JP2017138251A - クロマティック共焦点センサ及び測定方法 - Google Patents

クロマティック共焦点センサ及び測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】容易に精度よく測定光を測定ポイントに照射することが可能なクロマティック共焦点センサ、及び測定方法を提供すること。
【解決手段】本クロマティック共焦点センサは、第1の光源と、第2の光源と、光学ヘッドと、位置算出部と、切替部とを具備する。前記第1の光源は、各々波長の異なる複数の光を含む測定光を出射する。前記第2の光源は、所定の波長を有する可視光を出射する。前記光学ヘッドは、入射する光を波長に応じた合焦位置に収束させ、当該合焦位置にて被測定物により反射された反射光を出力する。前記位置算出部は、前記光学ヘッドにより出力された前記反射光をもとに、前記被測定物の位置を算出する。前記切替部は、前記測定光のみが前記光学ヘッドに入射する第1の動作と、少なくとも前記可視光が前記光学ヘッドに入射する第2の動作とを選択的に切替える。
【選択図】図2

Description

本発明は、クロマティック共焦点センサ及びこれを用いた測定方法に関する。
従来、被測定物の高さ等を測定するために、クロマティック共焦点の技術が用いられている。例えば特許文献1には、その図1に示すように、クロマティックコンフォーカル変位計(以下クロマティックセンサと記載する)について開示されている。このクロマティックセンサでは、ワークの高さ(変位)に応じて、ワークに合焦する色が1対1で変わる。当該ワークに合焦する色の光を抽出し、色(光波長)を特定することで、色と1対1であるワークの高さが測定される(特許文献1の明細書段落[0002][0003]等)。
特許文献2に記載のクロマティックポイントセンサシステムでは、その図1に示すように、光源と、これに接続された第1光路及び第2の光路とが備えられる。共焦点系の光路である第1光路を用いることで、距離依存性及び距離非依存性の各々の成分を含む第1出力スペクトルプロファイルが取得される。もう一方の第2光路を用いることで、距離非依存性の成分を含む(距離依存性の成分を含まない)第2出力スペクトルプロファイルが取得される。第2出力スペクトルプロファイルをもとに、第1の出力スペクトルプロファイルを補正することで、測定条件の変更に起因する測定誤差、特にワーク特有の分光反射特性に起因する測定誤差の補正することが可能となる(特許文献2の段落[0009][0013][0029]−[0032]等)。
特開2011−39026号公報 特開2013−130581号公報
クロマティックセンサを使用する場合には、被測定物上の測定対象となるポイントに、正確に測定光を照射することが求められる。例えば被測定物が透明材料からなる部材等の場合には、測定光の照射スポットを視認することが難しい場合がある。この場合、測定光を精度よく測定ポイントに照射することが難しくなってしまう。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、容易に精度よく測定光を測定ポイントに照射することが可能なクロマティック共焦点センサ、及び測定方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係るクロマティック共焦点センサは、第1の光源と、第2の光源と、光学ヘッドと、位置算出部と、切替部とを具備する。
前記第1の光源は、各々波長の異なる複数の光を含む測定光を出射する。
前記第2の光源は、所定の波長を有する可視光を出射する。
前記光学ヘッドは、入射する光を波長に応じた合焦位置に収束させ、当該合焦位置にて被測定物により反射された反射光を出力する。
前記位置算出部は、前記光学ヘッドにより出力された前記反射光をもとに、前記被測定物の位置を算出する。
前記切替部は、前記測定光のみが前記光学ヘッドに入射する第1の動作と、少なくとも前記可視光が前記光学ヘッドに入射する第2の動作とを選択的に切替える。
このクロマティック共焦点センサでは、測定光を出射する第1の光源と、可視光を出射する第2の光源とが備えられる。光学ヘッドから被測定物に向けて測定光が照射される第1の動作時の照射スポットの位置と、可視光が照射される第2の動作時の照射スポットの位置は互いに同一となる。従って視認が容易な可視光の照射スポットの位置を測定ポイントに合わせることで、容易に精度よく測定光を測定ポイントに照射することが可能となる。
前記第2の光源は、レーザ光源又はLED(Light Emitting Diode)光源であってもよい。
これにより照射スポットの位置合わせを容易に精度よく実行することができる。
前記可視光は、赤色光、青色光、又は緑色光であってもよい。
これにより照射スポットの位置合わせを容易に精度よく実行することができる。
前記切替部は、前記第1の光源から出射される前記測定光、及び前記第2の光源から出射される前記可視光の各々を、前記光学ヘッドに導く光ファイバ部と、前記第1及び前記第2の光源の各々の駆動を制御する光源制御部とを有してもよい。
ファイバスプリッタを用いることで前記光学ヘッドへの測定光及び可視光の出射の切替えを容易に行うことが可能となる。
前記位置算出部は、分光器と、信号処理・制御部とを有してもよい。
前記分光器は、前記光学ヘッドにより出力された前記反射光を回折する回折格子と、前記回折格子により回折された回折光を受光するセンサとを有する。
前記信号処理・制御部は、前記センサにより受光される前記回折光の受光位置をもとに、前記被測定物の位置を算出する。
分光器及び信号処理・制御部により、精度よく被測定物の位置を算出することができる。
前記切替部は、前記第1及び前記第2の動作を、1/10秒以下の時間毎に切替えてもよい。
これにより照射スポットの位置を確認しながら位置測定を行うことが可能となる。
前記位置算出部は、前記第2の動作の選択時に、前記可視光が前記合焦位置にて校正用の被測定物により反射された前記反射光をもとに、前記位置の算出に用いられる補正値を生成してもよい。
これにより高い精度で被測定物の位置を算出することが可能となる。
前記信号処理・制御部は、前記校正用の被測定物により反射された前記反射光が前記回折格子により回折された前記回折光の受光位置をもとに、前記補正値を生成してもよい。
これにより容易に補正値を算出することが可能となる。
本発明の一形態に係る測定方法は、光学ヘッドに所定の波長を有する可視光を入射することを含む。
前記光学ヘッドから被測定物に向けて出射される前記可視光の照射スポットの位置が、前記被測定物上の測定ポイント上に移動される。
各々波長の異なる複数の光を含む測定光が前記光学ヘッドに入射される。
前記光学ヘッドにより、前記複数の光の各々が互いに異なる合焦位置に収束され、前記合焦位置にて前記被測定物により反射された反射光が出力される。
前記光学ヘッドにより出力された前記反射光をもとに、前記被測定物の位置が算出される。
前記測定方法は、さらに、前記光学ヘッドから校正用の被測定物に向けて前記可視光を出射すること、及び前記光学ヘッドにより出力された前記合焦位置にて前記校正用の被測定物により反射された前記反射光をもとに、前記位置の算出に用いられる補正値を生成することを含んでもよい。
以上のように、本発明によれば、容易に精度よく測定光を測定ポイントに照射することが可能となる。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本発明の一実施形態に係る非接触測定システムの構成例を模式的に示すブロック図である。 図1に示すクロマティックセンサの構成例を示す概略図である。 制御部による被測定物の位置の算出例を示すチャートである。 非接触システムによる測定動作の一例を示すフローチャートである。 測定用光源及びガイド光源の切替駆動の一例を示す図である。 ガイド光を利用した補正値の生成を説明するための概略図である。
以下、本発明に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る非接触測定システムの構成例を模式的に示すブロック図である。非接触測定システム100は、ステージ110と、移動機構120と、クロマティック共焦点センサ(以下、単にクロマティックセンサと記載する)130と、PC(Personal Computer)140とを有する。ステージ110上の所定の位置に、被測定物Oが載置される。
移動機構120は、クロマティックセンサ130を移動させるセンサ移動機構120aと、ステージ110を移動させるステージ移動機構120bとを有する。センサ移動機構120a及びステージ移動機構120bを駆動することで、3次元方向において、被測定物Oに対するクロマティックセンサ130の相対的な位置を移動させることができる。
本実施形態では、センサ移動機構120aにより、クロマティックセンサ130の光学ヘッド10(図2参照)が移動される。これに代えて、光学ヘッド10、コントローラ20、及び光ファイバ部30を含むクロマティックセンサ130の全体が、一体的に移動されてもよい。移動機構120の具体的な構成は限定されず、任意に設計されてよい。
PC140は、任意の接続形態により、移動機構120及びクロマティックセンサ130の各々に接続される。PC140は、移動機構120及びクロマティックセンサ130の各々の駆動を制御することが可能である。例えば被測定物O上に複数の測定ポイントが設定される場合には、各測定ポイントを測定するための複数の座標値が、PC140に入力される。PC140は、入力された座標値をもとに、クロマティックセンサ130の位置を自動的に移動させる。
オペレータがPC140を操作して、移動機構120及びクロマティックセンサ130の各々の駆動を制御することも可能である。例えばオペレータにより、クロマティックセンサ130の測定位置を調整することが可能である。
図1では図示を省略しているが、本非接触システム100では、ステージ110上の被測定物Oを撮影可能なカメラが設けられている。当該カメラにより撮影された画像をPC140のディスプレイに表示された画像を見ながら測定位置の位置合わせ等が行われる。なおカメラが設けられる場合に限定されず、被測定物Oを肉眼で目視しながら位置合わせが行われてもよい。
PC140は、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等のコンピュータの構成に必要なハードウェアを有する。またPC140による制御は、例えばCPUが、ROMやHDD等に記憶された所定のプログラムを、RAMにロードして実行することにより実現される。プログラムは、任意の方法でPCにインストールされてよい。
図2は、クロマティックセンサ130の構成例を示す概略図である。クロマティックセンサ130は、光学ヘッド10と、コントローラ20と、光ファイバ部30とを有する。コントローラ20は、光源部40と、分光器50と、信号処理・制御部(以下、単に制御部と記載する)60とを有する。
図2に示すように、光源部40は、測定光を出射する測定用光源41と、ガイド光を出射するガイド光源42とを有する。本実施形態では、測定用光源41として白色LED光源が用いられる。従って測定用光源41からは、青色波長域から赤色波長域までの各々波長の異なる複数の可視光を含む白色光Wが、測定光として出射される。
測定用光源41は、本実施形態において、第1の光源に相当する。また複数の可視光は、各々波長の異なる複数の光に相当する。なおLED光源に代えて、水銀ランプ等の他の白色光源が用いられてもよい。
ガイド光源42としては、赤色レーザ光LRを出射する赤色レーザ光源が用いられる。ガイド光源42は、本実施形態において、第2の光源に相当する。またガイド光として用いられる赤色レーザ光LRは、所定の波長を有する可視光に相当する。なおガイド光の色は限定されず、青色光や緑色光等の他の単色光が用いられてもよい。またガイド光源42として、LED光源等の他の固体光源が用いられてもよい。
光ファイバ部30は、複数の光ファイバ31と、複数のファイバスプリッタ32とを有する。本実施形態では、ファイバスプリッタ32a及び32bと、光学ヘッド10に接続される光ファイバ31aと、分光器50に接続される光ファイバ31bとが用いられる。またファイバスプリッタ32a及び32bを接続する光ファイバ31cと、測定用光源41に接続される光ファイバ31dと、ガイド光源42に接続される光ファイバ31eとが用いられる。
図2に示すように、ファイバスプリッタ32aは、光ファイバ31aから導入された光を分岐して、光ファイバ31bに導出することが可能である。また光ファイバ31cから導入された光を、光ファイバ31aに導出することが可能である。ファイバスプリッタ32bは、光ファイバ31d及び31eの各々から導入された光を、光ファイバ31cに導出することが可能である。
従って測定用光源41及びガイド光源42が駆動すると、光ファイバ部30を介して、白色光W及び赤色レーザ光LRの各々が光学ヘッド10に導かれる。また光ファイバ部30を介して、光学ヘッド10から出力される反射光S(詳しくは後述する)が光分光器50に導かれる。なおファイバスプリッタ32に代えて、光ファイバカプラが用いられてもよい。
図2に示すように光学ヘッド10は、長手方向を光軸Aとするペン形状の筐体部11と、この筐体部11内に設けられた対物レンズ12とを有する。筐体部11の後端の略中央に、光ファイバ31aが接続される。光ファイバ31aから出射された光は、対物レンズ12を通って、筐体部11の前端から被測定物Oに向けて照射される。
対物レンズ12は、色収差が大きいレンズであり、光学ヘッド10に入射する光を、光軸A上の波長λに応じた合焦位置Pに収束させる。例えば光学ヘッド10に、測定光である白色光Wが入射される。この場合、対物レンズ12により、白色光Wに含まれる複数の可視光の各々が、波長λに応じた互いに異なる合焦位置Pに収束される。
従って対物レンズ12により、白色光Wに含まれる複数の可視光が互いに分離されて、筐体部11の前端から被測定物Oに向けて出射される。図2では、対物レンズ12により分光された複数の可視光を代表して、RGBの3色の光が図示されている。もちろん他の色(他の波長域)の光も出射されている。
図2に示す波長λ1及び合焦位置P1は、複数の可視光のうち最も波長が短い可視光の波長及び合焦位置を表し、例えば青色光Bが該当する。波長λn及び合焦位置Pnは、最も波長が長い可視光の波長及び合焦位置を表し、例えば赤色光Rが該当する。波長λk及び合焦位置Pkは、複数の可視光のうちの任意の可視光についての波長及び合焦位置を表し、図2では、緑色光Gが例示されている(k=1〜nである)。
また対物レンズ12は、合焦位置Pkにて被測定物Oにより反射された可視光を、光ファイバ31aに収束させる。従って筐体部11の後端に接続される光ファイバ31aは、被測定物O上で合焦して反射される可視光が、対物レンズ12により収束されるときの共焦点の位置に接続される。これにより複数の可視光のうち合焦位置Pkにて被測定物Oにより反射された可視光を選択することが可能となる。被測定物O上により反射された反射光Sは、光ファイバ31aを介して出力される。
図2では、対物レンズ12から光ファイバ31aまでの間に、被測定物Oにより反射されたRGBの3色の光が図示されている。図2に示す例では、合焦位置Pk(図中では緑色光Gの合焦位置)に被測定物Oが存在する。従って被測定物Oにより反射された緑色光Gが、光ファイバ32aに収束される。この結果、緑色光Gの反射光Sが光ファイバ31aを介して出力される。このように出力される反射光Sの波長と、光軸A上における被測定物Oの位置は、1対1に対応する。
光学ヘッド10にガイド光である赤色レーザ光LRが入射する場合には、当該赤色レーザ光LRが被測定物Oに向けて出射される。被測定物O上の赤色レーザ光LRの照射スポットの径は、例えば数μm程度であるが、ディスプレイ上で十分に視認可能である。もちろん肉眼で視認可能なサイズの照射スポットとなるように、赤色レーザ光LRが照射されてもよい。
被測定部Oが赤色光Rの合焦位置Pnに存在する場合には、赤色レーザ光LRは被測定物O上で合焦するので、照射スポットの径は小さくなる。一方、被測定物Oが他の単色光の合焦位置に存在する場合には、赤色レーザ光LRの照射スポットの径は若干大きくなる。しかしながら、照射スポットの視認については、ほとんど影響はない。すなわち被測定物Oがどの位置に存在する場合でも、赤色レーザ光LRの照射スポットを十分に視認することが可能である。
なお被測定部Oが赤色光Rの合焦位置Pnに存在する場合には、被測定物Oにより反射された赤色レーザ光LRの反射光Sが、光ファイバ31aを介して出力される。
光学ヘッド10内の構成は限定されず、適宜設計されてよい。例えばピンホールやコリメータレンズ等の他のレンズが使用されてもよい。
分光器50は、光学ヘッド10により光ファイバ31aを介して出力された反射光Sの波長を検出するためのブロックである。反射光Sは、光ファイバ31a、ファイバスプリッタ32a、及び光ファイバ31bを介して、分光器50内に照射される。
分光器50は、反射光Sが入射される側から順番に配置される、コリメータレンズ51、回折格子52、結像レンズ53、及びリニアセンサ55を有する。コリメータレンズ51は、光ファイバ31bから出射された反射光Sを回折格子52上に略均一に照射する。
回折格子52は、光学ヘッド10により出力された反射光Sを回折する。結像レンズ53は、回折格子52により回折された回折光Lを、リニアセンサ55上にてスポット状に結像する。典型的には、+1次の回折光Lがリニアセンサ55上に結像されるが、−1次の回折光等、他の回折光が結像されてもよい。なお回折格子52の具体的な構成は限定されない。
リニアセンサ55は、一方向に並ぶ複数のピクセル(受光素子)56を有する。各ピクセル56は、受光した光の強度に応じた信号を出力する。リニアセンサ55の具体的な構成は限定されず、例えばCMOSラインセンサやCCDラインセンサ等が用いられる。
なお結像レンズ53は、色収差が小さいレンズであり、反射光Sの波長にかかわらず、回折光L1をリニアセンサ55上にスポット状に結像することができる。一方で、回折格子52から出射される回折光Lの出射角は、反射光Sの波長に依存する。従ってリニアセンサ55上のスポットの位置は、反射光Sの波長に依存するパラメータとなる。
リニアセンサ55により出力された信号は、信号ケーブル57を介して制御部60に送信される。なおスポット位置の検出対象となる回折光L以外の回折光がリニアセンサ55に入射しないように、遮光機構等が設けられてもよい。また回折格子52やリニアセンサ55の配置角度等が適宜調整されてもよい。
制御部60は、本実施形態において位置算出部として機能し、リニアセンサ55から受信した信号をもとに被測定物Oの位置を算出する。例えば所定の基準位置にて光学ヘッド10が保持され、被測定物Oに白色光Wが出射される。そしてリニアセンサ55からの信号をもとに、基準位置を基準とした被測定物Oの位置が算出される。
また被測定物Oの位置として、光学ヘッド10から被測定物Oまでの距離が算出されてもよい。また被測定物Oが移動する場合でも、当該移動に応じて出力されるリニアセンサ55からの信号をもとに、被測定物Oの移動量を算出することも可能である(図2に示す矢印Y参照)。
光学ヘッド10が、被測定物Oの上方から使用される場合には、被測定物Oの高さが被測定物Oの位置として算出される。もちろんこれに限定されず、任意の方向にて光学ヘッド10が使用され、当該方向における位置が算出されてもよい。
また制御部60は、測定用光源41及びガイド光源42の各々の駆動を制御する光源制御部としても機能する。例えば制御部60により、測定用光源41による白色光Wの出射、及びガイド光源42による赤色レーザ光LRの出射を、所定の時間毎に切替えて実行することが可能である。あるいは白色光Wを常時出射させた状態で、赤色レーザ光LRのON/OFFを切替えるといったことも可能である。
制御部60は、例えばCPU、メモリ(RAM、ROM)、I/O(Input/Output)等が1チップに収められたマイコン(マイクロコンピュータ)により実現可能である。マイコンによる種々の処理は、チップ内のCPUがメモリに記憶された所定のプログラムに従って動作することで実行される。これに限定されず、制御部60を実現するために、他のIC(集積回路)等が適宜用いられてもよい。
本実施形態では、光ファイバ部30及び光源制御部として機能する制御部60により、切替部が実現される。当該切替部は、白色光Wのみが光学ヘッド10に入射する第1の動作と、少なくとも赤色レーザ光LRが光学ヘッド10に入射する第2の動作とを選択的に切替えることが可能である。
例えば制御部60により、測定用光源41のみを駆動させることで、第1の動作が実行される。また少なくともガイド光源42を駆動させることで第2の動作が実行される。所定の時間毎に測定用光源41及びガイド光源42の各々の駆動を切替えることで、第1及び第2の動作を所定の時間毎に切替えることが可能である。
第2の動作時に、測定用光源41が駆動されていてもよい。すなわち測定用光源41が常時駆動された状態で、ガイド光源42の駆動のON/OFFが切替えられてもよい。この場合、ガイド光源42のOFF時が第1の動作に相当し、ON時が第2の動作に相当する。
なお制御部60とは別に、光源制御部として機能するブロックが設けられてもよい。すなわち光源制御部が、被測定物Oの位置を算出するブロックとは別に構成されてもよい。
図3は、制御部60による被測定物Oの位置の算出例を示すチャートである。まずリニアセンサ55から出力される信号をもとに、信号強度のピーク値を出力するピクセル56の位置(ピークピクセル位置)が検出される。ピークピクセル位置は、センサにより受光される回折光Lの受光位置に相当し、本実施形態では、ピクセルナンバーにより表される。
検出されたピクセルナンバーをもとに、被測定物Oの位置(ここでは距離Distと記載する)が算出される。図3に示すように、距離Distは、校正テーブルを用いることで算出される。校正テーブルは、例えば距離Distを調整しながらクロマティックセンサ130を動作させることで予め作成され、制御部60のメモリ等に格納される。校正テーブルの作成方法及び作成するタイミング等は限定されない。
距離Distの算出は、校正テーブルが用いられる方法に限定されない。例えばメモリ等に所定の演算式が格納され、当該演算式を用いてピクセルナンバーから距離Distへの演算が実行されてもよい。あるいはピクセルナンバーから反射光Sの波長が算出されてもよい。そして校正テーブルや演算等により、波長から距離Distが算出されてもよい。
図4は、非接触システム100による測定動作の一例を示すフローチャートである。まずガイド光源42が点灯される(ステップ101)。赤色レーザ光LRの照射スポットの位置が、被測定物O上の測定ポイントに移動される(ステップ102)。典型的には、カメラにより撮影された画像をもとに、オペレータがPC140を操作することで、移動機構120が制御される。もちろん肉眼で目視しながら位置合わせが行われてもよい。
またカメラにより撮影された画像をもとに、自動的に照射スポットの位置が合わせられてもよい。例えば画像をもとに赤色に光る照射スポットの座標値が算出される。当該座標値が、測定ポイントの座標値と一致するように、移動機構120が制御される。これにより自動測定を高い精度で実行することが可能となる。
照射スポットの位置が合わせられたか否かが判定される(ステップ103)。典型的には、オペレータにより、位置合わせが完了した旨の操作が入力される。当該入力があった場合には、スポット位置がOKであると判定される(ステップ103のYes)。位置合わせが完了した旨の操作の入力があるまで、位置合わせが実行される(ステップ103のNo)。
照射スポットの位置合わせが完了すると、測定用光源41が点灯される(ステップ104)。白色光Wの照射スポットの位置は、赤色レーザ光LRの照射スポットの位置と同一である。従って白色光Wは、測定ポイントに精度よく照射され、当該測定ポイントにおける位置が高い精度で測定される(ステップ105)。
全ての測定ポイントで測定が終了したか否かが判定される(ステップ106)。終了していない場合には(ステップ106のNo)、次の測定ポイントにクロマティックセンサ130が移動される(ステップ107)。そしてステップ101に戻り、ガイド光を利用した位置合わせから測定光による測定までの処理が繰り返される(ステップ101からステップ105)。全ての測定ポイントで測定が終了した場合には(ステップ106のYes)、測定動作は終了する。
以上、本実施形態に係るクロマティックセンサ130では、測定光(白色光W)を出射する測定用光源41と、可視光(赤色レーザ光LR)を出射する赤色レーザ光源42とが備えられる。光学ヘッド10から被測定物Oに向けて白色光Wが照射される第1の動作時の照射スポットの位置と、赤色レーザ光LRが照射される第2の動作時の照射スポットの位置は互いに同一となる。従って視認が容易な赤色レーザ光LRの照射スポットの位置を測定ポイントに合わせることで、容易に精度よく白色光Wを測定ポイントに照射することが可能となる。
例えば測定対象となる部分が透明材料からなる部材や、金属光沢面等である場合には、白色光Wの照射スポットを視認することが難しい場合がある。本実施形態では、ガイド光として単色光が照射されるので、その光の照射スポットの位置を容易に視認することが可能である。
ガイド光の色は、例えば測定対象となる部分の材料や色等に応じて適宜選択されてよい。例えばRGBの各レーザ光源やLED光源を用いることで、RGBの各色の光を、ガイド光として簡単に利用することができる。またこれらのRGBの各色の光は、視認が容易であるので、非常に有効である。
光源部に、互いに異なる色の単色光を出射する複数のガイド光源が設けられてもよい。そして被測定物Oの種類に合わせて、ガイド光の色が選択可能であってもよい。これにより例えば複数の種類の被測定物Oが測定される場合等に効果的である。
ガイド光源として、レーザ光源やLED光源を用いることで、波長が安定した単波長光をガイド光として照射することが可能となる。この結果、照射スポットの視認が容易となり、精度の高い位置合わせを実行することが可能となる。
図5は、測定用光源41及びガイド光源42の切替駆動の一例を示す図である。図5に示す例では、測定用光源41及びガイド光源42の駆動が、時間T毎に切替えられる。この場合、切替周期はT×2=2Tとなる。例えばパルス周期がTであり互いに位相が反転する2つのパルス信号を生成して利用することで、図5に示す駆動が可能となる。もちろんこれに限定されず、任意のクロック信号等を用いて切替駆動が実行されてもよい。
図5に示す時間Tを短くすることで、照射スポットの位置を確認しながら位置測定を行うことが可能となる。例えば複数の測定ポイントを順に移動して測定する場合、当該測定を実行しながら、測定ポイントにおける照射スポットの位置、及び照射スポットの移動経路を確認することができる。これにより被測定物Oに対するスキャニング測定等も可能となる。
例えば時間Tとして1/10秒以下の時間を設定することで、ガイド光の照射スポットがほぼ常に視認可能な状態で、各測定ポイントにおける位置測定が実行可能である。もちろんこの時間に限定されず、適宜設定されてよい。
なお高速で切替駆動が実行される場合には、測定用光源41の駆動タイミングに合わせて、リニアセンサ55からの出力値が、測定結果のデータとして取得される。典型的には、リニアセンサ55からは常時ピクセルナンバーが出力される。そして制御部60により、測定用光源41の駆動タイミングに応じて出力されたピクセルナンバーが抽出され、被測定物Oの位置が測定される。もちろんこれに限定されるわけではない。
図6は、ガイド光を利用した補正値の生成を説明するための概略図である。例えば温度や湿度等の環境変動や、クロマティックセンサ130の運搬中の状況、あるいは長時間の使用等により、回折格子52やリニアセンサ55の位置にずれが生じてしまう場合がある。この場合、リニアセンサ55上のスポットの位置もずれてしまい、測定精度が低下してしまう。
本実施形態では、第2の動作時に被測定物Oに出射される赤色レーザLR(ガイド光)を利用して補正値を算出することが可能である。そのために制御部60のメモリには、補正値を算出するための校正用データが予め記憶されている。
校正用データは、ステージ110に載置された校正用の被測定物Pに対して赤色レーザ光LRを照射した際に、リニアセンサ55に反射光Sが入射する、すなわち所定のピーク値を出力するピクセル56が出現する際の、被測定物Pに対する光学ヘッド10の相対的な高さ、及びピクセルナンバーを含む。
校正用の被測定物Pは、高さ(位置)が定められている物体であり、具体的な構成や材料等は限定されない。
校正用データの取得方法は限定されない。例えば非接触測定システム100が組み立てられて使用される際に、ステージ110に校正用の被測定物Pが載置され、光学ヘッド10を高さ方向において相対的に移動させることで取得される。あるいは、被測定物Pの高さ、分光器50の具体的な構成、ガイド光の波長等をもとに理論値が算出され、校正用データとして用いられてもよい。
なお典型的には、校正用データ、及び図3に示す校正テーブルは、互いに対応するデータとして記憶される。例えばキャリブレーション等により校正用データが取得された場合、当該校正用データをもとに校正テーブルが補正されてもよい。
補正値が算出される際には、まずステージ110に校正用の被測定物Pが載置される。ガイド光源42が点灯された状態で、高さ方向における被測定物Pに対する光学ヘッド10の相対的な位置が移動される。図6A及びBに示すように、被測定物P上で赤色レーザ光LRが合焦すると、光学ヘッド10から分光器50に向けて反射光Sが出力される。反射光Sの回折光Lのスポット位置を表すピクセルナンバーが取得される。取得されたピクセルナンバーと、校正用データとして記憶されているピクセルナンバーとの差(正負を含む)が、補正値として算出される。
なおリニアセンサ55の出力結果がPC140のディスプレイ等により監視可能であり、所定のピーク値が出力されたタイミングで、オペレータにより所定の操作が入力されてもよい。そのタイミングでのピクセルナンバーをもとに補正値が算出されてもよい。
位置測定が実行される際には、リニアセンサ55から出力されるピクセルナンバーに補正値が加えられる。その補正された値が校正テーブルに対する入力値となり、被測定物Oの位置が算出される。これにより位置測定の精度を十分に向上させることができる。また環境変化にロバストで高精度なクロマティックセンサ130を実現することができる。
補正値として、光学ヘッド10により反射光Sが出力される際の、被測定物Pに対する光学ヘッド10の相対的な高さと、校正用データとして記憶されている光学ヘッド10の高さとの差(正負を含む)が算出されてもよい。当該補正値が、位置測定の際に校正テーブルにより出力された位置に加えられてもよい。これにより例えば光学ヘッド10内の部材の位置ずれ等に起因する測定誤差を補正することが可能となる。
このように補正値は、ピクセルナンバーや光学ヘッド10の高さ等をもとに、容易に算出することが可能である。もちろん補正値の算出方法や、補正値を用いた補正方法等は限定されず、宜設定されてよい。例えば環境温度等に応じた複数の校正テーブルが記憶されており、補正値に基づいて、使用する校正テーブルが選択されてもよい。また補正値に基づいて校正テーブル自体が補正されてもよい。例えば図3示す校正テーブルの曲線形状等が補正されてもよい。
<その他の実施形態>
本発明は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態を実現することができる。
上記では、光ファイバ部30及び光源制御部として機能する制御部60により、第1及び第2の動作を選択的に切替える切替部が実現された。切替部の構成はこれに限定されず、適宜設計されてよい。例えば図1に示す光ファイバ31cに、測定用光源41及びガイド光源42のいずれかが切替え可能に接続されてもよい。例えば両方の光源の位置を切替え可能なスイッチング機構を用いることで、当該構成は実現可能である。これによりファイバスプリッタ32の数を減らすことが可能となり、ファイバスプリッタ32による光量の損失を抑えることが可能となる。
複数の測定ポイントを順番に測定する場合に、測定前に、ガイド光源42を点灯させた状態で測定時の移動経路に沿って、光学ヘッド10が移動されてもよい。これにより照射スポットの移動経路を視認することが可能となり、測定時の移動経路が適正か否かを確認することが可能となる。その際に、各測定ポイントにおける最終的な位置合わせも合わせて行ってもよい。当該位置合わせ後の座標値をメモリに記憶させることで、測定時には、ガイド光の照射をすることなく(第2の動作に切替えることなく)、複数の測定ポイントの位置を効率よく測定することが可能となる。
同じ種類の被測定物Oに対して同じ測定動作を実行する場合等においては、最初にガイド光を利用した移動経路の確認及び各測定ポイントでの位置合わせを行うことで、測定にかかる時間を大幅に短縮することが可能となる。
上記では、測定光として、複数の可視光を含む白色光が用いられた。これに限定されず、測定光として、広帯域の他の光が用いられてもよい。すなわち各々波長の異なる複数の光を含む測定光として、不可視光である紫外線や赤外線等を含む光が用いられてもよい。例えば紫外線を出射するLED等が光源部に備えられてもよい。
図2に示すクロマティックセンサ130のコントローラ20に、PC140の機能やディスプレイ等が備えられてもよい。一方で、コントローラ20が有する機能の一部が、PC140により実行されてもよい。この場合、当該PC140の機能を合わせて、本技術に係るクロマティックセンサが構築されることになる。
以上説明した本発明に係る特徴部分のうち、少なくとも2つの特徴部分を組み合わせることも可能である。また上記で記載した種々の効果は、あくまで例示であって限定されるものではなく、また他の効果が発揮されてもよい。
L…回折光
LR…赤色レーザ光
S…反射光
W…白色光
10…光学ヘッド
20…コントローラ
30…光ファイバ部
31…光ファイバ
32…複ファイバスプリッタ
40…光源部
41…測定用光源
42…ガイド光源
50…分光器
52…回折格子
55…リニアセンサ
60…信号処理・制御部
100…非接触測定システム
110…ステージ
120…移動機構
130…クロマティック共焦点センサ
140…PC

Claims (10)

  1. 各々波長の異なる複数の光を含む測定光を出射する第1の光源と、
    所定の波長を有する可視光を出射する第2の光源と、
    入射する光を波長に応じた合焦位置に収束させ、当該合焦位置にて被測定物により反射された反射光を出力する光学ヘッドと、
    前記光学ヘッドにより出力された前記反射光をもとに、前記被測定物の位置を算出する位置算出部と、
    前記測定光のみが前記光学ヘッドに入射する第1の動作と、少なくとも前記可視光が前記光学ヘッドに入射する第2の動作とを選択的に切替える切替部と
    を具備するクロマティック共焦点センサ。
  2. 請求項1に記載のクロマティック共焦点センサであって、
    前記第2の光源は、レーザ光源又はLED(Light Emitting Diode)光源である
    クロマティック共焦点センサ。
  3. 請求項1又は2に記載のクロマティック共焦点センサであって、
    前記可視光は、赤色光、青色光、又は緑色光である
    クロマティック共焦点センサ。
  4. 請求項1から3のうちいずれか1項に記載のクロマティック共焦点センサであって、
    前記切替部は、前記第1の光源から出射される前記測定光、及び前記第2の光源から出射される前記可視光の各々を、前記光学ヘッドに導く光ファイバ部と、前記第1及び前記第2の光源の各々の駆動を制御する光源制御部とを有する
    クロマティック共焦点センサ。
  5. 請求項1から4のうちいずれか1項に記載のクロマティック共焦点センサであって、
    前記位置算出部は、
    前記光学ヘッドにより出力された前記反射光を回折する回折格子と、前記回折格子により回折された回折光を受光するセンサとを有する分光器と、
    前記センサにより受光される前記回折光の受光位置をもとに、前記被測定物の位置を算出する信号処理・制御部とを有する
    クロマティック共焦点センサ。
  6. 請求項1から5のうちいずれか1項に記載のクロマティック共焦点センサであって、
    前記切替部は、前記第1及び前記第2の動作を、1/10秒以下の時間毎に切替える
    クロマティック共焦点センサ。
  7. 請求項1から6のうちいずれか1項に記載のクロマティック共焦点センサであって、
    前記位置算出部は、前記第2の動作の選択時に、前記可視光が前記合焦位置にて校正用の被測定物により反射された前記反射光をもとに、前記位置の算出に用いられる補正値を生成する
    クロマティック共焦点センサ。
  8. 請求項7に記載のクロマティック共焦点センサであって、
    前記位置算出部は、
    前記光学ヘッドにより出力された前記反射光を回折する回折格子と、前記回折格子により回折された回折光を受光するセンサとを有する分光器と、
    前記センサにより受光される前記回折光の受光位置をもとに、前記被測定物の位置を算出する信号処理・制御部とを有し、
    前記信号処理・制御部は、前記校正用の被測定物により反射された前記反射光が前記回折格子により回折された前記回折光の受光位置をもとに、前記補正値を生成する
    クロマティック共焦点センサ。
  9. 光学ヘッドに所定の波長を有する可視光を入射し、
    前記光学ヘッドから被測定物に向けて出射される前記可視光の照射スポットの位置を、前記被測定物上の測定ポイント上に移動し、
    各々波長の異なる複数の光を含む測定光を前記光学ヘッドに入射し、
    前記光学ヘッドにより、前記複数の光の各々を互いに異なる合焦位置に収束させ、前記合焦位置にて前記被測定物により反射された反射光を出力し、
    前記光学ヘッドにより出力された前記反射光をもとに、前記被測定物の位置を算出する
    測定方法。
  10. 請求項9に記載の測定方法であって、さらに、
    前記光学ヘッドから校正用の被測定物に向けて前記可視光を出射し、
    前記光学ヘッドにより出力された前記合焦位置にて前記校正用の被測定物により反射された前記反射光をもとに、前記位置の算出に用いられる補正値を生成する
    測定方法。
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