JP5866662B2 - 舶用エンジン - Google Patents

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Description

本発明は、過給機及びインタークーラを2つずつ備えた舶用エンジンに関する。
従来から、車や船舶等のエンジンにおいて、過給機を2つ備えた構成(二段過給システム)が知られている。二段過給システムでは、シリンダから排出された排気ガスを利用して1つ目の過給機のタービンを回転させることで、空気を圧縮してシリンダ側へ送出する。2つ目の過給機は、1つ目の過給機で圧縮された空気を更に圧縮した後に、当該空気をシリンダへ送出する。これにより、シリンダに供給される空気の流量を増やすことができるので、エンジンの出力を向上させることができる。
過給機によって圧縮された空気は高温となるため、密度が低下する(質量流量が低下する)。そのため、過給機の後段には、高温の空気を冷却するためのインタークーラが配置される。特許文献1から3では、1つ目の過給機の後段と2つ目の過給機の後段とにそれぞれインタークーラが配置される構成(インタークーラが合計2個配置される構成)の二段過給システムが開示されている。また、特許文献1から3では、二段過給システムを適用する対象として、パワーショベル等の建設機械用のエンジン、自動車用のエンジン、及び航空機用のエンジン等が開示されている。
なお、二段過給システムの他の構成としては、2つの過給機と1つのインタークーラを備え、2つの過給機を連続して通過した空気を1つのインタークーラによって冷却する構成が知られている。この種の二段過給システムは、船舶に搭載されるエンジン(舶用エンジン)等に採用される。
特開2011−99332号公報 特開2011−163201号公報 特許第3953636号公報
しかし、この二段過給システムでは、2つの過給機で圧縮された気体を1つのインタークーラで冷却するため、冷却性能が高い(即ちサイズが大きい)インタークーラが必要となる。そのため、この二段過給システムを採用する場合、インタークーラのサイズを考慮して他の機器の位置を決定しなければならないので、機器のレイアウトの自由度が低下してしまう。
上記に加え、舶用エンジンでは、以下の点も考慮してレイアウトを決定する必要がある。即ち、船舶には複数の舶用エンジンが並設されることがあるので、舶用エンジンでは、この並設方向におけるサイズが小さくなるようなレイアウトが好ましい。また、舶用エンジンは船体の下部に配置されることがあり、作業者は、舶用エンジンの上面に乗ってメンテナンス等を行うことがある。従って、舶用エンジンでは、上面からのメンテナンスが行い易いレイアウトが好ましい。
以上のように、舶用エンジンでは、上記の点を考慮してインタークーラの配置を決定する必要がある。なお、建設機械や自動車等のエンジンでは、過給機及びインタークーラがシリンダブロックの近傍ではなく少し離れた位置に配置されることが一般的である。そのため、インタークーラの配置が問題となることは少なかった。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、レイアウトの自由度の低下を防止しつつ、並設方向におけるサイズが小さく、かつ、メンテナンスの作業性が良好な舶用エンジンを提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成の舶用エンジンが提供される。即ち、この舶用エンジンは、第1過給機と、第1インタークーラと、第2過給機と、第2インタークーラと、を備える。前記第1過給機は、排気ガスを利用して給気を行う。前記第1インタークーラは、前記第1過給機を通過した気体が流入し、当該第1過給機によって高温となった気体を冷却する。前記第2過給機は、前記第1インタークーラを通過した気体が流入し、排気ガスを利用して給気を行う。前記第2インタークーラは、前記第2過給機を通過した気体が流入し、当該第2過給機によって高温となった気体を冷却する。この舶用エンジンでは、前記第1過給機がクランク軸方向の一側の端部に配置されるとともに、前記第2インタークーラがクランク軸方向の他側の端部に配置される。また、前記第1インタークーラ及び前記第2過給機は、前記第1過給機側に前記第1インタークーラが位置するように、クランク軸方向に並べて配置される。
これにより、インタークーラを1つ備える構成と比較して、舶用エンジンのレイアウトの自由度を向上させることができる。また、第1過給機及び第2インタークーラが、舶用エンジンのクランク軸方向の一側及び他側の端部に配置されるので、クランク軸方向に垂直な方向(装置幅方向)のサイズを抑えることができる。従って、例えば複数のエンジンを装置幅方向に並べて配置する場合において、船舶のスペースを有効に活用することができる。また、本構成は、エンジンの高さ方向に過給機等を重ねて配置する構成と比較して、過給機等に容易にアクセスできる。従って、メンテナンスの作業性を良好にすることができる。
前記の舶用エンジンにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この舶用エンジンは、バルブカバーを覆う平板状の板状カバーを備える。また、前記板状カバーの厚み方向で見たときに、前記第1過給機、前記第1インタークーラ、前記第2過給機、及び前記第2インタークーラは、当該板状カバーの四方のうち三方にのみ配置される。
これにより、作業者は、板状カバー(トップカバー)に乗って、過給機等をメンテナンスすることができる。従って、作業性を良好にするとともに配管等の破損を防止できる。また、板状カバーの四方のうち三方にのみ過給機等が配置されるので、作業者は、自身の向きをあまり変えずに複数の過給機等をメンテナンスすることができる。従って、この観点においても作業性を良好にすることができる。
前記の舶用エンジンにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、(舶用エンジンの)上面と、前記板状カバーの表面と、が少なくとも一部だけ一致する。また、上面とその反対側の面である底面との中央を2等分する高さを基準高さとしたときに、前記第1過給機、前記第1インタークーラ、前記第2過給機、及び前記第2インタークーラは、全て、前記基準高さよりも上側に配置される。
これにより、舶用エンジンの上部(板状カバーの近傍)に過給機等が配置されるので、作業性を一層良好にすることができる。
前記の舶用エンジンにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この舶用エンジンは、前記第2インタークーラを通過した気体が流入する給気マニホールドを備える。この舶用エンジンでは、前記第1過給機から前記第1インタークーラまでの気体の経路が、前記第1インタークーラから前記第2過給機までの気体の経路よりも短く、かつ、前記第2過給機から前記第2インタークーラまでの気体の経路が、前記第2インタークーラから前記給気マニホールドまでの気体の経路よりも短い。
これにより、過給機によって高温となった気体が流れる経路を比較的短くできる。従って、給気管全体のうち断熱材等で覆う必要がある部分を短くできるので、コストを低減することができる。
本発明の一実施形態に係る舶用エンジンの斜視図。 舶用エンジンを他の方向から見た斜視図。 舶用エンジンの平面図。 舶用エンジンの正面図。 給気系の機器の位置関係を示す斜視図。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1及び図2は、舶用エンジン1の斜視図である。図3は、舶用エンジン1の平面図である。図4は、舶用エンジン1の正面図である。図5は、二段過給システムを構成する機器の位置関係を示す斜視図である。なお、以下の説明において、図1に示すように、舶用エンジン1の上下方向を高さ方向と称し、舶用エンジン1のクランクシャフト61(図3を参照)の長手方向をクランク軸方向と称し、高さ方向及びクランク軸方向の何れとも直交する方向を装置幅方向と称する。また、高さ方向のうち図1の上側(後述のトップカバー10が配置される側)を上側とする。
本実施形態の舶用エンジン1は、プレジャーボート等の船舶に搭載されるインボードタイプのディーゼルエンジンである。また、この舶用エンジン1には、二段過給システムが採用されている。
舶用エンジン1は、図1及び図2等に示すように、トップカバー(板状カバー)10を備えている。トップカバー10は、平板状に構成されており、厚み方向が前記高さ方向と一致するように配置されている。このトップカバー10の下側には、バルブカバー及びシリンダブロック等が配置されている。
舶用エンジン1の二段過給システムは、図1等に示すように、第1過給機22と、第1インタークーラ23と、第2過給機24と、第2インタークーラ26と、それらを接続する給気管21a〜21dによって構成されている。
第1過給機22は、ハウジングの内部に、タービンとコンプレッサを備えている。タービンは、排気ガスを利用して回転するように構成されている。コンプレッサは、タービンと同じシャフトに接続されており、タービンの回転に伴って回転する。第1過給機22は、コンプレッサが回転することにより、空気を圧縮して強制的に給気を行うことができる。この構成により、排気ガスを利用してシリンダに供給する空気の流量を増加させることができるので、舶用エンジン1の出力を上げることができる。なお、第1過給機22によって吸気されることにより、空気が急速に圧縮されるため、当該空気は高温となる。この高温の空気は、給気管21aを介して第1インタークーラ23へ送出される。
第1インタークーラ23のハウジングの内部には、海水が流れる冷却管が複数配置されている。第1過給機22から送出された空気は、この冷却管の周囲を流れるように構成されている。この構成により、第1インタークーラ23は、第1過給機22から送出された空気を海水との熱交換によって冷却することができる。第1インタークーラ23によって冷却された空気は、給気管21bを介して第2過給機24へ送出される。
第2過給機24は、第1過給機22と同等の構成であり、排気ガスを利用して、第1インタークーラ23から送出された空気を圧縮することができる。この圧縮された空気は、上記と同様に高温となる。そして、この高温の空気は、給気管21cを介して第2インタークーラ26へ送出される。
膨張タンク25とは、冷却用の清水が膨張した場合等に当該膨張分の清水を一時的に貯留するタンクである。
第2インタークーラ26は、第1インタークーラ23と同等の構成であり、第2過給機24から送出された空気を海水との熱交換によって冷却する。第2インタークーラ26によって冷却された空気は、給気管21dを介して、給気マニホールド28へ送出される。なお、給気管21dには、シリンダに供給する空気と排気ガスの流量と比率を調整する給気スロットル27が配置されている。
前記トップカバー10の内側のシリンダヘッドには、コモンレール、燃料噴射装置、シリンダ等が配置されている。舶用エンジン1は、供給された圧縮空気をシリンダ内で更に圧縮した後に燃料を噴射することで、ピストンを上下させて動力を発生させることができる。ここで発生した動力は、図3に示すクランクシャフト61を介して、推進装置等に伝達される。
また、本実施形態では、クランクシャフト61の第1過給機22側の端部にフライホイールハウジング62(図4)が配置されている。フライホイールハウジング62内のフライホイールには、クラッチ(図略)が連結される。これにより、舶用エンジン1の出力を推進装置等に伝達したり遮断したりすることができる。
シリンダから排気された排気ガスの全部又は一部は、排気マニホールド及び排気管等を介して、前記第1過給機22及び第2過給機24へ送出される。この排気ガスは、上述のようにタービンを回転させるために用いられる。
排気ガスは、上記の他にも、前記排気管等を介して、図2に示すEGR管31へ送出される。このEGR管31は、給気管21dと接続されている。この構成により、排気ガスの一部を再びシリンダへ供給することで、排気ガスの窒素酸化物を低減させたり燃費を向上させたりすることができる。
また、このEGR管31の近傍には、EGRクーラ32及びEGRセンサ33が配置されている。EGRクーラ32は、EGR管31を介して給気側へ送出される空気を清水との熱交換等によって冷却する。EGRセンサ33は、EGR管31を介してどの程度の排気ガスが給気側へ送出されたかを計測する。
本実施形態では、このEGR管31、EGRクーラ32、及びEGRセンサ33は、給気管21dの下方であって、装置幅方向において第1インタークーラ23及び第2過給機24等と反対側の端部に配置される。また、EGR管31等は、給気マニホールド28よりも外側に配置される。
舶用エンジン1は、高さ方向においてトップカバー10と反対側の面(底面)にオイルパン41を備えている。オイルパン41は、エンジン内部(シリンダやクランクシャフト61等)へ供給されるエンジンオイルを溜めておくための部材である。オイルパン41に溜められているエンジンオイルは、オイルポンプによって、エンジン内部へ送出される。
オイルポンプによって送出されたエンジンオイルは、図2に示すオイルフィルター42を通過する。これにより、エンジンオイルに含まれる金属粉やゴミ等を取り除くことができる。また、エンジンオイルは、エンジン内部の潤滑や気密保持だけでなく、エンジン内部を冷却するためにも用いられる。そのため、舶用エンジン1は、エンジン内部を効果的に冷却するために、エンジンオイルを冷却するための図略のオイルクーラを備えている。オイルクーラは、海水や清水等と熱交換を行うことで、エンジンオイルを冷却することができる。
本実施形態では、オイルフィルター42は、舶用エンジン1のクランク軸方向の端部近傍であって、第2インタークーラ26の下方に配置されている。また、オイルフィルター42は、少なくとも平面視において給気管21dよりも内側(クランクシャフト61に近い側)に配置されている。これにより、オイルフィルター42を外部から保護することができる。また、図示しないオイルクーラは、前記EGRクーラ32よりも内側(クランクシャフト61に近い側)に配置されている。
次に、本実施形態の二段過給システムを構成する機器の配置について様々な観点から説明する。なお、以下の説明では、二段過給システムを構成する機器(第1過給機22、第1インタークーラ23、第2過給機24、及び第2インタークーラ26)をまとめて「過給機等」と称することがある。
初めに、平面図(図3)を参照して、過給機等の平面図における配置について説明する。なお、前述のようにトップカバー10の厚み方向と高さ方向とは一致するので、本実施形態において平面図は、「トップカバー10の厚み方向で見た図」と称することもできる。
第1過給機22は、舶用エンジン1のクランク軸方向の一端部に配置されている。第1インタークーラ23及び第2過給機24は、ともに舶用エンジン1の装置幅方向の一端部に配置されている。そして、第1インタークーラ23及び第2過給機24は、第1インタークーラ23が第1過給機22に近くなるように、クランク軸方向に並べて配置されている。第2インタークーラ26は、舶用エンジン1のクランク軸方向の他端部に配置されている。
従って、本実施形態では、過給機等は、舶用エンジン1の側面を構成するように配置されることとなる。言い換えれば、過給機等は、平面図においてトップカバー10を囲むように(詳細には四方のうち三方を囲むように)配置されることとなる。これにより、舶用エンジン1の装置幅方向のサイズを抑えることができる。
なお、給気スロットル27及び給気マニホールド28は、舶用エンジン1の装置幅方向の他端部(第1インタークーラ23等の反対側の端部)に配置されている。また、膨張タンク25は、第1インタークーラ23とクランク軸方向に並べて配置されるとともに、平面視において第2過給機24と重なるように配置されている。
次に、側面図(図4)を参照して、過給機等の高さ方向の位置について説明する。本実施形態では、トップカバー10の上面が舶用エンジン1の上面の一部を構成している。また、オイルパン41の下面が舶用エンジン1の下面の一部を構成している。従って、オイルパン41の下面からトップカバー10の上面までの長さを舶用エンジン1の高さと言うことができる。以下では、図4に示すように、この舶用エンジン1の高さの半分を「基準高さ」と称する。
このとき、過給機等は、この基準高さよりも上側(トップカバー10側)に配置される。より詳細には、過給機等の上端だけでなく、その中心部及び下端も基準高さよりも上側に配置されている。また、第1過給機22、第1インタークーラ23、及び第2過給機24の上端は、舶用エンジン1の上端と略一致するように配置されている。
この構成により、過給機等が舶用エンジン1の上部に位置しているので、トップカバー10に乗ってメンテナンスを行う作業者にとって、当該過給機等にアクセスし易い(作業性が良好な)レイアウトが実現されている。
なお、膨張タンク25、給気スロットル27及び給気マニホールド28についても、前記基準高さよりも上側に配置されている。特に、膨張タンク25は、その上面が舶用エンジン1の上面と略一致するように配置されている。
次に、給気系の機器の位置関係を示す斜視図(図5)を参照して、給気管21a〜21dの長さを比較する。
ここで、給気管21aの長さとは、第1過給機22から第1インタークーラ23までの空気の経路の長さであり、他の給気管についても同様である。そのため、本実施形態では、給気管の長さを比較することで、シリンダへ供給される空気の経路の長さを比較することができる。
本実施形態では、「給気管21aの長さ<給気管21bの長さ」が成立するとともに「給気管21cの長さ<給気管21dの長さ」が成立する。また、本実施形態では、第2インタークーラ26から給気マニホールド28までを給気管21dとしたが、仮に、第2インタークーラ26から給気スロットル27までを給気管21dとした場合であっても上記の不等式は成立する。
この構成により、高温の空気が通る給気管21a及び給気管21cを比較的短くすることができる。従って、給気管全体のうち断熱材等で覆う必要がある部分を短くできるので、コストを低減することができる。
以上に説明したように、本実施形態の舶用エンジン1は、第1過給機22と、第1インタークーラ23と、第2過給機24と、第2インタークーラ26と、を備える。第1過給機22は、排気ガスを利用して給気を行う。第1インタークーラ23は、第1過給機22を通過した気体(空気)が流入し、当該第1過給機22によって高温となった気体を冷却する。第2過給機24は、第1インタークーラ23を通過した気体が流入し、排気ガスを利用して給気を行う。第2インタークーラ26は、第2過給機24を通過した気体が流入し、当該第2過給機24によって高温となった気体を冷却する。この舶用エンジン1では、第1過給機22がクランク軸方向の一側の端部に配置されるとともに、第2インタークーラ26がクランク軸方向の他側の端部に配置される。また、第1インタークーラ23及び第2過給機24は、第1過給機22側に第1インタークーラ23が位置するように、クランク軸方向に並べて配置される。
これにより、第1過給機22及び第2インタークーラ26が、舶用エンジン1のクランク軸方向の一側及び他側の端部に配置されるので、装置幅方向のサイズを抑えることができる。従って、例えば複数の舶用エンジン1を装置幅方向に並べて配置する場合において、船舶のスペースを有効に活用することができる。また、本実施形態は、高さ方向に過給機等を重ねて配置する構成と比較して、過給機等に容易にアクセスできる。従って、メンテナンスの作業性を良好にすることができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記で示したレイアウトは例示であり、適宜変更することができる。例えば、膨張タンク25、給気スロットル27、EGR管31、及びオイルフィルター42等の位置は、要求されるサイズや仕様等に応じて変更することができる。
過給機等を互いに接続する給気管21a〜21dは、上記で示した形状に限られず、他の機器の位置等に応じて適宜変更することができる。
本発明を適用する対象は、舶用エンジンである限り、主機であっても良いし補機であっても良い。
1 舶用エンジン
10 トップカバー(板状カバー)
21a〜21d 給気管
22 第1過給機
23 第1インタークーラ
24 第2過給機
25 膨張タンク
26 第2インタークーラ
27 給気スロットル
28 給気マニホールド
61 クランクシャフト

Claims (4)

  1. 排気ガスを利用して給気を行う第1過給機と、
    前記第1過給機を通過した気体が流入し、当該第1過給機によって高温となった気体を冷却する第1インタークーラと、
    前記第1インタークーラを通過した気体が流入し、排気ガスを利用して給気を行う第2過給機と、
    前記第2過給機を通過した気体が流入し、当該第2過給機によって高温となった気体を冷却する第2インタークーラと、
    を備え、
    前記第1過給機がクランク軸方向の一側の端部に配置されるとともに、前記第2インタークーラがクランク軸方向の他側の端部に配置され、
    前記第1インタークーラ及び前記第2過給機は、前記第1過給機側に前記第1インタークーラが位置するように、クランク軸方向に並べて配置されることを特徴とする舶用エンジン。
  2. 請求項1に記載の舶用エンジンであって、
    バルブカバーを覆う平板状の板状カバーを備え、
    前記板状カバーの厚み方向で見たときに、前記第1過給機、前記第1インタークーラ、前記第2過給機、及び前記第2インタークーラは、当該板状カバーの四方のうち三方にのみ配置されることを特徴とする舶用エンジン。
  3. 請求項2に記載の舶用エンジンであって、
    上面と、前記板状カバーの表面と、が少なくとも一部だけ一致し、
    前記上面とその反対側の面である底面との中央を2等分する高さを基準高さとしたときに、前記第1過給機、前記第1インタークーラ、前記第2過給機、及び前記第2インタークーラは、全て、前記基準高さよりも上側に配置されることを特徴とする舶用エンジン。
  4. 請求項1から3までの何れか一項に記載の舶用エンジンであって、
    前記第2インタークーラを通過した気体が流入する給気マニホールドを備え、
    前記第1過給機から前記第1インタークーラまでの気体の経路が、前記第1インタークーラから前記第2過給機までの気体の経路よりも短く、かつ、前記第2過給機から前記第2インタークーラまでの気体の経路が、前記第2インタークーラから前記給気マニホールドまでの気体の経路よりも短いことを特徴とする舶用エンジン。
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