JP5864843B2 - あく取り - Google Patents

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本発明は、煮汁からあくを除去するためのあく取りに関する。
鍋及び煮込み料理等を調理する際に、あくが発生する。あくは、煮汁に溶け出した水溶性のタンパク質が熱変性によって凝固した、アミノ酸及び脂質を含む泡状の浮遊物であり、煮汁に混入したままでは苦み、渋み、臭み等を生じ、また外観上も好ましくない。このようなあくを煮汁から除去するために、容器状の掬部と、把手とを備える杓子状のあく取りが広く用いられている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示されているあく取りお玉は、掬部の底部が網目状をなしており、この網目状の部分において煮汁からあくを除去するように構成されている。
実開昭64−4363号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載されたあく取りお玉にあっては、掬部の網目状の部分においてあくを濾し取る際に、あくの成分が網目に詰まり易く、頻繁に水洗いをして網目の目詰まりを取り除く必要があった。また、上記網目状の部分に目詰まりが生じると、煮汁まで掬い取ってしまうという問題もあった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、上記課題を解決することができるあく取りを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一の態様のあく取りは、煮汁を掬うための容器状の掬部と、前記掬部に取り付けられた把手とを備え、前記掬部が、曲率半径が100mm以上である球冠凹面状又は平面状の底部と、前記底部の周囲を取り囲む円環状の外縁部とを有し、前記底部と前記外縁部との境界は角部となるように屈曲して形成されており、 前記外縁部が、前記角部から立設され、上方に向かうにしたがって直径が大きくなるようにテーパ状に形成されており、その高さは前記底部の高さよりも大きく、前記掬部の底部に、あくを前記掬部に残したまま煮汁を通過させるための直線状に延びた複数のスリットが互いに平行に設けられている。
この態様において、隣り合う前記スリットの間の距離が、前記スリットの幅よりも大きく構成されていてもよい。
上記態様において、前記複数のスリットは、等間隔に設けられていてもよい。
上記態様において、前記スリットは、前記掬部で常温の水を掬ったときに、前記掬部内で一定の水位に達するまで前記常温の水を通過させ、前記掬部内で一定の水位に達すると前記常温の水の通過を停止させるように構成されていてもよい。
上記態様において、前記スリットは、幅が0.3〜0.8mmとされていてもよい。
上記態様において、前記掬部は、隣り合う前記スリットの間の距離が3〜6mmとされていてもよい。
上記態様において、前記掬部は、前記底部が凹面状をなしていてもよい。
上記態様において、前記スリットは、凹面状をなす前記底部の最も低い位置を通るように設けられていてもよい。
本発明に係るあく取りによれば、従来に比して効率よく煮汁からあくを除去することが可能となる。
実施の形態1に係るあく取りの構成を示す斜視図。 実施の形態1に係るあく取りの構成を示す正面図。 実施の形態1に係るあく取りの構成を示す右側面図。 実施の形態1に係るあく取りの構成を示す平面図。 図4のA−A断面図。 実施の形態2に係るあく取りの構成を示す平面図。 実施の形態3に係るあく取りの構成を示す平面図。 実施の形態4に係るあく取りの構成を示す平面図。 実施の形態5に係るあく取りの構成を示す平面図。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態に係るあく取りの構成を示す斜視図、図2は、同じく正面図、図3は、同じく右側面図、図4は、同じく平面図である。
本実施の形態に係るあく取り1は、掬部2と、把手3とを備えている。掬部2は、容器状をなしており、煮汁を掬うために用いられる。把手3は、その一端が掬部2の外縁部の一箇所から延設された棒状の部材であり、ユーザが把持するために用いられる。かかるあく取り1は、ステンレス鋼により構成されている。
掬部2の構成についてさらに詳しく説明する。図5は、図4の掬部2のA−A断面図である。掬部2は、平面視において円形の皿状をなしており、底部21と当該底部21の周囲を取り囲む外縁部22とを有している。底部21は、当該底部の中央を頂点とした球冠状に湾曲しており、上方に開口した凹状をなしている。かかる底部21の曲率半径は、150mmとされている。
掬部2には、複数(7つ)のスリット23が設けられている。各スリット23は直線状に延びており、それぞれの幅が約0.5mmとされている。各スリット23は、互いに平行に、且つ等間隔に設けられている。隣り合う2つのスリット23の間の距離(中心間距離)は、4mmとされている。つまり、隣り合う2つのスリット23の間の金属部分の幅は3.5mmである。また、図4に示すように、各スリット23は、平面視において掬部2の中心から把手3へ延びる方向に対して45°の方向に延設されている。
各スリット23は、底部21の大きさに合わせた長さに設定されている。即ち、各スリット23の端部は、平面視において円形をなす底部21と外縁部22との境界24(図4参照)の若干内側に位置づけられる。このため、底部21の中央付近を通るように設けられたスリット23は長く、底部21の中央から離れた位置に設けられたスリット23ほど短くなっている。このように構成することで、底部21の概ね全体に満遍なくスリット23が設けられ、底部21の特定の箇所にスリット23が偏在することがない。
掬部2は、底部21の外周(即ち境界24)において屈曲され、それより外側の部分が外縁部22となっている。つまり、外縁部22は、平面視において円環状をなしている。図3及び図5等に示す通り、外縁部22は、上方に向かうにしたがって直径が大きくなるようにテーパ状に形成されている。かかる外縁部22は、水平面に対する傾斜角が、境界24の付近における底部21の水平面に対する傾斜角よりも大きくなっている。つまり、底部21が緩やかな曲面によって底の浅い凹状に形成されているのに対して、外縁部22は急角度で立設されている。このため、外縁部22の高さは底部21の高さに比べて大きく、外縁部22が設けられていることにより掬部2は底の深い皿状となっている。
上記のような掬部2が製造される際、まず掬部2の材料となるステンレス鋼の板材がプレス加工により湾曲されて、スリット23のない底部21及び外縁部22が形成される。その後、スリット23のない状態の底部21に、プレス加工によりスリット23が形成される。プレス加工では、上記のような細い幅のスリット23を、曲率の大きな曲面に湾曲された板材に形成することはできない。本実施の形態においては、上記のように底部21を緩やかな曲面に形成しているので、プレス加工によってスリット23を形成することが可能となる。また、プレス加工以外の加工方法で上記のような細い幅のスリット23をステンレス鋼に形成することは困難である。
次に、把手3の構成について説明する。把手3は、掬部2と同様にステンレス鋼によって構成されている。把手3は、細長い板棒状をなしており、その一端が掬部2の外縁部22の外面に溶接により接合された接合部31となっている。かかる把手3は、当該接合部31の上端、即ち外縁部22の上端の位置において屈曲されており、接合部31の上端より上側は概ね鉛直に立ち上がった首部32となっている。また把手3は、首部32の上端の位置において再び屈曲され、首部32の上端よりも上側の部分は、接合部31と概ね平行なグリップ部33となっている。グリップ部33は、首部32との接続部分(下端)においては首部32と同一の幅となっており、下端から途中部分までは上方に向かうにしたがって幅が大きくなり、当該途中部分からさらに上側(ユーザが握る部分)は概ね一定の幅とされている。
上述したような構成のあく取り1の掬部2によって常温の水を掬った場合、掬われた水の一部はスリット23を通って掬部2から流れ落ちるが、掬部2内で一定の水位に到達すると、掬部2から水の流出が止まる。これは次のような理由によるものと考えられる。スリット23において水に表面張力が働くが、水が掬われた直後は掬部2内に収容された水の量が多く、水の重量が表面張力に打ち勝ってスリット23から水が流れ落ちる。水が掬部2から流出すると、掬部2内の水の重量が減少し、一定の水位に到達したときに水の表面張力と水の重量とが釣り合い、それ以上水が流出しなくなる。つまり、スリット23の幅0.5mmは、このような作用を生じるものである。
上記のようなあく取り1を使用してあくを煮汁から除去する場合、ユーザは把手3のグリップ部33を把持して、掬部2を煮汁の中に入れ、そこからあく取り1を上方へ持ち上げることで掬部2に煮汁を掬い上げる。容器状の掬部2には煮汁と共にあくが掬われるが、スリット23によって煮汁が掬部2から流れ落ちる。スリット23において煮汁に表面張力が働くが、煮汁は温度が高く、また種々の成分が含まれているため常温の水に比べて表面張力が小さいと考えられる。このため、スリット23からは概ね全ての煮汁が流れ落ちる。あくは泡状であり、煮汁に浮遊しているため、全ての煮汁が掬部2から流れ落ちるまで掬部2上に存在する。全ての煮汁が掬部2から流れ落ちた後にも、水に比べて比重が非常に小さい泡状のあくの殆んどはスリット23を通過せず、掬部2から流れ落ちることはない。また、隣り合うスリット23の間にはスリット23に比べて大きな面積の金属部分が存在するため、この部分に多くのあくが付着し、スリット23を通過する粒状のあくが存在するとしても、その量は極僅かである。このように、本実施の形態に係るあく取り1によれば、従来に比して効率的にあくを煮汁から除去することができる。
また、スリット23は長手方向に長いため、掬部に網目状部分を有する従来のあく取りの網目に比べて開口面積が大きく、あくによって目詰まりが生じることがない。したがって、ユーザは目詰まりを解消するために頻繁にあく取り1を水洗いする必要がなく、従来に比してユーザの手間を軽減することができる。
また、外縁部22を設けることによって底の深い皿状の掬部2を構成したので、鍋料理又は煮物料理等の具材等を掬部2によって安定して掬うこともできる。また、底部21を凹面状に構成したので、煮汁を掬ったときに当該底部21の最も低い位置(中央)に煮汁が集まることになる。中央を通るようにスリット23が設けられているため、中央に集められた煮汁は効率的にスリット23から流れ落ち、煮汁を残すことなくあくのみを掬部2に残すことができる。
さらに、底部21は曲率半径150mmの球冠凹面状であり、緩やかな曲面となっているので、底部21の中央に煮汁が集中しすぎることがない。底部21の曲率半径が小さすぎると、底部21の傾斜が大きくなることから、煮汁が渦となって流れて中央に過度に集中し、スリット23のうち底部21の中央に位置する部分から多くの煮汁が勢いよく流れ出ることになる。このため、煮汁と共にあくもスリット23から流れ落ちることになり、効率的に煮汁からあくを除去することができなくなる。本実施の形態に係るあく取り1では、底部21の曲率半径150mmとし、底部21を緩やかな曲面としたので、煮汁を掬ったときに掬部2において煮汁の渦が生じることがなく、スリット23の全体から満遍なく煮汁が排出され、効率的にあくを煮汁から除去することができる。このような観点から、底部21の曲率半径は100mm以上とすることが好ましい。
(実施の形態2)
図6は、本実施の形態に係るあく取りの構成を示す平面図である。本実施の形態に係るあく取り200は、掬部2の底部21において、7つのスリット223のそれぞれが、平面視において掬部2の中心から把手3へ延びる方向と平行に延設されている。本実施の形態に係るあく取り200のその他の構成は、実施の形態1に係るあく取り1の構成と同様であるので、その説明を省略する。
(実施の形態3)
図7は、本実施の形態に係るあく取りの構成を示す平面図である。本実施の形態に係るあく取り300は、掬部2の底部21において、7つのスリット323のそれぞれが、平面視において掬部2の中心から把手3へ延びる方向と直交する方向に延設されている。本実施の形態に係るあく取り300のその他の構成は、実施の形態1に係るあく取り1の構成と同様であるので、その説明を省略する。
(実施の形態4)
図8は、本実施の形態に係るあく取りの構成を示す平面図である。本実施の形態に係るあく取り400は、掬部2の底部21に4つのスリット423が設けられている。これらのスリット423は、平面視において掬部2の中心から把手3へ延びる方向に対して45°の方向に延設されている。本実施の形態に係るあく取り400のその他の構成は、実施の形態1に係るあく取り1の構成と同様であるので、その説明を省略する。
本実施の形態に係るあく取りにおいては、凹面状の底部21において最も低い位置である中央を挟むように2本のスリット23が設けられている。凹面状の底部21においては、掬われた煮汁が中央に集まるが、煮汁が中央に集められる際に多くの煮汁はスリット23から流れ落ちる。また中央に少量の煮汁が残ったとしても、両側にスリット23が配置されているので、掬部2が僅かに傾けられただけで、一箇所に集められた煮汁の全てが傾けられた方向へ移動し、スリット23から流れ落ちることになる。このように、本実施の形態に係るあく取りにおいても、中央に集められた煮汁が効率的にスリット23から流れ落ち、煮汁を残すことなくあくのみを掬部2に残すことができる。
(実施の形態5)
図9は、本実施の形態に係るあく取りの構成を示す平面図である。本実施の形態に係るあく取り500は、掬部2の底部21に5つのスリット523が設けられている。これらのスリット523は、平面視において掬部2の中心から把手3へ延びる方向に対して45°の方向に延設されている。また、底部21の各スリット523の間には、複数の孔525が設けられている。これらの孔525のそれぞれは、直径が0.7mmの円形とされている。本実施の形態に係るあく取り500のその他の構成は、実施の形態1に係るあく取り1の構成と同様であるので、その説明を省略する。
(その他の実施の形態)
上記の実施の形態1〜3においては、スリット23,223,323の数を7つとし、実施の形態4においては、スリット423の数を4つとし、実施の形態5においては、スリット523の数を5つとしたが、これに限定されるものではなく、スリットの数はいくつであってもよい。但し、隣り合うスリット間の距離が、スリットの幅よりも大きくなるようにすることが好ましい。
また、スリット間の距離が大きければ、金属部分に多くのあくが付着することになるが、スリット間の距離が大きすぎると、金属部分にあくがこびりつき易く、あく取りを水で濯いだ程度ではこびりついたあくを除去しきれず、その後のあく取り作業に支障を来す場合がある。このため、スリット間の距離(中央間距離)は6mm以下とすることが好ましい。また、スリット間の距離を小さくし過ぎると、スリットの加工が困難となる場合がある。よって、加工のし易さの観点から、スリット間の距離(中央間距離)は3mm以上とすることが好ましい。
また、上記の実施の形態1〜5においては、複数の平行なスリット23,223,323,423,523を等間隔に設ける構成について述べたが、これに限定されるものではない。隣り合うスリット間の間隔を異ならせるようにしてもよい。
また、上記の実施の形態1〜5においては、複数のスリット23,223,323,423,523を平行に設ける構成について述べたが、これに限定されるものではない。各スリットを異なる方向へ延びるように設けてもよい。また、複数のスリットを互いに交差するように設けることもできる。
また、上記の実施の形態1〜5においては、スリット23,223,323,423,523の幅を0.5mmとしたが、これに限定されるものではない。上述したように、常温の水を掬部2に掬った場合、掬われた水の一部がスリットを通って掬部2から流れ落ち、掬部2内で一定の水位に到達すると、掬部2から水の流出が止まるようなスリットであれば、その幅は問わない。上記の観点からは、スリットの幅を0.8mm以下とすることが好ましい。また、加工のし易さの観点から、スリットの幅を0.3mm以上とすることが好ましい。
また、上記の実施の形態5においては、掬部2の底部21に複数の円形の孔525を設ける構成について述べたが、これに限定されるものではない。円形以外の形状、例えば、楕円形、長円形、多角形、星型等の孔を設ける構成としてもよい。また、上記の実施の形態5においては、孔525の直径を0.7mmとしたが、これに限定されるものではない。他の直径の孔とすることもできる。但し、当該孔からあくが流れ落ちることを防止するために、孔の直径を2mm以下とすることが好ましい。また、加工のし易さの観点から、孔の直径を0.3mm以上とすることが好ましい。
また、上記の実施の形態1〜5においては、スリット23,223,323,423,523を直線状としたが、これに限定されるものではない。掬部2の底部21に波状、円弧状等の曲線状のスリットを設けてもよい。また、1つの渦巻状のスリットを渦巻の中心が底部21の中央に位置するように設けることもできる。また、折れ線状のスリットを設けることもできる。
また、上記の実施の形態1〜5においては、底部21を凹状とする構成について述べたが、これに限定されるものではなく、平面状としてもよい。また、実施の形態1〜5においては、曲率半径150mmによって球冠状に湾曲した底部21を設ける構成について述べたが、これに限定されるものではない。底部の曲率はこれ以外であってもよい。但し、スリットの加工のし易さから、100mm以上の曲率半径とすることが好ましい。
また、上記の実施の形態1〜5においては、掬部2に底部21と外縁部22とを設ける構成について述べたが、これに限定されるものではない。掬部を途中で屈曲させることなく、緩やかな曲面による皿状に構成してもよい。また、この場合、掬部の底部にのみスリットを設けることもできるし、掬部の縁の近傍までスリットを延ばし、掬部の全体にスリットを設けることもできる。
また、上記の実施の形態1〜5においては、あく取り1,200,300,400,500の材料をステンレス鋼としたが、これに限定されるのではない。合成樹脂、ステンレス鋼以外の炭素鋼、アルミニウム、チタン、セラミックス等、調理器具として使用可能な材料であれば、他の材料によってあく取りを構成してもよい。また、掬部2と把手3とを異なる材料によって構成してもよい。
本発明に係るあく取りは、煮汁からあくを除去するための杓子状のあく取り等として有用である。
1,200,300,400,500 あく取り
2 掬部
3 把手
21 底部
22 外縁部
23,223,323,423,523 スリット
24 境界
31 接合部
32 首部
33 グリップ部
525 孔

Claims (7)

  1. 煮汁を掬うための容器状の掬部と、
    前記掬部に取り付けられた把手とを備え、
    前記掬部が、曲率半径が100mm以上である球冠凹面状又は平面状の底部と、前記底部の周囲を取り囲む円環状の外縁部とを有し、前記底部と前記外縁部との境界は角部となるように屈曲して形成されており、
    前記外縁部が、前記角部から立設され、上方に向かうにしたがって直径が大きくなるようにテーパ状に形成されており、その高さは前記底部の高さよりも大きく、
    前記掬部の底部に、あくを前記掬部に残したまま煮汁を通過させるための直線状に延びた複数のスリットが互いに平行に設けられている、
    あく取り。
  2. 隣り合う前記スリットの間の距離が、前記スリットの幅よりも大きく構成されている、
    請求項1に記載のあく取り。
  3. 前記複数のスリットは、等間隔に設けられている、
    請求項1又は2に記載のあく取り。
  4. 前記スリットは、前記掬部で常温の水を掬ったときに、前記掬部内で一定の水位に達するまで前記常温の水を通過させ、前記掬部内で一定の水位に達すると前記常温の水の通過を停止させる、
    請求項1乃至3の何れかに記載のあく取り。
  5. 前記スリットは、幅が0.3〜0.8mmである、
    請求項1乃至4の何れかに記載のあく取り。
  6. 前記掬部は、隣り合う前記スリットの間の距離が3〜6mmである、
    請求項5に記載のあく取り。
  7. 前記スリットは、前記底部の最も低い位置を通るように設けられている、
    請求項1乃至6の何れかに記載のあく取り。
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