JP2009007942A - 排気ガス浄化触媒装置 - Google Patents

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雅彦 重津
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久也 川端
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Abstract

【課題】未浄化排気ガスの排出を抑制しつつ、三元触媒32の早期活性化を図る。
【解決手段】エンジン5の排気通路に、三元触媒32を間に挟んでその上流側に低温活性が高いCO酸化触媒31を配置し、下流側にHCトラップ触媒33を配置する。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンの排気ガス浄化触媒装置に関する。
エンジンの排気ガス浄化触媒装置に関しては、エンジン冷間始動時のような排気ガス温度が低いときの低温浄化性能の確保が求められるとともに、エンジンの加速運転時のような排気ガス温度が高いときの触媒の劣化を抑えることが求められる。低温浄化性能に関しては、触媒が十分に活性化していない排気ガス低温時に、未浄化排気ガスの排出を如何に抑えるか、また、触媒を如何に早く活性化させるかが課題となる。一方、触媒の熱劣化に関しては、触媒金属のシンタリングを抑制すること、触媒金属を担持する酸素吸蔵放出材、その他の金属酸化物系サポート材の結晶構造の変化による比表面積の低下を抑制することが課題となる。
これまでの触媒金属の高分散担持技術やサポート材の複合化技術の開発・進歩により、上記触媒の熱劣化の課題に関しては解決されつつある。しかし、低温時の未浄化排気ガスの排出問題に関しては、HCトラップ材の利用が図られている程度であり、また、触媒の早期活性化に関しても、触媒をエンジンに近付けて配置すること等により、触媒の早期昇温が図られている程度に過ぎない。
例えば、特許文献1には、エンジンの排気通路に、三元触媒とHCトラップ触媒とNOxトラップ触媒とを上流側から順に配置することが記載されている。これは、エンジン冷間始動時には排気空燃比がリッチとなるリッチ運転を行なうことにより、NOx排出量の低減と触媒の早期昇温を図り、そのときにエンジンから比較的多量に排出されるHCはHCトラップ触媒にトラップするというものである。
特許文献2には、エンジンの排気通路の上流側に配置した三元触媒と下流側に配置したHCトラップ触媒との間に二次エア管を接続し、HCトラップ触媒がHCを脱離する温度になったら、上記触媒間に二次エアを供給することが記載されている。これは、二次エアの供給によってHCトラップ触媒を酸素過剰雰囲気にし、脱離するHCの浄化を促進するというものである。
特許文献3には、エンジンの排気通路の三元触媒よりも上流側にCO低温酸化触媒を配置することが記載されている。これは、排気ガス中のCOの酸化によって得られた熱を三元触媒の早期活性化に利用するというものである。CO低温酸化触媒としては、Mn、Fe、Co、Ni及びCuからなる群より選択される2種以上の卑金属の複合酸化物(例えば、Cu−Mn複合酸化物)が開示されている。
特許文献4には、白金成分と酸化第一銅とが無機担体に担持されてなるCO選択酸化触媒が記載されている。
特開2004−285832号公報 特開2004−169583号公報 特開2005−84963号公報 特開2006−341206号公報
ところで、エンジンには、低燃費で高出力が得られることが要求される。この相反する要求のために、燃料噴射制御、空燃比制御、点火制御等のエンジン制御技術、動弁系部品の低摩擦化技術、エンジン本体の構造に関する技術の開発が進められている。例えば、燃料を気筒内燃焼室に直接噴射供給する直噴エンジンとし、エンジン本体の構造の面からは高圧縮比エンジンとすることが行なわれている。
しかし、直噴エンジンとした場合、エンジン冷間時には気筒内での燃料の気化が不十分になり易く、HCの排出量が増大する。また、高圧縮比とすると、燃料の気化が不十分になりやすく、また、燃料が気筒内の未燃焼領域(シリンダブロックの上面とシリンダヘッドの下面の間に画成されるクレビス等)に押し込まれ易くなり、HCの排出量が増大する。
また、エンジン出力には排気系の構造も関係する。すなわち、排気ガス浄化触媒は排気ガスの流れを妨げてエンジンの背圧を増大させる一因となる。また、各気筒毎に排出された排気ガスの圧力が他気筒の排気の邪魔をする排気干渉が排気マニホールドで生ずるという問題がある。従って、エンジン出力向上のために背圧(排気抵抗)を小さくすることが求められる。
そのためには、例えば4気筒エンジンであれば、排気マニホールドの4本の分岐管を2本にまとめ、さらにその2本を1本にまとめるというように、段階的に集合させていくことにより排気干渉を抑えるとともに、エンジン本体から排気マニホールドの集合部までの距離を長くし(例えば80cm以上)、その下流側に触媒を設けることが背圧増加を抑える上で有効になる。
しかし、エンジン本体から触媒までの距離が長くなると、触媒金属のシンタリング抑制及びサポート材の結晶構造の破壊抑制には有利になるものの、触媒に達するまでの排気ガス温度の低下が大きくなるため、低温浄化性能の向上(触媒の早期活性化及び未浄化排気ガスの排出抑制)の面からは極めて不利になる。
これに対し、従来は上述の如きHCトラップ触媒による未浄化HCの排出抑制、CO酸化触媒による三元触媒の早期活性化など、各課題に対して個別的に対応されているが、十分な対応がなされているとは言い難い。未浄化HCの排出抑制に関しても、触媒材料技術の観点からの大きな進展はみらず、触媒の早期活性化に関しても、さらなる技術進歩が求められている。
そこで、本発明は、触媒の早期活性化を図りつつ、該触媒が活性を呈するようになるまでの未浄化HCの排出を抑制する、すなわち、低温浄化性能の問題を統轄的に解決することを課題とする。
本発明は、このような課題に対し、三元触媒にCO酸化触媒及びHCトラップ触媒を組み合わせるようにした。
請求項1に係る発明は、エンジンの排気通路に三元触媒が設けられている排気ガス浄化触媒装置において、
上記三元触媒よりも排気ガス流れの上流側に設けられ、COの酸化に関し上記三元触媒よりも低温で活性を呈するCO酸化触媒と、
上記三元触媒よりも排気ガス流れの下流側に設けられたHCトラップ触媒とを備えていることを特徴とする。
すなわち、エンジンの冷間始動時にはエンジンから主としてHC及びCOが排出され、特に排気ガス中のCO濃度はHCやNOxの10倍程度になることがある。
これに対して、本発明によれば、比較的多量に排出されるCOは低温活性に優れたCO酸化触媒によって効率良く浄化され、それに伴って発生する熱により、三元触媒の温度が高まり、その早期活性化が図れることになる。一方、エンジンから排出されるHCは、三元触媒が活性を呈するようになるまでは、該三元触媒を素通りしてHCトラップ触媒に捕捉(トラップ)される。その後、該HCトラップ触媒が活性を呈するようになったときにその捕捉されたHCが浄化されるから、排気エミッションは減少する。また、HCトラップ触媒は、CO酸化触媒と三元触媒との間ではなく、三元触媒よりも下流側に配置されているから、三元触媒の昇温の妨げにならない。
請求項2に係る発明は、請求項1において、
上記三元触媒とCO酸化触媒とは1つのコンバータに収容されていることを特徴とする。
従って、CO酸化触媒でのCOの酸化に伴って発生する熱が三元触媒に効率良く伝わるため、三元触媒の早期活性化に有利になる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2において、
上記CO酸化触媒は、活性酸素放出材にPt、Rh及びPdのうちの少なくとも1種が担持されてなることを特徴とする。
従って、活性酸素放出材から放出される活性酸素がCOの酸化に働き、低温でのCOの酸化浄化に有利になる。
活性酸素放出材としては、酸素濃度が高いときに酸素を吸蔵し、酸素濃度が低下すると吸蔵していた酸素を活性酸素として放出する酸素吸蔵放出材、又は酸素濃度が高い所から低いところへ酸素を移動させて活性酸素として放出する酸素イオン伝導材を採用することができる。そのような酸素吸蔵放出材としては、Ce含有酸素吸蔵放出材が好ましく、また、酸素イオン伝導材としては、Ce以外の希土類金属(La、Y、Nd、Pr等)とZrとを含有する複合酸化物が好ましい。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
上記三元触媒は、Rhを担持するCe含有酸素吸蔵放出材を含有することを特徴とする。
Rhを担持するCe含有酸素吸蔵放出材は、低温でもNOxを還元浄化する働きがある。従って、本発明によれば、例えば、エンジンの冷間でのリーンスタートにより、NOx排出量が多くなる場合でも、そのNOxを効率良く浄化し、大気への排出を少なくすることができる。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか一において、
エンジンの冷間始動時に上記CO酸化触媒に流入する排気ガスが、該排気ガス中の還元性成分を酸化するのに必要な化学量論比を超える酸素過剰状態とされることを特徴とする。
これにより、CO酸化触媒でのCOの酸化浄化に有利になる。ここに、上記排気ガスは、エンジンをリーン空燃比で始動させることにより、或いは理論空燃比又はリッチ空燃比で始動させる場合には上記CO酸化触媒よりも上流側の排気通路に二次エアを供給することにより、上記酸素過剰状態とすることができる。後者の二次エアを供給するケースでは、上記CO酸化触媒の温度が所定値以上に上昇したときに、特にライトオフ温度以上に上昇したときに、その二次エアの供給を実行することが排気ガス温度の低下を抑える点から好ましい。ライトオフ温度以下のときに二次エアを供給してもよいが、この場合には、例えばエンジン点火時期をリタードさせることにより、エンジンから出る排気ガスの温度を高める等の手段を講ずることが好ましい。
以上のように、請求項1に係る発明によれば、エンジンの排気通路に、三元触媒を間に挟んでその上流側に低温活性が高いCO酸化触媒を配置し、下流側にHCトラップ触媒を配置したから、エンジンの冷間始動時にエンジンから比較的多量に排出されるCOをCO酸化触媒によって酸化浄化し、その際に発生する熱により三元触媒の温度を高めてその早期活性化を図ることができ、しかも、三元触媒が活性を呈するようになるまでは、HCがHCトラップ触媒に捕捉されるから、HCの大気への排出を抑えることができる。
請求項2に係る発明によれば、上記三元触媒とCO酸化触媒とが1つのコンバータに収容されているから、CO酸化触媒でCOの酸化に伴って発生する熱が三元触媒に効率良く伝わり、該三元触媒の早期活性化に有利になる。
請求項3に係る発明によれば、上記CO酸化触媒は、活性酸素放出材にPt、Rh及びPdのうちの少なくとも1種が担持されてなるから、低温でのCOの酸化浄化に有利になる。
請求項4に係る発明によれば、上記三元触媒は、Rhを担持するCe含有酸素吸蔵放出材を含有するから、NOxの大気への排出を少なくすることができる。
請求項5に係る発明によれば、エンジン冷間始動時に上記CO酸化触媒に流入する排気ガスが酸素過剰状態とされるから、CO酸化触媒でのCOの酸化浄化に有利になる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は自動車のエンジン及び排気系を示す。同図において、1はエンジンルーム2と車室とを仕切るダッシュパネル(車室前板)、3はエンジンルーム2のフード、4は車室のフロアパネル中央を車体前後方向に延びるフロアトンネル部である。エンジンルーム2において、5は横置き型の多気筒エンジン本体、6はラジエータ、7は吸気マニホールド、8は排気マニホールドである。
エンジン本体5において、11は気筒、12はピストン、13は点火プラグであり、当該エンジンは低燃費で高出力を得るべくサイドインジェクタ14を有する高圧縮比の直噴ガソリンエンジンとされている。排気マニホールド8は、エンジン本体5より後方へ延び、その集合部15(図2参照)に第1触媒コンバータ16が結合されている。第1触媒コンバータ16より後方へ延びる排気管17の前部に第2触媒コンバータ18が設けられている。
<排気マニホールド構造>
本実施形態では、排気マニホールド8の集合部15はエンジン本体5から後方へ遠く(例えば、最短管長部分で60cm以上100cm以下)離されて、ダッシュパネル1の下方位置に配置されている。従って、第1触媒コンバータ16は、排気マニホールド8に直結されているものの、エンジン本体5から遠く離れてダッシュパネル1の下方ないしは該ダッシュパネル1よりも後方に配置されている。また、第1触媒コンバータ16、排気管17及び第2触媒コンバータ18はフロアトンネル部4の中に配設され、排気管17はフロアトンネル部4を通して後方へ延びている。
上述の如く、エンジン本体5からマニホールド集合部15までの距離を長くとっているのは、エンジンの気筒間の排気干渉を抑えるためである。すなわち、図2に4気筒エンジンの例で示すように、排気マニホールド8は、各気筒(図2では図示省略)から延びる4本の分岐管21〜24のうちの両端2本の分岐管21,24を途中で1本の集合管25に集合させる一方、中央2本の分岐管22,23を途中で1本の集合管26に集合させ、その2本の集合管25,26を集合させて上記集合部15としている。
このような排気マニホールド構造であれば、分岐管21→分岐管23→分岐管24→分岐管22の順で排気が行なわれるように、4気筒の点火順を定めることにより、点火順が相隣る気筒間で生ずる排気干渉を小さく抑えることができる。
また、上記排気マニホールド構造を採用することにより、エンジン本体5から第1触媒コンバータ16に至るまでの排気通路が長く(例えば65cm以上に)なるので、該コンバータ16に収容されている後述の触媒が排気流れの抵抗になることが軽減され、エンジンの低燃費高出力化に有利になる。本実施形態では、第1触媒コンバータ16は、運転者が当該自動車の運転のために操作するアクセル、ブレーキ等のペダルの下方位置に配置されている。
<触媒について>
第1触媒コンバータ16には、CO酸化触媒31と三元触媒32とが、前者が排気ガス流れの上流側に、後者がその下流側に位置するように収容されている。第2触媒コンバータ18にはHCトラップ触媒33が収容されている。また、排気マニホールド8の集合部15には二次エア供給管34が接続されている。
CO酸化触媒31、三元触媒32及びHCトラップ触媒33は、いずれもハニカム担体のセル壁に触媒層を形成してなるハニカム触媒である。三元触媒32は、排気ガス中のHC、CO及びNOxを同時に浄化する浄化率が理論空燃比付近で高い触媒であって、Pd、Rh等の触媒金属と、該触媒金属を担持するアルミナ及び酸素吸蔵放出材(OSC)とを少なくとも含有する。CO酸化触媒31は、COの酸化浄化に関し三元触媒32よりも低温で活性を呈するように、無機担体に触媒貴金属を担持させてなる。HCトラップ触媒33は、三元触媒32がそのライトオフ温度付近の温度になるまでは排気ガス中のHCを捕捉するHCトラップ材(例えばゼオライト)と、さらに温度が上昇したときに該トラップ材から放出されるHCを酸化浄化する触媒とを含有する。
−好適なCO酸化触媒31−
ハニカム担体のセル壁に触媒層を形成したハニカム触媒とする。触媒層は、活性酸素放出材粒子にPt、Rh及びPdのうちの少なくとも1種が担持されてなる触媒粉、或いは活性アルミナ粒子にRhを担持させてなる触媒粉を含有することが好ましい。
活性酸素放出材としては、酸素吸蔵放出材及び酸素イオン伝導材のうちの少なくとも一種を採用することができる。酸素吸蔵放出材としては、Zr−Ce系複合酸化物が好ましく、特にZrOに対するCeOの質量比CeO/ZrOが10/90以上50/50以下であるもの、さらには10/90以上40/60以下のものが好ましい。酸素イオン伝導材としては、アルミナ粒子表面にZrとLaとを含む複合酸化物を担持させた複合材や、Zr、Nd及びPrを含有する複合酸化物が好ましい。
−好適な三元触媒32−
ハニカム担体のセル壁に触媒層を形成したハニカム触媒とする。触媒層は、HCの酸化浄化に関する活性が高いPd/アルミナ(アルミナ粒子にPdを担持させてなる触媒粉)と、COの酸化浄化に関する活性が高いRh/ZrLaO−アルミナ(アルミナ粒子表面にZrとLaとを含む複合酸化物が担持されている複合材にRhを担持させてなる触媒粉)と、NOxの還元浄化に関する活性が高いRh/OSC(酸素吸蔵放出材粒子(OSC)にRhを担持させてなる触媒粉)とを含有することが好ましい。さらに好ましいのは、アルカンの酸化浄化に関する活性が高いPt/アルミナ(アルミナ粒子にPtを担持させてなる触媒粉)を上記触媒層に含有させることである。OSCとしては、CeO、CeZr複合酸化物、CeZrNd複酸化物等の粒子を好適に採用することができる。
三元触媒32は、上記Pd/アルミナ、Rh/ZrLaO−アルミナ及びRh/OSCの各触媒粉を混合してハニカム担体のセル壁に単一の触媒層を形成するように担持させた混合型としても、3種の触媒粉のうちの2種類を含有する触媒層と、残り1種類の触媒粉を含有する触媒層とがハニカム担体のセル壁に積層されてなる二層積層型としてもよい。もちろん、3種の触媒粉各々が別個の触媒層を形成してハニカム担体のセル壁に積層されてなる三層積層型とすることもできる。
二層積層型とする場合は、Rh/ZrLaO−アルミナ及びRh/OSCを上層に配置し、Pd/アルミナを下層に配置することが好ましい。上層には、活性アルミナ粒子の表面をZrOで被覆してなるサポート材にRhが担持されたRh担持ZrO被覆アルミナを含ませることが好ましい。
また、二層積層型又は三層積層型とする場合、各層にOSC成分(OSC単体又はOSCに貴金属を担持させたもの)を配置することが好ましい。
−好適なHCトラップ触媒33−
ハニカム担体のセル壁に触媒層を形成したハニカム触媒とする。触媒層は、ゼオライト等のHCトラップ材と、HCを酸化浄化するHC浄化触媒とを含有する。HCトラップ材としてはβ型ゼオライトが好ましい。HCトラップ触媒33は、HCトラップ材とHC浄化触媒とを混合してハニカム担体のセル壁に単一の触媒層を形成するように担持させた混合型としても、HCトラップ材を含有する触媒層とHC浄化触媒を含有する触媒層とを有する積層型としてもよい。
積層型とする場合は、HCトラップ材を下層に配置し、HC浄化触媒を上層に配置する。例えば、ゼオライトを下層に、HC浄化触媒としてのPd/アルミナを上層に配置する。この上層と下層との中間にRh/OSC層を形成してよい。或いは、上層をPd/アルミナとPd/OSCとの混合層とし、中間にRh/OSC層を形成してよい。
<二次エア供給>
二次エア供給管34から排気マニホールド集合部15への二次エアの供給は、CO酸化触媒31の温度が所定値以上に上昇したときに、特にライトオフ温度以上に上昇したときに実行する。ライトオフ温度以下のときに二次エアを供給する場合には、エンジン点火時期をリタードさせることにより、エンジンから出る排気ガスの温度を高める。
<各種CO酸化触媒の評価>
表1に示す5種類のサポート材1〜5各々にPd、Rh又はPtを担持させた計15種類のCO酸化触媒粉を調製し、それぞれをハニカム担体に担持させてなるサンプル(CO酸化触媒)を製作し、各々のCOの酸化性能を評価した。
Figure 2009007942
ハニカム担体1L当たりの触媒粉の担持量は70g/L、各サポート材に担持する貴金属量(ハニカム担体1L当たりの担持量)は、Pdの場合は1.0g/L、Rhの場合は0.5g/L、Ptの場合は1.0g/Lとした。ハニカム担体は、セル壁厚さ3.5mil(88.9×10−3mm)、1平方インチ(635.16mm)当たりのセル数600のものである。
−評価方法−
各サンプルを触媒コンバータに収容し、ベンチエージング(触媒ベッド温度を最高800℃と最低600℃とに繰り返し上下させるモードを50時間継続)を行なった。次いで、COガス(CO;0.6vol%,O;1.2vol%,残;N)を供給しながら触媒入口温度(触媒前温度)を常温から30℃/分の速度で上昇させ、500℃に達した時点で100℃まで降温させる前処理を行なった後、引き続いて、COガスを供給しながら触媒前温度を常温から30℃/分の速度で上昇させていった。そして、触媒出口温度(触媒後温度)の変化及びライトオフ温度(CO浄化率が50%になるときの触媒前温度)を調べた。
また、ブランクテストとして、上記サンプルに代えて、セル壁厚さ4.5mil(114.3×10−3mm)、セル数600/平方インチのハニカム担体(触媒粉の担持なし。以下、これを「ベース」という。)を上記サンプルと同様に触媒コンバータに収容し、同様の前処理を行なった後、触媒後温度の変化を調べた。なお、ベースのセル壁厚さを4.5milとしたのは、サンプルと同じ熱容量とするためである。
図3は一例としてサポート材3にRhを担持させてなるサンプルでの触媒後温度の変化及びCO濃度変化、並びに上記ベースの触媒後温度の変化を示す。触媒前温度の上昇に伴って、サンプルの触媒後温度がベースの触媒後温度よりも高くなり始めた時点が、当該サンプルにおけるCO酸化反応の開始温度である。また、サンプルの触媒後温度とベースの触媒後温度との最大温度差は、当該サンプルのCO酸化反応に対する活性度合いを表しているということができる。
−結果−
上記15種類のCO酸化触媒における反応開始温度、最大温度差及びライトオフ温度を表2、図4及び図5に示す。なお、図4は反応開始温度と最大温度差との関係を示し、図5はライトオフ温度と最大温度差との関係を示す。
Figure 2009007942
図4及び図5において、プロットの左側に添えた数字はサポート材番号である。反応開始温度又はライトオフ温度が低いほど、また、最大温度差が大きいほど、三元触媒の早期活性化に有利になる。
以上の観点から、上記15種類のCO酸化触媒(サンプル)を検討すると、図4において枠囲みした10種類が良好なCO酸化触媒であるということができる。具体的には、サポート材3(CeO/ZrO/NdO=10/80/10)では、Pd、Rh及びPtのいずれを担持させても、良好なCO酸化触媒になっている。サポート材2(ZrO/LaO/AlO=38/2/60)及びサポート材4(CeO/ZrO/NdO=35/65/10)では、Pd又はRhを担持させたときに、良好なCO酸化触媒になっている。サポート材1(5%La-AlO)ではRhを担持させたときに、サポート材5(ZrO/NdO/PrO=63/15/22)ではPd又はPtを担持させたときに、それぞれ良好なCO酸化触媒となっている。
<昇温シミュレーション>
実施例及び比較例について、第1触媒コンバータ16に流入する排気ガスの温度(図2に示すCO酸化触媒31の前の温度A、以下「触媒前温度A」という。)が漸次上昇していくとき、CO酸化触媒31と三元触媒32との間の温度B(以下、「中間温度B」という。)、並びに三元触媒32の後の温度C(以下、「触媒後温度C」という。)がどのように上昇していくかをシミュレートした。
(実施例)
CO酸化触媒31は、サポート材4(CeO/ZrO/NdO=35/65/10)にRhを担持させてなる触媒粉を採用したハニカム触媒であり、Rh担持量は0.5g/Lである。ハニカム担体はセル壁厚さ3.5mil、セル数600/平方インチ、容量0.3Lである。
三元触媒32は二層積層型ハニカム触媒である。上層は、Rh/ZrLaO−アルミナ、Rh/OSC(OSC;CeZrNd複酸化物)、Rh担持ZrO被覆アルミナ及びZrバインダよりなる構成とし、下層は、Pd/アルミナ、OSC(CeO及びCeZrNd複酸化物)及びZrバインダよりなる構成とした。触媒貴金属の比率はPd:Pt:Rh=30:1:2(質量比)とし、その総量が7.0g/Lとなるようにした。ハニカム担体はセル壁厚さ3.5mil、セル数600/平方インチ、容量0.7Lである。
HCトラップ触媒については、当該昇温シミュレーションに影響しないため、省略した。
(比較例)
CO酸化触媒31をなくし、容量1.0Lの三元触媒のみとした。その三元触媒は容量を除いて実施例の三元触媒と同じ構成の二層積層型である。
(シミュレーション条件)
シミュレーションにあたっては、エンジンから排出される排気ガス中のHC濃度及びNOx濃度は同じとし、CO濃度はHC濃度等の10倍と仮定した。そして、下記の熱化学方程式により、時間の経過と共に発生する熱量を計算し、図6に示すグラフを得た。
227℃−t=(ΔH227℃−ΔH)/C
t;温度,ΔH227℃;反応熱,C;熱容量
CO+1/2O=CO ΔH227℃=−283.5kJ/mol ……(1)
+9/2O=3CO+3HO ΔH227℃=−1924kJ/mol ……(2)
NO+CO=CO+1/2N ΔH227℃=−1924kJ/mol ……(3)
+6NO=3CO+3HO+3N ΔH227℃=−1615kJ/mol ……(4)
NO+H=1/2N+HO ΔH227℃=−334.1kJ/mol ……(5)
CO+HO=CO+H ΔH227℃=−39.7kJ/mol ……(6)
+6HO=3CO+9H ΔH227℃=+270kJ/mol ……(7)
+1/2O=HO ΔH227℃=−243.8kJ/mol ……(8)
(シミュレーション結果)
図6に示すように、触媒前温度Aは時間の経過と共に一定比率で漸次上昇していく。まず、比較例(三元触媒のみ)をみると、触媒後温度Cは、当初は三元触媒及びコンバータ容器によって排気ガスの熱が奪われるため触媒前温度Aより低い。そして、三元触媒で排気ガスの浄化が始まり、その反応熱で排気ガスが加熱されていくことにより、触媒後温度Cは触媒前温度Aを超えて漸次上昇していく。
次に、実施例(CO酸化触媒+三元触媒)をみると、中間温度B及び触媒後温度Cが当初は触媒前温度Aよりも低く、それが漸次上昇していく点は上記比較例(三元触媒のみ)と同じである。しかし、実施例では、低温活性に優れたCO酸化触媒31が上流側にあるため、このCO酸化触媒31においてCOの酸化反応が比較的低い温度から始まる。しかも、排気ガス中のCO濃度が高いため、CO酸化反応によって発生する熱量が多い。従って、中間温度Bは、触媒前温度Aのラインを超える時期が比較例(三元触媒のみ)の触媒後温度Cよりも早くなるだけでなく、CO酸化反応熱によって大きな昇温勾配で温度が上昇していく。
そうして、上記CO酸化反応熱により排気ガスが加熱されるため、触媒後温度Cも、比較例(三元触媒のみ)の触媒後温度Cよりも温度の上昇が早くなる。但し、それだけでない。上記CO酸化触媒によってCO酸化反応熱が発生するということは、その反応熱によって三元触媒32に流入する排気ガス温度が高まるということである。そのため、三元触媒32の早期活性化が図れて排気ガスの浄化反応が活発になり、触媒後温度Cは早い時期に高い温度に達する。
すなわち、実施例(CO酸化触媒+三元触媒)の場合、その三元触媒32が図6に示すライトオフ温度ラインに達する時期が、比較例(三元触媒のみ)よりも時間Tだけ早くなる。
次に二次エア供給管34から二次エアを供給するケースについて説明する。この二次エアは、CO酸化触媒31が活性を呈してライトオフした後に供給することが好ましいが、図6は三元触媒32がライトオフ温度まで上昇した時点から二次エアの供給を開始したケースを「二次エア供給の場合」のラインで示している。このケースでは、二次エアの供給により、CO酸化触媒31に流入する排気ガスが酸素過剰状態になってCOの酸化が良く進む。その結果、CO酸化触媒31での発熱量が多くなり、三元触媒32の活性化が促進される。そのため、触媒後温度Cは、二次エアを供給しないケースよりも昇温勾配が大きくなる。
なお、ライトオフ温度以下のときに二次エアを供給する場合には、エンジン点火時期をリタードさせることにより、エンジンから出る排気ガスの温度を高めることが好ましい。
自動車前部におけるエンジンの排気ガス浄化触媒装置のレイアウトを示す側面図である。 エンジンの排気ガス浄化触媒装置を示す斜視図である。 CO酸化触媒にCOガスを供給しながらガス温度を漸次上昇させたときのCO濃度及び触媒後温度の変化を示すグラフ図である。 各種CO酸化触媒の反応開始温度と最大温度差との関係を示すグラフ図である。 各種CO酸化触媒のライトオフ温度と最大温度差との関係を示すグラフ図である。 実施例及び比較例の昇温シミュレーション結果を示すグラフ図である。
符号の説明
1 ダッシュパネル
4 フロアトンネル部
5 エンジン本体
8 排気マニホールド
15 集合部
16 触媒コンバータ
17 排気管
31 CO酸化触媒
32 三元触媒
33 HCトラップ触媒
34 二次エア供給管

Claims (5)

  1. エンジンの排気通路に三元触媒が設けられている排気ガス浄化触媒装置において、
    上記三元触媒よりも排気ガス流れの上流側に設けられ、COの酸化に関し上記三元触媒よりも低温で活性を呈するCO酸化触媒と、
    上記三元触媒よりも排気ガス流れの下流側に設けられたHCトラップ触媒とを備えていることを特徴とする排気ガス浄化触媒装置。
  2. 請求項1において、
    上記三元触媒とCO酸化触媒とは1つのコンバータに収容されていることを特徴とする排気ガス浄化触媒装置。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    上記CO酸化触媒は、活性酸素放出材にPt、Rh及びPdのうちの少なくとも1種が担持されてなることを特徴とする排気ガス浄化触媒装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
    上記三元触媒は、Rhを担持するCe含有酸素吸蔵放出材を含有することを特徴とする排気ガス浄化触媒装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一において、
    エンジンの冷間始動時に上記CO酸化触媒に流入する排気ガスが、該排気ガス中の還元性成分を酸化するのに必要な化学量論比を超える酸素過剰状態とされることを特徴とする排気ガス浄化触媒装置。
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