JP5868686B2 - 遊技機用操作スイッチ及びそれを備えた遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機用操作スイッチ及びそれを備えた遊技機に関する。
従来、パチンコ機、アレパチ機等の弾球遊技機やスロットマシン、パチスロ機等の回胴式遊技機を含む種々の遊技機では、遊技領域に設ける液晶表示部(可変表示手段)や機枠(台枠)に設けるランプ、LED等の発光体を用いた表示演出、あるいは機枠(台枠)に設けるスピーカー(音声・音響出力手段)を用いた効果音・合成音声等の音演出によって、遊技者の興趣を高め遊技が単調になるのを防ぐ工夫がなされている。さらに近年では、遊技機側(すなわち遊技店側)から遊技者側に一方的に提供されるこれらの演出機能に加え、例えば遊技者の操作に基づき演出表示パターンを選択したり変更したりすることによって遊技環境に変化をもたらすことができるように、プレイヤー参加型の演出機能を備えるものも登場している。このようなプレイヤー参加型演出機能の一類型として、遊技者による基準線方向への押圧移動操作(プッシュ操作)が可能な、いわゆるプッシュボタン式の操作スイッチを備えたものがある。これによれば、例えば液晶表示部の表示画面でのナビゲーション表示(告知表示)に応じて遊技者が操作スイッチを押圧移動操作することにより表示内容を決定したり、実行させたりすることができる。
特開2010−220653号公報
特許文献1の遊技機では、液晶表示装置による所定の演出態様に応じて電気的駆動源の駆動に基づいて視認可能に動作する可動体としての操作リングユニット(329)を遊技者が指触可能に備え、可動体の動きに対する興趣の低下を抑制するとともに、斬新な遊技性を生じさせようとしたものである。具体的には、操作リングユニット(329)は、押圧操作が可能なボタン機構(330)と、回転操作が可能なリング機構(331)とを外形筐体をなす上下の各カバー体(332,333)に収容することでユニット化して構成されている。
そして、ボタン機構(330)の周囲に設けられたリング機構(331)は、液晶表示装置の演出内容に影響を与える制御を行うための、遊技者の意思に基づいた指触操作(回転操作)を行うことができるとともに、ステッピングモータなどの電気的駆動源の駆動に基づいてリング機構(331)が動作しその動きを遊技者自体が直接体感することができるものである。すなわち、電気的駆動源を駆動して遊技者の指触操作に通常の操作とは異なった感触(変化)を与えることができるものである。
しかしながら、このようなリング機構(331)は、遊技者が直接指触操作する回転動作と、電気的駆動源に基づく回転動作とが同じ回転動作であるので、上記のごとく直接体感できるという興趣は得られるものの、リング機構の輪郭(シルエット)は回転動作によっても大きく変化せず、視覚的演出効果という点では遊技者に与える効果は小さいと言える。また、ボタン機構については、リング機構の中心に固定的に配置されて押圧操作されるだけであり、リング機構の回転動作を際立たせる効果を有するものとは言い難い。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、視覚的演出効果という点でもインパクトある斬新な演出効果を遊技者に与えることが可能な遊技機用操作スイッチ及びそれを備えた遊技機を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の遊技機用操作スイッチは、
遊技機での待機状態を含む遊技状態に応じて、遊技者の所定の人為的な操作が可能に可動する操作部と、その操作部を可動可能に保持する保持部とを備えた遊技機用操作スイッチであって、
電気的駆動源を備え、
保持部は、遊技機本体に直接又は他部材を介して間接的に配置されるとともに、該遊技機本体又は他部材に対して所定の態様で可動可能に組付けられており、
保持部が配置固定される遊技機本体又は他部材の外壁部には、保持部の対応する外周部よりも大きな内周部を有する配置孔が形成され、
保持部は、配置孔の内周部内を外周部の可動可能領域として可動するとともに、外周部に隣接し前記外壁部に沿って延設されるフランジ部を有し、そのフランジ部が外周部と配置孔の内周部との間に形成された空間を、外壁部の外側又は内側から閉塞し、
操作部は、遊技状態に応じて保持部が電気的駆動源の駆動力によって可動されることにより、所定の人為的な操作に基づく可動とは独立した状態で、当該保持部と一体的に所定の態様で可動されることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の遊技機は、
上記構成を有する遊技機用操作スイッチを備えたことを特徴とする。
上記本発明の遊技機用操作スイッチ及びそれを備えた遊技機によれば、遊技者の所定の人為的な操作が可能に可動する操作部と、その操作部を可動可能に保持する保持部とを備え、その保持部が遊技機本体又は他部材に対して所定の態様で可動可能に組付けられている。そして、操作部及び保持部が電気的駆動源の駆動力によって所定の態様で可動される。これによれば、操作部及び保持部が所定の人為的な操作に基づく可動とは独立した状態で視認可能に可動されるので、その可動動作を遊技者自体が直接体感できるのは言うまでもなく、可動動作によって保持部や操作部の輪郭(シルエット:位置:姿勢)が大きく変化することとなり、視覚的演出効果という点でもインパクトある斬新な演出効果を遊技者に与えることが可能となる。そして、視覚的演出効果が高まるので、周囲の遊技者にも知らしめることが可能となり、他の遊技者の遊技に対する興味を引き付けることができる。さらには、操作部及び保持部が可動することにより、その動作によって遊技者に操作部の操作を促すことが可能となり、液晶表示装置に依存することなく、インパクトある斬新な演出効果を遊技者に与えることができる。
なお、操作部における遊技者の所定の人為的な操作が可能な可動態様としては、保持部が配置される遊技機本体又は他部材の外壁面に対して交差する方向に沿った押圧移動操作に基づく直線往復移動(後述)のほか、該外壁面に平行な面内方向でダイヤル式の回転操作に基づく回転移動や、直線往復移動などが含まれる。
また、遊技機用操作スイッチにおいて操作部は、遊技者に押圧移動操作される操作面を有し、遊技者の人為的な押圧移動操作が可能に保持部に保持されて押圧方向に往復移動するものであり、
保持部は、操作面に交差する押圧方向に沿った所定の直線が変動するように、遊技機本体又は他部材に対して可動可能に組付けることができる。
これによれば、保持部が遊技機本体又は他部材に対して可動可能に固定されているので、操作部における操作面の位置や姿勢(方向)などが保持部とともに変動することとなり、遊技状態に応じて押圧移動操作する際の動作が単調になるのを防いで斬新な演出を行うことができ、興趣の向上を図ることができる。例えば、遊技者が押圧移動操作しようと指や掌を操作面に触れようとしたときに、操作面を逃げる形で移動させることができ、遊技者に新たな興趣を与えることができる。
なお、操作部と一体的に可動する保持部の可動の所定の態様としては、上記所定の直線が平行移動する形の直線往復移動や円形状(楕円形状)などの環状の軌跡を描くような移動、或いは該直線が揺動、又は該直線が円(円錐)を描くように振れる移動(歳差移動,首振り移動、みそすり移動)、及びその組み合わせなどが含まれる。そして、これらの移動は、押圧移動操作される操作部の可動態様だけでなく上述した種々の可動態様をなす操作部に採用してもよい。
そして、保持部が配置固定される遊技機本体又は他部材の外壁部には、保持部の対応する外周部よりも大きな内周部を有する配置孔が形成され、
保持部は、配置孔の内周部内を外周部の可動可能領域として可動するとともに、外周部に隣接し外壁部に沿って延設されるフランジ部を有し、そのフランジ部が外周部と配置孔の内周部との間に形成された空間を、外壁部の外側及び/又は内側から閉塞することができる。
これによれば、保持部には、遊技機本体又は他部材の外壁部に設けられた配置孔との間に形成される空間(隙間)を閉塞するフランジ部が設けられているので、外周部(保持部)の可動可能領域となる空間に遊技者が煙草等の異物を挿入するなどの悪戯を抑制及び防止することができる。また、保持部の可動の阻害となる塵や埃などが空間に入り込むのを抑制及び防止することができる。さらには、フランジ部によって保持部の外形が拡大されるので、遊技機本体又は他部材の外壁部上で存在感が増し、迫力ある可動演出を実現することができる。
また、遊技機用操作スイッチは、電気的駆動源の駆動力を伝達して保持部を可動させる伝達機構(伝達手段)を備え、
その伝達機構には、操作部及び保持部に所定の態様の可動を阻害する外力が加えられたときに、その可動を阻害された保持部を可動させようとする電気的駆動源の駆動力により発生する負荷を吸収する緩衝機構(緩衝手段)を設けることができる。
ここで、特許文献1のように可動体の動作を検出する動作検出手段や、遊技者による可動体の指触操作を優先するべく、電気的駆動源の駆動を停止する操作優先制御手段を設けた場合では、見方を変えれば電気的駆動源が正常に動作しない状況を検出したときに、電気的駆動源を停止させて負荷を最小限に抑える制御を行うものであるが、負荷が蓄積されることにより破損や劣化、故障などにより製品寿命が短くなってしまう問題が懸念される。これに対し、上記の遊技機用操作スイッチによれば、電気的駆動源の駆動力を伝達して保持部を可動させる伝達機構に緩衝機構を設けているので、保持部の可動を阻害する外力が加わったとしても、緩衝機構によって電気的駆動源自体は外力の影響を受けずそのまま駆動し続けることができるとともに、電気的駆動源に負荷が生じるのを抑制することができる。従って、複雑な制御が必要なくなるので、検出手段等を必要とせずシンプルな構成とすることができ、部品点数を低減しコスト削減に寄与することができる。
また、遊技機用操作スイッチには、所定の態様における可動の所定位置で保持部をロックするロック機構(ロック手段)が設けられ、
そのロック機構がアンロック状態となったときに、電気的駆動源の駆動力により保持部を可動可能とすることができる。
これによれば、可動可能に固定された保持部が、所定位置でロック機構によってロックされるので、外力が加わったとしても不要な可動が抑制及び防止され、例えばロック位置を初期位置(基準位置)として設定することができる。そして、ロック機構がアンロック状態となることで電気的駆動源の駆動力によって保持部が可動可能となり、静と動とのめりはりの利いた興趣ある演出を行うことができる。
また、保持部は、ロック機構がアンロック状態となったときに、遊技者に指触操作可能な態様としてもよい。その場合には、保持部の可動を検出する検出手段を適宜設け、その遊技者の操作に基づき演出表示パターンを選択したり変更したりすることによって遊技環境に変化をもたらすことができる。
また、遊技機用操作スイッチには、
所定の態様における可動の所定位置で保持部をロックするロック機構(ロック手段)が設けられ、
そのロック機構がロック状態で、電気的駆動源が伝達機構の緩衝機構の負荷吸収許容範囲内で駆動することにより、操作部及び保持部に微振動を伝播可能な構成とすることができる。
これによれば、ロック機構や緩衝機構などのそれぞれの役割を担う機構を組み合わせて応用することで、所定の態様の可動とは別に操作部及び保持部に微振動を伝播可能となり、遊技に対応した演出の多様化を図ることができる。また、微振動用の電気的駆動源(バイブモータ等)を別途設ける必要が無くなり、部品点数の低減に寄与することができる。
本発明の実施形態に係る遊技機用操作スイッチを備えた遊技機の一例を示す斜視図である。 遊技機用操作スイッチの平面図、正面図及び底面図である。 図2の遊技機用操作スイッチのベース部を省略して上から見た斜視図、及び下から見た斜視図である。 図2の遊技機用操作スイッチの上から見た分解斜視図である。 図2の遊技機用操作スイッチの下から見た分解斜視図である。 図2(a)におけるA−A断面図、B−B断面図及びC−C断面図である。 ロック機構のロック状態及びアンロック状態を示す図である。 スイッチ本体の可動態様を示す説明図である。 図8(a)に対応し、カム機構の動作の説明図及びX部拡大図である。 図9(b)に対応し、緩衝機構の動作の説明図であり、緩衝機構が作動状態の図である。 図11(a)は第1の別実施形態に係る遊技機用操作スイッチを上から見た斜視図であり、図11(b)はその正面図であり、図11(c)はD−D断面線に対応したスイッチ本体が90度回転移動した状態の縦断面図である。 図11の遊技機用操作スイッチの上から見た分解斜視図である。 図11の遊技機用操作スイッチの下から見た分解斜視図である。 図14(a)は図11の遊技機用操作スイッチの動作を説明する平面図であり、図14(b)はその動作状態におけるE−E断面線に対応した横断面図である。 図15(a)は図14に続く動作を説明する平面図であり、図15(b)はその動作状態におけるE−E断面線に対応した横断面図である。 図16(a)は図15に続く動作を説明する平面図であり、図16(b)は、その動作状態におけるE−E断面線に対応した横断面図である。 図17(a)は第2の別実施形態に係る遊技機用操作スイッチの正面図であり、図17(b)は側面図であり、図17(c)は上から見た斜視図であり、図17(d)は伝達機構を示す斜視図である。 図17の遊技機用操作スイッチの上から見た分解斜視図である。 図17の遊技機用操作スイッチの下から見た分解斜視図である。 図17の遊技機用操作スイッチの動作を説明するF−F断面図である。 第3の別実施形態に係る遊技機用操作スイッチを上から見た分解斜視図である。 第3の別実施形態に係る遊技機用操作スイッチを下から見た分解斜視図である。 図23(a)は第3の別実施形態に係るカム機構の平面図であり、図23(b)は正面図であり、図23(c)は正面上方から見た斜視図であり、図23(d)はG−G断面図である。 図24(a)は図23のカム機構の動作状態を説明する平面図であり、図24(b)は正面上方から見た斜視図である。 図24に対応し、緩衝機構の動作の説明図であり、緩衝機構が作動状態の図である。
以下、本発明における実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、遊技機(以下、パチンコ機ともいう)1は、そのパチンコ機1の外郭を形成する額縁状の外枠2を備えている。外枠2には、ヒンジ部2a,2bを介して前面側に向かって片開き可能な内枠3が支持されている。内枠3には、同様にヒンジ部2a,2bを介して前面側に向かって片開き可能な前枠4が支持されている。内枠3には、図示しないガイドレールにより前面側に遊技領域が形成された遊技盤が装着され、その遊技盤の下方に遊技領域に向けて遊技球を発射する球発射装置が設けられている。
前枠4は、遊技盤の遊技領域に対応した窓部4aが厚み方向に貫通形成されて開口している。そして、前枠4の後面側には、窓部4aを閉塞するように透明板4bが着脱可能に配置されている。透明板4bは、前枠4が内枠3に対して閉状態のときに該窓部4aを介して遊技領域を視認可能としている。また、前枠4の前面下側には、貸球や賞球等の遊技球を一時的に貯留し、その貯留した遊技球を整流して球発射装置に供給する球受皿5と、球発射装置が遊技球を発射する発射力を調節するための発射ハンドル6とが設けられている。そして、球受皿5の上面には、外壁部から一部を露出する構成で遊技機用操作スイッチ10が設けられている。遊技機用操作スイッチ10は、遊技者が操作するものであり、遊技状態に応じて遊技者の操作に基づき液晶表示部(図示せず)の演出表示パターンを選択したり変更したりすることができる。
なお、本明細書において、透明板4b(遊技盤の盤面)と直交する方向が前後方向であり、遊技者側が前方側、遊技盤側(パチンコ機1の奥側)が後方側としている。また、透明板4b(遊技盤の盤面)に沿う態様で遊技領域を遊技球が流下する方向を上下方向(鉛直方向)としている。また、これら前後方向及び上下方向と直交する方向を左右方向としている。
以下、遊技機用操作スイッチ10(以下、操作スイッチ10ともいう)について詳しく説明する。
操作スイッチ10は、図1ないし図3に示すように、パチンコ機1での待機状態を含む遊技状態に応じて、遊技者の所定の人為的な操作が可能に可動する操作部20と、その操作部20を可動可能に保持する保持部30とを備えたスイッチ本体11と、そのスイッチ本体11(保持部30)を所定の態様で可動可能に配置固定するベース部40と、ベース部40の内側に配置されスイッチ本体11(保持部30)を可動するための電気的駆動源としてのモータ50と、そのモータ50の駆動力をスイッチ本体11(保持部30)に伝達する伝達機構60(伝達手段)とを備えている。また、操作スイッチ10には、所定の態様における可動の所定位置で保持部30の移動をロックするロック機構70(ロック手段)が設けられている。
そして、操作スイッチ10は、図2(b)の二点鎖線で示すように、遊技状態に応じて保持部30がモータ50の駆動力によって可動されることにより、操作部20の所定の人為的な操作に基づく可動とは独立した状態で、当該操作部20と保持部30とが一体的に所定の態様で可動され、視覚的演出効果という点でインパクトある斬新な演出効果を遊技者に与えることができる。なお、本実施形態において、スイッチ本体11(保持部30)は、左右方向に直線往復移動するものであり、二点鎖線は、保持部30の端部が左右に移動した状態を示すものである。
また、本実施形態に係る操作スイッチ10は、ユニット化されて球受皿5の上面に配置されているが、球受皿5の内部からスイッチ本体11が露出するように配置してもよい。すなわち、本実施形態では、スイッチ本体11がベース部40(他部材)を介して間接的に球受皿5(遊技機本体)に配置されているが、ベース部40を省略して直接球受皿5に配置してもよい。つまり、ベース部40が本発明における他部材に相当する。
スイッチ本体11は、図4、図5及び図6(a)(c)に示すように、平面視円形形状をなし遊技者に押圧移動操作される操作面21aを有する操作蓋21が、円筒形状をなす操作部本体22の上端に固定された操作部20と、円筒形状をなしその内側に操作部20を収容するとともにその中心軸線O1に沿って操作部20が遊技者の人為的な押圧移動操作を可能に保持する保持部30と、操作部20と保持部30との間に配置され操作部20を中心軸線O1方向で保持部30に対し突出する(押圧移動操作に抗する)ように付勢するコイルばね39と、操作部20を発光する発光部38a並びに操作部20の押圧移動操作を検出するフォトセンサ38b及びコネクタ端子台38cが配置された配線基板38と、その配線基板38を上面に形成されたリブ37aによって支持し保持部30に固定される底蓋37とを備えている。
操作蓋21は、光を透過する光透過性材料で形成され、操作面21aの周縁から垂下される周壁部21bに係止凹部21cが貫通形成されている。操作部本体22は、円筒形状をなす外周壁部22aと、円錐台形形状をなす内周壁部22bとが上端部で接合された形態をなして形成されている。操作部本体22は、内周壁部22bの円錐内面が、例えばメッキ、蒸着又は塗装などにより発光部38aの反射面として形成されている。そして、外周壁部22aの上端側には、操作蓋21の係止凹部21cに対応して側方に突出する係止凸部22cが形成され、下端側には、操作部本体22(操作部20)を保持部30に対して所定ストロークだけ往復移動可能に抜け止めする係止爪22dが延設されている。また、内周壁部22bの下端側には、操作部20の押圧操作移動を検出するためにフォトセンサ38bの発光部と受光部との間を遮蔽する遮蔽片22eが延設されるとともに、コイルばね39の一端を固定する環状の溝部22fが形成されている。
次に、保持部30は、図4、図5及び図6(a)(c)に示すように、円筒形状をなし操作部本体22を収容する収容部31と、収容部31の上端から径方向外側に延出される平面視楕円形状(ドーナツ形状)のフランジ部32と、収容部31の中間位置で内部を区画する仕切り壁33と、フランジ部32の下面側で伝達機構60の後述するスライダー61と連結固定するための固定ボス34とを備えている。収容部31の内側には、操作部本体22が中心軸線O1周りに回転しないように中心軸線O1に沿った溝状のガイド部31aとその上端に段差状の係止受部31bが形成されており、操作部本体22の係止爪22dがガイド部31aを摺動するとともに係止受部31bの規制によって所定ストロークだけ往復移動可能に抜け止めされる。また、仕切り壁33は、発光部38bや遮蔽片22e、係止爪22dが仕切り壁33の反対側の空間に臨むように切欠きや貫通孔が適宜形成され、上面には、コイルばね39の他端を固定する環状の溝部33aが形成されている。なお、固定ボス34は、収容部31を挟んで左右方向両側にそれぞれ形成されている。また、フランジ部32は、ベース部40の上壁41に沿って延設され、長軸が左右方向、短軸が前後方向となるように形成されている。
ベース部40は、図4ないし図6に示すように、下面が開口する箱形態をなし、図示しない底カバーによって下面の開口が閉塞されることにより操作スイッチ10が一つのユニットとして構成されるようになっている。また、ベース部40は、外壁部としての上壁41に保持部30の収容部31が配置される配置孔42が貫通形成されている。配置孔42は、保持部30の収容部31の対応する外周部よりも大きな内周部42aを有して形成されている。そして、上壁41の下面(内面)には、左右方向に沿って延設され伝達機構60のスライダー61をガイドするガイドリブ43が配置孔42を前後方向に挟んで2本形成されている。また、上壁41の下面(内面)には、配置孔42の近傍にモータ50を取り付けるモータベース49がビス等の締結部材49aによって固定されている。
ここで、スイッチ本体11(保持部30)は、操作部20の操作面21aに交差する押圧方向に沿った所定の直線(中心軸線O1)が左右方向に変動するように、ベース部40に対して可動可能に組付けられ(固定され)ている(図2(b),図8参照)。従って、配置孔42の具体的な態様としては、円筒形状をなす収容部31が左右方向に可動するために左右方向が長手方向となる略レーストラック形状をなし、左右両側の湾曲部の頂部が固定ボス34に対応して膨出するように形成されている。
なお、保持部30(スイッチ本体11)が、配置孔42の内周部42a内を収容部31の可動可能領域として可動するので、その収容部31の外周部と配置孔42の内周部42aとの間に空間S(隙間)が形成されるが(図6(c)参照)、その空間Sを常時上側から閉塞するためにフランジ部32が上壁41に沿って延設されている。なお、フランジ部32は、上壁41の内側から空間S(配置孔42)を閉塞する構成としてもよい。
続いて、伝達機構60について説明する。
伝達機構60は、図4ないし図6に示すように、保持部30と連結され左右方向に可動するスライダー61と、モータ50のモータ軸51に連結されるとともに、スライダー61を左右方向に可動(直線往復移動)させるカム機構80とを備えている。そして、伝達機構60には、スイッチ本体11(操作部20及び保持部30)に所定の態様の可動を阻害する外力が加えられたときに、その可動を阻害されたスイッチ本体11を可動させようとするモータ50の駆動力により発生する負荷を吸収する緩衝機構(緩衝手段)が設けられている。なお、本実施形態において、詳しくは後述するがカム機構80が緩衝機構として機能する。
スライダー61は、板状形態をなし、保持部30の収容部31に挿通される円形形状に貫通形成された取付部62と、カム機構80から作用を受けるT字形状に貫通形成された被作用部63とを備えている。被作用部63は、見方を変えれば、左右方向に延びる左右長孔63aと前後方向に延びる前後長孔63bとが繋がってT字形状に形成されている。また、スライダー61の側部には、ロック機構70から作用を受ける被ロック部64が凹状に形成されている。また、スライダー61は、保持部30の固定ボス34に対応して挿通孔65が形成され、その挿通孔65を介して固定ボス34にビス等の締結部材65aが締結されてスライダー61と保持部30とが一体に固定される。
カム機構80は、モータ50のモータ軸51に連結されるモータカム81と、モータカム81に対して相対的に回転可能に固定され、スライダー61と連係されるスライダーカム82と、モータカム81とスライダーカム82との間に配置され、モータカム81の回転変位をスライダーカム82の回転変位に伝達する捻じりバネ83とを備えている。
モータカム81は、円板形態をなし、モータ軸51が嵌合する嵌合孔を有しモータ軸線O2に沿って延出されるボス状の内軸部81aと、モータ軸線O2において内軸部81aの径方向外側で起立する周壁部81bとを備え、内軸部81a及び周壁部81bによって捻じりバネ83を収容する環状の空間部を形成している。そして、周壁部81bには、捻じりバネ83の一端部83aを架け留めする切り込み部81cが形成されている。また、モータカム81には、所定の回転変位を検出するフォトセンサ48の被検出部として突片81dが形成されている。従って、この突片81dの検出によって、スイッチ本体11及びスライダー61の所定位置における変位が検出される。なお、フォトセンサ48はモータベース49に固定されている。
スライダーカム82は、円板形態をなし、モータカム81の内軸部81aが挿通(遊嵌)されるボス状の外軸部82aと、モータ軸線O2において外軸部82aの径方向外側で起立する周壁部82bとを備え、外軸部82a及び周壁部82bによって捻じりバネ83を収容する環状の空間部を形成している。すなわち、モータカム81とスライダーカム82とが積層配置されることにより空間部が閉塞され捻じりバネ83を収容する収容空間83sが形成される。そして、周壁部82bには、捻じりバネ83の他端部83bを架け留めする切り込み部82cが形成されている。また、スライダーカム82には、外軸部82aから径方向に位置ズレした偏心軸部82dが形成されており、この偏心軸部82dにローラー作用部84が回転可能に軸支されている。
ここで、ローラー作用部84がスライダー61の前後長孔63bに配置され、外軸部82aが左右長孔63aに配置されて、ロック機構80とスライダー61との連係が行われている。すなわち、スライダーカム82が回転することにより、ローラー作用部84が回転変位してスライダー61を左右方向に直線移動(変位)させるとともに、左右長孔63aによって外軸部82aの干渉が回避されている(ガイドとして機能もする)。そして、スライダーカム82の回転は、モータカム81が回転すると捻じりバネ83の付勢力(弾性力,復元力)によってスライダーカム82がその回転に追従する形で回転することができる。
なお、内軸部81a及び偏心軸部82dの先端部に座付きビス85が締結され、外軸部82a及びローラー作用部84が抜け止めされている。これにより、モータカム81とスライダーカム82、並びにスライダーカム82とローラー作用部84がそれぞれ相対的に回転可能に固定されている。
次に、ロック機構70について説明する。ロック機構70は、図4、図5及び図7に示すように、ベース部40の上壁41の内側に揺動軸線O3回りに揺動可能に設けられ、スライダー61の被ロック部64に嵌り込んでロックするロック状態(図7(a)参照)と、該被ロック部64から離脱したアンロック状態(図7(b)参照)との間で揺動するテコ部材71と、そのテコ部材71を作動させる電気的駆動源としてのソレノイド75とを備えている。テコ部材71は、長手状形態をなし、その一端側で屈曲形成されたロック部72と、他端側で二股状に形成されソレノイド75のプランジャ76と連係される操作ピン73と、中間位置で揺動軸線O3に沿って貫通形成されベース部40の上壁41に設けられた軸ボス44が挿通される軸孔74とを備えている。そして、ソレノイド75は、プランジャ76が前後方向に進退するように上壁41の内側に固定されている。
従って、ソレノイド75のプランジャ76が進退することにより、テコ部材71が揺動軸線O3回りで揺動することができ、ロック機構70(テコ部材71)がアンロック状態となったときに、モータ50の駆動力によりスイッチ本体11(保持部30)が可動可能となる(図7(b)、図8参照)。なお、本実施形態において、ロック機構70は、スイッチ本体11(保持部30)が配置孔42に対して中央位置でロック状態となるように形成されている。また、ソレノイド75をプランジャ76が前後方向に進退するように配置されているが、これに限らず、プランジャ76が上下方向に進退するように配置し、かつ、スライダー61に貫通孔を形成して、その貫通孔にプランジャ76を直接又は間接的にカンヌキ状に嵌合することで、ロック機構を形成してもよい(図21,図22参照)。
次に、操作スイッチ10の作動について説明する。例えば、図示しない液晶表示部の表示画面でリーチ演出時や大当たり時等の所定の遊技状態となったときに、遊技者に対する演出効果を高めるため、表示画面で操作部20の押圧移動操作を遊技者に促すとともに、スイッチ本体11が左右方向に連続又は間欠的に往復動(可動)する(図2(b)参照)ように制御されている。または、表示画面で操作部20の押圧移動操作を遊技者に促す代わりに、操作スイッチ10が左右方向に往復動して操作部20の押圧移動操作を促すように制御してもよい。
具体的には、通常状態(初期状態)において、操作スイッチ10は、図7(a)に示すように、所定位置でスライダー61の被ロック部64にテコ部材71のロック部72が嵌合したロック状態で保持されている。このとき、スイッチ本体11(保持部30)は、所定位置としてベース部40の配置孔42の中央に位置して配置されている。従って、操作スイッチ10単体や組付け後の遊技機の運搬時などにおいて、スイッチ本体11が意図せず移動衝突して破損するといった問題を解消する、或いはそれを防止するための梱包を省略することができる。また、通常状態(初期状態)において、カム機構80のスライダーカム82の外軸部82aは、スライダー61の左右長孔63aの中央に位置して配置されている。すなわち、ローラー作用部84(偏心軸部82d)と外軸部82aとが前後方向に並ぶ位置(被作用部63の前後長孔63bがモータ軸線O2と交差する位置)で保持されている。
そして、上記のようにリーチ演出時や大当たり時等の所定の遊技状態となったときには、まず、図7(b)に示すように、ロック機構70がアンロック状態となる。すなわち、ソレノイド75が駆動して励磁状態になるとともに、プランジャ76がバネ77の付勢力に抗して引き込まれ、テコ部材71が揺動軸線O3回りで揺動する。そして、テコ部材71のロック部72がスライダー61の被ロック部64から離間して両者の嵌合が解除される。
続いて、モータ50が所定の角度範囲、速度及び時間でモータ軸51を往復回転するように駆動制御され、図8(a)に示すように、スイッチ本体11が配置孔42の一端側に位置する左側位置と、図8(b)に示すように、スイッチ本体11が配置孔42の他端側に位置する右側位置との間を、所定の可動範囲、速度及び時間で伝達機構60を介して左右方向に往復移動される。これにより、可動中の操作部20を押圧移動操作することができるので(押圧移動操作しようとする操作部20が移動するので)、遊技者の押圧移動操作に斬新な体感を与えることができ、リーチ演出時や大当たり時等の所定の遊技状態における演出効果を高めることができる。なお、可動中の操作部20の押圧移動操作は、スイッチ本体11の可動を阻害することになるが、緩衝機構80が機能することでモータ50の駆動力により発生する負荷を吸収し問題なく動作させることができる。
具体的には、モータ50が駆動制御され、図7(b)においてモータ軸線O2を中心として時計回りにモータ軸51が所定の角度回転し、モータカム81、捻じりバネ83及びスライダーカム82を介してローラー作用部84(偏心軸部82d)が所定の角度回転し左方向に変位する(図8(a),図9(a)参照)。そして、ローラー作用部84がスライダー61の前後長孔63b(被作用部63)に挿通されているので、前後長孔63bがローラー作用部84の左方向の変位を受けてスライダー61が左方向に移動し、スイッチ本体11が配置孔42の一端側に位置する左側位置に変位する。
なお、図9(a)に示すように、カム機構80は、捻じりバネ83の一端部83aが架け留めされたモータカム81の周壁部81bの切り込み部81cとモータ軸線O2とを結ぶ直線を直線P1とし、捻じりバネ83の他端部83bが架け留めされたスライダーカム82の周壁部82bの切り込み部82cとモータ軸線O2とを結ぶ直線を直線Q1としたとき、モータカム81とスライダーカム82とは、捻じりバネ83によって直線P1と直線Q1とが所定の角度θを一定に保持するように固定されている。従って、スライダーカム82は、モータ50の駆動により所定の角度θを保持しながらモータカム81とともに回転し、ローラー作用部84(偏心軸部82d)が所定の角度回転し左方向に変位している。
また、モータ50が駆動制御され、図7(b)においてモータ軸線O2を中心として反時計回りにモータ軸51が所定の角度回転し、モータカム81、捻じりバネ83及びスライダーカム82を介してローラー作用部84(偏心軸部82d)が所定の角度回転し右方向に変位する(図8(b)参照)。そして、ローラー作用部84がスライダー61の前後長孔63b(被作用部63)に挿通されているので、前後長孔63bがローラー作用部84の右方向の変位を受けてスライダー61が右方向に移動し、スイッチ本体11が配置孔42の他端側に位置する右側位置に変位する。なお、カム機構80では、モータカム81とスライダーカム82とが上記所定の角度θを保持しながら回転されている。
次に、緩衝機構80の動作について説明する。緩衝機構80は、上述のごとく、伝達機構60のカム機構によって構成されている。図9に示すように、スイッチ本体11が配置孔42の左側端部に位置した状態で、例えば遊技者が操作部20の押圧移動操作を過剰な力で行い続けたり、保持部30のフランジ部32に外力が加わり右方向への移動が阻害されたりして、スイッチ本体11が停止固定してしまうと、スライダー61の被作用部63(前後長孔63b)に連係されているローラー作用部84及びスライダーカム82が停止固定されてしまう。このとき、モータ50は駆動し続けるので、緩衝機構80が機能してモータカム81も回転し続けることが可能となっている。
すなわち、図10(a)に示すように、スライダーカム82は、切り込み部82d(捻じりバネ83の他端部83b)が直線Q1に対応した角度位置で固定されたまま、モータカム81は、捻じりバネ83の付勢力に抗して切り込み部81c(捻じりバネ83の一端部83a)が直線P2に対応した角度位置まで角度α分だけ反時計回りに回転し、さらに、図10(b)に示すように、直線P3に対応した角度位置まで角度β分だけ反時計回りに回転することができる。なお、直線P2は、スイッチ本体11が配置孔42の中央に位置したときのモータカム81の切り込み部81dの角度位置に対応し、直線P3は、スイッチ本体11が配置孔42の右側端部に位置したときのモータカム81の切り込み部81cの角度位置に対応している。従って、スイッチ本体11の停止固定状態が解除されるまで、或いは所定の演出制御が終了するまでモータ50の駆動に伴って、モータカム81は、切り込み部81cが直線P1と直線P3との間で往復回転する形で回転し続けることができる。
なお、操作スイッチ10は、スイッチ本体11の停止固定状態をロック機構70のロック状態として構成することができる。従って、ロック機構70がロック状態で、モータ50が伝達機構60の緩衝機構80の負荷吸収許容範囲内で駆動することにより、スイッチ本体11(操作部20及び保持部30)に微振動を伝播することが可能となる。これにより、遊技状態の演出の多様化を図ることができ、遊技における興趣を向上させることができる。
また、操作スイッチ10は、緩衝機構80を備えているので、ロック機構70がアンロック状態となったときに、モータ50に負荷を与えることなく遊技者がスイッチ本体11(保持部30)を指触操作可能である。
なお、本実施形態では、スイッチ本体11の初期位置が、配置孔42の中央位置としているが、これに限らず一端側としてもよい。また、モータ50の回転方向として所定角度範囲の往復回転駆動としているが、伝達機構60にクランクシャフト機構などを採用して、一方向回転の駆動としてもよい。また、モータ50に代えて電気的駆動源としてソレノイドを用いてもよい。その場合には、スイッチ本体11は直接又は他部材を介して間接的にプランジャに連結されることになるので、ソレノイド自体の構造を緩衝機構として機能させることができる。
次に、本発明における第1の別実施形態に係る操作スイッチについて説明する。なお、以下の説明では、上述した実施形態と異なる部分について主に述べ、重複する部分については同番号の符号を付して説明を省略又は簡略化する。
図11ないし図13に示すように、第1の別実施形態に係る操作スイッチ100は、上述した実施形態とは異なる態様の伝達機構160を備えている。また、ベース部40の上壁41には、円形形状に開口する配置孔142が貫通形成され、保持部30のフランジ部132は平面視円形形状(ドーナツ形状)をなすように収容部31の上端から径方向外側に延出されている。そして、スイッチ本体11(保持部30)は、図11(a)に示すように、操作部20の操作面21aに交差する押圧方向に沿った所定の直線(中心軸線O1)が、配置孔142の中心軸線O4(図11(c)参照)を中心とする円周状の軌跡を描くように、ベース部40に対して可動(公転移動)可能に固定されている。
伝達機構160は、保持部30と連結され中心軸線O4回りで回転するスライドギア161と、モータ軸51に装着されスライドギア161と噛合されるモータギア52と、スイッチ本体11が中心軸線O4回りで公転移動する際に中心軸線O1回りで自転するのを規制する規制部材171とを備えている。
スライドギア161は、保持部30の収容部31が挿通される円形形状に貫通形成された取付部161aと、円筒形状をなし外周縁に沿って垂下されるガイド周壁部161bと、所定の回転変位を検出するフォトセンサ48の被検出部として板片163を取り付ける板片固定部161cとを形成している。取付部161aは、スライドギア161がベース部40に固定されたときに、中心軸線O4から径方向に位置ズレした位置が中心(中心軸線O1と一致する)となるように貫通形成されている。なお、スライドギア161は、配置孔142を閉塞するように固定されている。
また、スライドギア161は、複数(本実施例では3箇所)の保持手段162によってベース部40に回転可能に固定されている。保持手段162は、ガイド周壁部161bに当接又は近接してギア部分の下側に入り込み中心軸線O4方向(上下方向)及び中心軸線O4と交差(直交)する平面の面内方向の移動を規制するガイドローラー162aと、そのガイドローラー162aに挿通されベース部40の軸受部143に装着される真鍮ピンなどの軸部材162bと、軸部材162の先端側の溝に係合されガイドローラー162aの抜け止めをするeリング162cとを含み構成されている。
規制部材171は、左右方向に所定の間隔を隔てて前後方向に延出される2本の規制部171aと、その2本の規制部171aを両端でそれぞれ繋ぐとともに上方に起立するように形成された側壁部171bと、側壁部171bの上端に形成され左右方向の伸びる棒状の摺動部171cとを備えている。規制部材171は、規制部171aが保持部30と底蓋137との間で挟み込まれる形態でスイッチ本体11に連結されている。なお、底蓋137は、規制部171aに対応した間隔部137bを有して、保持部30の収容部31の外周面を外側から覆う起立壁137aが形成されている。これにより、スイッチ本体11と規制部材171とは、左右方向の相対的な移動が規制される一方、前後方向の相対的な移動が規制部171aの長手方向の範囲で可能に連結されている。
従って、スイッチ本体11は、図11(c)に示すように、フランジ部132で配置孔142を閉塞するとともに、収容部31がスライドギア161の取付部161aに相対的に回転可能に挿通され、収容部31の下端部に底蓋137が取り付けられて規制部材171が連結されている。そして、規制部材171の摺動部171cがベース部40の上壁41の下面(内面)に当接又は近接することで、スイッチ本体11が配置孔142から抜脱されるのを防止されている。
次に、第1の別実施形態に係る操作スイッチ11の作動について説明する。上述の実施形態と同様に所定の遊技状態となったときに、スイッチ本体11が円を描くように回転、或いは円弧を描くように所定角度範囲で回動するように制御されている。例えば、通常状態(初期状態)において、図14に示すように、スイッチ本体11は、所定位置として中心軸線O1が配置孔142の中心軸線O4の後側(図面では上側)に位置するようにベース部40の配置孔142の後側寄りに位置して配置されている。
そして、リーチ演出時や大当たり時等の所定の遊技状態となったときには、モータ50が駆動制御され、モータ軸51及びモータギア52が例えばモータ軸線O2回りで反時計回りに回転する。これにより、スライドギア161が中心軸線O4回りで時計回りに回転し、図15に示すように、スライドギア161が90度回転したときには、中心軸線O1が中心軸線O4の右側に位置するように取付部161aが配置孔142の右側寄りに回転移動してスイッチ本体11が同様に回転移動する。このとき、スイッチ本体11は、規制部材171と一体的に右方向に移動するとともに、規制部171aに沿って前方に移動するので、規制部材171によって自転運動(中心軸線O1回りでの回転)が規制され、前後左右の方向性(姿勢)を維持したまま、回転移動が行われる。
さらに、図16に示すように、スライドギア161が90度(初期位置から180度)回転したときには、中心軸線O1が中心軸線O4の前側に位置するように取付部161aが配置孔142の前側寄りに回転移動してスイッチ本体11が同様に前後左右の方向性(姿勢)を維持したまま回転移動する。このように、モータ50が駆動制御されスライドギア161が中心軸線O4回りで回転することにより、取付部161aとともにスイッチ本体11の回転移動が行われる。なお、このとき規制部材171はスイッチ本体11に追従して左右方向の直線移動が行われる。
次に、本発明における第2の別実施形態に係る操作スイッチについて説明する。なお、以下の説明では、上述した実施形態と異なる部分について主に述べ、重複する部分については同番号の符号を付して説明を省略又は簡略化する。
図17ないし図19に示すように、第2の別実施形態に係る操作スイッチ200は、上述した実施形態とは異なる態様の伝達機構260を備えている。また、ベース部40の上壁241は、後述するモータ軸線O2を中心とする側面視円弧形状をなす半円筒形態(ハーフパイプ形態、蒲鉾形態)に形成されている。そして、上壁241には、その周方向に延びたレーストラック形状(小判形状、長孔形状)に開口する配置孔242が貫通形成され、保持部30のフランジ部232は収容部31の上端から径方向外側に延出され、上壁241に対峙する下面がモータ軸線O2を中心とする側面視円弧形状をなすように傘状形態(スカート状形態、椀状形態)で形成されている(図17(b)参照)。
そして、スイッチ本体11(保持部30)は、図20に示すように、操作部20の操作面21aに交差する押圧方向に沿った所定の直線(中心軸線O1)が、モータ軸線O2回りで所定の角度範囲を揺動(回動)するように、ベース部40に対して可動可能に固定されている。
伝達機構260は、図17(d)、図18及び図19に示すように、ベース部40に底蓋237がベース部40に対して直接回転可能に固定されて形成されている。底蓋237は、保持部30の収容部31の外周面を覆うために上方に起立する周壁部237aと、所定幅を有し左右方向に対向して下方に垂下する一対の脚部237bと、その脚部237bの先端部分で中心軸線O1の径方向外側に延びる入力軸部237cとを備えている。そして、入力軸部237cは、リング状の軸受部54に挿通され、その軸受部54が、ベース部40の上壁241の下面から延出される上側軸支部243と底カバー47の上面から延出される下側軸支部47aとによって支持固定されている。
ここで、モータ50は、モータ軸線O2(モータ軸51)が中心軸線O1に交差する方向(左右方向)で配置されるようにモータベース49を介してベース部40の底カバー47に固定されている。そして、底蓋237の入力軸部237cの一方側には、モータ軸51に装着される出力軸部53の係合ピン53aが挿し込まれる係合凹部237dが形成され、この係合によりモータ50の駆動力が底蓋237に伝達される。なお、底蓋237には、スイッチ本体11(底蓋237)の所定の回転変位を検出するフォトセンサ48の被検出部として屈曲形成された遮蔽アーム237eが下面に突出形成されている。
次に、第2の別実施形態に係る操作スイッチ11の作動について説明する。スイッチ本体11は、上述の実施形態と同様に所定の遊技状態となったときに、上壁241の湾曲した斜面に沿って前後方向(上下方向)に所定角度範囲で揺動することができる。例えば、通常状態(初期状態)において、図20(a)に示すように、スイッチ本体11は、所定位置として中心軸線O1が上下方向に沿うように、保持部30が配置孔242の上端に当接又は近接する位置に配置されている。
そして、リーチ演出時や大当たり時等の所定の遊技状態となったときには、モータ50が駆動制御され、モータ軸51及び原動軸部53が例えばモータ軸線O2回りで所定角度だけ反時計回りに回転する。これにより、スイッチ本体11がモータ軸線O2回りで所定角度だけ反時計回りに回転する(図20(b)参照)。さらに、モータ50が駆動制御されることにより、図20(c)に示すように、スイッチ本体11が配置孔242の下端に当接又は近接する位置に配置されモータ50の駆動が停止又は反転して一連の揺動動作が行われる。
次に、本発明における第3の別実施形態に係る操作スイッチについて説明する。なお、以下の説明では、上述した実施形態と異なる部分について主に述べ、重複する部分については同番号の符号を付して説明を省略又は簡略化する。
図21及び図22に示すように、第3の別実施形態に係る操作スイッチ300は、上述した実施形態とは異なる態様のロック機構370及びカム機構(緩衝機構)380を備えている。ロック機構370は、上述したがプランジャ76が上下方向に進退するようにソレノイド75を配置し、かつ、スライダー361に貫通孔を形成して、その貫通孔にプランジャ76を直接又は間接的にカンヌキ状に嵌合することで、ロック機構を形成している。
具体的には、操作スイッチ300は、ベース部40の下面の開口を閉塞する底カバー349にモータ50及びソレノイド75が組み付けられている。底カバー349は、下面側(外側)にモータ50を固定するモータ固定部349aと、ソレノイド75を固定するソレノイド固定部349bとを備え、それら固定部にモータ軸51やプランジャ76が上面側(内側)に挿通される挿通孔349h、349hが形成されている。ロック機構370には、プランジャ76の先端に組付けられ該プランジャ76と一体的に上下方向(軸線方向)に往復移動するロックピン371が設けられている。ロックピン371は、プランジャ76の軸線方向に沿って上方に突出する棒状のロック部372を備えている。なお、図21及び図22において、プランジャ76を付勢するバネは省略されている。
スライダー361には、底カバー349のソレノイド固定部349bに対応して後側壁から鍔状に突出する舌片365が形成され、その中央に厚み方向に貫通する貫通孔として被ロック部364が形成されている。そして、ベース部40の上壁41の下面(内面)には、その被ロック部364に挿通されたロック部372の先端が嵌合して保持するピン受け部341が円筒状に突出して形成されている。これにより、プランジャ76を介して図示しないバネで付勢されたロックピン371のロック部372がピン受け部341で保持されるので、スイッチ本体11を安定してロック保持することが可能となる。また、舌片365は、被ロック部364の左右両側に所定の幅を有して平滑に下面が形成されているので、スイッチ本体11が配置孔42に対して左右どちらかに移動した状態でソレノイド75が非励磁となった場合にも、該下面にロック部372の先端を当接させておくことができるので、スイッチ本体11が所定位置に移動して被ロック部364がロック部372の位置に配置されたときに、バネの付勢力によって自動的にロック状態とすることができる。
次に、カム機構380は、モータ50のモータ軸51に連結されるモータカム381と、モータカム381に対して相対的に回転可能に固定され、スライダー361と連係されるスライダーカム382と、モータカム381とスライダーカム382との間に配置され、モータカム381の回転変位をスライダーカム382の回転変位に伝達する捻じりバネ383とを備えている。
モータカム381は、円板形態をなし、モータ軸51が嵌合する嵌合孔を有しモータ軸線O2に沿って延出されるボス状の内軸部81aと、モータ軸線O2において内軸部81aの径方向外側で所定の角度範囲で起立する周壁部381bとを備えている。ここで、捻じりバネ383は、内軸部81aにコイル部383cが挿通配置され、2本の延出される一端部383a(以下、左側端部383aともいう)、他端部383b(以下、右側端部383bともいう)が周壁部381bの両側壁を付勢して挟持するように配置されている(図23(d)参照)。また、モータカム381には、所定の回転変位を検出するフォトセンサ48の被検出部として突片81dが形成されている。従って、この突片81d(又は隙間、切欠き)の検出によって、スイッチ本体11及びスライダー361の所定位置における変位が検出される。さらに、モータカム381は、底カバー349の上面にボス状に形成された2つ規制部349s、349sに当接して自身の回転範囲(変位)を規制するストッパー部381fが形成されている。なお、フォトセンサ48は底カバー349に固定されている。
スライダーカム382は、円板形態をなし、モータカム381の内軸部81aが挿通(遊嵌)されるボス状の外軸部82aと、モータ軸線O2において外軸部82aの径方向外側で所定の角度範囲で起立する周壁部382bとを備えている。ここで、捻じりバネ383は、モータカム381の内軸部81aにコイル部383aが挿通配置され、2本の延出される左側端部383a、右側端部383bが周壁部382bの両側壁を付勢して挟持するように配置されている(図23(d)参照)。
モータカム381とスライダーカム382とは、それぞれの周壁部381b、382bの周方向の幅が略同一となるように形成されており、それら周壁部381b、382bは、モータ軸線O2の径方向に並ぶように配置されている。そして、それら周壁部381b、382bの幅と捻じりバネ383のコイル部383cの直径(幅)が略同一となるように形成されている。従って、モータカム381とスライダーカム382とが積層配置されて両者の間に形成される空間部に捻じりバネ383が収容されることにより、捻じりバネ383の左側端部383a及び右側端部383bがコイル部383cの所定位置の接線に沿って平行に延出した状態で、モータカム381の周壁部381bの両側壁とスライダーカム382の周壁部382bの両側壁それぞれに当接(付勢)することが可能となっている。従って、捻じりバネ383を介して、モータカム381とスライダーカム382とを後述する動作や緩衝機構として安定して機能させることができる。
また、スライダーカム382には、外軸部82aから径方向に位置ズレした偏心軸部82dが形成されており、この偏心軸部82dにローラー作用部84が回転可能に軸支されている。
ここで、ローラー作用部84がスライダー361の前後長孔63bに配置され、外軸部82aが左右長孔63aに配置されて、カム機構380とスライダー361との連係が行われている。すなわち、スライダーカム82が回転することにより、ローラー作用部84が回転変位してスライダー361を左右方向に直線移動(変位)させるとともに、左右長孔63aによって外軸部82aの干渉が回避されている(ガイドとして機能もする)。そして、スライダーカム382の回転は、モータカム381が回転すると捻じりバネ383の付勢力(弾性力,復元力)によってスライダーカム382がその回転に追従する形で回転することができる(図7、図8等参照)。
なお、内軸部81a及び偏心軸部82dの先端部に座付きビス85が締結され、外軸部82a及びローラー作用部84が抜け止めされている。これにより、モータカム381とスライダーカム382、並びにスライダーカム382とローラー作用部84がそれぞれ相対的に回転可能に固定されている。
次に、カム機構380の動作について説明する。図23に示すように、操作スイッチ300の通常状態(初期状態)において、カム機構380のスライダーカム382の外軸部82aは、スライダー361の左右長孔63aの中央に位置して配置されている(図7等参照)。すなわち、ローラー作用部84(偏心軸部82d)と外軸部82aとが前後方向に並ぶ位置(被作用部63の前後長孔63bがモータ軸線O2と交差する位置)で保持されている。
そして、リーチ演出時や大当たり時等の所定の遊技状態となったときには、まず、ロック機構370がアンロック状態となり、スイッチ本体11(スライダー361)が左右方向に往復移動可能な状態になるとともに、モータ50が所定の角度範囲、速度及び時間でモータ軸51を往復回転するように駆動制御される。
具体的には、モータ50が駆動制御され、図24においてモータ軸線O2を中心として時計回りにモータ軸51が所定の角度回転し、モータカム381、捻じりバネ383及びスライダーカム382を介してローラー作用部84(偏心軸部82d)が所定の角度回転し左方向に変位する。すなわち、モータカム381の周壁部381b及びスライダーカム382の周壁部382bが捻じりバネ383の左側端部383a及び右側端部383bに両側から狭持されているので、モータカム381の周壁部381bが左方向に変位することにより、その移動が捻じりバネ383を介してスライダーカム382の回転変位に伝達されて、特には右側端部383bの付勢力によって周壁部382bが左方向に変位する。そして、モータ50が駆動制御され、モータ軸O2を中心として反時計回りにモータ軸51が所定の角度回転すると、カム機構380が右方向に反転する形で上記と同様に動作して、モータカム381、捻じりバネ383及びスライダーカム382を介してローラー作用部84(偏心軸部82d)が所定の角度回転し右方向に変位する。
そして、カム機構380(緩衝機構)では、上記の実施形態で説明したように、スイッチ本体11が例えば配置孔42の左側端部(寄り)に位置した状態で停止固定してしまった場合には(図8(a)、図9参照)、スライダー361の被作用部63(前後長孔63b)に連係されているローラー作用部84及びスライダーカム382が停止固定されてしまうが、図25に示すように、モータカム381の周壁部381bが捻じりバネ383の右側端部383bの付勢力に抗して回転変位することができる。従って、スイッチ本体11の停止固定状態が解除されるまで、或いは所定の演出制御が終了するまでモータ50は駆動し続けるので、緩衝機構380が機能してモータカム381も回転し続けることが可能となっている。
そして、図25に示すように、フォトセンサ48の検出によりモータ50の駆動が終了してモータカム381が所定の回転位置(モータ軸線O2と周壁部381bとが前後方向に並ぶ位置)で停止することとなり、スイッチ本体11の停止固定状態が解除されると、捻じりバネ383の左側端部383aの付勢力により、スライダーカム382の周壁部382bが右方向に回転変位して、ローラー作用部84(偏心軸部82d)と外軸部82aとが前後方向に並ぶ位置(被作用部63の前後長孔63bがモータ軸線O2と交差する位置)に移動する(図23参照)。これにより、スライダー361及びスイッチ本体11が通常位置に復帰するので、ロック機構370によって、ロック状態で保持されることとなる。
なお、本発明では遊技機の一例としてパチンコ機について説明したが、他に例えばアレンジボール遊技機、雀球遊技機、回胴式遊技機等の操作スイッチが設けられる遊技機に適用することができる。
また、第1及び第2の別実施形態では、スイッチ本体の別の可動パターンとして例示したものであり、ロック機構や緩衝機構については省略したが必要に応じて適宜設けることができる。そして、可動パターンとしては、これに限るものではなく、操作部を通る所定の直線が円(円錐)を描くように振れる移動(歳差移動,首振り移動、みそすり移動)などや、各可動パターンを組み合わしてもよい。
1 パチンコ機(遊技機)
2 外枠
3 内枠
4 前枠
4a 窓部
4b 透明板
5 球受皿
10,100,200,300 操作スイッチ(遊技機用操作スイッチ)
11 スイッチ本体
20 操作部
21 操作蓋
21a 操作面
21b 周壁部
21c 係止凹部
22 操作部本体
22a 外周壁部
22b 内周壁部
22c 係止凸部
22d 係止爪
30 保持部
31 収容部
31a ガイド部
31b 係止受部
32 フランジ部
33 仕切り壁
33a 溝部
34 固定ボス
37,137,237 底蓋
40 ベース部(他部材)
41 上壁(外壁部)
42,142,242 配置孔
43 ガイドリブ
49 モータベース
50 モータ(電気的駆動源)
51 モータ軸
60,160,260 伝達機構(伝達手段)
61,361 スライダー
62 取付部
63 被作用部
64,364 被ロック部
70,370 ロック機構(ロック手段)
71 テコ部材
72,372 ロック部
73 操作ピン
74 軸ボス
75 ソレノイド
76 プランジャ
80,380 カム機構(緩衝機構,緩衝手段)
81,381 モータカム
82,382 スライダーカム
83,383 捻じりバネ
84 ローラー作用部

Claims (7)

  1. 遊技者の所定の人為的な操作が可能に可動する操作部と、その操作部を可動可能に保持する保持部とを備えた遊技機用操作スイッチであって、
    電気的駆動源を備え、
    前記保持部は、遊技機本体に直接又は他部材を介して間接的に配置されるとともに、該遊技機本体又は他部材に対して所定の態様で可動可能に組付けられており、
    前記保持部が配置固定される前記遊技機本体又は他部材の外壁部には、前記保持部の対応する外周部よりも大きな内周部を有する配置孔が形成され、
    前記保持部は、前記配置孔の内周部内を前記外周部の可動可能領域として可動するとともに、前記外周部に隣接し前記外壁部に沿って延設されるフランジ部を有し、そのフランジ部が前記外周部と前記配置孔の内周部との間に形成された空間を、前記外壁部の外側又は内側から閉塞し、
    前記操作部は、前記保持部が前記電気的駆動源の駆動力によって可動されることにより、前記所定の人為的な操作に基づく可動とは独立した状態で、当該保持部と一体的に前記所定の態様で可動されることを特徴とする遊技機用操作スイッチ。
  2. 前記操作部は、遊技者に押圧移動操作される操作面を有し、遊技者の人為的な押圧移動操作が可能に前記保持部に保持されて押圧方向に往復移動するものであり、
    前記保持部は、前記操作面に交差する前記押圧方向に沿った所定の直線が変動するように、前記遊技機本体又は他部材に対して可動可能に組付けられている請求項1に記載の遊技機用操作スイッチ。
  3. 前記電気的駆動源の駆動力を伝達して前記保持部を可動させる伝達手段を備え、
    その伝達手段には、前記操作部及び保持部に前記所定の態様の可動を阻害する外力が加えられたときに、その可動を阻害された前記保持部を可動させようとする前記電気的駆動源の駆動力により発生する負荷を吸収する緩衝手段が設けられている請求項1又は2に記載の遊技機用操作スイッチ。
  4. 前記所定の態様における可動の所定位置で前記保持部をロックするロック手段が設けられ、
    そのロック手段がアンロック状態となったときに、前記電気的駆動源の駆動力により前記保持部が可動可能となる請求項1ないしのいずれか1項に記載の遊技機用操作スイッチ。
  5. 前記保持部は、前記ロック手段がアンロック状態となったときに、遊技者に指触操作可能である請求項に記載の遊技機用操作スイッチ。
  6. 前記所定の態様における可動の所定位置で前記保持部をロックするロック手段が設けられ、
    そのロック手段がロック状態で、前記電気的駆動源が前記伝達手段の緩衝手段の負荷吸収許容範囲内で駆動することにより、前記操作部及び保持部に微振動を伝播可能な請求項に記載の遊技機用操作スイッチ。
  7. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の遊技機用操作スイッチを備えたことを特徴とする遊技機。
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