JP5865160B2 - 輝度測定装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は輝度測定装置及び方法に関し、特に接触型輝度計を用いた低輝度領域における輝度測定に関する。
下記特許文献には、従来の液晶ディスプレイの輝度測定装置が開示されている。液晶ディスプレイは、その構造や反射防止膜の特性に起因して、画面を見る方向によって輝度が異なるという性質がある。また、その程度は、液晶ディスプレイの種類によって違っている。このため、測定視野角の広い接触型輝度計で測定した液晶ディスプレイの表示面の輝度は、測定視野角の極めて狭い望遠輝度計で測定したそれと異なる。また、その程度も、液晶ディスプレイの種類によって違っている。そこで下記特許文献に記載された装置では、補正ルックアップテーブルを液晶ディスプレイの種類ごとに用意しておき、測定対象である液晶ディスプレイの種類に対応する補正ルックアップテーブルを選択的に用いて、接触型輝度計による輝度測定値を望遠輝度計による輝度測定値に変換している。こうして、望遠輝度計よりも安価である接触型輝度計を用いて、望遠輝度計による測定に相当する高精度の輝度測定を、様々な種類の液晶ディスプレイに対して行うことができるようにしている。
特開2003−294528号公報
しかしながら、上記従来の輝度測定装置によれば、補正ルックアップテーブルを多数用意しておかなければ、多くの種類の液晶ディスプレイに対して高精度の輝度測定を行うことができないし、ましてや、未知の種類の液晶ディスプレイに対しては、輝度測定自体が不可能である。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、未知の種類の測定対象についても接触型輝度計を用いて高精度の輝度測定ができる輝度測定装置及び方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る輝度測定装置は、接触型輝度計を用いて第1の測定視野角及びそれよりも広い第2の測定視野角でそれぞれ測定した、第1の明るさで発光させた測定対象の輝度測定値を取得する第1の輝度測定値取得手段と、前記第1の輝度測定値取得手段により取得される、前記第1の測定視野角での輝度測定値と、前記第2の測定視野角での輝度測定値と、の関係を示すデータを記憶する第1の関係データ記憶手段と、前記接触型輝度計を用いて前記第2の視野角で測定した、前記第1の明るさよりも暗い第2の明るさで発光させた前記測定対象の輝度測定値を取得する第2の輝度測定値取得手段と、前記接触型輝度計を用いて前記第1の測定視野角で測定した所定の基準測定対象の輝度測定値と、望遠輝度計を用いて測定した前記所定の基準測定対象の輝度測定値と、の関係を示すデータを記憶する第2の関係データ記憶手段と、前記第1の関係データ記憶手段に記憶されるデータと、前記第2の関係データ記憶手段に記憶されるデータと、前記第2の輝度測定値取得手段により取得される輝度測定値と、に基づいて、前記第2の明るさを示す輝度値を出力する出力手段と、を含む。
また、本発明の一態様において、前記測定対象は表示装置であり、前記第1の明るさは前記表示装置に白色を表示させた明るさであり、前記第2の明るさは前記表示装置に黒色を表示させた明るさであり、前記出力手段は、前記第1の輝度測定値取得手段により取得される前記第2の測定視野角での輝度測定値と、前記第2の輝度測定値取得手段により取得される輝度測定値と、の比である前記表示装置のコントラスト比をさらに出力する。
また、本発明の一態様において、前記接触型輝度計の測定視野角を前記第1の測定視野角に狭めるアパーチャを含む。
また、本発明に係る輝度測定方法は、接触型輝度計を用い、第1の測定視野角及びそれよりも広い第2の測定視野角で、第1の明るさで発光させた測定対象の輝度を測定する第1の測定ステップと、前記接触型輝度計を用い、前記第2の視野角で、前記第1の明るさよりも暗い第2の明るさで発光させた前記測定対象の輝度を測定する第2の測定ステップと、前記第1及び第2の測定ステップでの輝度測定値と、前記接触型輝度計を用いて前記第1の測定視野角で測定した所定の基準測定対象の輝度測定値と、望遠輝度計を用いて測定した前記所定の基準測定対象の輝度測定値と、の関係を示すデータと、に基づいて、前記第2の明るさを示す輝度値を出力する出力ステップと、を含む。
本発明によれば、狭い測定視野角(例えば望遠輝度計と同程度)での接触型輝度計による輝度測定値と望遠輝度計による輝度測定値との普遍的関係性に加え、測定対象の種類ごとに調べられる広狭2つの測定視野角での輝度測定値の関係性を用いて、広い測定視野角での接触型輝度計による輝度測定値を望遠輝度系による輝度測定値に変換することができ、この結果、未知の種類の測定対象についても接触型輝度計を用いて高精度の輝度測定ができる。
本発明の実施形態に係る輝度測定装置(狭測定視野角状態)の構成を示す図である。 押し当て部を示す図である。 本発明の実施形態に係る輝度測定装置(広測定視野角状態)の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る輝度測定装置に含まれる制御部及びコンピュータの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る輝度測定装置の校正手順を示すフロー図である。 本発明の実施形態に係る輝度測定装置による輝度測定を示すフロー図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る輝度測定装置(狭測定視野角状態)の構成を示す図である。同図に示すように、本実施形態に係る輝度測定装置1は接触型輝度計2及びコンピュータ3を含んで構成されている。この輝度測定装置1は、液晶ディスプレイ40の表示輝度を測定するものであり、具体的には液晶ディスプレイ40に白色を表示させてその輝度を測定し、黒色を表示させてその輝度を測定し、さらに白色表示時の輝度と黒色表示時の輝度との比であるコントラスト比を計算し、それら結果(白輝度、黒輝度、コントラスト比)を表示器に表示するものである。
接触型輝度計2は、測定対象である液晶ディスプレイ40の表示面からの光を受ける光ファイバ14を備えており、光ファイバ12の先端は液晶ディスプレイ40に向けられる。また、光ファイバ12の基端側には凸レンズ16、視感度補正フィルタ18、減光(ND;Neutral Density)フィルタ20,22、遮光シャッタ板24、光電子増倍管26がこの順で配置されている。ここで、減光フィルタ20,22、遮光シャッタ板24は、アクチュエータ30により、それぞれ光路と交わる交差位置と光路から離れた退避位置とを相互に移動可能となっている。減光フィルタ20,22が交差位置に配置されている場合には、減光割合に応じた係数が測定値に乗算される。これにより測定範囲を広げることができる。また、遮光シャッタ板24は光電子増倍管26への入光を遮断するものである。入光を遮断した状態での光電子増倍管26の出力電流に基づいて測定値を校正することが望ましい。また、アクチュエータ30は、例えばソレノイドやサーボモータにより構成されてよい。光電子増倍管26には電気回路により構成された制御部28が接続されており、制御部28は別体のコンピュータ3に接続されている。
液晶ディスプレイ40の表示面から出射し、光ファイバ14の先端に入射した光は、基端から出射し、凸レンズ16に入射する。凸レンズ16の出射光は平行光線34となり、視感度補正フィルタ18により人間の視感度に応じた波長分布を有する光に変換される。その後、必要に応じて交差位置に配置された減光フィルタ20,22により光量が所定割合だけ減ぜられる。そして、遮光シャッタ板24が退避位置にある場合には光電子増倍管26に光が入射する。光電子増倍管26では入射光の強度に応じた電流を出力しており、制御部28ではこの電流の値をデジタル値に変換し、コンピュータ3に送信している。コンピュータ3では、このデジタル値を輝度の測定値として利用している。なお、ここでは光ファイバ14を用いて液晶ディスプレイ40から出射した光を凸レンズ16に導いたが、光ファイバ14の代わりに遮光性の中空円筒として、液晶ディスプレイ40から出射した光を凸レンズ16に直接導いてもよい。また、液晶ディスプレイ40から出射した光を1又は複数のレンズを介して凸レンズ16に導いてもよい。
図1に示すように、光ファイバ14の先端には押し当て部12が取り付けられている。押し当て部12は、図2(a)にその外観斜視図が示されているように、無底円筒状をなす本体部12aを有しており、先端にはスポンジ等の柔軟な材料により円環状に形成されたクッション部12bが取り付けられている。ここでクッション部12bの内径と本体部12aの内径は等しい。また、押し当て部12は、その中心軸が光ファイバ12の中心軸と一致するように設けられる。
本体部12aの側面には2つの開口12e,12fが形成されており、開口12fには同図(b)に示すアパーチャ板12dが、開口12eには同図(c)に示すアパーチャ板12cがそれぞれ挿入される。開口12e,12fのそれぞれの奥側にも図示しない開口が形成されている。同図(b)に示すように、アパーチャ板12dは長方形の外形を有し、小径の円形開口12iと大径の円形開口12hが内部に形成されている。また、同図(c)に示すように、アパーチャ板12cも長方形の外形を有し、小径の円形開口12fと大径の円形開口12gが形成されている。ここで円形開口12hと円形開口12gとは同径であり、いずれも本体部12aの内径と等しい。一方、円形開口12iは円形開口12fよりも小径であり、光ファイバ14の先端部よりも小径である。アパーチャ板12cは開口12e及び対向面に形成された図示しない開口に挿通され、本体部12aの中心軸と円形開口12gの中心とが一致する広測定視野角位置と、本体部12aの中心軸と円形開口12fの中心とが一致する狭測定視野角位置と、の間をスライド移動可能となっている。同様に、アパーチャ板12dは開口12f及び対向面に形成された図示しない開口に挿通され、本体部12aの中心軸と円形開口12hの中心とが一致する広測定視野角位置と、本体部12aの中心軸と円形開口12iの中心とが一致する狭測定視野角位置と、の間をスライド移動可能となっている。ここではアパーチャ板12c,12dをユーザが手で移動させることとするが、各種アクチュエータにより移動させてもよい。
図1は、アパーチャ板12c,12dがいずれも狭測定視野角位置に移動した状態、すなわち狭測定視野角状態の接触型輝度計2を示している。一方、図3は、アパーチャ板12c,12dがいずれも広測定視野角位置に移動した状態、すなわち広測定視野角状態の接触型輝度計2を示している。図1及び図3を比較して判るように、狭測定視野角状態では、液晶ディスプレイ40の表示面におけるクッション部12bが当接する領域により囲まれる領域の中心部分から発せられる光がアパーチャ板12c,12dの円形開口12f,12iを通過して光ファイバ14の先端面に入射する。このため、光ファイバ14の先端面における中心部分のみに光が入射する。すなわち、狭測定視野角状態では、円形開口12f,12iにより規定される小さな円錐台状の空間領域32aを通って液晶ディスプレイ40からの光が光ファイバ14の先端面に入射する。そして、光電子増倍管26に入射する平行光線34の径は比較的小さい。この狭測定視野角状態の接触型輝度計2の測定視野角は望遠輝度計のそれとほぼ等しく、例えば1度程度である。
一方、広い測定視野角状態では、液晶ディスプレイ40の表示面におけるクッション部12bが当接する領域により囲まれる領域の全域から発せられる光がアパーチャ板12c,12dの円形開口12g,12hを通過して光ファイバ14の先端面に入射する。このため、光ファイバ14の先端面の全域に光が入射する。この結果、光電子増倍管26に入射する平行光線34の径は比較的大きい。すなわち、狭測定視野角状態では、クッション部12bの内径と光ファイバ14の先端面の径とにより規定される比較的大きな円錐台状の空間領域32bを通って液晶ディスプレイ40からの光が光ファイバ14の先端面に入射する。広測定視野角状態の接触型輝度計2の測定視野角は望遠輝度計のそれよりは十分に大きい。このため、広測定視野角状態では、光電子増倍管26に入射する光量が多くなり、特に低輝度領域における測定に適している。
次に、図4は、本発明の実施形態に係る輝度測定装置に含まれる制御部28及びコンピュータ3の構成を示している。同図に示すように、制御部28は通信制御部28a、PMT駆動部28b、測定信号入力部28c及びアクチュエータ駆動部28dを備えている。通信制御部28aはコンピュータ3との間でデータを送受信する通信インタフェースハードウェアである。また、PMT駆動部28bは、コンピュータ3からの指示に従って光電子増倍管26に駆動電力を供給する。また、測定信号入力部28cには光電子増倍管26から出力される電流の値をデジタル値に変換し、通信制御部28aを介してコンピュータ3に送信する。アクチュエータ駆動部28dは、コンピュータ3からの指示に従ってアクチュエータ30を駆動し、減光フィルタ20,22や遮光シャッタ板24を移動させる。また、コンピュータ3は通信制御部50a、測定処理部50b及び表示部50cを備えている。通信制御部50aは制御部28との間でデータを送受信する通信インタフェースハードウェアである。また、測定処理部50bは、コンピュータ3で実行されるプログラムにより実現されるものであり、通信制御部50aを介して制御部28に各種の指示を送信したり、制御部28から送信される測定値を受け取って処理し、液晶ディスプレイ40の白輝度、黒輝度及びコントラスト比を表示部50cに表示させたりするものである。表示部50cは、各種の表示デバイスにより構成されており、測定対象である液晶ディスプレイ40の白輝度、黒輝度及びコントラスト比を表示したり、各種のメッセージを表示したりする。
本実施形態に係る輝度測定装置1は、接触型輝度計2を用いて液晶ディスプレイ40の輝度を測定することから、その測定値を、望遠輝度計を用いた測定値に変換できるようにするため、変換係数を事前に調べ、測定処理部50bに記憶しておくようにしている。図5は、この変換係数を決定する手順を説明するフロー図であり、輝度測定装置1の出荷前にメーカー側で実施されるものである。同図に示すように、変換係数を決定するには、まず校正用の液晶ディスプレイ(基準測定対象)を用意し、例えば全面に白色を表示させる。そして、その輝度を望遠輝度計(図示せず)により測定する(S101)。この際の測定値をYとする。次に、同じ液晶ディスプレイに、全面白色を表示させた状態で、輝度測定装置1を用いて輝度測定する(S102)。この際、輝度測定装置1は狭測定視野角状態とする。また、この際の測定値をaとする。そして、S101で得られた測定値をS102で得られた測定値で除して変換係数αを算出し(S103)、これを測定処理部50bに格納する。
次に、図6は、本発明の実施形態に係る輝度測定装置1による輝度測定を示すフロー図である。同図に示すように、輝度測定装置1を用いた輝度測定では、まず測定対象である液晶ディスプレイ40の表示面の全面に白色を表示させ、狭測定視野角状態の接触型輝度径2の押し当て部12bを表示面に軽く押し当て、輝度を測定し、測定処理部50bは測定値を取得する(S201)。この際の測定値をa1とする。さらに、液晶ディスプレイ40の表示面の全面に白色を表示させたまま、接触型輝度計2を広測定視野角状態にして輝度を測定し、測定処理部50bは測定値を取得する(S202)。この際の測定値をb1とする。次に、測定処理部50bはS201で得られた測定値a1をS202で得られた測定値b1で除して変換係数βを算出し、これを記憶する(S203)。
さらに、接触型輝度計2を広測定視野角状態としたまま、液晶ディスプレイ40の表示面の全面に黒色を表示させ、輝度を測定し、測定処理部50bは測定値を取得する(S204)。この際の測定値をb2とする。その後、測定処理部50bは、S204で得られた測定値b2を望遠輝度計による測定値に変換する(S205)。具体的には、b2×α×βを計算し、これを黒輝度として表示部50cに表示させる。さらに、測定処理部50cは、S201で得られた測定値a1を望遠輝度計による測定値に変換する(S206)。具体的には、a1×αを計算し、これを白輝度として表示部50cに表示させる。さらに、測定処理部50cはb1/b2を計算し、これをコントラスト比として表示部50cに表示させる。
上述したように、狭測定視野角状態の接触型輝度計2の測定視野角は望遠輝度計のそれとほぼ等しく、両測定値は比例関係にある。また、比例係数(変換係数α)は液晶ディスプレイの種類に依らない。これは、測定視野角が十分に小さいため、液晶ディスプレイ40の表示面から様々な方向に出射する光のうち、正面方向に出射する光の輝度だけを測定するからである。一方、狭測定視野角状態の接触型輝度計2では、光電子増倍管26に入射する光の光量が小さく、黒輝度を精度よく測定することができない。そこで、本実施形態では、黒輝度を広測定視野角状態の接触型輝度計2で計測するようにしている。また、広測定視野角状態の測定値と狭測定視野角状態の測定値との間には比例関係があるが、比例係数(変換係数β)は液晶ディスプレイ40の構造の違いに起因するものと考えられる。そこで、本実施形態では、測定対象の種類ごとに変換係数βを計算し、黒輝度の換算に用いるようにしている。
以上説明した輝度測定装置1によれば、狭測定視野角(例えば望遠輝度計と同程度)での接触型輝度計2による輝度測定値と望遠輝度計による輝度測定値との普遍的関係性(係数α)に加えて、測定対象である液晶ディスプレイ40の種類ごとに調べられる広狭2つの測定視野角での輝度測定値の関係性(係数β)を用いて、広い測定視野角での接触型輝度計2による黒輝度の測定値を望遠輝度計による測定値に変換するようにしたので、未知の種類の液晶ディスプレイ40についても接触型輝度計を用いて高精度の黒輝度の測定ができるようになる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変形実施が可能である。例えば、以上の説明では、狭測定視野角の接触型輝度計2の測定値と望遠輝度計の測定値の関係を示すデータとして、変換係数αを測定処理部50bに記憶させておくようにしたが、図5のS101及びS102で得られた測定値Y及びa自体を代わりに記憶させておくようにしてもよい。また、狭測定視野角状態での測定値と広測定視野角状態での測定値との関係を示すデータとして、変換係数βを用いる代わりに、図6のS201及びS202で得られた測定値a1及びb1自体を用いてもよい。また、変換係数βを算出するために、図6のS201及びS202では必ずしも液晶ディスプレイ40に白色を表示させる必要はなく、赤や黄色など、他の色を表示させてもよい。また、本発明は液晶ディスプレイの輝度測定に限らず、輝度に方向依存性がある他の種類の光源の輝度測定にも同様に適用してよい。さらに、変換係数βは、液晶ディスプレイの種類ごとに1回計算され、コンピュータ3に保存されていれば、同じ種類の液晶ディスプレイの輝度測定では既に保存されている変換係数βを用いることにより、白輝度、黒輝度及びコントラスト比を計算して表示できる。具体的には、広測定視野角状態の接触型輝度計2により白色を表示した液晶ディスプレイの輝度を測定して測定値b1を取得し、同じく広測定視野角状態の接触型輝度計2により黒色を表示した液晶ディスプレイの輝度を測定して測定値b2を取得する。そして、コンピュータ3に記憶されているα及びβを用いて、白輝度及び黒輝度としてb1×α×β及びb2×α×βをそれぞれ計算し、表示する。さらに、コントラスト比としてb1/b2を計算し、表示する。こうすれば、既に変換係数βが計算されている種類の液晶ディスプレイについては、輝度測定を速やかに行うことができる。
1 輝度測定装置、2 接触型輝度計、3 コンピュータ、12 押し当て部、14 光ファイバ、16 凸レンズ、28 視感度補正フィルタ、20,22 減光フィルタ、24 遮光シャッタ板、26 光電子増倍管、28 制御部。

Claims (4)

  1. 接触型輝度計を用いて第1の測定視野角及びそれよりも広い第2の測定視野角でそれぞれ測定した、第1の明るさで発光させた測定対象の輝度測定値を取得する第1の輝度測定値取得手段と、
    前記第1の輝度測定値取得手段により取得される、前記第1の測定視野角での輝度測定値と、前記第2の測定視野角での輝度測定値と、の関係を示すデータを記憶する第1の関係データ記憶手段と、
    前記接触型輝度計を用いて前記第2の測定視野角で測定した、前記第1の明るさよりも暗い第2の明るさで発光させた前記測定対象の輝度測定値を取得する第2の輝度測定値取得手段と、
    前記接触型輝度計を用いて前記第1の測定視野角で測定した所定の基準測定対象の輝度測定値と、望遠輝度計を用いて測定した前記所定の基準測定対象の輝度測定値と、の関係を示すデータを記憶する第2の関係データ記憶手段と、
    前記第1の関係データ記憶手段に記憶されるデータと、前記第2の関係データ記憶手段に記憶されるデータと、前記第2の輝度測定値取得手段により取得される輝度測定値と、に基づいて、前記第2の明るさを示す輝度値を出力する出力手段と、
    を含むことを特徴とする輝度測定装置。
  2. 請求項1に記載の輝度測定装置において、
    前記測定対象は表示装置であり、
    前記第1の明るさは前記表示装置に白色を表示させた明るさであり、
    前記第2の明るさは前記表示装置に黒色を表示させた明るさであり、
    前記出力手段は、前記第1の輝度測定値取得手段により取得される前記第2の測定視野角での輝度測定値と、前記第2の輝度測定値取得手段により取得される輝度測定値と、の比である前記表示装置のコントラスト比をさらに出力する
    ことを特徴とする輝度測定装置。
  3. 請求項1又は2に記載の輝度測定装置において、
    前記接触型輝度計の測定視野角を前記第1の測定視野角に狭めるアパーチャを含む
    ことを特徴とする輝度測定装置。
  4. 接触型輝度計を用い、第1の測定視野角及びそれよりも広い第2の測定視野角で、第1の明るさで発光させた測定対象の輝度を測定する第1の測定ステップと、
    前記接触型輝度計を用い、前記第2の測定視野角で、前記第1の明るさよりも暗い第2の明るさで発光させた前記測定対象の輝度を測定する第2の測定ステップと、
    記第2の測定ステップでの輝度測定値と、前記第1の測定ステップにおける前記第1の測定視野角での輝度測定値と前記第2の測定視野角での輝度測定値との関係を示すデータと、前記接触型輝度計を用いて前記第1の測定視野角で測定した所定の基準測定対象の輝度測定値と、望遠輝度計を用いて測定した前記所定の基準測定対象の輝度測定値と、の関係を示すデータと、に基づいて、前記第2の明るさを示す輝度値を出力する出力ステップと、
    を含むことを特徴とする輝度測定方法。
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