬路推定結果を算出し、伝搬路推定結果を時間軸方向に数フレーム分移動平均して伝搬路特性値(h)を算出して、伝搬路特性値に基づいて受信サブキャリアを等化すると共に、CPE送信処理部23のプレチャネル推定部27に伝搬路特性値を出力し、プレチャネル推定部27が、US送信信号用のサブキャリアに伝搬路特性値の逆数(1/h)を乗算して伝搬路の特性を予め補償する無線通信システム及び無線通信方法としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing;直交周波数分割多重)変調方式を用いた無線通信システム及び無線通信方法に係り、特に伝搬路推定の精度及び伝送効率を向上させ、回路規模を低減することができる無線通信システム及び無線通信方法に関する。
[先行技術の説明]
周波数の有効利用を図る無線通信システムの一例として、IEEE802.22がある。
IEEE802.22では、TV放送システムを一次利用者として、一次利用者が使用していない周波数帯域を二次利用するWRAN(Wireless Regional Area Network)システムが標準化されている。
IEEE802.22では、OFDM変調方式を用いた無線システムが用いられる。
一般的なOFDM方式では、伝搬路による変動を補償するために、一部のサブキャリアに既知信号(パイロット・シンボル)を挿入して送信し、受信側ではこのパイロット・シンボルの情報を基に伝搬路推定を行って等化する。
[従来のOFDM無線システム:図7]
従来のOFDM無線システムの構成について図7を用いて説明する。図7は、従来のOFDM無線システムの構成ブロック図である。
図7に示すように、従来のOFDM無線システムは、BS(Base Station;基地局)30とCPE(Customer Premises Equipment;顧客端末)50とを備え、BS30とCPE50との間で無線通信を行う。
[BS30の構成]
BS30の構成について説明する。
BS30は、BS送信処理部31とBS受信処理部39とを備えている。
BS送信処理部31は、誤り訂正のチャネル符号化を行うチャネルコーディング部32と、送信データをサブキャリアに割り振って配置するマッピング部33と、サブキャリアをユーザ毎に割り付けてグループ化するサブキャリアアロケータ34と、所定のサブキャリアにパイロット・シンボルを挿入するパイロット挿入部35と、プリアンブルを挿入するプリアンブル挿入部36と、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform;逆高速フーリエ変換)を行うIFFT部37と、遅延波の影響を避けるためのCP(Cyclic Prefix)を挿入するCP挿入部38とを備え、更に、図示していないが、送信用無線部を備えている。
また、BS受信処理部39は、無線部で受信した信号からCPを除去するCP除去部40と、FFT(Fast Fourier Transform;高速フーリエ変換)を行って周波数領域の信号に変換するFFT部41と、受信信号に基づいて伝搬路推定を行うチャネル推定部42と、グループ化されたサブキャリアを分割するサブキャリアデアロケータ43と、サブキャリアに割り振られたデータを復元するデマッピング部44と、チャネル復号化を行うチャネルデコーディング部45とを備えている。更に、図示していないが、受信用無線部を備えている。
[CPE50の構成]
CPE50の構成について説明する。
CPE50は、CPE受信処理部51と、CPE送信処理部58とを備えており、CPE受信処理部51は、BS受信処理部39と同様に、CP除去部52と、FFT部53と、チャネル推定部54と、サブキャリアデアロケータ55と、デマッピング部56と、チャネルデコーディング部59とを備え、図示していないが、受信用無線部を備えている。
CPE送信処理部58は、プリアンブル挿入部36が設けられていない点を除いて、BS送信処理部31と同様の構成であり、チャネルコーディング部59と、マッピング部60と、サブキャリアアロケータ61と、パイロット挿入部62と、IFFT部63と、CP挿入部64と、図示していないが、送信用無線部とを備えている。
[従来のOFDM無線システムの動作:図7]
従来のOFDM無線システムの動作について図7を用いて簡単に説明する。
BS30からCPE50への下り通信(DS;Down Stream)時の動作について説明する。
BS送信処理部31において、送信データは、チャネルコーディング部32でチャネル符号化され、マッピング部33でサブキャリアに割り振られ、サブキャリアアロケータ34でサブキャリアのグループ化が行われ、パイロット挿入部35で所定の位置にパイロット・シンボルが挿入され、プリアンブル挿入部36でフレーム毎にプリアンブルが付加され、IFFT部37で逆高速フーリエ変換が為されてOFDM信号となり、CP挿入部38でCPが付加されて、無線送信される。
そして、CPE50のCPE受信部51において、無線部で受信した信号からCP除去部52においてCPが除去され、FFT部53で高速フーリエ変換が行われ、チャネル推定部54でパイロット・シンボルに基づく伝搬路推定が行われ、それに基づいて伝搬路特性が補償され、サブキャリアデアロケータ55でサブキャリアが分離され、デマッピング部56でサブキャリアからデータが取り出され、チャネルデコーディング部57でチャネル復号化が行われて、受信データが得られる。
また、CPE50からBS30への上り通信(US;Up Stream)時の動作は、送信側のCPE送信処理部58において、プリアンブルが挿入されない点を除いて、DS時と同様であるため、説明は省略する。
このようにして、従来のOFDM無線システムにおける動作が行われる。
[パイロットサブキャリアの配置:図8]
ここで、IEEE802.22システムにおけるパイロットサブキャリアの配置について図8を用いて説明する。図8は、IEEE802.22システムにおけるパイロットサブキャリアの配置例を示す説明図である。
図8では縦軸を周波数軸(サブキャリア)方向、横軸を時間軸(シンボル)方向としている。図8に示すように、パイロットサブキャリア65とデータサブキャリア66の配置は、7サブキャリア×7シンボルが1ユニットとして規定されており、1ユニット内で周波数軸方向の全てのサブキャリアにパイロットサブキャリア65が配置される。このような配置とすることにより、マルチパス遅延波の影響を低減できるようにしている。
[フレーム構成例:図10]
ここで、IEEE802.22システムにおけるフレーム構成例について図10を用いて説明する。図10は、IEEE802.22システムにおけるフレーム構成例を示す説明図である。
図10に示すように、時分割複信(TDD)であり、下り通信(DS)のフレーム71は、1シンボルのフレームプリアンブル(プリアンブル)73と、データバーストと74とを含み、データバースト74は、周波数軸方向にシンボル折り返しで配置される。
また、上り通信(US)のフレーム72には、プリアンブルは無く、データバースト75は、時間軸方向に最低7シンボル確保するという規定があり、時間軸方向に7シンボル以上連続して配置される。
[従来のOFDM無線システムにおける伝搬路推定:図9]
従来のOFDM無線システムにおける伝搬路推定について図9を用いて説明する。図9は、従来のOFDM無線システムの伝搬路推定を示す説明図である。
従来のOFDM無線システムにおいては、送信側の装置で所定のサブキャリアに挿入されたパイロット・シンボルに基づいて伝搬路推定を行い、受信データの等化を行う。
IEEE802.22システムは、固定通信を前提としているため、時間方向での伝搬路特性は一定であると考えられる。
そこで、図9(a)に示すように、DS区間においては、パイロットサブキャリア67を用いて求められた伝搬路特性の値を線形補間して、周波数軸方向に7サブキャリア毎に配置されているパイロットサブキャリア間の6つのデータサブキャリア68について伝搬路推定する方法が有力である。
但し、周波数方向の両端に相当するデータサブキャリア区間は補間することができないため、最も近いパイロットサブキャリア67での伝搬路特性の値から線形外挿して伝搬路推定を行う。
また、US区間においては、データバーストは時間軸方向に7シンボル以上連続しており、7の倍数以外のシンボル数でバーストが構成される場合を考えると、図9(b)に示すように、時間軸方向にパイロットサブキャリア69での伝搬路特性の値を次のパイロットサブキャリア69まで保持してデータサブキャリア70について伝搬路推定する方法が有力となっている。
このような伝搬路推定方法で、DS区間及びUS区間における静特性シミュレーションを行うと、伝搬路推定誤差は、それぞれ、約2.2dB、約2.8dBとなり、AWGN(additive white Gaussian noise;ホワイトノイズ)に起因する劣化が認められる。
[関連技術]
尚、OFDM無線システムにおける伝搬路推定に関する技術としては、特開2004−64587号公報「無線機」(株式会社日立国際電気、特許文献1)、特開2003−32222号公報「OFDM復調器用等化器」(株式会社富士通ゼネラル、特許文献2)、特表2010−510742号公報「OFDM受信機におけるチャネル推定及び等化」(イマジネイション テクノロジーズ リミテッド、特許文献3)、特開2008−306715号公報「固有コヒーレンス帯域幅の推定」(富士通株式会社、特許文献4)、特表2008−538888号公報「同一チャネル中継機及びその方法」(エレクトロニクス アンド テレコミュニケーションズ リサーチ インスチチュート、特許文献5)がある。
特許文献1には、プリアンブル区間を複数のOFDMシンボル区間に分離し、各区間におけるサブキャリア毎の伝送路歪量を算出し、パイロットサブキャリアと同じ配置のプリアンブル信号のサブキャリアの伝送路歪量から平均伝送路歪量を算出して記憶しておき、受信したOFDMシンボル毎のパイロットサブキャリアの伝送路歪量の平均値と、記憶しているプリアンブル区間の平均伝送路歪量を比較して、近似したプリアンブル区間のサブキャリアの歪量に基づいて伝送路歪補償を行うことが記載されている。
特許文献2には、プリアンブルのFFT結果と、予め記憶している正しいプリアンブルとを比較して各サブキャリア毎の振幅の比から伝搬路を推定することが記載されている。
特許文献3には、OFDM信号のチャネル推定及び等化のための複数の技法を準備しておき、受信したシンボルと、別のシンボルに対して複数の技法の内のいずれかを選択して、チャネル推定及び投下を行うことが記載されている。
特許文献4には、OFDM無線通信システムで固有コヒーレンス帯域幅を導出する際に関与する処理量及びシグナリングのオーバーヘッドを低減することが記載されている。
特許文献5には、主送信機又は他の中継器から送信された信号から受信チャネル情報を抽出し、抽出された受信チャネル情報を当該受信された信号に逆反映することにより、伝送路上で発生したチャネル歪みを補償し、チャネル歪み補償信号を受信チャネルと同一のチャネルで送信することが記載されている。
特開2004−64587号公報 特開2003−32222号公報 特表2010−510742号公報 特開2008−306715号公報 特表2008−538888号公報
しかしながら、従来の無線通信システムでは、パイロットサブキャリアによる伝搬路推定結果を周波数軸方向に線形補間したり、時間軸方向にホールドして伝搬路推定を行っており、AWGNにより推定誤差が生じ易く、また、パイロット・シンボルを挿入することによりデータ伝送のスループットが低下し、更に信号処理部の回路規模が増大してしまうという問題点があった。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたもので、伝搬路推定の精度を向上させ、データ伝送効率を向上させ、信号処理部の回路規模を縮小し、更にBSの負荷を軽減することができる無線通信システム及び無線通信方法を提供することを目的とする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、基地局と端末局とを備え、基地局と端末局とがOFDM方式により変調された信号をTDD方式で送受信する無線通信システムであって、基地局が、プリアンブルにおいてプリアンブルサブキャリアを一定間隔で配置して下り送信信号を送信し、端末局が、下り受信信号に含まれるプリアンブルサブキャリアに基づいて伝搬路を推定して伝搬路特性を求め、伝搬路特性を用いて受信データの等化を行う受信処理部と、基地局への上り送信用のサブキャリアに、伝搬路特性の逆特性を乗算して、予め伝搬路特性を補償して送信する送信処理部とを備えたことを特徴としている。
また、本発明は、上記無線通信システムにおいて、端末局の受信処理部が、受信信号に含まれるプリアンブルサブキャリアに基づく伝搬路の推定値を周波数軸方向に補間して、周波数毎の伝搬路推定結果を求めるプリアンブルキャリア補間部と、プリアンブルキャリア補間部から出力された伝搬路推定結果について特定時間の移動平均を算出し、移動平均値を伝搬路特性値として出力する移動平均算出部と、伝搬路特性値に基づいて等化処理を行う等化部とを備え、端末局の送信処理部が、送信用のサブキャリアについて、伝搬路特性値の逆数を乗算する伝搬路特性補償部を備えたことを特徴としている。
また、本発明は、上記無線通信システムにおいて、端末局の受信処理部が、受信信号に含まれるプリアンブルサブキャリアに基づく伝搬路の推定値について特定時間の移動平均を算出する移動平均算出部と、当該移動平均値を周波数軸方向に補間して、周波数毎の移動平均値を求め、当該周波数毎の移動平均値を伝搬路特性値として出力するプリアンブルキャリア補間部と、伝搬路特性値に基づいて等化処理を行う等化部とを備え、端末局の送信処理部が、送信用のサブキャリアについて、伝搬路特性値の逆数を乗算する伝搬路特性補償部を備えたことを特徴としている。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、基地局と端末局とがOFDM方式により変調された信号をTDD方式で送受信する無線通信システムにおける無線通信方法であって、基地局が、プリアンブルにおいてプリアンブルサブキャリアを一定間隔で配置して下り送信信号を送信し、端末局が、基地局からの下り受信信号に含まれるプリアンブルサブキャリアに基づいて伝搬路を推定して伝搬路特性を求め、伝搬路特性を用いて受信データの等化を行うと共に、基地局への上り送信用のサブキャリアに、伝送路特性の逆特性を乗算して、伝送路特性を予め補償して送信することを特徴としている。
本発明によれば、基地局と端末局とを備え、基地局と端末局とがOFDM方式により変調された信号をTDD方式で送受信する無線通信システムであって、基地局が、プリアンブルにおいてプリアンブルサブキャリアを一定間隔で配置して下り送信信号を送信し、端末局が、下り受信信号に含まれるプリアンブルサブキャリアに基づいて伝搬路を推定して伝搬路特性を求め、伝搬路特性を用いて受信データの等化を行う受信処理部と、基地局への上り送信用のサブキャリアに、伝搬路特性の逆特性を乗算して、予め伝搬路特性を補償して送信する送信処理部とを備えた無線通信システムとしているので、パイロットに比べて狭い周波数間隔で配置されるプリアンブルのみに基づいて伝搬路推定を行うことにより、伝搬路推定の精度を向上させると共に回路規模を縮小でき、パイロット・シンボルを不要として伝送効率を向上させ、また、基地局において、下り送信信号へのパイロット挿入や、上り受信信号の等化処理を不要として、処理の負荷を低減することができる効果がある。
また、本発明によれば、端末局の受信処理部が、受信信号に含まれるプリアンブルサブキャリアに基づく伝搬路の推定値を周波数軸方向に補間して、周波数毎の伝搬路推定結果を求めるプリアンブルキャリア補間部と、プリアンブルキャリア補間部から出力された伝搬路推定結果について特定時間の移動平均を算出し、移動平均値を伝搬路特性値として出力する移動平均算出部と、伝搬路特性値に基づいて等化処理を行う等化部とを備え、端末局の送信処理部が、送信用のサブキャリアについて、伝搬路特性値の逆数を乗算する伝搬路特性補償部を備えた上記無線通信システムとしているので、伝搬路推定の精度を向上させると共に回路規模を縮小でき、伝送効率を向上させ、基地局における処理の負荷を低減することができる効果がある。
また、本発明によれば、端末局の受信処理部が、受信信号に含まれるプリアンブルサブキャリアに基づく伝搬路の推定値について特定時間の移動平均を算出する移動平均算出部と、当該移動平均値を周波数軸方向に補間して、周波数毎の移動平均値を求め、当該周波数毎の移動平均値を伝搬路特性値として出力するプリアンブルキャリア補間部と、伝搬路特性値に基づいて等化処理を行う等化部とを備え、端末局の送信処理部が、送信用のサブキャリアについて、伝搬路特性値の逆数を乗算する伝搬路特性補償部を備えた上記無線通信システムとしているので、伝搬路推定の精度を向上させると共に回路規模を縮小でき、伝送効率を向上させ、基地局における処理の負荷を低減することができ、更に、移動平均演算の回数を低減できる効果がある。
また、本発明によれば、基地局と端末局とがOFDM方式により変調された信号をTDD方式で送受信する無線通信システムにおける無線通信方法であって、基地局が、プリアンブルにおいてプリアンブルサブキャリアを一定間隔で配置して下り送信信号を送信し、端末局が、基地局からの下り受信信号に含まれるプリアンブルサブキャリアに基づいて伝搬路を推定して伝搬路特性を求め、伝搬路特性を用いて受信データの等化を行うと共に、基地局への上り送信用のサブキャリアに、伝送路特性の逆特性を乗算して、伝送路特性を予め補償して送信する無線通信方法としているので、伝搬路推定の精度を向上させると共に回路規模を縮小でき、伝送効率を向上させ、基地局における処理の負荷を低減することができる効果がある。
本発明の実施の形態に係る無線通信システムの構成ブロック図である。 本システムのCPE受信処理部16のチャネル推定部19におけるプリアンブルサブキャリアの補間方法を示す説明図である。 チャネル推定部19の構成ブロック図である。 チャネル推定部19の別の構成を示すブロック図である。 シミュレーションの条件を示す説明図であり、(a)はシミュレーション諸元、(b)はIEEE802.22 Profile.Aのパラメータである。 本システムの伝搬路推定のシミュレーション結果を示す特性図である。 従来のOFDM無線システムの構成ブロック図である。 IEEE802.22システムにおけるパイロットサブキャリアの配置例を示す説明図である。 従来のOFDM無線システムの伝搬路推定を示す説明図である。 IEEE802.22システムにおけるフレーム構成例を示す説明図である。 正規化部84の詳細ブロック図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係る無線通信システム及び無線通信方法は、IEEE802.22に基づくOFDM/TDD無線アクセスシステムであり、BSとCPEとを備え、CPEが、下り通信(DS)時に、BSから送信されたパイロットサブキャリアを含まないOFDM信号を受信して、受信処理部のチャネル推定部が、2サブキャリア毎に配置されているプリアンブルに基づいて伝搬路推定した伝搬路推定結果を、周波数軸方向に線形補間し、更に移動平均値を算出して伝搬路特性値とし、当該伝搬路特性値を用いて受信サブキャリアを等化すると共に、送信処理部に出力し、送信処理部のプレチャネル補償部が、入力された伝搬路特性値の逆特性を上り通信(US)の信号に乗算して伝搬路の特性を予め補償して送信するものであり、パイロットサブキャリアよりも小さいサブキャリア間隔で配置されているプリアンブルのみを用いて推定することにより、伝搬路推定の精度を向上させ、信号処理部の回路構成を縮小させ、パイロットサブキャリアを用いないことによりデータ伝送のスループットを向上させ、BSでの処理負荷を軽減することができるものである。
また、本実施の形態に係る無線機は、チャネル推定部が、プリアンブルに基づいて伝搬伝搬路推定した伝搬路推定結果について特定時間の移動平均値を算出し、それを周波数軸方向に補間して伝搬路特性値とするものであり、更に、移動平均演算の処理を簡易にすることができるものである。
[実施の形態に係る無線通信システム:図1]
本発明の実施の形態に係る無線通信システムについて図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る無線通信システムの構成ブロック図である。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る無線通信システム(本システム)は、IEEE802.22によるOFDM無線システムであって、従来と同様に、BS(基地局)1と、CPE(顧客端末)15とを備え、BS1とCPE15との間で無線通信を行うものである。そして、CPE15は、請求項に記載した端末局に相当している。尚、CPE15は複数あってもよい。
[BS1の構成]
BS1は、従来と同様に、BS送信処理部2と、BS受信処理部3とを備えている。
BS送信処理部1は、従来と同様の部分として、チャネルコーディング部4と、マッピング部5と、サブキャリアアロケータ6と、プリアンブル挿入部7と、IFFT部8と、CP挿入部9とを備えている。
また、本システムの特徴として、BS送信処理部2には、従来のBS送信処理部に設けられていた「パイロット挿入部」は設けられておらず、本システムのBS1では、DS送信信号にパイロット・シンボルを挿入しないものである。
BS受信処理部3は、従来と同様の部分として、CP除去部10と、FFT部11と、サブキャリアデアロケータ12と、デマッピング部13と、チャネルデコーディング部14とを備えている。
そして、本システムの特徴として、BS受信処理部3には、従来のBS受信処理部に設けられていた「チャネル推定部」は設けられておらず、本システムのBS1では、US受信信号のチャネル推定を行わないものである。
これにより、本システムではBS1の回路構成及び処理を簡易にすることができるものである。
[CPE15の構成]
次に、CPE15の構成について説明する。
CPE15は、従来と同様に、CPE受信処理部16と、CPE送信処理部23とを備えている。
そして、CPE受信処理部16は、従来と同様の部分として、CP除去部17と、FFT部18と、サブキャリアデアロケータ20と、デマッピング部21と、チャネルデコーディング部22とを備えている。
チャネル推定部19は、従来のCPE受信処理部51におけるチャネル推定部62とは異なり、パイロットサブキャリアではなく、受信DS信号のプリアンブルに基づいてチャネル推定値(伝搬路特性値:h)を算出して、受信サブキャリアの等化を行うものである。
更に、本システムの特徴として、チャネル推定部19は、算出したチャネル推定値をCPE送信処理部23に出力する。チャネル推定部19の構成及び処理については後述する。
CPE送信処理部23は、従来と同様の部分として、チャネルコーディング部24と、マッピング部25と、サブキャリアアロケータ26と、IFFT部27と、CP挿入部29とを備え、本システムの特徴部分として、サブキャリアアロケータ26とIFFT部28との間に、プレチャネル補償部27を備えている。
プレチャネル補償部27は、本システムの特徴部分であり、CPE受信処理部16のチャネル推定部19から出力された伝搬路特性値hを入力して、その逆数をサブキャリアアロケータ26の出力に乗算して、IFFT部28に出力する。
これにより、CPE15からのUS送信信号は、サブキャリア毎にその時点での伝搬路特性の逆特性が予め付加されたものとなり、伝送によって伝搬路特性が相殺され、BS1のBS受信処理部3における等化処理が不要となるものである。
尚、プレチャネル補償部27は、請求項に記載した伝搬路特性補償部に相当する。
IEEE802.22は固定通信を前提としているため、伝搬路特性は、DSとUSとで同等とみなすことができ、本システムでは、このことを利用して、DSでプリアンブルを用いて精度よく推定した伝搬路推定値の逆特性を、予めUS送信データサブキャリアに乗じておくことにより、US通信における伝搬路の歪を補償することができるものである。
[本システムの動作概要:図1]
本システムの動作について図1を用いて簡単に説明する。
BS1からCPE15へのDS時の動作について説明する。
BS送信処理部2において、送信データは、チャネルコーディング部4でチャネル符号化され、マッピング部5でサブキャリアに割り振られ、サブキャリアアロケータ6でサブキャリアのグループ化が行われ、プリアンブル挿入部7でプリアンブルが付加され、IFFT部8で逆高速フーリエ変換が為されてOFDM信号となり、CP挿入部9でCPが付加されて、所定の無線周波数のキャリアで無線送信される。
そして、CPE15のCPE受信処理部16において、無線部で受信した信号からCP除去部52においてCPが除去され、FFT部53で高速フーリエ変換が行われ、チャネル推定部54でプリアンブルに基づく伝搬路推定が行われて、算出された伝搬路特性値に基づいて受信データの等化処理が為されると共に、当該伝搬路特性値がCPE送信処理部23のプレチャネル補償部27に出力される。
チャネル推定部19で等化された信号は、サブキャリアデアロケータ20でサブキャリアが分離され、デマッピング部21でサブキャリアからデータが取り出され、チャネルデコーディング部22でチャネル復号化が行われて、受信データが得られる。
CPE15からBS1へのUS時には、チャネルコーディング部24でチャネル符号化され、マッピング部25でサブキャリアに割り振られ、サブキャリアアロケータ26でサブキャリアのグループ化が行われ、プレチャネル補償部27でサブキャリア信号に伝搬路特性の逆特性が乗算され、IFFT部28で逆高速フーリエ変換が為され、CP挿入部29でCPが付加されて、DSと同一周波数のキャリアで無線送信される。
BS1での受信信号は、伝搬路特性が相殺されているため、BS1において等化を行う必要はない。
[プリアンブルの補間:図2]
次に、本システムのCPE受信処理部16のチャネル推定部19におけるプリアンブルサブキャリアを用いた補間について図2を用いて説明する。図2は、本システムのCPE受信処理部16のチャネル推定部19におけるプリアンブルサブキャリアの補間方法を示す説明図である。
IEEE802.22では、プリアンブルは、DSフレームの先頭に1シンボル含まれており、プリアンブルサブキャリアは、周波数軸方向に2サブキャリア毎(1サブキャリアおき)に配置されている。
そこで、本システムのチャネル推定部19では、図2に示すように、FFT部18から出力された振幅を伝搬路特性を表す推定値として用い、プリアンブルサブキャリア76の推定値を線形補間してプリアンブルサブキャリアの間のデータサブキャリア77の伝搬路特性を推定する。
具体的には、例えば、FFT部18からのプリアンブルサブキャリア72の振幅を、伝搬路の影響を受けない場合の既知の振幅と比較して、その振幅比[dB]をプリアンブルサブキャリアにおける伝搬路特性の推定値とし、2つのプリアンブルサブキャリア72の推定値の平均値を算出して、周波数軸方向の伝搬路特性推定を行う。
上述したように、プリアンブルは2サブキャリア毎に配置されているため、7サブキャリア毎に配置されるパイロットサブキャリアを用いた場合に比べて、周波数方向に高精度の伝搬路推定結果を得ることができるものである。
また、プリアンブルのみに基づいて伝搬路推定を行うので、パイロットサブキャリアを用いる場合に比べて信号処理部の回路を縮小できるものである。
更に、パイロット・シンボルを挿入しないことにより、データバーストの全てのサブキャリアをデータ伝送に用いることができ、伝送効率を向上させることができるものである。
[チャネル推定部19:図3]
次に、CPE受信処理部16のチャネル推定部19の構成について図3を用いて説明する。図3は、チャネル推定部19の構成ブロック図である。
図3に示すように、チャネル推定部19は、プリアンブルキャリア補間部78と、移動平均算出部80と、等化部79とを備えている。
プリアンブルキャリア補間部78は、図2に示したように、プリアンブルサブキャリア間を周波数方向に補間する処理を行って、プリアンブルサブキャリアの伝搬路特性の推定値と、周波数軸方向に補間された推定値とを出力する。
移動平均算出部80は、複数(n個)の遅延素子81-1,81-2,...81-nと、加算器82と、除算器83とを備え、プリアンブルキャリア補間部78で得られた周波数軸方向の伝搬路推定結果を時間軸方向に数フレーム程度移動平均して、現在から直前のnフレーム分の周波数毎の伝搬路特性の移動平均値を算出するものである。
具体的には、移動平均算出部80は、周波数毎に、nフレーム分の伝搬路推定結果を順次入力して遅延素子81で保持し、n個の伝搬路推定結果を加算器82で加算して、除算器83で平均化して伝搬路特性値hを算出し、伝搬路特性値hを、等化部75と、CPE送信処理部23のプレチャネル補償部27とに出力する。
本システムは固定通信であるため、数フレーム程度であれば時間軸方向のフェージングによる変動を無視することができ、移動平均することにより、AWGNによる時間軸方向の伝搬路推定誤差を軽減することができるものである。
そして、等化部79が、FFT処理部18から入力されるサブフレーム毎の受信データについて1/hを乗算することにより、伝搬路の等化を行う。
また、固定通信において、DSとUSの伝搬路特性は等しくなることを利用して、CPE送信処理部23のプレチャネル補償部27は、US送信データ系列に、DSで得られた伝搬路特性の逆特性を乗算する。具体的には、プレチャネル補償部27は、US送信データに、入力された伝搬路特性値hの逆数を乗算する。
これにより、US送信信号が伝搬路によって受ける影響はキャンセルされ、BS1におけるUS受信時には、伝搬路特性が相殺されて信号が等化された状態となり、BS1でのチャネル推定や等化の処理は不要となるものである。
[チャネル推定部19の別の構成:図4]
チャネル推定部19の別の構成について図4を用いて説明する。図4は、チャネル推定部19の別の構成を示すブロック図である。
図3に示した例では、周波数軸方向にプリアンブルサブキャリアの補間を行ってから時間軸方向に移動平均を算出しているが、図4の構成では、移動平均算出部80の後段にプリアンブルキャリア補間部78を設け、更にプリアンブルキャリア補間部78とプレチャネル補償部27の間に正規化部84を新たに設けてある。
この場合、移動平均算出部80が、プリアンブルサブキャリアの伝搬路推定結果のみについて数フレーム分の時間軸方向の移動平均値を算出し、それをプリアンブルキャリア補間部78が周波数方向に補間することで、全サブキャリアの推定値を求め、伝搬路特性値hとする。
プリアンブルキャリア補間部78は、具体的には、プリアンブルサブキャリアに該当するサブキャリアについては、移動平均算出部80からの入力された時間軸方向移動平均値をそのまま出力し、他のサブキャリアについては、隣接するプリアンブルサブキャリアの時間軸方向移動平均値の平均を求めて出力する。
[正規化部84:図11]
図11は、正規化部84の詳細ブロック図である。
正規化部84は、プレチャネル補償により送信電力が変動しないようにするためのものであり、以下、伝搬路特性値hが得られる都度(つまりフレーム周期で)行われる動作を説明する。
逆数算出部91は、プリアンブルキャリア補間部から入力される伝搬路特性値h(サブキャリア毎の推定値からなる)を入力し、各サブキャリアの推定値の逆数を算出する。
クリップ部92は、各推定値の逆数を、所定の閾値でクリップ処理する。つまり推定値の逆数が閾値を超えている場合、閾値に置き換える。これにより受信電力がほぼ0に落ち込んでいるサブキャリに過剰な送信電力を割当てないようにする。
推定値保持部93は、クリップ部92から各推定値の逆数を順次受け取り、配列にサブキャリア番号順に記憶する。
クリップ対象保持部94は、クリップ部92からクリップ処理されたサブキャリアのサブキャリア番号を受け取り、順次配列に記憶する。
ソート部95は、クリップ対象保持部94から読み出したサブキャリア番号を引数にして推定値保持部93から逆数を読み出し、読み出した複数の逆数が大きい順(降順)に並ぶようにソートし、その結果に対応するサブキャリア番号の並びをクリップ対象保持部94に書き戻す。
総電力算出部96は、クリップ部92から各推定値の逆数を受取り、実部と虚部に分けて、それぞれ自乗して累積加算する。
クリップ対象読み出し部97は、クリップ対象保持部94からサブキャリア番号をソート結果順に受取り、それを引数にして推定値保持部93から対応する推定値の逆数を読み出す。クリップ対象読み出し部97の動作は、ゼロ置換部99から停止の指示があるか或いは受取ったソート結果を全て処理し終えるまで続く。
電力減算部98は、総電力算出部96から初期的に累積加算結果を受取って累算器に保持し、その後クリップ対象読み出し部97により読み出された推定値の逆数を受取り、実部と虚部それぞれ自乗し、累算器に減算させる。減算結果はそのまま累算器に保持される。
ゼロ置換部99は、クリップ対象保持部94からサブキャリア番号を受取るとともに、電力減算部98から対応する(そのサブキャリア番号の推定値の逆数の電力が減算された)減算結果を受取り、減算結果の実部と虚部の和が、所定電力値以下か否かを判断し、所定電力値以下ならばクリップ対象読み出し部97に停止の指示をし、所定電力値より大きければ、そのサブキャリア番号の推定値の逆数を0にするよう、推定値保持部93に書き込みを行う。
最後に、推定値保持部93の内容は上り送信が始まる前に順次読み出されプレチャネル補償部27に供給され、送信データと複素乗算されることで、予補償が為される。
この構成により、正規化のための新たな除算を不要にできる。
[シミュレーション結果:図5,6]
次に、本装置の伝搬路推定の計算機シミュレーション結果を図5,6を用いて説明する。図5は、シミュレーションの条件を示す説明図であり、(a)はシミュレーション諸元、(b)はIEEE802.22 Profile.Aのパラメータである。また、図6は、本システムの伝搬路推定のシミュレーション結果を示す特性図である。
図6では、横軸にCNR(Carrier to Noise Ratio)、縦軸にBER(Bit Error Rate)を示す。また、図6では、本装置の伝搬路推定方法(「提案方式」と記載)として、移動平均数を1フレーム、2フレーム、5フレームとした場合を示している。
図6に示すように、本装置の伝搬路特性推定によって、従来のパイロット・シンボルを用いて周波数軸方向に線形補間する方法や、時間方向にホールドする推定方法に比べて、良好な推定結果が得られていることがわかる。
また、移動平均回数が多いほどBERが改善しており、伝搬路特性が既知の場合と比べて、0.3dB程度の劣化に抑えることができるものである。
尚、プリアンブルキャリアの電力はパイロットサブキャリアの2倍であることもBERの改善要因の一つとなっている。
[実施の形態の効果]
本発明の実施の形態に係る無線通信システム、無線機及び無線通信方法によれば、CPE15のCPE受信処理部16のチャネル推定部19が、DS受信信号のプリアンブルに基づいて伝搬路の推定値を求め、それを周波数軸方向に補間してサブキャリア毎の伝搬路推定結果を算出し、伝搬路推定結果を時間軸方向に数フレーム分移動平均して伝搬路特性値hを算出して、伝搬路特性値hに基づいて受信サブキャリアを等化すると共に、CPE送信処理部23のプレチャネル補償部27に伝搬路特性値hを出力し、プレチャネル補償部27が、US送信信号用のサブキャリアに伝搬路特性値の逆数(1/h)を乗算して伝搬路の特性を予め補償するようにしているので、狭い周波数間隔で配置されているプリアンブルを用いて伝搬路推定を行うことにより、伝搬路推定誤差を改善して推定精度を向上させ、信号処理部の回路規模を縮小させ、パイロット・シンボルを不要として伝送効率を向上させ、BSにおける処理の負荷を軽減することができる効果がある。
また、本発明の実施の形態に係る無線機によれば、CPE受信処理部16のチャネル推定部19が、プリアンブルに基づいて伝搬路の推定値を求め、それを数フレーム分移動平均し、移動平均値を周波数軸方向に補間して伝搬路特性値hとしているので、移動平均の処理を軽減することができる効果がある。
本発明は、特に伝搬路推定の精度及び伝送効率を向上させ、回路規模を低減することができる無線通信システム及び無線通信方法に適している。
1,30...BS、 2,31...BS送信処理部、 3,39...BS受信処理部、 4,24,32,59...チャネルコーディング部、 5,25,33,60...マッピング部、 6,20,34,61...サブキャリアアロケータ、 5,62...パイロット挿入部、 7,36...プリアンブル挿入部、 8,28,37,63...IFFT部、 9,29,38,64...CP挿入部、 10,17,40,52...CP除去部、 11,18,41,53...FFT部、 12,20,43,61...サブキャリアデアロケータ、 13,21,44,56...デマッピング部、 14,22,45,57...チャネルデコーディング部、15...CPE、 16...CPE受信処理部、 19...チャネル推定部、 23...CPE送信処理部、 27...プレチャネル補償部、 65,68,69...パイロットサブキャリア、 76...プリアンブルサブキャリア、 66,70,77...データサブキャリア、 71...DSフレーム、 72...USフレーム、 73...プリアンブル、 74...DSデータバースト、 75...USデータバースト、 78...プリアンブルキャリア補間部、 79...等化部、 80...移動平均算出部、 81...遅延素子、 82...加算器、 83...除算器、 84...正規化部、 91...逆数算出部、 92...クリップ部、 93...推定値保持部、 94...クリップ対象保持部、 95...ソート部、 96...総電力算出部、 97...クリップ対象読み出し部、 98...電力減算部、 99...ゼロ置換部

Claims (4)

  1. 基地局と端末局とを備え、前記基地局と前記端末局とがOFDM方式により変調された信号をTDD方式で送受信する無線通信システムであって、
    前記基地局が、プリアンブルにおいてプリアンブルサブキャリアを一定間隔で配置して下り送信信号を送信し、
    前記端末局が、下り受信信号に含まれる前記プリアンブルサブキャリアに基づいて伝搬路を推定して伝搬路特性を求め、前記伝搬路特性を用いて受信データの等化を行う受信処理部と、
    前記基地局への上り送信用のサブキャリアに、前記伝搬路特性の逆特性を乗算して、予め前記伝搬路特性を補償して送信する送信処理部とを備えたことを特徴とする無線通信システム。
  2. 端末局の受信処理部が、受信信号に含まれるプリアンブルサブキャリアに基づく伝搬路の推定値を周波数軸方向に補間して、周波数毎の伝搬路推定結果を求めるプリアンブルキャリア補間部と、
    前記プリアンブルキャリア補間部から出力された伝搬路推定結果について特定時間の移動平均を算出し、前記移動平均値を伝搬路特性値として出力する移動平均算出部と、
    前記伝搬路特性値に基づいて等化処理を行う等化部とを備え、
    前記端末局の送信処理部が、送信用のサブキャリアについて、前記伝搬路特性値の逆数を乗算する伝搬路特性補償部を備えたことを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 端末局の受信処理部が、受信信号に含まれるプリアンブルサブキャリアに基づく伝搬路の推定値について特定時間の移動平均を算出する移動平均算出部と、
    前記移動平均値を周波数軸方向に補間して、周波数毎の移動平均値を求め、当該移動平均値を伝搬路特性値として出力するプリアンブルキャリア補間部と、
    前記伝搬路特性値に基づいて等化処理を行う等化部とを備え、
    前記端末局の送信処理部が、送信用のサブキャリアについて、前記伝搬路特性値の逆数を乗算する伝搬路特性補償部を備えたことを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  4. 基地局と端末局とがOFDM方式により変調された信号をTDD方式で送受信する無線通信システムにおける無線通信方法であって、
    前記基地局が、プリアンブルにおいてプリアンブルサブキャリアを一定間隔で配置して下り送信信号を送信し、
    前記端末局が、前記基地局からの下り受信信号に含まれるプリアンブルサブキャリアに基づいて伝搬路を推定して伝搬路特性を求め、前記伝搬路特性を用いて受信データの等化を行うと共に、前記基地局への上り送信用のサブキャリアに、前記伝送路特性の逆特性を乗算して、前記伝送路特性を予め補償して送信することを特徴とする無線通信方法。
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