JP5858466B2 - ブラシ用毛材 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、自動車や車両等に使用される鋼板を洗浄する洗浄装置、自動車や車両等を洗浄する自動洗車機、各種ガラス洗浄機等に搭載される回転ブラシに使用するブラシ用毛材や、食器洗浄ブラシ、食品洗浄ブラシ等の各種洗浄用ブラシに使用するブラシ用毛材、各種清掃用ブラシ用毛材に関するものである。
各種の洗浄、清掃等に使用するブラシ用毛材に関しては、使用目的に応じて、さまざまな改良がなされている。例えば、断面に複数の凹凸を有する多葉断面モノフィラメントのブリッスルからなり、少なくとも一方の先端には、多葉断面の境界部分を介して分岐した複数の先割れ部を有する研磨のためのブラシ用毛材がある(特許文献1)。
また、断面が複数の芯部と、該複数の芯部間を連結する結合部とにより構成され、少なくとも長手方向の一端は、前記結合部において分割されているブラシ用毛材がある(特許文献2)。このブラシ用毛材は、結合部の肉厚と芯部の肉厚との差を任意に設定する事によって、毛腰を強く設定することができるものであった。
また、ブラシ毛材の主体周面に繊維を螺旋巻きし或いは組み紐状に編み設け樹脂セットして、カバーリングを施すブラシロールのブラシ用毛材において、前記カバーリングを、公定水分率がポリアミド繊維の3倍以上である繊維のマルチフィラメントヤーンによるものとしたブラシ用毛材がある(特許文献3)。
また、ブラシ用毛材の両側先端部の所定長さを、所定の回転速度の分割刃や回転カッターを有する細分割加工機にて細分割加工することにより先割れ部を形成したブラシ用毛材がある(特許文献4)。
特開2009−172724号公報 特開2007−50497号公報 特開2003−129347号公報 特開2007−244815号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている技術においては、先割れ部を形成するために、ある程度大きな機械的応力(バリ取りや研磨などにおける機械的応力)を負荷させる必要があるので、軽度な洗浄や磨き、清掃等の小さな機械的応力では先割れ部が形成され難いという課題を有していた。また、特許文献1に開示されているブラシ用毛材は、多葉断面のモノフィラメントである為、機械的応力の負荷のかかり方により、先割れ部の形成状態にばらつきや不均一さが発生するという課題を有していた。
また、上記特許文献2に開示されている技術においては、先割れ部が結合部に限定されるため、微細な先割れ部を形成することが困難であるという課題を有していた。
また、上記特許文献3に開示されている技術においては、カバーリングの脱落により異物が発生し易く、洗浄時に除去した異物がブラシ用毛材の主体周面のカバーリングの編み目に入り込み蓄積する為、被洗浄物に異物が転写し易いという課題を有していた。さらに、製造工程が複雑であり、生産されるブラシ用毛材がコスト高であるという課題を有していた。
また、上記特許文献4に開示されている技術においては、細分割加工機の回転カッターで軟質部材を加工する時には、軟質部材はカッターにたいして逃げてしまい、その為一定にカッターが当らず、先割れ部にバラツキが生じて均一に切断することが困難であるという課題を有していた。
本発明は、上記のような課題を解決する為になされたもので、被洗浄面に打痕傷や細かな傷を付けることが無く、高い洗浄性が発揮される各種洗浄ブラシ、各種清掃ブラシに使用されるブラシ用毛材を安価に提供することを目的としている。
上記従来の課題を解決する為に、請求項1に記載の発明は、熱可塑性樹脂で構成された複数本の概柱形状からなるモノフィラメント糸が溶融接合された接合部を有して集束されたマルチフィラメント糸が形成されていると共に、外力によって、接合された前記モノフィラメント糸同士が前記接合部あるいは前記接合部近傍から分離可能なブラシ用毛材であり、且つ使用時に前記外力が加わることによって、前記接合部あるいは前記接合部近傍から分離されていくものであって、前記ブラシ用毛材は、前記モノフィラメント糸の外周に形成された略突起状の延設部により、前記接合部が形成されていることを特徴としている。また、請求項2に記載の発明は、熱可塑性樹脂で構成された複数本の概柱形状からなるモノフィラメント糸が溶融接合された接合部を有して集束されたマルチフィラメント糸が形成されていると共に、外力によって、接合された前記モノフィラメント糸同士が前記接合部あるいは前記接合部近傍から分離可能なブラシ用毛材であり、且つ使用時に前記外力が加わることによって、前記接合部あるいは前記接合部近傍から分離されるものであって、前記ブラシ用毛材は、前記モノフィラメント糸の外周に形成された略突起状の延設部により、前記接合部が形成されていると共に、前記モノフィラメント糸の線径は、前記接合部あるいは前記接合部近傍からの分離前後で一定であることを特徴としている。したがって、モノフィラメント糸によって先割れ部を形成することができ、略突起状の延設部から分離されることによって、均一な先割れ部となることから、高い洗浄性を発揮することができる。また、略突起状の延設部から分離される為、モノフィラメント糸同士が互いの外周で結合した場合に比べて、より小さい外力によって均一且つ適切に分離できる。その為、分離時にブラシ用毛材に加えられる外力による衝撃により、ブラシ用毛材に傷をつける事が無く、高い洗浄性を発揮できる。また、モノフィラメント糸によって先割れ部が形成される為、ブラシ用毛材は筆のタッチの如く、極めて滑らかに被洗浄面に当接する事ができ、高い洗浄性を発揮できる。また、集束されたマルチフィラメント糸は、先割れ部に比べて強い毛腰を有する為、高い耐久性を発揮できる。
また、請求項の発明は、請求項1又は2に記載の構成よりなるブラシ用毛材において、前記ブラシ用毛材の断面における中心部のモノフィラメント糸と周りの複数のモノフィラメント糸間に略突起状の延設部によって形成された接合部を有していると共に、隣接する前記複数のモノフィラメント糸が互いに接触した接触部又は非接触の空間部を有することを特徴としている。したがって、接合部と接触部又は非接触の空間部とを有することによって、マルチフィラメント状態における断面変形を容易にし、接合されていない接触部にて外力を吸収、分散させることができる。また、非接触の空間部によって水分を保持することができる。
また、請求項の発明は、請求項1又は2に記載の構成よりなるブラシ用毛材において、前記ブラシ用毛材の断面における中心部のモノフィラメント糸と周りの複数のモノフィラメント糸間に略突起状の延設部によって形成された接合部を有していると共に、隣接する前記複数のモノフィラメント糸間に略突起状の延設部によって形成された接合部を有することを特徴としている。したがって、略突起状の延設部から分離されることによって、均一な先割れ部となることから、高い洗浄性を発揮することができる。
また、請求項の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の構成よりなるブラシ用毛材において、前記ブラシ用毛材の断面はモノフィラメント糸の外周面に表皮層が形成されていると共に、隣接する前記モノフィラメント糸の表皮層同士が互いに接合された接合部を有することを特徴としている。したがって、表皮層からなる接合部は、互いの表皮層がはがれやすく弱いことから、外力によって分離し易くすることができる。
請求項1又は2の発明は、高い洗浄性を発揮することができる。また、請求項の発明は、接合されていない接触部又は非接触の空間部にて外力を吸収、分散させることができる。また、請求項の発明は、均一な先割れ部が形成されることにより、高い洗浄性を発揮することができる。また、請求項5の発明は、外力によってモノフィラメント糸への分離を容易にする。
(a)本発明の第1実施形態を示す斜視図(b)同実施形態において中央のモノフィラメント糸を示す斜視図(c)同実施形態において周囲のモノフィラメント糸を示す斜視図(d)同実施形態において先割れ部を形成した状態を示す斜視図(e)同実施形態において先端部を形成した状態の斜視図 (a)本発明の第2実施形態を示す断面図(b)同一部拡大断面図(c)接合部が形成されていない場合の断面図(d)同一部拡大断面図 (a)本発明の第3実施形態を示す断面図(b)本発明の第4実施形態を示す断面図(c)本発明の第5実施形態を示す断面図(d)本発明の第6実施形態を示す断面図 本発明の第7実施形態を示す斜視図 (a)本発明に係るブラシ用毛材を使用したチャンネルブラシを示す断面図(b)同チャンネルブラシに先端部を形成した状態を示す断面図 本発明に係るブラシ用毛材を使用したブラシロールの部分正面図 同(a)ブラシロールが搭載された洗浄装置の斜視図、(b)は、(a)のA−A断面図である。
図1(a)は、本発明の第1実施形態を示す斜視図であり、図1(b)は、第1実施形態において中央のモノフィラメント糸を示す斜視図である。また、図1(c)は、第1実施形態において周囲のモノフィラメント糸を示す斜視図であり、図1(d)は、第1実施形態において先割れ部を形成した状態を示す斜視図である。さらに図1(e)は、第1実施形態において先端部を形成した状態の斜視図である。第1実施形態に係るブラシ用毛材1は、断面略円形の中央のモノフィラメント糸3の周囲を囲むように、断面略円形の周囲のモノフィラメント糸2が配置され、集束してマルチフィラメント状に形成されている。また、モノフィラメント糸2、3は、概柱形状を有している。そして、中央のモノフィラメント糸3は、周囲のモノフィラメント糸2との間に略突起状の延設部4が形成されており、この延設部4の先端が周囲のモノフィラメント糸2の外周面の一部と結合して接合部5が形成されている。上記構成からなるブラシ用毛材1は、外力が加わると、略突起状の延設部4によって形成された接合部5が分離してモノフィラメント状の分岐部6が形成され、この分岐部6でモノフィラメント糸2、3へと均一に分岐され、被洗浄面への衝撃を吸収、分散させることができるため、被洗浄面に打痕傷や細かな傷を発生し難くすることができる。そして、分岐部6から分離させることによって、図1(d)に示すように、先割れ部7を有するブラシ用毛材1aが形成され、この先割れ部7を先細加工することによって、図1(e)に示すように、円錐状の先端部8を有するブラシ用毛材1bが形成される。この先端部8が形成されたモノフィラメント糸2、3は、より細かい箇所へと入り込むことができ、高い洗浄性を発揮することができる。尚、先端部8は、先細加工に代えて先丸加工等を採用することもできる。また、ブラシ用毛材1は、モノフィラメント糸2、3が溶融接合されて略突起状の延設部4によって形成された接合部5が形成されているが、溶融接合とは、モノフィラメント糸同士が完全固化する前に、互いに接合される状態をいう。また、溶融接合の方法として、完全固化後の状態でモノフィラメント糸同士に振動を与え、互いに溶融させて接合する方法も採用できる。さらにまた、ブラシ用毛材1は、外力にて接合されたモノフィラメント糸同士が略突起状の延設部4によって形成された接合部5あるいは接合部5近傍から分離可能であるが、外力についての方法は、例えば、ブラシ用毛材の使用時の衝撃とか、モノフィラメント糸同士が、接合された状態で、押し潰し等により、先端部をほぐし、略突起状の延設部によって形成された接合部を分離させる方法等がある。また、溶融接合の方法については、押出し成形後に補助的手段(例えばサイジング金型等)を使用しても差し支えない。
図2(a)は、本発明の第2実施形態を示す断面図であり、図2(b)は、図2(a)の一部拡大断面図である。第2実施形態に係るブラシ用毛材11は、断面略円形の中央のモノフィラメント糸13の周囲を囲むように、断面略円形の周囲のモノフィラメント糸12が配置され、集束してマルチフィラメント状に形成されている。また、モノフィラメント糸12、13は、概柱形状を有している。また、中央のモノフィラメント糸13と、周囲のモノフィラメント糸12の外周面には、表皮層9が形成されている。そして、中央のモノフィラメント糸13は、周囲のモノフィラメント糸12との間に略突起状の延設部14によって形成された接合部15を有している。略突起状の延設部14によって形成された接合部15は、中央のモノフィラメント糸12の表皮層9と、周囲のモノフィラメント糸12の表皮層9とが接合しているものである。また、モノフィラメント糸12、13は、外部から冷却されていく為、表皮層9は、内部よりも密度が高い状態にて形成される。また、表皮層9は、剥がれやすいことから、弱い外力によってモノフィラメント糸12、13に分離することが可能となる。
上記構成からなるブラシ用毛材11は、外力が加わると、略突起状の延設部14によって形成された接合部15が分離してモノフィラメント状の分岐部が形成され、この分岐部で被洗浄面への衝撃を吸収、分散させることができるため、被洗浄面に打痕傷や細かな傷を発生し難くすることができる。また、略突起状の延設部14によって形成された接合部15は中央のモノフィラメント糸13の表皮層9と、周囲のモノフィラメント糸12の表皮層9同士が接合しているものなので互いの表皮層9が剥がれやすく弱いことから、外力によって分岐部を形成し易くしている。ここで表皮層9とは、モノフィラメント糸12、13の表面に形成される内部よりも密度の高い層のことである。形成された表皮層9は、表皮層9と内部の境界より分離して分岐部を形成し易い傾向になる。また、略突起状の延設部14によって形成された接合部15の接合力を設定する事により、互いの表皮層9が分離するようにすることもできる。
一方、図2(c)及び(d)に示すブラシ用毛材21のように、中央のモノフィラメント糸23と、周囲のモノフィラメント糸22とを一体的に押出成形することによって製造する場合には、表皮層19が、外周面を一体的に覆うように形成されるので、接合部が形成されないこととなる。この場合に、延設部24又はその近傍から中央のモノフィラメント糸23と、周囲のモノフィラメント糸22とを分岐させるためには強い外力が必要となる。
上記構成においては、中央のモノフィラメント糸13の延設部14が周囲のモノフィラメント糸12の外周面と接合して接合部15が形成された形態を示したが、図示しないが周囲のモノフィラメント糸12にも延設部を形成し、中央のモノフィラメント糸13の延設部14と互いに接合させて接合部を形成したり、周囲のモノフィラメント糸12のみに延設部を形成し、中央のモノフィラメント糸13の外周面と接合させて接合部を形成する形態も随時採用できる。
図3(a)は、本発明の第3実施形態を示す断面図である。第3実施形態に係るブラシ用毛材31は、断面略円形の中央のモノフィラメント糸33の周囲を囲むように、断面略円形の周囲のモノフィラメント糸32が配置され、集束してマルチフィラメント状に形成されている。また、モノフィラメント糸32、33は、第1実施形態と同様に、概柱形状を有している。そして、中央のモノフィラメント糸33は、周囲のモノフィラメント糸32との間に略平板状の延設部34によって形成された接合部35を有している。また、隣り合う周囲のモノフィラメント糸32、32同士の間には空間部36が形成され、非接触の状態となっている。尚、略平板状の延設部34は、特許請求の範囲に記載の略突起状の延設部に含まれるものである。また、隣り合う周囲のモノフィラメント糸32、32が接触する状態として、接触部を形成してもよい。これにより、接合部35と接触部又は非接触の空間部36とを有することによって、マルチフィラメント状態における断面変形を容易にし、接合されていない接触部にて外力を吸収、分散させることができる。また、非接触の空間部36によって水分を保持することができる。
図3(b)は、本発明の第4実施形態を示す断面図である。第4実施形態に係るブラシ用毛材41は、断面略円形の中央のモノフィラメント糸43の周囲を囲むように、断面略円形の周囲のモノフィラメント糸42が配置され、集束してマルチフィラメント状に形成されている。また、モノフィラメント糸42、43は、第1実施形態と同様に、概柱形状を有している。そして、中央のモノフィラメント糸43は、周囲のモノフィラメント糸42との間に略平板状の延設部44bによって形成された接合部45bを有している。また、隣り合う周囲のモノフィラメント糸42間に略平板状の延設部44aによって形成された接合部45aを有している。そして、隣り合う周囲のモノフィラメント糸42、42と、中央のモノフィラメント糸43との間は、延設部44b、44b、44aによって囲まれた穴部46が形成されている。尚、略平板状の延設部44a、44bは、特許請求の範囲に記載の略突起状の延設部に含まれるものである。
図3(c)は、本発明の第5実施形態を示す断面図である。第5実施形態に係るブラシ用毛材51は、複数のモノフィラメント糸52、52同士を略C字形状に形成し、凹部56が形成されている。また、モノフィラメント糸52、52同士の間には、略平板状の延設部54によって形成された接合部55が形成されている。したがって、凹部56によって、外力を吸収、分散させることができると共に、水分を保持することができる。また、凹部56が閉じて、接触状態になった場合においても、外力の吸収、分散、水分保持等の効果は著しく低下するものではない。尚、略平板状の延設部54は、特許請求の範囲に記載の略突起状の延設部に含まれるものである。
図3(d)は、本発明の第6実施形態を示す断面図である。第6実施形態に係るブラシ用毛材61は、複数のモノフィラメント糸62、62同士を数珠状に形成し、中央部に中空部66を形成している。また、モノフィラメント糸62、62同士の間には、略平板状の延設部64によって形成された接合部65が形成されている。したがって、中空部66によって外力を吸収、分散させることができると共に、被洗浄面への当接時における断面変形が容易となる為、扁平等に変形することにより、ブラシ用毛材61の被洗浄面への接触面積を大きくすることができ、より確実に洗浄ができる。尚、略平板状の延設部64は、特許請求の範囲に記載の略突起状の延設部に含まれるものである。
図4は、本発明の第7実施形態を示す斜視図である。第7実施形態に係るブラシ用毛材71は、断面略円形の中央のモノフィラメント糸73の周囲を囲むように、断面略円形の周囲のモノフィラメント糸72が配置され、集束してマルチフィラメント状に形成されている。また、モノフィラメント糸72、73は、概柱形状を有している。そして、中央のモノフィラメント糸73は、周囲のモノフィラメント糸72との間に略突起状の延設部74によって形成された接合部75を有している。そして、周囲のモノフィラメント糸72は、捩られて螺旋状部76が形成されている。
尚、ブラシ用毛材には、ナイロン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂が使用されている。ナイロン樹脂は、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610等が好適である。また、前記のナイロン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂を使用したブラシ用毛材は、約650デニールであるが、使用目的に応じて、400デニール〜2000デニールの設定を適宜採用することができる。前記のナイロン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂を使用したブラシ用毛材は、自動車や車両等に使用される鋼板を洗浄する洗浄装置に好適に使用される。
また、ブラシ用毛材には低密度ポリエチレン樹脂も使用できる。ブラシ用毛材を形成する低密度ポリエチレン樹脂の曲げ弾性率は、約370MPaであるが、使用目的に応じて、120MPa〜1000MPaの熱可塑性樹脂を、適宜、採用できる。
また、低密度ポリエチレン樹脂を使用したブラシ用毛材は、約5000デニールであるが、使用目的に応じて、3000デニール〜20000デニールの設定を、適宜、採用できる。なお、デニールとは合成樹脂あるいは化学繊維の太さを示す単位のことであり、9000m当たりの重さが1gのものを1デニールという。
また、低密度ポリエチレン樹脂以外にも、各種ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂、エチレンメチルアクリレート樹脂、エチレンブチルアクリレート樹脂等のポリオレフィン系樹脂、あるいはウレタン樹脂が採用できる。これらの樹脂を使用したブラシ用毛材は、自動車や車両等を洗浄する自動洗車機に好適に使用される。
次に、ブラシ用毛材の製造方法について説明する。まず、ブラシ用毛材を形成するナイロン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂等の各種樹脂が、押出機(図示せず)の先端に取り付けられた複数の口金を通して押し出されることにより複数のモノフィラメント糸が形成される。押し出し後、互いのモノフィラメント糸同士を完全固化前の状態にて接合させる。その後、アニーリングと呼ばれる工程にて冷却固化させることにより形成される。ところで、一般的には、樹脂の成形技術には、溶融成形、固層成形、注型成形、射出成形、真空成形、圧空成形、プレス成形等があるが、前記の如くの製造方法は、溶融成形の一種の押出成形と呼ばれている。
また、ブラシ用毛材の線径については、マルチフィラメント状の仮想外径で0.3〜3mmが好適である。0.3mm以下では、洗浄等に必要とされる毛腰の確保が困難となり、3mm以上では洗浄ムラが発生し易くなる。尚、仮想外径とは、マルチフィラメント状のブラシ用毛材を包含する仮想円柱の外側の直径の事をいう。
また、ブラシ用毛材を構成するモノフィラメント糸の線径については、ブラシ用毛材を構成するモノフィラメント糸の本数により、適宜設定できるが、好適には、モノフィラメント糸の仮想外径で、0.05〜1.5mmが好適である。0.05mm以下では、製造時に毛切れ等が発生し易く、一定の品質を確保することが困難となり、1.5mm以上では、洗浄ムラが発生し易くなる。
図5(a)は、本発明に係るブラシ用毛材を使用したチャンネルブラシを示す断面図であり、図5(b)は、チャンネルブラシに先端部を形成した状態を示す断面図である。このチャンネルブラシ130は、複数のブラシ用毛材133を芯線132、及び帯状体131にて挟み付けると共に、折り合わせて形成されている。チャンネルブラシ130を構成する芯線132は、概丸形断面を有する略円柱形状で、アルミニウム、鉄等の金属材料からなる。また、帯状体131は、概コ字状断面を有する長尺形状で、アルミニウム、鉄等の金属材料からなる。そして、モノフィラメント状の分岐部133aが形成され、この分岐部133aでモノフィラメント糸136へと均一に分岐され、被洗浄面への衝撃を吸収、分散させることができるため、被洗浄面に打痕傷や細かな傷を発生し難くすることができる。また、分岐部133aから分離させることによって、先割れ部133bが形成され、この先割れ部133bを先細加工することによって、図5(b)に示すように、チャンネルブラシ130aは、先端部133cが形成される。この先端部133cが形成されたモノフィラメント糸136は、より細かい箇所へと入り込むことができ、高い洗浄性を発揮することができる。尚、先端部133cは、先細加工に代えて先丸加工等を採用することもできる。
図6は、図5のチャンネルブラシ130を使用したブラシロールの部分正面図である。ブラシロール231は、鉄、アルミニウム等の金属材料、あるいはポリ塩化ビニル、ポリアセタール等の合成樹脂材料からなると共に、中空部209を有する略円筒状の回転軸233の外周に、チャンネルブラシ130が傾斜角度θを有して螺旋状に装着されたブラシ部232が形成されている。なお、回転軸233は、中実状の略棒状であってもよい。
図7(a)は、図6のブラシロールが搭載された洗浄装置の斜視図、図7(b)は、図7(a)のA−A断面図である。なお、構成の説明を容易にする為に、各部品の軸受け部や、支持部品の図示、説明は省略することとする。
図7(a)において、洗浄装置230は、自動車の鋼板237のプレス加工ライン等に設置され、プレス機等の加工機器(図示せず)に供給される鋼板237等のブランク材を洗浄するもので、平板状の鋼板237をブラシロール231a、231bに送り込む図示しない上下一対の送りロールと、前記送りロールから送り出された鋼板237の両面を洗浄する上下一対にて設置されたブラシロール231a、231bと、ブラシロール231a、231bを回転駆動する駆動手段234、234と、ブラシロール231a、231b及び/又は鋼板237に洗浄液等の液体を吹き付ける複数のノズル235を有する配管236、236から構成されている。
ブラシロール231a、231bは、略円筒状の回転軸233の外周にブラシ部232が形成されている。上部に位置するブラシロール231aは鋼板237の表面を洗浄し、下部に位置するブラシロール231bは鋼板237の裏面を洗浄する。
ブラシロール231a、231bは、駆動手段234により、図7(b)の如く、矢印の方向に一定の回転速度で回転している。送りロール(図示せず)によりブラシロール231a、231bに送り込まれた鋼板237は、上部のブラシロール231aと下部のブラシロール231bの間を通過すると共に、ブラシロール231a、231bの有するブラシ部232が鋼板237の両面に当接し、鋼板237の表面、裏面に付着、堆積している異物等の対象物(図示せず)を除去する。その際、配管236からノズル235に洗浄液が送り込まれ、ノズル235からブラシロール231a、231b及び/又は鋼板237にたいして洗浄液が噴霧され、洗浄液により異物等の対象物が鋼板237から浮き上がりやすくする。
上記の如く構成された洗浄装置230の動作、作用は下記の通りである。図示しない送りロールにより鋼板237がブラシロール231a、231bに送り込まれると、配管236を通して各洗浄ノズル235に洗浄液が供給されながら、ブラシロール231a、231b及び/又は鋼板237にたいして洗浄液が噴霧され、鋼板237は回転している上部のブラシロール231aと、下部のブラシロール231bとの間を通過すると共に、上部のブラシロール231aで鋼板237の表面が、下部のブラシロール231bで鋼板237の裏面がそれぞれ洗浄される。
鋼板237の表面では、上部のブラシロール231aで擦り取られた塵埃や鉄粉等の対象物が、洗浄液と共に上部のブラシロール231aの一方の端部へ向かって送り出され、洗浄装置230の内部に落下していく。また、鋼板237の裏面では、下部のブラシロール231bで擦り取られた異物等の対象物の一部は、洗浄液と共に、直ちに洗浄装置230の内部に落下していき、洗浄液の粘着性や表面張力により、ブラシ部232に捕捉された対象物は、下部のブラシロール231bの螺旋状のブラシ部232により、下部のブラシロール231bの一方の端部へ向かって送り出され、洗浄装置230の内部に落下していく。
洗浄装置230の内部に落下し、回収された異物等の対象物は、汚れた洗浄液と共に排出配管(図示せず)を通って、図示しない濾過装置や、廃液処理装置に送られていき、フィルター等により捕捉される。洗浄液は濾過されて、再び配管236へ送り込まれる。
以上のように、本発明に係るブラシ用毛材を使用した洗浄装置230は、洗浄性能に優れ、しかも鋼板237の両面にブラシロール231a、231bのブラシ部232によるブラシマークが付き難い洗浄装置230を提供することができる。
本発明のブラシ用毛材は、自動車や車両等に使用する鋼板を洗浄する洗浄装置、自動車や車両等を洗浄する自動洗車機、各種ガラス洗浄機等に搭載される回転ブラシ、食器洗浄ブラシ、食品洗浄ブラシ等の各種洗浄用ブラシ、各種清掃用ブラシに、ブラシ用毛材として使用する。
1、1a、1b、11、21、31、41、51、61、71、133 ブラシ用毛材
2、12、22、32、42、52、62、72 周囲のモノフィラメント糸
3、13、23、33、43、73 中央のモノフィラメント糸
4、14、24、34、44a、44b、54、64、74 延設部
5、15、35、45a、45b、55、65、75 接合部
6、133a 分岐部
7、133b 先割れ部
8、133c 先端部
9、19 表皮層
36 空間部
46 穴部
56 凹部
66 中空部
76 螺旋状部
209 中空部
130、130a チャンネルブラシ
131 帯状体
132 芯線
136 モノフィラメント糸
230 洗浄装置
231、231a、231b ブラシロール
232 ブラシ部
233 回転軸
234 駆動手段
235 ノズル
236 配管
237 鋼板

Claims (5)

  1. 熱可塑性樹脂で構成された複数本の概柱形状からなるモノフィラメント糸が溶融接合された接合部を有して集束されたマルチフィラメント糸が形成されていると共に、外力によって、接合された前記モノフィラメント糸同士が前記接合部あるいは前記接合部近傍から分離可能なブラシ用毛材であり、且つ使用時に前記外力が加わることによって、前記接合部あるいは前記接合部近傍から分離されていくものであって、前記ブラシ用毛材は、前記モノフィラメント糸の外周に形成された略突起状の延設部により、前記接合部が形成されていることを特徴とするブラシ用毛材。
  2. 熱可塑性樹脂で構成された複数本の概柱形状からなるモノフィラメント糸が溶融接合された接合部を有して集束されたマルチフィラメント糸が形成されていると共に、外力によって、接合された前記モノフィラメント糸同士が前記接合部あるいは前記接合部近傍から分離可能なブラシ用毛材であり、且つ使用時に前記外力が加わることによって、前記接合部あるいは前記接合部近傍から分離されるものであって、前記ブラシ用毛材は、前記モノフィラメント糸の外周に形成された略突起状の延設部により、前記接合部が形成されていると共に、前記モノフィラメント糸の線径は、前記接合部あるいは前記接合部近傍からの分離前後で一定であることを特徴とするブラシ用毛材。
  3. 請求項1又は2に記載の構成よりなるブラシ用毛材において、前記ブラシ用毛材の断面における中心部のモノフィラメント糸と周りの複数のモノフィラメント糸間に略突起状の延設部によって形成された接合部を有していると共に、隣接する前記複数のモノフィラメント糸が互いに接触した接触部又は非接触の空間部を有することを特徴とするブラシ用毛材。
  4. 請求項1又は2に記載の構成よりなるブラシ用毛材において、前記ブラシ用毛材の断面における中心部のモノフィラメント糸と周りの複数のモノフィラメント糸間に略突起状の延設部によって形成された接合部を有していると共に、隣接する前記複数のモノフィラメント糸間に略突起状の延設部によって形成された接合部を有することを特徴とするブラシ用毛材。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の構成よりなるブラシ用毛材において、前記ブラシ用毛材の断面はモノフィラメント糸の外周面に表皮層が形成されていると共に、隣接する前記モノフィラメント糸の表皮層同士が互いに接合された接合部を有することを特徴とするブラシ用毛材。
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