JP5856853B2 - ツインレゾルバ用のステータおよびツインレゾルバ - Google Patents
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図1には、ツインレゾルバ用のステータの分解斜視図が示されている。図2には、ツインレゾルバ用のステータの積層構造を示す分解側断面図が示されている。図3には、ツインレゾルバ用のステータを構成する3種類の部材のそれぞれを軸方向から見た平面図(A),(C),(E)と側断面図(B),(D),(F)が示されている。なお、図2における側断面図は、後述する円環形状部に形成された凸部、凹部、貫通部の構造を判り易く示した図である。
以下、上ステータ200について説明する。図4には、上ステータの積層構造を示す側断面図が示されている。この側断面図も、後述する円環形状部に形成された凸部、凹部、貫通部の構造を判り易く示した図である。上ステータ200は、図3に示すように2種類の第1のステータ片101と第2のステータ片102(以降、ステータ片101と102と呼ぶことがある)を軸方向で積層した構造を有している。ステータ片101と102は、電磁鋼板により構成され、後述する円環形状部に形成された凸部、凹部、貫通部の配置以外は同じ形状である。ステータ片101と102は、電磁鋼板を打抜き加工し、さらに型押し加工により図3に示すような形状に加工することで得られる。上ステータ200は、1枚の第2のステータ片102と複数枚の第1のステータ片101を積層して構成している。
次に、上ステータ200および下ステータ400と結合するスペーサ300について図1〜図3を参照して説明する。スペーサ300は、上ステータ200(下ステータ400)と同じ材料(電磁鋼板)を打抜き加工し、さらに型押し加工することで得たスペーサ片130を複数枚積層した構造を有している。ここで、スペーサ片130を構成する鋼板として、ステータ片101と102を構成する電磁鋼板と同じものを採用することで、部品の共通化が図られている。なお、ステータ片101と102には突極120を有しているが、このスペーサ片130には、突極を有していない。
下ステータ400は、上ステータ200と同じものである。図1および図2に示す状態において、上ステータ200の表裏を反転させたものが下ステータ400である。
以下、ステータ100を組み立てる手順を説明する。まず、上ステータ200、スペーサ300、下ステータ400を組み立てる。上ステータ200は、以下のようにして組み立てる。まず、図4に示す位置関係で、複数のステータ片101を積層して結合する。この際、上側に位置するステータ片101の凸部111’を下側に位置するステータ片101の凹部111に嵌合させ、上下のステータ片101を結合する。また、一番下のステータ片101の凸部111’をステータ片102の孔部112に嵌合させる。こうして、図2に示す上ステータ200の状態を得る。次に、図示省略したインシュレータを上ステータ200に装着する。インシュレータは、突極120の延在部121に巻回される巻線と突極120とを電気的に絶縁するための樹脂性の部材である。こうして、上ステータ200を得る(インシュレータ、および巻線は図示省略)。また、同様の工程により下ステータ400を得る。
図1〜図4に示す構造によれば、上ステータ200と下ステータ400とを同じ構造にできるので、部品の共通化が計られ、コストが抑えられる。また、打抜き加工された電磁鋼板を軸方向で重ね、凹凸および凸部の孔部への嵌め込みにより結合を行うので、製造工程が簡素化され、また組み立てに要する時間を短縮できる。
図5には、他の実施形態におけるツインレゾルバ用のステータの積層構造を示す分解側断面図が示されている。この場合、上ステータ200と下ステータ400は、第1の実施形態の場合と同じであるが、スペーサ300は、図2に示される凹部132および凸部132’の代わりに、その位置に貫通した孔部134が設けられている。スペーサ300は、上側のスペーサ片130の凸部131’を下側のスペーサ片130の凹部131を嵌合させる構造を繰り返すことで積層され、スペーサ300が構成されている。そして、上ステータ200とスペーサ300との結合および下ステータ400とスペーサ300との結合において、凸部113’と孔部134が嵌合する。この場合、上ステータ200の孔部114とスペーサ300の凹部131の部分では、結合されていない。これは、第1の実施形態で必要以上の結合強度を有してしまう場合は、結合されていない箇所を設けることで、適正な結合強度を得ることができるとともにステータの組み立てを容易にすることができる。
図6には、他の実施形態におけるツインレゾルバ用のステータの積層構造を示す分解側断面図が示されている。図6には、上ステータ500、スペーサ600、下ステータ700が示されている。この態様においても上ステータ500と下ステータ700とは同じものが使用される。
ステータ及びスペーサに形成された凸部、凹部、孔部の数は、例示した数に限定されず、組み立てられた状態で結合強度が確保できる数であればよい。本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本発明の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
Claims (4)
- 第1のステータ部と、
第2のステータ部と、
前記第1のステータ部と前記第2のステータ部の間に挟まれたスペーサ部と
を備え、
前記スペーサ部は、凹凸部が設けられた複数のスペーサ用鋼板を、前記凹凸部を互いに結合させることで積層された構造を有し、
前記凹凸部を用いて前記第1のステータ部と前記スペーサ部との結合および前記第2のステータ部と前記スペーサ部との結合が行われているツインレゾルバ用のステータであって、
前記第1のステータ部および前記第2のステータ部は、凹凸部が設けられた複数のステータ用鋼板を、前記凹凸部を互いに結合させることで積層された同一の構造であり、軸方向の一方のみに突出した凸部を備えた構造を有し、
前記第1のステータ部および前記第2のステータ部は、一方に対して他方が軸方向で反転した状態で用いられ、
前記第1のステータ部の前記凸部および前記第2のステータ部の前記凸部が前記スペーサ部に設けられた前記凹凸部の凹部に結合していることを特徴とするツインレゾルバ用のステータ。 - 前記第1のステータ部および前記第2のステータ部の前記複数のステータ用鋼板は、一種類で積層した構造を有し、
前記第1のステータ部および前記第2のステータ部の前記凸部が前記スペーサ部の前記凹凸部の前記凹部に結合していることを特徴とする請求項1に記載のツインレゾルバ用のステータ。 - 前記第1のステータ部、前記第2のステータ部および前記スペーサ部が同じ鋼板を用いて構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のツインレゾルバ用のステータ。
- 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のツインレゾルバ用のステータを用いたことを特徴とするツインレゾルバ。
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JP2012004152A JP5856853B2 (ja) | 2012-01-12 | 2012-01-12 | ツインレゾルバ用のステータおよびツインレゾルバ |
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JP2013143893A JP2013143893A (ja) | 2013-07-22 |
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Family Applications (1)
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