JP5858498B2 - 営業損失保険システム - Google Patents

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Description

本発明は、クラウド技術を利用した、遊技場向けの営業損失保険システムに関する。
一般に遊技場では、来店した遊技客の飽きが来ないよう、ある程度のサイクルで定期的に遊技台の入替を行っている。
新規導入される遊技台(以下、「新台」)の入替は、広告宣伝効果を持つイベントとして遊技客に好意的に受止められることが多く、遊技場店舗の雰囲気を盛立てることにつながり、経営側としてもさらなる集客を期待できる。
上述したような新台入替のサイクルは、遊技場の経営方針や経済事情にもよるが、新規導入から置換え(撤去)までの稼働期間は、おおよそ数週間から数ヶ月程度であることが多い。この稼働期間内に次なる新台の導入計画が検討され、新台の入替が定期的に行われていく。
なお遊技場が新たに遊技台を導入する際には、遊技場所在地の所轄警察署長を経由して、各都道府県の公安委員会に所定の書類を提出することが義務付けられている。この手続を済ませるには、相当の期間がかかってしまうことが通例であるが、ファイナンス(資金調達)の審査を自動的に行うことで、新台導入に要する期間を短縮することが可能なファイナンスシステムも知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2009−042959号公報
上記遊技台の選定は、その台の当り確率や、特定のアイドルやアニメ等の画像・音声による演出効果、過去の実績その他の要素を勘案して、遊技客の関心が集まりやすいと見込まれる機種を絞り込むことで行っている。
しかし新台導入による集客効果や経済効果(収益など)は、必ずしも当初の見込通りになるとは限らない。
新品の遊技台になると1台あたりの購入単価は数十万円にもなる。そのため、せっかく新台を導入しても、遊技客の付きが悪く平均稼働率を下回ったり、過度に出玉(遊技媒体)が払い出されてしまったようなケースでは、新台の導入費用を十分回収できないケースもある。
それゆえに資力の乏しい遊技場では、新台の導入にあたり慎重にならざるを得ないのが実情である。
特に経営難に陥ってしまった遊技場の場合、経営不振から抜け出そうにも、新台の導入による投資費用回収の採算が不透明であれば現状維持にとどまらざるを得ない。
このように現状では新台入替によって生じた営業損失を填補するスキーム(仕組)が存在しないため、遊技業界の停滞を解消できず、さらに遊技機という資産の活用および活発な流通がなされていないという問題点がある。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、遊技場側が新台導入による投資資金を充分回収できなかった場合でも、営業損失を填補できるようにすることを目的とする。
〔第1発明〕
そこで、上記の課題を解決するために、本願の第1発明に係る営業損失保険システムは、
遊技場に設置される複数の遊技台と、これら複数の遊技台に通信可能に接続されるホールコンピュータと、を有し、前記遊技台により発生した遊技場の営業損失を填補する営業損失保険システムにおいて、

前記ホールコンピュータに通信可能に接続される遊技場端末と、
前記遊技台に固有の遊技台情報を管理する台情報管理サーバと、
前記遊技場端末から営業損失保険の加入申請を受付けるとともに、前記営業損失を填補するための保険適用申請を当該遊技場端末から受付ける保険サーバと、
前記保険適用申請を受付けたとき、保険対象の遊技台を所有者に代わって売却可能な売却代理権を売買仲介業者に付与し、加えて、この遊技台に関する商品情報を前記遊技台情報に基づいて自動登録するとともに当該遊技台に対する販売条件を設定し、この販売条件が充たされたときに当該遊技台を販売する流通サーバと、を備え、

前記加入申請の際に前記遊技場端末から送信された加入申請情報に基づいた加入審査により、同加入申請に対して加入が許可されると、前記保険サーバは、
前記加入申請情報を登録するとともに、同加入申請情報および前記遊技台情報を基に、前記営業損失保険がかけられた遊技台の保険対象情報を登録する処理と、
前記遊技台の購入に付随する任意の所定書類を電子化した電子書類を、これら加入申請情報ならびに保険対象情報と対応付けて登録する処理と、を実行するような構成とした。
遊技業界では、遊技場に導入した遊技台の稼働率が下がってきたり、遊技客の関心が薄れて人気がなくなったといったような利益を生めない状況に遊技台がなったときに店舗側の経営判断がなされ、遊技台という有形資産を売却し、中古流通市場に乗せることが通例である。
そこで本願の第1発明に係る営業損失保険システムでは、遊技業界の特有事情である新台入替時の資産売却過程に着目し、遊技場店舗側が負った営業損失を保険により填補したときに、営業損失保険が適用された遊技台(以下、適宜、「保険適用台」ともいう。)を所有者に代わって売却できる代理権(以下、「売却代理権」という)を売買仲介業者に付与することで、これまで成し得なかった遊技台導入に起因する営業損失の填補スキームを実現している。
本願の第1発明によれば新台入替によって生じた営業損失を填補可能なため、かなり高額のコストが必要となる新台入替のリスクを遊技場が取りやすくなり、遊技場店舗における遊技台の流動性を高めることができる。
さらに新規に発売されたばかりの遊技台の導入時期には、地域によってばらつきがある。ここで他の遊技場に先駆けて導入された遊技台が保険適用台として中古流通市場に出回った場合、導入時期の遅い遊技場にとっては新品で購入する必要がなくなるため、新台導入時の費用節減メリットも生まれる。
また新台の入替は遊技客の関心を高めることができるため、遊技場の雰囲気に賑わいを与えることもでき、ひいては遊技業界の活性化も可能になる。なお上記「遊技場」とは、遊技台の設置された遊技場に限らず、ルーレットやブラックジャックなど各種のゲームが行われるカジノまでその概念を拡張可能である。
また保険適用台は上記保険適用を受けた遊技場にとって価値の低下した不要なものとなってしまうが、第1発明によればこのような台であっても遊技台の中古流通市場に乗せて循環させる。
そのため保険適用台の新たなニーズを見つけることができ、環境に配慮した循環型社会に即した流通形態を遊技業界においても実現ならびに促進することができる。
なお新台入替に係る資本投下では、店舗側にとって遊技台の購入単価ならびに出玉払出金額が支出となり、遊技客による打込金額が収入となる。
例えば、購入単価が30万円、出玉払出金額が10万円、打込金額が25万円の場合、購入単価と出玉払出金額を合計した40万円のうち、打込金額25万円に相当する分は元金を回収できた計算となるため、差引き15万円のマイナス(すなわち、営業損失)となる。
営業損失保険が適用された場合、保険会社は、同保険の加入者(被保険者)が被った「営業損失を填補」すべく所定の保険金を被保険者に支払う。この保険金の額は任意に設定可能であり、営業損失の大小に関わらず一律に定めた定額としてもよく、また営業損失を基準として算出した所定の金額(例えば、営業損失に一定の倍率を乗じた額)としてもよい。
また同保険による「営業損失の填補内容」は、上述したような保険金の支払のみに限定されず、損失を被った遊技場店舗が将来的に購入する商品(例えば、遊技台・店内設備用品・広告料・景品など)の価格を割引くものでもよい
なお本システムにおいては営業損失保険の適用処理(例えば、保険金の支払処理、将来的な購入商品の価格割引処理など)の自動化を図ることも可能であるが、システムエラーなどに起因する顧客(営業損失保険の加入者)とのトラブルを回避するため、人手によるオペレーションを介在させることが望ましい。
一方、この営業損失保険システムにおいて保険会社が得る収入は、保険料収入が主たるものとなる。また、保険適用台の売却代金も保険会社の収入となり得る。
保険会社が被保険者(遊技場店舗)に課する保険料の課金体系は任意である。例えば、定額課金でもよく、また保険加入期間が長くなるにつれて加入初期と比べ保険料が増えていく(または減っていく)ような課金体系でもよい。毎月定額の保険料を課す場合、保険会社の収入は、単位期間(例えば、1ヶ月単位)ごとの保険料に、被保険者の保険加入期間(例えば、3ヶ月)を乗じた額となる。
また遊技台の機種や基本スペック(大当り当選確率など)に応じて、営業損失保険の保険料を変更してもよい。例えば、営業損失保険のかけられた台が大ヒットとなったいわゆるビッグタイトル(高人気の機種)である場合、稼働率が平均値を上回る可能性が高く、導入費用を回収できる公算も高いため、保険料を他の機種と比べて低廉に設定してもよい。
さらに遊技場の売上や稼働率には、月ごとの季節変動要因も影響する。具体的には、休暇日数が多い年末年始・お盆・5月の大型連休ごろは売上・稼働率ともに上がる一方、年末年始明けの2月や人事異動の多い季節(4月など)には売上・稼働率ともに低下傾向を示す。
そのため売上・稼働率の低下しやすい月については新台導入費用を回収できる可能性が低いと見込んで、営業損失保険に係る保険料を割高に設定し、逆に売上・稼働率の上昇しやすい月については新台導入費用を回収できる可能性が高いと見込んで、営業損失保険に係る保険料を割安に設定してもよい。
なお本システムでは営業損失保険が適用された場合、所有者に代わって保険適用台を売却可能な「売却代理権」を売買仲介業者に付与する。その後、売買仲介業者は流通サーバを用いて保険適用台を購入者に販売(譲渡)する。
ここで「遊技台の譲渡」にあたっては、然るべき提出先に「所定書類を提出」する必要がある。
本発明では、このような提出が義務付けられた所定書類を含む「遊技台の購入に付随する任意の所定書類」を電子化して保存管理することで書類の準備工数を簡素化し、遊技台流通プロセスの効率化を図っている。
上述した所定書類提出の具体例としては、各都道府県の公安委員会への提出が義務付けられた所定書類(紙媒体)を所轄警察署経由で提出することが挙げられる。
本例では保険適用台の譲渡に際し、以下の5つの書類が被保険者(保険適用台の所有者)から購入者へ引渡される。なお上述した「売買仲介業者」は、これら書類の作成・引渡業務を一部代行する。
1)撤去遊技機明細書:遊技場から遊技台が撤去済であることを証明する書類である。撤去遊技機明細書TE(図8参照)は、遊技台を撤去する側の店舗により作成される。
第1発明に係る営業損失保険システムでは本明細書TEは、PDF(Portable Document Format)形式をはじめとする所定のファイル形式に電子化され、営業損失保険システムへの機種登録の際、流通サーバにも同時に登録(アップロード)される。
なお撤去遊技機明細書TEの電子化には、OCR(Optical Character Reader:光学式文字読取装置。以下、「OCR」という。)を利用することも可能である。OCRにより電子化する場合、紙媒体に手書もしくは印字された文字を光学的に読取ってから、これらの文字に対応する文字データをパターンマッチングで特定することで、同文字データから成る電子書類を作成する。
撤去遊技機明細書TEの記入欄のうち受理日・受理番号は所轄警察署が記入するため(図9参照)、営業損失保険システム上の「撤去遊技機明細書TE」については受理日・受理番号が空欄になっている(図8参照)。
撤去遊技機明細書TEの正本は、新たな営業者となる保険適用台の購入者が押印した上で紙媒体により所轄警察署に提出される。一方、本明細書TEの副本は保管用のため、その正本とともに所轄警察署に一旦提出した後、所轄警察署が受理日・受理番号を記入した上で提出元の営業者(遊技場店舗)あてに返却される。
なお撤去遊技機明細書TEは、撤去した遊技台を移動・売却・再設置する予定のないときでも変更承認申請書または変更届出書を提出する際には、これらとともに必ず所轄警察署に提出する。
変更承認申請書は、遊技台の入替・減台に伴う変更承認申請時または変更届出時に所轄警察署への提出が義務付けられており、遊技台の譲渡側(営業損失保険の適用を受けた遊技場店舗。本例では、売却代理権を得た売買仲介業者)が作成する。
2)中古遊技機確認書:中古台を移動・売却・再設置する際に作成する書類である。中古遊技機確認書CH(図10参照)は、遊技台の売却側(撤去する側)の遊技場店舗が作成する。
本発明に係る営業損失保険システムでは「中古遊技機確認書CH」は、保険対象情報(図7参照)に登録された内容(例えば、主基板番号など)を基に記入必要項目がすべて自動的に記載されるため、すぐに出力可能な状態で管理できる。
なお中古遊技機確認書CHには売却側店舗の管理者による自筆のサインが要求されるため、この確認書CHを紙媒体に印刷した後、保険適用台を売却する所有者(被保険者)が管理者記入欄(図11参照)に自筆でサインする。
サイン付の本確認書CHは、保険適用台の売却側店舗からこの台の中古移動を希望する遊技場店舗(購入者)へ紙媒体で渡された後、さらに購入側店舗から販社(取扱主任者)へと渡される。その後、本確認書CHは紙媒体により所轄警察署あてに提出される。
3)検定通知書:遊技台の形式について風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法定検定を行った旨を通知するための書面である。検定通知書KE(図12参照)は、各都道府県の公安委員会が発行し、遊技台の製造者あてに紙媒体で送付される。
さらに検定通知書KEは、遊技台(新品)の販売時に販売者から購入者へ同台の現品とともに納品される。
本システムでは所有者にて保管している「検定通知書KE」がPDF形式その他の所定のファイル形式に電子化され、保険サーバへの機種登録の際、流通サーバに同時に登録(アップロード)される。検定通知書KEの電子化についても撤去遊技機明細書TEの電子化と同様、OCRを用いた電子データ作成が可能である。
検定通知書KEは、遊技台を導入する営業者(本例では、保険適用台の購入者)により所轄警察書に提出される。保険適用台が中古品として流通したときは、検定通知書KEは、検定通知書の原本をコピー(複写)したもので足りる。そのため同通知書KEの紙媒体による受渡しは不要であり、本営業損失保険システムにおいても検定通知書KEの電子書類を電気通信回線を通じて送受信し、受信側(保険適用台の購入者)にて電子書類を紙媒体に印刷する。
4)保証書:遊技台の形式について風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法定検定を受けたことを製造者が保証するための書面である。
保証書HO(図13参照)は、新台として検定を受けたいずれかの都道府県の公安委員会あてに遊技台の製造者により発行され、遊技台(新品)の販売時に販売者から購入者へ遊技台の現品とともに納品される。その後、保証書HOは、遊技台を導入する側の営業者(保険適用台の購入者)により所轄警察署あてに提出される。
なお保険適用台が中古品として流通したときは、保証書HOは同保証書の原本をコピー(複写)したもので足りる。そのため保証書HOについても検定通知書KEと同様に紙媒体による受渡しは不要であり、「保証書HOの電子書類」を電気通信回線を通じて送受信し、受信側(保険適用台の購入者)にて電子書類を紙媒体に印刷する。
5)売買契約書:遊技台の売買契約時に取り交わすものであって、当事者間における売買成立の証憑となる書面である。売買契約書については複写式の用紙が使用されるため、本営業損失保険システムにおいても電子化に対応させることは困難である。
さらに売買契約書には、遊技台を撤去した側の法人印も必要となる。売買契約書も保険適用台の販売時に、販売者から購入者あてに遊技台の現品とともに発送される。
検定通知書KE・撤去遊技機明細書TEの両電子書類は、これらが流通サーバにアップロード(もしくは、OCRによる電子データ作成)された後、売買仲介業者と購入者との間で保険適用台の売買が成立したときに購入者(購入者端末)によりダウンロード(図14参照)可能となる。
なお本システムでは、上述の撤去遊技機明細書TEなどに限らず流通状況報告書・処分状況報告書を含めた所轄警察署への提出書類をはじめ、保険適用台の譲渡(販売・購入)に幅広く関連する「任意の所定書類についても電子化」し、登録管理してもよい。
営業損失保険システムの運用上、中古遊技機確認書CHは同確認書CHの様式に合わせて入力の必要な主基板番号などを自動的に記載し、印刷出力可能な電子データ(電子書類)の状態で流通サーバ上に保管される。
その後、売買仲介業者に保険適用台の売却代理権が付与されると同適用台自体の商品情報が流通サーバにアップロード掲載される。
さらに所有者(または売買仲介業者)と購入者との間で保険適用台の売買が成立すると、店舗管理所(保険適用台を売却する所有者)は同確認書CHを紙媒体に印刷し、さらに自筆でサインする。
また保険適用台を売却・発送する側(売買仲介業者)の管理者が、所有者により自署されたサイン付の中古遊技機確認書CHならびに押印された売買契約書を紙媒体で準備し、これら書面を商品(販売した保険適用台)に同封して同商品の購入者に発送する。
なお保険適用台の発送後は、販社(取扱主任者)が、この台を購入した店舗からの依頼に応じて以下の必要書類を作成する。
6)保管・納品確認書:遊技台の保管場所と、この台を納品した者を明確にするための書類である。保管・納品確認書は、販社(取扱主任者)により作成される。なお店舗管理者は、遊技台の納品時に貼付されたセキュリティシール等に問題がないかを確認した後、保管・納品確認書に署名する。
7)中古ぱちんこ遊技機等点検確認受渡書(または、中古回胴式遊技機点検確認受渡書):販社(取扱主任者)により作成される。販社および購入側店舗の管理者が点検項目に沿って最終点検を行い、問題がなければ店舗管理者はこれらの受渡書に署名する。
上記の保管・納品確認書ならびに中古ぱちんこ遊技機等点検確認受渡書(または中古回胴式遊技機点検確認受渡書)は、販社による作成後、保険適用台の購入者が所轄警察書に提出すべき書類に加えられる。
なお保険適用台の購入者から所轄警察署への提出書類は、(1)撤去遊技機明細書TE、(2)中古遊技機確認書CH、(3)検定通知書KE、(4)保証書HO、(5)売買契約書、(6)保管・納品確認書、(7)中古ぱちんこ遊技機等点検確認受渡書または中古回胴式遊技機等点検確認受渡書、(8)変更承認申請書または変更届出書、である。
この他、所轄警察署の担当官によりフォーマットが異なる所定書類(遊技場内の遊技島図など)の提出が要求された場合、これも併せて提出する。遊技島とは、所定数の遊技台が列をなして設置されて成る場内区画のことをいう。
〔第2発明〕
また上記の課題を解決するために、本願の第2発明に係る営業損失保険システムは、本願の第1発明に係る営業損失保険システムであって、
前記保険サーバから転送された前記電子書類を保管する前記流通サーバ、を備え、
前記販売条件が設定されている保険対象の遊技台の売買が成立したときに、前記流通サーバは、同遊技台の購入者が使用する購入者端末に対して前記電子書類のダウンロードを許可する構成とした。
第2発明によれば、保険適用台の譲渡(販売・購入)に幅広く関連する任意の所定書類(電子書類)を同保険適用台の購入者に電気通信回線を通じて提供することにより、この台の購入者に対する書類の準備負担が大幅に軽減される。
〔第3発明〕
また上記の課題を解決するために、本願の第3発明に係る営業損失保険システムは、本願の第1または第2発明に係る営業損失保険システムであって、
前記保険サーバから転送された前記加入申請情報ならびに前記保険対象情報を保管する前記流通サーバ、を備え、
前記販売条件が設定されている保険対象の遊技台の売買が成立したときに、前記流通サーバは、同加入申請情報ならびに同保険対象情報に基づいて任意の所定書類の様式における記入必要項目が記載された電子書類を生成し、同電子書類を前記遊技台の購入者が使用する購入者端末に提供する構成とした。
第3発明によれば第2発明と同様に、保険適用台の譲渡(販売・購入)に幅広く関連する任意の所定書類(電子書類)を同保険適用台の購入者端末に提供することで、この台の購入者に対する書類の準備負担を大幅に軽減できる。
〔第4発明〕
また上記の課題を解決するために、本願の第4発明に係る営業損失保険システムは、本願の第1〜第3発明に係る営業損失保険システムであって、
前記台情報管理サーバは、前記保険対象の遊技台に関する使用媒体数および払出媒体数を、前記遊技場端末から取得する処理、を実行し、
前記保険サーバは、前記使用媒体数および前記払出媒体数を基に前記保険対象の遊技台について日次ごとの営業損失を算出する処理と、前記保険対象の遊技台について、前記日次ごとの営業損失を保険加入日から現在日まで合計することにより通算営業損失を算出する処理と、を実行するような構成とした。
第4発明によれば、「営業損失保険を適用」(例えば、保険金の額の査定、将来的な商品購入時の割引額・割引率の査定)するときの評価指標になる通算営業損失を、実際に遊技場端末から取得したデータ(使用媒体数・払出媒体数)に基づいて算出できる。そのため保険金の額をより正確に算定可能となり、また遊技場店舗から得た正規の情報を用いることで不正な保険申請がされることの抑制効果を期待できる。
また保険会社の担当者は上記通算営業損失を参照し、保険適用申請に対する不正チェックに役立てることも可能である。
なお営業損失保険は、必ずしも遊技台が遊技場に設置された初日から加入する必要はなく、所定の加入条件を充たす限り、新台導入後の事後的な加入を認めるものでもよい。
所定の加入条件の例としては、新台導入する機種の発売日から所定期間内であること、新台の設置日から所定期間内であること、または、新台の設置後に平均稼働率を下回っていないこと、などが挙げられる。
ここで遊技台の平均稼働率は人気がなくなってきたか否かを判断するための一評価指標となりうるが、この例としては、同一機種間における平均稼働率や、保険対象の遊技台が稼働している遊技場全体における平均稼働率、など種々の値を採用可能である。
なお本願発明に係る営業損失保険システムでは、クラウド技術によりネットワークを介して保険サービス・保険適用台の中古流通サービスを提供するため、遊技場側の場内システムから見たときに、台情報管理サーバ・保険サーバ・流通サーバが物理的に各々異なる装置に機能分散されているか、もしくは同一の装置上に集約されているかは不問である。
また台情報管理サーバ・保険サーバ・流通サーバが互いに異なるネットワーク環境に接続されているか、同一のネットワーク環境に接続されているかについても任意に選択可能である。
本発明の実施形態に係る営業損失保険システムの全体構成を示すブロック図である。 遊技場端末の電気的構成を示すブロック図である。 台情報管理サーバの電気的構成を示すブロック図である。 遊技台情報のデータ構造の一例を示す図である。 保険サーバの電気的構成を示すブロック図である。 加入申請情報のデータ構造の一例を示す図である。 保険対象情報のデータ構造の一例を示す図である。 電子データで保管されているときの、撤去遊技機明細書の様式の一例を示す図である。 所轄警察署にて受理されたときの、撤去遊技機明細書の様式の一例を示す図である。 電子データで保管されているときの、中古遊技機確認書の様式の一例を示す図である。 店舗管理所(売却側)の担当者が自署でサインしたときの、中古遊技機確認書の様式の一例を示す図である。 検定通知書の様式の一例を示す図である。 保証書の様式の一例を示す図である。 被保険者、売買仲介業者、購入者および所轄警察署の4者間における、提出書類の流れを示す模式図である。 流通サーバの電気的構成を示すブロック図である。 営業損失保険システムの処理の概要を示すシーケンス図である。 保険加入処理時の、営業損失保険システムの動作を示すシーケンス図である。 保険適用処理時の、営業損失保険システムの動作を示すシーケンス図である。 保険適用台の流通処理時における、営業損失保険システムの動作を示すシーケンス図である。 保険適用台に関する商品情報の表示画像の一例を示す図である。
以下、図1乃至図20を参照して、本発明の営業損失保険システムについて説明する。
[実施形態]
本発明の実施形態はクラウド技術を適用して、遊技場が新台導入による投資資金を充分回収できなかった場合でも営業損失を填補できる営業損失保険システムを構成した例である。
図1は、本実施形態に係る営業損失保険システム1の構成を示すブロック図である。
本例の営業損失保険システム1は、遊技場に設置される複数の遊技台4と、これら複数の遊技台4に通信可能に接続されるホールコンピュータ3と、を有するものであり、遊技台4により発生した遊技場の「営業損失を填補するシステム」である。
また本システム1は、ホールコンピュータ3に通信可能に接続される遊技場端末5と、
遊技台4に固有の遊技台情報を管理する台情報管理サーバ9と、
遊技場端末5から営業損失保険の加入申請を受付けるとともに、営業損失を填補するための保険適用申請を同端末5から受付ける保険サーバ6と、
保険適用申請を受付けたとき、保険対象の遊技台4を所有者に代わって売却可能な売却代理権を売買仲介業者に付与し、加えて、この遊技台4に関する商品情報を遊技台情報に基づいて自動登録するとともに同遊技台4に対する販売条件を設定し、この販売条件が充たされたときに当該遊技台4を販売する流通サーバ7と、を備えている。
加入申請の際に遊技場端末5から送信された加入申請情報に基づいた加入審査により、同加入申請に対して加入が許可されると、保険サーバ6は、加入申請情報を登録するとともに、同加入申請情報および遊技台情報を基に営業損失保険がかけられた遊技台4の保険対象情報を登録する処理、を実行する。
さらに保険サーバ6は、遊技台4の購入に付随する「任意の所定書類」を電子化した電子書類を、これら加入申請情報ならびに保険対象情報と対応付けて登録する処理を実行する。
以下、この内容について詳しく説明する。
営業損失保険システム1は、図1に示すように、遊技場の場内システム2と、台情報管理サーバ9と、保険サーバ6と、流通サーバ7と、購入者端末8とを、公衆通信回線10(電気通信回線)を介して通信可能な状態で接続したシステムである。
本例では、台情報管理サーバ9・保険サーバ6については保険会社が所有し、流通サーバ7については保険会社と経済的につながりのある売買仲介業者が所有するものとして説明する。しかしながら台情報管理サーバ9・保険サーバ6・流通サーバ7はクラウドサービス提供者の所有物に属してもよく、同サービス提供者により各サーバ6・7・9の機能提供がされてもよい。
なおインターネット等の公衆通信回線10を採用する場合には、例えば、VPN(Virtual Private Network)技術等を利用すれば、セキュリティレベルを高く確保可能である。
図1に示すように場内システム2は、ホールコンピュータ3・遊技場端末5・複数の遊技台4のほか、遊技台4毎に設置した貸玉装置41・表示装置42・呼出ランプ(図示略)・台毎計数装置(図示略)・CRユニット(図示略)・台間モニタ(図示略)・台間情報表示機(図示略)・台間空気清浄器(図示略)等や中継器43を含むシステムである。
場内システム2では、ホールコンピュータ3、複数の遊技台4、貸玉装置41、表示装置42、および、使用玉を回収する玉回収装置・交換装置・台毎計数装置(図示略)等の場内装置が、場内ネットワーク20を介して通信可能な状態で接続される。本例では、場内ネットワーク20としてLAN(Local Area network)を採用している。
また場内システム2は、ホールコンピュータ3・遊技場端末5を介して公衆通信回線10に接続されている。
遊技の対象となる遊技台4は、パチンコ機やスロットマシンである。スロットマシンとしてはメダル等を遊技媒体とした狭義のスロットマシンだけでなく、パチンコ玉を遊技媒体としたパロット(登録商標)でも良い。
本例では遊技台4は、いわゆるセブン機と呼ばれるパチンコ機である。遊技台4は、始動口への入賞に応じて理論上の大当り確率に基づく大当り抽選を行う。また抽選結果に応じた図柄変動を行い、その結果に応じて大当り状態を発生させる。なお、この遊技台4は、大当り抽選を所定の数(本例では、最大8つ)まで保留するいわゆる保留機能を備えている。
大当りの種類は、大当り遊技において実行可能な最大ラウンド数、通常大当り、確変大当りおよび時短のうちの2つ以上を組合わせて構成されている。
確変は、大当り確率が大幅に向上するとともに、始動口への入賞率が高くなる時短状態(時短)となる遊技状態である。また潜伏確変は、大当り確率は大幅に向上するものの、始動口への入賞率は変化しない(つまり、時短のない)遊技状態である。
確変は次回大当りまで継続し、大当りの終了に伴い大当りでも確変でもない状態である通常遊技状態(通常状態)となる大当り(通常大当り)の発生をもって終了する。なお通常大当り終了後は所定の回数(例えば、100回)だけ図柄変動を行うまで単独時短状態となり、その後、通常状態に復帰する。これら確変、潜伏確変および時短状態は大当りが発生し易いなど通常状態よりも遊技者にとって有利である。
遊技台4で大当りが発生すると、大入賞口を開放するラウンド処理が所定のラウンド(R)繰返し実行される。1Rの上限入賞数・上限開放時間は任意であるが、本例では、1Rの上限入賞数は10個、上限開放時間は30秒であり、上限入賞数および上限開放時間のいずれかが満たされた場合に1Rが終了する。この大当り状態では大当りフラグがオン状態に設定される。
なお本例では、遊技台4は中継器43を介して後述する各種の信号を遊技情報として出力するように構成されているが、遊技情報は遊技台4から表示装置42のネットワークインターフェースを介して出力するよう構成することも可能である。さらにホールコンピュータ3と遊技台4とが直接接続された環境では、他の場内装置を経由することなく遊技情報が出力される。
図1に示すように貸出装置41は、遊技に使用する玉(遊技媒体)を貸出玉として貸出す(払出す)装置である。貸出装置41は各遊技台4に個別に対応するよう、隣り合う他の遊技台4との台間スペースに設置されている。貸出装置41は、現金を対価として所定数の玉(100円相当)を貸出す毎の売上信号を遊技情報として出力する。
貸出装置41は、貸出玉の代金としての紙幣や硬貨等を投入する貨幣投入口と、玉を払い出す払出ノズルとを備える。また本例の貸出装置41では、遊技客向けの簡易メッセージ等を表示する回動可能に取付けられたタッチパネル式の液晶表示部と、会員カードあるいは計数カードを挿入するカードスリットを含むカード読取部(図示略)とがさらに設けられている。
図1に示すように表示装置42は、遊技者が遊技台4を選定する上で参考となる各種の遊技情報(大当り回数、回転数、持玉等)を表示するよう構成されている。また本例では、表示装置42は呼出ボタンを備えており呼出ランプとしての機能も果たす。
中継器43は、遊技台4、貸出装置41、表示装置42および玉回収装置(図示略)に接続され、遊技台4・貸出装置41と、ホールコンピュータ3・遊技場端末5との間で、情報の送受信を中継する装置である。
中継器43は、各遊技台4、各貸出装置41および各表示装置42が出力する遊技情報に台番(遊技台キー番号)を対応付けて場内ネットワーク20に送出するとともに、台番が対応付けされた通信情報を場内ネットワーク20から取込むように構成されている。
中継器43は、場内ネットワーク20を介し、遊技情報をホールコンピュータ3向けに送信する。遊技情報の一例としては、以下のような各信号が挙げられる。
1)アウト信号:回収玉(使用玉、打込玉)10玉につき、1パルスを玉回収装置が出力する。アウト(使用媒体数)は、アウト信号数×10玉となる。
2)セーフ信号:払出玉10玉につき、1パルスを遊技台4が出力する。セーフ(払出媒体数)は、セーフ信号数×10玉となる。
3)スタート信号:始動ロへの入賞、あるいは、始動口への入賞により変動する役物における図柄変動1回につき、1パルスを遊技台4が出力する。
4)大当り信号:遊技台4により、大当り中にレベル出力される状態信号。
5)確変信号:遊技台4により、確変状態あるいは時短状態の発生中にレベル出力される特別遊技状態信号。
6)売上信号:遊技者に貸出された遊技媒体(以下、貸出玉。)のうち、現金等の経済的価値を対価とした貸出玉25玉(100円分)につき、1パルスを貸出装置41が出力する。
7)セキュリティ信号:遊技台4のガラス枠の開扉や体感機など不正行為のおそれを検知したときに、遊技台4によりレベル出力される状態信号。
ホールコンピュータ3は、遊技情報を集中管理する装置であり、図1に示すように本例においては遊技場内に設置されている。
同ホールコンピュータ3は、液晶ディスプレイおよびプリンタ(図示略)等の出力部35と、各種の演算処理を実行する装置本体と、キーボードおよびマウス(図示略)を含む入力部34とを備えている。
またホールコンピュータ3は、各遊技台4からの遊技情報(アウト信号・セーフ信号・売上信号等)を遊技台4毎に区別して受信する。
遊技場端末5は、営業損失保険の「加入申請」や、保険加入後の「保険適用申請」などを保険サーバ6に対して行う装置であり、図1に示すように本例においては遊技場内に設置されている。ホールコンピュータ3・遊技場端末5は、場内システム2の外部に設置可能である。
台情報管理サーバ9は、本例においては営業損失保険のサービス提供を行う保険会社により所有され、遊技台4に固有の情報である遊技台情報(図4参照)を管理する。この遊技台情報には、主基板番号などの遊技台4を一意に特定可能な重要な情報が含まれている。
また本例では台情報管理サーバ9は、ホールコンピュータ3が管理している遊技情報のうちアウト信号(使用媒体数)・セーフ信号(払出媒体数)を取得する。
これらの信号取得には任意の手法を採用可能であり、ホールコンピュータ3もしくは遊技場端末5から電気通信回線を通じて受信してもよく、またDVD(Digital Versatile Disk)等をはじめとする任意の記憶媒体や着脱可能な可搬型メモリを介して読込むようにしてもよく、さらには手入力を介してデータ取得してもよい。
本例においては、これらのアウト信号・セーフ信号をホールコンピュータ3から遊技場端末5へ一旦送信した後、遊技場端末5から電気通信回線(公衆通信回線10)を通じて台情報管理サーバ9へ転送するものとして説明する。
なおアウト信号・セーフ信号のデータ形式は、これら各データ項目をカンマで区切ったCSV(Comma Separated Values)形式など所定形式のデータ列でもよく、任意のデータベースに適合したデータファイルでもよい。
保険サーバ6は、遊技場端末5から営業損失保険の加入申請を受付けるとともに同端末5から保険適用申請を受付ける。なお保険サーバ6は、加入申請時に遊技場端末5から送信された加入申請情報を受信する。
上記加入申請情報に基づいた加入審査(人手によるオペレーション)により加入申請に対して加入が許可されると、保険サーバ6は同加入申請情報を登録する。また保険サーバ6は、遊技台情報および加入申請情報に基づいて、営業損失保険がかけられた遊技台4の保険対象情報を登録する。
さらに保険サーバ6は、遊技台4の購入に付随する「任意の所定書類」(購入にあたって提出が義務付けられた所定書類を含む)を電子化した電子書類を、これら加入申請情報ならびに保険対象情報と対応付けて登録する。
流通サーバ7は、営業損失を填補するための保険適用申請を受付けたとき、保険対象の遊技台4を所有者に代わって売却可能な「売却代理権」を売買仲介業者に付与する。
上述の通り「営業損失の填補」は、保険金の支払や、将来的な購入商品の価格割引などのように、営業損失保険がかけられた遊技台4の導入により損失を被った遊技場店舗が何らかの経済的な利益を享受するような任意の手法により行われる。
また流通サーバ7は保険適用申請を受付けたとき、保険対象の遊技台4に関する商品情報を遊技台情報に基づいて自動登録するとともに、当該遊技台4に対する「販売条件」を設定する。さらに流通サーバ7は、この販売条件が充たされたときに遊技台4の販売処理を実行する。
上記「販売条件」は、任意に設定することが可能である。ここで遊技業界においては、中古台を販売する際の商慣習として入札制度に基づいて取引されることが多々ある。
そのため販売条件としては、ある決められた入札可能期間内に入札金額として最も高い値を付けた者が保険適用台4を落札し、この台4を購入する権利を獲得するように設定してもよい。この場合、入札可能期間、最高入札額と最低入札額、ならびに、商品(保険適用台4)の販売台数を設定する(図20参照)。
最高入札額は入札金額の上限額であり、これと同額の入札金額を付けた者に対し即座に保険適用台4の購入権が与えられる金額である。また最低入札額は、保険適用台4を購入するための入札が認められる入札金額の下限値である。
次に、上記遊技場端末5の電気的構成について説明する。
遊技場端末5の装置本体は、図2に示すように、演算処理を実行するCPUを含む制御部51のほか、ハードディスクドライブ(HDD)・ROM・RAM等を含む記憶部52、および、各種信号あるいは情報の入出力経路をなす通信ポート(図示略)を含む通信部53を備えている。
通信部53は場内ネットワーク20に接続され、アウト信号・セーフ信号をホールコンピュータ3から受信する。
また通信部53は、ホールコンピュータ3からのアウト信号・セーフ信号を、公衆通信回線10を介して台情報管理サーバ9へ転送する。
なお通信部53としては、ネットワークインターフェース、モデム等が使用される。
制御部51は、CPU(Central Processing Unit)・ROM(Read Only Memory)・RAM(Random Access Memory)等を有し、ROM・記憶部52に記憶されているアプリケーションプログラムをRAMにロードして実行し、それにより各種の論理的手段を実現する。
遊技場端末5では、保険加入申請手段511、保険適用申請手段512、情報更新要求手段513および媒体情報送信手段514が実現される。
保険加入申請手段511は、保険サーバ6に対し、営業損失保険の加入申請を行う手段である。
この保険加入申請手段511は、遊技場の担当者により入力された情報を基に、営業損失保険への加入を希望する遊技場の固有の情報を含む「加入申請情報」ならびに営業損失保険の保険対象となる遊技台4の固有の情報を含む「保険対象情報」を作成し、記憶部52へ書込む。
そして保険加入申請手段511は、加入申請時にこれら加入申請情報ならびに保険対象情報を保険サーバ6へ送信する。
保険適用申請手段512は、保険サーバ6に対し営業損失保険の適用申請を行う手段である。本例では保険適用申請手段512は、遊技場の担当者により入力された情報を基に被保険者の固有の情報を含む適用申請情報を作成し、保険適用申請時に保険サーバ6へ送信する。
情報更新要求手段513は、加入申請時に送信した加入申請情報または保険対象情報に変更があったときに、保険サーバ6に対し、当該変更部分の情報を送信するとともに、加入申請情報または保険対象情報の更新を要求する手段である。
媒体情報送信手段514は、アウト信号・セーフ信号を時刻情報と対応付けて定期的に保険サーバ6へ送信する。
受信側の保険サーバ6では、これらアウト信号・セーフ信号を基に、保険対象となっている遊技台4の日次営業損失・通算営業損失を算出する。
さらに記憶部52の加入申請情報記憶手段521には、営業損失保険の被加入者の各種情報を示す「加入申請情報」が記憶されている。
また記憶部52の保険対象情報記憶手段522には、営業損失保険の適用対象となる遊技台4の詳細情報を示す「保険対象情報」が記憶されている。
なお保険サーバ6は、保険対象情報および各遊技場に設置された遊技場端末5から受信した加入申請情報を集約して保管する(図6、図7参照)。
つぎに、台情報管理サーバ9・保険サーバ6・流通サーバ7の各電気的構成について順次説明する。
これらサーバ6・7・9は、計算処理能力や記憶容量等の規模に相違があるものの装置構成は似通っている。いずれのサーバ6・7・9も図1に示したごとく、液晶ディスプレイや図示しないプリンタ等を含む出力部と、各種の演算処理を実行する装置本体と、キーボード及び図示しないマウスを含む入力部と、を備えている。
また装置本体は、演算処理を実行するCPUを中心とした制御機能、ハードディスクドライブ(HDD)、ROM、RAM等を利用する記憶機能、及び各種信号あるいは情報を送受信する通信機能等を有している。
以下、台情報管理サーバ9の電気的構成について説明する。
台情報管理サーバ9の装置本体は図3に示すように、演算処理を実行するCPUを含む制御部91のほか、ハードディスクドライブ(HDD)・ROM・RAM等を含む記憶部92、および、各種信号あるいは情報の入出力経路をなす通信ポート(図示略)を含む通信部93を備えている。
この通信部93は、遊技場端末5から送信されてきたアウト信号・セーフ信号を公衆通信回線10を介して受信する。
制御部91は、CPU(Central Processing Unit)・ROM(Read Only Memory)・RAM(Random Access Memory)等を有し、ROM・記憶部92に記憶されているアプリケーションプログラムをRAMにロードして実行し、それにより各種の論理的手段を実現する。
台情報管理サーバ9では、遊技台情報管理手段911および保険申請中継手段912が実現される。
遊技台情報管理手段911は、遊技場端末5から情報更新要求を受付け、遊技台情報の変更部分を更新管理する手段である。これにより、遊技台情報が常に最新の状態に保たれる。
また保険申請中継手段912は、遊技場端末5から保険サーバ6宛に営業損失保険の加入申請や適用申請が送信されたとき、これらの申請を中継する手段である。また保険申請中継手段912は、加入申請の際に送信された加入申請情報・保険対象情報を保険サーバ6に転送する。
さらに保険申請中継手段912は、保険サーバ6から遊技場端末5宛に保険適用結果の通知が送信されたとき、この通知内容を同端末5に対して転送する。
記憶部92の遊技台情報記憶手段921には、遊技島毎に分別して遊技台情報が記憶されている。遊技台情報は、遊技台4に割振られた台番と、その遊技台4固有の情報(使用媒体数・払出媒体数等)との対応関係を指定する情報である。
図4に例示するように遊技台情報では、キー番号(台番)に対し、管理対象である遊技台4の機種情報(機種マスタ)が対応付けられている。機種情報とは、遊技場内の全機種の各機種名、機種毎の基本スペックや攻略情報等の総合的な情報を指す。
つまり遊技台情報では、遊技場内のどの台番にどの機種が設置されているかが対応付けされる。例えば、台番118番〜121番の遊技台4が機種名「CRアルセーヌ・ルパン」、台番122番の遊技台4が機種名「CRウルトラ五郎」といった情報が記憶される。
また上述した機種の基本スペックの一例としては、以下のような各仕様が挙げられる。
1)理論TS:理論上、大当りを発生させるために必要な大当り抽選回数(図柄変動数)の平均値。つまり、通常遊技状態における大当り当選確率の逆数。
2)スタート賞球:始動ロへ入賞した場合の賞球数
3)予告・リーチ演出
4)状態判別:遊技領域の盤面に設けられたLEDランプや7セグの表示が指し示す遊技状態(例えば、潜伏確変状態)。
つぎに、保険サーバ6の電気的構成について説明する。
図5に示すように保険サーバ6は、演算処理を実行するCPUを含む制御部61のほか、ハードディスクドライブ(HDD)・ROM・RAM等を含む記憶部62、各種信号あるいは情報の入出力経路をなす通信ポート(図示略)を含む通信部63、入力部64および出力部65を備えている。
なお保険サーバ6は、紙媒体を読取走査して得られた情報をデジタルデータとして取込可能なスキャナにUSB(Universal Serial Bus)などの所定のインターフェースまたは構内ネットワークを介して接続されている。このスキャナは、所轄警察署への提出が必要な所定書類(本例では、検定通知書KEおよび保証書HO)のような保険適用台の譲渡に付随する任意の所定書類の電子化に用いられる。
制御部61は、CPU(Central Processing Unit)・ROM(Read Only Memory)・RAM(Random Access Memory)等を有し、ROM・記憶部62に記憶されているアプリケーションプログラムをRAMにロードして実行し、それにより各種の論理的手段を実現する。保険サーバ6では、加入受付手段611、営業損失算出手段612、保険情報管理手段613、保険適用受付手段614、審査結果通知手段615および代理権付与手段616が実現される。
加入受付手段611は、遊技場端末5から営業損失保険の加入申請を受付けた際、「加入申請情報」を登録する手段である。加入受付手段611は、遊技場端末5から加入申請がされた旨を、保険会社のオペレータに対し電子メール・音声ガイドなどにより通知する。
また本例では加入受付手段611は、遊技場端末5から送信された「保険対象情報」を登録する。同受付手段611は、加入申請情報および遊技台情報を基に、営業損失保険がかけられた遊技台4の「保険対象情報」を登録してもよい。
なお加入受付手段611は、加入審査(人手によるオペレーション)の結果、申請者に対する保険加入が許可されたときに、「加入申請情報・保険対象情報の登録」を実行する。
本例では、被保険者一人一人に対し被保険者を固有に識別するための被保険者IDを割当てた後、被保険者IDを加入申請情報・保険対象情報の各項目に対応付けて登録する。
上記「加入申請情報・保険対象情報の登録」にあたっては、加入受付手段611は、台情報管理サーバ9の遊技台情報を参照し、保険対象情報などに記載された情報(遊技台4固有の主基板番号など)の正誤チェックを行ってもよい。
また加入受付手段611は、検定通知書KE(図12)・保証書HO(図13)・撤去遊技機明細書TE・中古遊技機確認書CHを所定のファイル形式(例えば、PDF形式など)に電子化し、記憶部62に登録する。
保険サーバ6は、撤去遊技機明細書TE・中古遊技機確認書CHの様式に従って、加入申請情報・保険対象情報を基に所定の項目が記載された本明細書TE・本確認書CHの電子データ(電子書類)を作成し、記憶部62に登録する。
なお紙媒体に印刷されている「検定通知書KE・保証書HOの電子化」は、スキャナ等(入力部64)により紙媒体を読取走査して得られた情報をデジタルデータとして取込むことで行われる。ここで取込まれた電子書類のファイル形式は、PDF形式をはじめとする任意の形式を選択可能である。
検定通知書KE・保証書HOの電子化には、OCRを利用することもできる。OCRを用いる場合、紙媒体に手書もしくは印字された文字を光学的に読取ってから、これらの文字に対応する文字データをパターンマッチングで特定することで、同文字データから成る電子書類(検定通知書KE・保証書HO)を作成する。
さらに加入受付手段611は、加入申請情報・保険対象情報ならびに上記4つの電子書類TE・CH・KE・HOを流通サーバ7あてに転送することで同サーバ7にアップロードする。
流通サーバ7は、これらのアップロード転送された加入申請情報・保険対象情報および電子書類TE・CH・KE・HOを保管する。
営業損失算出手段612は、新台入替された遊技台4による営業損失を算出する手段である。
本例では営業損失算出手段612は、保険対象の遊技台4における使用媒体数および払出媒体数を遊技場端末5から取得し、これら使用媒体数および払出媒体数を基に保険対象の遊技台4について日次ごとの営業損失を算出する。
また営業損失算出手段612は、保険対象の遊技台4について日次ごとの営業損失を保険加入日から現在日まで合計することにより「通算営業損失」を算出する。この「通算営業損失」は、保険会社の担当者が不正な保険適用申請か否かをチェックするときに役立てることも可能である。
保険情報管理手段613は、遊技場端末5から情報更新要求を受付け、加入申請情報・保険対象情報の変更部分を更新管理する手段である。これにより、営業損失保険に関する各種情報が常に最新の状態に保たれる。
また本例に係る保険情報管理手段613は、保険対象の遊技台4における通算営業損失、被保険者から入金された保険料の額などについても登録管理する。なお通算営業損失については営業損失算出手段612により自動計算されるが、保険料の入金額については保険会社の経理担当者などにより手入力されたものを記録する。
保険適用受付手段614は、遊技場端末5から営業損失保険の適用申請を受付ける手段である。保険適用受付手段614は、遊技場端末5から営業損失保険の適用申請がされた旨を、保険会社のオペレータに対し電子メール・音声ガイドなどにより通知する。
また保険適用受付手段614は、遊技場端末5から保険適用申請を受付けた際、その保険対象となっている遊技台4の情報などを含む適用申請情報を記憶部62に登録する。
審査結果通知手段615は、加入審査や保険適用審査などの人手によって行われる各種審査により審査結果が確定したときに、同審査結果を遊技場端末5に通知する手段である。
加入審査の結果、申請者に対して加入が許可されると、審査結果通知手段615は、保険加入が許可された旨を台情報管理サーバ9を介して遊技場端末5に通知する。
また保険適用審査の結果、営業損失保険の適用が許可された場合(例えば、被保険者に対する保険金の支払や、将来的な商品購入時における価格割引など)、審査結果通知手段615は、台情報管理サーバ9を介して、保険適用が許可された旨を遊技場端末5に通知する。
代理権付与手段616は、保険の適用(人手によるオペレーション。保険料の支払、購入商品の価格割引など)を受付けたときに、保険適用台の売却代理権を売買仲介業者に付与する手段である。所有者により売却代理権が売買仲介業者に付与されると、保険適用台に関する商品情報のアップロード掲載が可能となる。
なお売却代理権の付与それ自体は、保険適用台の所有者と売買仲介業者による合意の下、両者の契約によりなされる法的行為である。
そのため「代理権付与手段616による売却代理権の付与」とは、売買仲介業者が売却代理権を行使して流通サーバ7による保険適用台の販売ができるよう「営業損失保険システム1の設定状態を変更すること」(例えば、保険適用台に関する商品情報のアップロード許可設定など)を指す。
記憶部62は、各種データやプログラムを記憶するものであり、フラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリやハードディスクドライブ(HDD)等が使用される。記憶部62には、保険業務用アプリケーション621が記憶される。
保険業務用アプリケーション621は、営業損失保険に関する加入申請・保険適用申請の受付処理、所轄警察署に対する提出書類を含む任意の所定書類の電子化処理などが記述されたプログラムである。
記憶部62の加入申請情報記憶手段622には、各遊技場に設置された遊技場端末5からそれぞれ受信した「加入申請情報」が集約的に保管されている(図6参照)。
加入申請情報のデータ構造は任意でよい。図6の例では、営業損失保険の加入者(被保険者)に対して、営業所に関する情報や、営業損失保険がかけられた遊技台4に関する情報が対応付けされている。
また記憶部62の保険対象情報記憶手段623には、各遊技場に設置された遊技場端末5からそれぞれ受信した「保険対象情報」が集約的に保管されている(図7参照)。
保険対象情報のデータ構造は任意でよい。図7の例では遊技台4の設置日や設置場所に対し、機種・購入単価・所有者・当り確率が対応付けされている。
なお「保険対象情報」は、加入申請情報に含まれる加入者名や機種名などをキーとして台情報管理サーバ9内の遊技台情報(図4)から項目を抜粋することで生成することも可能である。
さらに記憶部62の電子書類記憶手段624には、PDF形式その他の所定のファイル形式で電子化された所定書類(例えば、検定通知書KE・保証書HOなど)が記憶される。
また電子書類記憶手段624には、加入申請情報・保険対象情報を基に作成された撤去遊技機明細書TEや中古遊技機確認書CHが電子データ(電子書類)で記憶される。
通信部63は、公衆通信回線10に接続され、台情報管理サーバ9を介して遊技場端末5から送信された加入申請情報を受信する。また通信部63は、台情報管理サーバ9を介して遊技場端末5から送信された加入申請情報および保険対象情報の更新要求を受信する。
さらに通信部63は、遊技場端末5からアウト信号(使用媒体数)・セーフ信号(払出媒体数)を定期的に受信する。
入力部64は、保険会社の担当者による操作を受付ける情報入力手段である。本例では入力部64として、データ入力用のキーボードやマウス(図示略)等が設けられている。
また保険サーバ6は、紙媒体を読取走査した情報をデジタルデータとして取込可能なスキャナに接続されている。同スキャナは、保険サーバ6本体とは物理的に異なる装置であるものの実質的に保険サーバ6の入力部64の一つとして機能する。
出力部65は任意の画像・情報を出力する手段であり、本例では液晶ディスプレイを用いる。
また本例の保険サーバ6は、加入申請情報(図6)・保険対象情報(図7)・電子書類を適宜印刷出力可能なプリンタ(図示略)を出力部65として備えている。
なお「電子書類の記載項目」について説明しておく。
図8に示すように、加入申請情報に記述された営業者・営業所所在地などの情報を転記することにより「撤去遊技機明細書TE」が作成される。
ここで同明細書TEの記入欄のうち受理日・受理番号は所轄警察署が記入するため(図9参照)、図8に示すごとく電子書類記憶手段624内の撤去遊技機明細書TEについては受理日・受理番号が空欄になっている。
図10に示すように、加入申請情報に記述された営業者・営業所所在地などの情報を転記することにより「中古遊技機確認書CH」が作成される。
なお本確認書CHの記入欄のうち確認日・管理者は、保険適用台4を所有する遊技場店舗の担当者が自署により記入するため(図11参照)、図10に示すごとく電子書類記憶手段624内の中古遊技機確認書CHについては確認日・管理者が空欄になっている。
図12・図13に示す「検定通知書KE・保証書HO」については、スキャナにより電子化された電子書類(PDF形式その他の所定のファイル形式)がそのままの状態で記憶される。
そして図14に示すように撤去遊技機明細書TEの正本および副本は所轄警察署に提出され、このうちの副本については提出元(保険適用台の購入者)に返却される。
また同図14に示すように、中古遊技機確認書CH(売却側の自署サイン付のもの)・検定通知書KE・保証書HOについても所轄警察署に対する提出が義務付けられている。
つぎに流通サーバ7の電気的構成について説明する。
図15に示すように流通サーバ7は、演算処理を実行するCPUを含む制御部71のほか、ハードディスクドライブ(HDD)・ROM・RAM等を含む記憶部72、各種信号あるいは情報の入出力経路をなす通信ポート(図示略)を含む通信部73、入力部74および出力部75を備えている。さらに流通サーバ7は、加入申請情報・保険対象情報・電子書類を適宜印刷出力可能なプリンタ(図示略)を出力部75として備えている。
制御部71は、CPU(Central Processing Unit)・ROM(Read Only Memory)・RAM(Random Access Memory)等を有し、ROM・記憶部72に記憶されているアプリケーションプログラムをRAMにロードして実行し、それにより各種の論理的手段を実現する。
流通サーバ7では、商品情報管理手段711、電子書類管理手段712、販売手段713およびダウンロード許可設定手段714が実現される。
商品情報管理手段711は、保険適用台に関する商品情報のアップロード掲載を行う手段である。また商品情報管理手段711は、保険サーバ6から転送された「加入申請情報」および「保険対象情報」を記憶部72に保管する。
なお商品情報管理手段711は、保険サーバ6により売却代理権が付与された場合、保険適用台に関する商品情報をインターネットなどの公衆通信回線10を介して公開する。さらに商品情報管理手段711は、商品情報を公開する際、商品の価格などをはじめとする販売条件についても併せて公開する。
商品情報管理手段711は、商品情報の公開により保険適用台4の入札が可能となった際に、その旨を、あらかじめ連絡先が登録された特定の需要者(遊技場など)に対して公衆通信回線10を通じて通知してもよい。
また商品情報管理手段711は、売買仲介業者の担当者により現在掲載中の商品情報が変更された場合、商品情報を最新の状態に更新する。
電子書類管理手段712は、保険適用台4の譲渡(購入・販売)に付随する任意の電子書類(例えば、提出が義務付けられている上記書類TE・CH・KE・HO)を保存管理する手段である。
本例では、これら電子書類TE・CH・KE・HOは保険サーバ6から転送される。
なお本例において流通サーバ7は、保険サーバ6から転送された加入申請情報・保険対象情報を記憶部72に記憶している。
そのため電子書類管理手段712は、「撤去遊技機明細書TE・中古遊技機確認書CHの電子書類」については保険サーバ6からの転送に頼ることなく記憶部72内の加入申請情報・保険対象情報を基に、同明細書TE・同確認書CHの様式に従ってこれらの電子書類を任意のファイル形式で自立的に生成することも可能である。
販売手段713は、保険適用台4に対する販売条件を設定するとともに同保険適用台4の販売処理を行う手段である。
本例では、遊技業界における商慣行の一つである入札制度に従って保険適用台4の販売を行う。そのため保険適用台4の販売条件としては、入札可能期間、最高入札額と最低入札額、ならびに、商品(保険適用台4)の販売台数・在庫数を設定する。
そして販売手段713は、入札期間中に購入者端末8から送信された入札情報(入札金額)に基づいて、販売条件(すなわち、落札条件)を充たした購入者端末8を判定する。なお販売手段713は、購入者端末8から入札情報が送信されたとき、その旨を売買仲介業者の担当者に対し電子メール・音声ガイドなどにより通知する。
さらに販売手段713は、購入者による誤発注を回避できるよう、入札に係る取引内容を記載した確認用電子メールを、注文元の購入者端末8に対して自動送信してもよい。
上記落札条件を充たした購入者が保険適用台4を購入する権利を取得することになるため、売買仲介業者は、購入者に対する実際の販売対応(入金管理、商品の梱包・配送手配など)を行う。
ダウンロード許可設定手段714は、売買仲介業者と購入側の遊技場店舗との間で保険適用台の売買が成立したときに、「任意の電子書類」(本説明例では、記憶部72内の検定通知書KE・撤去遊技機明細書TEなど)を購入者(購入者端末8)によりダウンロードできるよう、ダウンロードの可否を許可に設定する。
なおダウンロード許可設定手段714がダウンロードの可否を許可に設定した場合、電子書類管理手段712は、加入申請情報・保険対象情報に基づいて任意の所定書類(撤去遊技機明細書TE・中古遊技機確認書CHなど)の様式における記入必要項目が記載された電子書類を生成し、同電子書類を公衆通信回線10を介して購入者端末8側に提供(画面表示)するように構成してもよい。
このとき保険適用台の購入者は、購入者端末8上に画面表示された撤去遊技機明細書TE・中古遊技機確認書CHの電子書類を同端末8に保存(ダウンロード)したり、この端末8と接続されたプリンタ(図示略)により同電子書類を印刷出力することが可能となる。
記憶部72は、各種データやプログラムを記憶するものであり、フラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリ等が使用される。記憶部72には、流通業務用アプリケーション721が記憶される。流通業務用アプリケーション721は、営業損失保険が適用された適用台に関する商品情報掲載処理、入札処理などが記述されたプログラムである。
また記憶部72の商品情報記憶手段722には、保険適用台4の基本スペックをはじめとする商品として需要者に提供すべき商品情報が記憶される。
さらに記憶部72の電子書類記憶手段723には、PDF形式その他の所定のファイル形式で電子化された任意の電子書類(検定通知書KE・保証書HOなど)が記憶される。
また本例においては、電子書類記憶手段723には、保険サーバ6もしくは電子書類管理手段712が加入申請情報・保険対象情報を基に作成した撤去遊技機明細書TEや中古遊技機確認書CHが記憶される。
なお撤去遊技機明細書TEは、必要な記入項目がすべて記載された状態(図8参照)で電子データ保管されているため、同電子データ(電子書類)を紙媒体に印刷出力するだけで提出書類の体を為しており、法人印を押印するだけで所轄警察署に提出可能である。
一方、中古遊技機確認書CHには、所轄警察署への提出にあたり所有者の自署によるサインが要求される。そのため本確認書CHについては、電子書類のまま購入者に引渡して同購入者が同電子書類を紙媒体に印刷したとしても所轄警察署に対する提出書類の体裁を為さない。
そのため中古遊技機確認書CHについては売買仲介業者が印刷して、所有者が自署したサイン付の確認書CH(紙媒体)を購入者あてに発送する。
検定通知書KE・保証書HOについては所轄警察署に提出する際、自署や押印が必要ないため、検定通知書KE・保証書HOの電子書類を紙媒体に印刷出力するだけでそのまま提出可能である。
つぎに本実施形態に係る営業損失保険システム1の動作について説明する。
まず遊技場店舗の経営者・担当者は新台を導入する際、この遊技台4が購入費用を回収できそうか否かを検討する。この検討に際しては、その台4の当り確率や、画像・音声による演出効果、遊技業界における評価・実績その他の要素が勘案される。
上記検討の結果、新台4に対して営業損失保険をかけることが決まった場合、図16に示すように、まず保険に加入するための処理を行う(ステップS1)。
遊技場店舗は、営業損失保険への加入後、保険対象となっている新台4の稼働率が店舗側にて想定している稼働率(例えば、平均稼働率)を下回っていないかを確認する。
ここで新台4の稼働率と比較される想定稼働率は、この新台4と同一機種の平均稼働率でもよく、また遊技場内に設置されている全遊技台4の平均稼働率でもよい。
遊技場店舗は日頃、新台4の稼働率の推移を確認する。そして新台4の稼働率が店舗側の想定する稼働率を下回るようであれば、経営判断により、新台4の資本投下に対する営業損失を填補すべく営業損失保険の適用を受けて営業損失と同額の保険金を受領することを決定する。
このとき遊技場店舗は、遊技場端末5を用いて営業損失保険を適用する処理を行う(ステップS2)。
上記の保険適用申請が遊技場端末5により行われると、保険適用台4を中古台流通市場に乗せるための前段階として、同台4の売買仲介業者による売却を可能とすべく、この保険適用台に関する売却代理権が売買仲介業者に付与される。
そして所有者(売買仲介業者)と購入者との間で保険適用台に関する売買契約が成立すると、保険適用台を販売するための保険適用台流通処理が行われる(ステップS3)。
以下、上記ステップS1〜S3の処理について詳細に説明する。
まず保険加入処理(図16のステップS1参照)における各構成要素の動作を説明する。
図17に示すように、遊技場端末5から保険加入申請が要求されると(ステップS11)、保険サーバ6は、台情報管理サーバ9を介して本要求を受付ける(ステップS12)。
なお保険加入申請の要求時、遊技場端末5は、保険サーバ6に対し加入申請情報・保険対象情報を送信する。保険サーバ6は、電子メール・音声ガイドなどにより、遊技場端末5から加入申請がされた旨を保険会社のオペレータに通知する。
その後、加入審査(人手によるオペレーション)が行われ、申請者に対する保険加入が許可されると、保険サーバ6は、保険加入が許可された旨を遊技場端末5に通知するとともに(ステップS13)、上記加入申請情報・保険対象情報を登録する(ステップS14)。
また本例では営業損失保険の加入にあたり、保険加入者(遊技場店舗)は、保険会社に対して重要性の高い所定書類(本例では、検定通知書KE・保証書HO)を紙媒体で提出する必要がある。
営業損失保険の加入者から検定通知書KE・保証書HOが紙媒体で提出されると、保険サーバ6は、これら書類KE・HOをスキャナ(図示略)により所定のファイル形式(PDF形式)に電子化し、保管する(ステップS15)。これら書類KE・HOの電子化は、OCRを利用して行ってもよい。
さらに本例では保険サーバ6は、撤去遊技機明細書TE・中古遊技機確認書CHの様式に従って、加入申請情報・保険対象情報を基に所定の項目が記載された本明細書TE・本確認書CHの電子書類を作成し(ステップS16)、記憶部62に登録する。
さらに本例では保険サーバ6は、加入申請情報・保険対象情報ならびに電子書類を、流通サーバ7あてに転送する(ステップS17・S18)。
つぎに保険適用処理(図16のステップS2参照)における各構成要素の動作を説明する。
営業損失保険に加入している遊技場店舗は経営判断により営業損失保険の適用を受けることを決定した場合、図18に示すように、遊技場端末5から保険適用申請を要求する(ステップS21)。
保険サーバ6は、台情報管理サーバ9を中継して保険適用申請の要求を受付けた場合(ステップS22)、その旨を、保険会社のオペレータに対して電子メール・音声ガイドなどにより通知する。
なお本例では台情報管理サーバ9は、遊技場端末5からイン信号とアウト信号を取得し、保険サーバ6が、これら信号を基に日次ごとの営業損失ならびに通算営業損失を算出する。これにより保険対象の遊技台4に関する営業損失の履歴が蓄積され、この台4の営業損益を時系列で追跡可能となる。
保険適用申請に対する審査過程では、保険会社の担当者は、自動計算された通算営業損失を遊技場端末5から送られた申請内容と比較することで同端末5による申請内容の不正チェックをすることも可能である。
この通算営業損失がゼロまたはプラス値であれば、遊技客による使用媒体数の方が遊技場による払出媒体数を上回っているため、遊技場店舗は新台に対する投資資金を回収できていることになる。
保険適用審査(人手によるオペレーション)において保険の適用が許可されると、保険サーバ6は、許可が下りた旨を遊技場端末5に通知する(ステップS23)。
保険の適用処理(例えば、保険金の支払処理、購入商品の価格割引処理など)については自動化を図ることも可能であるが、システムエラーなどに起因する保険加入者とのトラブルを回避するため人手によるオペレーションを介在させることが望ましい。
なお営業損失の填補が保険金の支払により保障される場合、本システム1において保険適用時に支払われる保険金の額は、通算営業損失がマイナス値であるとき同営業損失の絶対値となる。また通算営業損失がプラス値であるときは営業損失保険の適用は認められず、保険金の額はゼロである。
営業損失保険の適用(保険金の支払、購入商品の価格割引処理など)を受付けると、保険適用台の所有者(被保険者)により保険適用台の売却代理権が売買仲介業者に付与される。
その後、売却代理権を得た保険適用台を他の遊技場店舗に販売するための保険適用台流通処理に移行する。
以下、保険適用台流通処理(図16のステップS3参照)における各構成要素の動作を説明する。
図19に示すように保険サーバ6は、保険適用台の売却代理権を、売買仲介業者にて利用される流通サーバ7に付与する(ステップS31)。ここでいう「保険サーバ6による売却代理権の付与」とは、売買仲介業者が売却代理権を行使して保険適用台の販売できるよう営業損失保険システム1の設定状態を変更することを指す。この設定の一例としては、流通サーバ7に対する商品情報の作成指示などが挙げられる。
なお法的な実効力を持つ売却代理権の権利付与は、所有者・売買仲介業者両者による契約行為により成立する。
流通サーバ7は、保険対象情報を基に保険適用台4に関する商品情報を生成すると(ステップS32)、この商品情報のアップロード掲載を行う(後述のステップS34)。この掲載後、商品情報は公衆通信回線10を通じて購入者端末8をはじめとする外部からの閲覧が可能となる。
また流通サーバ7は、商品の価格などをはじめとする販売条件を設定し(ステップS33)、商品情報を公開する際(ステップS34)、販売条件も併せて公開する。さらに商品情報の公開時には、保険適用台4の入札が可能となった旨を特定の需要者に対し公衆通信回線10を通じて通知してもよい。
なお購入者端末8側に表示される商品情報の掲載画面(図20参照)には、購入者や閲覧者が、Facebook(登録商標)やTwitter(登録商標)等に代表されるSNS(Social Networking Service)を通じて他者に商品情報を共有できるよう同SNSへのリンクを設けることも可能である。
これにより本営業損失保険システム1で提供される保険サービスや保険適用台を取扱う売買仲介業者の周知度拡大を見込めるため、遊技業界における営業損失スキームの浸透が加速することを期待できる。
さらに商品情報を参照した購入者による入札操作を購入者端末8が受付け(ステップS35)、入札金額をはじめとする入札情報が購入者端末8から流通サーバ7宛に送信される(ステップS36)。
流通サーバ7は、購入者端末8から入札情報が送信されたとき、その旨を売買仲介業者の担当者に対し電子メール・音声ガイドなどにより通知する(ステップS37)。なお流通サーバ7は、購入者による誤発注回避のため、入札内容を記載した確認用電子メールを購入者端末8あてに自動送信してもよい。
その後、流通サーバ7は、入札期間中に購入者端末8から送信された入札情報(入札金額)に基づいて、販売条件(落札条件)を充たした購入者端末8を判定する(ステップS38)。
さらに販売条件を充たすことにより、売買仲介業者と購入側の遊技場店舗との間で「保険適用台の売買(譲渡)が成立したとき」に、流通サーバ7は、「任意の電子書類」(本例では、検定通知書KE・撤去遊技機明細書TE)を購入者がダウンロードできるように購入者端末8によるダウンロードを許可する(ステップS39)。
このように保険適用台の譲渡(販売・購入)に幅広く関連する任意の所定書類(電子書類)を同保険適用台の購入者に電気通信回線を通じて提供することで、この台の購入者に対する書類の準備負担を大幅に軽減できる。
なお流通サーバ7は、購入者端末8に対するダウンロードの許可(図19のステップS39)後に、加入申請情報・保険対象情報に基づいて、保険適用台の購入に付随する「任意の所定書類」(本例では、撤去遊技機明細書TE・中古遊技機確認書CH)の様式における記入必要項目が記載された電子書類を生成し、これらを公衆通信回線10を介して購入者端末8側に提供(画面表示)してもよい。
このとき保険適用台の購入者は、購入者端末8上に画面表示された所定書類(撤去遊技機明細書TE・中古遊技機確認書CHなど)の電子書類を同端末8に保存(ダウンロード)したり、この端末8と接続されたプリンタ(図示略)により印刷出力することが可能となる。
また上記ダウンロードの許可設定は、商品(保険適用台)に関する金銭の支払(人手によるオペレーション)が完了したタイミングで実行してもよい。
保険適用台4を購入した遊技場店舗は、同適用台4(中古品)を遊技場に設置するにあたり種々の書類を所轄警察署あてに紙媒体で提出する必要がある。
そのため購入者は、購入者端末8を用いて検定通知書KE・保証書HO・撤去遊技機明細書TEを流通サーバ7からダウンロードした後、紙媒体に印刷出力する(図14参照)。
これらの書類KE・HO・TEについては、紙媒体に印刷したものを所轄警察署に直接提出することが可能である。
中古遊技機確認書CHについては、売却側店舗の管理者による自筆のサインが必要なため、売買流通業者側において流通サーバ7により本確認書CH(図10参照)を紙媒体に印刷した後、所有者(または、その委託を受けた売買流通業者)が管理者記入欄(図10参照)に自筆でサインする。
その後、自署サイン付の本確認書CH(図11参照)は商品(保険適用台)に同封され、購入者あてに発送される。なお所有者(売却側)の法人印が押された売買契約書についても、保険適用台の現品とともに発送される。
さらに保険適用台4を購入・設置する店舗は、保管・納品確認書と、中古ぱちんこ遊技機等点検確認受渡書(または中古回胴式遊技機等点検確認受渡書)とを、販社(取扱主任者)から取得する。
保管・納品確認書および中古ぱちんこ遊技機等点検確認受渡書(または中古回胴式遊技機等点検確認受渡書)はともに販社側で作成する。
そして保険適用台4を購入・設置する店舗は、上記の(1)撤去遊技機明細書TE、(2)中古遊技機確認書CH、(3)検定通知書KE、(4)保証書HO、(5)売買契約書、(6)保管・納品確認書、(7)中古ぱちんこ遊技機等点検確認受渡書または中古回胴式遊技機等点検確認受渡書に加え、(8)変更承認申請書または変更届出書を併せて、所轄警察署に提出する。
なお保険適用台の購入者は、所轄警察署の担当官によりフォーマットが異なる所定書類(遊技場内の遊技島図など)の提出が求められた場合には、当該書類についても準備して提出する。
以上説明したように、本実施形態に係る営業損失保険システム1によれば、遊技業界の特有事情である新台導入後の資産売却過程に着目し、店舗側が負った営業損失を保険により填補したときに、保険適用台の売却代理権を売買仲介業者に付与することで、これまで成し得なかった遊技台導入に起因する営業損失の填補スキームを実現している。
このようにすれば、かなり高額のコストが必要となる新台入替のリスクを遊技場が取りやすくなり、遊技場店舗における遊技台4の流動性が高めることができる。また新台の入替は遊技客の関心を高めることができるため、遊技場の雰囲気に賑わいを与えることもでき、ひいては遊技業界の活性化も可能になる。
さらに本発明によれば保険適用台を流通させることで、遊技台4の中古流通市場における流動性を高めることができる。
なお本システム1においては、ホールコンピュータ3(遊技情報の収集機能/情報管理機能)についても遊技場外部に設置することが可能である。
この場合、今日のクラウドコンピューティング技術に見られるように、ホールコンピュータ3として機能提供するコンピュータを、当該機能をサービスとして提供する提供者側(例えば、第三者機関)に設置してもよい。この場合、遊技場の店舗側はクラウドコンピューティングのユーザとして公衆通信回線10側からのサービスを享受する。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が理解し得る各種の変形が可能である。
1 営業損失保険システム
2 場内システム
3 ホールコンピュータ
4 遊技台
5 遊技場端末
6 保険サーバ
7 流通サーバ
8 購入者端末
9 台情報管理サーバ
10 公衆通信回線
20 場内ネットワーク
41 貸玉装置
42 表示装置
43 中継器

Claims (4)

  1. 遊技場に設置される複数の遊技台と、これら複数の遊技台に通信可能に接続されるホールコンピュータと、を有し、前記遊技台により発生した遊技場の営業損失を填補する営業損失保険システムにおいて、

    前記ホールコンピュータに通信可能に接続される遊技場端末と、
    前記遊技台に固有の遊技台情報を管理する台情報管理サーバと、
    前記遊技場端末から営業損失保険の加入申請を受付けるとともに、前記営業損失を填補するための保険適用申請を当該遊技場端末から受付ける保険サーバと、
    前記保険適用申請を受付けたとき、保険対象の遊技台を所有者に代わって売却可能な売却代理権を売買仲介業者に付与し、加えて、この遊技台に関する商品情報を前記遊技台情報に基づいて自動登録するとともに当該遊技台に対する販売条件を設定し、この販売条件が充たされたときに当該遊技台を販売する流通サーバと、を備え、

    前記加入申請の際に前記遊技場端末から送信された加入申請情報に基づいた加入審査により、同加入申請に対して加入が許可されると、前記保険サーバは、
    前記加入申請情報を登録するとともに、同加入申請情報および前記遊技台情報を基に、前記営業損失保険がかけられた遊技台の保険対象情報を登録する処理と、
    前記遊技台の購入に付随する任意の所定書類を電子化した電子書類を、これら加入申請情報ならびに保険対象情報と対応付けて登録する処理と、を実行するように構成されたことを特徴とする、営業損失保険システム。
  2. 請求項1に記載の営業損失保険システムであって、
    前記保険サーバから転送された前記電子書類を保管する前記流通サーバ、を備え、
    前記販売条件が設定されている保険対象の遊技台の売買が成立したときに、前記流通サーバは、同遊技台の購入者が使用する購入者端末に対して前記電子書類のダウンロードを許可するように構成されたことを特徴とする、営業損失保険システム。
  3. 請求項1または2に記載の営業損失保険システムであって、
    前記保険サーバから転送された前記加入申請情報ならびに前記保険対象情報を保管する前記流通サーバ、を備え、
    前記販売条件が設定されている保険対象の遊技台の売買が成立したときに、前記流通サーバは、同加入申請情報ならびに同保険対象情報に基づいて任意の所定書類の様式における記入必要項目が記載された電子書類を生成し、同電子書類を前記遊技台の購入者が使用する購入者端末に提供するように構成されたことを特徴とする、営業損失保険システム。
  4. 請求項1乃至3に記載の営業損失保険システムであって、
    前記台情報管理サーバは、
    前記保険対象の遊技台に関する使用媒体数および払出媒体数を、前記遊技場端末から取得する処理、を実行し、
    前記保険サーバは、
    前記使用媒体数および前記払出媒体数を基に、前記保険対象の遊技台について日次ごとの営業損失を算出する処理と、
    前記保険対象の遊技台について、前記日次ごとの営業損失を保険加入日から現在日まで合計することにより通算営業損失を算出する処理と、を実行するように構成されたことを特徴とする、営業損失保険システム。
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