JP5869213B2 - 空気清浄システム - Google Patents

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Description

この発明は、空気清浄システムに関する。
空気清浄システムとしては、例えば病院や住宅などの建物の外に設置され、建物内部の空気を取り込み、取り込んだ空気を清浄して、清浄した空気を建物内部に放出するよう設けられているものが公知である。この種の空気清浄システムとしては、システム内部の清浄室に気液接触体を設け、この気液接触体に二酸化塩素水を散水して、空気を殺菌するものが公知である(特開2006−192097号公報)。
しかし、この特開2006−192097号公報のシステムにあっては、殺菌等のために二酸化塩素水を使用するものであるので、空気中に二酸化塩素ガスが混入してしまい、この二酸化塩素ガスが一定濃度を超えると人に対して刺激臭を与え、さらには目や呼吸器を侵すといった人体への危険性が存在する。このため、上記公報のシステムでは二酸化塩素捕集装置を設置しており、さらには空調対象の室内に二酸化塩素濃度センサーを設ける等の手段を採用しており、かかる装置を必要とする上記公報のシステムは高額化が免れない。さらに、二酸化塩素捕集装置や二酸化塩素濃度センサーが故障した場合には、室内に一定濃度以上の二酸化塩素ガスが混入した空気が流入してしまい、人体への危険性が残存するという問題を有する。
特開2006−192097号公報
そこで、本発明は、的確且つ確実に空気を清浄することができ、従来のシステムに比べて比較的低コストであるとともに安全性の高い空気清浄システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた発明は、
外気と区画された清浄室と、この清浄室に空気を取り込む空気取入口と、清浄室から空気を放出する空気放出口とを有するケーシング、
上記清浄室に配設され、少なくとも表面が銀含有層から構成されるフィルタ、
少なくとも一対の銀電極を有する銀イオン水生成ユニット、
上記銀イオン水生成ユニットにより生成される銀イオン水を貯水する貯水手段、
上記貯水手段に貯水された銀イオン水を上記フィルタに散水する散水手段、及び
上記空気放出口と上記フィルタとの間に配設されたエリミネータ
を備える空気清浄システムである。
当該空気清浄システムは、空気取入口から清浄室内に流入した空気がフィルタによって濾過されて空気放出口から放出される。そして、このフィルタを通過する際に、空気はフィルタの表面の銀含有層によって殺菌される。また、このフィルタには、銀イオン水生成ユニットにより生成された銀イオン水が散水手段によって散水されているので、フィルタ周辺の銀イオン水及びフィルタ表面の銀イオン水によって、空気が殺菌される。このように、当該空気清浄システムは銀イオン水によって殺菌を行うものであるので、従来の二酸化塩素水を用いるものに比して、安全性が高く、しかも従来のシステムのような二酸化塩素濃度センサー等が不要であり、比較的低コストに製造することができる。さらに、フィルタと空気放出口との間にエリミネータを有するため、上記散水手段によって水分を多量に含んだ空気から水分を除去して、適切な湿度の空気を放出することができる。
当該空気洗浄システムは、上記貯水手段が、上記散水手段により散水された銀イオン水を回収するよう設けられ、上記銀イオン水生成ユニットが、上記貯水手段に貯水された銀イオン水に上記銀電極によって銀イオンを溶出する第一の銀イオン溶出装置を有する構成を採用することが好ましい。これにより、散水手段から散水した銀イオン水を貯水手段に回収し、再度散水手段から散水することができるため、銀イオン水の有効利用を図ることができる。また、このように銀イオン水を繰り返し再利用する場合には銀イオン濃度が徐々に低下するものの、上記貯水手段に貯水される銀イオン水には第一の銀イオン溶出装置によって銀イオンが溶出されて、銀イオン水の銀イオン濃度が保たれるため、殺菌効果等の銀イオン水による効果が低減することを防止できる。
また、当該空気清浄システムは、上記銀イオン水生成ユニットが、外部から水の供給を受ける流入口と、上記貯水手段に水を供給する流出口とを有するとともに、上記流入口から供給された水に上記銀電極によって銀イオンを溶出する第二の銀イオン溶出装置を有する構成を採用することが好ましい。これにより、第二の銀イオン溶出装置によって流入口から供給された水に銀イオンを溶出させて銀イオン水を生成し、この生成した銀イオン水を貯水手段に流出口を介して供給し、この貯水手段の銀イオン水を散水手段によって散水することができる。ここで、第二の銀イオン溶出装置は、流入口を例えば水道水等の純水に近い水源に接続することにより、例えば回収して不純物の混じった水に対して銀イオンを溶出する場合に比して、上述した純水に近い水に銀イオンを的確且つ大量に溶出することができる。
なお、当該空気洗浄システムにおいて、上記銀イオン水生成ユニットが、上記第一の銀イオン溶出装置と上記第二の銀イオン溶出装置との何れか一方のみを有する構成とすることも可能であるが、銀イオン水生成ユニットとして上記第一の銀イオン溶出装置と第二の銀イオン溶出装置との双方を有する構成を採用することが好ましい。つまり、第一の銀イオン溶出装置と第二の銀イオン溶出装置との双方を採用した場合には、例えば空気清浄システムの初期運転段階においては第二の銀イオン溶出装置によって銀イオン水を生成し、運転中には第一の銀イオン溶出装置を作動させて銀イオン濃度を保つ等、種々の運用が可能となる。
また、当該空気清浄システムは、上記銀イオン水生成ユニットが、上記銀電極の周囲に水流を発生させる水流発生手段を有する構成を採用することが好ましい。これにより、銀電極の周囲に水流が起こるので、銀電極に付着物が付着しにくい。
また、当該空気洗浄システムは、上記銀イオン水生成ユニットが、上記銀電極の極性を反転させる極性反転手段を備える構成を採用することが好ましい。これにより、銀イオンの溶出に際して、銀電極は極性反転手段によって極性が反転するため、銀電極に付着物が付きにくく、また、対となる銀電極が均等に消耗されるため寿命が比較的に長くなる。
以上説明したように、本発明の空気洗浄システムは、銀イオン水等によって的確且つ確実に空気を清浄することができ、従来のシステムに比べて比較的低コストであるとともに安全性が高い。
本発明の一実施形態に係る空気清浄システムの一部断面を含む概略的模式図である。 図1の空気清浄システムの第二の銀イオン溶出装置の一部断面を含む概略的模式図である。 図1の空気清浄システムのエリミネータの概略的断面図である。 図1の空気清浄システムのフィルタの概略的説明図であり、(a)は正面図であり、(b)は断面図である。
以下、適宜図面を参照しつつ本発明の実施の形態を詳説する。
本実施形態の空気清浄システム1は、空気清浄対象である病院等の建物の外に設置されるものであり、内部に清浄室11を有するケーシング10と、ケーシング10の清浄室11に配設されたフィルタ20と、銀イオン水を生成する銀イオン水生成ユニットと、この銀イオン水生成ユニットにより生成された銀イオン水を貯水する貯水手段80と、この貯水手段80に貯水される銀イオン水を上記フィルタ20に散水する散水手段50と、上記清浄室11に配設されたエリミネータ60と、上記各種装置の動作等を制御する制御手段とを備えている。上記制御手段は、本実施形態においては、ケーシング10の外面に設置され、内部に制御回路を有するコントロールボックス70から構成されており、コントロールボックス70は外面に操作者により操作される操作ボタン71を有している。このコントロールボックス70は、外部の交流電源に接続され、電力の供給を受けている。
上記ケーシング10は、外気と気密に区画されている清浄室11と、この清浄室11に空気を取り込む空気取入口12と、清浄室11から空気を放出する空気放出口13とを有している。このケーシング10は略直方体の箱形状に設けられ、この箱形状の内部が清浄室11として機能している。また、ケーシング10は、上記空気取入口12が清浄室11の一側壁に形成され、上記空気放出口13が上記空気取入口12の形成された側壁と対向する側壁に形成され、清浄室11内を水平方向に空気取入口12(上流側)から空気放出口13(下流側)にかけて空気が流れるよう設けられている。また、上記空気取入口12は、取入管路(図示省略)に接続され、この取入管路が病院等の建物の内部に接続されており、清浄室11に建物内部の空気が取り入れられるよう設けられている。また、上記空気放出口13は、放出管路(図示省略)に接続され、この放出管路が上記建物の内部に接続されており、清浄室11において清浄された空気が建物内部に供給されるよう設けられている。なお、ケーシング10は、上記空気放出口13に配設されたシロッコファン14を有している。このシロッコファン14の駆動は上記制御手段によって制御されている。また、ケーシング10は、上記空気取入口12に近接して付設されたプレフィルタ15を有しており、このプレフィルタ15は不織布から構成されている。このプレフィルタ15は、空気取入口12と空気放出口13とを結ぶ仮想線(清浄室11の空気の流れ方向)に対して略垂直に配設されている。
上記ケーシング10の清浄室11の下部には、上記貯水手段として、銀イオン水を貯水する貯水槽80が設けられている。ここで、貯水槽80は、上記フィルタ20及びエリミネータ60の下部に配設されており、貯水槽80には、散水手段50によりフィルタ20に散水された銀イオン水、及びエリミネータ60により空気中から除去された水分が自重により落下して回収されるよう設けられている。また、貯水槽80は、上記清浄室11よりも水平方向(空気取入口12側)に大きく設けられており、この清浄室11よりも大きく設けられた部位に後述する第二の銀イオン溶出装置40が載置されている。
上記貯水槽80には、貯水槽80内の銀イオン水の銀イオン濃度を維持するために銀イオン水を生成する第一の銀イオン溶出装置30が配設されている。この第一の銀イオン溶出装置30は、貯水槽80の銀イオン水に浸漬される複数対の銀電極31を備えており、この銀電極31は直流電圧の印加によって銀イオン水に銀イオンを溶出するように設けられている。
上記第一の銀イオン溶出装置30は、上記銀電極31に直流電圧を印加するための電圧供給手段(図示省略)を有している。この電圧供給手段は、複数対の銀電極31に印加する極性を所定時間ごとに反転するよう設けられており、具体的には銀電極31の極性を所定時間ごとに反転する極性反転回路を有している。ここで、極性を反転する時間は、本実施形態では2分と設定しているが、この極性を反転させる時間は、1分以上であることが好ましく、より好ましくは1.5分以上であり、一方、3分以下であることが好ましく、より好ましくは2分以下である。なお、本実施形態において、上記電圧供給手段は、コントロールボックス70から供給される交流電源を直流電源に変換するコンバータ回路と、コンバータ回路及び上記極性反転回路の間に配置され電極への電圧の印加/停止を行うスイッチング回路とを備えており、コンバータ回路、スイッチング回路及び上記極性反転回路は上記コントロールボックス70に内蔵されており、各回路は上記制御手段によって制御されている。
また、上記第一の銀イオン溶出装置30は、上記銀電極31の周囲に水流を発生させる水流発生手段32を有している。具体的には、貯水槽80において上記銀電極31に近接して、この銀電極31に向けて水流を起こすプロペラ(水流発生手段32)が配設されている。
また、上記貯水槽80には、貯水槽80内の銀イオン水の貯水量を測定する貯水量測定手段81を有している。具体的には、貯水槽80内の銀イオン水に浮かぶフロートスイッチから上記貯水量測定手段81を構成することができる。なお、この貯水量測定手段81は上記制御手段に貯水量に関する情報を送信するよう設けられている。なお、貯水量測定手段81を上記制御手段に接続せずに、後述する第二の銀イオン溶出装置の流出口の開閉を制御する開閉弁を設け、上記フロートスイッチ(貯水量測定手段)が測定する貯水槽80の水位によってこのフロートスイッチが上記流出口の開閉弁の開閉を行うよう設けることも適宜設計変更可能な事項である。
また、上記貯水槽80に、貯水槽80内の銀イオン水の銀イオン濃度を測定する濃度測定手段を設けることも可能である。なお、このように濃度測定手段を設ける場合には、濃度測定手段から上記制御手段に銀イオン濃度に関する情報を送信するよう設けることが好ましい。
また、当該空気清浄システム1は、水道水から銀イオン水を生成する第二の銀イオン溶出装置40を備えている。この第二の銀イオン溶出装置40は、図2に示すように、外部から水道水の供給を受ける流入口41と、上記流入口41からの水を貯水可能な貯留部42と、この貯留部42の水に浸漬され銀イオンを溶出する複数対の銀電極43と、銀イオンが溶出された貯留部42の銀イオン水を上記貯水槽80に供給する流出口44とを備えている。なお、上記流入口41には、濾過フィルタ(図示省略)が設けられており、水道水中の不純物が除去されるよう設けられている。なお、本実施形態においては、上記濾過フィルタとして逆浸透膜を採用している。
また、第二の銀イオン溶出装置40は、上記銀電極43に直流電圧を印加するための電圧供給手段(図示省略)を有している。この電圧供給手段は、複数対の銀電極43に印加する極性を所定時間ごとに反転するよう設けられており、具体的には極性を所定時間ごとに反転する極性反転回路を有している。ここで、極性を反転する時間は、2分と設定されているが、この極性を反転させる時間は、1分以上であることが好ましく、より好ましくは1.5分以上であり、一方、3分以下であることが好ましく、より好ましくは2分以下である。なお、本実施形態においては、上記電圧供給手段は、コントロールボックス70から供給される交流電源を直流電源に変換するコンバータ回路と、コンバータ回路及び上記極性反転回路の間に配置され電極への電圧の印加/停止を行うスイッチング回路とを備えており、コンバータ回路、スイッチング回路及び上記極性反転回路は上記コントロールボックス70に内蔵されており、各回路は上記制御手段によって制御されている。なお、上記コンバータ回路は、上記第一の銀イオン溶出装置30と第二の銀イオン溶出装置40とで共有することも可能である。
また、上記第二の銀イオン溶出装置40は、上記銀電極43の周囲に水流を発生させる水流発生手段45を有している。具体的には、上記貯留部42において上記銀電極43に近接して、この銀電極43に向けて水流を起こすプロペラ(水流発生手段45)が配設されている。
なお、当該空気清浄システム1にあっては、上記銀イオン水生成ユニットが、上記第一の銀イオン溶出装置30と第二の銀イオン溶出装置40との二つの装置を備えている。ここで、第一の銀イオン溶出装置30及び第二の銀イオン溶出装置は、1000ppm以上の銀イオン濃度の銀イオン水を生成するよう設けられている。
なお、第一の銀イオン溶出装置30と第二の銀イオン溶出装置40とは上記制御手段によって、それぞれの駆動が制御されている。具体的には、制御手段が上記貯水量測定手段81からの情報に基づいて銀イオン水が不足していると判断した場合には、制御手段は上記第二の銀イオン溶出装置40を駆動させるよう設けられている。また、制御手段が所定時間経過ごとに上記第一の銀イオン溶出装置30を駆動及び停止を行うよう設けられ、貯水槽80の銀イオン水の銀イオン濃度が一定となるよう設けられている。なお、上述のように貯水槽80に濃度測定手段を設け、制御手段が濃度測定手段の情報に基づいて銀イオン濃度が一定以下であると判断した場合、制御手段が上記第一の銀イオン溶出装置30を駆動するよう構成することも可能である。
上記清浄室11内には、上記フィルタ20が複数個所(二箇所)に立設固定され、空気取入口12から取り込まれた空気がこの複数箇所のフィルタ20を通過して空気放出口13に至るよう設けられている。このフィルタ20は、空気取入口12と空気放出口13とを結ぶ仮想線(清浄室11の空気の流れ方向)に対して略垂直に配設されている。
上記フィルタ20は、多数の通気孔20aを有し、この通気孔20aを通過する空気から不純物を除去するよう設けられている。本実施形態において、上記フィルタ20は、複数枚(五枚)のフィルタ体21を積層して構成されている。このフィルタ体21は、多数の通気孔20aが形成された板状部材から構成されている。そして、このフィルタ体21の表面には銀含有層(図示省略)が被覆されている。具体的には、アルミニウム合金からなるフィルタ体21に、銀を含有するシリコンをスプレーして、表面に銀含有層が形成されている。
なお、本実施形態において、上記複数枚のフィルタ体21からなるフィルタ20は全体として厚みが20mmとされている。また、上記フィルタ20のうち、上流側のフィルタ20は150Paの圧損を生じ、下流側のフィルタ20は75Paの圧損を生ずるよう設けられている。
上記フィルタ体21の通気孔20aは、図4に示すように、略楕円形状に形成されている。具体的には、フィルタ体21の通気孔20aに相当する部位のうち、上記略楕円形状の長軸によって分割される一方の半楕円部分が上流側に湾曲され、他方の半楕円部分が下流側に湾曲されて、この上流側へ湾曲した半楕円部分と下流側へ湾曲した半楕円部分との隙間を空気が通過するよう設けられている。ここで、フィルタ体21の通気孔20aは隣接するフィルタ体21の通気孔20aとその形成向きがずらして配置されている。具体的には、フィルタ体21の通気孔20aは、その長軸が、隣接するフィルタ体21の通気孔20aの長軸と90度ずらした方向に形成されており、例えば一のフィルタ体21の通気孔20aの長軸が水平方向である場合(図4(a)の方向の場合)、このフィルタ体21に隣接するフィルタ体21の通気孔20aの長軸が上下方向に向くよう配設されている。このようにフィルタ体21同士の間で通気孔20aの形成向きがずらして配置されているので、フィルタ20を通過する空気がフィルタ体21の表面に接触しやすく、表面の銀含有層による殺菌効果が向上する。
上記散水手段50は、上記貯水槽80の銀イオン水を汲み上げて、上記フィルタ20に散水するよう設けられている。この散水手段50は、上記フィルタ20に隣接して立設された複数(本実施形態では六つ)の散水柱51、この散水柱51に銀イオン水を供給するためのポンプ52、上記複数の散水柱51とポンプ52とを接続する供給パイプ53、及び上記ポンプ52に接続されるとともに貯水槽80の銀イオン水に吸水口が埋没される吸水パイプ54を備えている。上記散水柱51には、上下方向に複数の散水口51aが設けられている。なお、本実施形態においては清浄室11内を上流(空気取入口12側)から下流(空気放出口13側)にかけて三箇所に散水柱51が配設されており、上流側のフィルタ20の上流側と、上流側のフィルタ20及び下流側のフィルタ20の間と、下流側のフィルタ20の下流側との三箇所に配設されている。なお、各箇所において散水柱51は二本ずつ配設されている。そして、最上流の散水柱51は、散水口51aが上流側のフィルタ20(下流側)に向けて銀イオン水を吐出するよう設けられている。また、中間の散水柱51は、複数の散水口51aのうち半分が上流側のフィルタ20(上流側)に向けて銀イオン水を吐出し、他の散水口51aが下流側のフィルタ20(下流側)に向けて銀イオン水を吐出するよう設けられている。さらに、最下流の散水柱51は、散水口51aが下流側のフィルタ20(上流側)に向けて銀イオン水を吐出するよう設けられている。なお、本実施形態においては、散水口51aは銀イオン水をシャワー状に吐出するよう設けられているが、例えば霧状に銀イオン水を吐出するよう設けることも可能である。また、上記制御手段によって、散水手段50(ポンプ52)の駆動が制御されている。
上記清浄室11には、上記フィルタ20よりも下流側に上記エリミネータ60が配設されており、このエリミネータ60は、空気取入口12と空気放出口13とを結ぶ仮想線(清浄室11の空気の流れ方向)に対して略垂直に立設固定されている。具体的には、エリミネータ60は、上記最下流の散水柱51と空気放出口13との間で清浄室11内に立設固定されている。ここで、このエリミネータ60は、上記フィルタ20を通過した飽和状態の空気から30%の水分を除去するよう設けられている。なお、エリミネータ60は、上記飽和状態の空気から20%以上40%以下の水分を除去するよう設けられていることが好ましい。
上記エリミネータ60は、図3に示すように、略水平方向に配設されるとともに所定の隙間をもって配設された複数の板材61を有し、この板材61同士の隙間を空気が通過するよう設けられている。そして、上記複数の板材61は、空気の通過する流路が折れ曲がるよう屈曲されており、流路を通過する飽和状態の空気が板材61と接触することにより結露して空気中から水分が除去するよう設けられている。具体的には、本実施形態のエリミネータ60は、枠体62と、この枠体62に上下方向に積層状態で所定の隙間をもって固定された複数の板材61とを有し、この複数の板材61が空気の通過する方向につれて山形及び谷形と順次繰り返し屈曲されて、板材61同士の隙間からなる流路が、上下方向に多段に折れ曲がって設けられている。上記板材61は、アルミニウム合金から構成することができ、さらには板材61の表面に銀含有層を被覆することも可能である。具体的には、上記板材61の表面に銀を含有するシリコンをスプレーすることにより、表面に銀含有層を形成することができる。
上記構成からなる本実施形態の空気清浄システム1は以下のように用いられる。
当該空気清浄システム1を駆動するにあたって、まず、第二の銀イオン溶出装置40によって銀イオン水を生成し、貯水槽80に銀イオン水を貯水する。ここで、第二の銀イオン溶出装置40によって高濃度(例えば1000ppm)の銀イオン濃度の銀イオン水を生成できる。なお、本実施形態においては、第二の銀イオン溶出装置40において銀イオン水を生成するために水道水が用いられ、さらに水道水が濾過フィルタによって濾過された水が用いられるため、純水に近い水を用いることができ銀電極43から銀イオンが溶出しやすいとともに、銀電極43に付着物が付着しにくい。また、銀電極43は極性反転手段によって極性が反転されるため、銀電極43に付着物が付着しにくく、さらに対となる銀電極43が均等に消耗されるので寿命が長くなる。さらに、銀電極43付近に水流発生手段45が設けられているので、銀電極43への付着物の付着がより的確に防止できる。
そして、当該空気清浄システム1により空気を清浄する際には、シロッコファン14を駆動して、空気取入口12から空気を清浄室11に取り入れて、この空気が清浄室11を通過して清浄され、清浄された空気が空気放出口13を介して室内に還元されることになる。
この空気の清浄に際して、まず清浄室11に入る空気からプレフィルタ15によって不純物を除去することができる。そして、プレフィルタ15を通過した空気は、清浄室11内のフィルタ20を通過することになるが、このフィルタ20を通過する際に、フィルタ20の表面の銀含有層によって空気を殺菌することができる。さらに、このフィルタ20には散水手段50によって高濃度の銀イオン水が散水されているので、フィルタ20周辺の銀イオン水及びフィルタ20の表面の銀イオン水によって、空気を殺菌することができる。具体的には、当該空気清浄システム1によれば、例えば大腸菌、黄色ブドウ球菌、カンジダ菌、ミョータンス菌、O−157、白癬菌、黒酵母カビ菌、黒麹カビ菌、多剤耐性緑膿菌、MRSA、VRE、マイコプラズマ肺炎菌などの菌を銀イオン水によって殺菌することができる。さらに、当該空気清浄システム1によれば、空気中の鳥インフルエンザウィルスやノロウィルスなどのウィルスに対しても有効であり、上記銀イオン水によって上記ウィルスを不活性にする効果を有する。さらに、銀イオン水によって空気の脱臭効果も有する。
当該空気清浄システム1は、上述のように銀イオン水及び銀含有層によって殺菌を行うものであるので、従来の二酸化塩素水を用いるものに比して、安全性が高く、しかも従来のシステムのような二酸化塩素濃度センサー等が不要であり、比較的低コストに製造することができる。
また、上記散水手段50によって散水された銀イオン水はフィルタ20上を自重により滴下して、下部に設けられた貯水槽80に回収され、再度散水手段50によってフィルタ20に散水されることになる。このため、一度散水した銀イオン水を再度繰り返して使用することができ、銀イオン水を有効利用することができる。
また、貯水槽80には第一の銀イオン溶出装置30が設けられているので、上記のように繰り返し使用して銀イオン水の銀イオン濃度が低下しても、上記第一の銀イオン溶出装置30の銀電極31から銀イオンが溶出し、銀イオン濃度を維持することができる。このため、殺菌効果等の銀イオンによる効果の低減を防止することができる。また、銀電極31は極性反転手段によって極性が反転されるため、銀電極31に付着物が付着しにくく、さらに対となる銀電極31が均等に消耗されるので寿命が長くなる。さらに、銀電極31付近に水流発生手段32が設けられているので、銀電極31への付着物の付着がより的確に防止できる。
一方、蒸発等によって貯水槽80の銀イオン水の貯水量が減少した場合には、上記第二の銀イオン溶出装置40により銀イオン水を生成して、この生成した銀イオン水を貯水槽80に供給することができる。
また、上記フィルタ20を通過した空気は、水分が飽和状態であるものの、エリミネータ60を通過する際にエリミネータ60において水分が除去され、このように水分が除去された空気が空気放出口13を介して室内に還元される。ここで、エリミネータ60は、飽和状態の空気から30%の水分を除去するので、室内に好適な湿度の空気を還元することができる。
なお、本発明は上記実施形態の他、種々の変更、改良を施した態様で実施することができる。
つまり、上記実施形態においては、空気取入口12から空気放出口13まで清浄室11を水平方向に空気が流れる所謂横型のものについて説明したが、例えば空気取入口を清浄室の下方側に設け、空気放出口を清浄室の上方側に設けて、空気が清浄室を上下方向に流れるよう設けた所謂縦型のものとすることも可能である。但し、上記実施形態のように横型とすることにより、上記縦型の場合に比して空気の流れが穏やかであり、空気の殺菌がより的確且つ確実に行い得るという利点を有する。
また、上記実施形態の空気清浄システムは屋外に設置されるものについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、屋内に設置されるものであっても良い。
また、上記実施形態の空気清浄システム1においては貯水槽80に貯水量測定手段81を設けたものについて説明したが、上記第二の銀イオン溶出装置の貯留部にも、銀イオン水の貯水量を測定する貯水量測定手段を設けることも可能であり、さらには上記貯留部に銀イオン濃度を測定する濃度測定手段を設けることも可能である。貯留部に上記貯水量測定手段を設けた場合には、一定の貯水量となった後に水道水の供給を止めて銀電極による通電を開始するよう設けることが可能である。また、貯留部42に上記濃度測定手段を設けた場合には、銀電極の通電開始後一定濃度となった際に銀電極の通電を停止して、この一定濃度の銀イオン水を上記貯水槽に流出口を介して供給するよう設けることも可能である。
また、上記実施形態においては、フィルタを空気取入口から空気放出口にかけて複数箇所に配置したものであるので、各フィルタの圧損によって空気の流れが比較的に緩やかとなり、空気の殺菌が的確且つ確実に行い得るが、空気取入口から空気放出口にかけて一つのフィルタのみを配設したものも本発明の意図する範囲内である。
1 空気清浄システム
10 ケーシング
11 清浄室
12 空気取入口
13 空気放出口
14 シロッコファン
15 プレフィルタ
20 フィルタ
20a 通気孔
21 フィルタ体
30 第一の銀イオン溶出装置(銀イオン水生成ユニット)
31 銀電極
32 水流発生手段
40 第二の銀イオン溶出装置(銀イオン水生成ユニット)
41 流入口
42 貯留部
43 銀電極
44 流出口
45 水流発生手段
50 散水手段
51 散水柱
51a 散水口
52 ポンプ
53 供給パイプ
54 吸水パイプ
60 エリミネータ
61 板材
62 枠体
70 コントロールボックス
71 操作ボタン
80 貯水槽
81 貯水量測定手段

Claims (1)

  1. 外気と区画された清浄室と、この清浄室に空気を取り込む空気取入口と、清浄室から空気を放出する空気放出口とを有するケーシング、
    上記清浄室に配設され、少なくとも表面が銀含有層から構成される複数のフィルタ、
    少なくとも一対の銀電極を有する銀イオン水生成ユニット、
    上記銀イオン水生成ユニットにより生成される銀イオン水を貯水する貯水手段、
    上記貯水手段に貯水された銀イオン水を上記フィルタに散水する散水手段、及び
    上記空気放出口と上記フィルタとの間に配設されたエリミネータ
    を備え、
    上記空気取入口及び空気排出口が対向する側壁に設けられ、複数の上記フィルタ及びエリミネータが立設状態で配設され、上記貯水手段が複数のフィルタ及びエリミネータの下部に配設される貯水槽から構成され、上記貯水槽が、上記散水手段により散水された銀イオン水を回収するよう設けられ、
    上記銀イオン水生成ユニットが、上記貯水槽に貯水された銀イオン水に上記銀電極によって銀イオンを溶出する第一の銀イオン溶出装置を有し、
    上記貯水槽に、貯水槽内の銀イオン水の貯水量を測定する貯水量測定手段、及び貯水槽内の銀イオン水の銀イオン濃度を測定する濃度測定手段が設けられ、
    上記銀イオン水生成ユニットが、外部から水道水の供給を受ける流入口と、この流入口からの水を貯水可能な貯留部と、この貯留部の銀イオン水を上記貯水槽に供給する流出口と、上記貯留部の貯水量を測定する貯水量測定手段と、上記貯留部における銀イオン濃度を測定する濃度測定手段とを有し、上記流入口から供給された水に上記銀電極によって銀イオンを溶出する第二の銀イオン溶出装置を有し、上記貯水槽の貯水量測定手段が測定する貯水槽の水位に応じて上記貯留部から銀イオン水を貯水槽に供給するよう設けられ、上記貯留部の貯水量測定手段によって貯留部が一定の貯水量となった後に上記水道水の供給を停止するよう設けられ、
    上記第一の銀イオン溶出装置と第二の銀イオン溶出装置とを制御する制御手段をさらに備え、
    上記フィルタが、略楕円形状の複数の通気孔を有し、この通気孔に相当する部位のうち、略楕円形状の長軸によって分割される一方の半楕円部分が上流側に湾曲され、他方の半楕円部分が下流側に湾曲されて、この上流側へ湾曲した半楕円部分と下流側へ湾曲した半楕円部分との隙間を空気が通過するよう設けられ、
    このフィルタの通気孔が、隣接する他のフィルタの通気孔とその形成向きがずらして配置されていることを特徴とする空気清浄システム。
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