JP5859177B1 - 電解装置および電解水生成方法 - Google Patents
電解装置および電解水生成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5859177B1 JP5859177B1 JP2015537862A JP2015537862A JP5859177B1 JP 5859177 B1 JP5859177 B1 JP 5859177B1 JP 2015537862 A JP2015537862 A JP 2015537862A JP 2015537862 A JP2015537862 A JP 2015537862A JP 5859177 B1 JP5859177 B1 JP 5859177B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- chamber
- anode
- cathode
- supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
Abstract
実施形態の電解装置は、電解質液を流す中間室(18a)と陽極室(18b)とに区画する第1隔膜(17a)と、前記中間室(18a)と陰極室(18c)とに区画する第2隔膜(17b)と、第1隔膜(17a)に対向して陽極室(18b)に設けられた陽極(15a)と、第2隔膜(17b)に対向して陰極室(18c)に設けられた陰極(15b)と、を具備する電解槽(10)と、陽極室(18b)および陰極室(18c)に水を供給するとともに、陽極室(18b)および陰極室(18c)の少なくとも一方への水の供給排出量を間欠的に変動させる水供給部(80)と、中間室(18a)へ電解質液を供給および排出する電解質液供給部(20)と、陽極室(18b)および陰極室(18c)の少なくとも一方において水の供給排出量が小さくなっているか又は静水している状態で、陽極(15a)および陰極(15b)に電圧を印加して電解質液を電解する制御部(500)と、を備える。
Description
ここで述べる実施形態は、電解装置および電解水生成方法に関する。
(関連出願の引用)
本出願は、2014年9月22日に出願した先行する日本国特許出願第2014−192939号を基礎とし、その優先権の利益を求めているとともに、この日本国特許出願の内容全体は引用により本出願に包含される。
本出願は、2014年9月22日に出願した先行する日本国特許出願第2014−192939号を基礎とし、その優先権の利益を求めているとともに、この日本国特許出願の内容全体は引用により本出願に包含される。
従来、アルカリイオン水、オゾン水または次亜塩素酸水などを生成する装置として、3室型の電解槽を有する電解水生成装置が用いられている。3室型の電解槽は、陽イオン交換膜および陰イオン交換膜からなる隔膜によって、ケーシング内が陽極室、中間室および陰極室と3室に区切られる。陽極室および陰極室には、陽極および陰極がそれぞれ配置されている。
このような電解水生成装置では、例えば、中間室に塩水を流し、左右の陰極室および陽極室に水を流して、中間室の塩水を陰極および陽極で電解することにより、陽極室で発生した塩素ガスから次亜塩素酸水を生成するとともに、陰極室で水酸化ナトリウム水を生成する。生成した次亜塩素酸水は殺菌消毒水として、水酸化ナトリウム水は洗浄水として活用される。上述した技術に関連する文献を下記に示し、内容全体を引用によりここに包含する。
しかしながら、中間室と陽極室とを区画する陰イオン交換膜は、陽極で発生する塩素ガスや酸アルカリへの耐久性に乏しい。また、上記のような3室型の電解槽では、電解槽に水および電解質液を送水する際に生じる陽極室および/または陰極室と中間室との水圧差等により、電極とイオン交換膜との間に隙間が生じ、電解特性が変動する場合がある。
本実施形態が取り扱う課題は、耐久性又は電解効率の向上を図る電解装置又は電解水生成方法を提供することである。
実施形態によれば、電解装置は、電解質液を流す中間室と陽極室とに区画する第1隔膜と、前記中間室と陰極室とに区画する第2隔膜と、前記第1隔膜に対向して前記陽極室に設けられた陽極と、前記第2隔膜に対向して前記陰極室に設けられた陰極と、を具備する電解槽と、前記陽極室および前記陰極室に水を供給するとともに、前記陽極室および前記陰極室の少なくとも一方への水の供給排出量を間欠的に変動させる水供給部と、前記中間室へ電解質液を供給および排出する電解質液供給部と、前記陽極室および前記陰極室の少なくとも一方において前記水の供給排出量が小さくなっているか又は静水している状態で、前記陽極および前記陰極に電圧を印加して前記電解質液を電解する制御部と、を備える。
以下に、図面を参照しながら、種々の実施形態について説明する。なお、実施形態を通して共通の構成には同一の符号を付すものとし、重複する説明は省略する。また、各図は実施形態とその理解を促すための模式図であり、その形状や寸法、比などは実際の装置と異なる個所があるが、これらは以下の説明と公知の技術を参酌して適宜、設計変更することができる。なお、本願において、「静水」は、必ずしも流体が完全に静的な状態であることを要求しない。静水とは、透過することを望まないイオン物質が、イオン選択性の無い多孔質膜を、所定の時間内に、十分にわずかにしか移動しない程度に、流体の運動が穏やかであることを意味してもよく、或いは、流体の圧力が十分に小さいことを意味してもよい。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る電解装置1全体の構成を概略的に示す図である。図1に示すように、電解装置1は、3室型の電解槽10を備えている。この電解槽10は、例えば、ほぼ矩形箱状のケーシングを備える。ケーシング内は、第1隔膜17aおよび第2隔膜17bにより、中間室18aと、中間室18aの両側に位置する陽極室18bおよび陰極室18cと、に仕切られている。本実施形態において、第1隔膜17aおよび第2隔膜17bは、同じ仕様の多孔質膜でそれぞれ構成している。陽極室18b内には第1隔膜17aに近接して陽極15aが設けられ、陰極室18c内には第2隔膜17bに近接して陰極15bが設けられている。
図1は、第1の実施形態に係る電解装置1全体の構成を概略的に示す図である。図1に示すように、電解装置1は、3室型の電解槽10を備えている。この電解槽10は、例えば、ほぼ矩形箱状のケーシングを備える。ケーシング内は、第1隔膜17aおよび第2隔膜17bにより、中間室18aと、中間室18aの両側に位置する陽極室18bおよび陰極室18cと、に仕切られている。本実施形態において、第1隔膜17aおよび第2隔膜17bは、同じ仕様の多孔質膜でそれぞれ構成している。陽極室18b内には第1隔膜17aに近接して陽極15aが設けられ、陰極室18c内には第2隔膜17bに近接して陰極15bが設けられている。
中間室18aは、電解質液が流入する第1流入口14aおよび中間室18a内を流れた電解質液を排出する第1流出口14bを有する。陽極室18bは、電解水が流入する第2流入口12aおよび陽極室18b内を流れた電解水を排出する第2流出口12bを有する。陰極室18cは、電解水が流入する第3流入口16aおよび陰極室18c内を流れた電解水を排出する第3流出口16bを有する。第1の実施形態では、陽極室18bおよび陰極室18cの容量は、双方とも500ccである。一般的に、陽極室18bおよび陰極室18cの容量が、200cc以上であると、下で説明する間欠動作のサイクルが短くならず、制御が容易になる。
多孔質膜17は、例えば、酸化物セラミック、PVDF(polyvinylidenedifluoride)樹脂、PTFE(polytetrafluoroethylene)樹脂といった塩素ガスなどに対して耐性のある材質を選ぶことができる。多孔質膜の透水性は、例えば、10ml/分/cm2/MPaのものを使用することができる。基本的に、多孔質膜は、イオン選択透過性は無いが、塩素ガスに対する耐性のある材料を選定することができる。ただし、電解槽の隔膜として使うには、電解質が透過できなければならないため、イオン選択性が無いため結果的に透水性のある多孔質膜の選択が不可欠となる。
一方、イオン選択性は無いが透水性はある多孔質膜を使用した場合、隔膜の両側の水圧差により、余分な物質、たとえば、陽極室にとって不要な陽イオンも透過することになる。そのため、中間室18aに食塩水を用いた場合、水圧差によっては不要な塩分が陽極室18bあるいは陰極室18cに混入する懸念があった。
上記の透水性を有した多孔質膜を使用すれば、中間室18aの陽極室18bおよび陰極室18cに対する相対的な水圧を2kPa以下とすることによって、陽極室18bおよび陰極室18cにて生成するアルカリ性水および酸性水への塩分の混入が300ppm以下となり、水道水基準を満たすことができる。更に、透水性が0.1〜10ml/分/cm2/MPaの範囲内であり、孔径が2〜100nmの範囲内である多孔質膜を使用すれば、上記相対的な水圧が1〜10kPaの範囲内であっても、塩分混入を防止することができる。上記の透水性及び孔径を有する多孔質膜としては、例えば、限外ろ過膜を使用することが望ましい。
本実施形態の電解装置1は、下に説明するように、中間室18a内の食塩水および陽極室18b並びに陰極室18c内の水を静水させた状態で電解することが可能である。換言すると、上記相対的な水圧が0kPaの状態、または、十分に小さい圧力で電解することが可能であり、その場合、透水性が0.1〜100ml/分/cm2/MPaの範囲内であり、孔径が2〜1000nmの範囲内である多孔質膜を使用しても、塩分混入を防止することができる。また、透水性が100mL/分/cm2/MPaを超える多孔質膜では、水圧差を無くしても拡散により不要な塩分が混入してしまう。透水性が0.1mL/分/cm2/MPa以下の多孔質膜では電解に必要な電解質が十分透過できず所望の電解ができなくなる。
電解装置1は、電解槽10に加えて、電解槽10の中間室18aに電解質液、例えば、飽和食塩水を供給する電解質液供給部20と、陽極室18bおよび陰極室18cに電解水、例えば、水を供給する水供給部80と、陽極15aおよび陰極15bに正電圧および負電圧をそれぞれ印加する電源40と、を備えている。
電解質液供給部20は、飽和食塩水を生成および収容する塩水タンク(電解質液タンク)70、塩水タンク70から第1流入口14aを通して中間室18aに飽和食塩水を導く供給配管20a、供給配管20a中に設けられた送液ポンプ50、および、中間室18aを流れた食塩水を第1流出口14bから再び塩水タンク70に循環させる排出配管20bを備えている。図1に示した通り、第1の実施形態に係る電解装置1では、電解質液である食塩水が送液ポンプ50によって、中間室18aと塩水タンク70との間を循環する仕様である。
給水配管80aに設けられた後述の電磁弁100および送液ポンプ50は、制御部500に接続され、この制御部50によって動作が制御される。送液ポンプ50は、電磁弁100と連動し、稼働および停止を、それぞれ5秒ごとに行う。即ち、送液ポンプ50は、10秒を1サイクルとして稼働および停止を繰り返す。送液ポンプ50を稼働した時の中間室18aの水圧は、5〜15kPa程度であり、送液ポンプ50を停止した時の中間室18aの水圧は0kPaまたは限りなく小さい水圧である。なお、中間室18a内の食塩水は、送液ポンプ50の停止とともに、速やかに静水状態となる。
送液ポンプ50の送水圧力および電磁弁100の開閉時間は、電解槽10の容量に応じて決定してもよい。しかし、電解質液に飽和食塩水を用いた場合、消費される電解質は流水量に比べて極めて微量であるため、送液ポンプ50の稼働は必ずしも電磁弁100の開く時間に一致させる必要はない。たとえば、送液ポンプ50の稼働時間を2秒とし停止時間を8秒としてもよいし、2〜10サイクル、すなわち20〜100秒間隔に1度だけ電磁弁100が開いたタイミングで送液ポンプ50を稼働するように、稼働頻度を間引いて送液ポンプ50を稼働してもよい。
本実施形態では送液ポンプ50の稼働と停止により送水と静水を切り替える方式としているが、実施形態の本質は流水量を間欠的に変えることで水圧を制御することである。従って、電解装置1は、必ずしも送液ポンプ50の稼働および停止のみで制御しなくてもよい。例えば、たとえば、インバータ回路を用いて送液ポンプ50の送水量を変動させ、送水量を多くする時間と送水量を少なくする時間とを間欠的に行うようにしてもよい。すなわち、実施形態に係る電解装置1は、適切な水圧制御が間欠的に切り替えられればよい。
水供給部80は、水を供給する図示しない給水源と、給水源から陽極室18bおよび陰極室18cの下部に水を導く給水配管80aと、給水配管80a中に設けられた電磁弁100と、陽極室18bを流れた水を陽極室18bの第2流出口12bから排出する第1排水配管80bと、陰極室18cを流れた水を陰極室18cの第3流出口16bから排出する第2排水配管80cと、第1排水配管80bおよび第2排水配管80c中に設けられた逆止弁400bおよび400cと、を備えている。
給水配管80aは、電磁弁100より先が2枝に分岐し、分岐した配管の一端は陽極室18bに設けられた第2流入口12aに接続され、もう一端は陰極室18cに設けられた第3流入口16aに接続されている。
第1排水配管80bおよび第2排水配管80cに設けられた逆止弁400b、400cの存在により、生成した酸性水およびアルカリ性水は、陽極室18bおよび陰極室18cの水圧が所定の値よりも高い場合に排出されるが、下流側から陽極室18bおよび陰極室18c側には逆流しない。そのため、電解時に発生するガスによる配管系統の内圧上昇、および生成した酸性水ならびにアルカリ性水の逆流を抑制できる。また、逆止弁400bおよび400cにより、外部からの虫や空気の混入も防げる。
給水配管80a、第1排水配管80bおよび第2排水配管80cは、供給源の水圧が、レギュレータなどによって標準水圧である0.2MPaに調整してある場合、標準流量が1L/5秒となるように設定されている。この際、陽極室18bおよび陰極室18cの水圧が20〜30kPaとなるように流路および配管が構成されている。
また、電磁弁100は送液ポンプ50と連動して5秒開いては5秒閉じる動作を繰り返えす。その結果、電磁弁100が開いている間は陽極室18bおよび陰極室18c内の水が5秒間で1L押出され、各500ccの容量である陽極室18bおよび陰極室18c内の水が完全に入れ替わるようにしている。
従って、陽極室18bおよび陰極室18cの水圧は、電磁弁100が閉じている場合、0kPaであるか、または、限りなく小さい水圧であり、電磁弁100が開いている場合、20〜30kPaとなる。一方、中間室18aの水圧は、送液ポンプ50が停止していれば、0kPaまたは限りなく小さい水圧であり、送液ポンプ50が稼働していれば、5〜15kPaである。このため、送液ポンプ50が稼働しているタイミングでは必ず電磁弁100が開いており、陽極室18bおよび陰極室18cの水圧が、中間室18aの水圧と比較して高くなり、中間室18aから陽極室18bおよび/または陰極室18cへ多孔質膜を介して塩分が混入することがないようにしている。
なお、上の説明では電磁弁100の開閉により、陽極室18bおよび陰極室18cに供給排出する水は、間欠的に、送水と静水とを繰り返すとした。しかしながら、本実施形態の電解装置は流水圧力を間欠的に制御することがより重要である。流水圧力の制御は、陽極室18b、陰極室19cおよび中間室18aへの供給水量を少なくすることによって実現してもよい。例えば、給水配管80aに送水ポンプを設け、送水ポンプの送水量をインバータ制御により制御し、電解時は送水量を小さくして水圧を所定値以下にしてもよい。換言すると、陽極室18bおよび陰極室18cへの水の供給排出量が小さくなっている状態で、陽極15aおよび陰極15cに電圧を印加して電解質液を電解してもよい。
以下、上記のように構成された電解装置1により、実際に食塩水を電解して酸性水(次亜塩素酸および塩酸)とアルカリ性水(水酸化ナトリウム)を生成する動作について説明する。なお、第1の実施形態において、送液ポンプ50と、電源40と、電磁弁100とは、制御部500によって制御されており、液の給水排出、弁の開閉、電圧の印加は適切に同期されているとする。
先ず、給水源の水圧をレギュレータ等によって標準水圧の0.2MPaとなるように設定し、電磁弁100を開いたときに、例えば、送水量が24L/分となるように圧力調整しておく。続いて、送液ポンプ50の稼働/停止と電磁弁100の開/閉とを同期させ、電解槽10の中間室18aに飽和食塩水を供給するとともに、陽極室18bおよび陰極室18cに水を給水する。送液ポンプ50の稼働時間と電磁弁100の開口時間とは、それぞれ5秒間とする。続いて、送液ポンプ50の停止と電磁弁100の閉塞とを同時に5秒間行う。即ち、送液ポンプ50の稼働停止および電磁弁100の開閉を、それぞれ、同期させながら10秒間を1サイクルとして繰り返し実施する。送液ポンプ50の稼働停止および電磁弁の開閉サイクルは、陽極室18b、陰極室18cおよび中間室18aの容量および/又は給水源の水圧などとの兼ね合いで適時調整してよい。
一般的に、陽極室18bおよび陰極室18cの容量が、200cc以上であると、上記間欠動作のサイクルが長くなり、制御が容易になる。また、間欠動作のサイクルが長いと、装置負担が軽減し、送液ポンプの寿命が延びる。なお、電磁弁100を開いて送水する水の量は、陽極室18aの容量と陰極室18aの容量との合計の2倍である2000cc程度とする。換言すると、各室の容量の2倍程度の量の水を余分に送水して新しい水と入れ替える。
送液ポンプ50が停止し、電磁弁100が閉じている間、中間室18aおよび陽極室18b並びに陰極室18c内の食塩水および水は静水となり、各室の水圧は0kPaまたは十分に小さい水圧となる。この間、陽極15aおよび陰極15bには、電圧が印加され、電解が行われる。第1送液ポンプ50の停止と電磁弁100を閉塞することと陽極15aおよび陰極15bに電圧が印加されることとは、制御部500によって同期される。上記の設定では、平均すると陽極室18bおよび陰極室18cは、それぞれ、6L/分の酸性水およびアルカリ性水を生成する。
上述したとおり、送液ポンプ50の送水圧は、およそ5〜15kPaであり、給水原の送水圧は、およそ20〜30kPaである。そのため、透水性のある多孔質膜17a、17bを用いても食塩水および水を電解槽10に送水している時は、陽極室18bおよび陰極室18cの水圧が、中間室18aの水圧と比較して高くなり、中間室18aから陽極室18bおよび/または陰極室18cへ塩分が混入することがない。また、食塩水および水が静水状態であるときも、各室の水圧差が無いため中間室18aから陽極室18bおよび/または陰極室18cへ塩分が混入しない。
陽極15aおよび陰極15bに電圧が印加され、電解が行われている間、中間室18aへ流入した食塩水中において電離しているナトリウムイオンは、陰極15bに引き寄せられ、第2隔膜17bを通過して、陰極室18cへ流入する。そして、陰極室18cにおいて、水が分解して水素ガスを生じ、水酸化ナトリウム水溶液を生成する。同時に透水性のある第2隔膜17bを塩素イオンや水も通過できるが、電解時は各室の水圧がゼロであるため、塩素イオンの通過量は水道水基準以下のわずかな量に抑制される。このようにして生成された水酸化ナトリウム水溶液および水素ガスは、陰極室18cの第3流出口16bから第2排出配管80cを通って排出される。
また、中間室18a内の食塩水中で電離している塩素イオンは、陽極15aに引き寄せられ、多孔質膜17aを通過して、陽極室18bへ流入する。そして、陽極15aにて塩素ガスが発生し、塩素ガスは陽極室18b内で水と反応して次亜塩素酸と塩酸を生じる。同時に透水性のある多孔質膜17aをナトリウムイオンや水も通過できるが、電解時は各室の水圧がゼロであるためナトリウムイオンの通過量は水道水基準以下のわずかな量に抑制される。このようにして生成された酸性水(次亜塩素酸および塩酸)は、陽極室18bの第2流出口12bから第1排出配管80bを通って流出する。
以後、上で述べた処理を繰り返す。以上が第1の実施形態の電解装置1を使用した場合の、一連の電解水生成動作の説明である。
以後、上で述べた処理を繰り返す。以上が第1の実施形態の電解装置1を使用した場合の、一連の電解水生成動作の説明である。
上記のとおり、第1の実施形態に係る電解装置1では、食塩水および水のそれぞれが静水状態であるときのみならず、食塩水および水のそれぞれが送水されている時であっても、陽極室18bおよび陰極室18cの水圧が、中間室18aの水圧と比較して高くなり、中間室18aから陽極室18bおよび陰極室18cへ塩分が混入することが防止される。
上記の構成を採用された本発明の第1の実施形態によれば、3室型電解槽を備える電解装置1は、高耐性で透水性のある多孔質膜を第1隔膜および第2隔膜として使用するとともに、電解時は各室の水流を静水して水圧差を無くし、かつ、送水時には中間室が他室より陰圧になるようにして、陽極室および陰極室への塩分の混入を防ぎつつ且つ塩素ガス等で隔膜が棄損されにくい、安定的な電解を実施できる構成としている。
(第2の実施形態)
図2は、第2の実施形態に係る電解装置1の概略的な構成図である。第2の実施形態に係る電解装置1は、第1排水配管80bおよび第2排水配管80cに、容量が2Lである陽極補助室90bおよび陰極補助室90cがさらに設けられている。第2の実施形態において、電解装置1の他の構成は、第1の実施形態に係る電解装置1と同様である。
図2は、第2の実施形態に係る電解装置1の概略的な構成図である。第2の実施形態に係る電解装置1は、第1排水配管80bおよび第2排水配管80cに、容量が2Lである陽極補助室90bおよび陰極補助室90cがさらに設けられている。第2の実施形態において、電解装置1の他の構成は、第1の実施形態に係る電解装置1と同様である。
上記のように、陽極補助室90bおよび陰極補助室90cを設けると、陽極室18bおよび陰極室18cの容量を小さくコンパクトにしても一度に送水する水の量を多くすることができ、電磁弁100の開閉など間欠動作の周期を、例えば、30秒(例えば、電磁弁100を6秒開き24秒閉じる)と長くすることができる。即ち、第2の実施形態に係る電解装置1では、装置負担が軽減されている。電磁弁100の開閉周期は、上記30秒に限らず、20秒、40秒、50秒または60秒であってもよい。また、電磁弁100を開く時間と閉じる時間の比は、上記1:4に限らず適宜変更可能である。例えば、給水配管80aおよび第1排水配管80bおよび第2排水配管80cの径を太くすることにより、電磁弁100を開く時間を短くすることも可能である。
間欠送水動作では電解槽10の水を入れ替える際に、電解槽10の容量より多めの水を送水しないとうまく入れ替わらない。このため、電解質液を入れ替えるために、電解槽10の容量より余分に送水する量を見込み、電解生成物が目的の濃度より濃くなるようにアルカリ性水および酸性水を生成する。一方で、陽極室18bで生成される次亜塩素酸水は、過度に濃度を高くすると酸性度が上がり、次亜塩素酸の一部が塩素ガスになって次亜塩素酸の生成効率が落ちてしまう。
第2の実施形態では、電解槽10とは別に排水配管中に補助室をもうけて電解槽10と連通した状態としている。このため陽極室18b(陰極室18c)と陽極補助室90b(陰極補助室90b)とをあわせた容量が大きくなり、送水時の余分な水を減らすとともに次亜塩素酸水が高濃度になりにくい構成としている。
上記構成を採用した第2の実施形態に係る電解装置1は、間欠動作のサイクルが長いため装置負担が軽減され、かつ陽極室18bの電解生成効率が高い水準で維持される。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様、3室型電解槽を備える電解装置1は、陽極室および陰極室への塩分の混入を防ぎつつ且つ塩素ガス等で隔膜が棄損されにくく、安定的な電解を実施できる。
(第3の実施形態)
図3は、第3の実施形態に係る電解装置1の概略的な構成図である。第3の実施形態に係る電解装置1によれば、電解槽10の第1隔膜および第2隔膜として、遮水性のイオン交換膜13aおよび13bを使用し、電解槽10内の部屋を区画している。また、送液ポンプ50を間欠動作させず、常時稼働させるようにした。即ち、中間室18aに常に飽和食塩水が流入されるようにした。第3の実施形態において、電解装置1の他の構成は、第1の実施形態に係る電解装置1と同様である。
図3は、第3の実施形態に係る電解装置1の概略的な構成図である。第3の実施形態に係る電解装置1によれば、電解槽10の第1隔膜および第2隔膜として、遮水性のイオン交換膜13aおよび13bを使用し、電解槽10内の部屋を区画している。また、送液ポンプ50を間欠動作させず、常時稼働させるようにした。即ち、中間室18aに常に飽和食塩水が流入されるようにした。第3の実施形態において、電解装置1の他の構成は、第1の実施形態に係る電解装置1と同様である。
第3の実施形態に係る電解装置1では、中間室18aに常に10kPaの水圧が印加されている一方、陽極室18bおよび陰極室18cには、電磁弁100により間欠的に水が送水され、電解は、陽極室18bおよび陰極室18c内の水が静水状態であり水圧が0kPaの時に行われる。従って、電解時には中間室18aの水圧が陽極室18bおよび陰極室18cより高い状態にあり、イオン交換膜は水圧により電極に密着している。そのため、アルカリ性水および酸性水の生成効率や水質安定性が向上する。
一般的に廉価なポンプは、送水圧力が10kPa程度と低く、陽極室18bや陰極室18cに流水した状態では中間室18a側の水圧が低くなってしまう。しかしながら、図3の実施形態であれば電解時は陽極室18bおよび陰極室18c内に流水圧力がないため、中間室18aが陽極室18bおよび陰極室18cに対して陽圧となる望ましい状態で電解することができる。
第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様、3室型電解槽を備える電解装置1は、陽極室および陰極室への塩分の混入を防ぎつつ安定的な電解を実施できる。
(第4の実施形態)
図4は、第4の実施形態に係る電解装置1の概略的な構成図である。第4の実施形態に係る電解装置1では、陽極室18bの第2流入口12aに接続される給水配管80aに電磁弁100が設けられ、陽極室18bのみが間欠的に水を送水される。第4の実施形態では、陰極室18cは所定の流量が常に流水する構成とした。この場合、陰極室18cと中間室18aとには水圧差が生じるが、陽極室18bと中間室18aとには水圧差が生じない。従って、陽極室18bに塩分が混入するのを防止できる。また、第1隔膜として、塩素ガスに耐性のある多孔質膜17aを利用すれば、安定な電解を行うことができる。また、水酸化ナトリウム水を活用することを考慮し、陰極室18cと中間室18aとを区画する第2隔膜は、水圧差があっても透水性がなく塩分混入しない陽イオン交換膜13bを用いた。この場合、使用する隔膜の種類が陽極室18bと陰極室18cとで異なることから、電解に供した食塩水はpHが変動しやすい。そのため、食塩水は基本的に静水状態で電解に供され、食塩水の消費が限度に達した時点で食塩水を入れ替えて(例えば、30分に1回、第1送液ポンプ50を稼働する)廃棄する構成とした。このため、供給配管20aには中間室18aから水質変動した食塩水が逆拡散しないように逆止弁400を設けている。第4の実施形態において、電解装置1の他の構成は、第1の実施形態に係る電解装置1と同様である。
図4は、第4の実施形態に係る電解装置1の概略的な構成図である。第4の実施形態に係る電解装置1では、陽極室18bの第2流入口12aに接続される給水配管80aに電磁弁100が設けられ、陽極室18bのみが間欠的に水を送水される。第4の実施形態では、陰極室18cは所定の流量が常に流水する構成とした。この場合、陰極室18cと中間室18aとには水圧差が生じるが、陽極室18bと中間室18aとには水圧差が生じない。従って、陽極室18bに塩分が混入するのを防止できる。また、第1隔膜として、塩素ガスに耐性のある多孔質膜17aを利用すれば、安定な電解を行うことができる。また、水酸化ナトリウム水を活用することを考慮し、陰極室18cと中間室18aとを区画する第2隔膜は、水圧差があっても透水性がなく塩分混入しない陽イオン交換膜13bを用いた。この場合、使用する隔膜の種類が陽極室18bと陰極室18cとで異なることから、電解に供した食塩水はpHが変動しやすい。そのため、食塩水は基本的に静水状態で電解に供され、食塩水の消費が限度に達した時点で食塩水を入れ替えて(例えば、30分に1回、第1送液ポンプ50を稼働する)廃棄する構成とした。このため、供給配管20aには中間室18aから水質変動した食塩水が逆拡散しないように逆止弁400を設けている。第4の実施形態において、電解装置1の他の構成は、第1の実施形態に係る電解装置1と同様である。
第4の実施形態によれば、第1の実施形態と同様、3室型電解槽を備える電解装置1は、陽極室18bおよび陰極室18cへの塩分の混入を防ぎつつ且つ塩素ガス等で隔膜が棄損されにくく、安定的な電解を実施できる。
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
たとえば、電解質液は食塩水以外のものでもよく、用途に応じて適時選定することができる。更にまた、生成する電解水も次亜塩素酸水や水酸化ナトリウム水に限らず、用途に応じて適時選定することができる。
また、上記の各実施形態で説明した、電磁弁100の開閉時間、電解に供する時間は、目的に応じて適宜変更可能である。例えば、生成したい次亜塩素酸の濃度を倍に変更する場合は、陽極15aに印加する電圧の値を倍にしてもよく、印加する電圧の値を変更せずに電磁弁100を閉塞する時間を2倍程度に長くしてもよい。また、送液ポンプ50の送水圧力の設定値を大きくすることによって、電磁弁100を開口する時間を短くすることも可能である。
Claims (23)
- 電解質液を流す中間室と陽極室とに区画する第1隔膜と、前記中間室と陰極室とに区画する第2隔膜と、前記第1隔膜に対向して前記陽極室に設けられた陽極と、前記第2隔膜に対向して前記陰極室に設けられた陰極と、を具備する電解槽と、
前記陽極室および前記陰極室に水を供給するとともに、前記陽極室および前記陰極室の少なくとも一方への水の供給排出量を間欠的に変動させる水供給部と、
前記中間室へ電解質液を供給および排出する電解質液供給部と、
前記陽極室および前記陰極室の少なくとも一方において前記水の供給排出量が小さくなっているか又は静水している状態で、前記陽極および前記陰極に電圧を印加して前記電解質液を電解する制御部と、
を備える電解装置。 - 前記水供給部は、給水源から前記陽極室および前記陰極室に水を導く給水配管と、前記給水配管に設けられ前記給水配管を開閉する電磁弁とを備え、
前記制御部は、前記電磁弁を所定時間、間欠的に開放および閉塞し、前記陽極室および前記陰極室の少なくとも一方へ間欠的な給水排出を制御する請求項1に記載の電解装置。 - 前記間欠的な給水排出をされる前記陽極室および前記陰極室の少なくとも一方は、前記水の供給排出量が小さくなっているか又は静水している時の水圧が10KPa以下である請求項1または2に記載の電解装置。
- 前記間欠的な給水排出をされる前記陽極室および前記陰極室の少なくとも一方は、前記水の供給排出量が小さくなっているか又は静水しているときの水圧が前記中間室の水圧よりも低い請求項1ないし3の何れか1項に記載の電解装置。
- 前記間欠的な給水排出をされる前記陽極室および前記陰極室の少なくとも一方は、前記水の供給排出量が大きくなったときの水圧が、前記水の供給排出量が大きくなったときの前記中間室の水圧より高い請求項1ないし4の何れか1項に記載の電解装置。
- 前記間欠的な給水排出をされる前記陽極室および前記陰極室の少なくとも一方は、前記中間室と透水性を有する多孔質膜によって区画されている請求項1ないし5の何れか1項に記載の電解装置。
- 前記多孔質膜の透水性は、0.1ないし100mL/分/cm2/MPaの範囲内である請求項6に記載の電解装置。
- 前記多孔質膜の孔径は2ないし1000nmの範囲内である請求項6または7に記載の電解装置。
- 前記間欠的な給水排出をされる前記陽極室および前記陰極室の少なくとも一方の容積は、200cc以上である請求項1ないし8の何れか1項に記載の電解装置。
- 前記間欠的な給水排出をされる前記陽極室および前記陰極室の少なくとも一方に接続される排水配管は補助室を有し、前記陽極室の容積および前記陰極室の容積は、前記補助室の容積と併せて200cc以上である請求項1ないし8の何れか1項に記載の電解装置。
- 前記間欠的な給水排出をされる前記陽極室および前記陰極室の少なくとも一方の容積よりも、前記間欠的に行う水の供給量が多い請求項1ないし10の何れか1項に記載の電解装置。
- 前記間欠的な給水排出をされる前記陽極室および前記陰極室の少なくとも一方に接続される排水配管は逆止弁が設けられている請求項1ないし11の何れか1項に記載の電解装置。
- 前記逆止弁は所定の水圧以上で開く安全弁であり、前記間欠的な給水排出をされる前記陽極室および前記陰極室の少なくとも一方は、前記水が静水している時に所定の水圧が印加される請求項12に記載の電解装置。
- 前記所定の水圧は、10KPa以下である請求項13に記載の電解装置。
- 前記中間室に供給される前記電解質液は、電解時に前記電解質液を送水する量が小さくなっているか又は静水している状態である請求項1ないし14の何れか1項に記載の電解装置。
- 前記電解質液供給部は、電解質液を貯溜する電解質液タンクと、前記電解質液タンクの電解質液を前記中間室に導く供給配管と、前記供給配管に設けられた送水ポンプと、を備え、前記制御部は、前記送水ポンプにより前記電解質液を間欠的に前記中間室に供給する請求項1ないし15の何れか1項に記載の電解装置。
- 前記電解質液供給部は、前記中間室内を流れた電解質液を前記中間室から排出する排出配管と、前記排出配管に設けられた逆止弁と、を備えている請求項1ないし16の何れか1項に記載の電解装置。
- 前記逆止弁は、前記間欠的な給水排出をされる前記陽極室および前記陰極室の少なくとも一方に供給される水の供給排出量が小さくなっているか又は静水しているときの水圧よりも高い水圧で開く安全弁である請求項17に記載の電解装置。
- 第1隔膜および第2隔膜により仕切られた中間室と、この中間室の両側に位置する陽極室および陰極室と、前記第1隔膜に対向して前記陽極室に設けられた陽極と、前記第2隔膜に対向して前記陰極室に設けられた陰極と、を具備する電解槽を備える電解装置により電解水を生成する電解水生成方法であって、
前記中間室に電解質液を供給し、
前記陽極室および陰極室に水を供給し、
前記陽極室および前記陰極室の少なくとも一方への水の供給排出量を間欠的に変動させ、
前記陽極室および前記陰極室の少なくとも一方において前記水の供給排出量が小さくなっているか又は静水している状態で、前記陽極および前記陰極に電圧を印加して前記中間室内の電解質液を電解し、前記陽極室および前記陰極室の少なくとも一方において電解水を生成する電解水生成方法。 - 前記陽極室および陰極室の少なくとも一方に、所定時間ごとに間欠的に給水および給水停止し、給水停止している状態で、前記陽極および陰極に電圧を印加する請求項19に記載の電解水生成方法。
- 前記給水および給水停止に同期して、前記中間室に電解質液を間欠的に給水および給水停止する請求項20に記載の電解水生成方法。
- 前記陽極室および陰極室の少なくとも一方において、前記水の供給排出量が小さくなっているか又は静水しているときの水圧を、前記中間室の水圧よりも低くする請求項19ないし21の何れか1項に記載の電解水生成方法。
- 前記間欠的な給水排出をされる前記陽極室および前記陰極室の少なくとも一方において、前記水の供給排出量が大きくなったときの水圧を前記中間室の水圧よりも高くする請求項19ないし22の何れか1項に電解水生成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015537862A JP5859177B1 (ja) | 2014-09-22 | 2015-02-23 | 電解装置および電解水生成方法 |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014192939 | 2014-09-22 | ||
JP2014192939 | 2014-09-22 | ||
PCT/JP2015/054981 WO2016047161A1 (ja) | 2014-09-22 | 2015-02-23 | 電解装置および電解水生成方法 |
JP2015537862A JP5859177B1 (ja) | 2014-09-22 | 2015-02-23 | 電解装置および電解水生成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP5859177B1 true JP5859177B1 (ja) | 2016-02-10 |
JPWO2016047161A1 JPWO2016047161A1 (ja) | 2017-04-27 |
Family
ID=55301046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015537862A Active JP5859177B1 (ja) | 2014-09-22 | 2015-02-23 | 電解装置および電解水生成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5859177B1 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51110500A (en) * | 1975-03-25 | 1976-09-30 | Asahi Glass Co Ltd | Kaseiarukarino seizohoho |
JPH09108677A (ja) * | 1995-10-23 | 1997-04-28 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 電解水生成装置 |
JPH11179359A (ja) * | 1997-12-24 | 1999-07-06 | Chemicoat & Co Ltd | 超電解イオン水製造装置 |
JP2007330831A (ja) * | 2006-06-12 | 2007-12-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 洗浄水供給装置 |
JP2012007220A (ja) * | 2010-06-25 | 2012-01-12 | Masaaki Arai | 電解生成水の製造装置及びその製造方法 |
-
2015
- 2015-02-23 JP JP2015537862A patent/JP5859177B1/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51110500A (en) * | 1975-03-25 | 1976-09-30 | Asahi Glass Co Ltd | Kaseiarukarino seizohoho |
JPH09108677A (ja) * | 1995-10-23 | 1997-04-28 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 電解水生成装置 |
JPH11179359A (ja) * | 1997-12-24 | 1999-07-06 | Chemicoat & Co Ltd | 超電解イオン水製造装置 |
JP2007330831A (ja) * | 2006-06-12 | 2007-12-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 洗浄水供給装置 |
JP2012007220A (ja) * | 2010-06-25 | 2012-01-12 | Masaaki Arai | 電解生成水の製造装置及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPWO2016047161A1 (ja) | 2017-04-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2016047161A1 (ja) | 電解装置および電解水生成方法 | |
JP6105130B2 (ja) | 電解装置 | |
US20080047844A1 (en) | Method of generating electrolyzed water and electrolyzed water generation apparatus therefor | |
WO2016016954A1 (ja) | 電解イオン水生成方法と電解イオン水生成装置 | |
KR20070106952A (ko) | 수처리장치 | |
KR101373389B1 (ko) | 고농도 차아염소산나트륨 발생장치 | |
JP2015003313A (ja) | 透析液調製用水の製造装置 | |
WO2018207452A1 (ja) | 電解水生成装置 | |
JP4597263B1 (ja) | 電解水製造装置及びこれを用いる電解水の製造方法 | |
JP2013063372A (ja) | 淡水化システム | |
KR101683533B1 (ko) | 수소수 제조장치 | |
JP2009285632A (ja) | 水素含有電解水整水器及び浴槽設備及び水素含有電解水の製造方法 | |
JP5859177B1 (ja) | 電解装置および電解水生成方法 | |
JP6171047B1 (ja) | 電解水製造装置及びその運転方法 | |
JP2011255347A (ja) | 電解水生成装置 | |
JP2012217882A (ja) | 溶存水素水生成装置 | |
JP2017164692A (ja) | 電解水生成装置 | |
JP3601795B2 (ja) | 次亜塩素酸系処理用液の製造方法 | |
JP2018030068A (ja) | 電解水生成装置、及び電解水生成方法 | |
WO2023238731A1 (ja) | 水処理装置 | |
JP2010064028A (ja) | 水処理装置 | |
JPH11221568A (ja) | 薬液添加機構を有する連続式電解水生成装置 | |
JP2017170272A (ja) | 電解水生成装置 | |
JP2015213916A (ja) | 溶存水素水生成装置 | |
JP2008178771A (ja) | 電解水生成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20151117 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151215 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5859177 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |