JP5859865B2

JP5859865B2 - 移動局

Info

Publication number: JP5859865B2
Application number: JP2012022552A
Authority: JP
Inventors: 徹内野; アニールウメシュ
Original assignee: NTT Docomo Inc
Current assignee: NTT Docomo Inc
Priority date: 2012-02-03
Filing date: 2012-02-03
Publication date: 2016-02-16
Anticipated expiration: 2032-02-03
Also published as: EP2811801A4; US20140378126A1; JP2013162327A; EP2811801B1; KR20140132709A; CN104094660B; WO2013115313A1; EP2811801A1; CN104094660A; CA2863518A1

Description

本発明は、移動局に関する。

ＬＴＥ（ＬｏｎｇＴｅｒｍＥｖｏｌｕｔｉｏｎ）-Ａｄｖａｎｃｅｄ方式では、ＣＡ（ＣａｒｒｉｅｒＡｇｇｒｅｇａｔｉｏｎ、キャリアアグリゲーション）において、無線特性の異なる複数のＣＣ（ＣｏｍｐｏｎｅｎｔＣａｒｒｉｅｒ、コンポーネントキャリア）が存在する場合、ほぼ同じの無線特性のＣＣからなる複数のグループを形成し、各グループに対して異なる「ＵＬＴｉｍｉｎｇＡｌｉｇｎｍｅｎｔ制御」を適用する「ＭｕｌｔｉｐｌｅＴｉｍｉｎｇＡｄｖａｎｃｅｓ（ＭＴＡ）」について検討されている。

かかるグループには、Ｐｃｅｌｌ（ＰｒｉｍａｒｙＣｅｌｌ、プライマリセル）を含むｐＴＡＧ（ＴＡＧｒｏｕｐ）及びＳｃｅｌｌのみからなるｓＴＡＧの２種類が存在する。

３ＧＰＰ寄書Ｒ２-１１６５０３

現在、ＬＴＥ-Ａｄｖａｎｃｅｄ方式では、ＣＡが行われている場合であっても、移動局ＵＥは、Ｐｃｅｌｌにおいてのみ無線リンクの管理（ＲＬＭ：ＲａｄｉｏＬｉｎｋＭｏｎｉｔｏｒｉｎｇ）を行うように構成されている。

ここで、「Ｉｎｔｒａ-ｂａｎｄＣＡ」が行われている場合には、Ｐｃｅｌｌ及びＳｃｅｌｌにおける無線特性が同等であるため、ＰｃｅｌｌにおいてＲＬＦが検出されていなければ、ＳｃｅｌｌにおいてもＲＬＦが検出されないと推測可能である。

しかしながら、「Ｉｎｔｅｒ-ｂａｎｄＣＡ」が行われている場合には、ＴＡＧごとに、無線特性が異なる可能性があるため、ＰｃｅｌｌにおいてのみＲＬＭを行うと、図４に示すように、バンド＃Ａ（ｐＴＡＧ）におけるＰｃｅｌｌ及びＳｃｅｌｌの品質が良いが、バンド＃Ｂ（ｓＴＡＧ）におけるＳｃｅｌｌの品質が劣化しているというケースが発生し、品質が劣化しているＳｃｅｌｌにおいて、ネットワークによって制御できていない上りリンク信号の送信が行われてしまう可能性があるという問題点があった。

そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、「Ｉｎｔｅｒ-ｂａｎｄＣＡ」が行われている場合であっても、上りリンク信号の送信を適切に制御することができる移動局を提供することを目的とする。

本発明の第１の特徴は、プライマリセル及びセカンダリセルを用いてキャリアアグリゲーションを行うことができるように構成されている移動通信システムで用いられる移動局であって、セカンダリセルのみからなるグループごとに所定数のセルを選択し、選択した該セルにおいて、無線リンクを監視するように構成されている監視部を具備することを要旨とする。

以上説明したように、本発明によれば、「Ｉｎｔｅｒ-ｂａｎｄＣＡ」が行われている場合であっても、上りリンク信号の送信を適切に制御することができる移動局を提供することができる。

本発明の第１の実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。本発明の第１の実施形態に係る移動局の機能ブロック図である。本発明の第１の実施形態に係る移動局の動作を示すフローチャートである。従来の移動通信システムの問題点を説明するための図である。

（本発明の第１の実施形態に係る移動通信システム）
図１乃至図３を参照して、本発明の第１の実施形態に係る移動通信システムについて説明する。

本実施形態に係る移動通信システムは、ＬＴＥ-Ａｄｖａｎｃｅｄ方式をサポートするものであって、Ｐｃｅｌｌ及びＳｃｅｌｌを用いてＣＡを行うことができるように構成されている。

具体的には、実施形態に係る移動通信システムは、「Ｉｎｔｒａ-ｂａｎｄＣＡ」及び「Ｉｎｔｅｒ-ｂａｎｄＣＡ」の少なくとも一方を行うことができるように構成されている。

図１に示すように、本実施形態に係る移動通信システムは、セル＃１を管理する無線基地局ｅＮＢ＃１や、セル＃２を管理する無線基地局ｅＮＢ＃２や、セル＃１１を管理する無線基地局ｅＮＢ＃１１や、セル＃２１を管理する無線基地局ｅＮＢ＃２１等を具備している。

例えば、セル＃１/＃２は、広いエリアをサポートするカバレッジバンド、例えば、バンド＃Ａ内のキャリアによって運用されているセル（例えば、マクロセル）であってもよい。

一方、セル＃１１/＃２１は、それぞれ、セル＃１/＃２のカバーエリア内に配置されており、ホットスポットにおいてスループットを改善させるためのキャパシティバンド、例えば、バンド＃Ｂ内のキャリアによって運用されているセル（例えば、ピコセル）であってもよい。

また、本実施形態において、セル＃１は、移動局ＵＥに対してＰｃｅｌｌとして設定されており、セル＃２/＃１１/＃２１は、移動局ＵＥに対してＳｃｅｌｌとして設定されていてもよい。

図２に示すように、本実施形態に係る移動局ＵＥは、管理部１１と、受信部１２と、監視１３と、送信部１４とを具備している。

管理部１１は、各Ｓｃｅｌｌの状態を管理するように構成されている。すなわち、管理部１１は、各Ｓｃｅｌｌが「Ａｃｔｉｖａｔｅｄ状態（アクティブ状態）」であるか或いは「Ｄｅａｃｔｉｖａｔｅｄ状態（非アクティブ状態）」であるかについて管理するように構成されている。

また、管理部１１は、Ｓｃｅｌｌに割り当てられている個別の上りリンクリソースを管理するように構成されている。

さらに、管理部１１は、上りリンクにおけるタイミングにずれが生じていないことを保証する時間を管理するＴＡＴ（ＴｉｍｉｎｇＡｌｉｇｎｍｅｎｔＴｉｍｅｒ）を管理するように構成されている。

ここで、移動局ＵＥは、ＴＡＴが停止している場合、及び、ＴＡＴが満了している場合、上りリンクにおけるタイミングにずれが生じていると判定するように構成されている。

受信部１２は、無線基地局ｅＮＢからの下りリンク信号を受信するように構成されており、送信部１４は、無線基地局ｅＮＢに対して上りリンク信号を送信するように構成されている。

監視部１１は、ＴＡＧごとに、所定数（例えば、１つ）のセル（Ｐｃｅｌｌ或いはＳｃｅｌｌ）を選択し、選択したセル（Ｐｃｅｌｌ/Ｓｃｅｌｌ）において、無線リンクを監視するように構成されている。

なお、監視部１１は、ｓＴＡＧについては、監視するセルを、（同じＴＡＧ内に含まれる）Ｓｃｅｌｌに限定するように構成されていてもよい。

例えば、監視部１３は、上述の１つのセルとして、「Ｔｉｍｉｎｇｒｅｆｅｒｅｎｃｅｃｅｌｌ」を選択し、かかるセルにおいて、無線リンクを監視するように構成されていてもよい。

ここで、「Ｔｉｍｉｎｇｒｅｆｅｒｅｎｃｅｃｅｌｌ」は、ｓＴＡＧ内で最後にランダムアクセス手順を行ったセルにおけるＳＩＢ-２（報知情報）に関連付けられているセル、すなわち、「ＳＩＢ-２ＬｉｎｋｅｄＣｅｌｌ（ＤＬ）」である。

なお、監視部１１は、ｐＴＡＧについては、監視するセルを、Ｐｃｅｌｌに限定するように構成されていてもよい。

また、監視部１３は、上述の１つのセルとして、ｓＴＡＧ内で最も小さいＳＣｅｌｌＩｎｄｅｘのセルを選択し、かかるセルにおいて、無線リンクを監視するように構成されていてもよい。

或いは、監視部１３は、上述の１つのセルとして、ｓＴＡＧ内で最も大きいＳＣｅｌｌＩｎｄｅｘのセルを選択し、かかるセルにおいて、無線リンクを監視するように構成されていてもよい。

また、監視部１３は、上述の１つのセルとして、無線基地局ｅＮＢによって指定されたセルを選択し、かかるセルにおいて、無線リンクを監視するように構成されていてもよい。

なお、監視部１３は、Ｐｃｅｌｌにおいて、無線リンクを監視するように構成されているため、ｐＴＡＧ内のＳｃｅｌｌにおいては、無線リンクを監視しないように構成されている。

また、監視部１３は、選択したセルにおいて、一定期間、無線リンクにおける下りリンク信号が検出されない場合に、ＲＬＦ（ＲａｄｉｏＬｉｎｋＦａｉｌｕｒｅ）を検出するように構成されている。

ここで、監視部１３は、タイマを用いて、かかる一定期間を連続的に計測するように構成されていてもよいし、保護段数を用いて、かかる一定期間を断続的に計測するように構成されていてもよいし、或いは、タイマ及び保護段数の両方を用いて、かかる一定期間を計測するように構成されていてもよい。

例えば、監視部１３が、選択したセルにおいて、ＲＬＦを検出した場合に、送信部１４は、ＲＬＦを検出したセル（Ｓｃｅｌｌ）が含まれるｓＴＡＧ内の全てのＳｃｅｌｌについて、全ての上りリンク信号の送信を停止するように構成されていてもよい。

また、監視部１３が、選択されたセルにおいて、ＲＬＦを検出した場合に、管理部１１は、ＲＬＦを検出したセル（Ｓｃｅｌｌ）が含まれるｓＴＡＧ内の全てのＳｃｅｌｌを「Ｄｅａｃｔｉｖａｔｅｄ状態」とするように構成されていてもよい。

或いは、監視部１３が、選択したセルにおいて、ＲＬＦを検出した場合に、管理部１１は、ＲＬＦを検出したセル（Ｓｃｅｌｌ）が含まれるｓＴＡＧ内の全てのＳｃｅｌｌを削除（ｄｅｃｏｎｆｉｇｕｒｅ）するように構成されていてもよい。

また、監視部１３が、選択したセルにおいて、ＲＬＦを検出した場合に、管理部１１は、ＲＬＦを検出したセル（Ｓｃｅｌｌ）が含まれるｓＴＡＧ内の全てのＳｃｅｌｌに対して割り当てられている個別の上りリンクリソースを解放するように構成されていてもよい。

さらに、監視部１３が、選択したセルにおいて、ＲＬＦを検出した場合に、管理部１１は、ＲＬＦを検出したセル（Ｓｃｅｌｌ）が含まれるＴＡＧに対して管理されているＴＡＴを停止するように構成されていてもよいし、ＴＡＴが満了したものと見なすように構成されていてもよい。

なお、監視部１３が、Ｐｃｅｌｌにおいて、ＲＬＦを検出した場合には、送信部１４は、上りリンク信号の送信を停止し、再接続手順を行うように構成されている。

以下、図３を参照した、本実施形態に係る移動局ＵＥの動作について説明する。

図３に示すように、移動局ＵＥは、ステップＳ１０１において、ＰｃｅｌｌにおいてＲＬＭを行う。

ここで、移動局ＵＥが、Ｐｃｅｌｌにおいて、ＲＬＦを検出すると、本動作は、ステップＳ１０２に進み、それ以外の場合は、本動作は、ステップＳ１０３に進む。

ステップＳ１０２において、移動局ＵＥは、全ての上りリンク信号の送信を停止し、再接続手順を行う。

ステップＳ１０３において、移動局ＵＥは、ｓＴＡＧ内の１つのセル（Ｓｃｅｌｌ）を選択し、選択したセルにおいてＲＬＭを行う。

ここで、移動局ＵＥが、選択したセルにおいて、ＲＬＦを検出すると、本動作は、ステップＳ１０４に進み、それ以外の場合は、本動作は、終了する。

ステップＳ１０４において、移動局ＵＥは、全ての上りリンク信号の送信を停止する。なお、かかる場合、移動局ＵＥは、Ｐｃｅｌｌとの間で同期が取れているため、再接続手順を行わなくてもよい。

本実施形態に係る発明によれば、移動局ＵＥが、Ｐｃｅｌｌだけではなく、ｓＴＡＧごとに、１つのＳｃｅｌｌにおいても、ＲＬＭを行うように構成されているため、「Ｉｎｔｅｒ-ｂａｎｄＣＡ」が行われている場合であっても、上りリンク信号の送信を適切に制御することができる。

以上に述べた本実施形態の特徴は、以下のように表現されていてもよい。

本実施形態の第１の特徴は、Ｐｃｅｌｌ（プライマリセル）及びＳｃｅｌｌ（セカンダリセル）を用いてＣＡ（キャリアアグリゲーション）を行うことができるように構成されている移動通信システムで用いられる移動局ＵＥであって、ｓＴＡＧ（Ｓｃｅｌｌのみからなるグループ）ごとに所定数のセルを選択し、選択したセルにおいて、無線リンクを監視するように構成されている監視部１３を具備することを要旨とする。

本実施形態の第１の特徴において、監視部１３は、所定数のセルとして、１つのセルを選択するように構成されていてもよい。

本実施形態の第１の特徴において、監視部１３は、１つのセルとして、「Ｔｉｍｉｎｇｒｅｆｅｒｅｎｃｅｃｅｌｌ（タイミング参照セル）」を選択するように構成されており、「Ｔｉｍｉｎｇｒｅｆｅｒｅｎｃｅｃｅｌｌ」は、ｓＴＡＧ内で最後にランダムアクセス手順を行ったセルにおけるＳＩＢ２（報知情報）に関連付けられているセルであってもよい。

本実施形態の第１の特徴において、監視部１３は、１つのセルとして、ｓＴＡＧ内で最も小さいＳＣｅｌｌＩｎｄｅｘ（インデックス）のセルを選択するように構成されていてもよい。

本実施形態の第１の特徴において、監視部１３は、１つのセルとして、ｓＴＡＧ内で最も大きいＳＣｅｌｌＩｎｄｅｘのセルを選択するように構成されていてもよい。

本実施形態の第１の特徴において、監視部１３は、１つのセルとして、無線基地局ｅＮＢによって指定されたセルを選択するように構成されていてもよい。

本実施形態の第１の特徴において、監視部１３は、一定期間、無線リンクにおける下りリンク信号が検出されない場合に、ＲＬＦ（無線リンク障害）を検出するように構成されていてもよい。

本実施形態の第１の特徴において、上りリンク信号を送信するように構成されている送信部１４を具備し、監視部１３が、ＲＬＦを検出した場合に、送信部１４は、上りリンク信号の送信を停止するように構成されていてもよい。

本実施形態の第１の特徴において、ｓＴＡＧ内のＳｃｅｌｌの状態を管理するように構成されている管理部１１を具備し、監視部１３が、ＲＬＦを検出した場合に、管理部１１は、ｓＴＡＧ内の全てのＳｃｅｌｌを「Ｄｅａｃｔｉｖａｔｅｄ状態（非アクティブ状態）」とするように構成されていてもよい。

本実施形態の第１の特徴において、ｓＴＡＧ内のＳｃｅｌｌの状態を管理するように構成されている管理部１１を具備し、監視部１３が、ＲＬＦを検出した場合に、管理部１１は、ｓＴＡＧ内の全てのＳｃｅｌｌを削除するように構成されていてもよい。

本実施形態の第１の特徴において、ｓＴＡＧ内のＳｃｅｌｌに割り当てられている個別の上りリンクリソースを管理するように構成されている管理部１１を具備し、監視部１３が、ＲＬＦを検出した場合に、管理部１１は、ｓＴＡＧ内の全てのＳｃｅｌｌに対して割り当てられている個別の上りリンクリソースを解放するように構成されていてもよい。

本実施形態の第１の特徴において、上りリンクにおけるタイミングにずれが生じていないことを保証する時間を管理するＴＡＴ（タイマ）を管理するように構成されている管理部１１を具備し、監視部１３が、ＲＬＦを検出した場合に、管理部１１は、ＴＡＴを停止するように構成されていてもよい。

本実施形態の第１の特徴において、上りリンクにおけるタイミングにずれが生じていないことを保証する時間を管理するＴＡＴ（タイマ）を管理するように構成されている管理部１１を具備し、監視部１３が、ＲＬＦを検出した場合に、管理部１１は、ＴＡＴが満了したものと見なすように構成されていてもよい。

なお、上述の移動局ＵＥや無線基地局ｅＮＢの動作は、ハードウェアによって実施されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実施されてもよいし、両者の組み合わせによって実施されてもよい。

ソフトウェアモジュールは、ＲＡＭ（ＲａｎｄｏｍＡｃｃｅｓｓＭｅｍｏｒｙ）や、フラッシュメモリや、ＲＯＭ（ＲｅａｄＯｎｌｙＭｅｍｏｒｙ）や、ＥＰＲＯＭ（ＥｒａｓａｂｌｅＰｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅＲＯＭ）や、ＥＥＰＲＯＭ（ＥｌｅｃｔｒｏｎｉｃａｌｌｙＥｒａｓａｂｌｅａｎｄＰｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅＲＯＭ）や、レジスタや、ハードディスクや、リムーバブルディスクや、ＣＤ-ＲＯＭといった任意形式の記憶媒体内に設けられていてもよい。

かかる記憶媒体は、プロセッサが当該記憶媒体に情報を読み書きできるように、当該プロセッサに接続されている。また、かかる記憶媒体は、プロセッサに集積されていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ＡＳＩＣ内に設けられていてもよい。かかるＡＳＩＣは、移動局ＵＥや無線基地局ｅＮＢ内に設けられていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ディスクリートコンポーネントとして移動局ＵＥや無線基地局ｅＮＢ内に設けられていてもよい。

以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。

ＵＥ…移動局
ｅＮＢ…無線基地局
１１…管理部
１２…受信部
１３…監視部
１４…送信部

Claims

プライマリセル及びセカンダリセルを用いてキャリアアグリゲーションを行うことができるように構成されている移動通信システムで用いられる移動局であって、
セカンダリセルのみからなるグループごとに所定数のセルを選択し、選択した該セルにおいて、無線リンクを監視するように構成されている監視部を具備することを特徴とする移動局。
前記監視部は、前記所定数のセルとして、１つのセルを選択するように構成されていることを特徴とする請求項１に記載の移動局。
前記監視部は、前記１つのセルとして、タイミング参照セルを選択するように構成されており、
前記タイミング参照セルは、前記グループ内で最後にランダムアクセス手順を行ったセルにおける報知情報に関連付けられているセルであることを特徴とする請求項２に記載の移動局。
前記監視部は、前記１つのセルとして、前記グループ内で最も小さいインデックスのセルを選択するように構成されていることを特徴とする請求項２に記載の移動局。
前記監視部は、前記１つのセルとして、前記グループ内で最も大きいインデックスのセルを選択するように構成されていることを特徴とする請求項２に記載の移動局。
前記監視部は、前記１つのセルとして、無線基地局によって指定されたセルを選択するように構成されていることを特徴とする請求項２に記載の移動局。
前記監視部は、一定期間、前記無線リンクにおける下りリンク信号が検出されない場合に、無線リンク障害を検出するように構成されていることを特徴とする請求項２に記載の移動局。
上りリンク信号を送信するように構成されている送信部を具備し、
前記監視部が、前記無線リンク障害を検出した場合に、前記送信部は、前記上りリンク信号の送信を停止するように構成されていることを特徴とする請求項７に記載の移動局。
前記グループ内のセカンダリセルの状態を管理するように構成されている管理部を具備し、
前記監視部が、前記無線リンク障害を検出した場合に、前記管理部は、前記グループ内の全てのセカンダリセルを非アクティブ状態とするように構成されていることを特徴とする請求項８に記載の移動局。
前記グループ内のセカンダリセルの状態を管理するように構成されている管理部を具備し、
前記監視部が、前記無線リンク障害を検出した場合に、前記管理部は、前記グループ内の全てのセカンダリセルを削除するように構成されていることを特徴とする請求項８に記載の移動局。
前記グループ内のセカンダリセルに割り当てられている個別の上りリンクリソースを管理するように構成されている管理部を具備し、
前記監視部が、前記無線リンク障害を検出した場合に、前記管理部は、前記グループ内の全てのセカンダリセルに対して割り当てられている個別の上りリンクリソースを解放するように構成されていることを特徴とする請求項８に記載の移動局。
上りリンクにおけるタイミングにずれが生じていないことを保証する時間を管理するタイマを管理するように構成されている管理部を具備し、
前記監視部が、前記無線リンク障害を検出した場合に、前記管理部は、前記タイマを停止するように構成されていることを特徴とする請求項８に記載の移動局。
上りリンクにおけるタイミングにずれが生じていないことを保証する時間を管理するタイマを管理するように構成されている管理部を具備し、
前記監視部が、前記無線リンク障害を検出した場合に、前記管理部は、前記タイマが満了したものと見なすように構成されていることを特徴とする請求項８に記載の移動局。