JP5865776B2 - 再循環ポンプモータ電力供給システムおよびその電力供給方法 - Google Patents

再循環ポンプモータ電力供給システムおよびその電力供給方法 Download PDF

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Description

本発明は、原子炉内の炉水を強制循環させる再循環ポンプを駆動する再循環ポンプモータに電力を供給する再循環ポンプモータ電力供給システムおよびその電力供給方法に関する。
一般に沸騰水型原子力発電所は、再循環ポンプによって原子炉内の炉水を強制循環させることによって出力を制御している。再循環ポンプは再循環ポンプモータによって駆動され、再循環ポンプモータは電力供給装置からモータ駆動交流電力を受電して回転動作する。
ここで電力供給装置は、電源主回路の半導体素子等を除いて冗長化されていない。したがって万が一、電力供給装置内の冗長化されていない箇所に異常が発生した場合には、電力供給装置の停止によって再循環ポンプモータの回転が停止するおそれがある。
そこで、通常運転時にモータ駆動交流電力を再循環ポンプモータに供給する通常電力供給装置と、予備電力供給装置と、電力供給装置および予備用電力供給装置の入力側および出力側にそれぞれ接続された遮断器と、遮断器の開閉を制御する切替制御装置とを設け、通常電力供給装置の異常時において、遮断器の開閉を制御して再循環ポンプモータの給電元を通常電力供給装置から予備電力供給装置に切り替えることによって再循環ポンプモータの運転を継続する技術が開発されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−292526号公報
ここで上述した特許文献1に記載の技術は、通常運転時において予備電源装置の位相を通常電力供給装置の位相に追従させて待機させておき、通常電力供給装置の異常時において通常電力供給装置の異常前の位相において予備電力供給装置を運転させている。
しかしながら、通常電力供給装置の異常によって再循環ポンプモータへの電力供給が遮断されると、再循環ポンプモータの回転力は漸次弱まり、再循環ポンプモータの位相と通常電力供給装置の位相には刻々とずれが生じる。したがって上述した特許文献1に記載の技術は、再循環ポンプモータの位相とずれが生じた通常電力供給装置の位相によって予備用電源装置を運転しているため、再循環ポンプモータの負荷の上昇や速度低下を招くおそれがある。
そこで本発明は、通常電力供給装置から予備電力供給装置への切換えにおいて、より正確に再循環ポンプモータの位相と同期してモータ駆動交流電力を供給することができる再循環ポンプモータ電力供給システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の再循環ポンプモータ電力供給システムの一つの態様は、2つの所内母線から各々所内電力を受電し、この所内電力をモータ駆動交流電力に変換して、2つの再循環ポンプモータに各々給電する2つの通常電力供給装置と、2つの所内母線のいずれかから所内電力を受電し、受電した所内電力をモータ駆動交流電力に変換し、2つの再循環ポンプモータのいずれかに切換え可能に給電できるように接続された予備電力供給装置と、通常電力供給装置の異常時において、異常を示す通常電力供給装置に接続される再循環ポンプモータに予備電力供給装置からモータ駆動交流電力を給電するように切換えを行う切換制御装置と、異常を示す通常電力供給装置に接続される再循環ポンプモータの残留電圧を測定し、この再循環ポンプモータと予備電力供給装置の位相差を算出する電圧検出回路と、位相差を0に近づけるように予備電力供給装置の位相を制御する位相同期回路とを備える再循環ポンプモータ電力供給システムであって、前記電圧検出回路は、前記再循環ポンプモータと前記予備電力供給装置の正弦波の時間差を測定することによって前記位相差をカウント値として検出し、さらに前記カウント値から前記位相差のコサイン値の正負を判定し、このコサイン値が負である場合には、前記カウント値を前記コサイン値が正であるときの最大値以上となるように補正し、前記予備電力供給装置は、前記カウント値を0に近づけるように前記モータ駆動交流電力を前記再循環ポンプモータに供給することを特徴とする。
また、本発明の再循環ポンプモータ電力供給システムの他の一つの態様は、2つの所内母線から各々所内電力を受電し、この所内電力をモータ駆動交流電力に変換して、2つの再循環ポンプモータに各々給電する2つの通常電力供給装置と、2つの前記所内母線のいずれかから前記所内電力を受電し、受電した前記所内電力を前記モータ駆動交流電力に変換し、2つの前記再循環ポンプモータのいずれかに切換え可能に給電できるように接続された予備電力供給装置と、前記通常電力供給装置の異常時において、異常を示す前記通常電力供給装置に接続される前記再循環ポンプモータに前記予備電力供給装置から前記モータ駆動交流電力を給電するように切換えを行う切換制御装置と、異常を示す前記通常電力供給装置に接続される前記再循環ポンプモータの残留電圧を測定し、この前記再循環ポンプモータと前記予備電力供給装置の位相差を算出する電圧検出回路と、前記位相差を0に近づけるように前記予備電力供給装置の位相を制御する位相同期回路と、を備える再循環ポンプモータ電力供給システムであって、前記電圧検出回路は、前記再循環ポンプモータの残留電圧を測定し、前記予備電力供給装置の内部位相を用いてdq変換することによって前記位相差をカウント値として算出し、さらにdq変換によって得られた前記カウント値のコサイン値の正負を判定し、このコサイン値が負である場合には、前記カウント値を前記コサイン値が正であるときの最大値以上となるように補正し、前記予備電力供給装置は、前記カウント値を0に近づけるように前記モータ駆動交流電力を前記再循環ポンプモータに供給することを特徴とする。
また、本発明の再循環ポンプモータ電力供給システムの他の一つの態様は、2つの所内母線から各々所内電力を受電し、この所内電力をモータ駆動交流電力に変換して、2つの再循環ポンプモータに各々給電する2つの通常電力供給装置と、2つの前記所内母線のいずれかから前記所内電力を受電し、受電した前記所内電力を前記モータ駆動交流電力に変換し、2つの前記再循環ポンプモータのいずれかに切換え可能に給電できるように接続された予備電力供給装置と、前記通常電力供給装置の異常時において、異常を示す前記通常電力供給装置に接続される前記再循環ポンプモータに前記予備電力供給装置から前記モータ駆動交流電力を給電するように切換えを行う切換制御装置と、2つの前記再循環ポンプモータと前記予備電力供給装置の前記位相差を各々算出する電圧検出回路と、この電圧検出回路が算出した前記位相差のうち、異常を示す前記通常電力供給装置に接続される前記再循環ポンプモータと前記予備電力供給装置の前記位相差を0に近づけるように前記予備電力供給装置の位相を制御する位相同期回路と、を備える再循環ポンプモータ電力供給システムであって、前記電圧検出回路は、前記再循環ポンプモータと前記予備電力供給装置の正弦波の時間差を測定することによって前記位相差をカウント値として検出し、さらに前記カウント値から前記位相差のコサイン値の正負を判定し、このコサイン値が負である場合には、前記カウント値を前記コサイン値が正であるときの最大値以上となるように補正し、前記予備電力供給装置は、前記カウント値を0に近づけるように前記モータ駆動交流電力を前記再循環ポンプモータに供給することを特徴とする。
また、本発明の再循環ポンプモータ電力供給システムの他の一つの態様は、2つの所内母線から各々所内電力を受電し、この所内電力をモータ駆動交流電力に変換して、2つの再循環ポンプモータに各々給電する2つの通常電力供給装置と、2つの前記所内母線のいずれかから前記所内電力を受電し、受電した前記所内電力を前記モータ駆動交流電力に変換し、2つの前記再循環ポンプモータのいずれかに切換え可能に給電できるように接続された予備電力供給装置と、前記通常電力供給装置の異常時において、異常を示す前記通常電力供給装置に接続される前記再循環ポンプモータに前記予備電力供給装置から前記モータ駆動交流電力を給電するように切換えを行う切換制御装置と、2つの前記再循環ポンプモータと前記予備電力供給装置の前記位相差を各々算出する電圧検出回路と、この電圧検出回路が算出した前記位相差のうち、異常を示す前記通常電力供給装置に接続される前記再循環ポンプモータと前記予備電力供給装置の前記位相差を0に近づけるように前記予備電力供給装置の位相を制御する位相同期回路と、を備える再循環ポンプモータ電力供給システムであって、前記電圧検出回路は、前記再循環ポンプモータの残留電圧を測定し、前記予備電力供給装置の内部位相を用いてdq変換することによって前記位相差をカウント値として算出し、さらにdq変換によって得られた前記カウント値のコサイン値の正負を判定し、このコサイン値が負である場合には、前記カウント値を前記コサイン値が正であるときの最大値以上となるように補正し、前記予備電力供給装置は、前記カウント値を0に近づけるように前記モータ駆動交流電力を前記再循環ポンプモータに供給することを特徴とする。
さらに上記目的を達成するために、本発明の再循環ポンプモータの電力供給方法は、2つの通常電力供給装置によって各々2つの所内母線から所内電力を受電しモータ駆動交流電力に変換して、2つの再循環ポンプモータに各々給電する工程と、2つの所内母線のいずれかから予備電力供給装置に所内電力を供給して予備電力供給装置の待機運転をさせる工程と、通常電力供給装置の異常時において、異常を示す通常電力供給装置に接続される再循環ポンプモータに予備電力供給装置からモータ駆動交流電力を給電する工程と、異常を示す通常電力供給装置に接続される再循環ポンプモータの残留電圧を測定し、この再循環ポンプモータと予備電力供給装置の位相差を算出する工程と、位相差を0に近づけるように予備電力供給装置の位相を制御する工程とを備える再循環ポンプモータの電力供給方法であって、前記位相差を算出する工程は、前記再循環ポンプモータと前記予備電力供給装置の正弦波の時間差を測定することによって前記位相差をカウント値として検出し、さらに前記カウント値から前記位相差のコサイン値の正負を判定し、このコサイン値が負である場合には、前記カウント値を前記コサイン値が正であるときの最大値以上となるように補正するものであって、前記前記再循環ポンプモータに前記予備電力供給装置から前記モータ駆動交流電力を給電する工程は、前記カウント値を0に近づけるように前記モータ駆動交流電力を前記再循環ポンプモータに供給することを特徴とする。
本発明によれば、通常電力供給装置から予備電力供給装置への切換えにおいて、より正確に再循環ポンプモータの位相と同期してモータ駆動交流電力を供給することができる。
本発明の第1の実施形態に係る再循環ポンプモータ電力供給システムの通常運転時の作用を示す概略構成図。 本発明の第1の実施形態に係る再循環ポンプモータ電力供給システムの通常電力供給装置の異常時の作用を示す概略構成図。 本発明の第1の実施形態に係る再循環ポンプモータ電力供給システムの切替制御装置のインターロックを示す概略図。 本発明の第1の実施形態に係る再循環ポンプモータ電力供給システムの電圧検出回路の位相差のカウント方法の例を示し、(a)は位相差が−90°から90°におけるカウント方法を示すグラフ、(b)は位相差が−180°から−90°、90°から180°におけるカウント方法を示すグラフ。 本発明の第1の実施形態に係る再循環ポンプモータ電力供給システムの電圧検出回路の位相差の検出方法の例を示すグラフ。 本発明の第2の実施形態に係る再循環ポンプモータ電力供給システムの通常運転時の作用を示す概略構成図。 本発明の第2の実施形態に係る再循環ポンプモータ電力供給システムの通常電力供給装置の異常時の作用を示す概略構成図。
以下、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
(構成)
以下、本発明の第1の実施形態に係る再循環ポンプモータ電力供給システムについて図1乃至図5を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る再循環ポンプモータ電力供給システムの通常運転時の作用を示す概略構成図である。
再循環ポンプモータ電力供給システム1は、通常電力供給装置3a、3bと、予備電力供給装置4と、切替制御装置5と、遮断器6a〜6hとから構成される。さらに通常電力供給装置3a、3bおよび予備電力供給装置4は、内部にそれぞれ電圧検出回路7a、7b、7cと、位相同期回路8a、8b、8cを有する。再循環ポンプモータ電力供給システム1は、所内母線2a、2bに接続される。さらに再循環ポンプモータ電力供給システム1は、再循環ポンプモータ31a、31bに接続される。
所内母線2a、2bは、外部送電線やディーゼル発電機から所内電力11を受電し、所内母線2a、2bに接続される機器に所内電力11を供給する母線である。また再循環ポンプモータ31a、31bは、それぞれモータ駆動交流電力12を受電して回転動作し、再循環ポンプ32a、32bを駆動するモータである。再循環ポンプ32a、32bは、原子炉の炉水を強制循環させるポンプである。
通常電力供給装置3a、3bは、それぞれ内部にAC−DC(Alternating Current−Direct Current)コンバータおよびDC−AC(Direct Current−Alternating Current)インバータを有し、所内電力11を受電してモータ駆動交流電力12に変換する装置である。さらに通常電力供給装置3a、3bは、それぞれ内部に自己の異常判定機能を有する。この異常判定機能には、例えば平滑コンデンサの容量測定や、位相の波形分析による異常判定方法を適用することができる。
以下、再循環ポンプモータ電力供給システム1の各構成の接続関係について説明する。通常電力供給装置3a、3bは、それぞれ遮断器6a、6dを介して所内母線2a、2bに接続される。さらに通常電力供給装置3a、3bは、それぞれ遮断器6e、6hを介して再循環ポンプモータ31a、31bに接続される。また再循環ポンプモータ31a、31bは、それぞれ再循環ポンプ32a、32bに接続される。
通常電力供給装置3a、3b内において、電圧検出回路7a、7bは、それぞれ遮断器6e、6hの閉鎖時に再循環ポンプモータ31a、31bの誘導電圧と通常電力供給装置3a、3bの供給電圧を測定することができるように、通常電力供給装置3a、3b内のDC−ACインバータから遮断器6e、6hへの電流経路にそれぞれ接続される。さらに位相同期回路8a、8bは、位相制御信号24a、24bをそれぞれ通常電力供給装置3a、3b内のDC−ACインバータに送信できるように接続される。さらに通常電力供給装置3a、3bは、それぞれ図2に示すように異常信号23a、23bを切替制御装置5に送信できるように接続される(図2において異常信号23aを示す。)。
予備電力供給装置4は、遮断器6bを介して所内母線2aに接続されるとともに、遮断器6cを介して所内母線2bに接続される。さらに予備電力供給装置4は、遮断器6fを介して再循環ポンプモータ31aに接続されるとともに、遮断器6gを介して再循環ポンプモータ31bに接続される。
予備電力供給装置4内において、電圧検出回路7cは、遮断器6fを閉鎖したときに再循環ポンプモータ31aの残留電圧を測定し、遮断器6gを閉鎖したときに再循環ポンプモータ31bの残留電圧を測定できるように、予備電力供給装置4内のDC−ACインバータから遮断器6f、6gへの電流経路に接続される。ここで残留電圧とは、再循環ポンプモータ31bによって発生する誘導電圧のうち再循環ポンプモータ31bへのモータ駆動交流電力12の供給遮断後の再循環ポンプモータ31bの惰性回転によって発生する誘導電圧である。電圧検出回路7cは、さらに測定した残留電圧を用いて後述する位相差の算出を行う。
位相同期回路8a、8b、8cは、電圧検出回路7a、7b、7cからそれぞれ位相差情報25a、25b、25cを受信することができるように、それぞれ電圧検出回路7a、7b、7cに接続される。さらに位相同期回路8a、8b、8cは、それぞれ位相制御信号24a、24b、24cをそれぞれ通常電力供給装置3a、3b、および予備電力供給装置4内のDC−ACインバータに送信できるように接続される(図1において位相制御信号24a、24bを示し、図2において位相制御信号24b、24cを示す。)。
切替制御装置5は、遮断器6a〜6hにそれぞれ開放指令21a〜21hならびに閉鎖指令22a〜22hを送信できるように接続される(図1において、開放指令21b、21f、21gならびに閉鎖指令22a、22c、22d、22e、22hを示す。また図2において、開放指令21a、21c、21e、21gならびに閉鎖指令22b、22d、22f、22hを示す。)。
(作用)
以下、本発明の第1の実施形態の作用について説明する。まず、通常運転時における作用について説明し、通常電力供給装置3a、3bのいずれかの異常時の作用については後述する。
通常運転時において切替制御装置5は、開放指令21b、21f、21gならびに閉鎖指令22a、22c、22d、22e、22hを送信することによって、遮断器6b、6f、6gを開放させ、遮断器6a、6c、6d、6e、6hを閉鎖させる。
通常電力供給装置3a、3bは、それぞれ所内母線2a、2bから所内電力11を受電してモータ駆動交流電力12に変換して、それぞれ再循環ポンプモータ31a、31bに供給する。このとき、電圧検出回路7a、7bは、それぞれ再循環ポンプモータ31a、31bの誘導電圧と通常電力供給装置3a、3bの供給電圧の位相差を後述するカウント値として算出し、位相差情報25a、25bとしてそれぞれ位相同期回路8a、8bに送信する。
位相同期回路8a、8bは、それぞれ位相差情報25a、25bを受信し、カウント値を0に近づけるように通常電力供給装置3a、3bの位相を制御する位相制御信号24a、24bをそれぞれ通常電力供給装置3a、3bに送信することによって、再循環ポンプモータ31a、31bと通常電力供給装置3a、3bとの位相差を0に近づけ、再循環ポンプモータ31a、31bと通常電力供給装置3a、3bを同期させる。
予備電力供給装置4は、所内母線2bから所内電力11を受電して待機運転を行う。このように、通常運転時において切替制御装置5は、遮断器6b、6cの一方を閉鎖させ、かつ他方を開放させて予備電力供給装置4を待機運転させる。または予備電力供給装置4による所内電力11の受電元は所内母線2a、2bのいずれかに固定してもよい。このとき遮断器6b、6cは不要となる。
次に、通常電力供給装置3a、3bのいずれかの異常時の作用について、通常電力供給装置3aの異常時を代表して説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係る再循環ポンプモータ電力供給システムの通常電力供給装置の異常時の作用を示す概略構成図である。通常電力供給装置3aにおいて異常を検出した場合、異常信号23aが切替制御装置5に送信される。
切替制御装置5は異常信号23aを受信すると、再循環ポンプモータ31aの給電元を通常電力供給装置3aから予備電力供給装置4に切り替えるために、遮断器6eに開放指令21eを送信し、遮断器6fに閉鎖指令22fを発信する。
このとき切替制御装置5は、遮断器6bと遮断器6cが同時に閉鎖することを防止するインターロック、ならびに遮断器6fと遮断器6eまたは遮断器6gが同時に閉鎖することを防止するインターロックを作用させる。図3は、本発明の第1の実施形態に係る再循環ポンプモータ電力供給システムの切替制御装置のインターロックを示す概略図である。遮断器6eおよび遮断器6gに閉鎖指令22e、22gがそれぞれ送信されているときに、遮断器6fに閉鎖指令22fが送信されると、この閉鎖指令22fによって閉鎖指令22e、22gがワイプアウト(WO)され、遮断器6e、6gにそれぞれ開放指令21e、21gが送信される。さらに遮断器6fに閉鎖指令22fが送信されているときに、遮断器6eまたは遮断器6gに閉鎖指令22e、22gが送信されると、この閉鎖指令22e、22gによって閉鎖指令22fがワイプアウト(WO)され、遮断器6fには開放指令21fが送信される。
この作用によって、予備電力供給装置4に再循環ポンプモータ31a、31bが同時に接続されることを防ぎ、再循環ポンプモータ31aと再循環ポンプモータ31bの間に横流が流れることを防止することができる。さらに、遮断器6eと遮断器6fが同時に閉鎖することを防ぎ、通常電力供給装置3aと予備電力供給装置4の間に横流が流れることを防止することができる。
また切替制御装置5は、遮断器6cに開放指令21cを発信し、遮断器6bに閉鎖指令22bを発信することによって、予備電力供給装置4の受電元を所内母線2aとする。これにより、1つの所内母線2bから通常電力供給装置3bと予備電力供給装置4の両方に所内電力11が供給されて所内母線2bに過大な負荷が生じることを防ぐことができる。このとき、図3に示すように、一方の遮断器6bに閉鎖指令22bが送信されているときに、他方の遮断器6cに閉鎖指令22cが送信されると、この閉鎖指令22cによって閉鎖指令22bがワイプアウト(WO)され、遮断器6bには開放指令21bが送信される。この作用によって、所内母線2aと2bの間に横流が流れることを防止することができる。
遮断器6fが閉鎖した後、予備電力供給装置4内の電圧検出回路7cは、再循環ポンプモータ31aと予備電力供給装置4の位相差を算出する。以下、電圧検出回路7cによる位相差の検出方法の例について説明する。図4は、本発明の第1の実施形態に係る再循環ポンプモータ電力供給システムの電圧検出回路の位相差のカウント方法の例を示し、(a)は位相差が−90°から90°におけるカウント方法を示すグラフ、(b)は位相差が−180°から−90°、90°から180°におけるカウント方法を示すグラフである。電圧検出回路7cは、破線で示す再循環ポンプモータ31aの残留電圧による正弦波の波形を測定し、実線で示す予備電力供給装置4の供給電圧による正弦波の波形と比較する。さらに、再循環ポンプモータ31aの位相0°における時刻を基準点として予備電力供給装置4の電圧が0になる時刻(ゼロクロスポイント)までの時間差を1周期ないし複数周期分カウント値としてカウントする。
再循環ポンプモータ31aと予備電力供給装置4の時間差は位相差が大きくなるほど長くなり、カウント値も大きくなる。したがって、図5に示す破線のようにカウント値を1周期ないし複数周期分のサイン値として位相差(θ)と対応させた正弦波をあらかじめ用意しておくことによって、カウント値を正弦波に当てはめて実際の位相差を算出することができる。なお、以下の再循環ポンプモータ電力供給システム1における位相の制御は、実際の位相差を0に近づける制御ではなく、カウント値を0に近づけることによって制御を行うものとする。
ここで一般に通常運転時においては、通常電力供給装置3aと再循環ポンプモータ31aの位相差は小さく、−90°から90°においてのみ発生し、図4(a)に示すようにカウント値は予備電力供給装置4の正弦波の上り時に発生するゼロクロスポイントによって測定される。しかしながら、通常電力供給装置3aの異常時においては、通常電力供給装置3aと再循環ポンプモータ31aの位相差は大きく、−180°から−90°、90°から180°において発生する場合もある。このとき図4(b)に示すように、予備電力供給装置4の正弦波の下り時に発生するゼロクロスポイントによってカウントが行われる。
このため、位相差が−90°から90°のときのカウント値と、位相差が−180°から−90°、90°から180°のときのカウント値に同一のものが存在する。例えば、位相差が30°のときのカウント値が8192であるとき、位相差が150°のカウント値も8192となり、カウント値のみでは2つの位相差を区別できなくなる。
そこで電圧検出回路7cは、位相差のコサイン値を求める。位相差のコサイン値は、ゼロクロスポイントにおける電圧の微分値の正負によって判定する。具体的には、ゼロクロスポイント前後の電圧の増減を電圧の微分値の正負として測定することができる。
さらにコサイン値の正負を用いてカウント値を補正する。図5は、本発明の第1の実施形態に係る再循環ポンプモータ電力供給システムの電圧検出回路の位相差の検出方法の例を示すグラフである。図5の実線に示すカウント値補正曲線によって、コサイン値が正の場合には位相差は−90°から90°において発生しているものとしてカウント値をそのまま位相差として適用する。またコサイン値が負の場合には位相差が−180°から−90°、90°から180°において発生しているものとして、カウント値をコサイン値が正であるときの最大値(位相が90°または−90°におけるカウント値)に補正する。
電圧検出回路7cは、上述した方法によって求めたカウント値を位相差情報25cとして位相同期回路8cに送信する。位相同期回路8cは位相差情報25cを受信し、カウント値を0に近づけるように予備電力供給装置4の位相を制御する位相制御信号24cを予備電力供給装置4に送信する。例えば、カウント値が正である場合には予備電力供給装置4の位相が再循環ポンプモータ31aに対して進んでいるため、予備電力供給装置4の位相を遅らせる制御を行う。また、カウント値が負である場合には予備電力供給装置4の位相が再循環ポンプモータ31aに対して遅れているため、予備電力供給装置4の位相を進める制御を行う。
さらに位相差があらかじめ所定値より大きいときには、位相同期回路8cによってカウント値が0近傍になるように、すなわち予備電力供給装置4の位相を再循環ポンプモータ31aと同期して再起動し、位相差が小さい状態で予備電力供給装置4によってモータ駆動交流電力12を再循環ポンプモータ31aに供給してもよい。
さらに上述した電圧検出回路7cにおける位相差の算出と補正方法は、以下の方法を適用することもできる。電圧検出回路7cにおいて再循環ポンプモータ31aの残留電圧である3相電圧Vを検出し、さらにこの3相電圧Vを予備電力供給装置4の内部位相θを用いてdq変換すると、q=VsinΔθが得られる。このqを予備電力供給装置4の内部位相θと再循環ポンプモータ31aの残留電圧の位相差Δθを示すカウント値として扱う。さらに3相電圧Vをdq変換して得られるd=VcosΔθの極性を判定し、極性が負の領域においては位相差Δθが減少しないように、上述したような極性が正の領域の値を当てはめる補正を行う。
(効果)
本発明の第1の実施形態によれば、通常電力供給装置3aの異常発生時において、再循環ポンプモータ31aの給電元を通常電力供給装置3aから予備電力供給装置4に切り替え、切り替えた先の再循環ポンプモータ31aとの位相差を検出して0に近づける制御を行うことによって、正確に再循環ポンプモータ31aと同期した位相でモータ駆動交流電力12を供給し、再循環ポンプモータ31aの速度低下や負荷を防止することができる。さらに、カウント値にコサイン値の正負による補正を行うことによって位相差が大きい場合にも正確にカウント値による位相制御をすることができる。
なお、カウント値の補正方法は、位相差のコサイン値が負である場合にカウント値の絶対値を最大値に補正するだけでなく、位相差のコサイン値が負であるときに位相差が大きくなるにつれカウント値の絶対値を大きくなるように補正してもよい。また、カウント値のカウント方法は上述したゼロクロスポイントおける時間差をカウントするだけでなく、所定の電圧値における残留電圧と供給電圧の時間差をカウントしてもよい。
(第2の実施形態)
(構成)
以下、本発明の第2の実施形態に係る再循環ポンプモータ電力供給システムについて図6および図7を参照して説明する。第1の実施形態に係る再循環ポンプ電力供給システムの各部と同一または類似の部分には同一符号を付し、同一の構成についての説明は省略する。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る再循環ポンプモータ電力供給システムの通常運転時の作用を示す概略構成図である。第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、第1の実施形態の電圧検出回路7cに代えて電圧検出回路7d、7eを新たに設け、第1の実施形態の位相同期回路8cに代えて位相同期回路8d、8eを新たに設けた点である。電圧検出回路7d、7eは、それぞれ遮断器6f、6gから再循環ポンプモータ31a、31bまでの電流経路において設けられる。位相同期回路8d、8eは、それぞれ電圧検出回路7d、7eに接続されて、それぞれ位相差情報25d、25eを電圧検出回路7d、7eに送る。
(作用)
以下、本発明の第2の実施形態の作用について説明する。まず、通常運転時の作用について説明する。通常運転時において電圧検出回路7d、7eは、それぞれ再循環ポンプモータ31a、31bと予備電力供給装置4の位相差を上述したカウント値として算出し、通常電力供給装置3a、3bから予備電力供給装置4への切換え前からあらかじめ再循環ポンプモータ31a、31bと予備電力供給装置4との位相差をそれぞれ算出しておく。他の作用については第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
次に通常電力供給装置3aの異常時の作用について説明する。図7は、本発明の第2の実施形態に係る再循環ポンプモータ電力供給システムの通常電力供給装置の異常時の作用を示す概略構成図である。通常電力供給装置3aは異常を検出して異常信号23aを切替制御装置5に送信する。切替制御装置5は異常信号23aを受信すると、再循環ポンプモータ31aの給電元を通常電力供給装置3aから予備電力供給装置4に切り替えるために、遮断器6eに開放指令21eを送信し、遮断器6fに閉鎖指令22fを送信する。このとき、位相同期回路8dは、異常を示す通常電力供給装置3aに接続される再循環ポンプモータ31aと予備電力供給装置4の位相差のカウント値を位相差情報25dとして電圧検出回路7dから受信する。
遮断器6fが閉鎖指令22fを受信して閉鎖した後、位相同期回路8dは、予備電力供給装置4の内部位相と再循環ポンプモータ31aの残留電圧の位相差を0に近づける位相制御信号24cを予備電力供給装置4内のDC−ACインバータに送信し、再循環ポンプモータ31aの残留電圧と予備電力供給装置4の内部位相を同期させる。または、遮断器6fの閉鎖前において、位相同期回路8dによってカウント値が0近傍になるように、すなわち予備電力供給装置4の位相を再循環ポンプモータ31aと同期した位相で再起動させ、遮断器6fの閉鎖後に位相差が小さい状態でモータ駆動交流電力12を供給してもよい。
(効果)
本発明の第2の実施形態によれば、通常運転時において電圧検出回路7d、7eによってそれぞれ再循環ポンプモータ31a、31bと予備電力供給装置4の内部位相の位相差を検出しておくことによって、通常電力供給装置3aの異常時において、再循環ポンプモータ31aの給電元を通常電力供給装置3aから予備電力供給装置4に切り替え、予備電力供給装置4の位相を制御するに際し、より早く予備電力供給装置4と再循環ポンプモータ31aを同期させることができる。
(他の実施形態)
本発明の実施形態は上述した実施形態に限られないことは言うまでもない。例えば、再循環ポンプ電力供給システム1の所内電力11およびモータ駆動交流電力12の周波数および電圧は、発電プラントの規模や再循環ポンプモータ31a、31bの出力によって適宜変更されうるものである。さらに通常電力供給装置3aに接続される再循環ポンプモータ31aは、1つだけでなく並列に2以上を接続する構成とすることもできる。
また、遮断器6a〜6hの開放によって所内電力11およびモータ駆動交流電力12の遮断を行うだけでなく、通常電力供給装置3a、3bおよび予備電力供給装置4の停止や内部回路の開放によって所内電力11の供給の遮断を行ってもよい。
さらに、遮断器6b、6cに代えて、所内母線2a、2bからの所内電力11を切換え可能に受電できる切換回路を設けてもよい。また遮断器6f、6gに代えて、予備電力供給装置4からのモータ駆動交流電力12を再循環ポンプモータ31a、31bに切換え可能に供給できる切換回路を設けてもよい。
また、再循環ポンプモータ電力供給システム1における位相差の検出方法は、上述したカウント値の測定による方法だけでなく、再循環ポンプモータ31a、31bにロータリーエンコーダやモータレゾルバといった角度センサを設け、この角度センサから得られた回転角と通常電力供給装置3a、3bおよび予備電力供給装置4が出力する位相を比較して位相差(θ)を検出する方式を適用してもよい。このとき位相同期回路8a、8b、8c、8d、8eは、位相差(θ)を0に近づける制御によって再循環ポンプモータ31a、31bと通常電力供給装置3a、3bおよび予備電力供給装置4を同期させる。また、カウント値による位相検出方式においても、カウント値を上述した正弦波に当てはめて位相差(θ)を算出することで、位相差(θ)を直接0に近づける制御を行うことができる。
1・・・再循環ポンプモータ電力供給システム
2a、2b・・・所内母線
3a、3b・・・通常電力供給装置
4・・・予備電力供給装置
5・・・切替制御装置
6a、6b、6c、6d、6e、6f、6g、6h・・・遮断器
7a、7b、7c、7d、7e・・・電圧検出回路
8a、8b、8c、8d、8e・・・位相同期回路
11・・・所内電力
12・・・モータ駆動交流電力
21a、21b、21c、21d、21e、21f、21g、21h・・・開放指令
22a、22b、22c、22d、22e、22f、22g、22h・・・閉鎖指令
23a、23b・・・異常信号
24a、24b、24c、24d、24e・・・位相制御信号
25a、25b、25c、25d、25e・・・位相差情報
31a、31b・・・再循環ポンプモータ
32a、32b・・・再循環ポンプ

Claims (6)

  1. 2つの所内母線から各々所内電力を受電し、この所内電力をモータ駆動交流電力に変換して、2つの再循環ポンプモータに各々給電する2つの通常電力供給装置と、
    2つの前記所内母線のいずれかから前記所内電力を受電し、受電した前記所内電力を前記モータ駆動交流電力に変換し、2つの前記再循環ポンプモータのいずれかに切換え可能に給電できるように接続された予備電力供給装置と、
    前記通常電力供給装置の異常時において、異常を示す前記通常電力供給装置に接続される前記再循環ポンプモータに前記予備電力供給装置から前記モータ駆動交流電力を給電するように切換えを行う切換制御装置と、
    異常を示す前記通常電力供給装置に接続される前記再循環ポンプモータの残留電圧を測定し、この前記再循環ポンプモータと前記予備電力供給装置の位相差を算出する電圧検出回路と、
    前記位相差を0に近づけるように前記予備電力供給装置の位相を制御する位相同期回路と、
    を備える再循環ポンプモータ電力供給システムであって、
    前記電圧検出回路は、前記再循環ポンプモータと前記予備電力供給装置の正弦波の時間差を測定することによって前記位相差をカウント値として検出し、
    さらに前記カウント値から前記位相差のコサイン値の正負を判定し、このコサイン値が負である場合には、前記カウント値を前記コサイン値が正であるときの最大値以上となるように補正し、
    前記予備電力供給装置は、前記カウント値を0に近づけるように前記モータ駆動交流電力を前記再循環ポンプモータに供給することを特徴とする再循環ポンプモータ電力供給システム。
  2. 2つの所内母線から各々所内電力を受電し、この所内電力をモータ駆動交流電力に変換して、2つの再循環ポンプモータに各々給電する2つの通常電力供給装置と、
    2つの前記所内母線のいずれかから前記所内電力を受電し、受電した前記所内電力を前記モータ駆動交流電力に変換し、2つの前記再循環ポンプモータのいずれかに切換え可能に給電できるように接続された予備電力供給装置と、
    前記通常電力供給装置の異常時において、異常を示す前記通常電力供給装置に接続される前記再循環ポンプモータに前記予備電力供給装置から前記モータ駆動交流電力を給電するように切換えを行う切換制御装置と、
    異常を示す前記通常電力供給装置に接続される前記再循環ポンプモータの残留電圧を測定し、この前記再循環ポンプモータと前記予備電力供給装置の位相差を算出する電圧検出回路と、
    前記位相差を0に近づけるように前記予備電力供給装置の位相を制御する位相同期回路と、
    を備える再循環ポンプモータ電力供給システムであって、
    前記電圧検出回路は、前記再循環ポンプモータの残留電圧を測定し、前記予備電力供給装置の内部位相を用いてdq変換することによって前記位相差をカウント値として算出し、
    さらにdq変換によって得られた前記カウント値のコサイン値の正負を判定し、このコサイン値が負である場合には、前記カウント値を前記コサイン値が正であるときの最大値以上となるように補正し、
    前記予備電力供給装置は、前記カウント値を0に近づけるように前記モータ駆動交流電力を前記再循環ポンプモータに供給することを特徴とする再循環ポンプモータ電力供給システム。
  3. 2つの所内母線から各々所内電力を受電し、この所内電力をモータ駆動交流電力に変換して、2つの再循環ポンプモータに各々給電する2つの通常電力供給装置と、
    2つの前記所内母線のいずれかから前記所内電力を受電し、受電した前記所内電力を前記モータ駆動交流電力に変換し、2つの前記再循環ポンプモータのいずれかに切換え可能に給電できるように接続された予備電力供給装置と、
    前記通常電力供給装置の異常時において、異常を示す前記通常電力供給装置に接続される前記再循環ポンプモータに前記予備電力供給装置から前記モータ駆動交流電力を給電するように切換えを行う切換制御装置と、
    2つの前記再循環ポンプモータと前記予備電力供給装置の前記位相差を各々算出する電圧検出回路と、
    この電圧検出回路が算出した前記位相差のうち、異常を示す前記通常電力供給装置に接続される前記再循環ポンプモータと前記予備電力供給装置の前記位相差を0に近づけるように前記予備電力供給装置の位相を制御する位相同期回路と、
    を備える再循環ポンプモータ電力供給システムであって、
    前記電圧検出回路は、前記再循環ポンプモータと前記予備電力供給装置の正弦波の時間差を測定することによって前記位相差をカウント値として検出し、
    さらに前記カウント値から前記位相差のコサイン値の正負を判定し、このコサイン値が負である場合には、前記カウント値を前記コサイン値が正であるときの最大値以上となるように補正し、
    前記予備電力供給装置は、前記カウント値を0に近づけるように前記モータ駆動交流電力を前記再循環ポンプモータに供給することを特徴とする再循環ポンプモータ電力供給システム
  4. 2つの所内母線から各々所内電力を受電し、この所内電力をモータ駆動交流電力に変換して、2つの再循環ポンプモータに各々給電する2つの通常電力供給装置と、
    2つの前記所内母線のいずれかから前記所内電力を受電し、受電した前記所内電力を前記モータ駆動交流電力に変換し、2つの前記再循環ポンプモータのいずれかに切換え可能に給電できるように接続された予備電力供給装置と、
    前記通常電力供給装置の異常時において、異常を示す前記通常電力供給装置に接続される前記再循環ポンプモータに前記予備電力供給装置から前記モータ駆動交流電力を給電するように切換えを行う切換制御装置と、
    2つの前記再循環ポンプモータと前記予備電力供給装置の前記位相差を各々算出する電圧検出回路と、
    この電圧検出回路が算出した前記位相差のうち、異常を示す前記通常電力供給装置に接続される前記再循環ポンプモータと前記予備電力供給装置の前記位相差を0に近づけるように前記予備電力供給装置の位相を制御する位相同期回路と、
    を備える再循環ポンプモータ電力供給システムであって、
    前記電圧検出回路は、前記再循環ポンプモータの残留電圧を測定し、前記予備電力供給装置の内部位相を用いてdq変換することによって前記位相差をカウント値として算出し、
    さらにdq変換によって得られた前記カウント値のコサイン値の正負を判定し、このコサイン値が負である場合には、前記カウント値を前記コサイン値が正であるときの最大値以上となるように補正し、
    前記予備電力供給装置は、前記カウント値を0に近づけるように前記モータ駆動交流電力を前記再循環ポンプモータに供給することを特徴とする再循環ポンプモータ電力供給システム
  5. 前記予備電力供給装置による前記再循環ポンプモータへの前記モータ駆動交流電力の給電において、
    前記位相同期回路は、前記位相差が0近傍となるように前記予備電力供給装置を再起動させることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の再循環ポンプモータ電力供給システム。
  6. 2つの通常電力供給装置によって各々2つの所内母線から前記所内電力を受電しモータ駆動交流電力に変換して、2つの再循環ポンプモータに各々給電する工程と、
    2つの前記所内母線のいずれかから前記予備電力供給装置に前記所内電力を供給して前記予備電力供給装置の待機運転をさせる工程と、
    前記通常電力供給装置の異常時において、異常を示す前記通常電力供給装置に接続される前記再循環ポンプモータに前記予備電力供給装置から前記モータ駆動交流電力を給電する工程と、
    異常を示す前記通常電力供給装置に接続される前記再循環ポンプモータの残留電圧を測定し、この再循環ポンプモータと前記予備電力供給装置の位相差を算出する工程と、
    前記位相差を0に近づけるように前記予備電力供給装置の位相を制御する工程と、
    を備える再循環ポンプモータの電力供給方法であって、
    前記位相差を算出する工程は、
    前記再循環ポンプモータと前記予備電力供給装置の正弦波の時間差を測定することによって前記位相差をカウント値として検出し、
    さらに前記カウント値から前記位相差のコサイン値の正負を判定し、このコサイン値が負である場合には、前記カウント値を前記コサイン値が正であるときの最大値以上となるように補正するものであって、
    前記前記再循環ポンプモータに前記予備電力供給装置から前記モータ駆動交流電力を給電する工程は、前記カウント値を0に近づけるように前記モータ駆動交流電力を前記再循環ポンプモータに供給することを特徴とする再循環ポンプモータの電力供給方法。
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