JP5860488B2 - 答案判定補助システム - Google Patents

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Description

本発明は、解答用紙に記入された答案の正誤を判定する答案判定補助システムに関するものである。
この種のシステムとしては、特許文献1に記載されているように、撮像装置を用いて答案が記入された解答用紙を撮像し、その撮像データから答案の文字を認識するとともに、該答案の正誤を自動で判定するシステムがある。
より詳細にこのシステムは、前記撮像データから、各解答欄に付されている識別記号を抽出して各解答欄を識別するとともに当該解答欄に記載されている答案を認識し、各識別記号に結び付けて予め記憶している正解と各解答欄に記入された答案とを比較して正誤を判定するように構成されている。
上述した構成により、答案の正誤を自動で簡便に判定することができるので、指導者は全ての答案の正誤を判定することなく、上述したシステムにより得られる判定に基づいて、特に誤ったと判定された答案を教育や指導に生かすことができる。
しかしながら、上述のシステムでは、解答用紙が各解答欄に識別記号を付したものに限られてしまい、設問や解答用紙が変わるたびに各解答欄それぞれに識別記号を付し、これらの識別記号に結び付けて正解を記憶させていく必要がある。このことから、例えば設問や解答用紙が頻繁に変更される学習環境等では、上述したシステムを導入したとしても、答案の正誤を必ずしも簡便に判別できるとは限らない。
特開2001−154573号公報
そこで本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであって、種々の設問や種々の解答用紙に柔軟に対応して、答案の正誤を簡便に判定することができ、ひいては、その判定に基づく指導を効果的なものにすることをその主たる課題とするものである。
すなわち本発明に係る答案判定補助システムは、解答用紙の解答領域に記入された答案の正誤を判定するものであって、前記解答領域に対応する領域が設けられた基準解答用紙を、基準画像データとして読み込む基準画像データ読込部と、前記基準画像データ読込部により得られた前記基準画像データに基づき、前記解答用紙における前記解答領域の位置情報を取得する位置情報取得部と、前記解答領域に対応する正解を、前記位置情報取得部により得られた前記位置情報に結び付けて格納する正解格納部と、答案が記入された前記解答用紙を、答案画像データとして読み込む答案画像データ読込部と、前記答案画像データ読込部により得られた前記答案画像データから、前記解答領域に記入された答案を読み取るとともに、当該解答領域に対応する正解を前記正解格納部から取得し、前記答案と前記正解とを比較して正誤を判定する正誤判定部と、前記正誤判定部により判定された各答案の正誤を識別可能に表示する表示部と、前記表示部により正誤を識別可能に表示された答案のうち、前記正誤判定部により正解と一致していないと判定された答案に対して外部から入力された正誤を該答案の正しい判定結果として受け付ける変更受付部とを具備し、前記表示部が、前記正誤判定部により正解と一致していないと判定された答案の正誤を前記変更受付部が受け付けた正しい判定結果に変更して表示することを特徴とするものである。
なお、ここでいう「答案」とは、各解答領域それぞれに手書きで記入されたものである。
また、ここでいう「各答案の正誤を識別可能に出力する」とは、各答案に正誤記号を付して出力することの他に、例えば、誤っていると判定された答案のみを出力すること等も含まれる。
このような答案判定補助システムであれば、基準解答用紙に解答用紙の解答領域に対応する領域が設けられているので、この基準解答用紙を読み込むことにより、解答用紙における解答領域の位置情報を取得することができ、この位置情報に基づいて各解答領域に記入された答案と正解とを比較することができる。したがって、基準解答用紙を種々の設問や種々の解答用紙に対応させることにより、例えば各解答領域に予め識別記号を付す等することなく、それぞれの解答用紙に記入された答案の正誤を簡便に判定することができる。
さらに、手書きで記入された答案が誤認識されてしまい正誤判定部が正しい答案を誤っていると判定した場合であっても、各答案の正誤が識別可能に出力されるので、指導者はその判定を正しく変更することができる。したがって、指導者は全ての答案の正誤判定をすることなく、誤っていると判定された答案のみを再度正しいか判定することにより、従来に比べて各答案の正誤判定を容易にすることができ、ひいては誤っている答案を教育や指導に生かすことで効果的な指導をすることが可能になる。
前記基準解答用紙が、前記解答用紙と略等しい大きさのものであることが好ましい。
これならば、基準解答用紙を読み込んで得られる基準画像データを例えば加工等の処理を施すことなく、当該基準画像データから解答用紙における解答領域の正確な位置情報を取得することができ、答案の正誤をより簡便に判定することができる。
前記基準解答用紙が、前記解答用紙の前記解答領域を塗りつぶしたものであることが望ましい。
これならば、解答用紙から容易に基準解答用紙を作成することができ、基準解答用紙を準備する手間がほとんどかからない。
前記基準解答用紙が識別子を有しており、前記基準画像データ読込部により得られた前記基準画像データに基づき、前記識別子を読み取る識別子読取部と、前記識別子と前記基準画像データとを結び付けて記憶する基準画像データ記憶部とを具備することが好ましい。
これならば、基準画像データとして一度読み込まれた基準解答用紙は、再度読み込むことなく、その基準画像データを識別子から取得することができる。
前記正誤判定部による判定に基づいて、誤った答案を画面に表示する表示部を具備することが好ましい。
これならば、正誤判定部により誤っていると判定された答案が表示部により表示されるので、例えば指導者が、この答案を再チェックすることにより、答案の正誤を正確に判定することができる。
答案を自動で採点するための具体的実施態様としては、前記解答領域に対応する点数を、前記位置情報取得部により得られた前記位置情報に結び付けて格納する点数格納部と、前記正誤判定部による判定及び前記点数格納部に格納されている前記点数に基づいて、答案を採点する採点部とを具備するものが挙げられる。
また本発明に係る答案判定補助方法は、解答用紙の解答領域に記入された答案の正誤を判定する方法であって、スキャナが、前記解答領域に対応する領域が設けられた基準解答用紙を基準画像データとして読み込む基準画像データ読込ステップとコンピュータが、前記基準画像データに基づいて前記解答用紙における前記解答領域の位置情報を取得する位置情報取得ステップと前記コンピュータが、答案が記入された前記解答用紙を答案画像データとして読み込む答案画像データ読込ステップと前記コンピュータが、前記答案画像データ読込ステップにより得られた前記答案画像データから、前記解答領域に記入された答案を読み取るとともに、当該解答領域に対応する正解と前記答案とを比較して正誤を判定する正誤判定ステップと前記コンピュータが、前記正誤判定ステップにより判定された各答案の正誤を識別可能に表示する表示ステップと、前記コンピュータが、前記表示ステップにおいて正誤を識別可能に表示された答案に対して、外部から入力された正誤を該答案の正しい判定結果として受け付ける変更受付ステップと、プリンタが、前記正誤判定ステップにより判定された各答案の正誤と前記変更受付ステップにおいて受け付けた各答案の正誤とを出力する出力ステップとを具備することを特徴とする方法である。
このような答案判定補助方法であれば、前記答案判定補助システムと同様の作用効果を得ることができる。
さらに、基準解答用紙と答案が記入された解答用紙とを連続して読み込ませることにより、種々の解答用紙に記入された答案を連続的に正誤判定することができる。
このように構成した本発明によれば、種々の設問や種々の解答用紙に柔軟に対応して、答案の正誤を簡便に判定することができ、ひいては、その判定に基づく指導を効果的なものにすることができる。
本実施形態の答案判定補助システムの構成を模式的に示す図。 同実施形態の答案判定補助システムの機能を示す機能ブロック図。 同実施形態の解答用紙及び基準解答用紙を示す模式図。 同実施形態の答案判定補助システムの動作を示すフローチャート。 変形実施形態の基準解答用紙を示す模式図。
以下に本発明に係る答案判定補助システムの一実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る答案判定補助システム100は、図1に示すように、解答用紙Aを撮像するスキャナ等の撮像装置10と、撮像装置10により得られた画像データを取得して当該画像データを処理するとともに、解答用紙Aに記入された答案の正誤を判定するコンピュータ等の情報処理装置20と、情報処理装置20により得られた判定結果に基づき、採点済みの解答用紙Aを出力するプリンタ等の出力装置30とを具備するものである。
撮像装置10は、図2に示すように、基準画像データ読込部11及び答案画像データ読込部12としての機能を有するものである。
基準画像データ読込部11は、撮像装置10に例えば指導者がセットした後述の基準解答用紙Bを撮像するとともに、得られた画像を基準画像データとして読み込むものである。
答案画像データ読込部12は、撮像装置10に例えば指導者がセットした解答用紙Aを撮像するとともに、得られた画像を答案画像データとして読み込むものである。
なお、本実施形態の解答用紙Aは、答案を解答領域A1に手書きで記入するものである。
ここで、上述した基準解答用紙Bは、図3に示すように、解答用紙Aに設けられた答案が記入される解答領域A1に対応した基準解答領域B1が設けられたものである。
この基準解答領域B1は、前記基準画像データ読込部11が基準解答用紙Bを撮像して得られる画像において、当該基準解答領域B1がその他の領域と判別できるように形成されたものである。
より具体的にこの基準解答用紙Bは、解答用紙Aの解答領域A1を例えば黒く塗りつぶした領域を基準解答領域B1として形成したものであり、本実施形態では、図3に示すように、例えば四則演算の設問が記載されている算数用の解答用紙Aにおいて、計算結果(答案)が記入される領域を基準解答領域B1として形成したものである。
情報処理装置20は、物理的には、CPU、メモリ、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ等を備えたものであり、機能的には、図2に示すように、位置情報取得部21、正解格納部22、点数格納部23、識別子読取部24、基準画像データ記憶部25、正誤判定部26、表示部27及び採点部28を有するものである。
これら各部は、前記メモリに記憶されたプログラムにしたがってCPUやその周辺機器が協働することによって実現される。
以下、各部について説明する。
位置情報取得部21は、基準画像データ読込部11から基準画像データを取得するとともに、基準解答用紙Bに設けられた基準解答領域B1の位置に基づき、解答用紙Aにおける解答領域A1の位置情報を取得するものである。
より具体的にこの位置情報取得部21は、基準解答用紙Bの例えば中心等の基準点から基準解答領域B1の位置する座標を算出して、この座標を、解答用紙Aにおける解答領域A1の位置情報として取得するように構成されている。
正解格納部22は、前記メモリの所定の領域に設定されており、位置情報取得部21により得られた各解答領域A1の位置情報と、各解答領域A1に対応して予め設定された正解とを結び付けて格納するものである。
なお、本実施形態では、撮像装置10が、例えば解答用紙Aの各解答領域A1に正解が記入された正解用紙を撮像し、これにより得られた画像を例えばOCR(光学文字認識)等の文字認識手段により文字認識して、各解答領域A1に対応する正解を正解格納部22に格納するように構成されている。
点数格納部23は、前記メモリの所定の領域に設定されており、位置情報取得部21により得られた各解答領域A1の位置情報と、各解答領域A1に対応して予め設定された点数とを結び付けて格納するものである。
なお、本実施形態では、撮像装置10が、例えば解答用紙Aの各解答領域A1に点数が記入された配点用紙を撮像し、これにより得られた画像を例えばOCR(光学文字認識)等の文字認識手段により文字認識して、各解答領域A1に対応する点数を点数格納部23に格納するように構成されている。
識別子読取部24は、基準画像データ読込部11から基準画像データを取得するとともに、基準解答用紙Bの所定領域に予め付されている例えばQRコード(登録商標)等の識別子を読み取り、この識別子を後述の基準画像データ記憶部25に送信するものである。
基準画像データ記憶部25は、前記メモリの所定の領域に設定されており、識別子読取部24から送信された識別子と、当該識別子に対応する基準画像データとを結び付けて記憶するものである。
なお、本実施形態では、上述した正解格納部22は各基準解答領域A1に対応する正解を識別子読取部24から送信された識別子と結び付けて格納しており、点数格納部23は各基準解答領域A1に対応する点数を識別子読取部24から送信された識別子と結び付けて格納している。
正誤判定部26は、答案画像データ読込部12から答案画像データを取得するとともに、正解格納部22から各解答領域A1に対応する正解を取得して、各解答領域A1に記入された答案と対応する正解とを比較して正誤を判定するものである。
より詳細には、この正誤判定部26は、例えば、OCR(光学文字認識)等の文字認識手段を用いて各解答領域A1に記入された答案を文字認識するように構成されており、これらの答案と対応する正解とが一致しているか又は一致していないかを判定するものである。
表示部27は、正誤判定部26により得られた判定結果をもとに答案の一部又は全部に例えば○や×等の正誤記号を付して、それらを例えばディスプレイ等に表示するものである。
本実施形態の表示部27は、正誤判定部26により正解と一致していないと判定された答案には正誤記号を付さず、正解と一致していると判定された答案に○を付して解答用紙Aを表示するように構成されている。なお、答案が記入されていない解答領域A1には、「×」や「−」等の記号を付すように構成されている。
これにより、指導者がディスプレイ等に表示された答案を目視することで、正誤判定部26の判定結果が正しいかを確認することができ、この判定結果が誤っている場合には、指導者が例えばマウスやキーボード等の入力手段を用いて正しい判定結果を入力し、この変更を図示しない変更受付部が受け付けるように構成されている。
より詳細に本実施形態では、指導者が、正誤記号が付されていない答案、すなわち、正誤判定部26により正解と一致していないと判定された答案を再度正誤判定し、例えばマウスやキーボード等の入力手段を用いて正誤記号を入力できるように構成されている。そして、この入力された正誤記号を正しい判定結果として上述した変更受付部が受け付けるとともに、表示部27がこの正しい判定結果を変更受付部から受信してディスプレイ等に表示するように構成されている。
また、本実施形態の表示部27は、最終的に正解と一致していないと判定された答案に×を付して表示するとともに、その近傍に例えば指導者が入力手段を用いて入力した正解を表示するように構成されている。なお、この正解は必ずしも指導者が入力する必要はなく、上述した正解格納部22から受け付けるように構成しても良い。
採点部28は、正誤判定部26により得られた判定結果と点数格納部23に格納されている各解答領域A1の点数とを取得して、解答用紙Aに記入された答案を採点するものである。
より具体的にこの採点部28は、正誤判定部26により得られた判定結果に基づき、正解と一致していると判定された答案が記入された解答領域A1に設定された点数を前記点数格納部23から取得し、これらの点数を全て加算してその合計を答案の採点結果とするように構成されている。
出力装置30は、採点後の解答用紙Aを出力する出力部31としての機能を有しており、この出力部31は、正誤判定部26により得られた判定結果と変更受付部が受け付けた正しい判定結果と採点部28により得られた採点結果とを取得して、解答用紙Aの各解答領域A1に判定結果に基づく正誤記号を付すとともに、合計点数を記入して当該解答用紙Aをプリントアウトするものである。
次に、上述したように構成された答案判定補助システム100の動作について、図4のフローチャートを参照して説明する。
始めに、撮像装置10を用いて基準解答用紙Bを撮像するとともに、得られた画像を基準画像データとして読み込む(S1)。
次に、位置情報取得部21が、上述の基準画像データに基づき、解答用紙Aにおける解答領域A1の位置情報を取得する(S2)。なお、位置情報を取得する詳細な方法は上述した通りである。
続いて、撮像装置10を用いて上述した正解用紙及び配点用紙を撮像するとともに、各解答領域A1に対応する正解及び点数をそれぞれ正解格納部22及び点数格納部23に格納する(S3)。
そして、撮像装置10を用いて答案が記入された解答用紙Aを撮像するとともに、得られた画像を答案画像データとして読み込む(S4)。
この答案画像データに基づき、例えばOCR(光学文字認識)等の文字認識手段を備える情報処理装置20が、各解答領域A1に記入された答案を認識するとともに、当該答案と各解答領域A1に対応して予め定められた正解とを比較して、答案の正誤を判定する(S5)。
全ての答案の正誤が判定された後、情報処理装置20は、例えばディスプレイ等に正解と一致していない答案には正誤記号を付さず、正解と一致している答案に○を付して解答用紙Aを表示する(S6)。
ここで、例えば指導者は、ディスプレイに表示された答案を目視して、情報処理装置20によりなされた判定が正しいかをチェックする(S7)。
S7において、正誤判定部26により得られた判定が誤っている場合、指導者は例えばマウスやキーボード等の入力手段を用いて正しい判定結果を入力し、この変更された判定結果を図示しない変更受付部が受け付ける(S8)。
全ての答案の正誤が確定した後、正解と一致している答案の点数を加算していき、その合計点数を採点結果として得る(S9)。
そして、上述した正誤判定及び採点結果に基づき、出力装置30が各解答領域A1に正誤記号を付すとともに、合計点数を記入して解答用紙Aをプリントアウトする(S10)。
上述したように1枚の解答用紙Aの採点が終わると、例えば撮像装置10が、まだ採点されていない解答用紙Aがセットされているかを判定する(S11)。
S11において、採点されていない解答用紙Aがセットされている場合は、S4に戻り、次の解答用紙Aに対してS4〜S11までの動作を繰り返す。
S11において、全ての解答用紙Aの採点が済み、撮像装置10に解答用紙Aがセットされていない場合は、採点作業を終了する。
なお、設問や解答用紙Aが採点の途中で変更する場合は、変更するタイミングでS1に戻り、新たな基準解答用紙B、正解用紙及び配点用紙を読み込んでS1〜S11までの動作を繰り返すように設定されている。これにより、種々の設問や種々の解答用紙Aを連続して自動採点することができる。
このように構成された本実施形態に係る答案判定補助システム100によれば、基準解答用紙Bに解答用紙Aの解答領域A1に対応する基準解答領域B1が設けられており、この基準解答用紙Bを読み込んで、解答用紙Aにおける解答領域A1の位置情報を取得するので、この位置情報に基づいて解答領域A1に記入された答案と正解とを比較することができる。したがって、基準解答用紙Bを種々の設問や種々の解答用紙Aに対応させることにより、解答用紙Aに記入された答案の正誤を簡便に判定することが可能になる。
さらに、出力部31が、各答案の正誤が識別可能に出力するので、指導者は全ての答案の正誤判定をすることなく、例えば誤っていると判定された答案のみを再度正しいかを判定することで、各答案の正確な正誤判定を従来に比べて容易にすることができ、ひいては誤っている答案を教育や指導に生かすことで効果的な指導をすることが可能になる。
また、基準解答用紙Bが、解答用紙Aに設けられた解答領域A1を塗りつぶして基準解答領域B1を作成したものであるので、基準解答用紙Bを予め準備する手間がほとんどかからない。
さらに、表示部27が、正誤判定部26により正解と一致していないと判定された答案をディスプレイ等に表示するので、例えば指導者は、この表示を確認して、もし正誤判定部26の判定が誤っている場合は、その判定を修正することができ、答案の正誤を誤って判定することを防ぐことができる。
加えて、基準解答用紙Bが、予めQRコード(登録商標)等の識別子が付されたものであるので、一度読み込まれた基準解答用紙B、正解用紙及び配点用紙のデータは、再度読み込むことなく、そのデータを識別子から取得することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
例えば、前記実施形態では、基準解答用紙が、解答用紙の解答領域を黒く塗りつぶしたものであったが、例えば、図5(a)に示すように、解答領域を罫線により囲って基準解答領域B1を形成したものであっても良いし、解答領域に斜線を引いて基準解答領域を形成したものであっても良い。もちろん解答領域を黒以外の色で塗りつぶしても構わない。
また、前記実施形態の基準解答用紙は、設問が記入された解答用紙をもとに作成されたものであったが、例えば、図5(b)に示すように、設問が記入されていない白紙に、解答領域に対応する基準解答領域B1を鉤括弧等で形成したものであっても良い。
さらに、基準解答用紙のサイズは、例えば、解答用紙を縮小や拡大したり、解答用紙の一部を切り取る等して解答用紙とは異なるサイズに形成したものであっても良い。
前記実施形態の変更受付部は、指導者が入力した正誤記号を正しい判定結果として受け付けるように構成されていたが、その他にも、例えば指導者が解答領域に記入された答案をキーボード等の入力手段で入力し、正誤判定部がその入力値と正解とを比較して再度正誤を判定し、この判定結果を変更受付部が受け付けるように構成しても良い。
このように構成することにより、手書きで記入された答案をOCR等の文字認識手段が誤って認識してしまい、正しい答案が誤っていると判定された場合であっても、その判定を正しく変更することができる。
また、前記実施形態では、基準解答用紙に付された識別子がQRコード(登録商標)であったが、識別子はこれに限られず、例えば、バーコードや日時や所定の識別番号等であっても良い。
さらに、例えば特定形状をなす記号等、基準解答用紙における識別子の位置を示す位置情報記号を識別子に対して所定の位置(識別子の端部など)に付し、撮像装置により撮像された基準画像データからこの位置情報記号を読み取るように構成しても良い。このように構成することにより、位置情報記号の位置に基づいて識別子の位置を特定することができ、識別子の読み取りを簡易にすることができる。
加えて、全ての解答用紙に種類別の識別子を付しておき、撮像装置がこの識別子を読み取ることにより、情報処理装置が自動で識別子に対応する基準画像データ、正解及び点数を取得するようにしても良い。
このように構成することにより、解答用紙の識別子を読み取るだけで、正誤判定部や採点部が自動で各解答領域に対応する正解や点数を取得することができ、種々の設問や種々の解答用紙に対応して各答案の正誤判定や採点を連続的に行うことができる。
また、前記実施形態では、撮像装置が正解用紙や配点用紙を撮像し、その画像から各解答領域に対応する正解や点数を格納するように構成されていたが、例えば指導者が入力手段を用いて各解答領域に対応する正解や点数を入力して、それらを正解格納部や点数格納部に格納するようにしても良い。
さらに、例えば撮像装置が、解答用紙を撮像するとともに、当該解答用紙に記入されている設問を文字認識し、情報処理装置が各設問に対応する正解を自動で算出して、当該正解を各解答領域に結び付けて正解格納部に格納するようにしても良い。
前記実施形態の表示部は、正解と一致していない答案には正誤記号を付さず、正解と一致している答案に○を付して解答用紙を表示するように構成されているが、正解と一致していない答案に×を付し、正解と一致している答案には正誤記号を付さずに解答用紙を表示するようにしても良いし、全ての答案に正誤記号を付した状態で解答用紙を表示しても良い。
また、表示部が、正誤判定部により正解と一致していないと判定された答案を例えば一覧表示やハイライト表示するように構成しても良い。
前記実施形態の撮像装置は、基準画像データ読込部と答案画像データ読込部との機能を別々に有する構成であったが、これらの機能を同時に有し、基準解答用紙及び解答用紙のいずれの画像データも1つの画像データ読込部で読み込むように構成しても良い。
また、前記実施形態では、答案判定補助システムが、撮像装置と出力装置とを別物として具備するものであったが、解答用紙を撮像する機能と、採点結果を当該解答用紙に記入する機能とを有する1つの入出力装置を具備するものであっても良い。
前記実施形態の答案判定補助システムの動作では、設問や解答用紙が採点の途中で変更する場合は、変更するタイミングで新たな基準解答用紙、正解用紙及び配点用紙を読み込むようにしているが、採点前の準備段階で種々の基準解答用紙、正解用紙及び配点用紙を読み込ませておいても良い。
これならば、セットされた解答用紙が多種多様であっても、設問や解答用紙が変更するたびに基準解答用紙等を読み込ませる必要がなく、種々の設問や種々の解答用紙に対応して連続的な採点を行うことができる。
また、前記実施形態では、基準解答用紙を読み込んだ後に正解用紙及び配点用紙を読み込むようにしているが、これらの用紙を1種類の用紙にまとめたものを用いても良い。
さらに、これらの各用紙は、必ずしも1枚である必要はなく、複数枚に亘るものや、用紙の表裏に亘るものであっても構わない。
さらに、答案判定補助システムの動作が開始された後、まず始めに例えば用紙判別部が撮像装置にセットされている用紙が基準解答用紙か、答案が記入された解答用紙か、正解用紙か、あるいは配点用紙かを自動で判別するようにしても良い。
さらに、前記実施形態の解答用紙は算数用のものであったが、その他の教科に用いられる解答用紙であっても良い。
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
100 ・・・答案判定補助システム
10 ・・・撮像装置
20 ・・・情報処理装置
30 ・・・出力装置
A ・・・解答用紙
A1 ・・・解答領域
B ・・・基準解答用紙
B1 ・・・基準解答領域

Claims (7)

  1. 解答用紙の解答領域に記入された答案の正誤を判定するものであって、
    前記解答領域に対応する領域が設けられた基準解答用紙を、基準画像データとして読み込む基準画像データ読込部と、
    前記基準画像データ読込部により得られた前記基準画像データに基づき、前記解答用紙における前記解答領域の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記解答領域に対応する複数桁からなる正解を、前記位置情報取得部により得られた前記位置情報に結び付けて格納する正解格納部と、
    答案が記入された前記解答用紙を、答案画像データとして読み込む答案画像データ読込部と、
    前記答案画像データ読込部により得られた前記答案画像データから、前記解答領域に記入された答案を読み取るとともに、当該解答領域に対応する正解を前記正解格納部から取得し、前記答案と前記正解とを比較して正誤を判定する正誤判定部と、
    前記正誤判定部により判定された各答案に対して、正解と一致していないと判定された答案には誤記号を付さず、正解と一致していると判定された答案には正記号を付して、前記各答案の正誤を識別可能に表示する表示部と、
    前記表示部により正誤を識別可能に表示された答案のうち、前記正誤判定部により正解と一致していないと判定された答案のみに対して、正誤判定の修正を受け付ける変更受付部とを具備し、
    前記表示部が、前記変更受付部によって前記正しい判定結果を受け付けた答案に対して、正記号を付して前記正しい判定結果を表示することを特徴とする答案判定補助システム。
  2. 前記基準解答用紙が、前記解答用紙と略等しい大きさのものであることを特徴とする請求項1記載の答案判定補助システム。
  3. 前記基準解答用紙が、前記解答用紙の前記解答領域を塗りつぶしたものであることを特徴とする請求項1又は2記載の答案判定補助システム。
  4. 前記基準解答用紙が識別子を有しており、
    前記基準画像データ読込部により得られた前記基準画像データに基づき、前記識別子を読み取る識別子読取部と、
    前記識別子と前記基準画像データとを結び付けて記憶する基準画像データ記憶部とを具備することを特徴とする請求項1乃至3何れか一項に記載の答案判定補助システム。
  5. 前記正誤判定部による判定に基づいて、誤った答案を画面に表示する表示部を具備することを特徴とする請求項1乃至4何れか一項に記載の答案判定補助システム。
  6. 前記解答領域に対応する点数を、前記位置情報取得部により得られた前記位置情報に結び付けて格納する点数格納部と、
    前記正誤判定部による判定及び前記点数格納部に格納されている前記点数に基づいて、答案を採点する採点部とを具備することを特徴とする請求項1乃至5何れか一項に記載の答案判定補助システム。
  7. 解答用紙の解答領域に記入された答案の正誤を判定する方法であって、
    スキャナが、前記解答領域に対応する領域が設けられた基準解答用紙を基準画像データとして読み込む基準画像データ読込ステップと、
    コンピュータが、前記基準画像データに基づいて前記解答用紙における前記解答領域の位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    前記コンピュータが、答案が記入された前記解答用紙を答案画像データとして読み込む答案画像データ読込ステップと、
    前記コンピュータが、前記答案画像データ読込ステップにより得られた前記答案画像データから、前記解答領域に記入された答案を読み取るとともに、当該解答領域に対応する複数桁からなる正解と前記答案とを比較して正誤を判定する正誤判定ステップと、
    前記コンピュータが、前記正誤判定ステップにより判定された各答案に対して、正解と一致していないと判定された答案には誤記号を付さず、正解と一致していると判定された答案には正記号を付して、前記各答案の正誤を識別可能に表示する表示ステップと、
    前記コンピュータが、前記表示ステップにおいて正誤を識別可能に表示された答案のうち、前記正誤判定ステップにおいて正解と一致していないと判定された答案のみに対して、正誤判定の修正を受け付ける変更受付ステップと、
    前記コンピュータが、前記変更受付ステップにおいて前記正しい判定結果を受け付けた答案に対して、正記号を付して前記正しい判定結果を表示する変更ステップとを具備することを特徴とする答案判定補助方法。
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