JP5862482B2 - フラットケーブルの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、高周波信号を伝送する薄型のフラットケーブルの製造方法に関するものである。
従来、高周波信号を伝送する高周波線路として、同軸ケーブルが用いられている。しかし、近年、移動体通信端末を含む高周波機器の小型化及び薄型化に伴い、端末筐体内に同軸ケーブルを配置するスペースを確保することが難しいといった問題がある。そこで、特許文献1及び特許文献2に示すようなフラットケーブルが提案されている。
特許文献1及び特許文献2に記載のフラットケーブルは、幅方向より厚み方向が薄い平型状である。このため、端末筐体内において、部品間のスペース、又は部品と筐体との間のスペースに同軸ケーブルを配置できない場合であっても、特許文献1及び特許文献2に記載のフラットケーブルであれば配置することができ、機器の小型化等が妨げられることはない。
図13は、特許文献1及び特許文献2に示すようなフラットケーブルの構成を示す図である。フラットケーブル1Pは、幅方向より厚み方向が薄い平型状のケーブルであって、図13では、長さ方向の一部分の構成を示している。フラットケーブル1Pは、ポリイミド又は液晶ポリマ等の可撓性を有する絶縁性素材からなる基材シートを備えている。この基材シートは図13では省略している。フラットケーブル1Pは、基材シートを厚み方向から挟んで配置され、フラットケーブル1Pの長さ方向に沿って延びた第1グランド導体10及び第2グランド導体20を備えている。
第1グランド導体10は、基準電位となる所謂ベタグランドであり、平板導体である。第2グランド導体20は、フラットケーブル1Pの長さ方向に沿って形成された複数の開口部20Aを備えた梯子状の平板導体である。詳しくは、第2グランド導体20は、フラットケーブル1Pの幅方向に所定の距離を置いて平行配置された長尺導体21,22と、長尺導体21,22を部分的に接続する架設導体23とを備えている。架設導体23は、フラットケーブル1Pの幅方向に沿って設けられ、かつ、長さ方向に沿って離間して複数設けられている。前記した開口部20Aは、長尺導体21,22及び架設導体23により囲まれた領域である。
フラットケーブル1Pは、フラットケーブル1Pの信号線路導体である信号導体30Aを備えている。信号導体30Aは、基材シート内に設けられ、かつ、基材シートの厚み方向から視て長尺導体21,22の間に位置している。また、第1グランド導体10及び第2グランド導体20は、基材シートに設けられたビアホール導体41,42を通じて導通している。
WO2011/007660号公報 実用新案登録第3173143号明細書
図13に示すフラットケーブル1Pは、第1グランド導体10、第2グランド導体20及び信号導体30Aとなる導体パターンが印刷された基材シートを重ね合わせることで製造される。また、フラットケーブル1Pの特性インピーダンスは、信号導体30Aと、第2グランド導体20の長尺導体21,22及び架設導体23との間に形成される寄生キャパシタ等の影響を受ける。このため、基材シートを積層する際に積層ずれが生じると、第2グランド導体20及び信号導体30A等が位置ずれし、所望の特性インピーダンスが得られないといった問題が生じる。
図13に示すようなフラットケーブル1Pを製造する場合、所謂Role To Role方式が採用される場合がある。このRole To Role方式は、回路パターンを印刷した基材シートをロールに巻き、他のロールに巻かれた基材シートと貼り合わせてから再びロールに巻き取る方式である。この場合、ロール間を搬送される基材シートには、搬送方向に張力が印加されるため、可撓性を有する基材シートは、搬送方向に伸びてしまう。このため、二つの基材シートを貼り合わせる際に、それぞれに印刷された導体パターンが位置ずれし、その状態で二つの基材シートが貼り合わされ、その結果、所望の特性インピーダンスが得られないといった問題が生じる。
そこで、本発明の目的は、基材シートを位置ずれすることなく貼り合せて、所望の特性インピーダンスを得ることができるフラットケーブルの製造方法を提供することにある。
本発明に係るフラットケーブルの製造方法は、長尺状の第1グランド導体パターン、前記第1グランド導体パターンに対向し、長手方向に沿って複数の開口を有する長尺状の第2グランド導体パターン、及び、前記第1グランド導体パターンと前記第2グランド導体パターンとの間に設けられた長尺状の信号線路用導体パターンを備えたフラットケーブルの製造方法であって、第1面に長尺状の第1グランド導体パターンが形成され、第2面に長尺状の信号線路導体パターンが形成され、かつ第1ロール部から引き出された第1基材シートと、第1面に長尺状の第2グランド導体パターンが形成され、かつ第2ロール部から引き出された第2基材シートと、を、前記第1グランド導体パターン及び前記第2グランド導体パターンの間に前記信号線路導体パターンを挟み込むように連続的に貼り合わせた後、第3ロール部で巻き取るものであり、前記第1グランド導体パターンおよび前記信号線路導体パターンは、それぞれの長手方向が、前記第1基材シートの搬送方向に対して同方向となるように、前記第1基材シートに形成され、前記第2グランド導体パターンは、その長手方向が、前記第2基材シートの搬送方向に対して同方向となるように、前記第2基材シートに形成され、前記第1グランド導体パターン、前記第2グランド導体パターン、および前記信号線路導体を、それぞれの長手方向において位置合わせして貼り合わせることを特徴とする。
また、本発明に係るフラットケーブルの製造方法は、長尺状の第1グランド導体パターン、前記第1グランド導体パターンに対向し、長手方向に沿って複数の開口を有する長尺状の第2グランド導体パターン、及び、前記第1グランド導体パターンと前記第2グランド導体パターンとの間に設けられた長尺状の信号線路用導体パターンを備えたフラットケーブルの製造方法であって、第1面に長尺状の第1グランド導体パターンが形成され、かつ第1ロール部から引き出された第1基材シートと、第1面に長尺状の第2グランド導体パターンが形成され、第2面に長尺状の信号線路導体パターンが形成され、かつ第2ロール部から引き出された第2基材シートと、を、前記第1グランド導体パターン及び前記第2グランド導体パターンの間に前記信号線路導体パターンを挟み込むように連続的に貼り合わせた後、第3ロール部で巻き取るものであり、前記第1グランド導体パターンは、その長手方向が、前記第1基材シートの搬送方向に対して同方向となるように、前記第1基材シートに形成され、前記第2グランド導体パターンおよび前記信号線路導体パターンは、それぞれの長手方向が、前記第2基材シートの搬送方向に対して同方向となるように、前記第2基材シートに形成され、前記第1グランド導体パターン、前記第2グランド導体パターン、および前記信号線路導体を、それぞれの長手方向において位置合わせして貼り合わせるものであってもよい。
これらの製造方法では、第1グランド導体パターン、第2グランド導体パターン及び信号線路用導体パターンそれぞれは、長手方向が基材シートの搬送方向と一致している。このため、ロール間の搬送時に、可撓性の基材シートに長手方向(搬送方向)への張力が印加されても、基材シートよりも硬い第1グランド導体パターン、第2グランド導体パターン及び信号線路用導体パターンにより、長手方向への基材シートの伸びは抑制される。この結果、第1グランド導体パターン、第2グランド導体パターン及び信号線路用導体パターンは、貼り合せ時に基材シートの伸びにより位置ずれが生じることを防止できる。形成されるフラットケーブルの特性インピーダンスは、第1グランド導体パターン、第2グランド導体パターン及び信号線路用導体パターンの対向面積等により決まるため、位置ずれを起こさないことで所望の特性インピーダンスを有するフラットケーブルを製造することができる。
前記第1基材シート又は前記第2基材シートの少なくとも一方は、前記長手方向に沿って補強用導体パターンが形成されている製造方法であってもよい。
この製造方法では、補強用導体パターンにより、基材シートの長手方向への伸びをさらに抑えることができる。
前記第1基材シートは、前記長手方向の直交方向に沿って前記第1グランド導体パターンが複数配列された第1グランド導体パターン群を有し、かつ、前記第1グランド導体パターン群を前記長手方向に沿って所定距離を設けて複数有し、前記第2基材シートは、前記長手方向の直交方向に沿って前記第2グランド導体パターンが複数配列された第2グランド導体パターン群を有し、かつ、前記第2グランド導体パターン群を前記長手方向に沿って所定距離を設けて複数有している、製造方法であってもよい。
この製造方法では、第1及び第2基材シートの長手方向に沿って第1及び第2グランド導体パターン群が、間隔をあけて設けられているため、第1及び第2基材シートは、この間隔の部分で伸び易くなっている。これにより、第1及び第2基材シートをロールに巻き取る際に、第1及び第2基材シートが長手方向に伸びずに巻き取りにくくなることを防止できる。
前記信号線路用導体パターンは、長手方向に沿って幅が広い幅広部と、幅が狭い幅狭部とを有し、前記幅広部が前記第2グランド導体パターンの開口部に対面し、前記幅狭部が前記開口部間に対面していると好ましい。
この製造方法では、信号線路用導体パターンを部分的に幅広にすることで、フラットケーブルの導体損を小さくすることができる。また、幅広部が第2グランド導体パターンの開口部に対面し、幅狭部が開口部間に対面することで、長手方向において部分的にインピーダンスを高く又は低く設定することができる。
本発明によれば、第1グランド導体パターン、第2グランド導体パターン及び信号線路用導体パターンを位置ずれすることなく積層することで、所望の特性インピーダンスを有するフラットケーブルを製造することができる。
実施形態1に係るフラットケーブル製造方法により製造されるフラットケーブルの分解斜視図。 図1のフラットケーブルをZ軸の負方向から視た図。 図2のIII−III線の断面図。 図2のIV−IV線の断面図。 実施形態1に係るフラットケーブルの製造方法における製造工程全体を示す概略図。 両面銅張シートを示す図。 片面銅張シートを示す図。 実施形態意1に係るフラットケーブルの製造方法のフローチャートを示す図。 (A)は本実施形態に係るコネクタケーブルの外観斜視図、(B)はコネクタケーブルの断面図。 (A)は本実施形態に係る携帯電子機器の部品構成を示す側面断面図、(B)は当該携帯電子機器の部品構成を説明する平面断面図。 実施形態2に係る両面銅張シートを示す図。 第1ロール部に巻き取かれた両面銅張シートの状態の一部を示す図。 特許文献1及び特許文献2に示すようなフラットケーブルの構成を示す図。
(実施形態1)
図1は、本実施形態に係るフラットケーブル製造方法により製造されるフラットケーブルの分解斜視図である。図1では、X軸、Y軸及びZ軸を用いて、X軸をフラットケーブル1の幅方向、Y軸を長さ方向、Z軸を厚み方向として説明する。また、以下では、図13で説明したフラットケーブル1Pと同部材については同符号を用いる。
フラットケーブル1は、Z軸方向に沿って順に、第1グランド導体10、第1基材シート51、信号導体30、第2基材シート52及び第2グランド導体20が積層されて構成されている。第1グランド導体10、信号導体30及び第2グランド導体20は、導電性が高い材料、例えば銅(Cu)等である。第1基材シート51及び第2基材シート52は、ポリイミド又は液晶ポリマ等の可撓性を有した絶縁性素材である。
第1グランド導体10は、同形状の第1基材シート51の一方の面(第1面)に形成されていて、Y軸方向に長い帯状であって、その両端に矩形状のコネクタ部11が設けられている。コネクタ部11には開口部12が形成されていて、開口部12内には、コネクタ用端子13が形成されている。コネクタ用端子13は、第1基材シート51に形成されたビアホール導体45により信号導体30と導通している。コネクタ部11には、例えば同軸コネクタなどが装着される。同軸コネクタは、コネクタ用端子13及びビアホール導体45を通じて信号導体30と導通する。
信号導体30は、第1基材シート51の他方の面(第2面)に形成されている。信号導体30は、Y軸に延びる長尺状であり、平膜状の信号伝送線路である。信号導体30は、Y軸方向の両端に設けられたコネクタ部33を有している。このコネクタ部33は、前記したビアホール導体45を通じて、第1グランド導体10のコネクタ用端子13と導通している。両端のコネクタ部33の間には、線幅(X軸方向の長さ)が太い幅広部31と細い幅狭部32とをY軸に沿って交互設けられている。
第2グランド導体20は、第2基材シート52の一面に形成されていて、Y軸方向に長い帯状であって、第1グランド導体10と同じ外形を有している。第2グランド導体20は、Y軸方向に沿って複数の開口部20Aを有している。開口部20Aは、図13で説明したように、長尺導体21,22と架設導体23とにより形成されている。また、第2グランド導体20は、第1グランド導体10の開口部12と対向する領域に形成されたコネクタ領域開口部20Bを有している。以下、開口部20Aとコネクタ領域開口部20Bとの間を端部側架設導体24いう。
第2グランド導体20及び信号導体30は、Z軸方向から視て、開口部20Aと幅広部31とが重なり、架設導体23及び端部側架設導体24と幅狭部32とが重なっている。また、第1グランド導体10及び第2グランド導体20は、Z軸方向から視て、開口部12とコネクタ領域開口部20Bと重なっている。
第1基材シート51及び第2基材シート52は、第1グランド導体10及び第2グランド導体20とほぼ同じ外形を有している。第1基材シート51及び第2基材シート52には、信号導体30の幅狭部32近傍を通り、第1グランド導体10及び第2グランド導体20を導通するビアホール導体41,42,43,44が形成されている。ビアホール導体41,42は、第1グランド導体10と第2グランド導体20の架設導体23近傍と導通している。ビアホール導体43,44は、第1グランド導体10と第2グランド導体20の端部側架設導体24とを導通している。また、第1基材シート51には、第1グランド導体10のコネクタ用端子13と信号導体30のコネクタ部33とを導通するビアホール導体45が形成されている。
なお、第1グランド導体10及び第2グランド導体20には、不図示のレジストが塗布されている。
以下に、フラットケーブル1の特性インピーダンスについて説明する。図2は、図1のフラットケーブル1をZ軸の負方向から視た図である。図3は、図2のIII−III線の断面図である。図4は、図2のIV−IV線の断面図である。以下では、フラットケーブル1の長さ方向(Y軸方向)において、開口部20Aが形成されている区間を区間Aとし、架設導体23が形成されている区間を区間Bという。また、第1基材シート51及び第2基材シート52が積層されてなる基材シートを第3基材シート53という。
本実施形態に係るフラットケーブル1において、信号導体30と、フラットケーブル1及び第2グランド導体20との距離は、第1基材シート51の厚さT1と、第2基材シート52の厚さT2とにより決まる。本実施形態では、T1は10〜100μm、T2は50〜300μmとし、T1<T2である。すなわち、図3及び図4に示すように、信号導体30は、第1グランド導体10よりも第2グランド導体20に近い。
信号導体30は、導体損を小さくするため、幅を広くした幅広部31を有している。幅広部31に対向する領域には開口部20Aが形成されていて、また、信号導体30は第2グランド導体20側に近く配置されている。このため、幅広部31と長尺導体21,22との間にキャパシタ成分が形成される。このとき形成されるキャパシタ成分は、開口部20Aがないとした場合に幅広部31と第2グランド導体20との間に形成されるキャパシタ成分より低い。したがって、区分Aのインピーダンスは、開口部20Aがないとした場合よりも高くなる。
また、信号導体30は、幅広部31より幅が狭い幅狭部32を有している。幅狭部32は架設導体23と対向していて、幅狭部32と架設導体23との間にキャパシタ成分が形成される。幅狭部32及び架設導体23の幅は、形成されるキャパシタ成分が、幅広部31と長尺導体21,22との間に形成されるキャパシタ成分より高くなるよう設計されている。これにより、区分Bのインピーダンスは、区分Aにおけるインピーダンスよりも低くしている。
このように、インピーダンスを高くした区分Aと、区分Aよりインピーダンスを低くした区分Bとを交互に設けることで、フラットケーブル1の特性インピーダンスを所望の値に調整している。例えば、例えば、フラットケーブル1の特性インピーダンスを50Ωに調整する場合、区分Aのインピーダンスを50Ωより大きくし、区分Bのインピーダンスを50Ωより小さく設定して、フラットケーブル1全長(前記した同軸コネクタが装着される端子間)で50Ωとなるよう調整する。
第2グランド導体20は、長さ方向(Y軸方向)に沿って複数の開口部20Aを有しているが、区分Aのインピーダンスを高く設定し、区分Bのインピーダンスを低く設定し、さらに、開口部20AのY軸方向の長さを、伝送する信号周波数に応じて設定することで、伝送信号に影響を与える周波数領域内の不要な定在波の発生を抑制できる。また、この開口部20Aからの不要な定在波の輻射を低減できる。
以上のように、本実施形態に係るフラットケーブル1の特性は、幅広部31及び幅狭部32と、架設導体23及び開口部20Aとの位置関係により左右される。すなわち、フラットケーブル1の製造時において、各導体、特に第2グランド導体20及び信号導体30を精度よく重ね合わせる必要がある。以下、本実施形態に係るフラットケーブル1の製造方法について説明する。
図5は、本実施形態に係るフラットケーブルの製造方法における製造工程全体を示す概略図である。
本実施形態に係るフラットケーブルの製造方法では、帯状の両面銅張シート101が巻かれた第1ロール部100と、帯状の片面銅張シート201が巻かれた第2ロール部200とを用いる。第1ロール部100に巻かれた両面銅張シート101、及び第2ロール部200に巻かれた片面銅張シート201のそれぞれには、図5に示す製造工程の前工程において、スクリーン印刷、エッチング処理、レジスト除去処理、乾燥処理が施され、第1グランド導体パターン10P、第2グランド導体パターン20P及び信号導体パターン30Pが形成されている。
第1ロール部100から引き出した両面銅張シート101と、第2ロール部200から引き出した片面銅張シート201とをロール部401,402へ搬送し、ロール部401,402で二つのシート101,201を圧着して貼り合せ、合成シート301を形成し、この合成シート301を第3ロール部300により巻き取る。その後、第3ロール部300により巻き取った合成シート301を個片に裁断する。
なお、図5に示す矢印Hは、各シート101,201,301の搬送方向であり、帯状の各シート101,201,301の長手方向は、搬送方向Hと一致する。
以下、両面銅張シート101と片面銅張シート201とについて詳述する。
図6は、両面銅張シート101を示す図である。図6に示す両面銅張シート101は、帯状の一部分を示している。
両面銅張シート101は、ポリイミド又は液晶ポリマ等、耐熱性のある熱可塑性樹脂シート102を備えている。熱可塑性樹脂シート102は、両面に銅箔が貼り付けられている。この熱可塑性樹脂シート102をパターンエッチングすることにより、熱可塑性樹脂シート102の一方の面(第1面)には、第1グランド導体パターン10Pが複数形成され、他方の面には、信号導体パターン30Pが複数形成される。
第1グランド導体パターン10Pは、図1等で説明した第1グランド導体10に相当する。信号導体パターン30Pは、図1等で説明した信号導体30に相当する。
第1グランド導体パターン10P及び信号導体パターン30Pは、長手方向が熱可塑性樹脂シート102の長手方向と一致し、かつ、長手方向の直交方向に沿って複数(図6では5つ)配列されている。すなわち、第1グランド導体パターン10P及び信号導体パターン30Pは、長手方向が、第1ロール部100からロール部401,402への搬送される両面銅張シート101の搬送方向Hと一致している。
両面銅張シート101を第1ロール部100からロール部401,402へ搬送する際、両面銅張シート101には搬送方向Hに張力が発生し、両面銅張シート101の熱可塑性樹脂シート102は搬送方向Hに伸びてしまう。しかし、本実施形態では、第1グランド導体パターン10P及び信号導体パターン30Pが、長手方向を搬送方向Hに一致させて複数設けられているため、熱可塑性樹脂シート102の伸びは抑えられる。
また、熱可塑性樹脂シート102をパターンエッチングする際、熱可塑性樹脂シート102の両端に長手方向に沿った補強用導体パターン102Pを形成することで、両面銅張シート101の搬送時における熱可塑性樹脂シート102の伸びをさらに抑えることができる。
図7は、片面銅張シート201を示す図である。図7に示す片面銅張シート201は、図6と同様に帯状の一部分を示している。
片面銅張シート201は、ポリイミド又は液晶ポリマ等、耐熱性のある熱可塑性樹脂シート202を備えている。熱可塑性樹脂シート202は、方面に銅箔が張り付けられている。この熱可塑性樹脂シート202をパターンエッチングすることにより、熱可塑性樹脂シート202の一方の面(第1面)には、第2グランド導体パターン20Pが複数形成される。第2グランド導体パターン20Pが形成される面は、両面銅張シート101と片面銅張シート201とを貼り合せたときに、両面銅張シート101とは反対側となる面である。
第2グランド導体パターン20Pは、図1等で説明した第2グランド導体20に相当する。
第2グランド導体パターン20Pは、長手方向が熱可塑性樹脂シート202の長手方向と一致し、かつ、長手方向の直交方向に沿って複数(図6では5つ)配列されている。すなわち、第2グランド導体パターン20Pは、長手方向が、第2ロール部200からロール部401,402への搬送される片面銅張シート201の搬送方向Hと一致している。
片面銅張シート201を第2ロール部200からロール部401,402へ搬送する際、片面銅張シート201には搬送方向Hに張力が発生し、片面銅張シート201の熱可塑性樹脂シート202は搬送方向Hに伸びてしまう。しかし、本実施形態では、第2グランド導体パターン20Pが、長手方向を搬送方向Hに一致させて複数設けられているため、熱可塑性樹脂シート202の伸びは抑えられる。
また、熱可塑性樹脂シート202をパターンエッチングする際、熱可塑性樹脂シート202の両端に長手方向に沿った補強用導体パターン202Pを形成することで、片面銅張シート201の搬送時における熱可塑性樹脂シート202の伸びをさらに抑えることができる。
両面銅張シート101及び片面銅張シート201をロール部401,402で貼り合わせ、第3ロール部300で巻き取った後、合成シート301を、図6及び図7に示すように、複数の第1グランド導体パターン10Pなどを含んだ個片に裁断する。個片に裁断した後、所定の位置に、レーザで穴をあけ導電ペーストを充填し、図1で説明したビアホール導体41,42,43,44を形成する。その後、裁断して、一つのフラットケーブル1を形成する。なお、図1に示したビアホール導体45は、両面銅張シート101を第1ロール部100からロール部401,402へ搬送する工程で、形成することが好ましい。
前記のように、フラットケーブル1の特性は、特に信号導体30の幅広部31及び幅狭部32と、第2グランド導体20の開口部20A及び架設導体23との位置関係が重要となる。図5で説明した所謂Role To Role方式において、例えば、複数の第1グランド導体パターン10Pを、熱可塑性樹脂シート102に、搬送方向Hに沿って平行配列した場合、搬送方向Hに沿った張力が熱可塑性樹脂シート102に印加されると、第1グランド導体パターン10Pの間の部分が伸びてしまう。その結果、熱可塑性樹脂シート102の長手方向に沿って隣接する第1グランド導体パターン10P間の距離は、搬送方向Hに沿った張力がない状態よりも長くなる。片面銅張シート201についても同様である。
熱可塑性樹脂シート102,202が伸びた状態で、それぞれ重ね合わせると、第1グランド導体パターン10P及び信号導体パターン30Pと、第2グランド導体パターン20Pとは、幅方向(図1のX軸方向)にずれた状態で積層される。特に、第1ロール部100とロール部401,402間で両面銅張シート101に印加される張力と、第2ロール部200とロール部401,402間で片面銅張シート201に印加される張力とが異なると、さらに位置ずれが大きくなる。その結果、幅広部31及び幅狭部32と、開口部20A及び架設導体23との位置関係がずれ、所望のフラットケーブル1の特性を得ることはできない。
本実施形態では、第1グランド導体パターン10P等の長手方向が、搬送方向Hと一致させて各シート102,202に形成されている。このため、各シート102,202に搬送方向Hに沿った張力が印加されても、各シート102,202の搬送方向Hへの伸びは抑制される。また、搬送方向Hに対して横方向への第1グランド導体パターン10P等の位置ずれはない。
この結果、両面銅張シート101及び片面銅張シート201の貼り合せ時に、第1グランド導体パターン10P及び信号導体パターン30Pと、第2グランド導体パターン20Pとを精度よく対向させることができる。これにより、開口部20A及び架設導体23との位置関係にずれが生じることがなく、所望の特性のフラットケーブル1を製造することができる。
なお、本実施形態では、信号導体パターン30Pを第1グランド導体パターン10Pと同じシートに形成しているが、信号導体パターン30Pを第2グランド導体パターン20Pと同じシートに形成してもよい。
図8は、本実施形態意に係るフラットケーブル1の製造方法のフローチャートを示す図である。
最初に、両面銅張シートに対して、スクリーン印刷、エッチング処理、レジスト除去処理、乾燥処理を施して、第1グランド導体パターン10P及び信号導体パターン30Pを形成する(S1)。次に、第1グランド導体パターン10P及び信号導体パターン30Pを形成した両面銅張シート101を、長手方向を周方向に一致させて第1ロール部100に巻き取る(S2)。
また、片面銅張シートに対して、スクリーン印刷、エッチング処理、レジスト除去処理、乾燥処理を施して、第2グランド導体パターン20Pを形成する(S3)。次に、第2グランド導体パターン20Pを形成した片面銅張シート201を、長手方向を周方向に一致させて第2ロール部200に巻き取る(S4)。
S1〜S4の処理は、S5以降の処理と一連の工程で行ってもよいし、別工程で行ってもよい。また、S1及びS2と、S3及びS4との処理は、並行に行ってもよいし、順に行ってもよい。順に行う場合には、S3及びS4の処理が先でもよい。
続いて、第1ロール部100から両面銅張シート101を引き出し、第2ロール部200から片面銅張シート201を引き指す(S5)。このとき、両面銅張シート101及び片面銅張シート201の長手方向は搬送方向と一致する。すなわち、第1グランド導体パターン10P、第2グランド導体パターン20P及び信号導体パターン30Pは、長手方向が搬送方向と一致する。このため、熱可塑性樹脂シート102,202よりも硬い第1グランド導体パターン10P、第2グランド導体パターン20P及び信号導体パターン30Pにより、両面銅張シート101及び片面銅張シート201の長手方向に対する伸びが抑制される。
また、両面銅張シート101の方が、片面銅張シート201よりも長手方向に対して伸び難いので、シート搬送時における両面銅張シート101に印加する張力を、片面銅張シート201に印加する張力よりも強く設定してもよい。
第1ロール部100及び第2ロール部200から引き出した両面銅張シート101及び片面銅張シート201を貼り付け(S6)、貼り付けにより形成された合成シート301を第3ロール部300で巻き取る(S7)。その後、第3ロール部300で巻き取った第3ロール部300を個片化し、フラットケーブル1を製造する(S8)。
前記のように製造したフラットケーブル1は、以下に示すようなコネクタケーブルに用いることができる。図9(A)は本実施形態に係るコネクタケーブルの外観斜視図であり、図9(B)はコネクタケーブルの断面図である。
コネクタケーブル60は、フラットケーブル1と同軸コネクタ61とを備える。同軸コネクタ61は、フラットケーブル1の長手方向の両端にそれぞれ配置されている。第1グランド導体10及び第2グランド導体20側にはそれぞれ、保護層120,130、が設けられている。同軸コネクタ61は、フラットケーブル1の第1グランド導体10側の保護層120の表面に、変換台座62を介して設置される。同軸コネクタ61の中心導体は、ビアホール導体45を通じてフラットケーブル1の信号導体30に接続されている。
このような構成とすることで、薄型で可撓性を有し、高周波線路としての伝送特性に優れるコネクタケーブルを実現することができる。
また、このような構造からなるコネクタケーブル60は、次に示すような携帯電子機器に用いることができる。図10(A)は本実施形態に係る携帯電子機器の部品構成を示す側面断面図であり、図10(B)は当該携帯電子機器の部品構成を説明する平面断面図である。
携帯電子機器70は、薄型の機器筐体71を備える。機器筐体71内には、実装回路基板72A,72Bと、バッテリーパック73が配置されている。実装回路基板72A,72Bの表面には、複数のICチップ74及び実装部品75が実装されている。実装回路基板72A,72B及びバッテリーパック73は、機器筐体71を平面視して、実装回路基板72A,72B間にバッテリーパック73が配置されるように、機器筐体71に設置されている。ここで、機器筐体71はできる限り薄型に形成されているので、機器筐体71の厚み方向においては、バッテリーパック73と機器筐体71との間隔が極狭い。したがって、この間に同軸ケーブルを配置することができない。
しかしながら、本実施形態に示したコネクタケーブル60を、当該コネクタケーブル60の厚み方向と、機器筐体71の厚み方向とが一致するように配置することで、バッテリーパック73と機器筐体71との間に、コネクタケーブル60を通すことができる。これにより、バッテリーパック73を中間に配して離間された実装回路基板72A,72Bをコネクタケーブル60で接続することができる。
(実施形態2)
図11は、本実施形態に係る両面銅張シートを示す図である。以下では、実施形態1と同様の部材には同じ符号を付して、説明を省略する。
両面銅張シート103は熱可塑性樹脂シート102を備えている。熱可塑性樹脂シート102の一面には第1グランド導体パターン10Pが形成されている。なお、熱可塑性樹脂シート102の他面には、第1グランド導体パターン10Pと対向する信号導体パターン30Pが形成されている。第1グランド導体パターン10Pは、長手方向が熱可塑性樹脂シート102の長手方向と一致し、かつ、熱可塑性樹脂シート102の幅方向に沿って複数(図11では5つ)配列されている。以下、熱可塑性樹脂シート102の幅方向に沿って配列された第1グランド導体パターン10Pを第1グランド導体パターン群という。
熱可塑性樹脂シート102には、長手方向に沿って所定間隔に第1グランド導体パターン群が設けられている。また、第1グランド導体パターン群と第1グランド導体パターン群との間には、第1グランド導体パターン10Pの長手方向が、熱可塑性樹脂シート102の幅方向と一致するよう、第1グランド導体パターン10Pがさらに形成されている。
以下、熱可塑性樹脂シート102の長手方向において、第1グランド導体パターン群が形成された領域は固定領域と言い、第1グランド導体パターン群の間の領域は可撓領域という。
片面銅張シートについては、両面銅張シート103と重ね合わせたときに第1グランド導体パターン10Pと対向するよう、両面銅張シート103と同様に、第2グランド導体パターン(第2グランド導体パターン群)が形成されているため、説明は省略する。
熱可塑性樹脂シート102は、長手方向への伸びが抑えられた固定領域のみから形成されている場合、第1ロール部100に巻き取りにくく、また、両面銅張シート103と片面銅張シートとを貼り合せた合成シートも、第3ロール部300に巻き取りにくくなる。したがって、固定領域の間に可撓領域を設けることで、両面銅張シート103、片面銅張シート及び合成シートは、第1ロール部100、第2ロール部200及び第3ロール部300に巻き取りやすくなる。
図12は、第1ロール部100に巻き取かれた両面銅張シート103の状態の一部を示す図である。図12に示すように、第1ロール部100の円周に沿って両面銅張シート103が巻かれたとき、両面銅張シート103は、可撓領域で屈曲することで、第1ロール部100に巻き取られやすくなっている。
以上のように、本実施形態では、所望の特性を有するフラットケーブル1を製造でき、さらに、両面銅張シート、片面銅張シート及び合成シートを各ロール部100,200,300に巻き取りやすくすることができる。
なお、フラットケーブル1において、第1グランド導体10及び第2グランド導体20を導通するビアホール導体の種類は、上述の実施形態に限定されない。例えば、貼り合せる前の熱可塑性樹脂シートに予めビアホール導体を形成しておいてもよいし、穴を形成しておき、シートを貼り合せた後に、導電ペーストを充填するようにしてもよい。また、実施形態2において、熱可塑性樹脂シートの固定領域に相当する部分に補強用導体パターンを設けてもよい。また、信号導体30は幅広部31及び幅狭部32を備えず、幅が一定の導体であってもよい。
また、上述の各実施形態では、第1グランド導体10及び第2グランド導体20のパターンを形成後に、一旦、第1ロール部100および第2ロール部200に巻き取る例を示した。しかしながら、パターニング前の両面銅張りシートや片面銅張りシートを第1ロール部100および第2ロール部200に巻き付けた状態で、パターニングから貼り合わせまでを順次行って、第3ロール部300で巻き取る製造方法を行うこともできる。これにより、パターニング後の巻き取り工程、および、パターニングされたシートの引き出しを省略でき、製造工程を簡素化できる。
1−フラットケーブル
10−第1グランド導体
10P−第1グランド導体パターン
11−コネクタ部
12−開口部
13−コネクタ用端子
20−第2グランド導体
20P−第2グランド導体パターン
21−長尺導体
20A−開口部
22−長尺導体
23−架設導体
30−信号導体
30P−信号導体パターン(信号線路用導体パターン)
31−幅広部
32−幅狭部
22−コネクタ部
51−第1基材シート
52−第2基材シート
100−第1ロール部
101−両面銅張シート
200−第2ロール部
201−片面銅張シート
300−第3ロール部
301−合成シート
401,402−ロール部

Claims (5)

  1. 長尺状の第1グランド導体パターン、前記第1グランド導体パターンに対向し、長手方向に沿って複数の開口を有する長尺状の第2グランド導体パターン、及び、前記第1グランド導体パターンと前記第2グランド導体パターンとの間に設けられた長尺状の信号線路用導体パターンを備えたフラットケーブルの製造方法であって、
    第1面に長尺状の第1グランド導体パターンが形成され、第2面に長尺状の信号線路導体パターンが形成され、かつ第1ロール部から引き出された第1基材シートと、
    第1面に長尺状の第2グランド導体パターンが形成され、かつ第2ロール部から引き出された第2基材シートと、を、
    前記第1グランド導体パターン及び前記第2グランド導体パターンの間に前記信号線路導体パターンを挟み込むように連続的に貼り合わせた後、第3ロール部で巻き取るものであり、
    前記第1グランド導体パターンおよび前記信号線路導体パターンは、それぞれの長手方向が、前記第1基材シートの搬送方向に対して同方向となるように、前記第1基材シートに形成され、
    前記第2グランド導体パターンは、その長手方向が、前記第2基材シートの搬送方向に対して同方向となるように、前記第2基材シートに形成され、
    前記第1グランド導体パターン、前記第2グランド導体パターン、および前記信号線路導体を、それぞれの長手方向において位置合わせして貼り合わせる、
    フラットケーブルの製造方法。
  2. 長尺状の第1グランド導体パターン、前記第1グランド導体パターンに対向し、長手方向に沿って複数の開口を有する長尺状の第2グランド導体パターン、及び、前記第1グランド導体パターンと前記第2グランド導体パターンとの間に設けられた長尺状の信号線路用導体パターンを備えたフラットケーブルの製造方法であって、
    第1面に長尺状の第1グランド導体パターンが形成され、かつ第1ロール部から引き出された第1基材シートと、
    第1面に長尺状の第2グランド導体パターンが形成され、第2面に長尺状の信号線路導体パターンが形成され、かつ第2ロール部から引き出された第2基材シートと、を、
    前記第1グランド導体パターン及び前記第2グランド導体パターンの間に前記信号線路導体パターンを挟み込むように連続的に貼り合わせた後、第3ロール部で巻き取るものであり、
    前記第1グランド導体パターンは、その長手方向が、前記第1基材シートの搬送方向に対して同方向となるように、前記第1基材シートに形成され、
    前記第2グランド導体パターンおよび前記信号線路導体パターンは、それぞれの長手方向が、前記第2基材シートの搬送方向に対して同方向となるように、前記第2基材シートに形成され、
    前記第1グランド導体パターン、前記第2グランド導体パターン、および前記信号線路導体を、それぞれの長手方向において位置合わせして貼り合わせる、
    フラットケーブルの製造方法。
  3. 前記第1基材シート又は前記第2基材シートの少なくとも一方は、前記長手方向に沿って補強用導体パターンが形成されている、請求項1又は2に記載のフラットケーブルの製造方法。
  4. 前記第1基材シートは、前記長手方向の直交方向に沿って前記第1グランド導体パターンが複数配列された第1グランド導体パターン群を有し、かつ、前記第1グランド導体パターン群を前記長手方向に沿って所定距離を設けて複数有し、
    前記第2基材シートは、前記長手方向の直交方向に沿って前記第2グランド導体パターンが複数配列された第2グランド導体パターン群を有し、かつ、前記第2グランド導体パターン群を前記長手方向に沿って所定距離を設けて複数有している、
    請求項1から3の何れかに記載のフラットケーブルの製造方法。
  5. 前記信号線路用導体パターンは、長手方向に沿って幅が広い幅広部と、幅が狭い幅狭部とを有し、前記幅広部が前記第2グランド導体パターンの開口部に対面し、前記幅狭部が前記開口部間に対面している、請求項1から4の何れかに記載のフラットケーブルの製造方法。
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