JP5861692B2 - 放熱構造の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、熱を発する発熱素子と、放熱構造の製造方法に関する。
従来、電子基板上に保持されるプロセッサ素子などの電子部品は、電力が供給されることによって発熱する。このような発熱素子に生じた熱は、発熱素子を損傷させる可能性があるので、発熱素子を、熱伝導率の高い放熱部材に接触させて該発熱素子に生じた熱を放熱部材へ逃がすことにより、発熱素子の熱損傷を回避するようにしている。
しかし、放熱部材を発熱素子に直接接触させる場合、両者の接触を強固にするために組付け時に放熱部材から発熱素子に機械的応力を付与するため、この応力により、発熱素子が機械的損傷を受ける可能性がある。このため、上記機械的応力を緩和するべく放熱ゲルを、発熱素子と放熱部材の間に設けることが、考えられている。このように放熱ゲルを介して放熱部材と発熱素子とを間接的に接触させる放熱構造によれば、発熱素子の機械的損傷を防止するとともに、発熱素子からの放熱性を確保することができる。
さて、こうした放熱構造を製造する方法としては、例えば特許文献1に開示されるように、専用の吐出制御装置を用いて発熱素子と放熱部材との間に放熱ゲルを設ける方法が、知られている。かかる方法によれば、ノズルから吐出される放熱ゲルの吐出量を、吐出制御装置によって制御することにより、発熱素子と放熱部材との間に所望の量の放熱ゲルを設置することができる。
特開2012−143678号公報
さて、特許文献1の装置では、発熱素子と放熱部材との間に設ける放熱ゲル量と一致するように、ノズルからの吐出量を計量しておくなど、吐出制御装置によって放熱ゲル量を緻密に管理しておく必要がある。そのため、製造時の作業効率が低下する。
また、特許文献1の装置では、電子基板と放熱部材とを組付ける前に、発熱素子上に放熱ゲルを塗布する。そのため、組付けの際に作業者の手に放熱ゲルが付着することが原因で、所望量に管理された量が不足することになるので、製造後における放熱構造の信頼性が低下する。
さらに、製造後、放熱構造の点検、修理、清掃などのメンテナンスを行うために、放熱部材を取り外した際にも、放熱ゲルが露出することで、放熱ゲルが作業者の手に付着し、作業効率が低下するとともに、放熱構造の信頼性が低下する。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、製造時及びメンテナンス時における作業効率を向上させるとともに、製造後及びメンテナンス時における放熱構造の信頼性を保つことにある。
本発明は、熱を発する発熱素子(200、3200)と、発熱素子から受けた熱を外部へ逃がす放熱部材(100、170)と、発熱素子と放熱部材との間において定められる充填空間(60)と、充填空間(60)に充填されて発熱素子の熱を放熱部材に伝える放熱ゲル(300)とを備える放熱構造(1)の製造方法であって、放熱部材に形成された導入孔(150、2150、6150)に、充填空間を満たす容積の放熱ゲルを導入する導入工程と、放熱ゲルと発熱素子とを隔てる伸縮フィルム(800、3800)を放熱部材に貼付ける貼付工程と、導入孔に導入された放熱ゲルを押出すことにより、放熱ゲルを充填空間に充填するとともに、伸縮フィルムを伸張させて発熱素子に当接させる充填工程とを含んでおり、充填工程では、導入孔に導入された放熱ゲルを押出部材(50、500、504、5050)により押出すことにより、放熱ゲルを充填空間に充填するとともに、伸縮フィルムを伸張させて発熱素子に当接させ、導入工程において、押出部材を導入孔の一部に挿入することにより、放熱ゲルを導入する導入空間(70)を形成し、充填工程において、押出部材をさらに挿入することにより、導入空間の放熱ゲルを押出すとともに、伸縮フィルムを伸張させることを特徴とする。
本発明によれば、放熱部材に形成される導入孔に放熱ゲルを導入して、導入された放熱ゲルを押出すことによって、伸縮フィルムを伸張させながら、放熱ゲルを発熱素子と放熱部材との間の充填空間に設けることができる。ここで導入孔には、充填空間を満たす容積の放熱ゲルを導入できるので、充填空間に押出された放熱ゲルは、充填空間を密に充填できる。故に、発熱素子と放熱部材との間に設ける放熱ゲルの量を緻密に管理する必要性から、解放され得る。また、放熱ゲルが導入孔に導入された状態で充填空間に当該ゲルを充填できることから、放熱ゲルの露出が少なくなり、放熱ゲルが作業者の手に付着して放熱ゲルの量が不足することを防止できる。加えて、放熱部材と伸縮フィルムとの間の充填空間に放熱ゲルを充填することによっても、放熱ゲルの露出が少なくなり、放熱ゲルが作業者の手に付着して放熱ゲルの量が不足することを防止できる。以上によれば、製造時において特に放熱ゲルを発熱素子と放熱部材との間に設ける際の作業効率を向上させながら、製造後における放熱構造の信頼性を保つことが、可能となる。
さらに本発明によれば、充填空間に充填された放熱ゲルは、放熱部材に貼付けられた伸縮フィルムにより、発熱素子と放熱部材との間において覆われることになるので、当該伸縮フィルムを介して発熱素子と当接する。これにより放熱ゲルは、発熱素子に直接付着せず、しかも製造後のメンテナンス時に放熱部材を放熱構造から取外しても、伸縮フィルムに覆われた状態で放熱部材側に保持される。故に、メンテナンスに伴って放熱ゲルが作業者の手に付着することで、作業効率が低下することや、放熱ゲルの量が不足することを防止できる。以上によれば、メンテナンス時においても作業効率を向上させながら、メンテナンス後においても放熱構造の信頼性を保つことが、可能となる。
なお、特許請求の範囲、及び課題を解決するための手段に記載した括弧内の符号は、本発明の一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
第一実施形態における放熱構造の全体構成を示す分解斜視図。 第一実施形態における放熱構造の分解断面図。 第一実施形態における放熱構造の拡大断面図。 第一実施形態における導入工程を示す断面説明図。 第一実施形態における貼付工程を示す断面説明図。 第一実施形態における組付工程を示す断面説明図。 第一実施形態における充填工程を示す断面説明図。 第一実施形態における充填工程完了後を示す断面説明図。 第二実施形態における導入工程を示す断面説明図。 第二実施形態における貼付工程を示す断面説明図。 第二実施形態における組付工程を示す断面説明図。 第二実施形態における充填工程を示す断面説明図 第三実施形態における放熱構造の拡大断面図。 第三実施形態における放熱構造の斜視底面図。 第三実施形態における充填工程を示す平面説明図。 第三実施形態における充填工程を示す斜視説明図。 第四実施形態における放熱構造の斜視底面図。 第五実施形態における充填工程を示す断面説明図。 第六実施形態における放熱構造の拡大断面図。 第六実施形態における充填工程を示す断面説明図。 変形例1における充填工程完了後を示す断面説明図。 変形例2及び変形例4における放熱構造を示す全体構成図。 変形例25の一形態における充填工程を示す断面説明図。 変形例25の別形態における充填工程を示す断面説明図。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを変更している場合、当該構成の他の部分においては、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせだけでなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくとも複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合わせることが可能である。
(第一実施形態)
図1〜7に示される本発明の第一実施形態について詳細に説明する。
図1に示すように、第一実施形態の放熱構造1は、プロセッサ素子200と、メイン基板400と、放熱ゲル300と、伸縮フィルム800と、上面ケース100と、フレーム部600と、底面ケース900と、側面フレーム700などからなる。
図1〜3に示すように、「発熱素子」としてのプロセッサ素子200は、例えばIC乃至はLSIなどの集積回路である。プロセッサ素子200は、電力が外部から供給されて演算処理などを行う。その際、抵抗を有するプロセッサ素子200は、電力から得るエネルギーの一部を熱エネルギーへ変える。プロセッサ素子200は、その熱エネルギーにより発熱することになる。
「保持部材」としての板状のメイン基板400は、例えば樹脂などからなり、プリント状に印刷された電気配線を表面に有している。かかる配線上には、プロセッサ素子200や他の電子部品が実装保持されており、メイン基板400は、電気配線を介して外部からの電力をそれら各要素に供給する。また、メイン基板400は、外部から電力を供給するための供給ターミナル(図示しない)や、プロセッサ素子200によって演算された結果を外部へ出力する出力ターミナル410を有している。
放熱ゲル300は、導電性と伝熱性とを備え、粘弾性係数が高く、かつ温度変化に対する粘度変化の小さな、例えばシリコーン樹脂などからなる。かかる放熱ゲル300を介して上面ケース100は、プロセッサ素子200と間接的に接している。これにより放熱ゲル300は、プロセッサ素子200と上面ケース100との間において、それらプロセッサ素子200及び上面ケース100と接することで、プロセッサ素子200に生じた熱を上面ケース100に伝達する。また、放熱ゲル300は、高い粘弾性係数を有することにより、上面ケース100のメイン基板400への組付工程時などに、上面ケース100がプロセッサ素子200に与える外的な負荷応力を分散して、プロセッサ素子200に直接的に負荷される応力を緩和する応力緩和機能を持つ。
「放熱部材」としての上面ケース100は、例えばアルミニウムといった良伝熱性の金属などからなり、ダイカスト成型などによって形成されている。上面ケース100は、本体部110と、放熱フィン120とからなる。板状の放熱フィン120は、本体部110においてプロセッサ素子200側に凹んだ凹部130に複数形成されており、凹部130の底面131から法線方向に突出している。放熱フィン120は、上面ケース100の表面積を大きくして、空気に触れる面積を大きくすることにより、効果的に放熱する。
図3に示すように凹部130には、プロセッサ素子200とは反対側に突出するように、突出部140が形成されている。また、凹部130の底面131には、突出部140を貫通するように、導入孔150が形成されている。導入孔150は、特定の一対の放熱フィン120の間において円筒形状に形成されている。さらに、導入孔150は、プロセッサ素子200のうち平坦面状の表面21に対して法線方向に延伸形成されている。
図1、2に示すようにフレーム部600は、例えばアルミニウムなどからなり、メイン基板400を支持している。フレーム部600において上面ケース100の反対側には、例えばアルミニウムなどからなる底面ケース900が固定されている。フレーム部600は、底面ケース900との間に、空間を形成しており、その間において、メイン基板400に電気的に接続されるHDD(図示せず)や電源基板(図示せず)などを保持する。フレーム部600は、後述する側面フレーム700を介して上面ケース100と底面ケース900と嵌め合わせることにより、メイン基板400を放熱構造1内に固定して、放熱構造1の剛性を向上させている。
図1に示すように側面フレーム700は、例えばアルミニウムなどからなり、板状に形成されている。側面フレーム700は、放熱構造1において一対設けられており、上面ケース100及び底面ケース900に嵌め合わされる。これにより、放熱構造1が筐体形状となる。
図2に示すように、上面ケース100においてプロセッサ素子200側の角には、ビス受け部160が形成されている。かかるビス受け部160に、フレーム部600及びメイン基板400を介してビス2が締結されることで、フレーム部600及びメイン基板400が上面ケース100に固定されている。また、上面ケース100、側面フレーム700、及び底面ケース900からなる筐体によりメイン基板400が覆われることで、外部から受ける衝撃に対してメイン基板400及びプロセッサ素子200などが保護されている。
図3に示されるように伸縮フィルム800は、高い伸縮性を備えた例えば樹脂などからなり、上面ケース100の下端面102に貼付けられる。ここでプロセッサ素子200の表面21を法線方向へ投影した部分よりも外周側において伸縮フィルム800の周縁部801には、例えばアクリル系樹脂などからなる接着剤が塗布されている。かかる接着剤によって、伸縮フィルム800の周縁部801は、上面ケース100に貼付けられている。また、伸縮フィルム800は、放熱ゲル300のプロセッサ素子200側を覆うように、プロセッサ素子200と上面ケース100との間に設けられることで、放熱ゲル300とプロセッサ素子200とを隔てている。伸縮フィルム800は、プロセッサ素子200から放熱ゲル300に熱を伝える際の伝熱性を損なわないように、厚みが10μm程度と薄く形成されている。
図3に示されるように上面ケース100とメイン基板400とを組付けると、メイン基板400上のプロセッサ素子200の表面21と上面ケース100の下端面102との間のうち、最大伸張した状態で表面21に当接した伸縮フィルム800と下端面102との間に、放熱ゲル300の充填される充填空間60が定められる。上面ケース100のうち放熱フィン120が存在する領域には充填空間60に連通する1つの導入孔150が形成されており、この導入孔150の内部容積は、充填空間60を満たす必要容積と実質同じに設定されている。
次に、図4〜8を用いて放熱構造1の製造方法について詳細に述べる。なお、図4〜8では、構造を簡略化するために、放熱フィン120は図示されていない。
図4に示されるように導入工程では、上面ケース100の導入孔150に放熱ゲル300を導入する。具体的には、まず、上面ケース100の下端面102側に、仕切部材3を当接させる。ここで仕切部材3は、下端面102との間に隙間がないように上面ケース100に対して当接可能な板状の部材である。そこで、かかる仕切部材3と上面ケース100とを互いに固定しながら、上面ケース100において下端面102とは反対の上端面101側から導入孔150に放熱ゲル300を導入する。放熱ゲル300は、導入孔150に導入されると、仕切部材3にて仕切られた面まで達する。また、放熱ゲル300を導入し続けることで、導入孔150内が放熱ゲル300で満たされると、放熱ゲル300の導入が止められ、さらにスイープ部材4を上端面101と平行に摺らすことで、導入孔150から出ている余剰な放熱ゲル300が除去される。その後、当接させていた仕切部材3を上面ケース100から取り外す。このとき放熱ゲル300は、粘弾性係数の高い材料であることから、仕切部材3を取り外しても導入孔150から漏出することはない。以上により、放熱ゲル300が導入孔150に保持されて、導入工程が完了する。
図5に示される貼付工程では、導入工程にて放熱ゲル300が導入された上面ケース100の下端面102に、伸縮フィルム800を貼付ける。具体的には、まず、周縁部801に接着剤が塗布された伸縮フィルム800を、下端面102に当接させる。この際、伸縮フィルム800は、周縁部801以外に接着剤が付着されていないことから、周縁部801以外は上面ケース100に貼付けられていない。以上により、伸縮フィルム800が上面ケース100に貼付けられて、貼付工程が完了する。
次に、図6に示される組付工程では、貼付工程にて伸縮フィルム800が貼付けられた上面ケース100を、メイン基板400に組付ける。この組付けにより導入孔150は、プロセッサ素子200を介してメイン基板400と反対側に位置することになる。また、上面ケース100の下端面102とプロセッサ素子200の表面21との間には、後述の充填工程による最大伸張状態で表面21に当接した伸縮フィルム800と下端面102との間に図7の如く充填空間60を確保するための空間が、形成される。以上により、組付工程が完了する。
続いて、図7に示される充填工程では、導入孔150に保持されている放熱ゲル300を押出して、充填空間60に充填する。具体的には、上面ケース100の上端面101側に配置されて導入孔150から放熱ゲル300を押出す押出部材50を、図示しない直交型駆動装置などにより、上面ケース100側からプロセッサ素子200側へ向かうA方向に嵌合挿入する。この挿入により、導入孔150内の放熱ゲル300が同孔150から押出される。この押出しにより、導入孔150の下端面102側の開口を覆っていた伸縮フィルム800は、導入孔150から充填される放熱ゲル300から圧力を受けて伸張する。伸縮フィルム800は、伸張されてプロセッサ素子200の表面21に当接すると、プロセッサ素子200の法線方向の伸張が拘束される。その後、伸縮フィルム800は、プロセッサ素子200の表面21に対して側方に伸張する。そして、押出部材50の先端面51が上面ケース100の下端面102を越えない位置まで、押出部材50が挿入されると、当該挿入は止められる。
その結果、充填空間60の容積が必要容積まで拡大した状態となる。ここで導入孔150の容積は、充填空間60の必要容積と実質同じとなるように確保されているので、放熱ゲル300を押出部材50により下端面102側へ押出すと、放熱ゲル300は充填空間60に密に充填されることになる。それと同時に伸縮フィルム800は、放熱ゲル300の充填により最大に伸張して、プロセッサ素子200の表面21に当接する面積を最大にする。以上により伸縮フィルム800は、放熱ゲル300をプロセッサ素子200側から覆うように、プロセッサ素子200と上面ケース100との間に設けられることで、放熱ゲル300とプロセッサ素子200とを隔てた状態となる。押出部材50は、その後、導入孔150から抜出されて、充填工程が完了する。以上、充填工程が完了することにより放熱ゲル300は、プロセッサ素子200に当接する伸縮フィルム800と、上面ケース100との間に設けられて、図8に示すような放熱構造1が完成する。
ここまで説明した第一実施形態では、上面ケース100に形成される導入孔150に放熱ゲル300を導入して、導入された放熱ゲル300を押出部材50により押出す。これによって、伸縮フィルム800を伸張させながら、放熱ゲル300をプロセッサ素子200と上面ケース100との間の充填空間60に設けることができる。ここで導入孔150には、充填空間60を満たす容積の放熱ゲル300を導入できるので、充填空間60に押出された放熱ゲル300は、充填空間60に密に充填できる。故に、プロセッサ素子200と上面ケース100との間に設ける放熱ゲル300の量を緻密に管理する必要性から、解放され得る。また、放熱ゲル300が導入孔150に導入された状態で充填空間60に当該ゲル300を充填できることから、放熱ゲル300の露出が少なくなり、放熱ゲル300が作業者の手に付着して放熱ゲルの量が不足することを防止できる。加えて、上面ケース100と伸縮フィルム800との間の充填空間60に放熱ゲル300を充填することによっても、放熱ゲル300の露出が少なくなり、放熱ゲル300が作業者の手に付着して放熱ゲルの量が不足することを防止できる。以上によれば、製造時において特に放熱ゲル300をプロセッサ素子200と上面ケース100との間に設ける際の作業効率を向上させながら、製造後における放熱構造1の信頼性を保つことが、可能となる。
さらに第一実施形態では、充填空間60に充填された放熱ゲル300は、上面ケース100に貼付けの伸縮フィルム800によりプロセッサ素子200と上面ケース100との間にて覆われるので、当該フィルム800を介してプロセッサ素子200と当接する。これにより放熱ゲル300は、プロセッサ素子200に直接付着せず、しかも製造後のメンテナンス時に上面ケース100を放熱構造1から取り外しても、伸縮フィルム800に覆われた状態で上面ケース100側に保持される。故に、メンテナンスに伴って放熱ゲル300が作業者の手に付着することで、作業効率が低下することや、放熱ゲル300の量が不足することを防止できる。以上によれば、メンテナンス時においても作業効率を向上させながら、メンテナンス後においても放熱構造1の信頼性を保つことが、可能となる。
また、第一実施形態において上面ケース100とメイン基板400とを組付ける組付工程は、導入工程及び貼付工程が完了した後に行われる。これによれば、上面ケース100とメイン基板400との組付け前に導入工程と貼付工程を行えるので、メイン基板400に邪魔されることなく、導入孔150へ放熱ゲル300を導入できるとともに、伸縮フィルム800を上面ケース100に貼付けできる。故に、放熱ゲル300をプロセッサ素子200と上面ケース100との間に設ける際の作業効率向上に、貢献可能となる。
さらに、第一実施形態において上面ケース100には、プロセッサ素子200の反対側に突出した突出部140を有しており、導入孔150は、突出部140を貫通して形成されている。これによれば、上面ケース100の厚みに関わらず突出部140を利用して、充填空間60を満たす容積と実質同じ容積を導入孔150に確保できる。したがって、導入孔150を大径化することなく導入孔150の容積を確保して、放熱ゲル300と上面ケース100との接触面積を大きくできるので、プロセッサ素子200から上面ケース100への熱伝達を好適に行い得る。故に、放熱性を損なうことなく、放熱ゲル300をプロセッサ素子200と上面ケース100との間に設ける際の作業効率を向上可能となる。
またさらに、第一実施形態において導入孔150は、プロセッサ素子200のうち充填空間60を定める平坦面状の表面21に対して、法線方向に形成されている。これによれば、押出部材50で放熱ゲル300を押出す際に、押出部材50は、プロセッサ素子200の表面21に沿って押出す力を放熱ゲル300に略均等に与えることができる。故に、放熱ゲル300が、プロセッサ素子200の表面21上に均一に広がることで、伸縮フィルム800を伸張する圧力を均一に与えることができる。したがって、放熱ゲル300をプロセッサ素子200と上面ケース100との間に設ける際の作業効率向上が向上するとともに、放熱構造1の信頼性を保つことが可能となる。
加えて第一実施形態では、充填工程において押出部材50が導入孔150から抜出される。これによれば、押出部材50を放熱構造1に固定しないことにより、押出部材50を繰り返し使用することができるので、放熱構造1の部品点数を削減し得る。故に、コストの削減を実現しながらも、放熱ゲル300をプロセッサ素子200と上面ケース100との間に設ける際の作業効率を向上可能となる。
(第二実施形態)
次に、図9〜12に示される本発明の第二実施形態について詳細に説明する。なお、第二実施形態は、第一実施形態の変形例である。
図9に示されるように、第二実施形態の導入孔2150の内周面には、雌螺子部2151が形成されている。また、第二実施形態では、雌螺子部2151と螺合可能な雄螺子部501を形成するように、例えば金属などからなる良伝熱性の螺合体500が設けられている。
このような第二実施形態において図9に示される導入工程では、まず、雌螺子部2151と雄螺子部501とを螺合させることにより、螺合体500を導入孔2150の一部に挿入する。この挿入により、導入孔2150の内部空間のうち螺合体500の先端面503よりもプロセッサ素子200側の空間は、導入空間70として利用される。そこで螺合体500は、かかる導入空間70が充填空間60を満たす必要容積と実質同じとなるまで、導入孔2150に挿入される。続いて導入工程では、導入空間70に放熱ゲル300を導入する。この導入により放熱ゲル300は、螺合体500の先端面503にまで達する。また、放熱ゲル300を導入し続けることで、導入空間70が放熱ゲル300で満たされると、放熱ゲル300の導入は止められ、さらにスイープ部材4を下端面102と平行に摺らすことで、導入孔2150から出ている余剰な放熱ゲル300が除去される。以上により、放熱ゲル300が導入空間70を満たした状態で導入孔2150に保持されて、導入工程が完了する。
図10に示される貼付工程では、導入工程にて放熱ゲル300が導入された上面ケース100の下端面102に、伸縮フィルム800を貼付ける。具体的には、まず、周縁部801に接着剤が塗布された伸縮フィルム800を、下端面102に当接させる。そして、この際、伸縮フィルム800は、周縁部801以外の箇所に接着剤が付着されていないことから、周縁部801以外の箇所は、上面ケース100に貼付けられない。以上により、伸縮フィルム800が上面ケース100に貼付けられて、貼付工程が完了する。
次に、図11に示される組付工程では、貼付工程にて伸縮フィルム800が貼付けられた上面ケース100を、下端面102がプロセッサ素子200側に向いた状態で、メイン基板400に組付ける。この組付けにより導入孔2150は、プロセッサ素子200を介してメイン基板400と反対側に位置することになる。また、上面ケース100の下端面102とプロセッサ素子200の表面21との間には、後述の充填工程による最大伸張状態で表面21に当接した伸縮フィルム800と下端面102との間に図12の如く充填空間60を確保するための空間が、形成される。以上により、組付工程が完了する。
続いて、図12に示される充填工程では、導入空間70に保持されている放熱ゲル300を押出して、充填空間60に充填する。具体的には、導入工程において導入孔2150に挿入された螺合体500を、上面ケース100側からプロセッサ素子200側へ向かうA方向にさらに螺合挿入して、導入空間70の放熱ゲル300を同空間70から押出す。すなわち本実施形態においては、第一実施形態の押出部材50に相当するものが螺合体500となっている。この押出しにより、第一実施形態と同様に導入孔2150の下端面102側の開口を覆っていた伸縮フィルム800は、導入孔2150から充填される放熱ゲル300から圧力を受けて伸張する。この押出しにおいて、螺合体500の先端面503が上面ケース100の下端面102を越えない位置まで螺合体500が螺合されると、挿入が止められる。ここで本実施形態では、ストッパ502を有する螺合体500が、使用されている。このストッパ502は、導入孔2150を形成する突出部140のうちプロセッサ素子3200とは反対側端面により係止される。その結果、挿入の止まる螺合体500にて先端面503の挿入到達位置は、実質一定となる。すなわち、導入孔2150への螺合体500の螺合挿入量が実質一定となる。
以上の結果、充填空間60の容積が必要容積まで拡大した状態となる。ここで導入空間70の容積は、充填空間60の必要容積と実質同じとなるように確保されているので、放熱ゲル300を螺合体500により下端面102まで押出すと、放熱ゲル300は充填空間60に密に充填されることになる。螺合体500は、その後、導入孔2150から抜出されることなく上面ケース100に固定されて、充填工程が完了する。以上、充填工程が完了することにより放熱ゲル300は、プロセッサ素子200に当接する伸縮フィルム800と、上面ケース100との間に設けられて、放熱構造1が完成する。
ここまで説明した第二実施形態では、螺合体500を導入孔2150の一部に挿入することで、放熱ゲル300を導入する導入空間70を形成後、螺合体500をさらに挿入することで、導入空間70の放熱ゲル300を押出して伸縮フィルム800を伸張させる。これによれば、導入工程では、螺合体500の先端面503が第一実施形態の仕切部材3と同機能を発揮できるとともに、螺合体500の挿入深さによって導入空間70を正確に調整できる。またそれだけでなく、充填工程では、螺合体500が第一実施形態の押出部材50と同機能を発揮できる。以上により、充填空間60を満たす容積と実質同じ容積を導入空間70に確保して、充填空間60における放熱ゲル300の充填を確実に密にできるので、製造後における放熱構造1の信頼性を保つことが可能となる。
また、第二実施形態では、充填工程において螺合体500は、導入孔2150に固定される。これによれば、良伝熱性の螺合体500をそのまま放熱構造1の一部として利用できるので、プロセッサ素子200で生じた熱の放熱効率を、高めることができる。また、導入孔2150を螺合体500で埋めることができるため、放熱ゲル300が充填空間60から漏出することを防ぐことができる。故に、放熱性を向上させながらも、放熱ゲル300をプロセッサ素子200と上面ケース100との間に設ける際の作業効率も向上させることが、可能となる。
さらに、第二実施形態の充填工程では、導入孔2150に挿入された螺合体500を、上面ケース100のうち当該孔2150の形成突出部140により係止することで、必要容積分の放熱ゲル300を充填空間60に正確に充填できる。故に、製造後における放熱構造1の信頼性を保つ効果を高めることが、可能となる。
(第三実施形態)
次に、図13〜16に示される本発明の第三実施形態について詳細に説明する。なお、第三実施形態は、第一実施形態の変形例である。
図13に示されるようにプロセッサ素子3200は、主の放熱源である半導体チップ(図示しない)を、封止部材3200aにより封止してなる。ここで封止部材3200aは、例えば樹脂、セラミック、金属又はそれらの複合材など(図13は樹脂の例)により平板状に形成され、平面視にて矩形の表面3021を有している。半導体チップは、封止部材3200aよりも小さな平板状に形成され、表面3021のうち平面視の中央部3021aに位置合わせして当該部材3200a内に配置されている。
伸縮フィルム3800は、高い伸縮性を備えた樹脂材料のうち、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)などにより50μm程度の薄膜状に形成され、平面視にて円形を呈している。伸縮フィルム3800の周縁部3801は、円環状の両面接着テープ3802により全周に亘って、上面ケース100の下端面102に貼付けられている。本実施形態の両面接着テープ3802は特に、例えば200〜300μm程度の余裕代分、周縁部3801の最外周縁よりも小径に形成されて、同部3801に同軸上に接着されている。かかる接着形態により、周縁部3801の最外周縁から食み出した両面接着テープ3802に導電物などの異物が付着して、プロセッサ素子3200へ影響を及ぼす事態を、抑制している。
このような構成下にて導入孔150は、プロセッサ素子3200のうち中央部3021aの法線方向に延伸形成されることで、伸縮フィルム3800と同軸上に位置している。すなわち導入孔150は、伸縮フィルム3800のうち平面視の中央部3800aに対して、位置合わせされている。故に充填工程では、図15に示すように押出部材50を導入孔150に嵌合挿入して、当該孔150内の放熱ゲル300を押出すと、伸縮フィルム3800は、当該ゲル300の圧力をまずは中央部3800aに受ける。これにより伸縮フィルム3800は、その中央部3800aからプロセッサ素子3200側へと膨らむように伸張を開始する。その結果として伸縮フィルム3800は、全周での均一的な伸張によりプロセッサ素子3200の表面3021と当接して、法線方向への伸張を拘束されることで、その後には、当該面3021との当接面積を拡大しつつ側方に伸張する。
このとき図16に示すように、伸縮フィルム3800のうち矩形の表面3021に当接する部分3800bは、上面ケース100に貼付けられた周縁部3801よりも、一回り小さな円形状となる。ここで特に本実施形態では、当接部分3800bの輪郭が図16の如く表面3021の輪郭に対する内接円状、又は図示はしないが当該内接円よりも小径の円状に形成される。すなわち当接部分3800bは、表面3021の内周側に収まることとなる。かかる構成下にて周縁部3801は、表面3021のうち四つの角部3021bを除く部分を同方向へ投影した部分よりは外周側に位置している。
こうした充填工程の結果、例えば450μm程度をあけて離間する伸縮フィルム3800と上面ケース100との間では、必要容積分の放熱ゲル300が充填空間60に充填されることとなる。なお、本実施形態の充填工程は、導入孔150から押出部材50が抜出されることで、完了する。
以上説明した第三実施形態の充填工程によると、伸張した伸縮フィルム3800のうちプロセッサ素子3200の表面3021に当接する部分3800bは、表面3021の内周側に収められる。これによれば、伸縮フィルム3800が当接部分3800bよりも外周側にてプロセッサ素子3200の側方空間へと膨らむことで、例えばメイン基板400上の電子部品等に当該膨らみ部分が接触して悪影響を及ぼす事態を、回避し得る。故に、製造後において放熱構造1の信頼性を保つ効果を高めることが、可能となる。
(第四実施形態)
次に、図17に示される本発明の第四実施形態について詳細に説明する。なお、第四実施形態は、第三実施形態の変形例である。
第四実施形態の両面接着テープ4802は、周方向の複数箇所にて分断されている。すなわち両面接着テープ4802は、円弧状をそれぞれ呈する複数のテープ分割体4802aから、構成されている。かかる構成により、貼付工程において周方向の各テープ分割体4802a間に形成される空隙は、伸縮フィルム3800と上面ケース100との間の非接着空間4802bとなる。そこで本実施形態では、空気の通過は許容するが、放熱ゲル300の通過は規制するように、非接着空間4802bの大きさが設定されている。
このような第四実施形態の貼付工程では、空気の通過を許容し且つ放熱ゲル300の通過を規制する非接着空間4802bが伸縮フィルム3800と上面ケース100との間に形成される。故に、貼付工程後となる充填工程では、伸縮フィルム3800と上面ケース100との間へと押出された放熱ゲル300を非接着空間4802bから逃がすことなく、当該間や導入孔150にて不可避的に存在する空気を同空間4802bから逃がし得る。これによれば、伸縮フィルム3800と上面ケース100との間の充填空間60に必要容積分の放熱ゲル300を確実に充填できるので、製造後における放熱構造1の信頼性を保つ効果を高めることが、可能となる。
(第五実施形態)
次に、図18に示される本発明の第五実施形態について詳細に説明する。なお、第五実施形態は、第三実施形態の変形例である。
第五実施形態の充填工程では、第二実施形態に準じてストッパ5050aを有する押出部材5050が、使用される。このストッパ5050aは、導入孔150を形成する突出部5140のうちプロセッサ素子3200とは反対側端面5140aにより係止される。その結果、挿入の止まる押出部材5050にて先端面5051の挿入到達位置は、実質一定となる。すなわち、導入孔150への押出部材5050の嵌合挿入量が実質一定となる。こうした充填工程の結果、伸縮フィルム3800と上面ケース100との間では、押出部材5050の嵌合挿入量に対応した必要容積分の放熱ゲル300が、充填空間60に充填される。なお、本実施形態の充填工程も、導入孔150から押出部材5050が抜出されることで、完了する。
このように第五実施形態の充填工程では、導入孔150に挿入された押出部材5050を、上面ケース100のうち当該孔150の形成突出部5140により係止することで、必要容積分の放熱ゲル300を充填空間60に正確に充填できる。故に、製造後における放熱構造1の信頼性を保つ効果を高めることが、可能となる。
(第六実施形態)
次に、図19、20に示される本発明の第六実施形態について詳細に説明する。なお、第六実施形態は、第五実施形態の変形例である。
第六実施形態の導入孔6150は、図19に示すように、プロセッサ素子3200側の端部にテーパ孔部6150aを有している。このテーパ孔部6150aは、プロセッサ素子3200側へ向かうほど漸次拡径する円錐孔状に、形成されている。また、かかる導入孔6150のうち、テーパ孔部6150aを挟んでプロセッサ素子3200とは反対側には、押出部材5050に対応してストレートな円筒孔状に嵌合孔部6150bが設けられている。
そこで、図20に示すように第六実施形態の充填工程では、導入工程にて導入孔6150全体に導入される放熱ゲル300を、嵌合孔部6150bへの押出部材5050の嵌合挿入によりテーパ孔部6150aから押出す。この押出しにより伸縮フィルム3800は、伸張されてプロセッサ素子3200の表面3021に当接すると、法線方向への伸張を拘束されることで、その後には、当該面3021との当接面積を拡大しつつ側方に伸張する。そして、押出部材5050の先端面5051が上面ケース100の下端面102を越えない位置として、テーパ孔部6150a及び嵌合孔部6150bの境界位置6150cまで、押出部材5050を挿入することで、ストッパ5050aを突出部5140に係止させる。その結果、押出部材5050の挿入が止まるので、充填空間60の容積が必要容積まで拡大した状態となる。ここで特に本実施形態では、嵌合孔部6150bの容積が充填空間60の必要容積と実質同じとなるように確保されており、押出部材5050を境界位置6150cまで挿入することで、放熱ゲル300が充填空間60に密に充填されることになる。なお、本実施形態の充填工程も、導入孔6150から押出部材5050が抜出されることで、完了する。
以上説明した第六実施形態によると、導入工程にて導入孔6150に導入された放熱ゲル300は、充填工程により、当該孔6150のうちプロセッサ素子3200側端部のテーパ孔部6150aから押出される。このとき、プロセッサ素子3200側へ向かうほど拡径するテーパ孔部6150aによれば、導入孔6150から伸縮フィルム3800と上面ケース100との間へ向かって放熱ゲル300が流出する際の流動抵抗を、低減できる。故に、プロセッサ素子3200と上面ケース100との間に放熱ゲル300を設ける際の作業効率につき、向上可能となる。
(その他の実施形態)
以上、複数の本発明の実施形態について説明したが、本発明はそれら実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することができる。
具体的に、第二実施形態に関する変形例1では、螺合により上面ケース100に固定される螺合体500を、図21に示されるように、圧入により固定される圧入部材504へと変更してもよい。この場合、第一実施形態の導入孔150を採用して、当該孔150に圧入部材504を圧入状態で固定する。これによれば、第二実施形態と同様に、導入工程において圧入部材504を第一実施形態の仕切部材3の代わりに活用できるとともに、充填工程において圧入部材504を第一実施形態の押出部材50の代わりに活用できる。
第一〜第六実施形態に関する変形例2では、図22に示されるように(同図は第一実施形態の変形例2を示す)、放熱フィン120を設けた上面ケース100の代わりに、冷却ファン5が設けられるファンケース部材170を「放熱部材」として採用してもよい。この場合、位置固定した複数の冷却ファン5のうち、それら各ファン5間の隙間と対応する位置にて、ファンケース部材170に導入孔150、2150、6150を設ける。そして、導入工程において、かかる導入孔150、2150、6150に放熱ゲル300を導入することで、上述した実施形態による放熱構造1の製造方法を適用することができる。尚、図22に示される変形例2では、ファンケース部材170の平板状部分に導入孔150が形成されているが、ファンケース部材170に設けた突出部140、5140に導入孔150、2150、6150を形成してもよい。
第一〜第六実施形態に関する変形例3では、上面ケース100に形成される導入孔150、2150、6150を、プロセッサ素子200、3200の表面21、3021に対して、その法線方向とは傾くように形成してもよい。
第一〜第六実施形態に関する変形例4では、図22に示されるように(同図は第一実施形態の変形例4も示す)、複数の導入孔150、2150、6150を共通の伸縮フィルム800、3800に対して形成してもよい。ここで導入孔150、2150、6150を複数形成する場合においては、各導入孔150、2150、6150は、総容積が充填空間60を満たす必要容積と実質同じになるように形成される。
第一〜第六実施形態に関する変形例5では、導入工程において、導入孔150、2150、6150から出ている余剰な放熱ゲル300を除去しないように、放熱ゲル300の導入を行なってもよい。
第一及び第三〜第六実施形態に関する変形例6では、組付工程の後に導入工程を行ってもよい。例えば第一実施形態に関する変形例6の場合には、仕切部材3を組付工程以前に上面ケース100に当接させた後、仕切部材3と上面ケース100とをともにメイン基板400に組付けて、組付工程を完了させる。そして、その後に、放熱ゲル300を導入孔150に導入してから、仕切部材3を取り除いて、導入工程を完了させる。
第一及び第三〜第六実施形態に関する変形例7では、貼付工程の後に導入工程を行ってもよい。この場合、貼付工程において伸縮フィルム800、3800を上面ケース100に貼付ける。その後、導入工程において、下端面102側に貼付けた伸縮フィルム800、3800の上から仕切部材3を押当てる。そして、仕切部材3を上面ケース100に固定し、放熱ゲル300を導入孔150、6150に導入する。
第二実施形態に関する変形例8では、充填工程において、螺合体500により放熱ゲル300を押出した後に、第一実施形態に準じて導入孔2150から螺合体500を抜出してもよい。また、第一及び第三〜第六実施形態に関する変形例9では、充填工程において、押出部材50、5050により放熱ゲル300を押出した後に、第二実施形態又は変形例1に準じて押出部材50、5050を抜出さずに固定してもよい。
第一、第三、第四及び第六実施形態に関する変形例10では、押出部材50、5050を採用せずに、導入孔150、6150に充填された放熱ゲル300の露出表面に圧縮空気を吹付けることで、当該孔150、6150から排出される放熱ゲル300を充填空間60に充填してもよい。
第一〜第六実施形態に関する変形例11では、複数種類の樹脂を積層することで、伸縮フィルム800、3800を形成してもよい。あるいは、第一〜第六実施形態に関する変形例12としては、伸縮フィルム800、3800のうち周縁部801、3801を、その内周側部分とは異なる樹脂により形成してもよい。
第一〜第六実施形態に関する変形例13では、プロセッサ素子200、3200のうち所定数の凹部乃至は凸部を有する表面21、3021に、伸縮フィルム800、3800を当接させてもよい。ここで凹部の場合には、伸縮フィルム800、3800を当該凹部内に入り込ませてもよい。また、凸部の場合には、伸縮フィルム800、3800を当該凸部に沿って凹ませてもよい。
第一及び第二実施形態に関する変形例14では、プロセッサ素子200の表面21を法線方向へ投影した部分よりも外周側である伸縮フィルム800の周縁部801に塗布された接着剤は、周縁部801よりも内周側に塗布されていてもよい。また、第一及び第二実施形態に関する変形例15では、上面ケース100に対して伸縮フィルム800の周縁部801を、第三又は第四実施形態に準じて両面接着テープ3802、4802により貼付けてもよい。
第三〜第六実施形態に関する変形例16では、上面ケース100に対して伸縮フィルム3800の周縁部3801を、第一実施形態に準じて接着剤により貼付けてもよい。なお、第四実施形態において接着剤を使用する場合、接着剤の塗布されない部分を各テープ分割体4802a間の空隙に対応した位置に設けることで、当該部分に伸縮フィルム3800と上面ケース100との間の非接着空間4802bを形成可能となる。
第一〜第六実施形態に関する変形例17では、複数のプロセッサ素子200、3200に対して共通の伸縮フィルム800、3800を当接させてもよい。また、第一〜第六実施形態に関する変形例18では、複数の伸縮フィルム800、3800を共通のプロセッサ素子200、3200に対して当接させてもよい。
第三〜第六実施形態に関する変形例19では、表面3021を法線方向へ投影した部分よりも内周側に、周縁部3801の全体を位置させてもよい。また、第一〜第六実施形態に関する変形例20では、「発熱素子」として、IC乃至はLSIといったプロセッサ素子200、3200以外にも、例えばパワートランジスタなどの電力用半導体素子を採用してもよい。
第一、第三及び第四実施形態に関する変形例21では、第六実施形態に準ずる導入孔6150を採用してもよい。この場合、テーパ孔部6150a及び嵌合孔部6150bの境界位置6150cまで押出部材50を挿入して止めてもよいし、境界位置6150cとはずれた位置まで押出部材50を挿入して止めてもよい。
第二実施形態に関する変形例22では、導入孔2150のうち雌螺子部2151よりもプロセッサ素子200側に、第六実施形態に準ずるテーパ孔部6150aを設けてもよい。この場合、テーパ孔部6150aの内部空間が導入空間70として利用される。
第六実施形態に関する変形例23では、境界位置6150cとはずれた位置まで押出部材6050を挿入して止めてもよい。また、第一、第三及び第四実施形態に関する変形例24では、第五実施形態に準ずるストッパ5050aを、押出部材50に設けてもよい。
第六実施形態に関する変形例25では、第一実施形態に準じてストッパ5050aのない押出部材50を、採用してもよい。ここで、ストッパ5050aのない押出部材50を採用する場合には、図23に示す一形態の如く、プロセッサ素子3200側へ向かうほど漸次縮径する円錐孔状のテーパ孔部6150dを、テーパ孔部6150aに代えて、導入孔6150に設けてもよい。これにより、テーパ孔部6150d及び嵌合孔部6150bの境界位置6150eでは、導入孔6150を形成する突出部5140の内周面により押出部材50が係止されるので、第五実施形態によるストッパ5050aの場合と同様の作用効果が得られる。また、ストッパ5050aのない押出部材50を採用する場合には、図24に示す別形態の如く、嵌合孔部6150bよりも小径な円筒孔状のストレート孔部6150fを、テーパ孔部6150aに代えて、導入孔6150に設けてもよい。これにより、ストレート孔部6150f及び嵌合孔部6150bの境界位置6150gでは、導入孔6150を形成する突出部5140の段差面により押出部材50が係止されるので、第五実施形態によるストッパ5050aの場合と同様の作用効果が得られる。
第一〜第六実施形態に関する変形例26では、空気の通過は許容し且つ放熱ゲル300の通過は規制する細孔を、伸縮フィルム800、3800に設けてもよい。この場合、第四実施形態による非接着空間4802bの場合と同様な作用効果が得られる。
1 放熱構造、21、3021 表面、3 仕切部材、4 スイープ部材、51、503、5051 先端面、50、5050 押出部材、60 充填空間、70 導入空間、100 上面ケース、101 上端面、102 下端面、110 本体部、120 放熱フィン、130 凹部、131 底面、140、5140 突出部、150、2150、6150 導入孔、160 ビス受け部、170 ファンケース部材、200、3200 プロセッサ素子、300 放熱ゲル、400 メイン基板、410 出力ターミナル、500 螺合体、501 雄螺子部、502、5050a ストッパ、504 圧入部材、600 フレーム部、700 側面フレーム、800、3800 伸縮フィルム、801、3801 周縁部、900 底面ケース、3800b 当接部分、4802 両面接着テープ、4802b 非接着空間、6150a テーパ孔部

Claims (10)

  1. 熱を発する発熱素子(200、3200)と、前記発熱素子から受けた熱を外部へ逃がす放熱部材(100、170)と、前記発熱素子と前記放熱部材との間において定められる充填空間(60)と、前記充填空間に充填されて前記発熱素子の熱を前記放熱部材に伝える放熱ゲル(300)とを備える放熱構造(1)の製造方法であって、
    前記放熱部材に形成された導入孔(150、2150、6150)に、前記充填空間を満たす容積の前記放熱ゲルを導入する導入工程と、
    前記放熱ゲルと前記発熱素子とを隔てる伸縮フィルム(800、3800)を前記放熱部材に貼付ける貼付工程と、
    前記導入孔に導入された前記放熱ゲルを押出すことにより、前記放熱ゲルを前記充填空間に充填するとともに、前記伸縮フィルムを伸張させて前記発熱素子に当接させる充填工程とを含んでおり、
    前記充填工程では、前記導入孔に導入された前記放熱ゲルを押出部材(50、500、504、5050)により押出すことにより、前記放熱ゲルを前記充填空間に充填するとともに、前記伸縮フィルムを伸張させて前記発熱素子に当接させ、
    前記導入工程において、前記押出部材を前記導入孔の一部に挿入することにより、前記放熱ゲルを導入する導入空間(70)を形成し、
    前記充填工程において、前記押出部材をさらに挿入することにより、前記導入空間の前記放熱ゲルを押出すとともに、前記伸縮フィルムを伸張させることを特徴とする放熱構造の製造方法。
  2. 前記充填工程において前記押出部材(50、5050)は、前記導入孔(150、6150)から抜出されることを特徴とする請求項に記載の放熱構造の製造方法。
  3. 前記充填工程において前記押出部材(500、504)は、前記導入孔(2150、150)に固定されることを特徴とする請求項に記載の放熱構造の製造方法。
  4. 前記充填工程において、前記導入孔に挿入された前記押出部材(500、5050)を、前記放熱部材のうち当該導入孔を形成する部分(140、5140)により、係止することを特徴とする請求項乃至のいずれか一項に記載の放熱構造の製造方法。
  5. 前記放熱部材と、前記発熱素子を保持する保持部材(400)とを組付ける組付工程を含み、
    前記組付工程は、前記導入工程及び前記貼付工程が完了した後に行われることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の放熱構造の製造方法。
  6. 前記放熱部材は、前記発熱素子とは反対側に突出した突出部(140、5140)を有しており、
    前記導入孔は、前記突出部を貫通して形成されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の放熱構造の製造方法。
  7. 前記発熱素子は、前記充填空間を定める平坦面状の表面(21、3021)を有しており、
    前記導入孔は、前記表面に対して法線方向に形成されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の放熱構造の製造方法。
  8. 前記充填工程において、伸張した前記伸縮フィルム(3800)のうち前記発熱素子(3200)の表面(3021)に当接する部分(3800b)は、当該表面(3021)の内周側に収められることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の放熱構造の製造方法。
  9. 前記貼付工程において、空気の通過を許容し且つ前記放熱ゲルの通過を規制する非接着空間(4802b)を、前記伸縮フィルムと前記放熱部材との間に形成することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の放熱構造の製造方法。
  10. 前記導入工程において、前記発熱素子側へ向かうほど拡径するテーパ孔部(6150a)を前記発熱素子側の端部に有する前記導入孔(6150)に、前記放熱ゲルを導入することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の放熱構造の製造方法。
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