図1は、本発明の一実施形態である端末装置10を含む電子書籍システム1のシステム構成を示すブロック図である。本発明に係る情報処理方法は、情報処理端末装置である電子書籍端末装置(以下「端末装置」という)10によって実行される。
電子書籍システム1は、端末装置10および広告サーバ20を含んで構成される。端末装置10は、ネットワーク2を介して広告サーバ20に接続される。ネットワーク2は、ローカルエリアネットワークやインターネットなどの情報通信ネットワークによって構成される。図1には、端末装置10を1台しか示していないが、複数台の端末装置10がネットワーク2を介して広告サーバ20に接続可能である。
図2は、端末装置10の構成を示すブロック図である。端末装置10は、たとえばスマートフォンなどの携帯型通信端末装置によって構成される。端末装置10は、端末中央処理装置(Central Processing Unit:以下「CPU」という)11、端末記憶部12、端末一時記憶部13、端末通信部14、アンテナ15、表示部16、端末操作部17および音声入出力部18を含んで構成される。
制御部である端末CPU11は、たとえばCPUによって構成され、端末記憶部12に記憶されるプログラムを実行することによって、端末通信部14、表示部16、端末操作部17および音声入出力部18を制御する。
記憶部および第2の記憶部である端末記憶部12は、たとえば半導体メモリあるいはハードディスク装置などの記憶装置によって構成される。端末記憶部12は、端末CPU11で実行されるプログラム、および端末CPU11がプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。端末記憶部12に記憶されるデータは、端末CPU11によって書き込みおよび読み出しが行われる。
端末記憶部12に記憶されるデータは、たとえば電子書籍のコンテンツ、電子書籍の表紙のサムネイル、電子書籍の内容の一部を詳細に表す詳細情報、各電子書籍に対応する広告を表す広告情報、ならびに、広告情報の表示およびタップなどの操作に関する履歴を表す広告ログなどの情報を含む。サムネイルは、表紙の画像を縮小した縮小画像である。タップは、指やタッチペンなどの指示具によってタッチパネルに触ることである。以下、電子書籍(以下単に「書籍」ともいう)のコンテンツのことを、書籍コンテンツともいう。
端末一時記憶部13は、たとえば動的ランダムアクセスメモリ(Dynamic Random Access Memory:以下「DRAM」という)によって構成される。端末一時記憶部13は、情報を一時的に記憶するための記憶装置である。端末一時記憶部13に記憶される情報は、端末CPU11によって書き込みおよび読み出しが行われる。
端末通信部14は、たとえば携帯電話回線網と通信可能な通信装置によって実現される。通信方式は、802.11無線通信、Bluetooth(登録商標)、あるいはZigbee(登録商標)などの通信方式であってもよい。端末通信部14は、携帯電話回線網を介してネットワーク2に接続される場合、図示しない基地局の通信設備を介してネットワーク2に接続される。端末通信部14は、アンテナ15、図示しない基地局の通信設備、およびネットワーク2を介して、広告サーバ20のサーバ通信部24と情報の送受信を行う。端末通信部14は、携帯電話回線網を介さずに、ネットワーク2に直接接続可能な通信装置によって構成されてもよい。
端末通信部14は、端末CPU11から受け取る情報を広告サーバ20に送信し、広告サーバ20から受信する情報を端末CPU11に送る。端末通信部14は、受信部および送信部である。アンテナ15は、端末通信部14から受け取る電気信号を電波として発信し、受信した電波を電気信号として端末通信部14に送る。
表示部16は、たとえば液晶ディスプレイなどの表示装置によって構成される。表示部16は、表示画面を有し、端末CPU11から受け取る情報を表示画面に表示する。
操作部である端末操作部17は、たとえば、スイッチなどの操作ボタン、および表示部16の表示画面に積層されるタッチパネルなどの入力装置によって構成される。端末操作部17は、入力された情報、具体的には、操作された操作ボタンを表す情報、およびタッチパネルによってタッチされた位置を表す位置情報を端末CPU11に送る。端末CPU11は、端末操作部17から受け取る位置情報に基づいて、表示画面に表示しているサムネイルおよび広告情報のうちいずれがタップされたかを認識することができる。
音声入出力部18は、たとえばマイクロフォンおよびスピーカによって構成される。音声入出力部18は、端末CPU11から受け取る情報をスピーカによって音として出力し、マイクロフォンによって入力された音を表す情報を端末CPU11に送る。
図3は、広告サーバ20の構成を示すブロック図である。サーバ装置である広告サーバ20は、サーバCPU21、サーバ記憶部22、サーバ一時記憶部23、サーバ通信部24およびサーバ操作部25を含んで構成される。
サーバCPU21は、たとえばCPUによって構成され、サーバ記憶部22に記憶されるプログラムを実行することによって、サーバ通信部24およびサーバ操作部25を制御する。サーバ記憶部22は、たとえば半導体メモリあるいはハードディスク装置などの記憶装置によって構成される。
サーバ記憶部22は、サーバCPU21で実行されるプログラム、およびサーバCPU21がプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。サーバ記憶部22に記憶されるデータは、サーバCPU21によって書き込みおよび読み出しが行われる。サーバ記憶部22に記憶されるデータは、端末装置10から受信した広告ログなどの情報を含む。
サーバ一時記憶部23は、たとえばDRAMによって構成される。サーバ一時記憶部23は、情報を一時的に記憶するための記憶装置である。サーバ一時記憶部23に記憶される情報は、サーバCPU21によって書き込みおよび読み出しが行われる。
サーバ通信部24は、たとえばネットワーク2を介して、端末装置10と情報の送受信を行う通信装置によって構成される。サーバ通信部24は、サーバCPU21から受け取る情報を端末装置10に送信し、端末装置10から受信する情報をサーバCPU21に送る。サーバ操作部25は、たとえばキーボードなどによって構成され、操作されたキーを表す情報をサーバCPU21に送る。
図4は、端末装置10の外観を示す図である。端末操作部17は、ホームボタン171、戻るボタン172、トラックボール173および電源ボタン174などの操作ボタンを含んで構成される。
ホームボタン171は、待ち受け画面、たとえばホーム画面などの初期画面にダイレクトに戻すための操作ボタンである。戻るボタン172は、1つ前に表示されていた画面に戻すための操作ボタンである。トラックボール173は、表示画面に表示されるフォーカスを移動させるための操作ボタンである。
電源ボタン174は、長押しによって電源のオン/オフを指示する操作ボタンである。電源オフのときに電源ボタン174が長押しされると、端末装置10の電源が投入され、電源がオンのときに電源ボタン174が長押しされると、端末装置10の電源が切断される。また、電源ボタン174は、短押しによって動作状態から休止状態への遷移および休止状態からの動作状態への復帰が可能である。動作状態のときに電源ボタン174が短押しされると、休止状態へ遷移し、休止状態のときに電源ボタン174が短押しされると、動作状態へ復帰する。長押しは、電源ボタン174を継続して押下している時間が予め定める時間以上の時間であり、短押しは、電源ボタン174を継続して押下している時間が予め定める時間未満の時間である。予め定める時間は、たとえば3秒であるが、この時間はユーザによって設定可能である。
図5は、端末装置10と広告サーバ20との間でのデータの送受信を説明するための図である。端末装置10は、オフライン広告データ記憶部121およびオフライン広告ログ記憶部122を含んで構成される。オフライン広告データ記憶部121およびオフライン広告ログ記憶部122は、端末記憶部12に含まれる。オフラインとは、端末装置10が広告サーバ20と通信を行い得ない状態である。オンラインとは、端末装置10が広告サーバ20と通信を行い得る状態である。
オフライン広告データ記憶部121は、広告サーバ20から受信した広告データを記憶する。広告データは、サムネイル、詳細情報および広告情報を含む。オフライン広告ログ記憶部122は、端末CPU11が生成する広告ログを記憶する。端末装置10は、オフライン広告データ記憶部121を含むので、オフラインでサムネイル、詳細情報および広告情報などの情報を表示部16の表示画面に表示することができる。また、端末装置10は、オフライン広告ログ記憶部122を含むので、オフラインで広告ログを収集し、オンラインになったときに広告サーバ20にアップロードすることができる。
広告サーバ20は、オフライン広告配信部211、オフライン広告ログ部212、広告データベース(Database:以下「DB」という)221、コンテンツDB222、ログDB223および詳細情報ページDB224を含んで構成される。広告DB221、コンテンツDB222、ログDB223および詳細情報ページDB224は、サーバ記憶部22に含まれる。
オフライン広告配信部211は、端末装置10がオフラインで使用するための広告データを端末装置10に配信する。オフライン広告ログ部212は、端末装置10から受信する広告ログを収集し、収集した広告ログを解析する。オフライン広告配信部211およびオフライン広告ログ部212は、サーバCPU21がサーバ記憶部22に記憶されるプログラムを実行することによって実現される機能である。
広告DB221は、端末装置10がオフラインで使用するための広告情報を記憶するデータベースである。コンテンツDB222は、書籍コンテンツおよびコンテンツ情報を記憶するデータベースである。コンテンツ情報は、端末装置10がオフラインで使用するためのサムネイル情報および詳細情報を含む。サムネイル情報は、サムネイルを表す情報である。ログDB223は、広告ログを記憶するデータベースである。詳細情報ページDB224は、オンラインで端末装置10に提供する詳細情報を記憶するデータベースである。
シーケンスS1では、端末装置10は、たとえば後述するタイマ定期配信時間間隔で、広告メタデータを要求するための広告メタデータ要求を広告サーバ20に送信する。広告メタデータは、広告データを取得するために必要なメタデータであり、たとえばコンテンツ情報および広告情報などの情報を取得する所得先を表す統一資源位置指定子(Uniform Resource Locator:以下「URL」という)を含むデータである。
シーケンスS2では、広告サーバ20は、端末装置10から広告メタデータ要求を受信すると、受信した広告メタデータ要求を送信した端末装置10に応じた広告メタデータを、端末装置10に送信する。端末装置10に応じた広告メタデータとは、たとえば端末装置10が有する表示画面の解像度や大きさなどの仕様に応じた広告メタデータということである。広告メタデータは、端末装置10に応じたコンテンツ情報、たとえばコンテンツの詳細情報および広告情報、たとえば広告の画像を取得する取得先のURLと、各広告を識別するための広告識別情報である広告識別子(Identification:以下「ID」という)と、広告を表示する期間を表す有効期間と、端末装置10に応じた広告情報の広告種別IDと、端末装置10に応じたコンテンツ情報のコンテンツIDとを含む。広告種別IDは、各広告の種別を識別するための種別識別情報である。コンテンツIDは、各書籍コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報である。
シーケンスS3では、端末装置10は、広告サーバ20から広告メタデータを受信すると、広告データを要求するための広告データ要求を、先に受信した広告メタデータとともに広告サーバ20に送信する。シーケンスS4では、広告サーバ20は、端末装置10から広告データ要求を受信すると、広告種別IDによって特定される広告情報を、広告DB221から読み出す。また、シーケンスS5では、広告サーバ20は、コンテンツIDによって特定されるコンテンツ情報を、コンテンツDB222から読み出す。
シーケンスS6では、広告サーバ20は、読み出した広告情報およびコンテンツ情報を、広告データとして端末装置10に送信する。端末装置10は、広告サーバ20から広告データを受信すると、受信した広告データをオフライン広告データ記憶部121に記憶する。
シーケンスS7では、端末装置10は、タイマ定期配信時間間隔で、オフライン広告ログ記憶部122に記憶された広告ログを、オフライン広告ログとして、広告サーバ20に送信してアップロードする。シーケンスS8では、広告サーバ20は、端末装置10から受信した広告ログをログDB223に記憶する。シーケンスS9では、広告サーバ20は、広告ログの解析のために、ログDB223に記憶された広告ログを読み出す。
シーケンスS10では、端末装置10は、表示部16の表示画面に表示された広告情報がタップされたときに詳細情報が端末記憶部12に記憶されていない場合、オンラインで詳細情報を提供する詳細情報ページDB224にリダイレクトされ、広告サーバ20の詳細情報ページDB224から詳細情報を取得する。このとき、広告サーバ20は、リダイレクトされたことによる詳細情報の取得があったことを表すオンライン広告ログを生成し、生成したオンライン広告ログを広告ログとしてログDB223に記憶する。
オンライン広告ログは、クリック率を計算するときのクリック数に加算される。クリック率は、実際に詳細情報を表示した回数を、クリック数で除算した値である。クリック数は、表示部16の表示画面がタップされた回数である。
シーケンスS2,S4〜S6の処理は、広告サーバ20のオフライン広告配信部211によって実行される。シーケンスS8〜S10の処理は、広告サーバ20のオフライン広告ログ部212によって実行される。
図6は、おすすめ書籍一覧画面の例を示す図である。おすすめ書籍一覧画面は、端末装置10の表示部16の表示画面に表示される画面である。図6(a)に示したおすすめ書籍一覧画面31は、おすすめの書籍の表紙のサムネイル311を一覧表示した例である。図6(a)に示したおすすめ書籍一覧画面31には、おすすめ書籍一覧画面31のタイトル「おすすめの書籍の紹介」、および「本1」〜「本9」の書籍の表示のサムネイル311が表示されている。
図6(b)に示したおすすめ書籍一覧画面32は、図6(a)に示したおすすめ書籍一覧画面31にバナー広告表示欄321を追加した例である。バナー広告表示欄321は、広告情報を表示する領域であり、広告情報をたとえばバナー広告として表示する。図6(b)に示したバナー広告表示欄321には、「本2」を紹介するための追加の広告が表示されている。
図6(c)に示したおすすめ書籍一覧画面33は、バナー広告表示欄321に表示されている追加の広告の書籍に対応するサムネイル311に、他の書籍のサムネイルと識別可能な識別情報、たとえば枠331を付加して表示した例である。図6(c)に示したおすすめ書籍一覧画面33には、バナー広告表示欄321に表示されている追加の広告の書籍である「本2」に対応するサムネイル311に枠331が付加されて表示されている。
図7は、その他の書籍の一覧画面の例を示す図である。その他の書籍の一覧画面は、端末装置10の表示部16の表示画面に表示される画面である。図7(a)に示した最近読んだ書籍一覧画面34は、最近読んだ書籍の表紙のサムネイル311を表示した例である。図7(a)に示した最近読んだ書籍一覧画面34には、最近読んだ書籍一覧画面34のタイトル「最近読んだ書籍」、および「本1」,「本2」,「本8」の書籍の表示のサムネイル311が表示されている。
図7(b)に示した最近読んだ書籍一覧画面35は、図7(a)に示した最近読んだ書籍一覧画面34にバナー広告表示欄321を追加した例である。図7(b)に示したバナー広告表示欄321には、「本2」の追加の広告が表示されている。図7(c)に示したお気に入り書籍一覧画面36は、お気に入りの書籍の表紙のサムネイル311を表示した例である。図7(c)に示したお気に入り書籍一覧画面36には、お気に入り書籍一覧画面36のタイトル「お気に入り書籍」、および「本1」,「本3」の書籍の表示のサムネイル311が表示されている。
ユーザは、表示部16の表示画面に表示されるサムネイル311の一覧から所望のサムネイル311を削除可能である。端末CPU11は、メニューから削除機能が選択され、選択された削除機能によって、1つのサムネイル311の削除が指示されると、削除が指示されたサムネイル311、該サムネイル311の詳細情報を、端末記憶部12から消去する。
図8は、ホーム画面の例を示す図である。ホーム画面は、たとえば端末装置10のホームボタン171が操作されたときに、表示部16の表示画面に表示される画面であり、たとえば選択可能なアプリケーションプログラム(以下「アプリ」という)411の一覧が表示される。図8(a)に示したホーム画面41には、ホーム画面41のタイトル「ホーム」、および選択可能なアプリ411の一覧として、「アプリ」、「他のアプリ1」〜「他のアプリ4」が表示されている。ユーザは、選択可能なアプリ411の一覧の中の1つをタップすることによって、タップしたアプリ411を起動することができる。
図8(b)に示したホーム画面42は、図8(a)に示したホーム画面41に更新インジケータ421を付加して表示した例である。更新インジケータ421は、端末記憶部12に記憶される広告データが更新されたことをユーザに告知するための標識であり、表示画面の左上に表示される。
図9は、詳細情報を表示する画面の例を示す図である。図9(a)に示した詳細広告画面43は、表示画面に表示されるサムネイル311またはバナー広告表示欄321がタップされたときに、端末記憶部12に記憶される詳細情報を読み出して表示した画面である。
詳細広告画面43は、表示画面に表示されたサムネイル311のいずれか1つがタップされた場合、タップされたサムネイル311の書籍の詳細情報を表示し、表示画面に表示されたバナー広告表示欄321がタップされた場合、バナー広告表示欄321に表示された広告情報に対応する書籍の詳細情報を表示する。図9(a)に示した詳細広告画面43には、詳細広告画面43のタイトル「書籍タイトル(本2)」、および詳細情報431が表示されている。
図9(b)に示した詳細広告ブラウザ画面44は、表示画面に表示されたバナー広告表示欄321がタップされたときに、端末記憶部12に詳細情報が記憶されていない場合、ウェブブラウザによってインターネットを介して取得された詳細情報を、ウェブブラウザによって表示された画面である。図9(b)に示した詳細広告ブラウザ画面44には、詳細広告ブラウザ画面44のタイトル「ブラウザ(本2)」、および詳細情報441が表示されている。
図10は、書籍情報のデータ構造51を示す図である。書籍情報は、書籍に関する情報であり、端末記憶部12に記憶される。書籍情報のデータ構造51は、コンテンツID511、コンテンツタイトル512、ファイル形式513、URL514、サムネイルURL515、広告種別ID516およびその他書誌情報517の項目を含む。
コンテンツID511は、各書籍のコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を示す。コンテンツタイトル512は、書籍のタイトルである。ファイル形式513は、書籍のコンテンツを記憶するときのファイル形式である。URL514は、書籍のコンテンツを取得する取得先を示すURLである。サムネイルURL515は、書籍の表紙のサムネイルを取得する取得先を示すURLである。広告種別ID516は、書籍に対応する広告の種別を識別するための広告識別情報である。広告種別ID516は、広告識別情報が「001」のとき、広告情報であることを示し、広告識別情報が「002」のとき、サムネイルであることを示す。その他書誌情報517は、書籍に関する他の情報である。
図11は、広告情報のデータ構造52を示す図である。広告情報は、広告に関する情報であり、端末記憶部12に記憶される。広告情報のデータ構造52は、広告ID521、有効期間522、広告画像URL523、詳細情報URL524、広告種別ID525およびその他の情報526の項目を含む。
広告ID521は、各広告を識別するための広告識別情報である。有効期間522は、広告を表示する有効期間である。広告画像URL523は、バナー広告表示欄321に表示するための広告情報の画像を取得する取得先を示すURLである。
詳細情報URL524は、詳細情報を取得する取得先であるジャンプ先URLを示す。ジャンプ先URL、たとえば「jump://viewer」は、タップされた広告情報に対応する書籍のコンテンツID、たとえば「book://1001」を含む。詳細情報のページ指定があるときは、ジャンプ先URLは、指定されたページ、たとえば「?P=10」を含む。また、ジャンプ先URLは、詳細情報が端末記憶部12に記憶されていない場合、インターネットを介して詳細情報を取得する取得先のURL、たとえば「?alt_url=http://xxxx.com」を含む。広告種別ID525は、広告種別ID516と同じである。その他の情報526は、広告に関する他の情報である。
図12は、広告ログのデータ構造53を示す図である。広告ログは、表示画面に表示されたサムネイルがタップされたことによって詳細情報を表示したのか、表示画面に表示されたバナー広告表示欄321がタップされたことによって詳細情報を表示したのかなどを示すログ情報であり、端末記憶部12に記憶される。広告ログのデータ構造53は、広告種別ID531、広告ID/コンテンツID532、操作時間533および操作種別534の項目を含む。
広告種別ID531は、サムネイルに関する広告ログであるのか、広告情報に関する広告ログであるのかを、広告種別IDによって示す。具体的には、広告種別ID531は、「001」のとき、広告情報に関する広告ログであり、「002」のとき、サムネイルに関する広告ログであることを示す。
広告ID/コンテンツID532は、タップされたサムネイルの書籍のコンテンツID、または、バナー広告表示欄321に表示された広告情報の広告IDもしくはバナー広告表示欄321がタップされたときにバナー広告表示欄321に表示されていた広告情報の広告IDを示す。広告ID/コンテンツID532は、広告種別IDが「001」のときは、広告IDであり、広告種別IDが「002」のときは、コンテンツIDである。操作時間533は、表示された日時またはタップされた日時を示す。操作種別534は、表示か、クリックかを示す。具体的には、操作種別534は、「01」のとき表示であり、「02」のときクリック、つまりタップである。
図13は、第1の書籍広告通信処理の処理手順を示すフローチャートである。第1の書籍広告通信処理は、電子書籍アプリが実行する概略の処理およびバックグラウンド処理を示す。端末CPU11は、図8に示したホーム画面で、電子書籍アプリがタップされたとき、ステップA1に移る。バックグラウンド処理は、広告データを更新する処理であり、他の処理のバックグラウンドで処理される。
ステップA1では、端末CPU11は、書籍の表紙のサムネイルを、たとえば図6(a)に示したおすすめ書籍一覧画面31のように表示する。ステップA2では、端末CPU11は、タップなどのユーザ操作があると、ユーザ操作に対応する処理を実行して、第1の書籍広告通信処理を終了する。端末CPU11は、第1の書籍広告通信処理を終了しても、バックグラウンド処理を実行するため、ステップB1に移る。
ステップB1では、端末CPU11は、タイマ定期配信時間が経過したか否かを判定する。タイマ定期配信時間は、広告サーバ20から配信される広告データを取得する時間間隔を規定する予め定める時間であり、たとえば24時間に設定される。タイマ定期配信時間は、ユーザによって変更可能に構成される。端末装置10は、図示しないタイマなどの計時手段を有し、この計時手段によってタイマ定期配信時間が経過したか否かを判断する。端末CPU11は、タイマ定期配信時間が経過したとき、ステップB2に進み、タイマ定期配信時間が経過しなかったとき、ステップB1に戻る。
ステップB2では、端末CPU11は、書籍、たとえばおすすめ書籍の有無を、広告サーバ20に問い合わせる。ステップB3では、端末CPU11は、広告サーバ20に書籍、たとえばおすすめ書籍があるとき、広告サーバ20から書籍、たとえばおすすめ書籍のサムネイルおよび詳細情報などのデータを取得し、取得したデータを端末記憶部12に記憶して保存する。ステップB4では、端末CPU11は、広告情報の有無を、広告サーバ20に問い合わせる。ステップB5では、端末CPU11は、広告サーバ20に広告情報があるとき、広告サーバ20から広告情報などのデータを取得し、取得したデータを端末記憶部12に記憶して保存する。
ステップB6では、端末CPU11は、おすすめ書籍の更新があるか否かを判定する。端末CPU11は、ステップB3およびステップB5で新たに取得したデータとすでに端末記憶部12に記憶されていたデータとを比較して差があるとき、おすすめ書籍の更新があると判定し、すでに端末記憶部12に記憶されていたデータを削除して、ステップB7に進む。端末CPU11は、ステップB3およびステップB5で新たに取得したデータとすでに端末記憶部12に記憶されていたデータとを比較して差がないとき、おすすめ書籍の更新がないと判定し、新たに取得したデータを削除して、ステップB1に戻る。ステップB7では、端末CPU11は、更新インジケータ421を図8(b)のように表示して、ステップB1に戻る。
図14は、第2の書籍広告通信処理の処理手順を示すフローチャートである。第2の書籍広告通信処理は、第1の書籍広告通信処理のバックグラウンド処理に、広告ログの広告サーバ20へのアップロードを追加した処理である。
ステップC1,C2およびステップD1〜D7は、図13に示したステップA1,A2およびステップB1〜B7と同じであり、重複を避けるために説明は省略する。ステップD8では、端末CPU11は、端末記憶部12に記憶される広告ログを広告サーバ20に送信して、ステップD1に戻る。
図15は、第1の書籍広告表示処理の処理手順を示すフローチャートである。第1の書籍広告表示処理は、サムネイルなどを表示する処理である。端末CPU11は、図13に示したステップA1または図14に示したステップC1を実行したとき、ステップE1に移る。
ステップE1では、端末CPU11は、端末記憶部12(図15,16では「メモリ」という)からおすすめ情報を読み出して取得する。おすすめ情報は、おすすめ書籍の表紙のサムネイルのことである。ステップE2では、端末CPU11は、端末記憶部12から広告情報を読み出して取得する。ステップE3では、端末CPU11は、おすすめ一覧画面の背景を表示する。
ステップE4では、端末CPU11は、おすすめ情報があるか否かを判定する。端末CPU11は、ステップE1でおすすめ情報が取得できたとき、おすすめ情報があると判定し、ステップE5に進み、ステップE1でおすすめ情報が取得できなかったとき、おすすめ情報がないと判定し、第1の書籍広告表示処理を終了する。ステップE5では、端末CPU11は、おすすめ書籍一覧、たとえばおすすめ書籍の表紙のサムネイルの一覧を、図6(a)に示したおすすめ書籍一覧画面31のように表示する。
ステップE6では、端末CPU11は、広告情報があるか否かを判定する。端末CPU11は、ステップE2で広告情報が取得できたとき、広告情報があると判定し、ステップE7に進み、ステップE2で広告情報が取得できなかったとき、広告情報がないと判定し、第1の書籍広告表示処理を終了する。選択ステップであるステップE7では、端末CPU11は、広告リストから1つの広告をランダムに選択する。広告リストは、図11に示した広告情報のデータ構造52で示されるリストのことである。
ステップE8では、端末CPU11は、ステップE7で選択された広告の詳細情報URLを端末記憶部12から取得して解析する。具体的には、端末CPU11は、広告リストの詳細情報URL524のうち、選択された広告の広告ID521の行の詳細情報URL524を読み出して、コンテンツIDの有無を解析する。
ステップE9では、端末CPU11は、選択された広告と表示中のおすすめ情報との関連を確認する。すなわち、端末CPU11は、選択された広告に対応する書籍の表紙のサムネイルが、表示画面に表示中のサムネイルの一覧の中にあるか否かを確認する。具体的には、端末CPU11は、取得した詳細情報URL524に含まれるコンテンツIDの書籍の表紙のサムネイルが、表示画面に表示中のサムネイルの一覧の中にあるか否かを確認する。
表示ステップであるステップE10では、端末CPU11は、広告を表示する。すなわち、端末CPU11は、選択された広告の広告情報を、図6(b)に示したおすすめ書籍一覧画面32のように、バナー広告表示欄321に表示する。
ステップE11では、端末CPU11は、おすすめと関連があるか否かを判定する。端末CPU11は、ステップE9で、ステップE7で選択された広告に対応する書籍の表紙のサムネイルが、表示画面に表示中のサムネイルの一覧の中にあることを確認したとき、おすすめと関連があると判定し、ステップE12に進む。端末CPU11は、ステップE9で、ステップE7で選択された広告に対応する書籍の表紙のサムネイルが、表示画面に表示中のサムネイルの一覧の中にないことを確認したとき、おすすめと関連がないと判定し、第1の書籍広告表示処理を終了する。
ステップE12では、端末CPU11は、マッチしたおすすめサムネイルに枠表示を付加して、第1の書籍広告表示処理を終了する。すなわち、端末CPU11は、表示画面に表示中のサムネイルの一覧のうち、ステップE7で選択された広告に対応する書籍の表紙のサムネイルに、図6(c)に示したように、枠331を付加して、第1の書籍広告表示処理を終了する。
図16は、第2の書籍広告表示処理の処理手順を示すフローチャートである。第2の書籍広告表示処理は、第1の書籍広告表示処理に、書籍一覧の切り換え処理を追加した処理である。
ステップF1〜F5およびステップF10〜F16は、図15に示したステップE1〜E12と同じであり、重複を避けるために説明は省略する。ステップF6では、端末CPU11は、一覧切り換えのフリック操作があったか否かを判定する。一覧切り換えのフリック操作は、おすすめ書籍一覧画面上で指を横方向にすばやく移動させて、画面から指を離す操作である。端末CPU11は、一覧切り換えのフリック操作があったとき、ステップF7に進み、一覧切り換えのフリック操作がなかったとき、ステップF10に進む。
ステップF7では、端末CPU11は、端末記憶部12から最近読んだリスト情報を読み出して取得する。電子書籍アプリは、ユーザが読んだ書籍の履歴のうち、最近、たとえば1か月前から当日までの間に読まれた書籍を、最近読んだリスト情報として端末記憶部12に記憶している。
ステップF8では、端末CPU11は、最近読んだリスト情報があるか否かを判定する。端末CPU11は、ステップF7で端末記憶部12から最近読んだリスト情報を取得することができたとき、最近読んだリスト情報があると判定し、ステップF9に進み、ステップF7で端末記憶部12から最近読んだリスト情報を取得することができなかったとき、最近読んだリスト情報がないと判定し、ステップF10に進む。
ステップF10では、端末CPU11は、最近読んだ書籍一覧を、たとえば図7(a)または図7(b)のように表示する。図15に示した第2の書籍広告表示処理では、最近読んだ書籍一覧について示したが、お気に入り書籍一覧についても同様にフリック操作によって表示してもよい。
図17は、第1の詳細広告表示処理の処理手順を示すフローチャートである。第1の詳細広告表示処理は、書籍の詳細情報を表示する処理である。ステップG1は、図13に示したステップA1または図14に示したステップC1に相当し、図15に示した第1の書籍広告表示処理または図16に示した第2の書籍広告表示処理が実行される。ステップG2〜ステップG11が、図13に示したステップA2または図14に示したステップC2に示した「ユーザ操作に対応する処理」の一例である。
ステップG1では、端末CPU11は、書籍一覧・広告を表示する。具体的には、書籍の表示のサムネイルの一覧、および広告情報を表示する。ステップG2では、端末CPU11は、広告タップが有ったか否かを判定する。広告タップは、バナー広告表示欄321をタップすることである。端末CPU11は、広告タップが有ったとき、ステップG3に進み、広告タップがなかったとき、第1の詳細広告表示処理を終了する。
ステップG3では、端末CPU11は、詳細広告情報を端末記憶部12から読み出して取得し、解析する。詳細広告情報は、広告リストの詳細情報URL524であり、端末CPU11は、広告リストの詳細情報URL524に基づいて、タップされた広告情報の広告に対応する書籍の有無を解析する。ステップG4では、端末CPU11は、該当書籍があるか否かを判定する。端末CPU11は、詳細情報URL524に、たとえば「book://1001」などのコンテンツIDがあるとき、該当書籍があると判定し、ステップG5に進み、詳細情報URL524に、たとえば「book://1001」などのコンテンツIDがないとき、該当書籍がないと判定し、ステップG10に進む。
ステップG5では、端末CPU11は、書籍データを読み出す。書籍データは、書籍の詳細情報である。ステップG6では、端末CPU11は、ページ指定があるか否かを判定する。端末CPU11は、詳細情報URL524に、たとえば「?P=10」などのページ指定があるとき、ページ指定があると判定し、ステップG7に進み、詳細情報URL524に、たとえば「?P=10」などのページ指定がないとき、ページ指定がないと判定し、ステップG9に進む。
ステップG7では、端末CPU11は、ステップG5で読み出した書籍データのページうち、ページ指定で指定されたページの内容を詳細情報として、表示部16の表示画面に表示する。ステップG8では、端末CPU11は、広告選択をログに記録する。広告選択は、バナー広告表示欄321がタップされたことである。端末CPU11は、バナー広告表示欄321がタップされたことによって詳細情報を表示したことを表すログ情報を生成し、広告ログとして端末記憶部12に記憶し、第1の詳細広告表示処理を終了する。ステップG9では、端末CPU11は、ステップG5で読み出した書籍データのページうち、第1ページの内容を詳細情報として、表示部16の表示画面に表示し、ステップG8に進む。
ステップG10では、端末CPU11は、指定URLのウェブを取得する。すなわち、端末CPU11は、詳細情報URL524に含まれる「インターネットを介して詳細情報を取得する取得先のURL」からウェブページを取得する。端末CPU11は、端末装置10がオフラインで、指定URLからウェブページを取得できないときは、オフラインであるために、指定URLからウェブページを取得できない旨のエラーメッセージを表示部16の表示画面に表示して、第1の詳細広告表示処理を終了する。
ステップG11では、端末CPU11は、ウェブブラウザ(図17,18では「ブラウザ」という)を起動し、ウェブブラウザで、指定URLから取得したウェブページを、表示部16の表示画面に表示し、第1の詳細広告表示処理を終了する。
図17のフローチャートには示していないが、端末CPU11は、サムネイルがタップされたとき、サムネイルの書籍の詳細情報を端末記憶部12から読み出して、表示部16の表示画面に表示する。
図18は、第2の詳細広告表示処理の処理手順を示すフローチャートである。第2の詳細広告表示処理は、第1の詳細広告表示処理からページ指定の処理を除いた処理である。ステップH1〜H4およびステップH6〜H8は、図17に示したステップG1〜G4およびステップG8,G10,G11と同じであり、重複を避けるために説明は省略する。ステップH5では、端末CPU11は、書籍データを読み出して、たとえば書籍データのページのうち第1ページの内容を、表示部16の表示画面に表示する。
上述した実施形態では、端末CPU11が端末記憶部12に記憶されるプログラムを実行することによって、およびサーバCPU21がサーバ記憶部22に記憶されるプログラムを実行することによって、上述した処理を実行するが、上述した処理を実行するためのプログラムは、端末記憶部12およびサーバ記憶部22に記憶されることに限定されるものではなく、コンピュータで読取り可能な記録媒体に記録されていてもよい。記録媒体は、たとえば図示しない外部記憶装置としてプログラム読取装置を端末装置10および広告サーバ20に設け、それらに記録媒体を挿入することによって読取り可能な記録媒体であってもよいし、あるいは他の装置の記憶装置であってもよい。
いずれの記録媒体であっても、記憶されているプログラムがコンピュータ、たとえばCPUからアクセスされて実行される構成であればよい。あるいはいずれの記録媒体であっても、プログラムが読み出され、読み出されたプログラムが、端末記憶部12およびサーバ記憶部22のプログラム記憶エリアに記憶されて、そのプログラムが実行される構成であってもよい。
このように、端末通信部14は、ネットワーク2を介して、書籍コンテンツ、書籍コンテンツの表紙のサムネイル、各書籍コンテンツの一部を詳細に表す詳細情報、および各書籍コンテンツに対応する広告を表す広告情報を受信する。表示部16は、表示画面を有する。そして、端末CPU11は、端末通信部14によって受信されたサムネイルを表示部16の表示画面に表示させるとき、端末通信部14によって受信された広告情報が表す広告をランダムに選択し、選択した広告を表す広告情報を、前記表示画面の前記サムネイルを表示する領域とは異なる領域に表示させるとともに、前記表示画面に表示されるサムネイルのうち前記選択された広告に対応する書籍コンテンツの表紙のサムネイルに、他の書籍コンテンツの表紙のサムネイルと識別可能な識別情報、たとえば枠331を付加して表示させる。したがって、端末装置10は、書籍コンテンツのサムネイルの表紙と広告情報とが表示画面上で対応付けられるので、書籍コンテンツ、つまり電子書籍のサムネイルの広告効果を高めることができる。
さらに、端末操作部17は、前記表示画面に表示されたサムネイルの中から1つのサムネイルを選択、または前記表示画面に表示された広告情報を選択可能である。そして、端末CPU11は、端末操作部17によって前記表示画面に表示されたサムネイルの中から1つのサムネイルが選択されたとき、選択されたサムネイルに対応する書籍コンテンツの詳細情報を前記表示画面に表示させ、端末操作部17によって前記表示画面に表示された広告情報が選択されたとき、選択された広告情報によって表される広告に対応する書籍コンテンツの詳細情報を前記表示画面に表示させる。したがって、ユーザは、サムネイルの表紙または広告情報をタップすることによって、書籍コンテンツ、つまり電子書籍の詳細情報を見ることができ、端末装置10は、電子書籍のサムネイルの広告効果をより高めることができる。
さらに、端末CPU11は、端末操作部17によって前記表示画面に表示された広告情報が選択され、選択された広告情報によって表される広告に対応する書籍コンテンツの詳細情報を前記表示画面に表示させるとき、該詳細情報として、前記選択された広告情報によって表される広告に対応する書籍コンテンツの頁のうち予め定める頁の内容を表示させる。したがって、ユーザは、詳細情報として、書籍コンテンツ、つまり電子書籍の特定の頁、たとえば注目すべき頁の内容を参照することができ、端末装置10は、電子書籍のサムネイルの広告効果をより高めることができる。
さらに、端末記憶部12は、情報を記憶する。そして、端末CPU11は、前記詳細情報を前記表示画面に表示させたとき、端末操作部17によって前記表示画面に表示されたサムネイルの中から1つのサムネイルが選択されたことによって詳細情報を表示させたのか、または端末操作部17によって前記表示画面に表示された広告情報が選択されたとによって詳細情報を表示させたのかを表す広告ログを端末記憶部12に記憶する。したがって、端末装置10は、オフラインで広告ログを収集することができる。
さらに、端末通信部14は、端末記憶部12に記憶された広告ログを、広告ログを集計して解析する広告サーバ20に送信する。したがって、広告サーバ20は、端末装置10がオフラインで動作していても、アップロードされた広告ログに基づいて、電子書籍のサムネイルおよび広告情報に対する操作状況を解析することができる。
さらに、端末記憶部12は、端末通信部14によって受信された書籍コンテンツ、サムネイル、書籍コンテンツの詳細情報、および広告情報と、ネットワーク2を介して、書籍コンテンツ、サムネイル、書籍コンテンツの詳細情報、および広告情報を取得する取得先とを関連付けて記憶する。端末操作部17は、端末記憶部12に記憶されるサムネイルの中の1つのサムネイル、該1つのサムネイルに対応する書籍コンテンツ、および該書籍コンテンツの詳細情報を削除可能である。そして、端末CPU11は、端末操作部17によって前記画面に表示された広告情報が選択され、選択された広告情報によって表される広告に対応する書籍コンテンツの詳細情報が、端末操作部17によって端末記憶部12から削除されているとき、端末記憶部12に記憶される取得先のうち端末操作部17によって選択された広告情報によって表される広告に対応する書籍コンテンツの詳細情報に関連付けられた取得先から詳細情報を取得し、取得した詳細情報を表示させるしたがって、端末装置10は、書籍コンテンツが削除されても、広告情報に基づいて、書籍コンテンツの詳細情報をオンラインで取得することができる。
さらに、ネットワーク2を介して、書籍コンテンツ、書籍コンテンツの表紙のサムネイル、各書籍コンテンツの一部を詳細に表す詳細情報、および各書籍コンテンツに対応する広告を表す広告情報を受信する端末通信部14と、表示画面を有する表示部16とを含む端末装置10が情報処理方法を実行するにあたって、ステップE7では、端末通信部14によって受信されたサムネイルを表示部16の表示画面に表示するとき、端末通信部14によって受信された広告情報が表す広告をランダムに選択する。そして、ステップE10では、ステップE7で選択された広告を表す広告情報を、前記表示画面の前記サムネイルを表示する領域とは異なる領域に表示するとともに、前記表示画面に表示されるサムネイルのうち前記選択された広告に対応する書籍コンテンツの表紙のサムネイルに、他の書籍コンテンツの表紙のサムネイルと識別可能な識別情報、たとえば枠331を付加して表示する。したがって、情報処理方法は、書籍コンテンツのサムネイルの表紙と広告情報とが表示画面上で対応付けられるので、書籍コンテンツ、つまり電子書籍のサムネイルの広告効果を高めることができる。
さらに、ネットワーク2を介して、書籍コンテンツ、書籍コンテンツの表紙のサムネイル、各書籍コンテンツの一部を詳細に表す詳細情報、および各書籍コンテンツに対応する広告を表す広告情報を受信する端末通信部14と、表示画面を有する表示部16と、コンピュータとを含む端末装置10のコンピュータに、端末通信部14によって受信されたサムネイルを表示部16の表示画面に表示するとき、端末通信部14によって受信された広告情報が表す広告をランダムに選択するステップE7と、ステップE7で選択された広告を表す広告情報を、前記表示画面の前記サムネイルを表示する領域とは異なる領域に表示するとともに、前記表示画面に表示されるサムネイルのうち前記選択された広告に対応する書籍コンテンツの表紙のサムネイルに、他の書籍コンテンツの表紙のサムネイルと識別可能な識別情報、たとえば枠331を付加して表示するステップE10とを実行させるためのプログラムとして提供することができる。