JP5864495B2 - 歯車減速機用防水カバー - Google Patents

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Description

本発明は、歯車減速機用防水カバーに関する。特に、電動機の回転を歯車伝動装置で減速する歯車減速機に適用される防水カバーであって、歯車減速機の内部に雨水が侵入しないように、屋外に設置された歯車減速機を雨水から防護する歯車減速機用防水カバーの構造に関する。
火力発電所などでは、タービンを回転した蒸気を復水するために、復水器に冷却材として海水を循環させている。すなわち、循環水ポンプで海水を取水して、復水器に海水を供給している。又、循環水ポンプの出口には、電動式の立形バタフライ弁を設置している。立形バタフライ弁の弁体を開閉することで、復水器への流路を開閉できる。又、立形バタフライ弁の弁軸を所定角度に回動することで、復水器への流量を調整できる。
このような立形バタフライ弁は、一般に、その本体を地中に設置している。そして、立形バタフライ弁の弁軸に中間軸を連結し、この中間軸を地上に延ばしている。一方、地上には、歯車減速機付きの電動機を設置している。歯車減速機の出力軸は、中間軸と連結しており、電動機を駆動することで、立形バタフライ弁の弁体の開度を調整できる。
ところで、上述した歯車減速機付きの電動機は、一般に、屋外に設置されている。一方、歯車減速機は、中間軸の先端面に指針を設けると共に、歯車減速機の出力軸の周囲に目盛板を配置して、立形バタフライ弁の弁体の開度を確認できるようにしている。このように、歯車減速機は、指針及び目盛板が外部に露出された、いわゆる開放型のバルブ開度計を設置しているため、中間軸と軸受部の間隙から雨水が侵入して、歯車減速機の内部を腐蝕させる心配があった。
又、上述した立形バタフライ弁は、その目的からして、海に近い場所に設置している。このため、雨水が塩分を含んでおり、中間軸と軸受部の間隙から雨水が侵入すると、歯車減速機の内部の腐蝕を促進させる心配があった。
上述したような不具合を解消するため、目盛板と指針を備えた開度計、及び開度計を収容し、かつ目盛板に対向する部分に指針を判読するための透明板を配置した、歯車減速機用のケースを備え、ケースの下部壁には、ケースの内部雰囲気と外気とを連通する通孔が形成されているケース内の結露防止構造が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−114275号公報
特許文献1による歯車減速機用のケース内の結露防止構造は、指針を判読するための透明板を備えている。しかし、この透明板は、ケースに固定されているので、いわゆる、封鎖型の開度計であって、開度計を保守点検するために、透明板を着脱することが困難である、という問題があった。
屋外に設置された歯車減速機を雨水から防護する防水カバーであって、歯車減速機に連結されるバルブなどの開閉装置の開度を容易に確認できると共に、歯車減速機の内部点検が容易な歯車減速機用防水カバーが求められている。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、屋外に設置された歯車減速機を雨水から防護する防水カバーであって、歯車減速機に連結される開閉装置の開度を容易に確認できると共に、歯車減速機の内部点検が容易な歯車減速機用防水カバーを提供することを目的とする。
本発明者らは、内部に歯車伝動装置を配置したギヤケース、ギヤケースの上面を覆う円板状のギヤカバー、及び出力軸の先端面を覆うステムカバーを備える歯車減速機に取り付けられる歯車減速機用防水カバーであって、ステムカバーに形成した指針、及びギヤケースに形成した目盛板が確認できるように透明体で形成し、ステムカバーを覆うハット状の防水カバー本体と、防水カバー本体の外周を挟持する一対の帯状の半円弧バンドで、防水カバーを構成し、半円弧バンドは、その外周から延びる支持バンドを有し、支持バンドの先端部には、ギヤカバー縁端部のジャッキボルトを利用して、ギヤカバーに着脱自在に固定するための取り付け穴を設けることで、上記の課題を解決できることを見出し、これに基づいて、以下のような新たな歯車減速機用防水カバーを発明するに至った。
(1)本発明による歯車減速機用防水カバーは、外殻を構成すると共に、内部に歯車伝動装置を配置したギヤケース、このギヤケースの上面を覆うと共に、軸受部を中央部に設けた円板状のギヤカバー、及び前記軸受部に回転自在に保持される出力軸の先端面を覆うステムカバーを少なくとも備える歯車減速機に取り付けられる歯車減速機用防水カバーであって、前記ステムカバーの縁端部に固定した指針、及びこの指針に対応するように前記軸受部の回りに配置した円弧状の目盛板が確認できるように透明体で形成し、前記ステムカバーを覆うハット状の防水カバー本体と、この防水カバー本体の外周を挟持する一対の帯状の半円弧バンドを備え、前記半円弧バンドは、その外周から遠心方向に延びる一つ以上の帯状の支持バンドを有し、この支持バンドは、ギヤカバー縁端部のジャッキボルトを利用して、ギヤカバーに着脱自在に固定するための取り付け穴を先端部に開口している。
(2)前記防水カバー本体は、前記ステムカバーの上方を覆う円板状の天板と、前記ステムカバーの外周を覆う円筒体を有し、前記円筒体は、内部と外部とを連通する一つ以上の通気口を外周に開口していることが好ましい。
(3)前記天板は、前記円筒体の外周から延出した庇部を有していることが好ましい。
(4)前記円筒体の底面と前記ギヤカバーの上面の間にシール剤を塗布してもよい。
(5)前記出力軸は、立形バタフライ弁の弁軸に連結した中間軸を連結してもよい。
本発明による歯車減速機用防水カバーは、ステムカバーとギヤカバーの間から雨水が歯車減速機の内部に侵入することを防止できると共に、指針、及びこの指針に対応する目盛板を容易に確認できる。更に、本発明による歯車減速機用防水カバーは、ギヤカバー縁端部のジャッキボルトを利用して、着脱自在に固定できる。
本発明の一実施形態による歯車減速機用防水カバーの構成を示す斜視図であり、歯車減速機に取り付けられた状態図である。 前記実施形態による歯車減速機用防水カバーの構成を示す斜視図である。 前記実施形態による歯車減速機用防水カバーの構成を示す斜視分解組立図である。 前記実施形態による歯車減速機用防水カバーの構成を示す図であり、図4(A)は、歯車減速機用防水カバーの平面図、図4(B)は、歯車減速機用防水カバーの正面図である。 前記実施形態による歯車減速機用防水カバーの要部を拡大した斜視図であり、歯車減速機用防水カバーを正面側から観ている。 前記実施形態によるギヤカバーに備わる目盛板を拡大した斜視図である。 前記実施形態による歯車減速機用防水カバーに備わる支持バンドを拡大した斜視図である。 前記実施形態による歯車減速機用防水カバーが適用される歯車減速機、及び歯車減速機に連結される立形バタフライ弁の全体構成を示す図であり、図8(A)は正面図、図8(B)は右側面図である。 前記実施形態による歯車減速機用防水カバーが適用される歯車減速機の構成を示す図であり、図9(A)は、電動機付き歯車減速機の平面図、図9(B)は、電動機付き歯車減速機の正面図である。 前記実施形態による歯車減速機用防水カバーが適用される歯車減速機の構成を示す図であり、図10(A)は、歯車減速機の左半分を断面で示した平面図で、図10(B)は、歯車減速機を右側から観た縦断面図である。 前記実施形態による歯車減速機用防水カバーが適用される歯車減速機の構成を示す斜視図であり、ギヤカバー及びステムカバーを取り外した状態図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[歯車減速機の構成]
(歯車減速機及び立形バタフライ弁の全体構成)
最初に、本発明の一実施形態による歯車減速機用防水カバーが適用される歯車減速機、及び立形バタフライ弁の全体構成を説明する。図8は、前記実施形態による歯車減速機用防水カバーが適用される歯車減速機、及び歯車減速機に連結される立形バタフライ弁の全体構成を示す図であり、図8(A)は正面図、図8(B)は右側面図である。
図8を参照すると、立形バタフライ弁9は、地中Gmに設置している。立形バタフライ弁9は、円環状の弁箱91と円板状の弁体92を備えている。弁箱91は、地中Gmに据え付けるための一対の据え付け脚91f・91fを下部に備えている。弁体92は、通常、弁箱91の内壁を密閉するように配置されている。弁体92に設けた弁軸93を所定角度に回動することで、弁箱91に接続される管体(図示せず)に流通する流体の流量を調整できる。
図8を参照すると、弁軸93は、カップリング93jを介して、中間軸94を連結している。中間軸94は、地上Gに延出している。一方、地上Gには、設置台70sを介して、電動機8付きの歯車減速機7を設置している。歯車減速機7の出力軸は、中間軸94と連結しており、電動機8を駆動することで、弁体92の開度を調整できる。電動機8には、電動機8を制御するための制御ボックス81を設けている。
(歯車減速機の構成)
次に、実施形態による歯車減速機7の構成を説明する。図9は、実施形態による歯車減速機用防水カバーが適用される歯車減速機の構成を示す図であり、図9(A)は、電動機付き歯車減速機の平面図、図9(B)は、電動機付き歯車減速機の正面図である。
図10は、前記実施形態による歯車減速機用防水カバーが適用される歯車減速機の構成を示す図であり、図10(A)は、歯車減速機の左半分を断面で示した平面図で、図10(B)は、歯車減速機を右側から観た縦断面図である。図11は、前記実施形態による歯車減速機用防水カバーが適用される歯車減速機の構成を示す斜視図であり、ギヤカバー及びステムカバーを取り外した状態図である。
図9から図11を参照すると、歯車減速機7は、鋳鉄製のギヤケース71と鋳鉄製の円板状のギヤカバー72を備えている。又、歯車減速機7は、円板状のステムカバー73と出力軸74を備えている。ギヤケース71は、歯車減速機7の外殻を構成している。又、ギヤケース71は、ウォーム71wとウォーム71wに噛み合うウォーム歯車71gで構成した歯車伝動装置70gを内部に配置している(図10又は図11参照)。更に、ギヤケース71は、四本のアイボルト72iを備えている。
図9から図11を参照すると、ギヤカバー72は、ギヤケース71の上面を覆っている。又、ギヤカバー72は、軸受部721を中央部に設けている(図10(B)参照)。出力軸74は、軸受部721に回転自在に保持されている。ステムカバー73は、出力軸74の先端面を覆うように、出力軸74の先端面に固定されている(図10(B)参照)。
図10又は図11を参照すると、出力軸74は、その軸部の中間部からフランジ74fを突出している。フランジ74fには、円弧状のウォーム歯車71gを固定している。回転軸711は、ウォーム71wを先端側に形成している(図10参照)。回転軸711は、電動機8の出力軸と連結している。
図10又は図11を参照して、電動機8を駆動して、ウォーム71wを一方の方向に回転すると、ウォーム歯車71gを一方の方向に回動できる。電動機8を駆動して、ウォーム71wを他方の方向に回転すると、ウォーム歯車71gを他方の方向に回動できる。ギヤケース71は、一組のストッパ71s・71sを内部に備えている。ウォーム歯車71gのいずれか一方の端面がストッパ71sに当接することで、出力軸74の最大回動角度を規制している。
図10を参照して、ステムカバー73と出力軸74は、一体となって回動できる。ステムカバー73は、指針73iを縁端部に固定している。一方、ギヤカバー72は、指針73iに対応するように、軸受部721の回りに円弧状の目盛板72sを配置している。指針73iの指し示す目盛板72sの目盛り又は数値を確認することで、出力軸74の回動角度を知ることができる。つまり、出力軸74に連結された弁体92(図8参照)の開度を知ることができる。
図9に示した歯車減速機7は、一般に、屋外に設置されている。このため、ステムカバー73と軸受部721の間隙から雨水が侵入して、歯車減速機7の内部を腐蝕させる心配があった。又、図9に示した歯車減速機7は、海に近い場所に設置している。このため、雨水が塩分を含んでおり、ステムカバー73と軸受部721の間隙から雨水が侵入すると、歯車減速機7の内部の腐蝕を促進させる心配があった。したがって、屋外に設置された歯車減速機7を雨水から防護する防水カバーであって、歯車減速機7に連結される立形バタフライ弁9の弁体92の開度を容易に確認できると共に、歯車減速機7の内部点検が容易な歯車減速機用防水カバーが求められていた。
[歯車減速機用防水カバーの構成]
次に、本発明の一実施形態による歯車減速機用防水カバーの構成を説明する。図1は、本発明の一実施形態による歯車減速機用防水カバーの構成を示す斜視図であり、歯車減速機に取り付けられた状態図である。
図2は、前記実施形態による歯車減速機用防水カバーの構成を示す斜視図である。図3は、前記実施形態による歯車減速機用防水カバーの構成を示す斜視分解組立図である。図4は、前記実施形態による歯車減速機用防水カバーの構成を示す図であり、図4(A)は、歯車減速機用防水カバーの平面図、図4(B)は、歯車減速機用防水カバーの正面図である。
図5は、前記実施形態による歯車減速機用防水カバーの要部を拡大した斜視図であり、歯車減速機用防水カバーを正面側から観ている。図6は、前記実施形態によるギヤカバーに備わる目盛板を拡大した斜視図である。図7は、前記実施形態による歯車減速機用防水カバーに備わる支持バンドを拡大した斜視図である。
(全体構成)
図1から図4を参照すると、本発明の一実施形態による歯車減速機用防水カバー(以下、防水カバーと略称する)10は、ハット状の防水カバー本体1と一対の帯状の半円弧バンド2・2を備えている。防水カバー本体1は、透明体で形成している。防水カバー本体1を透明体で形成することで、ステムカバー73の縁端部に固定した指針73i、及び指針73iに対応するように、軸受部721の回りに配置した目盛板72sを容易に確認できる(図6参照)。
図1から図4を参照すると、一対の半円弧バンド2・2は、防水カバー本体1の外周を挟持できる。半円弧バンド2は、その外周から遠心方向に延びる一対の帯状の支持バンド21・21を有している。支持バンド21は、取り付け穴21hを先端部に開口している(図2又は図3参照)。ギヤカバー72縁端部のジャッキボルト72cを利用して(図1参照)、支持バンド21をギヤカバー72に着脱自在に固定できる(図7参照)。
(防水カバー本体の構成)
図2又は図3を参照すると、防水カバー本体1は、円板状の天板11と円筒体12を備えている。天板11は、ステムカバー73の上方を覆っている(図1参照)。円筒体12は、ステムカバー73の外周を覆っている(図1参照)。
図2又は図3を参照すると、天板11は、円筒体12の外周から延出した庇部11sを有している。円筒体12は、通気口12hを外周に開口している。通気口12hは、円筒体12の内部と外部とを連通している。庇部11sは、通気口12hから雨水の滴が侵入することを防止している。又、円筒体12は、ギヤカバー72の上面に載置可能な鍔部12fを底部に備えている。円筒体12の底面とギヤカバー72の上面の間にシール剤を塗布して、雨水の侵入を更に防止できる。
図2又は図3を参照して、防水カバー本体1は、透明接着剤を用いて、アクリル樹脂からなる天板11と円筒体12を接着して、透明な合成樹脂を一体成形している。この合成樹脂は、アクリル樹脂に限定されない。防水カバー本体1は、ステムカバー73とギヤカバー72の間から雨水が歯車減速機7の内部に侵入することを防止できると共に、指針73i、及び指針73iに対応する目盛板72sを容易に確認できる。
(半円弧バンドの構成)
図3又は図4を参照すると、半円弧バンド2は、互いに相反する向きに突出する一対の折り曲げ片22・22を両端部に形成している。折り曲げ片22は、図示しないねじ部材を挿通可能なねじ穴22hを開口している(図3参照)。ねじ穴22hに図示しないねじ部材を挿通して、図示しないナットを締結することで、一対の半円弧バンド2・2で防水カバー本体1の外周を挟持できる。
図7を参照して、半円弧バンド2は、ギヤカバー72縁端部のジャッキボルト72cを利用して、防水カバー10を着脱自在に歯車減速機7に固定できる。
[歯車減速機用防水カバーの作用]
次に、実施形態による防水カバー10の作用及び効果を説明する。図1から図7を参照すると、実施形態による防水カバー10は、ステムカバー73とギヤカバー72の間から雨水が歯車減速機7の内部に侵入することを防止できると共に、指針73i、及び指針73iに対応する目盛板72sを容易に確認できる。実施形態による防水カバー10は、天板11を介して、立形バタフライ弁9の弁体92の開度を容易に確認できる。
図1又は図5を参照して、実施形態による防水カバー10は、円筒体12の外周に通気口12hを開口することで、気温や湿度の変化による内部の曇りを防止できる。又、防水カバー10は、天板11に庇部11sを設けることで、通気口12hから雨水の滴が侵入することを防止できる。
図1から図7を参照すると、実施形態による防水カバー10は、既設のジャッキボルト72cを利用した着脱自在な固定方法により、定期点検時の防水カバー10の取り外し又は取り付けが容易である。
本発明による歯車減速機用防水カバーは、以下の効果が期待できる。
(1)雨水の侵入を防止する透明体からなる防水カバーをギヤカバーに取り付けることで、歯車減速機の内部の腐蝕を大幅に低減できる。
(2)循環水ポンプの出口に設置された立形バタフライ弁の機能を維持でき、発電設備の安全運転に寄与できる。
(3)歯車減速機を分解点検後に、塗装修理を行う必要が無くなり、工事費用を削減できる。
(4)防水カバー本体にアクリル樹脂を用いることで、立形バタフライ弁の開度を容易に視認できる。
(5)屋外に設置するため、高さを低くし、金属の固定バンドで固定した。
(6)半円弧バンドは、既設のボルトを利用でき、工事費を最低限に抑制した。
(7)防水カバーの側面に通気用の穴を設けることにより、内部に結露が発生しない構造とした。
本発明による歯車減速機用防水カバーは、立形バタフライ弁に連結する歯車減速機に好適な防水カバーを開示したが、本発明による歯車減速機用防水カバーは、昇降する水門に連結する歯車減速機にも適用できる。
1 防水カバー本体
2 半円弧バンド
7 歯車減速機
10 防水カバー(歯車減速機用防水カバー)
21 支持バンド
21h 取り付け穴
70g 歯車伝動装置
71 ギヤケース
72 ギヤカバー
72c ジャッキボルト
72s 目盛板
73 ステムカバー
73i 指針
74 出力軸
721 軸受部

Claims (3)

  1. 外殻を構成すると共に、内部に歯車伝動装置を配置したギヤケース、このギヤケースの上面を覆うと共に、軸受部を中央部に設けた円板状のギヤカバー、及び前記軸受部に回転自在に保持される出力軸の先端面を覆う円板状のステムカバーを少なくとも備える歯車減速機に取り付けられる歯車減速機用防水カバーであって、
    前記ステムカバーの縁端部に固定した指針、及びこの指針に対応するように前記軸受部の回りに配置した円弧状の目盛板が確認できるように透明体で形成し、前記ステムカバーを覆うハット状の防水カバー本体と、
    この防水カバー本体の外周を挟持する一対の帯状の半円弧バンドと、を備え、
    前記半円弧バンドは、その外周から遠心方向に延びる一つ以上の帯状の支持バンドを有し、
    この支持バンドは、ギヤカバー縁端部のジャッキボルトを利用して、ギヤカバーに着脱自在に固定するための取り付け穴を先端部に開口し、
    前記防水カバー本体は、
    前記ステムカバーの上方を覆う円板状の天板と、
    前記ステムカバーの外周を覆う円筒体と、を有し、
    前記円筒体は、内部と外部とを連通する一つ以上の通気口を外周に開口し、
    前記天板は、前記円筒体の外周から延出した庇部を有している、歯車減速機用防水カバー。
  2. 前記円筒体の底面と前記ギヤカバーの上面の間にシール剤を塗布している請求項1記載の歯車減速機用防水カバー。
  3. 前記出力軸は、立形バタフライ弁の弁軸に連結した中間軸を連結している請求項1又は2記載の歯車減速機用防水カバー。
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