JP5857706B2 - 定着装置、画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置に関わり、更に詳しくは暖機運転時間を可及的に短縮する定着装置と、それを備えた画像形成装置に関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ等に用いられる電子写真方式の画像形成装置がある。この画像形成装置は、一般に感光体ドラムを一様に帯電させて初期化し、この感光体ドラムに光書込みによって静電潜像を形成し、この静電潜像をトナー像化、つまり現像して、そのトナー像を直接または間接に用紙等の転写材に転写した後、その転写したトナー像を定着装置で紙面に定着させる。
上記の定着装置としては、用紙面のトナー像側に接する加熱ローラと、用紙の反対側面に圧接する加圧ローラで用紙を挟持・搬送しながら、用紙に熱と圧力を加えてトナー像を用紙面に定着させる形式のものが多い。また、その熱源として、通常、加熱ローラにはハロゲンランプが内蔵されている。
ところで、ユーザが上記のような画像形成装置を用いる場合、電源を入れてから出来るだけ早く印字を実行したいと思うのが一般的である。ところが、用紙に印字画像を形成する最終段階の工程を受け持つ定着装置は、紙面に転写されているトナー像のトナーを所定の温度で加熱する必要があるので、そのための暖機運転時間が必要である。
この場合、一般にユーザは待ち時間を嫌うので、暖機運転は極力短くなるように考慮しなければならない。また、省エネルギー化という点においても装置の暖機運転時間の短縮化は重要な課題である。
そこで、近年では、加熱ローラと加圧ローラというローラ対方式では定着温度の立ち上がりが遅いということから、ベルト方式の定着装置を用いる形式のものが多くなっている。ベルト方式の定着装置は、発熱ローラから定着ベルトを介して加熱ローラに熱を伝導する形式の定着装置である。
この方式の定着装置では、定着ベルトの肉厚を薄く構成し且つ加熱ローラの外周肉厚を薄くし熱容量を下げ、昇温機能を上げることによって、旧来の1対のローラだけの方式に比較して立ち上がりの速い定着機能を発揮することができるとされている。
このベルト式定着装置において、更に、ウォームアップ時間(定着ベルトが回転駆動されてから定着可能温度に達するまでの時間、つまり暖機運転時間)を短縮すべく、加熱ローラを円筒状または円柱状の芯金(従来の加熱ローラの外周構成)とし、その外周面にスポンジ層と、スポンジ層を被覆する樹脂チューブとで構成したものが提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
このようなベルト式定着装置は現在では広く実用化されている。例えば、熱源となる発熱ローラは熱伝導率が高い薄肉の例えばアルミニウム等で形成された円筒内にハロゲンヒータ等を内蔵し、加熱ローラは、数十ミクロンの厚みのニッケル電鋳等の薄肉金属管の芯金、芯金の表面のシリコーンゴムのコーティング層、更にPFA(ポリテトラフルオロエチレン)樹脂等の熱収縮チューブ層の最外層で構成される。
このような、ベルト定着方式は、定着ベルトの急速な昇温と、定着後の連続した温度の復帰動作により、ウオームアップ時間の短縮化が図れる方式であるとされている。
ところで、ベルト式定着方式においても、加熱ローラと加圧ローラにより、定着ベルトを介して用紙に対する挟持部を形成することは必須要件である。従って、ウオームアップにおける定着ベルト自身の昇温率が高くても、挟持部で加圧ローラ側に熱を奪われて、定着ベルトが所定温度へ到達する時間が遅くなるという問題は残っている。
特開2011−002590号公報
そこで、定着装置が通常備えている自動押圧解除機構を用いて、ウオームアップ時間中は、加圧ローラを加熱ローラの熱伝導ベルト部分から離間させて加熱ローラのみを駆動させ、加熱ローラが所定温度に到達後に加熱ローラ側に加圧ローラを押圧させればウオームアップ時間を短縮させることができると考えられる。
しかしながら、この考えの方法には、いくつかの問題がある。先ず、加圧ローラを加熱ローラ側から離間させて、熱伝導ベルトを循環駆動させるためには、加熱ローラを駆動ローラとする必要がある。しかし、加熱ローラを駆動ローラにすると、加圧ローラとの挟持部を用紙が通過する際に、熱伝導ベルトを安定して走行させることが出来ない。
また、加熱ローラは、通常厚みを有する低硬度スポンジで構成されているので、加熱ローラを駆動ローラにすると、熱伝導ベルトを安定して連れ回すことができない。また、定着装置の用紙送りの速度ムラは、画像形成部の色重ね精度に大きく影響するので、定着装置における不安定な送り機構は許されない。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであって、加圧ローラを加熱ローラから非接触状態に保ちつつ、加圧ローラを駆動ローラとして、その回転力を確実に熱伝導ベルトに供給して、暖機運転時間を可及的に短縮する定着装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の定着装置は、発熱制御される熱源を備えた加熱ローラと、該加熱ローラに対し押圧する加圧ローラと、前記加圧ローラを回転駆動する駆動機構と、該加圧ローラを前記加熱ローラに対して押圧することにより前記駆動機構による前記加圧ローラの回転駆動力を前記加熱ローラに伝達させる押圧状態と前記加圧ローラを前記加熱ローラに対して非接触にさせる非押圧状態とに可変可能に支持する支持部材と、前記非押圧状態のときに前記駆動機構による前記加圧ローラの回転駆動力を前記加熱ローラに伝達する駆動ベルトと、を備えて構成される。
この定着装置において、上記支持部材は、画像形成装置本体が、稼動停止中であるとき又は本稼動開始前の暖機運転中であるとき、上記加圧ローラを上記加熱ローラに対し非押圧状態に変化させる、ように構成される。
本発明は、暖機運転中は加圧ローラと熱定着ローラとを非押圧状態にして熱定着ローラから加圧ローラに伝わる熱を輻射熱のみとし直接伝導を回避して、熱定着ローラが迅速に加熱されるようにするので、暖機運転時間を可及的に短縮する定着装置を提供することができる。
本発明の実施例1に係るフルカラーの画像形成装置(プリンタ、装置本体)の内部構成を説明する断面図である。 実施例1に係るプリンタの外観斜視図である。 (a),(b)は実施例1に係るプリンタの定着ユニットのみを取り出して示す断面図、(c)は(b)のA矢視図である。 (a)〜(d)は実施例1に係るプリンタの偏心回転カムの回転と加熱ローラに対する加圧ローラの動作と駆動ベルト部材の動作を視点を変えて示す図である。 (a),(b)は加圧ローラのいままで図示を省略していた押圧解除機構を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。尚、以下の説明では、「印字」と「印刷」は同義語として使用される。
図1は、本発明の実施例1に係るフルカラーの画像形成装置(以下、単にプリンタ、又は装置本体という)の内部構成を説明する断面図である。
図1に示すプリンタ1は、電子写真式で二次転写方式のタンデム型のカラー画像形成装置であり、画像形成部2、転写ベルトユニット3、トナー供給部4、給紙部5、ベルト式熱定着ユニット6(以下、単に定着ユニット6という)、及び両面印刷用搬送ユニット7で構成されている。
上記画像形成部2は、転写ベルトユニット3の転写ベルト8の下部走行部表面8aに接して同図の右から左へ4個の現像装置9(9k、9c、9m、9y)を多段式に並設した構成からなる。この画像形成部2は、図1に示す印刷実行時位置から、それより下方の保守位置に、昇降可能にプリンタ1本体のフレームに保持されている。
上記4個の現像装置9のうち上流側(図の左側)の3個の現像装置9c、9m及び9yは、それぞれ減法混色の三原色であるシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の色トナーによるモノカラー画像を形成し、現像装置9kは、主として文字や画像の暗黒部分等に用いられるブラック(K)トナーによるモノクロ画像を形成する。
上記の各現像装置9は、画像を現像するトナーの色を除き全て同じ構成である。したがって、以下イエロー(Y)のトナー用の現像装置9yを例にしてその構成を説明する。
現像装置9は、最上部に感光体ドラム10を備えている。この感光体ドラム10は、その周面が例えば有機光導電性材料で構成されている。この感光体ドラム10の周面近傍を取り巻いて、クリーナ11、帯電ローラ12、光書込ヘッド13、及び現像器14の現像ローラ15が配置されている。
現像器14は、外部を覆う筐体16、内部に設けられた隔壁17、現像ローラ15、第1の攪拌搬送スクリュー18、及び第2の攪拌搬送スクリュー19を備えている。第1及び第2の攪拌搬送スクリュー18及び19は、特には図示しないが、スクリュー軸と、このスクリュー軸と一体に構成されて回転するフィンから成る。
この現像器14には、トナー供給部4のリザーブタンク27(27k、27c、27m、27y)から、同図にはK、C、M、Yで示すようにブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のいずれかのトナーが供給される。
転写ベルトユニット3は、本体装置のほぼ中央で図の左右方向に扁平なループ状になって延在する無端状の上述した転写ベルト8と、この転写ベルト8を掛け渡されて転写ベルト8を図の矢印aで示す反時計回り方向に循環移動させる駆動ローラ21と従動ローラ22を備えている。
上記の転写ベルト8には、一次転写ローラ20がユニットと一体に組み込まれている。一次転写ローラ20は転写ベルト8を介して感光体ドラム10に圧接し、下方を循環移動するベルト表面にトナー像を直接転写(一次転写)する。転写ベルト8は、そのトナー像を更に用紙に転写(二次転写)すべく用紙への二次転写部23まで搬送する。
転写ベルト8には、ベルトクリーナ24が配置されている。ベルトクリーナ24は、転写ベルト8の駆動ローラ21に掛け渡されている表面に当接するクリーニングブレード25を備えている。また、ベルトクリーナ24の下方には廃トナー回収容器26が着脱自在に配置されている。
ベルトクリーナ24は、クリーニングブレード25により転写ベルト8の表面に残留する廃トナーを擦り取って除去し、その廃トナーを搬送スクリューにより下方の廃トナー回収容器26に送り込んでいる。
トナー供給部4は、転写ベルト8の上部走行部の上方に配置されている4個のリザーブタンク27(27k、27c、27m、27y)と、これらのリザーブタンク27の上にそれぞれ着脱自在に配置されたトナー補充用のトナーカートリッジ28(28k、28c、28m、28y)で構成される。
4個のトナーカートリッジ28k、28c、28m、28yは、それぞれブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のトナーを収容し、4個のリザーブタンク27(27k、27c、27m、27y)は、それぞれ上に装着されているトナーカートリッジ28からトナーを補充される。
これら4個のリザーブタンク27は、図1では転写ベルトユニット3の向う側に隠れて見えないが、それぞれトナー供給路により対応する現像装置9の現像器14と連結されている。
このトナー供給部4は、特には図示しないが、図1に示す印刷実行時位置から、それより上方の保守位置に、昇降可能にプリンタ1本体のフレームに保持されている。
このトナー供給部4の左方には、ベルトクリーナ24の左方から駆動ローラ21の上方にかけて2つの電装部30が配設されている。電装部30には、複数の電子部品からなる制御装置が搭載された回路基盤を備えている。
給紙部5は、上下2段に配置された2個の給紙カセット29(29a、29b)を備えている。2個の給紙カセット29の給紙口(図の右方)近傍には、それぞれ用紙取出ローラ31、給送ローラ32、捌きローラ33、待機搬送ローラ対34が配置されている。
待機搬送ローラ対34の用紙搬送方向(図の鉛直上方向)には、転写ベルト8を介して従動ローラ22に圧接する二次転写ローラ35が配設されて、前述した用紙への二次転写部23を形成している。
この二次転写部の下流(図では上方)側には定着ユニット6が配置されている。定着ユニット6の上方内部の出口近傍には、定着後の用紙を定着ユニット6から搬出する搬出ローラ対36が配設されている。そして、定着ユニット6の更に下流側には、搬出ローラ対36により搬出される用紙を装置上面に形成されている排紙トレー37に排紙する排紙ローラ対38が配設されている。
両面印刷用搬送ユニット7は、外面(図の右方外側面)がプリンタ1の内部を側面から外部に開放又は遮蔽する開閉部材を兼ねている。
この両面印刷用搬送ユニット7は、排紙ローラ対38の直前から図の右横方向に分岐する開始返送路39a、それから下方に曲がる中間返送路39b、更に上記とは反対の左横方向に曲がって最終的に返送用紙を反転させる終端返送路39cから成る返送路39を備えている。
また、返送路39の途中には、5組の返送ローラ対41(41a、41b、41c、41d、41e)が配置されている。上記終端返送路39cの出口は、給紙部5の下方の給紙カセット29bに対応する待機搬送ローラ対34への搬送路に合流している。
図2は、上記のプリンタ1の外観斜視図である。尚、図2には図1と同一の構成部分には図1と同一の番号を付与して示している。
図2に示すように、プリンタ1には、前方に前扉42が備えられ、右側面には上部に取っ手43が付いている開閉部材44が備えられている。開閉部材44には図1に示した両面印刷用搬送ユニット7が一体化されている。
このプリンタ1は、図1に示したように、用紙に直接トナー像を転写する方式ではなく、待機搬送ローラ対34により二次転写部まで鉛直方向に搬送される用紙に転写ベルト8を介してトナー像を転写する方式となっている。
したがって、用紙ジャム等の不具合はキット類の配設部では発生しないので、図1の左側に集中するキット類などの消耗品の着脱の操作は、図2に示す前扉42を開いて、キット類を長手方向(前扉方向)に入れ替え操作するように構成されている。
また、このプリンタ1は、同様に二次転写部まで鉛直方向に搬送される用紙に転写ベルト8を介してトナー像を転写し、更に鉛直方向に用紙を搬送して転写トナー像を用紙に定着する方式となっている。
したがって、用紙の搬送経路に発生する用紙ジャム等の不具合を回復するメンテナンス処理時には、図2に示す右側の開閉部材44を開放するのみで対処できるようになっている。
ただし、用紙の搬送経路に発生する用紙ジャムの場合でも、定着ユニット6で発生し、且つ用紙全体が定着ユニット6内に入ってしまっている場合には、右側の開閉部材44ではなく、前扉42を開いて定着ユニット6を装置前方に引き出して対処する。
図3(a),(b)は、上記構成のプリンタ1の定着ユニット6のみを取り出して示す断面図であり、図3(c)は図3(b)のA矢視図である。ここで、図3(a)は装置本体1が印字実行中における定着ユニット6の状態を示し、図3(b)は装置本体1が印字停止中、又は暖機運転中の定着ユニット6の状態を示している。
なお、図3(a),(b),(c)には、図1と同一の構成部分には図1と同一の番号を付与して示している。また、図3(c)では、図3(b)に示す定着ユニット6の断熱性の筐体45の上面、下面、及び左方側面を取り除いて示している。
図3(a)に示すように、定着ユニット6は断熱性の筐体45の内部に、加熱ローラ46、加圧ローラ47、発熱ローラ48等を備えている。発熱ローラ48は例えばハロゲンランプ等から成る熱源49を内蔵している。加熱ローラ46と発熱ローラ48との間には熱伝導ベルト51が掛け渡されている。
加熱ローラ46は、図3(c)に示すように、芯軸52の両端部を、筐体45の立設部45a、45bに保持されている軸受け61a、61bに軸支されている。また、加圧ローラ47も、芯軸53の両端部を、筐体45の立設部45a、45bに保持されている軸受け62a、62bに軸支されている。
なお、発熱ローラ48は、図3(c)では加熱ローラ46の陰になって見えないが、加熱ローラ46や加圧ローラ47と同様に、筐体45の立設部45a、45bに保持されている軸受けに、芯軸の両端部を軸支されている。
上記の加圧ローラ47は、芯軸53の一方の端部(図3(c)では右方端部)の、軸受け62bよりも外側に固設された2個のフランジ63a、63bにより挟持される位置に被駆動ギア64を備えている。この被駆動ギア64には装置本体1の駆動系ギア65が噛合している。
加圧ローラ47は、装置本体1の駆動系ギア65により被駆動ギア64を介して回転駆動される。また、加圧ローラ47の軸受け62a、62bは、図では定かに見えないが、筐体45の立設部45a、45bにより所定の方向(図3(a),(b)では左右方向、図3(c)では上下方向)に移動可能な遊びを持って保持されている。そして、軸受け62a、62bの外周部はカム受けを兼ねている。
すなわち、軸受け62a、62bの外周部には、偏心回転カム68a、68bが摺接している。偏心回転カム68a、68bは、カム軸69の両端に固設されている。カム軸69は、両端を筐体45の立設部45a、45bに保持されている、
カム軸69の一方の端部(図3(c)で右方の端部)には、筐体45の立設部45bの外側において被駆動ギア71が固設されている。被駆動ギア71は、装置本体1の不図示の駆動系ギアに噛合している。
偏心回転カム68a、68bは、装置本体1の駆動系ギアにより被駆動ギア71及びカム軸69を介して180度おきに回転駆動され、カム軸69の回転中心から最も遠い摺接面と、カム軸69の回転中心に最も近い摺接面とを、軸受け62a、62bの外周部に交互に停止させ、加熱ローラ46に対し加圧ローラ47を離接させる。
この定着ユニット6には、装置本体1が印字実行時のとき、すなわち定着ユニット6が図3(a)に示す状態のとき、図1に示す二次転写部23を通過した用紙が、定着ユニット6の搬入口55から矢印bで示すように下から上に搬入される。
その後、用紙は、搬入口55の両側から斜め上に立設する案内板56(56a、56b)に案内されて、加圧ローラ47が熱伝導ベルト51を介して加熱ローラ46に圧接して形成する定着部に用紙先端を挟持される。
熱伝導ベルト51は、熱源49により熱せられた発熱ローラ48から受け取った熱を、搬入口55から定着部までの間で用紙面に輻射して予熱し、定着部では加熱ローラ46と共に熱を直接用紙に伝達し、加圧ローラ47の押圧に助成されて、トナー画像を紙面に定着させる。
トナー画像を紙面に定着されて定着部を通過した用紙は、先端を分離爪57(57a、57b)により熱伝導ベルト51又は加圧ローラ47への巻き付きを抑止され、搬出ローラ対36により挟持・搬送され、破線で示す搬送経路58に沿って、搬出口59から排出され、図1に示した排紙トレー37に排出される。
ところで、上記加熱ローラ46と加圧ローラ47との間には、それぞれの芯軸52の端部と芯軸53の端部との間に、所定の伸縮性を持った駆動ベルト部材54が掛け渡されている。
加熱ローラ46と加圧ローラ47が離隔した状態で加熱ローラ46を回転させるトルクは極めて軽微であるため、この回転に使用する駆動ベルト部材54は、例えば、耐熱性のある、適宜の大きさの、シリコーン系の輪状部材を用いることで十分目的を達することができる。
加熱ローラ46及び加圧ローラ47の芯軸52及び芯軸53の他端(図3(c)の左方端部)には、それぞれ軸受け62a、62bよりも外側において固設された、それぞれ2個のフランジ66a、66b、及び67a、67bが設けられている。
それら2個のフランジ66aと66b、及び67aと67bに挟まれた状態で駆動ベルト部材54が、加熱ローラ46と加圧ローラ47との間に掛け渡されている。
上述したように、装置本体1が印字実行中であって、図3(a)に示すように、加圧ローラ47が加熱ローラ46に対し押圧状態にあるときは、それら2つのローラの芯軸52と芯軸53が相対的に相互に近寄る方向に移動するので、駆動ベルト部材54は、自動的に弛みを生じて駆動力を失うように構成される。
一方、装置本体1が印字停止中、又は暖機運転中であって、図3(b)に示すように、加圧ローラ47が加熱ローラ46に対し非押圧状態にあるときは、それら2つのローラの芯軸52と芯軸53が相対的に相互に離れる方向に移動するので、駆動ベルト部材54は、自動的に張設されて、加圧ローラ47から加熱ローラ46への駆動力を発揮するように構成される、
図4(a)〜(d)は、偏心回転カム68(68a、68b)の回転と、加熱ローラ46に対する加圧ローラ47の動作と、駆動ベルト部材54の動作を、視点を変えて示す図である。図4(a)は図3(a)の主要部を取り出して偏心回転カム68と共に示す図である。
図4(b)は、図4(a)のC−C断面矢視図の一方の端部(図3(c)における左方の端部)のみを示す図である。図4(c)は、図3(b)の主要部を取り出して偏心回転カム68と共に示す図である。図4(d)は、図4(c)のD−D断面矢視図の一方の端部(図4(b)と同じ端部)のみを示す図である。
なお、図4(a)〜(d)には、図3(a),(b),(c)に示した構成と同一の構成部分には図3(a),(b),(c)と同一の番号を付与して示している。
図4(a),(b)は、装置本体1が印字実行状態にあるときであり、偏心回転カム68(68a、68b)がカム軸69の回転中心から最も遠い摺接面を軸受け62(62a、62b)の外周部に当接させて、加圧ローラ47を矢印eで示すように加熱ローラ46に向けて押圧している状態を示している。
図4(c),(d)は、装置本体1が印字停止、又は暖機状態にあるときであり、偏心回転カム68(68a、68b)がカム軸69の回転中心に最も近い摺接面を軸受け62(62a、62b)の外周部に当接させて、加圧ローラ47を加熱ローラ46から距離gだけ矢印fで示す方向に離隔させている状態を示している。
なお、図4(b),(d)には、軸受け62a(62b)を保持する立設部45a(45b)と軸受け62a(62b)との間に形成されている遊び45cも示している。この遊び45cがあることにより、加圧ローラ47が加熱ローラ46に対して離接する移動動作が可能なように構成されている。
図4(c),(d)の状態となったとき、駆動ベルト部材54は、自動的に張設されて、加圧ローラ47の回転を加熱ローラ46へ伝達する。これにより、熱伝導ベルト51の熱は、輻射熱のみが加圧ローラ47に伝わり、接触による大きな熱量の直接伝導は無いので、熱源49と発熱ローラ48による発熱量により、熱伝導ベルト51と加熱ローラ46は迅速に昇温される。
図5(a),(b)は、加圧ローラ47のいままで図示を省略していた押圧解除機構を示す図である。5(a)は図4(c)に押圧解除機構を加えて示す図であり、図5(b)は図4(d)に押圧解除機構を加えて示す図である。なお、図5(a),(b)には、図4(a)〜(d)と同一の構成部分に図4(a)〜(d)と同一の番号を説明に必要な部分にのみ付与して示している。
図5(a)に示すように(図5(b)も参照)、押圧解除機構は、不図示の定着ユニットフレームに配置されている支持軸72、この支持軸72に回動自在に下端部を支持された押圧解除レバー73、押圧解除レバー73の上端部に一端を係止し、他端を不図示の定着ユニットフレームの固定部74に係止している引きバネ部材75とで構成されている。
押圧解除レバー73は、上端部を引きバネ部材75により加熱ローラ46から離れる方向へ付勢されているため、下端部の支持軸72を支点にして、常に加熱ローラ46から離れる方向へ回動付勢されている。
押圧解除レバー73は、ほぼ中央部を加圧ローラ47の芯軸53の端部に当接するように設定されているので、上記のように加熱ローラ46から離れる方向へ回動付勢されていることにより、芯軸53を介して加圧ローラ47を常に加熱ローラ46から離れる方向へ付勢している。
これにより、偏心回転カム68a(68b)がカム軸69の回転中心から最も遠い摺接面を軸受け62a(62b)の外周部に当接させたときは、加圧ローラ47は、押圧解除レバー73からの付勢力に抗して、図3(a)又は図4(a),(b)に示したように、加熱ローラ46側に圧接する。
一方、偏心回転カム68a(68b)がカム軸69の回転中心に最も近い摺接面を軸受け62a(62b)の外周部に当接させたときは、偏心回転カム68a(68b)と軸受け62a(62b)との当接部が加熱ローラ46から離れる方向に移動することに応じて、加圧ローラ47は、押圧解除レバー73からの付勢力に従って、図5(a),(b)に示すように(図3(b),(c)又は図4(c),(d)に示したように)加熱ローラ46から離隔する。
このように、本実施例によれば、暖機運転時間のときに、加圧ローラと加熱ローラを非接触状態としたうえで、加圧ローラから加熱ローラ側に駆動力を伝えることが出来るので昇温効率を最大限改善でき、暖機運転時間を大幅に短くすることが可能となる。
また、暖機運転時間中に、加熱ローラ側から加圧ローラに直接熱を奪われること無く昇温加熱できるので、省エネの面からの改善も達成される。
なお、上述した実施例では、加熱ローラと加圧ローラとの間に掛け渡される駆動ベルトをシリコーン系の輪状部材としたが、これに限ることなく、耐熱性があり、加圧ローラが加熱ローラに押圧されるときに弛み、加圧ローラが加熱ローラから離隔するとき張設されるように構成が設定されていれば、ベルトの素材に制約はない。
また、上記の駆動ベルトを輪の状態のままで加熱ローラと加圧ローラ間に掛け渡しているが、襷掛けの状態で掛け渡してもよい。そうすれば、両ローラの対向部における回転方向が離隔時においても同一線方向の回転になるので押圧時における抵抗がなくなる。
また、本例ではベルト式定着装置を例にとって説明したが、本例の暖機運転時間中に離れたローラ側を駆動ベルトで駆動する方式は、発熱ローラと加圧ローラからなるローラ対方式の定着装置にも適用きることはいうまでもない。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明は特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
発熱制御される熱源を備えた加熱ローラと、
該加熱ローラに対し押圧する加圧ローラと、
該加圧ローラを前記加熱ローラに対し押圧状態と非押圧状態とに可変可能に支持する支持部材と、
前記加圧ローラを回転駆動する駆動機構と、
前記加圧ローラが前記非押圧状態に変化した際に前記加圧ローラの回転駆動力を前記加熱ローラに伝達する駆動ベルトと
を備えたことを特徴とする定着装置。
[付記2]
前記支持部材は、画像形成装置本体が、稼動停止中であるとき又は本稼動開始前の暖機運転中であるとき、前記加圧ローラを前記加熱ローラに対し非押圧状態に変化させる、
ことを特徴とする付記1記載の定着装置。
[付記3]
前記駆動ベルトは、前記加圧ローラが前記加熱ローラに対し押圧状態にあるとき自動的に弛みを生じて駆動力を失い、前記加圧ローラが前記加熱ローラに対し非押圧状態にあるとき自動的に張設されて駆動力を発揮するように構成される、
ことを特徴とする付記1又は2記載の定着装置。
[付記4]
前記駆動ベルトは、前記加圧ローラ及び前記加熱ローラそれぞれの外周面素材よりも外端部に露出する芯金の周囲に形成された2個のフランジ状突起の間に掛け渡される、ことを特徴とする付記1〜3のいずれかに記載の定着装置。
[付記5]
前記加熱ローラとの間に熱伝導ベルトを掛け渡された発熱ローラを更に備え、前記加圧ローラは、前記熱伝導ベルトを介して前記加熱ローラに対し押圧状態と非押圧状態とに可変する、
ことを特徴とする付記1〜4のいずれかに記載の定着装置。
本発明は、暖機運転時間を可及的に短縮する定着装置に利用することができる。
1 フルカラー画像形成装置(プリンタ、装置本体)
2 画像形成部
3 転写ベルトユニット
4 トナー供給部
5 給紙部
6 ベルト式定着ユニット(定着ユニット)
7 両面印刷用搬送ユニット
8 転写ベルト
8a 下部走行部表面
9(9m、9c、9y、9k) 現像装置
9r、9r−1、9r−2 特殊トナー用予備現像装置
10 感光体ドラム
11 クリーナ
12 帯電ローラ
13 光書込ヘッド
14 現像器
15 現像ローラ
16 筐体
17 隔壁
15 現像ローラ
18 第1の攪拌搬送スクリュー
19 第2の攪拌搬送スクリュー
20 一次転写ローラ
21 駆動ローラ
22 従動ローラ
23 二次転写部
24 ベルトクリーナ
25 クリーニングブレード
26 廃トナー回収容器
27(27m、27c、27y、27k) リザーブタンク
28(28m、28c、28y、28k) トナーカートリッジ
29(29a、29b) 給紙カセット
30 電装部
31 用紙取出ローラ
32 給送ローラ
33 捌きローラ
34 待機搬送ローラ対
35 二次転写ローラ
36 搬出ローラ対
37 排紙トレー
38 排紙ローラ対
39 返送路
39a 開始返送路
39b 中間返送路
39c 終端返送路
41(41a、41b、41c、41d、41e) 返送ローラ対
42 前扉
43 取っ手
44 開閉部材
45 断熱性の筐体
45a、45b 立設部
45c 遊び
46 加熱ローラ
47 加圧ローラ
48 発熱ローラ
49 熱源
51 熱伝導ベルト
52、53 芯軸
54 駆動ベルト部材
55 搬入口
56(56a、56b) 案内板
57(57a、57b) 分離爪
58 搬送経路
59 搬出口
61(61a、61b) 軸受け
62(62a、62b) 軸受け
64 被駆動ギア
65 駆動系ギア
66(66a、66b)、67(67a、67b) フランジ
68(68a、68b) 偏心回転カム
69 カム軸
71 被駆動ギア
72 支持軸
73 押圧解除レバー
74 固定部
75 引きバネ部材

Claims (6)

  1. 発熱制御される熱源を備えた加熱ローラと、
    該加熱ローラに対し押圧する加圧ローラと、
    該加圧ローラを回転駆動する駆動機構と、
    前記加圧ローラを前記加熱ローラに対して押圧することにより前記駆動機構による前記加圧ローラの回転駆動力を前記加熱ローラに伝達させる押圧状態と前記加圧ローラを前記加熱ローラに対して非接触にさせる非押圧状態とに可変可能に支持する支持部材と、
    前記非押圧状態のときに前記駆動機構による前記加圧ローラの回転駆動力を前記加熱ローラに伝達する駆動ベルトと、
    を備えたことを特徴とする定着装置。
  2. 前記支持部材は、画像形成装置本体が、稼動停止中であるとき又は本稼動開始前の暖機運転中であるとき、前記加圧ローラを前記加熱ローラに対し非押圧状態に変化させる、
    ことを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 前記駆動ベルトは、前記加圧ローラが前記加熱ローラに対し押圧状態にあるとき自動的に弛みを生じて駆動力を失い、前記加圧ローラが前記加熱ローラに対し非押圧状態にあるとき自動的に張設されて駆動力を発揮するように構成される、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の定着装置。
  4. 前記駆動ベルトは、前記加圧ローラ及び前記加熱ローラそれぞれの外周面素材よりも外端部に露出する芯金の周囲に形成された2個のフランジ状突起の間に掛け渡される、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の定着装置。
  5. 前記加熱ローラとの間に熱伝導ベルトを掛け渡された発熱ローラを更に備え、前記加圧ローラは、前記熱伝導ベルトを介して前記加熱ローラに対し押圧状態と非押圧状態とに可変する、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の定着装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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