JP5862870B2 - 排気浄化装置 - Google Patents

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Description

本発明は排気浄化装置に関する。
自動車等の車両のエンジンから排出される排ガス中には、一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)、窒素酸化物(NOx)等、環境に悪影響を与える虞のある汚染物質が多く含まれている。このため、車両には、エンジンから排出される排ガスが通過する排気通路に、プラチナ、パラジウム、ロジウム等の貴金属を活性物質とした三元触媒を用いた排気浄化装置が用いられている。このような排気浄化装置は、排気中の一酸化炭素や炭化水素を酸化すると共に窒素酸化物を還元することで、排ガス中のこれらの汚染物質を二酸化炭素、水、窒素にして浄化を行い、排ガスが浄化された状態で大気中に放出されるようにしている。
このような排気浄化装置では、例えば、所望の触媒性能を得るために、排ガス流入側の表面及び排ガス流出側の表面にそれぞれ異なる触媒成分を担持させることが行われている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、特許文献1では、排ガス流入側の表面には、パラジウム及びロジウムを含有しかつ酸素吸収放出剤が配合されており、排ガス流出側の表面には、プラチナ及びロジウムを含有し酸素吸収放出剤が配合されるように構成されている。
特開2008−246344号公報(請求項1、要約等)
ところで、三元触媒は高温の排ガスに曝されるものであるため、熱劣化してしまうことが考えられる。従って所望の触媒性能を得るためには、予め貴金属を必要量よりも多く担持している。このため、排ガス通路の上流及び下流にそれぞれ上述したような三元触媒を設けると、複数の貴金属を大量に担持するような三元触媒では、製造コストが高くなってしまうという問題がある。
そこで、本発明の課題は、上記従来技術の問題点を解決することにあり、所望の排気浄化性能を得つつ、かつ製造コストを抑制することができる排気浄化装置を提供しようとするものである。
本発明の排気浄化装置は内燃機関の排気通路を構成する排気管の上流側であってエンジンルーム内に設けられた上流触媒と、該上流触媒よりも下流側の前記排気管であって車両のフロア下に設けられた下流触媒とを備えた排気浄化装置であって、前記上流触媒は、触媒成分として少なくとも2種類の貴金属を含有する触媒層が担体に担持されたものであり、前記下流触媒は、触媒成分として前記上流触媒に担持された貴金属のうち少なくとも1つが遷移金属に置換された触媒層が担体に担持されたものであり、前記下流触媒は、触媒成分として前記貴金属を含有する表層、及び触媒成分として前記遷移金属を含有する内層とからなる触媒層が担体に担持されたものであることを特徴とする。下流触媒が触媒成分として酸素吸蔵能を有する遷移金属を含有することで、排気浄化装置全体の排気浄化性能を貴金属を用いたものと同等とすることができる。また、触媒成分として貴金属よりも安価な遷移金属を含有することで、製造コストを抑制することが可能である。さらに、遷移金属を内層に配置することで遷移金属から酸素が脱離する際に、表層の貴金属を経て排気中に放出される。そのため脱離酸素と貴金属とが反応しやすくなり排気浄化性能を向上できる。
また、上流触媒がエンジンルーム内に配されることで、エンジンから排出された排気ガスが高温のまま上流触媒に流入するため触媒を早期に活性化することができ、冷態始動時の排ガス浄化性能を向上させることができる。他方で、下流触媒は、一般に高速走行時のNOxを低減する効果があるが、熱劣化が大きいとNOx浄化に有効な酸素吸蔵能を有するサポート材の活性が低下してしまう。本発明では、下流触媒が車両のフロア下にあることで触媒の熱劣化を軽減できるので、下流触媒において遷移金属で酸素吸蔵能を高めることができ、製造コストを低減することができる。
前記上流触媒の触媒層には貴金属としてパラジウム及びロジウムが含有され、前記下流触媒の触媒層には貴金属としてロジウムが含有されていることが好ましい。パラジウムは低温活性に優れた貴金属種であり、上流触媒に含有することで低温活性が向上できる。他方で、下流触媒は低温活性に対する要求が上流触媒に比べて小さいため、パラジウムを含有しなくても触媒装置全体としては性能を低下させずに全体としてコスト低減をすることができる。
本発明の好ましい実施形態としては、前記遷移金属が鉄であることが挙げられる。
本発明の好ましい実施形態としては、前記上流触媒は、遷移金属を含まず、前記排気管の上流端部に設けられていることが挙げられる。
本発明の排気浄化装置によれば、所望の排気浄化性能を得つつ、かつ貴金属の担持量を減少させることができるという優れた効果を奏し得る。
実施形態に係る排気浄化装置を備えた内燃機関の概略構成図である。 実施形態に係る排気浄化装置に用いられる上流触媒を説明するための一部断面模式図である。 実施形態に係る排気浄化装置に用いられる下流触媒を説明するための一部断面模式図である。 実施形態にかかる排気浄化装置による浄化効率を示すグラフである。
図1に示すように、エンジン11は筒内噴射型火花点火式の直列多気筒ガソリンエンジンとして構成されている。エンジン11のシリンダヘッドには、気筒毎に点火プラグ12及び燃料噴射弁13が取り付けられ、燃料噴射弁13から燃焼室内に燃料が直接噴射される。シリンダヘッドには気筒毎に略直立方向に吸気ポート14が形成され、吸気ポート14は吸気マニホールドを介してスロットルバルブ15と接続されている。
シリンダヘッドには略水平方向に排気ポート16が形成され、排気ポート16には排気マニホールドを介して排気管17が接続されている。本実施形態では、この排気ポート16、排気マニホールド、排気管17により排気通路が構成されている。排気管17の上流側には上流触媒18が配され、排気管17の下流側には、下流触媒19が設けられている。即ち、上流触媒18は、排気管17の上流側端部に設けられて、エンジンルーム内に配されている。また、下流触媒19は、排気管17の車両のフロア下に配されている。即ち、下流触媒19はいわゆる床下触媒である。本実施形態では、上流触媒18及び下流触媒19から排気浄化装置21が構成されている。
上流触媒18の触媒層構造は、図2に示すように2層構造となっている。上流触媒18は、担体22と、担体に担持された触媒層23とを備える。
担体22は、例えば断面視において各セルが四角形状となるハニカム型のセラミック担体を用いることができる。なお、担体22の材料及び構成はこれに限定されず、例えば、平板と波上板とからなるメタル担体であってもよい。
触媒層23は、図2に示すように第1表層24及び第1内層25からなる。第1表層24は、貴金属成分としてのロジウム(Rh)を含むものであり、第1内層25は、貴金属成分としてのパラジウム(Pd)を含むものである。本実施形態においては、貴金属成分としてのRhとPdとを別々の層に含有させていることで、RhとPdとの合金化を抑制して、合金化による触媒成分の活性の低下を抑制することができる。これにより排気浄化性能の低下を抑制することが可能である。
第1表層24について説明する。第1表層24は、触媒成分としてRhを含み、第1表層24のサポート材としてAlを含んでいる。このサポート材としては、さらに酸素吸蔵材としてのCeOが含まれていても良い。なお、CeOを主成分とし、ZrOや希土類成分等が混合された混合物が含まれていても良い。CeOが含まれていることで、リーン側に雰囲気が変動した後のNOxの浄化効率を向上させることが可能である。
第1表層24におけるRhの含有量は、担体容積に対して、0.01g/L〜1.0g/Lが好ましく、より好ましくは0.1g/L〜0.5g/Lである。0.01g/L未満であると触媒量が少なすぎて所望の浄化効率を得ることができず、他方で、1.0g/Lを超えても触媒性能を向上させることはないので、この範囲とすることでコストを低減することができる。サポート材(即ちAl、及びCeOを含み、さらにZrO等を含有している場合にはZrO等を含む)は担体容積に対して、20g/L〜150g/Lが好ましく、より好ましくは50g/L〜100g/Lである。この場合に、サポート材量とRh担持量との比は、100〜1000:1となるようにすることが好ましい。この範囲であれば、所望の排気浄化性能を得ることができるからである。
第1内層25について説明する。第1内層25は、触媒成分としてPdを含み、第1内層25のサポート材としてAlを含んでいる。このサポート材としては、さらに酸素吸蔵材としてのCeOが含まれていても良い。なお、CeOを主成分とし、ZrO等や希土類成分等が混合された混合物が含まれていても良い。CeOが含まれていることで、リーン側に雰囲気が変動した後のNOxの浄化効率を向上させることが可能である。
第1内層25におけるPdの含有量は、担体容積に対して、0.1g/L〜10.0g/Lが好ましく、より好ましくは1.0g/L〜8.0g/Lである。0.1g/L未満であると触媒量が少なすぎて所望の浄化効率を得ることができず、他方で、10.0g/Lを超えても触媒性能を向上させることはないので、この範囲とすることでコストを低減することができる。サポート材(即ちAl、及びCeOを含み、さらにZrO等を含有している場合にはZrO等を含む)は担体容積に対して、50g/L〜200g/Lが好ましく、より好ましくは80g/L〜150g/Lである。この場合に、サポート材量とPd担持量との比は、10〜500:1となるようにすることが好ましい。この範囲であれば、所望の排気浄化性能を得ることができるからである。
次に、床下触媒である下流触媒19について説明する。図3に示すように、下流触媒19の触媒層構造も上流触媒と同様に2層構造となっている。下流触媒19は、担体32と、担体に担持された触媒層33とを備える。
担体32は、例えば断面視において各セルが四角形状となるハニカム型のセラミック担体を用いることができる。なお、担体32の材料及び構成はこれに限定されず、例えば、平板と波上板とからなるメタル担体であってもよい。
触媒層33は、図3に示すように第2表層34及び第2内層35からなる。第2表層34は、貴金属成分としてのロジウム(Rh)を含むものであり、第2内層35は、貴金属成分の代わりに遷移金属、好ましくは鉄(Fe)を含むものである。
本実施形態では、床下触媒において貴金属の代わりに遷移金属を用いることで、触媒全体における貴金属成分量を大幅に減少させて、排気浄化装置21の製造コストを抑制している。この場合においても、本実施形態における排気浄化装置21の排気浄化性能は下流側触媒に貴金属(例えばPd)を用いた排気浄化装置の排気浄化性能と比較しても同様の良好なHCやCO等の全炭化物に対する浄化性能を有している。また、本実施形態では、遷移金属を含む下流触媒を車両のフロア下に配して下流触媒と上流触媒とを離間して設置することで、排気浄化装置21はより良好なNOxの浄化性能を有する。即ち、上流触媒18がエンジンルーム内に配されることで、エンジンから排出された排気ガスが高温のまま上流触媒に流入するため触媒を早期に活性化することができ、冷態始動時の排ガス浄化性能を向上させることができる。他方で、下流触媒19は、一般に高速走行時のNOxを低減する効果があるが、熱劣化が大きいとNOx浄化に有効な酸素吸蔵能を有するサポート材の活性が低下してしまう。本発明では、下流触媒19が車両のフロア下にあることで触媒の熱劣化を軽減できるので、下流触媒において遷移金属で酸素吸蔵能を高めることができ、製造コストを低減することができる。このようにして、本実施形態では、排気浄化装置21の排気浄化性能は下流側触媒に貴金属(例えばPd)を用いた排気浄化装置の排気浄化性能と比較してほぼ同等の排気浄化性能を得ることができる。
遷移金属としては他にチタン(Ti)、バナジウム(V)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)等が挙げられる。Fe以外の遷移金属元素は工業上の有害成分に指定されているため、取扱いが容易でかつ指定成分ではないFeが最も好ましい。
第2表層34について説明する。第2表層34は、触媒成分としてRhを含み、第2表層34のサポート材としてAlを含んでいる。このサポート剤としては、さらに酸素吸蔵材としてのCeOが含まれていても良い。なお、CeOを主成分とし、ZrO等や希土類成分等が混合された混合物が含まれていても良い。CeOが含まれていることで、リーン側に雰囲気が変動した後のNOxの浄化効率を向上させることが可能である。
第2表層34におけるRhの含有量は、担体容積に対して、0.01g/L〜1.0g/Lが好ましく、より好ましくは0.1g/L〜0.5g/Lである。0.01g/L未満であると触媒量が少なすぎて所望の浄化効率を得ることができず、他方で、0.5g/Lを超えても触媒性能を向上させることはないので、この範囲とすることでコストを低減することができる。サポート材(即ちAl、及びCeOを含み、さらにZrO等を含有している場合にはZrO等を含む)は担体容積に対して、20g/L〜150g/Lが好ましく、より好ましくは50g/L〜100g/Lである。この場合に、サポート材量とRh担持量との比は、100〜1000:1となるようにすることが好ましい。この範囲であれば、所望の排気浄化性能を得ることができるからである。
また、さらに第2表層34は、触媒成分としてプラチナ(Pt)を含んでいてもよい。この場合には、プラチナは、担体容積に対して、0.01g/L〜0.2g/Lが好ましい。0.01g/L未満であると触媒量が少なすぎて所望の浄化効率を得ることができず、他方で、0.2g/Lを超えても触媒性能を向上させることはないので、この範囲とすることでコストを低減することができる。
第2内層35について説明する。第2内層35は、触媒成分として上述のようにFeを含み、第2内層35のサポート材としてAlを含んでいる。このサポート材としては、さらに酸素吸蔵材としてのCeOが含まれていても良い。なお、CeOを主成分とし、ZrO等や希土類成分等が混合された混合物が含まれていても良い。CeOが含まれていることで、リーン側に雰囲気が変動した後のNOxの浄化効率を向上させることが可能である。
第2内層35における遷移金属の含有量は、担体容積に対して、0.1g/L〜30.0g/Lが好ましく、より好ましくは5.0g/L〜20.0g/Lである。0.1g/L未満であると触媒量が少なすぎて所望の浄化効率を得ることができない。また、30.0g/Lを超えると遷移金属の粒子自体を母材(アルミナ)に均一に分散した状態で担持されることができず、粒子が凝集しやすくて熱劣化しやすい。他方で、粒子が凝集しにくいようにアルミナを多くすると触媒のコート量が大きくなり、ハニカムでの圧損が生じるため好ましくない。サポート材(即ちAl、及びCeOを含み、さらにZrO等を含有している場合にはZrO等を含む)は担体容積に対して、50g/L〜200g/Lが好ましく、より好ましくは80g/L〜150g/Lである。この場合に、サポート材量とFe担持量との比は、10〜500:1となるようにすることが好ましい。この範囲であれば、所望の排気浄化性能を得ることができるからである。
このような本実施形態にかかる排気浄化装置21の空燃比に対する排気浄化特性、即ち全炭化水素浄化効率及びNOx浄化効率について、それぞれ上流触媒18の上流側と、下流触媒19の下流側における排気状態から調べた。結果を図4に示す。上流触媒18としては、第1表層にRh(0.35g/L)が含まれたものであり、第1内層には、Pd(6.65g/L)が含まれたものである。下流触媒19としては、第2表層にRh(0.34g/L)、Pt(0.02g/L)が含まれたものであり、第2内層には、Fe(2.5g/L)、Al、ZrO、及びCeO等のサポート材(130g/L)が含まれたものである。比較として、従来用いられていた排気浄化装置の空燃比に対する排気浄化特性を図4中に併せて示した。従来用いられていた排気浄化装置とは、上流触媒は本実施形態と同一であり、下流触媒は、内層にFeの代わりにPd(2.0g/L)が添加されたものである。
図4に示すように、本実施形態の排気浄化装置21は、従来用いられる排気浄化装置と炭化水素浄化効率及びNOx浄化効率においてほとんど差がなかった。このことから、下流触媒に遷移金属を用いた場合であっても、貴金属を用いた場合と同様の効果を得ることができ、かつ、その結果製造コストを抑制できることが分かった。
本発明の排気浄化装置は、燃料をシリンダ内に直接噴射することができる筒内噴射型ガソリンエンジンの排気通路に設けられた例を示したが、吸気管噴射型ガソリンエンジンの排気通路に設けられてもよい。
上述した実施形態では、上流触媒18には触媒成分として2種類の貴金属を担持したものであるが、上流触媒18は、触媒成分として少なくとも2種類の貴金属を含有する触媒層が担体に担持されたものであればよく、例えば3種類の貴金属(Pt)等を含んでいてもよい。また、下流触媒19は本実施形態では上流触媒18が有するPdの代わりにFeを置換したものであるが、下流触媒19は、触媒成分として上流触媒18に担持された貴金属のうち少なくとも1つが遷移金属に置換されていればよい。
上述した実施形態では、触媒層はそれぞれ表層と内層とを有するものであったが、これに限定されない。例えば1層のみでもよい。
本発明の排気浄化装置は、例えば自動車製造産業において利用可能である。
11 エンジン
12 点火プラグ
13 燃料噴射弁
14 吸気ポート
15 スロットルバルブ
16 排気ポート
17 排気管
18 上流触媒
19 下流触媒
21 排気浄化装置
22 担体
23 触媒層
24 第1表層
25 第1内層
32 担体
33 触媒層
34 第2表層
35 第2内層

Claims (4)

  1. 内燃機関の排気通路を構成する排気管の上流側であってエンジンルーム内に設けられた上流触媒と、該上流触媒よりも下流側の前記排気管であって車両のフロア下に設けられた下流触媒とを備えた排気浄化装置であって、
    前記上流触媒は、触媒成分として少なくとも2種類の貴金属を含有する触媒層が担体に担持されたものであり、前記下流触媒は、触媒成分として前記上流触媒に担持された貴金属のうち少なくとも1つが遷移金属に置換された触媒層が担体に担持されたものであり、
    前記下流触媒は、触媒成分として前記貴金属を含有する表層、及び触媒成分として前記遷移金属を含有する内層とからなる触媒層が担体に担持されたものであることを特徴とする排気浄化装置。
  2. 前記上流触媒の触媒層には貴金属としてパラジウム及びロジウムが含有され、
    前記下流触媒の触媒層には貴金属としてロジウムが含有されていることを特徴とする請求項記載の排気浄化装置。
  3. 前記遷移金属が鉄であることを特徴とする請求項1又は2に記載の排気浄化装置。
  4. 前記上流触媒は、遷移金属を含まず、前記排気管の上流端部に設けられていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の排気浄化装置。
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