JP5865179B2 - 携帯端末装置 - Google Patents

携帯端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5865179B2
JP5865179B2 JP2012121689A JP2012121689A JP5865179B2 JP 5865179 B2 JP5865179 B2 JP 5865179B2 JP 2012121689 A JP2012121689 A JP 2012121689A JP 2012121689 A JP2012121689 A JP 2012121689A JP 5865179 B2 JP5865179 B2 JP 5865179B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
icon
touch panel
input
terminal device
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012121689A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013246755A (ja
Inventor
角田 浩
浩 角田
雅俊 坂本
雅俊 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2012121689A priority Critical patent/JP5865179B2/ja
Publication of JP2013246755A publication Critical patent/JP2013246755A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5865179B2 publication Critical patent/JP5865179B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Position Input By Displaying (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Description

本発明は、携帯端末装置に関する。
近年、表示パネル及びタッチパッドから構成されるタッチパネルを備える携帯端末装置が用いられるようになってきている。
特許文献1によると、携帯端末装置は、LCDパネルによる表示画面を有し、表示画面には、文字入力領域が設けられている。当該文字入力領域には、タッチパネルが形成されている。表示画面上に、通常のキーボードにおける英数字等のキーの配置と同様に、英数字等が配されて表示される。操作者は、表示画面上に表示された文字位置を指等で触れることにより、所望の文字入力を行う。
特開平06−250788号公報
主としてタッチパネルに対する接触により操作される携帯端末装置を、例えば、机の上から床面に落としたような場合に、タッチパネルの表示面が破損することがある。このような場合、表示面の一部分のみが破損する場合がある。つまり、表示面のうち破損した部分においては、画像を視認できないが、表示面のうち破損していない部分においては、画像を視認できるのである。しかし、当該携帯端末装置は、表示面全体に操作のための様々な画像を表示し、これらの画像に対する接触により操作を受け付ける。このため、表示面において、画像を視認できない部分が存在すると、接触による操作が有効に機能しない。こうして、当該携帯端末装置は、実質的に全損と同等となる。
本発明は、このような問題を解決し、操作性を向上させることが可能な携帯端末装置及び制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様は、画像を表示するとともに、その表示面上における利用者による接触操作を検出し、その接触位置を出力するタッチパネルと、記タッチパネルから前記接触位置を受け取り、前記接触位置により複数の閉領域が形成される場合、前記複数の閉領域内において、操作のための画像を表示するように制御する入出力制御部とを備え、前記入出力制御部は、前記複数の閉領域に応じて、一組の処理画像を決定し、当該決定した前記一組の処理画像を前記複数の閉領域内に表示するよう制御することを特徴とする携帯端末装置である。
この態様によると、操作性を向上させることが可能な携帯端末装置及び制御方法を提供できる。
本発明に係る実施の形態1としての携帯端末装置100の外観斜視図である。 携帯端末装置100の構成を示すブロック図である。 アイコングループテーブル130のデータ構造の一例を示す。 アイコンテーブル140のデータ構造の一例を示す。 アイコン表示位置テーブル150のデータ構造の一例を示す。 タッチパネル111の一部分が破損する場合の具体例である。
(a)破損直後のタッチパネル311において、画像が視認できる部分312と、視認できない部分313〜317とを示す。また、利用者による接触操作により形成された軌跡318を示す。
(b)破損時表示領域が指定された後のタッチパネル321において、部分312にアイコン322が表示される様子を示す。
タッチパネル111の一部分が破損する場合の別の具体例である。
(a)破損直後のタッチパネル331において、画像が視認できる部分332と、視認できない部分333〜337とを示す。また、利用者による接触操作により形成された軌跡338を示す。
(b)破損時表示領域が指定された後のタッチパネル341において、部分332にアイコン342〜345が表示される様子を示す。
タッチパネル111の一部分が破損する場合の別の具体例である。
(a)破損直後のタッチパネル351において、画像が視認できる部分352と、視認できない部分353〜357とを示す。また、利用者による接触操作により形成された軌跡358を示す。
(b)破損時表示領域が指定された後のタッチパネル361において、部分352にアイコン362〜366、・・・が表示される様子を示す。
タッチパネル111の一部分が破損する場合の別の具体例である。
(a)破損直後のタッチパネル371において、画像が視認できる部分372及び部分377と、視認できない部分373〜376とを示す。また、利用者による接触操作により形成された軌跡378及び軌跡379を示す。
(b)破損時表示領域が指定された後のタッチパネル381において、部分372にアイコン382〜385が表示される様子を示す。
タッチパネル111の一部分が破損する場合の別の具体例である。破損直後のタッチパネル391において、画像が視認できる部分392と、視認できない部分393〜396とを示す。また、利用者による接触操作により形成された軌跡397を示す。 タッチパネル111の一部分が破損する場合の別の具体例である。破損直後のタッチパネル401において、画像が視認できる部分402と、視認できない部分403〜406とを示す。また、利用者による接触操作により形成された軌跡407を示す。 タッチパネル111の一部分が破損する場合の別の具体例である。破損直後のタッチパネル411において、画像が視認できる部分412と、視認できない部分413〜416とを示す。また、利用者による接触操作により形成された軌跡417を示す。 タッチパネル111の一部分が破損する場合の別の具体例である。破損直後のタッチパネル421において、画像が視認できる部分422及び426と、視認できない部分423〜425とを示す。また、利用者による接触操作により形成された軌跡427及び軌跡428を示す。 タッチパネル111の一部分が破損する場合の別の具体例である。
(a)破損直後のタッチパネル431において、画像が視認できる部分432と、視認できない部分433〜436とを示す。破損時表示領域が指定される途中の段階を示す。
(b)破損直後のタッチパネル441において、利用者による接触操作により形成された軌跡面442を示す。
携帯端末装置100における特定ボタンがONとなる前後における時間的経過を示すタイムチャートである。特定ボタンがONとなる前後において、タッチパネル111から位置情報が出力される。時刻t1から時刻t2までの時間帯に出力された位置情報が位置情報記憶領域120に記憶される。 破損時表示領域に表示されるアイコンの配置数及びアイコンの配置位置を特定する方法を示す一例である。 破損時表示領域に表示するアイコンの配置数及びアイコンの配置位置を決定するための判断手法を示す判断テーブル160である。 破損時表示領域に表示されるアイコンの配置数及びアイコンの配置位置を特定する方法を示す別の一例である。 破損時表示領域に表示されるアイコンの配置数及びアイコンの配置位置を特定する方法を示す別の一例である。 携帯端末装置100の動作を示すフローチャート(その1)である。図21へ続く。 携帯端末装置100の動作を示すフローチャート(その2)である。図20から続く。 破損時表示領域に表示されるアイコンの配置数及びアイコンの配置位置を特定する手順を示すフローチャートである。
1.実施の形態1
本発明に係る一の実施の形態としての携帯端末装置100について説明する。
携帯端末装置100は、図示していない基地局及び携帯電話網を介して、他の携帯端末装置や携帯電話機との間で、通話又は電子メールの送受信が可能となるように構成されている。また、携帯端末装置100は、アプリケーションプログラムを実行させることにより、そのアプリケーションプログラムが有する機能を果たすことができる。アプリケーションプログラムの機能は、例えば、音楽の再生、映画の再生、カレンダーの表示、アラームの設定及び警告、辞書の検索、文書の表示及び入力などである。
また、携帯端末装置100は、図1に示すように、その正面において、表示面が露出するように、タッチパネル111が配置されている。利用者は、主として、タッチパネル111上に指先等を接触させながら、接触させた指先等をタッチパネル111上を滑らすように移動させる。これにより、携帯端末装置100に対する操作を行う。
タッチパネル111には、図1に示すように、複数のアイコン(処理画像)が表示されている。各アイコンは、携帯端末装置100において動作するアプリケーションプログラムを起動させるために用いられる。
1.1 携帯端末装置100の構成
携帯端末装置100は、図2に示すように、アンテナ101、通信回路102、音声処理部103、スピーカ104、マイクロホン105、通信制御部106、音声制御部107、主制御部108、入出力制御部109、記憶部110、タッチパネル111、バイブレータ112、操作部113及び電源ランプ114から構成されている。
(1)記憶部110
記憶部110は、不揮発性の半導体メモリから構成されている。記憶部110は、位置情報記憶領域120、アイコングループテーブル130及びアイコンテーブル140及びアイコン表示位置テーブル150を有している。また、記憶部110は、複数のアプリケーションプログラム及び複数のアイコンを記憶している。
(位置情報記憶領域120)
位置情報記憶領域120は、タッチパッド部111aから出力される複数の位置情報を記憶するための領域を備えている。
位置情報記憶領域120は、タッチパッド111aから出力される全ての位置情報を記憶しない。位置情報記憶領域120は、タッチパッド111aから出力される位置情報のうち、特定ボタンに対する特定の操作がされている時間帯中に出力される位置情報のみを記憶する。なお、特定ボタン及び特定の操作については、後述する。
また、位置情報記憶領域120は、タッチパッド部111aから出力される複数の位置情報を、出力される順序に従って、記憶する。
位置情報記憶領域120に記憶されている複数の位置情報の一例を図15に示す。この図に示すように、位置情報記憶領域120は、位置情報P6、P7、・・・、P13を、この順序で、記憶している。
後述するように、位置情報記憶領域120に記憶されている複数の位置情報を用いて、閉領域が形成されるか否かが判断される。閉領域が形成されると判断される場合に、タッチパネル111において、当該閉領域である破損時表示領域内に、指定されたアイコンが表示される。
(アイコングループテーブル130)
アイコングループテーブル130は、タッチパネル111に表示されるアイコンのグループを示すためのデータテーブルである。
タッチパネル111が破損した場合、その状況は、様々である。この場合に、その一部分において、画像が視認できることもある。また、画像が視認できる部分の大きさは、それぞれの破損状況に応じて異なるものとなる。当該部分において、利用者の接触操作により、破損時表示領域が指定される。また、指定された破損時表示領域において、その大きさに応じた数のアイコンが表示される。従って、画像が視認できる部分の大きさに応じて、破損時表示領域に表示すべきアイコンを定めておく必要がある。
このような必要を満たすために、各グループは、タッチパネル111が破損した場合、画像が視認できる当該部分の大きさに対応している。各グループは、画像が視認できる部分の大きさに応じて、破損時表示領域に表示すべきアイコンを定めるために用いられる。
また、タッチパネル111が破損した場合に、画像を視認できる部分が複数個存在することもありうる。このような場合には、それぞれの部分について、利用者の接触操作により、破損時表示領域が指定される。また、指定された破損時表示領域において、その大きさに応じた数のアイコンが表示される。従って、このような場合においても、複数個存在する部分の大きさに応じて、表示すべきアイコンを定めておく必要がある。
このような必要を満たすために、各グループには、1個又は複数個のサブグループが含まれている。画像が視認できる部分が複数個存在する場合に、各部分は、サブグループに対応する。各サブグループは、画像が視認できる部分の大きさに応じて、表示すべきアイコンを定めるために用いられる。
アイコングループテーブル130は、一例として、図3に示すように、複数のグループ情報から構成される。各グループ情報は、グループ識別子、サブグループ数、サブグループ情報を含む。サブグループ情報は、サブグループ識別子、アイコン数及び1個又は複数個のアイコン識別子を含む。
グループ識別子は、対応するグループを識別する識別情報である。サブグループ数は、対応するグループに含まれているサブグループの数を示す。サブグループ識別子は、対応するサブグループを識別する識別情報である。アイコン識別子は、アイコンを識別する識別情報である。
サブグループ数が「1」である場合には、サブグループ識別子は、存在しない。この場合、グループは、1個のサブグループを含み、グループとサブグループとは、一体であるので、サブグループを識別する必要がない。
位置情報記憶領域120に記憶されている複数の位置情報により、閉領域が形成されると判断される場合に、当該閉領域である破損時表示領域内に、サブグループに含まれるアイコン識別子により識別されるアイコンが表示される。
(アイコンテーブル140)
アイコンテーブル140は、各アイコンに対応するアイコン名、プログラム名、優先順位を特定するためのデータテーブルである。
アイコンテーブル140は、一例として、図4に示すように、予め、複数のアイコン情報を含んでいる。各アイコン情報は、アイコン識別子、アイコン名、プログラム名及び優先順位を含む。
アイコン識別子は、当該アイコンを識別する識別情報である。
アイコン名は、当該アイコンを表した画像を識別する識別情報である。
プログラム名は、当該アイコンが指定された場合に、携帯端末装置100において動作するアプリケーションプログラムを識別する識別情報である。
優先順位は、当該アイコンに割り当てられた優先順位である。優先順位の値が小さいほど、優先順位は、高い。優先順位の値が大きいほど、優先順位は、低い。選択されるアイコンの数が限定されている場合に、高い優先順位に設定されたアイコンが選択される。
一例として、図4に示すアイコンテーブル140の場合、選択されるアイコンの数が、1個である場合には、優先順位「1」が設定されているアイコン識別子「ID1」により識別されるアイコンが選択される。また、選択されるアイコンの数が、4個である場合には、優先順位「1」が設定されているアイコン識別子「ID1」により識別されるアイコン及び優先順位「2」が設定されているアイコン識別子「ID2」、「ID3」、「ID4」により識別されるアイコンが選択される。
(アイコン表示位置テーブル150)
アイコン表示位置テーブル150は、タッチパネル111において、アイコンが表示される位置を示す。
アイコン表示位置テーブル150は、一例として、図5に示すように、1個又は複数個のアイコン表示位置情報を記憶する領域を備えている。
各アイコン表示位置情報は、アイコン識別子及びアイコン表示位置を含む。アイコン表示位置は、x座標値及びy座標値を含む。アイコン識別子は、アイコンを識別するための識別情報である。アイコン表示位置のx座標値及びy座標値は、タッチパネル111において、アイコンが表示される位置のx座標値及びy座標値を示す。
アイコン表示位置テーブル150は、タッチパネル111において、表示すべきアイコンとその位置が確定した後で、入出力制御部109により生成される。
(2)タッチパネル111
タッチパネル111は、一例として、液晶ディスプレイなどの表示パネル部111bと、表示パネル部111bの表示面に取り付けられたタッチパッド部111aとから構成されている。タッチパネル111は、その表面において、利用者による接触操作を繰り返し検出し、検出するたびに、その接触位置を出力する。
タッチパネル111の最大表示領域の大きさは、一例として、320ドット×240ドットである。なお、タッチパネル111の最大表示領域の大きさは、これには限定されない。320ドット×240ドット以上であるとしてもよいし、320ドット×240ドット未満であるとしてもよい。
また、タッチパネル111において、図1に示すように、タッチパネル111の左下点を原点とし、原点から左方向にX軸を定義し、原点から上方向にY軸を定義する。
利用者が、タッチパッド部111aに指先等を接触させると、タッチパッド部111aは、所定の時間間隔毎に、例えば、50m秒毎に、その接触位置を検出する。接触位置を検出すると、当該接触位置を示す位置情報(x座標値及びy座標値)を生成し、生成した位置情報を、入力信号として、入出力制御部109に対して出力する。
利用者がタッチパッド部111aに指先等を接触させながら、接触させた指先等をタッチパッド部111a上を滑らすように移動させる。そうすると、タッチパッド部111aは、連続的に指先等の接触位置を検出する。次に、接触位置を示す位置情報(x座標値及びy座標値)を連続的に複数個、生成し、入力信号として、生成した複数個の位置情報を入出力制御部109に対して出力する。
このように、タッチパッド部111aは、利用者による接触操作を受け付け、接触位置の移動に伴って、連続的にその接触位置を出力する。
表示パネル部111bは、主制御部108から入出力制御部109を介して、又は、入出力制御部109から、画像及び当該画像の表示位置を示す位置データを受け取る。次に、受け取った位置データにより示される位置において、受け取った画像を表示する。
前記画像の一例は、アイコンであり、表示パネル部111bは、位置データにより示される位置において、受け取ったアイコンを表示する。前記画像の別の一例は、風景を表した画像であり、表示パネル部111bは、位置データにより示される位置において、受け取った風景を表した画像を表示する。前記画像は、電子メールの受信を表す画像、設定時刻の到来を表す画像、携帯端末装置100において現在選択されている機能を表す画像等であるとしてもよい。
携帯端末装置100を、例えば、机の上から床面に落とした場合に、タッチパネル111の一部分が破損することがある。このような場合、表示パネル部111bの一部分のみにおいて、外部から画像を視認することができ、その他の部分において、画像が視認できないこともある。この場合に、タッチパッド部111aに故障が発生していないこともある。
(例1)タッチパネル111の一部分が破損する場合の具体例を、図6(a)に示す。この例では、タッチパネル111の表面が、破損により、部分312、313、・・・、317に分かれている。
図6(a)に示すように、部分312においては、画像が視認できる。一方、部分313〜317においては、画像は視認できない。
このような破損が発生した場合に、利用者は、後述する特定ボタンの操作をする。また、これと同時に、部分312の内周に沿って、できる限り広い多角形(多角形に限らず、楕円、円又は任意の曲線又は直線でも良い)を描くように、タッチパネル111に指先を接触させながら、指先を移動させる。このとき、利用者は、一つの開始点から指先の接触を開始し、部分312の内周に沿って、タッチパネル111に指先を接触させながら、指先を移動させ、再び、開始点に戻るようにする。こうして、利用者の指先は、軌跡318を描く。利用者が軌跡318を描くことにより、タッチパネル111は、図6(a)に示すように、位置情報P0、P1、P2、・・・、P8を出力する。ここで、位置情報P0、P1、P2、・・・、P8は、軌跡318を構成している。
次に、軌跡318が構成されると、タッチパネル111は、図6(b)に示すように、入出力制御部109の制御により、軌跡318により示される閉領域内に、アイコン322を表示する。この閉領域を、破損時表示領域と呼ぶ。アイコン322は、アプリケーション機能の一つであるボイスダイアラー機能を起動させるために用いられる処理画像である。ここで、ボイスダイアラー機能は、音声により電話の発呼を行い、通話することができる機能である。
(例2)タッチパネル111の一部分が破損する場合の別の具体例を、図7(a)に示す。この例では、タッチパネル111の表面が、破損により、部分332、333、・・・、337に分かれている。
図7(a)に示す場合には、部分332においてのみ、画像が視認できる。一方、部分333〜337においては、画像は視認できない。この場合に、利用者は、上記と同様の操作をして、軌跡338を描く。この軌跡338により、タッチパネル111は、図7(a)に示すように、位置情報P0、P1、P2、・・・、P13を出力する。ここで、位置情報P0、P1、P2、・・・、P13は、軌跡338を構成している。
図6(a)に示す具体例と、図7(a)に示す具体例の主たる違いは、画像が視認できる部分の大きさである。部分332は、部分312より大きい。このため、軌跡338は、軌跡318より大きい。
次に、軌跡338が構成されると、タッチパネル111は、図7(b)に示すように、入出力制御部109の制御により、軌跡338により示される閉領域(つまり、破損時表示領域)内に、アイコン342、343、344、345を表示する。アイコン342は、ボイスダイアラー機能を起動させるために用いられる処理画像である。また、アイコン343、344、345は、それぞれ、電子メール機能、電話発呼機能及びデジタル放送受信表示機能など、その他のアプリケーション機能を起動させるために用いられる処理画像である。
(例3)タッチパネル111の一部分が破損する場合の別の具体例を、図8(a)に示す。この例では、タッチパネル111の表面が、破損により、部分352、353、・・・、357に分かれている。
図8(a)に示す場合には、部分352においてのみ、画像が視認できる。一方、部分353〜357においては、画像は視認できない。この場合に、利用者は、上記と同様の操作をして、軌跡358を描く。この軌跡358により、タッチパネル111は、図8(a)に示すように、位置情報P0、P1、P2、・・・、P18を出力する。ここで、位置情報P0、P1、P2、・・・、P18は、軌跡358を構成している。
図7(a)に示す具体例と、図8(a)に示す具体例の主たる違いは、画像が視認できる部分の大きさである。部分352は、部分332より大きい。このため、軌跡358は、軌跡338より大きい。
次に、軌跡358が構成されると、タッチパネル111は、図8(b)に示すように、入出力制御部109の制御により、軌跡358により示される閉領域(つまり、破損時表示領域)内に、アイコン362、363、364、365、・・・を表示する。アイコン362は、アプリケーション機能の一つであるボイスダイアラー機能を起動させるために用いられる処理画像である。また、アイコン363、364、365は、それぞれ、デジタル放送受信表示機能、設定機能、カレンダー機能等、その他のアプリケーション機能を起動させるために用いられる処理画像である。
(例4)タッチパネル111の一部分が破損する場合の別の具体例を、図9(a)に示す。この例では、タッチパネル111の表面が、破損により、部分372、373、・・・、376に分かれている。
図9(a)に示す場合には、部分372及び部分377においてのみ、画像が視認できる。一方、部分373〜376においては、画像は視認できない。この場合に、利用者は、上記と同様の操作をして、軌跡378及び軌跡379を描く。この軌跡378及び軌跡379により、タッチパネル111は、図9(a)に示すように、位置情報P0、P1、P2、・・・、P16及び位置情報P17、P18、P19、・・・、P36を出力する。ここで、位置情報P0、P1、P2、・・・、P16は、軌跡378を構成し、位置情報P17、P18、P19、・・・、P36は、軌跡379を構成する。
図7(a)に示す具体例と、図9(a)に示す具体例の主たる違いは、画像が視認できる部分の数である。図7(a)に示す具体例においては、画像が視認できる部分は、一個だけ存在する。これに対して、図9(a)に示す具体例においては、画像が視認できる部分は、二個存在する。部分372及び部分377は、それぞれ、部分332とほぼ同じ大きさである。
次に、軌跡378及び軌跡379が構成されると、タッチパネル111は、図9(b)に示すように、入出力制御部109の制御により、軌跡378により示される閉領域(つまり、破損時表示領域)内に、アイコン382、383、384、385を表示する。また、軌跡379により示される閉領域内に、アイコン386、387、388、389を表示する。アイコン382は、アプリケーション機能の一つであるボイスダイアラー機能を起動させるために用いられる処理画像である。また、その他のアイコンは、それぞれ、その他のアプリケーション機能を起動させるために用いられる処理画像である
(例5)タッチパネル111の一部分が破損する場合の別の具体例を、図10に示す。この例では、タッチパネル111の表面が、破損により、部分392、393、・・・、396に分かれている。
図10に示す場合には、部分392においてのみ、画像が視認できる。一方、部分393〜396においては、画像は視認できない。この場合に、利用者は、上記と同様の操作をして、軌跡397を描く。
図10に示す具体例と、図6(a)に示す具体例との主たる違いは、軌跡の開始点及び終了点である。図6(a)に示す具体例においては、軌跡318は、一つの開始点から始まり、再び、元の開始点に戻る。一方、図10に示す具体例においては、軌跡397は、一つの開始点から始まり、開始点とは異なる終了点において終了する。開始点は、タッチパネル111の一辺398上にあり、終了点は、一辺399上にある。従って、軌跡397、辺398及び辺399により、閉領域(つまり、破損時表示領域)を構成する。
この軌跡397により、タッチパネル111は、図10に示すように、位置情報P0、P1、P2、・・・、P6を出力する。ここで、位置情報P0、P1、P2、・・・、P6は、軌跡397を構成する。
(例6)タッチパネル111の一部分が破損する場合の別の具体例を、図11に示す。この例では、タッチパネル111の表面が、破損により、部分402、403、・・・、406に分かれている。
図11に示す場合には、部分402においてのみ、画像が視認できる。一方、部分403〜406においては、画像は視認できない。この場合に、利用者は、上記と同様の操作をして、軌跡407を描く。
図11に示す具体例と、図6(a)に示す具体例との主たる違いは、軌跡の開始点及び終了点である。図6(a)に示す具体例においては、軌跡318は、一つの開始点から始まり、再び、元の開始点に戻る。一方、図11に示す具体例においては、軌跡407は、一つの開始点から始まり、開始点とは異なる終了点において終了する。開始点は、タッチパネル111の一辺408上にあり、終了点も、辺408上にある。従って、軌跡407及び辺408により、閉領域(つまり、破損時表示領域)を構成する。
この軌跡407により、タッチパネル111は、図11に示すように、位置情報P0、P1、P2、・・・、P7を出力する。ここで、位置情報P0、P1、P2、・・・、P7は、軌跡407を構成する。
(例7)タッチパネル111の一部分が破損する場合の別の具体例を、図12に示す。この例では、タッチパネル111の表面が、破損により、部分412、413、・・・、416に分かれている。
図12に示す場合には、部分412においてのみ、画像が視認できる。一方、部分413〜416においては、画像は視認できない。この場合に、利用者は、上記と同様の操作をして、軌跡417を描く。
図12に示す具体例と、図6(a)に示す具体例との主たる違いは、軌跡による閉領域の形成の仕方にある。図6(a)に示す具体例においては、軌跡318をその辺とする多角形が形成され、この多角形が閉領域となる。一方、図12に示す具体例においては、軌跡417は、ジグザグに折れ曲がって描かれる。ここで、タッチパネル111は、図12に示すように、位置情報P0、P1、P2、・・・、P31を出力し、位置情報P0、P1、P2、・・・、P31は、軌跡407を構成するものとする。このとき、全ての位置情報を中心とする小円を仮想的に描き、位置情報と同数の小円を含む閉領域(つまり、破損時表示領域)を設定する。小円の直径は、一例として、アイコンの一辺の長さと同じものとする。例えば、32ドットである。なお、小円の直径は、32ドットには、限定されない。小円の直径は、16ドット、8ドットなどとしてもよい。
(例8)タッチパネル111の一部分が破損する場合の別の具体例を、図13に示す。この例では、タッチパネル111の表面が、破損により、部分422、423、・・・、426に分かれている。
図13に示す場合には、部分422及び部分426においてのみ、画像が視認できる。一方、部分423〜425においては、画像は視認できない。この場合に、利用者は、図9(a)に示す具体例と同様の操作をして、軌跡427及び軌跡428を描く。この軌跡427及び軌跡428により、タッチパネル111は、図13に示すように、位置情報P0、P1、P2、・・・、P26及び位置情報P27、P18、P19、・・・、P34を出力する。ここで、位置情報P0、P1、P2、・・・、P26は、軌跡428を構成し、位置情報P27、P28、P29、・・・、P34は、軌跡427を構成する。
図13に示す具体例と、図9(a)に示す具体例の主たる違いは、画像が視認できる部分の大きさである。図9(a)に示す具体例においては、画像が視認できる部分372及び377の大きさは、ほぼ同一である。これに対して、図13に示す具体例においては、画像が視認できる部分422は、部分426と比べると、かなり小さい。
なお、軌跡427及び軌跡428によりそれぞれ形成される閉領域は、破損時表示領域となる。
(例9)タッチパネル111の一部分が破損する場合の別の具体例を、図14(a)に示す。この例では、タッチパネル111の表面が、破損により、部分432、433、・・・、436に分かれている。
図14(a)に示す場合には、部分432において、画像が視認できる。一方、部分433〜436においては、画像は視認できない。
このような破損が発生した場合に、利用者は、後述するように、特定ボタンに対する特定の操作をする。また、これと同時に、部分312内の全体に接触するように、タッチパネル111に手のひら全体を接触させながら、手を移動させる。こうして、利用者の手により、図14(b)に示すように、軌跡面442が描かれる。利用者が軌跡面442を描くことにより、タッチパネル111は、図14(b)に示すように、軌跡面442を示す複数の位置情報を出力する。
ここで、軌跡面442は、破損時表示領域となる。
(3)操作部113
操作部113は、ボタン113a、113b、113c、113d、113e及び113fを備える。
図1に示すように、ボタン113a、113b及び113cは、携帯端末装置100の正面に配置され、ボタン113d、113e及び113fは、携帯端末装置100の側面に配置されている。ボタン113a、113b、113c、113d、113e及び113fは、それぞれ、利用者に押下されることにより、操作される。
ボタン113aは、オプションのメニューを表示するために用いられるボタンであり、ボタン113bは、デスクトップを表示するために用いられるボタンである。ボタン113cは、一つ前の画面に戻るために用いられるボタンである。また、ボタン113dは、携帯端末装置100をON又はOFFとするために用いられる電源ボタンである。
ボタン113eは、スピーカ104により出力される音声の出力値を大きくするために用いられるボタンである。また、ボタン113fは、スピーカ104により出力される音声の出力値を小さくするために用いられるボタンである。
また、ボタン113e及びボタン113fは、その両方がほぼ同時に、押された場合には、上述した特定ボタンとして機能する。
なお、特定ボタンは、ボタン113e及びボタン113fの両方がほぼ同時に押す場合には、限定されない。ボタン113a、ボタン113b及びボタン113cのいずれか一つが特定ボタンであるとしてもよい。
これらのボタンが利用者により操作されると、操作部113は、各ボタンに対する操作がされたことを示す操作信号を、入力信号として、入出力制御部109に対して出力する。
(4)入出力制御部109
入出力制御部109は、入力信号として、操作部113から操作信号を受け取る。また、入力信号として、タッチパネル111から位置情報を受け取る。また、主制御部108から、文字や画像及びその表示位置を受け取り、受け取った文字や画像及びその表示位置をタッチパネル111に出力して表示するように制御する。また、バイブレータ112に対して、振動を開始又は停止するように指示する。
(特定ボタンに対応する操作信号の受け取り)
入出力制御部109は、入力信号として、ボタン113eの押下を示す操作信号(以下、第1操作信号と呼ぶ。)と、ボタン113fの押下を示す操作信号(以下、第2操作信号と呼ぶ。)とを、ほぼ同時に受け取る。なお、先に、第1操作信号を受け取り、その後、第2操作信号を受け取るとしてもよい。
入出力制御部109は、第1操作信号及び第2操作信号の両方を受け取った時から、特定ボタンの操作が開始されたと認識する。図15に、特定ボタンのOFF状態及びON状態の時間的経過を示す。この図において、時刻t0は、第1操作信号及び第2操作信号の両方を受け取った時を示している。
また、入出力制御部109は、第1操作信号及び第2操作信号の両方を受け取っている時間帯中、特定ボタンの操作がされ続けていると認識する。図15において、時刻t0から時刻t2までの時間帯において、入出力制御部109は、第1操作信号及び第2操作信号の両方を受け取っている。従って、この時間帯において、特定ボタンに対する操作がされ続けていると認識する。
次に、入出力制御部109は、初めて、第1操作信号及び第2操作信号の両方を受け取った時(時刻t0)から、時間を計測する。次に、計測された時間が、閾値である1秒を超えたか否かを判断する。計測された時間が1秒を超えた時(時刻t1)から、特定ボタンに対する特定の操作(特定のボタン操作と呼ぶこともある。)がされたと認識する。この操作を特定ボタンに対する長押しと呼ぶこともある。図15において、時刻t0から時刻t1までは、一例として、1秒である。時刻t1は、計測された時間が1秒を超えた時である。時刻t1から、入出力制御部109は、第1操作信号及び第2操作信号の両方を受け取り、特定ボタンに対する特定の操作がされ続けていると認識する。
さらに、入出力制御部109は、第1操作信号、第2操作信号又は第1操作信号及び第2操作信号を受け取らなくなった時(時刻t2)から、特定ボタンに対する特定の操作が終了した判断する。図15において、時刻t2は、第1操作信号、第2操作信号又は第1操作信号及び第2操作信号を受け取らなくなった時である。時刻t2において、入出力制御部109は、特定ボタンに対する特定の操作が終了したと認識する。
ここで、時刻t1から時刻t2までの時間帯を、特定ボタン操作中と呼ぶこともある。
(モードの設定)
入出力制御部109は、通常モード及び破損時モードの何れかを設定する。
通常モードは、タッチパネル111が破損していない場合を示すモードである。一方、破損時モードは、タッチパネル111が破損している場合を示すモードである。破損時モード時には、電源ランプ114等を点滅もしくは、通常の電源投入時とは異なる色で点灯させ、通常モードと異なる動作であることを使用者に提示してもよい。
(特定ボタン操作中でない場合における位置情報の受け取り)
特定ボタン操作中でない場合において、タッチパネル111から位置情報を受け取ると、入出力制御部109は、受け取った位置情報に対応するアイコン表示位置をアイコン表示位置テーブル150から検索する。このとき、アイコン表示位置を中心として、半径が16ドットの仮想的な円を描く。受け取った位置情報がこの仮想的な円の内部に存在する場合に、受け取った位置情報に、当該アイコン表示位置が対応するものとする。受け取った位置情報がこの仮想的な円の内部に存在しない場合に、受け取った位置情報に対応するアイコン表示位置がアイコン表示位置テーブル150内に存在しないものとする。
次に、対応するアイコン表示位置がアイコン表示位置テーブル150内に存在する場合、当該アイコン表示位置を含むアイコン表示位置情報から、アイコン識別子を読み出す。
次に、アイコンテーブル140から、読み出したアイコン識別子を含むアイコン情報を読み出し、アイコン情報に含まれるプログラム名を読み出す。次に、読み出したプログラム名を主制御部108に出力して、当該プログラムを実行するように制御する。
携帯端末装置100の電源がONに投入された後、又は、アプリケーションプログラムの終了後、その他、タッチパネル111にアイコングループを表示する旨の操作がされた後、入出力制御部109は、通常モードに設定されているか、又は破損時モードに設定されているかを判断する。
通常モードが設定されている場合には、入出力制御部109は、通常アイコングループをタッチパネル111に出力し、通常アイコングループを表示するように、制御する。
破損時モードが設定されている場合には、入出力制御部109は、破損時アイコングループをタッチパネル111に出力し、破損時アイコングループを表示するように、制御する。
(特定ボタン操作中である場合における位置情報の受け取り)
特定ボタン操作中である場合において、タッチパネル111から位置情報を受け取ると、入出力制御部109は、受け取った位置情報を位置情報記憶領域120に書き込む。特定ボタン操作中でない場合には、受け取った位置情報を位置情報記憶領域120に書き込むことはない。
図15に示すように、一例として、時刻t1から時刻t2までの時間帯において、タッチパネル111から、位置情報P6、P7、・・・、P13を受け取ると、入出力制御部109は、位置情報P6、P7、・・・、P13を位置情報記憶領域120に書き込む。時刻t1の前の時間帯において、タッチパネル111は、位置情報P1、P2、P3を出力している。また、時刻t2の後の時間帯において、タッチパネル111は、位置情報P14、P15を出力している。しかし、位置情報P1、P2、P3及び位置情報P14、P15は、位置情報記憶領域120に書き込まれない。
(位置情報記憶領域120に記憶されている位置情報に対する処理)
入出力制御部109は、特定ボタンに対する特定の操作の終了を検出する。言い換えると、第1操作信号、第2操作信号並びに第1操作信号及び第2操作信号の何れかを受け取らなくなった時を検出する。特定ボタンに対する特定の操作の終了を検出するのは、一例として、図15の時刻t2においてである。
特定ボタンに対する特定の操作の終了を検出すると、入出力制御部109は、位置情報記憶領域120から全ての位置情報を、記憶されている順序に従って、連続して読み出す。位置情報記憶領域120に位置情報が記憶されていない場合に、以下の処理を行わない。
入出力制御部109は、連続して読み出した位置情報に、不連続が存在するか否かを判断する。不連続が存在すると判断する場合、その不連続の位置により読み出した複数の位置情報を、分類して、複数の閉領域グループを生成する。ここで、不連続とは、連続して読み出した2個の位置情報が、一例として、5ドット以上、離れている場合を言う。なお、5ドット以上離れている場合には、限定されない。10ドット以上離れている場合、又は15ドット以上離れている場合に、不連続としてもよい。不連続が存在すると判断する場合、不連続を検出する前の1個以上の位置情報と、不連続を検出した後の1個以上の位置情報とが、別々の閉領域グループに属するように、分類する。
各閉領域グループに属する位置情報は、一つの閉領域を形成する。この閉領域が破損時表示領域である。
読み出した全ての位置情報において、不連続が検出されない場合には、読み出した全ての位置情報が一つの閉領域グループに属するようにする。
図6(a)、図7(a)、図8(a)、図10、図11に示す具体例の場合には、読み出した全ての位置情報において、不連続が検出されない。このため、読み出した全ての位置情報が一つの閉領域グループに属することとなる。これに対して、図9(a)、図13に示す具体例の場合には、読み出した全ての位置情報から、一つの不連続が検出される。このとき、読み出した全ての位置情報を分類して、二つの閉領域グループを生成する。
(閉領域グループ毎の処理)
入出力制御部109は、閉領域グループ毎に、以下に示す処理を行う。
一つの閉領域グループに属する1個又は複数の位置情報により形成される閉領域が、例えば、予め設定した特定サイズ320ドット×240ドット以上であるか、又は、320ドット×240ドット未満であるかを判断する。
320ドット×240ドットは、タッチパネル111の最大表示領域の大きさを示しているので、当該閉領域グループに属する位置情報により形成される閉領域が320ドット×240ドット以上である場合には、タッチパネル111の最大表示領域が指定されていることとなる。この場合には、タッチパネル111上には、破損は、存在しないとみなす。このため、入出力制御部109は、通常モードを設定する。次に、通常アイコングループを生成し、通常アイコングループをタッチパネル111に出力し、通常アイコングループを表示するように、タッチパネル111を制御する。
ここで、通常アイコングループは、携帯端末装置100において、初期値として、設定されているアイコン、及び、利用者により、追加して設定されたアイコンを含む。
一つの閉領域グループに属する位置情報により形成される閉領域が320ドット×240ドット未満である場合、入出力制御部109は、タッチパネル111上には、破損があるとみなす。入出力制御部109は、タッチパネル111上に破損がある場合であることを示す破損時モードを設定する。次に、後述するように、破損時アイコングループを生成し、生成した破損時アイコングループをタッチパネル111に出力する。また、破損時アイコングループを表示するように、タッチパネル111を制御する。
以上により、入出力制御部109による閉領域グループ毎の処理を終了する。
(破損時アイコングループの生成)
入出力制御部109は、次に示すようにして、閉領域グループ毎に、破損時表示領域に表示されるアイコンの配置数及び配置位置を決定する。
入出力制御部109は、破損時表示領域の左上の近傍に、開始点を設定する。破損時表示領域の左上の近傍は、一例として、破損時表示領域の左上点から、X軸正方向に16ドット、Y軸負方向に16ドットの位置である。破損時表示領域の一例を図16に示す。入出力制御部109は、図16に示す破損時表示領域501において、その左上の近傍に、開始点502aを設定する。
次に、入出力制御部109は、一例として、図16に示すように、開始点502aから、1個のアイコン間隔分だけX軸正方向に、第1検査点503aを設定する。また、開始点502aから、1個のアイコン間隔分だけY軸負方向に、第2検査点504aを設定する。さらに、開始点502aから、1個のアイコン間隔分だけX軸正方向に、さらに、1個のアイコン間隔分だけY軸負方向に、第3検査点505aを設定する。
ここで、1個のアイコン間隔分は、一例として、50ドットである。
次に、入出力制御部109は、設定した第1検査点503a、第2検査点504a及び第3検査点505aのそれぞれが、破損時表示領域501内に存在するか否かを判断する。その判断結果を用いて、図17に示す判断テーブル160に従って、破損時表示領域501内に表示するアイコンの配置数及びアイコンの配置位置を決定する。
判断テーブル160は、各検査点が破損時表示領域内に存在するか否かを示す判断結果に従って、どのアイコンの配置数及びアイコンの配置位置を選択するかを説明している。
ここで、判断テーブル160において、「有」は、対応する検査点が破損時表示領域内に存在することを示す。また、「無」は、対応する検査点が破損時表示領域内に存在しないことを示す。配置数は、判断結果に対応して定まるアイコンの配置数である。さらに、アイコンの配置位置を、2行2列の行列状の表示枠により示している。表示枠は、2行2列のどの位置にアイコンが表示され、表示されないかを示す。各表示枠の各位置において、○印は、アイコンが表示されることを示し、×印は、アイコンが表示されないことを示す。
(a)第1検査点、第2検査点及び第3検査点の全てが破損時表示領域内に存在する場合、入出力制御部109は、2行2列の行列状の表示枠の全ての位置にアイコンを配置する。言い換えると、表示枠の第1行に2個、第2行に2個、合計で4個のアイコンを行列状に配置する。
(b)第1検査点及び第2検査点の両方が破損時表示領域内に存在し、第3検査点が破損時表示領域に存在しない場合、入出力制御部109は、2行2列の行列状の表示枠のうち、第1行に2個、第2行の第1列に1個、合計で3個のアイコンを配置する。
(c)第1検査点が破損時表示領域内に存在し、第2検査点及び第3検査点の両方が破損時表示領域内に存在しない場合、入出力制御部109は、表示枠の第1行に2個のアイコンを配置する。
(d)第1検査点が破損時表示領域内に存在せず、第2検査点及び第3検査点の両方が破損時表示領域内に存在する場合、入出力制御部109は、表示枠の第1行の第1列に1個、さらに、第2行に2個、合計で3個のアイコンを配置する。
(e)第1検査点及び第2検査点が破損時表示領域内に存在せず、第3検査点が破損時表示領域内に存在する場合、入出力制御部109は、表示枠の第1行の第1列に1個、第2行の第2列に1個、合計で2個のアイコンを配置する。
(f)第1検査点、第2検査点及び第3検査点のいずれもが破損時表示領域内に存在しない場合、入出力制御部109は、表示枠の第1行の第1列に1個のアイコンを配置する。
このようにして、2行2列の行列状の表示枠の各位置について、アイコンが配置されるか否かが決定される。
次に、入出力制御部109は、破損時表示領域の位置、及び、決定されたアイコンの配置位置を用いて、各アイコンが表示される位置を示すアイコン表示位置を生成する。次に、破損時表示領域に表示されるべき各アイコンについて、当該アイコンを識別するアイコン識別子及び生成したアイコン表示位置を、アイコン表示位置情報として、アイコン表示位置テーブル150に書き込む。
次に、同様にして、3行3列の行列状の表示枠の各位置について、アイコンが配置されるか否かを決定する。この場合に、2行2列の行列状の表示枠について得られた結論を用い、図16に示す第1検査点503a、第2検査点504a及び第3検査点505aのそれぞれを開始点として、2行2列の行列状の場合と同様に、検査点を設定する。次に、設定した検査点について、破損時表示領域内に存在するか否かを判断する。
具体的には、図18に示すように、第1検査点503aを開始点として、検査点513aを設け、検査点513aが破損時表示領域内に存在するか否かを判断する。同様に、第2検査点504aを開始点として、検査点514aを設け、検査点514aが破損時表示領域内に存在するか否かを判断する。同様に、第3検査点505aを開始点として、検査点515aを設け、検査点515aが破損時表示領域内に存在するか否かを判断する。
さらに、同様にして、4行5列の行列状の表示枠の各位置について、アイコンが配置されるか否かを決定する。この場合に、3行3列の行列状の表示枠について得られた結論を用い、図18に示す検査点513a、検査点514a及び検査点515aのそれぞれを開始点として、3行3列の行列状の場合と同様に、検査点を設定する。次に、設定した検査点について、破損時表示領域内に存在するか否かを判断する。
具体的には、図19に示すように、検査点513aを開始点として、検査点523aを設け、検査点523aが破損時表示領域内に存在するか否かを判断する。同様に、検査点515aを開始点として、検査点526aを設け、検査点526aが破損時表示領域内に存在するか否かを判断する。同様に、検査点514aを開始点として、検査点527aを設け、検査点527aが破損時表示領域内に存在するか否かを判断する。以下、検査点525aに至るまで、同様に、検査点の設定と検査点の判断とを繰り返す。
以上のようにして、入出力制御部109は、破損時表示領域内に表示されるアイコンの配置数と配置位置とを決定する。
(配置するアイコンの決定)
入出力制御部109は、アイコングループテーブル130から、閉領域グループの数に等しいサブグループ数を含み、かつ、決定したアイコンの配置数に等しいアイコン数を含むグループ情報を抽出する。
なお、閉領域グループの数に等しいサブグループ数を含むグループ情報の中で、決定したアイコンの配置数に等しいアイコン数を含むグループ情報が存在しない場合には、決定したアイコンの配置数に最も近いアイコン数を含むグループ情報を抽出してもよい。
また、閉領域グループの数に等しいサブグループ数を含むグループ情報の中で、決定したアイコンの配置数に等しいアイコン数を含むグループ情報が存在しない場合には、決定したアイコンの配置数より少ないアイコン数を含むグループ情報を抽出してもよい。
次に、入出力制御部109は、こうして抽出したグループ情報からアイコン識別子を抽出する。次に、抽出したアイコン識別子を、決定した配置位置に割り当てる。
次に、入出力制御部109は、こうして抽出したグループ情報からアイコン識別子を抽出する。次に、アイコン識別子により識別されるアイコンを読み出す。さらに、読み出したアイコン及び当該アイコン識別子が割り当てられた配置位置を、タッチパネル111に対して、出力する。次に、当該アイコンを該当する配置位置に表示するように、タッチパネル111を制御する。
(閉領域が形成された後の処理)
入出力制御部109は、閉領域が形成された後、タッチパネル111から出力される位置情報のうち、当該閉領域内に存在するもののみを受け取る。当該閉領域外に存在する位置情報を破棄する。
(5)主制御部108
主制御部108は、通信制御部106、音声制御部107及び入出力制御部109を制御する。また、主制御部108は、その他の制御を行う。
主制御部108は、入出力制御部109からプログラム名を受け取り、受け取ったプログラム名により示されるプログラムを記憶部110から読み出し、読み出したプログラムを実行する。当該プログラムの実行が終了すると、入出力制御部109に対して、アイコンのメニューを表示するように制御する。
(6)バイブレータ112
バイブレータ112は、モーターの軸に重心を偏らせた重りを取り付けて構成されており、タッチパネル111の裏面において、タッチパネル111に接触する態様で、設けられている。バイブレータ112は、入出力制御部109を介して、主制御部108による制御により、振動し、また、その振動を停止する。
(7)アンテナ101、通信回路102及び通信制御部106
アンテナ101は、図示していない基地局との間で無線回線を介して無線信号を送受信する。通信回路102は、アンテナ101により送受信される無線信号の周波数選択や周波数変換等を行う。通信制御部106は、通信回路102と主制御部108との間で情報の送受信を中継する。
(8)音声処理部103、スピーカ104、マイクロホン105、音声制御部107及び電源ランプ114
音声処理部103は、通信回路102により受信された音声信号を復調してスピーカ104に対して音響信号として出力する。また、マイクロホン105より入力された音響信号に対応して電気信号に変換された音声信号を変調し、通信回路102により送信させる。スピーカ104は、音声等の音響を出力する。マイクロホン105は、音声等の音響を入力する。音声制御部107は、音声処理部103における音声処理を制御する。電源ランプ114は、入出力制御部109の制御により、発光、又は、点滅する。
1.2 携帯端末装置100の動作
携帯端末装置100について、図20〜図21に示すフローチャートを用いて説明する。
入出力制御部109は、入力信号として、操作部113から操作信号を受け取り、受け取った入力信号を用いて、特定ボタンに対する特定操作中であるか否かを判断する(ステップS101)。
また、タッチパネル1114は、位置情報を出力し(ステップS103)、入出力制御部109が特定ボタンに対する特定操作中に、位置情報を受け取った場合、受け取った位置情報を位置情報記憶領域120に書き込む(ステップS102)。次に、ステップS101に戻って、処理を繰り返す。
次に、入出力制御部109は、入力信号として、操作部113から操作信号を受け取る。次に、受け取った入力信号を用いて、特定ボタンに対する特定の操作の終了を示すか否かを判断する(ステップS104)。特定ボタンに対する特定の操作の終了を示さない場合(ステップS104で「NO」)、ステップS116へ制御を移す。
特定ボタンに対する特定の操作の終了を示す場合(ステップS104で「YES」)、位置情報記憶領域120から全ての位置情報を読み出す(ステップS105)。次に、読み出した位置情報を分類して閉領域グループを生成する(ステップS106)。
次に、各閉領域グループについて、ステップS108〜S114の処理を繰り返す(ステップS107〜S115)。
入出力制御部109は、当該閉領域グループに属する位置情報により形成される破損時表示領域の大きさが、320ドット×240ドット以上であるか、又は、320ドット×240ドット未満であるかを判断する(ステップS108)。
当該破損時表示領域域の大きさが320ドット×240ドット以上である場合には(ステップS108)、入出力制御部109は、通常モードを設定する(ステップS109)。また、通常アイコングループを生成する(ステップS110)。次に、通常アイコングループをタッチパネル111に出力し、通常アイコングループを表示するように、タッチパネル111を制御する(ステップS111)。
一方、当該破損時表示領域域の大きさが320ドット×240ドット未満である場合(ステップS108)、入出力制御部109は、タッチパネル111上に破損がある場合であることを示す破損時モードを設定する(ステップS112)。次に、破損時アイコングループを生成する(ステップS113)。次に、生成した破損時アイコングループをタッチパネル111に出力し、破損時アイコングループを表示するように、タッチパネル111を制御する(ステップS114)。
特定ボタンに対する特定操作中でない場合において(ステップS104で「NO」)、タッチパネル111から位置情報を受け取ると、入出力制御部109は、受け取った位置情報に対応するアイコン表示位置をアイコン表示位置テーブル150から検索する(ステップS116)。
次に、対応するアイコン表示位置がアイコン表示位置テーブル150内に存在する場合(ステップS117で「有り」)、当該アイコン表示位置を含むアイコン表示位置情報から、アイコン識別子を読み出す。また、アイコンテーブル140から、読み出したアイコン識別子を含むアイコン情報を読み出す。次に、アイコン情報に含まれるプログラム名を読み出し、読み出したプログラム名を主制御部108に出力して、当該プログラムを実行するように制御する(ステップS118)。次に、アプリケーションプログラムが実行される(ステップS119)。
アプリケーションプログラムの実行により、電源OFFが指定された場合(ステップS120)、電源OFFが受け付けられ(ステップS124)、電源が切断される(ステップS125)。
アプリケーションプログラムの実行により、電源OFFが指定されていない場合(ステップS120)、入出力制御部109は、モードを判断する(ステップS121)。通常モードであると判断する場合(ステップS121)、通常アイコングループを表示するように、タッチパネル111を制御して、通常アイコングループを表示する(ステップS123)。次に、ステップS116へ制御を移す。一方、破損時モードであると判断する場合(ステップS121)、破損時アイコングループを表示するように、タッチパネル111を制御して、破損時アイコングループを表示する(ステップS123)。次に、ステップS116へ制御を移す。
携帯端末装置100の電源がONに投入された場合(ステップS127)、入出力制御部109は、モードを判断する(ステップS128)。通常モードであると判断する場合(ステップS128)、通常アイコングループを表示するように、タッチパネル111を制御して、通常アイコングループを表示する(ステップS129)。次に、ステップS116へ制御を移す。一方、破損時モードであると判断する場合(ステップS128)、破損時アイコングループを表示するように、タッチパネル111を制御して、破損時アイコングループを表示する(ステップS130)。次に、ステップS116へ制御を移す。
次に、破損時アイコングループの生成の動作について、図22に示すフローチャートを用いて、説明する。特に、一例として、2行2列の行列状の表示枠において、アイコンの配置数及び配置位置を、決定する場合について、説明する。
入出力制御部109は、破損時表示領域の左上の近傍に、開始点を設定する(ステップS200)。
次に、入出力制御部109は、開始点から、1個のアイコン間隔分だけX軸正方向に、第1検査点を設定する(ステップS201)。次に、入出力制御部109は、設定した第1検査点が、破損時表示領域内に存在するか否かを判断する(ステップS202)。
設定した第1検査点が、破損時表示領域内に存在しない場合(ステップS203)、開始点から、1個のアイコン間隔分だけY軸負方向に、第2検査点を設定する(ステップS204)。次に、入出力制御部109は、設定した第2検査点が、破損時表示領域内に存在するか否かを判断する(ステップS205)。
入出力制御部109は、設定した第2検査点が、破損時表示領域内に存在しない場合(ステップS206)、アイコンの配置数を「1」とする(ステップS207)。次に、アイコングループテーブル130から、閉領域グループ数及びアイコン配置数に適合するアイコン識別子を抽出する。また、入出力制御部109は、破損時表示領域に表示されるべき各アイコンについて、当該アイコンを識別するアイコン識別子及び生成したアイコン表示位置を、アイコン表示位置情報として、アイコン表示位置テーブル150に書き込む。(ステップS214)。これで、処理を終了する。
一方、入出力制御部109は、設定した第2検査点が、破損時表示領域内に存在する場合(ステップS206)、アイコンの配置数を「2」とし、配置方向を縦とする(ステップS207)。次に、ステップS214へ制御を移す。
次に、入出力制御部109は、設定した第1検査点が、破損時表示領域内に存在する場合(ステップS203)。アイコンの配置数を「2」とし、配置方向を横とする(ステップS209)。次に、開始点から、1個のアイコン間隔分だけX軸正方向に、さらに、1個のアイコン間隔分だけY軸負方向に、第3検査点を設定する(ステップS210)。
次に、入出力制御部109は、設定した第3検査点が、破損時表示領域内に存在するか否かを判断する(ステップS211)。
設定した第3検査点が、破損時表示領域内に存在しない場合(ステップS212)、ステップS214へ制御を移す。
設定した第3検査点が、破損時表示領域内に存在する場合(ステップS212)、アイコンの配置数を「4」とし、配置方向を縦及び横とする(ステップS213)。次に、ステップS214へ制御を移す。
1.3 まとめ
本実施の形態の携帯端末装置100においては、表示パネルの一部分のみが破損した場合であっても、操作を受け付けることができることを目的としている。
本目的を達成するため、携帯端末装置100は、画像を表示するとともに、その表示面上における利用者による接触操作を検出し、その接触位置を出力するタッチパネル111と、利用者からボタン操作による入力を受け付ける操作部113と、操作部113により特定のボタン操作を受け付け、かつ、タッチパネル111から前記接触位置を受け取った場合、前記接触位置により形成される閉領域内において、操作のための画像を表示するように制御する入出力制御部109とを備えることを特徴とする。
利用者は、タッチパネル111の表示面のうち、画像を視認できる領域において、言い換えると、破損していないと考える領域において、閉領域を形成するように、上記の接触操作を行う。
利用者による接触操作により形成された閉領域は、タッチパネル111の表示面のうち、利用者により画像が視認された領域である。この閉領域に操作のための画像を表示するので、利用者は、その画像を視認できる可能性が高い。このため、表示された画像を用いて、携帯端末装置100に対する操作を行うことができるのである。
このように、表示面の一部分のみが破損した場合であっても、利用者による接触操作により形成された閉領域内に、操作のための画像を表示する。利用者は、こうして表示された画像を用いて、携帯端末装置100を操作できるという優れた効果を奏する。
2.その他の変形例
なお、本発明を上記の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
(1)携帯端末装置100においては、破損時表示領域内に表示すべきアイコンの配置数を決定した後、図3に示すアイコングループテーブル130を用いて、決定した配置数に対応する複数のアイコン識別子を求めている。しかし、これには限定されない。
次に示すようにしてもよい。
携帯端末装置100において動作する複数のアプリケーションプログラムには、図4のアイコンテーブル140に示すように、優先順位が設定されている。
このとき、入出力制御部109は、より高い優先順位が設定されているアプリケーションプログラムについてのアイコンを表示するとしてもよい。
具体的には、入出力制御部109は、アイコンテーブル140に示されるアイコン識別子のうち、より高い優先順位が設定されているアイコン識別子から、決定した配置数だけのアイコン識別子を選択する。次に、選択したアイコン識別子により示されるアイコンを表示するとしてもよい。
(2)携帯端末装置100は、閉領域が決定した直後に、閉領域が決定した旨を利用者に報知するとしてもよい。
ここで、閉領域が決定した旨を伝える音声メッセージをスピーカ104により出力するとしてもよい。
また、バイブレータ112により、特定パターンの振動をさせることにより、閉領域が決定した旨を報知するとしてもよい。
(3)図4に示すアイコンテーブル140において、各アイコン情報は、予め、固定の優先順位を含んでいる。しかし、これには限定されない。
利用者は、各アイコンについて、言い換えると、各アプリケーションプログラムについて、優先順位を新たに設定し、又は、設定された優先順位を変更できるとしてもよい。
(4)上記の携帯端末装置100においては、破損時表示領域に、その大きさに応じて定まる個数のアイコンを表示している。しかし、これには限定されない。
破損時表示領域において、利用者のスクロール操作により、表示されたアイコンを移動させるとしてもよい。この結果、破損時表示領域に、実質的に、その大きさに応じて定まる個数以上の個数のアイコンを表示できる。
(5)上記の携帯端末装置100においては、破損時表示領域に、その大きさに応じて定まる個数のアイコンを表示している。しかし、これには限定されない。
個々のアイコンの大きさを縮小して表示してもよい。例えば、元々、32ドット×32ドットで表示されていたアイコンを、16ドット×16ドットに縮小し、縮小されたアイコンを表示してもよい。この結果、破損時表示領域に、その大きさに応じて定まる個数以上の個数のアイコンを表示できる。
縮小されるアイコンの大きさは、16ドット×16ドットには、限らない。さらに小さくしてもよい。
また、縮小されたアイコンを予め記憶しておき、記憶している縮小されたアイコンを用いるとしてもよい。
(6)本発明は、携帯端末装置100を制御する制御方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。ここで、コンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD―ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray Disc)、半導体メモリなど、に記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号を、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリとを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。
また、前記プログラム又は前記デジタル信号を前記記録媒体に記録して移送することにより、又は前記プログラム又は前記デジタル信号を前記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
(7)本発明の一態様は、画像を表示するとともに、表示面上における利用者による接触操作を検出し、その接触位置を出力するタッチパネルと、利用者からボタン操作による入力を受け付ける操作部と、前記操作部により特定のボタン操作を受け付け、かつ、前記タッチパネルから前記接触位置を受け取った場合、前記接触位置により形成される閉領域内において、操作のための画像を表示するように制御する入出力制御部とを備えることを特徴とする携帯端末装置である。
この態様によると、タッチパネルの表示面の一部分のみが破損した場合であっても、利用者による接触操作により形成された閉領域内に、操作のための画像を表示するので、利用者は、表示された画像を用いて、携帯端末装置に対する操作をすることができるという優れた効果を奏する。
ここで、前記入出力制御部は、さらに、前記閉領域が形成された後、前記タッチパネルから出力される接触位置のうち、前記閉領域内に存在するもののみを受け取るとしてもよい。
この態様によると、前記接触位置のうち、前記閉領域外に存在するものは、利用者による誤操作等のために発生するものと考えられる。このような接触位置を受け取らないようにすることにより、処理の効率を向上させることができる。
ここで、前記入出力制御部は、前記閉領域内において、少なくとも1個の処理画像を表示し、前記処理画像は、当該携帯端末装置において動作するアプリケーションプログラムを起動させるために用いられるとしてもよい。
この態様によると、利用者は、処理画像に対する接触操作を行うことにより、対応するアプリケーションプログラムを起動させることができる。
ここで、前記アプリケーションプログラムは、音声により電話の発呼を行い、通話することができる機能を有するとしてもよい。
この態様によると、利用者は、当該アプリケーションプログラムを起動したのち、音声により電話の発呼を行い、通話することができる。
ここで、当該携帯端末装置において動作する複数のアプリケーションプログラムには、優先順位が設定されており、前記入出力制御部は、より高い優先順位が設定されているアプリケーションプログラムについての処理画像を表示してもよい。
この態様によると、閉領域内に、高い優先順位が設定されたアプリケーションプログラムについての処理画像が表示されるので、利用者が所望するアプリケーションプログラムを選択できる可能性を高くすることができる。
ここで、前記入出力制御部は、前記閉領域の大きさに応じて、前記閉領域内に表示可能な処理画像の数を算出し、算出された数の処理画像を表示するとしてもよい。
この態様によると、閉領域内にその大きさに応じた数の処理画像を表示できる。
ここで、前記携帯端末装置は、さらに、前記閉領域に表示可能な処理画像の数に対応して、処理画像の数と同数の処理画像識別子を記憶している記憶部を含み、前記処理画像識別子は、処理画像を識別し、前記入出力制御部は、前記記憶部から処理画像識別子を読み出し、読み出した処理画像識別子により識別される処理画像を表示するとしてもよい。
この態様によると、前記閉領域に表示可能な処理画像の数に対応して、閉領域内に表示すべき処理画像が定まっているので、利用者が所望する処理画像を選択できる可能性を高くすることができる。
また、本発明の別の一態様は、携帯端末装置において用いられる制御方法である。前記携帯端末装置は、画像を表示するとともに、その表示面上における利用者による接触操作を検出し、その接触位置を出力するタッチパネルと、利用者からボタン操作による入力を受け付ける操作部とを含む。前記制御方法は、前記タッチパネルにより、前記接触位置を出力する出力ステップと、前記操作部により、前記ボタン操作による入力を受け付ける入力ステップと、前記操作部により特定のボタン操作を受け付け、かつ、前記タッチパネルから前記接触位置を受け取った場合、前記接触位置により形成される閉領域内において、操作のための画像を表示するように制御する入出力ステップとを含むことを特徴とする。
この態様によると、携帯端末装置のタッチパネルの表示面の一部分のみが破損した場合であっても、携帯端末装置を制御して、利用者による接触操作により形成された閉領域内に、操作のための画像を表示させることができるので、利用者は、表示された画像を用いて、携帯端末装置に対する操作をすることができるという優れた効果を奏する。
(8)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
本発明にかかる携帯端末装置の一態様では、タッチパネルの表示面の一部分のみが破損した場合であっても、利用者による接触操作により形成された閉領域内に、操作のための画像を表示する。利用者は、こうして表示された画像を用いて、携帯端末装置を操作できるという優れた効果を奏し、主として接触により操作される携帯端末装置として、有用である。
100 携帯端末装置
101 アンテナ
102 通信回路
103 音声処理部
104 スピーカ
105 マイクロホン
106 通信制御部
106 入出力制御部
107 音声制御部
108 主制御部
109 入出力制御部
110 記憶部
111 タッチパネル
111a タッチパッド部
111b 表示パネル部
112 バイブレータ
113 操作部

Claims (9)

  1. 画像を表示するとともに、その表示面上における利用者による接触操作を検出し、その接触位置を出力するタッチパネルと、
    記タッチパネルから前記接触位置を受け取り、前記接触位置により複数の閉領域が形成される場合、前記複数の閉領域内において、操作のための画像を表示するように制御する入出力制御部とを備え、
    前記入出力制御部は、前記複数の閉領域に応じて、一組の処理画像を決定し、当該決定した前記一組の処理画像を前記複数の閉領域内に表示するよう制御する
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記入出力制御部は、さらに、前記閉領域が形成された後、前記タッチパネルから出力される接触位置のうち、前記閉領域内に存在するもののみを受け取る
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 前記入出力制御部は、前記閉領域内において、少なくとも1個の処理画像を表示し、
    前記処理画像は、当該携帯端末装置において動作するアプリケーションプログラムを起動させるために用いられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  4. 前記アプリケーションプログラムは、音声により電話の発呼を行い、通話することができる機能を有する
    ことを特徴とする請求項3に記載の携帯端末装置。
  5. 当該携帯端末装置において動作する複数のアプリケーションプログラムには、優先順位が設定されており、
    前記入出力制御部は、より高い優先順位が設定されているアプリケーションプログラムについての処理画像を表示する
    ことを特徴とする請求項3に記載の携帯端末装置。
  6. 前記入出力制御部は、前記閉領域の大きさに応じて、前記閉領域内に表示可能な処理画像の数を算出し、算出された数の処理画像を表示する
    ことを特徴とする請求項3に記載の携帯端末装置。
  7. 前記携帯端末装置は、さらに、
    前記閉領域に表示可能な処理画像の数に対応して、処理画像の数と同数の処理画像識別子を記憶している記憶部を含み、
    前記処理画像識別子は、処理画像を識別し、
    前記入出力制御部は、前記記憶部から処理画像識別子を読み出し、読み出した処理画像識別子により識別される処理画像を表示する
    ことを特徴とする請求項6に記載の携帯端末装置。
  8. 前記複数の閉領域は、複数の接触位置により形成され、開始点とは異なる終了点において終了する仮想的な軌跡、及び、前記表示面の一つの辺又は複数の辺により形成される閉領域を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  9. 携帯端末装置において用いられる制御方法であって、
    前記携帯端末装置は、画像を表示するともに、その表示面上における利用者による接触操作を検出し、その接触位置を出力するタッチパネル含み、
    前記制御方法は、
    前記タッチパネルにより、前記接触位置を出力する出力ステップと、
    記タッチパネルから前記接触位置を受け取り、前記接触位置により複数の閉領域が形成される場合、前記複数の閉領域内において、操作のための画像を表示するように制御する入出力ステップとを含み
    前記入出力ステップは、前記複数の閉領域に応じて、一組の処理画像を決定し、当該決定した前記一組の処理画像を前記複数の閉領域内に表示するよう制御する
    ことを特徴とする制御方法。
JP2012121689A 2012-05-29 2012-05-29 携帯端末装置 Active JP5865179B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012121689A JP5865179B2 (ja) 2012-05-29 2012-05-29 携帯端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012121689A JP5865179B2 (ja) 2012-05-29 2012-05-29 携帯端末装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013246755A JP2013246755A (ja) 2013-12-09
JP5865179B2 true JP5865179B2 (ja) 2016-02-17

Family

ID=49846436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012121689A Active JP5865179B2 (ja) 2012-05-29 2012-05-29 携帯端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5865179B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6471679B2 (ja) * 2015-10-30 2019-02-20 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 表示装置及び表示方法
CN110750173B (zh) * 2019-10-16 2022-11-04 福州京东方光电科技有限公司 终端设备、触控显示装置及其驱动方法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11220523A (ja) * 1998-02-03 1999-08-10 Sanyo Electric Co Ltd 通信端末装置
JP4683322B2 (ja) * 2004-07-30 2011-05-18 富士フイルム株式会社 画像表示制御装置及び画像表示制御プログラム
US7728818B2 (en) * 2005-09-30 2010-06-01 Nokia Corporation Method, device computer program and graphical user interface for user input of an electronic device
JP2007104161A (ja) * 2005-10-03 2007-04-19 Sharp Corp リモートコントロール装置
JP4628295B2 (ja) * 2006-03-30 2011-02-09 京セラ株式会社 携帯端末装置における操作キー群のレイアウト方法および携帯端末装置
WO2007116633A1 (ja) * 2006-04-07 2007-10-18 Panasonic Corporation 入力装置及びそれを備えた携帯端末
JP2009075778A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Konica Minolta Business Technologies Inc 入力装置、入力受付処理方法及び入力受付処理プログラム
JP4632102B2 (ja) * 2008-07-17 2011-02-16 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP5337652B2 (ja) * 2009-09-28 2013-11-06 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 操作装置,画像処理装置
JP2011086036A (ja) * 2009-10-14 2011-04-28 Victor Co Of Japan Ltd 電子機器、アイコン表示方法およびアイコン表示プログラム
JP4947668B2 (ja) * 2009-11-20 2012-06-06 シャープ株式会社 電子機器、表示制御方法、およびプログラム
JP5607487B2 (ja) * 2010-10-13 2014-10-15 アルパイン株式会社 車載装置
JP5063791B2 (ja) * 2011-03-28 2012-10-31 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 携帯型情報処理装置及び携帯型情報処理装置の表示制御方法
JP5252751B2 (ja) * 2011-10-14 2013-07-31 パナソニック株式会社 携帯端末装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013246755A (ja) 2013-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107678631B (zh) 侧边菜单显示方法、装置和终端
US10037083B2 (en) Mobile electronic device and method
JP5931298B2 (ja) 仮想キーボード表示方法、装置、端末、プログラム及び記録媒体
US9189061B2 (en) Apparatus and method for processing split view in portable device
TWI624781B (zh) 用以結合多個設備的顯示器之方法、裝置及電腦程式產品
US9298265B2 (en) Device, method, and storage medium storing program for displaying a paused application
KR102007651B1 (ko) 터치스크린 키보드를 구성하는 방법, 장치 및 이를 수행하는 프로그램을 저장하는 컴퓨터로 읽을 수 있는 저장 매체
KR101243190B1 (ko) 입력장치, 제어방법 및 컴퓨터 프로그램을 기록한 컴퓨터로 읽을 수 있는 매체
EP2843528A1 (en) File selection method and terminal
WO2015039445A1 (zh) 通知消息显示方法、装置及电子设备
US20150019764A1 (en) Information displaying method, mobile terminal device and non-transitory computer readable storage medium
EP2595047B1 (en) Method and apparatus for inputting character in touch device
US20150089431A1 (en) Method and terminal for displaying virtual keyboard and storage medium
KR20160046633A (ko) 입력 지원 방법 및 이를 지원하는 전자 장치
US20150138109A1 (en) Input device, control method and portable terminal device
US20150212793A1 (en) Mobile terminal and image processing method thereof
JP2013145556A (ja) 電子機器およびその制御方法
WO2015024372A1 (zh) 发起通信的方法、装置及移动终端
CN104346028B (zh) 地址栏显示方法、装置和移动终端
JP5865179B2 (ja) 携帯端末装置
CN104169860A (zh) 智能终端及用于显示其输入操作界面的方法
WO2021043081A1 (zh) 任务管理方法和终端设备
CN103412722A (zh) 一种选择多个对象的方法、装置及终端设备
JP2013222238A (ja) 携帯端末機、アイコン表示プログラム、記憶媒体及びアイコン表示方法
JP2018032425A (ja) サイドメニュー表示方法、装置及び端末

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20140606

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5865179

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150