JP5859318B2 - リネン設備 - Google Patents
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Description
ランドリー工場に設置されるリネン設備の一つに、投入機、ロールアイロナーおよび折り畳み機から構成されるものがある(例えば、特許文献1)。このリネン設備は、投入機の出側にロールアイロナーの入側が接続され、ロールアイロナーの出側に折り畳み機の入側が接続され、これらの装置により処理ラインが形成されている。そして、洗濯済みの布片が投入機に投入されると整姿状態に整えられ、ロールアイロナーでアイロン掛けが行なわれ、折り畳み機で折り畳みが行われる。
また、一般に、この導入コンベア110には布片Cの長さを測定するためのセンサ111が設けられている。折り畳み機102で布片Cを折り畳むためには、布片Cの長さが分かっている必要があるためである。ここで、布片Cの長さの測定は、折り畳みが開始される前に終了している必要があるため、導入コンベア110は布片Cと同等以上の長さを有する必要がある。具体的には、最初の折り畳みを行う可動折爪112とセンサ111との間の距離が、少なくとも布片Cの長さから折りしろを引いた長さが必要ある。例えば、布片Cを4つ折りにする場合、折りしろは全長の1/4であるから、導入コンベア110は少なくとも布片Cの全長の3/4の長さ寸法が必要となる。
このように、ロールアイロナー101と折り畳み機102とが離れて配置されるため、従来のリネン設備は全長が長く、設置に場所がとられるという問題があった。
また、布片Cは全長の長いリネン設備を通る必要があるため、処理にかかる時間が長くなり、布片C1枚当たりの処理速度が遅いという問題があった。
第2発明のリネン設備は、布片にアイロン掛けを行うロールアイロナーと、前記布片を折り畳む折り畳み機と、を備えるリネン設備であって、前記ロールアイロナーは、その構成部材の内、前記折り畳み機側の後方構成部材が上方に配置され、該後方構成部材の下方に折り畳み機挿入部が形成されており、前記折り畳み機は、その一部または全部が、前記折り畳み機挿入部に挿入されており、前記後方構成部材は、前記ロールアイロナーに備えられた複数の加熱ロールの内、前記折り畳み機側の後方加熱ロールの外周を周回する押圧ベルトの蛇行を防止する蛇行防止装置であることを特徴とする。
第2発明によれば、折り畳み機がロールアイロナーの内部に挿入されているので、リネン設備の全長が短くなり、設置に場所がとられない。また、布片は全長の短いリネン設備を通るので、処理にかかる時間が短くなり、布片1枚当たりの処理速度が速くなる。さらに、ある程度の長さを必要とする蛇行防止装置の下方に折り畳み機挿入部が形成されるので、折り畳み機挿入部の長さを確保でき、リネン設備の全長がより短くなる。
図5に示すように、本発明の一実施形態に係るリネン設備Aは、投入機1、ロールアイロナー2および折り畳み機3から構成されている。投入機1の出側にロールアイロナー2の入側が接続され、ロールアイロナー2の出側に折り畳み機3の入側が接続され、これらの装置により処理ラインが形成されている。
洗濯済みの布片Cは、投入機1に投入されると整姿状態に整えられ、ロールアイロナー2でアイロン掛けが行なわれ、折り畳み機3で折り畳みが行われる。
なお、本明細書において、前方とは処理ラインの上流側(投入機1側)をいい、後方とは処理ラインの下流側(折り畳み機3側)をいう。
第1コンベア31は、投入機1の出側に接続されるコンベアである。第1コンベア31の始端部はロールアイロナー2の前方(図2における左方向)に突出しており投入機1と接続できるようになっている。また、第1コンベア31の終端部はロールアイロナー2の内部で、第2コンベア32の始端部に接続されている。第2コンベア32は、その終端部が後方加熱ロール12の前方上方寄りに接続されている。
そのため、投入機1から受け渡された布片Cは、第1コンベア31および第2コンベア32により後方加熱ロール12まで搬送される。
後方押圧ベルト36は、後方加熱ロール12の回転に同期して、その外周を周回するように設けられている。後方押圧ベルト36は、その始端部が後方加熱ロール12の前方上方寄りに配置されており、後方加熱ロール12の上方、後方、下方に掛け回されて、終端部が後方加熱ロール12の前方下方寄りに配置されている。そのため、後方押圧ベルト36は、後方加熱ロール12の外周のおよそ3/4に渡って掛け回されている。また、後方押圧ベルト36の終端部は第3コンベア33の始端部に接続されている。
ここで、後方押圧ベルト36は、後方加熱ロール12の外周のおよそ3/4に渡って掛け回されているため、布片Cが後方加熱ロール12に接する時間が長くなり、効率よくシワ伸ばしができる。
後方加熱ロール12によってシワが伸ばされた布片Cは、後方押圧ベルト36の終端部から第3コンベア33に受け渡される。
そのため、後方加熱ロール12によってシワが伸ばされた布片Cは、第3コンベア33および第4コンベア34により前方加熱ロール11まで搬送される。
前方押圧ベルト35は、前方加熱ロール11の回転に同期して、その外周を周回するように設けられている。前方押圧ベルト35は、その始端部が前方加熱ロール11の後方上方寄りに配置されており、前方加熱ロール11の上方、前方、下方に掛け回されて、終端部が前方加熱ロール11の後方下方寄りに配置されている。そのため、前方押圧ベルト35は、前方加熱ロール11の外周のおよそ3/4に渡って掛け回されている。また、前方押圧ベルト35の終端部は導入コンベア挿入部21まで導かれている。
ここで、前方押圧ベルト35は、前方加熱ロール11の外周のおよそ3/4に渡って掛け回されているため、布片Cが前方加熱ロール11に接する時間が長くなり、効率よくシワ伸ばしができる。
布片Cの長さは、布片Cを所定の搬送速度で搬送し、センサ51で布片Cの前端を検知してから後端を検知するまでの時間と搬送速度の積から計測可能である。
そして、図4(a)に示すように、布片Cは、第1折板74により、搬送方向の全長の1/2の位置を導入コンベア50と第2コンベア72との間に折り込まれ、2つ折りにされる。
つぎに、図4(b)に示すように、2つ折にされた布片Cは、第2折板75により、搬送方向の全長の1/4の位置を第2コンベア72と第3コンベア73との間に折り込まれ、4つ折りにされる。
後段折り部62は、布片Cを幅方向に4つ折りにする公知の機構を有しており、後段折り部62に搬送された布片Cは最終的に16折りに折り畳まれる。
そのため、リネン設備Aの設置に場所がとられない。また、布片Cは全長Lの短いリネン設備を通るので、処理にかかる時間が短くなり、布片1枚当たりの処理速度が速くなる。
上記実施形態では、ロールアイロナー2は、前方加熱ロール11と後方加熱ロール12の2つの加熱ロールを備えるものであるが、前方加熱ロール11のさらに前方に1つまたは複数の加熱ロールを備えてもよい。この場合にも、上記実施形態と同様にリネン設備の全長Lを短くすることができ、同様の効果を奏することができる。
2 ロールアイロナー
3 折り畳み機
11 前方加熱ロール
12 後方加熱ロール
21 導入コンベア挿入部
22 折り畳み機挿入部
35 前方押圧ベルト
36 後方押圧ベルト
40 蛇行防止装置
41 ガイドローラ
42 ガイドローラ
50 導入コンベア
51 センサ
61 前段折り部
62 後段折り部
C 布片
Claims (2)
- 布片にアイロン掛けを行うロールアイロナーと、
前記布片を折り畳む折り畳み機と、を備えるリネン設備であって、
前記ロールアイロナーは、その構成部材の内、前記折り畳み機側の後方構成部材が上方に配置され、該後方構成部材の下方に折り畳み機挿入部が形成されており、
前記折り畳み機は、その一部または全部が、前記折り畳み機挿入部に挿入されており、
前記後方構成部材は、前記ロールアイロナーに備えられた複数の加熱ロールの内、前記折り畳み機側の後方加熱ロールの外周を周回する押圧ベルトを案内するガイドローラである
ことを特徴とするリネン設備。 - 布片にアイロン掛けを行うロールアイロナーと、
前記布片を折り畳む折り畳み機と、を備えるリネン設備であって、
前記ロールアイロナーは、その構成部材の内、前記折り畳み機側の後方構成部材が上方に配置され、該後方構成部材の下方に折り畳み機挿入部が形成されており、
前記折り畳み機は、その一部または全部が、前記折り畳み機挿入部に挿入されており、
前記後方構成部材は、前記ロールアイロナーに備えられた複数の加熱ロールの内、前記折り畳み機側の後方加熱ロールの外周を周回する押圧ベルトの蛇行を防止する蛇行防止装置である
ことを特徴とするリネン設備。
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JP2012000895A JP5859318B2 (ja) | 2012-01-06 | 2012-01-06 | リネン設備 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012000895A JP5859318B2 (ja) | 2012-01-06 | 2012-01-06 | リネン設備 |
Publications (2)
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JP2013138799A JP2013138799A (ja) | 2013-07-18 |
JP5859318B2 true JP5859318B2 (ja) | 2016-02-10 |
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Family Applications (1)
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JP2012000895A Active JP5859318B2 (ja) | 2012-01-06 | 2012-01-06 | リネン設備 |
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- 2012-01-06 JP JP2012000895A patent/JP5859318B2/ja active Active
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