JP5854207B2 - インクセット - Google Patents
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Description
本発明に係るインクセットの一態様は、
少なくとも、イエローインク、マゼンタインク、及びシアンインクを備えたインクセットであって、
前記イエローインクが、着色剤として、下記一般式(y−1)で表される化合物またはその塩、および下記一般式(y−2)で表される化合物またはその塩、からなる群から選択される少なくとも一種を含有し、
前記マゼンタインクが、着色剤として、下記一般式(m−1)で表される化合物またはその塩からなる群から選択される少なくとも一種を含有し、
前記シアンインクが、着色剤として、下記一般式(c−1)で表される化合物またはその塩からなる群から選択される少なくとも一種と、下記一般式(c−2)で表される化合物またはその塩からなる群から選択される少なくとも一種と、を含有する。
破線で表される環AC1乃至DC1は、それぞれ独立にポルフィラジン環に縮環したベンゼン環又は6員環の含窒素複素芳香環を表し、含窒素複素芳香環の個数は平均値で0.00を超えて3.00以下であり、残りはベンゼン環であり、
EC1はC2−C12アルキレンを表し、
XC1は、置換基として、スルホ基、カルボキシ基、リン酸基、スルファモイル基、カルバモイル基、ヒドロキシ基、C1−C6アルコキシ基、アミノ基、モノC1−C4アルキルアミノ基、ジC1−C4アルキルアミノ基、モノC6−C10アリールアミノ基、ジC6−C10アリールアミノ基、C1−C3アルキルカルボニルアミノ基、ウレイド基、C1−C6アルキル基、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン原子、C1−C6アルキルスルホニル基、及びC1−C6アルキルチオ基よりなる群から選択される1種類又は2種類以上の置換基を有しても良い、スルホアニリノ基、カルボキシアニリノ基、ホスホノアニリノ基、スルホナフチルアミノ基、カルボキシナフチルアミノ基又はホスホノナフチルアミノ基であり、
RC1は水素原子;スルホ基;カルボキシ基;リン酸基;スルファモイル基;カルバモイル基;ヒドロキシ基;C1−C6アルコキシ基;アミノ基;モノC1−C6アルキルアミノ基;ジC1−C6アルキルアミノ基;モノアリールアミノ基;ジアリールアミノ基;C1−C3アルキルカルボニルアミノ基;ウレイド基;C1−C6アルキル基;ニトロ基;シアノ基;ハロゲン原子;C1−C6アルキルスルホニル基;又はアルキルチオ基;を表し、
基FC1はフェニル基;又は、6員含窒素複素芳香環基;を表し、
aは1以上6以下の整数を表し、
bは平均値で0.00以上3.90未満であり、
cは平均値で0.10以上4.00未満であり、
且つb及びcの和は、平均値で1.00以上4.00未満である。)
ZC2は、それぞれ独立に、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アラルキル基、アリール基、またはヘテロ環基を表し、
YC21、YC22、YC23、YC24、YC25、YC26、YC27及びYC28は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アラルキル基、アリール基、ヘテロ環基、シアノ基、ヒドロキシ基、ニトロ基、アミノ基、アルキルアミノ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アミド基、アリールアミノ基、ウレイド基、スルファモイルアミノ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルコキシカルボニルアミノ基、スルホンアミド基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基、ヘテロ環オキシ基、アゾ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、シリルオキシ基、アリールオキシカルボニル基、アリールオキシカルボニルアミノ基、イミド基、ヘテロ環チオ基、ホスホリル基、アシル基、カルボキシル基、またはスルホン基を表し、
a1〜a4は、4≦a1+a2+a3+a4≦8を満たし、かつそれぞれ独立に1または2の整数を表し、
MC2は、水素原子、金属元素、金属酸化物、金属水酸化物、または金属ハロゲン化物を表す。)
適用例1において、
さらに、第1ブラックインクおよび第2ブラックインクの少なくとも一方を備え、
前記第1ブラックインクは、着色剤として、顔料を含有し、
前記第2ブラックインクは、着色剤として、下記一般式(b−1)で表される化合物またはその塩からなる群から選択される少なくとも一種と、下記一般式(b−2)で表される化合物またはその塩からなる群から選択される少なくとも一種と、を含有することができる。
RB11は、カルボキシ基;C1−C8アルコキシカルボニル基;C1−C4アルキル基;C1−C8アルコキシカルボニル基もしくはカルボキシ基で置換されたC1−C4アルキル基;フェニル基;またはヒドロキシ基、スルホ基もしくはカルボキシ基で置換されたフェニル基を表し、
RB12、RB13およびRB14は、それぞれ独立に、水素原子;塩素原子;ヒドロキシ基;スルホ基;カルボキシ基;スルファモイル基;カルバモイル基;C1−C4アルキル基;C1−C4アルコキシ基;ヒドロキシ基、C1−C4アルコキシ基、ヒドロキシC1−C4アルコキシ基、スルホ基もしくはカルボキシ基で置換されたC1−C4アルコキシ基;ヒドロキシ基、スルホ基もしくはカルボキシ基で置換されたモノもしくはジC1−C4アルキルアミノ基;C1−C4アルキルカルボニルアミノ基;ヒドロキシ基もしくはカルボキシ基で置換されたC1−C4アルキルカルボニルアミノ基;ヒドロキシ基、スルホ基もしくはカルボキシ基で置換されたN’−C1−C4アルキルウレイド基;ベンゼン環が塩素原子、C1−C4アルキル基、ニトロ基、スルホ基もしくはカルボキシ基で置換されたフェニルアミノ基;ベンゼン環が塩素原子、C1−C4アルキル基、ニトロ基、スルホ基もしくはカルボキシ基で置換されたベンゾイルアミノ基;またはベンゼン環が塩素原子、C1−C4アルキル基、ニトロ基、スルホ基もしくはカルボキシ基で置換されたフェニルスルホニルアミノ基;をそれぞれ表し、
基AB1は、下記一般式(b−1−1)で表される置換複素環基であり、
基BB1は、フェニル基または置換されたフェニル基もしくはナフチル基または置換されたナフチル基であり、基BB1が置換フェニル基の場合は、ヒドロキシ基;スルホ基;カルボキシ基;C1−C4アルキル基;C1−C4アルコキシ基;C1−C4アルキルスルホニル基;ニトロ基;アミノ基;モノもしくはジC1−C4アルキルアミノ基;アセチルアミノ基;およびベンゼン環が塩素原子、C1−C4アルキル基、ニトロ基、スルホ基もしくはカルボキシ基で置換されたベンゾイルアミノ基;よりなる群から選択される置換基を有し、基BB1が置換ナフチル基の場合は、ヒドロキシ基;スルホ基;C1−C4アルコキシ基;およびベンゼン環がメチル基、ニトロ基または塩素原子で置換されたフェニルスルホニルオキシ基;よりなる群から選択される置換基を有する。)
XB2は、2価の架橋基を表す。)
適用例1または適用例2において、
さらに、前記マゼンタインクが、着色剤として、下記一般式(m−2)で表される化合物またはその塩からなる群から選択される少なくとも一種を含有することができる。
BM21およびBM22は、各々−CRM21=、−CRM22=を表すか、あるいはいずれか一方が窒素原子,他方が−CRM21=または−CRM22=を表し、
RM23,RM24は、各々独立に、水素原子、脂肪族基、芳香族基、複素環基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、カルバモイル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、またはスルファモイル基を表わし、RM23,RM24は、更に置換基を有していてもよく、
GM2、RM21、RM22は、各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、脂肪族基、芳香族基、複素環基、シアノ基、カルボキシル基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アシル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、シリルオキシ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、ヘテロ環オキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アリールオキシカルボニルオキシ基、アルキル基またはアリール基または複素環基で置換されたアミノ基、アシルアミノ基、ウレイド基、スルフアモイルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、アルキルおよびアリールスルホニルアミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、ニトロ基、アルキルおよびアリールチオ基、アルキルおよびアリールスルホニル基、アルキルおよびアリールスルフィニル基、スルファモイル基、スルホ基、またはヘテロ環チオ基を表し、GM2、RM21、RM22は、更に置換されていてもよく、
RM21とRM23、あるいはRM23とRM24が結合して5〜6員環を形成してもよい。)
適用例1ないし適用例3のいずれか1例において、
前記一般式(y−1)で表される化合物が、下記式(y−11)で表される化合物であることができる。
適用例1ないし適用例4のいずれか1例において、
前記一般式(y−2)で表される化合物が、下記一般式(y−21)で表される化合物であることができる。
適用例1ないし適用例5のいずれか1例において、
前記一般式(m−1)で表される化合物が、下記一般式(m−11)で表される化合物であることができる。
適用例1ないし適用例6のいずれか1例において、
前記一般式(c−1)において、
環AC1乃至DC1における含窒素複素芳香環がそれぞれ独立に、2位及び3位で、又は3位及び4位で縮環したピリジン環;若しくは、2位及び3位で縮環したピラジン環であり、
EC1が、直鎖C2−C4アルキレンであり、
XC1が、置換基として、スルホ基、カルボキシ基、ヒドロキシ基、C1−C6アルコキシ基、アミノ基、モノC1−C4アルキルアミノ基、ジC1−C4アルキルアミノ基、C1−C3アルキルカルボニルアミノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、C1−C6アルキルスルホニル基及びアルキルチオ基より成る群から選択される1種類又は2種類の置換基を、0乃至2つ有しても良い、スルホアニリノ基;置換基として、スルホ基、カルボキシ基、ヒドロキシ基、及びスルファモイル基よりなる群から選択される1種類又は2種類の置換基を0乃至2つ有しても良いカルボキシアニリノ基;ホスホノアニリノ基;若しくは、置換基として、スルホ基及びヒドロキシ基から選択される1種類又は2種類の置換基を0乃至2つ有しても良いスルホナフチルアミノ基;であり、
RC1が、水素原子;スルホ基;カルボキシ基;C1−C6アルコキシ基;C1−C6アルキル基;又はハロゲン原子;であり、
基FC1が、フェニル基;又は、RC1が水素原子であるピリジル基;であり、
aが1又は2の整数であることができる。
適用例1ないし適用例7のいずれか1例において、
前記一般式(c−2)で表される化合物が、下記一般式(c−21)で表される化合物であることができる。
適用例2において、
前記一般式(b−1)において、
RB11が、カルボキシ基;C1−C8アルコキシカルボニル基;C1−C4アルキル基カルボキシ基で置換されたC1−C4アルキル基;またはフェニル基であり、
RB12、RB13およびRB14は、それぞれ独立に、水素原子;スルホ基;C1−C4アルキル基;C1−C4アルコキシ基;スルホ基もしくはカルボキシ基で置換されたC1−C4アルコキシ基;C1−C4アルキルカルボニルアミノ基;またはスルホ基もしくはカルボキシ基で置換されたN’−C1−C4アルキルウレイド基であり、
前記一般式(b−1−1)において、
RB16、RB17およびRB18が、それぞれ独立に、水素原子;塩素原子;カルボキシ基;スルホ基;ニトロ基;C1−C4アルコキシ基;C1−C4アルコキシ基;またはC1−C4アルキルスルホニル基であり、
前記一般式(b−1)中の前記基BB1が、ヒドロキシ基;スルホ基;カルボキシ基;C1−C4アルキル基;C1−C4アルコキシ基;よりなる群から選択される置換基を有するフェニル基であることができる。
適用例2において、
前記一般式(b−2)において、
前記XB2で表される2価の架橋基が、ピペラジン−1,4−ジイル基;またはC1−C4アルキル基もしくはC1−C4アルコキシ基で置換されたピペラジン−1,4−ジイル基であることができる。
適用例3において、
前記一般式(m−2)で表される化合物が、下記一般式(m−22)で表される化合物であることができる。
本発明の一実施形態に係るインクセットは、少なくとも、イエローインク、マゼンタインク、シアンインクを備える。以下、各インクに含まれる成分について、説明する。
本実施形態に係るイエローインクは、着色剤として、下記一般式(y−1)で表される化合物またはその塩(以下、単に「染料(y−1)」ともいう。)、および下記一般式(y−2)で表される化合物またはその塩(以下、単に「染料(y−2)」ともいう。)、からなる群から選択される少なくとも一種を含有する。
染料(y−1)は、遊離酸として表した場合に下記式(y−1)で表される。染料(y−1)は、イエローインク中で電離していてもよく、その場合は、式(y−1)で表される染料の−SO3H基の少なくとも1つが電離して−SO3 −となっていてもよく、さらに、この場合の対イオンは特に限定されない。したがって、本実施形態の染料(y−1)は、酸、イオンおよび塩のいずれの形態であってもよいが、遊離酸として表現した場合に、下記式(y−1)の表記で表されるものである。
染料(y−1)は、水溶性のイエロー色素に属する。染料(y−1)は、水を含む溶媒に添加された場合には、5つ存在する−SO3H基の少なくとも1つが電離して−SO3 −となって、イオンとして該溶媒中に存在できる。また、染料(y−1)は、水を含む溶媒に添加された場合には、5つ存在する−SO3H基の全部が電離して−SO3 −となって該溶媒中に存在していてもよい。
染料(y−2)は、下記式(y−2)で表される。染料(y−2)は、発色性、耐湿性および耐ガス性に優れるという性質を備える。
本実施形態に係るマゼンタインクは、着色剤として、下記一般式(m−1)で表される化合物またはその塩(以下、単に「染料(m−1)」ともいう。)からなる群から選択される少なくとも一種を含有する。
染料(m−1)は、下記一般式(m−1)で表される。式(m−1)で表される化合物またはその塩を含有することにより、優れた耐湿性および耐ガス性を有し、バランスのとれた特性を有するマゼンタインクを提供することができる。
上記式(m−1)中、AM1は、炭素数1または2のアルキレン基が好ましく、炭素数2のアルキレン基であることがより好ましい。
本実施形態に係るマゼンタインクは、上記染料(m−1)に加えて、さらに、下記一般式(m−2)で表される化合物またはその塩(以下、単に「染料(m−2)」ともいう。)からなる群から選択される少なくとも一種を含有してもよい。染料(m−1)と染料(m−2)とを併用することにより、優れた発色性および耐湿性を有し、バランスのとれた特性を有するマゼンタインクを提供することができる。
本実施形態に係るシアンインクは、着色剤として、下記一般式(c−1)で表される化合物またはその塩(以下、単に「染料(c−1)」ともいう。)からなる群から選択される少なくとも一種と、下記一般式(c−2)で表される化合物またはその塩(以下、単に「染料(c−2)」ともいう。)からなる群から選択される少なくとも一種と、を含有する。
染料(c−1)は、下記一般式(c−1)で表されるポルフィラジン系化合物である。すなわち、すなわち、テトラベンゾポルフィラジン(通常、フタロシアニンと呼ばれているもの)の4つのベンゾ(ベンゼン)環0個を超えて3個以下を含窒素複素芳香環に置き換えたものである。
破線で表される環AC1乃至DC1は、それぞれ独立にポルフィラジン環に縮環したベンゼン環又は6員環の含窒素複素芳香環を表し、含窒素複素芳香環の個数は平均値で0.00を超えて3.00以下であり、残りはベンゼン環であり、
EC1はC2−C12アルキレンを表し、
XC1は、置換基として、スルホ基、カルボキシ基、リン酸基、スルファモイル基、カルバモイル基、ヒドロキシ基、C1−C6アルコキシ基、アミノ基、モノC1−C4アルキルアミノ基、ジC1−C4アルキルアミノ基、モノC6−C10アリールアミノ基、ジC6−C10アリールアミノ基、C1−C3アルキルカルボニルアミノ基、ウレイド基、C1−C6アルキル基、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン原子、C1−C6アルキルスルホニル基、及びC1−C6アルキルチオ基よりなる群から選択される1種類又は2種類以上の置換基を有しても良い、スルホアニリノ基、カルボキシアニリノ基、ホスホノアニリノ基、スルホナフチルアミノ基、カルボキシナフチルアミノ基又はホスホノナフチルアミノ基であり、
RC1は水素原子;スルホ基;カルボキシ基;リン酸基;スルファモイル基;カルバモイル基;ヒドロキシ基;C1−C6アルコキシ基;アミノ基;モノC1−C6アルキルアミノ基;ジC1−C6アルキルアミノ基;モノアリールアミノ基;ジアリールアミノ基;C1−C3アルキルカルボニルアミノ基;ウレイド基;C1−C6アルキル基;ニトロ基;シアノ基;ハロゲン原子;C1−C6アルキルスルホニル基;又はアルキルチオ基;を表し、
基FC1はフェニル基;又は、6員含窒素複素芳香環基;を表し、
aは1以上6以下の整数を表し、
bは平均値で0.00以上3.90未満であり、
cは平均値で0.10以上4.00未満であり、
且つb及びcの和は、平均値で1.00以上4.00未満である。
(イ)環AC1乃至DC1における含窒素複素芳香環としては、それぞれ独立に、2位及び3位で、又は3位及び4位で縮環したピリジン環;若しくは、2位及び3位で縮環したピラジン環が好ましい。
(ロ)EC1としては、直鎖C2−C4アルキレンが好ましい。
(ハ)XC1としては、置換基として、スルホ基、カルボキシ基、ヒドロキシ基、C1−C6アルコキシ基、アミノ基、モノC1−C4アルキルアミノ基、ジC1−C4アルキルアミノ基、C1−C3アルキルカルボニルアミノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、C1−C6アルキルスルホニル基及びアルキルチオ基より成る群から選択される1種類又は2種類の置換基を、0乃至2つ有しても良い、スルホアニリノ基;置換基として、スルホ基、カルボキシ基、ヒドロキシ基、及びスルファモイル基よりなる群から選択される1種類又は2種類の置換基を0乃至2つ有しても良いカルボキシアニリノ基;ホスホノアニリノ基;若しくは、置換基として、スルホ基及びヒドロキシ基から選択される1種類又は2種類の置換基を0乃至2つ有しても良いスルホナフチルアミノ基;が好ましい。
(ニ)RC1としては、水素原子;スルホ基;カルボキシ基;C1−C6アルコキシ基;C1−C6アルキル基;又はハロゲン原子;がこのましい。
(ホ)基FC1としては、フェニル基;又は、RC1が水素原子であるピリジル基が好ましい。
(ヘ)aとしては、1又は2が好ましい。
染料(c−2)は、下記一般式(c−2)で表されるフタロシアニン系化合物である。
(イ)XC21〜XC24に関しては、それぞれ独立に、−SO2−ZC2が好ましい。
(ロ)ZC2に関しては、それぞれ独立に、置換アルキル基、置換アリール基、置換ヘテロ環基が好ましく、置換アルキル基が最も好ましい。
(ハ)YC21〜YC28に関しては、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、カルボキシル基、およびスルホン基が好ましく、水素原子が最も好ましい。
(ニ)a1〜a4は、それぞれ独立に、1または2であることが好ましく、特にa1=a2=a3=a4=1であることが好ましい。
(ホ)MC2は、Cu、Ni、Zn、またはAlであることが好ましく、中でもCuであることが最も好ましい。
(ヘ)染料(c−2)の分子量は、750〜2500の範囲であること好ましく、更に995〜2500の範囲であることが好ましく、その中でも995〜2000の範囲であることが好ましく、特に995〜1800の範囲であることが最も好ましい。
本実施形態に係るインクセットは、さらに、第1ブラックインクおよび第2ブラックインクの少なくとも一方を備えてもよい。以下、各ブラックインクに含まれる成分について説明する。
第1ブラックインクは、着色剤として、顔料を含有する。第1ブラックインクの顔料は、自己分散型顔料である。自己分散型顔料とは、分散剤なしに水性媒体中に分散および/または溶解することが可能な顔料である。ここで「分散剤なしに水性媒体中に分散および/または溶解」とは、顔料を分散させるための分散剤を用いなくても、その表面の親水基により、水性媒体中に安定に存在している状態をいう。
第2ブラックインクは、着色剤として、下記一般式(b−1)で表される化合物またはその塩(以下、単に「染料(b−1)」ともいう。)からなる群から選択される少なくとも一種と、下記一般式(b−2)で表される化合物またはその塩(以下、単に「染料(b−2)」ともいう。)からなる群から選択される少なくとも一種と、を含有する。
染料(b−1)は、下記一般式(b−1)で表される。染料(b−1)は、光の照射を受けたり、大気中のガス(特に、オゾン)に晒されたりしても、分解しにくい性質を備えている。そのため、第2ブラックインクを用いて形成された画像は、耐光性、耐ガス性に優れ、光や大気の影響による変色や退色を起こしにくい。
染料(b−2)は、下記式(b−2)で表される。染料(b−2)は、染料(b−1)の色補正用の染料として用いることができる。そのため、第2ブラックインク中における染料(b−1)および染料(b−2)の含有量や、これらの染料の含有比率を調整することによって、第2ブラックインクを用いて形成される画像の色相を容易に無彩色に近づけることができる。つまり、第2ブラックインクを用いて記録される画像の色相は、染料(b−1)および染料(b−2)の相補的な作用よって、目視にて優れた黒色を呈するものにできる。本明細書において、優れた黒色とは、画像のa*値が−3以上3以下の範囲内にあり、かつ、b*値が−3以上3以下であることを意味する。前記a*値およびb*値は、L*a*b*表色系としてCIE(国際照明委員会)で規定されている。
度)×100(式中、「実吐出ドット数」は単位面積当たりの実吐出ドット数であり、「縦解像度」および「横解像度」はそれぞれ単位面積当たりの解像度である。)」により算出される値である。
第2ブラックインクは、さらに、染料(b−1)および染料(b−2)以外の着色剤を含んでいてもよい。染料(b−1)および染料(b−2)以外の色材としては、特に限定されないが、例えば、下記一般式(b−3)で表される化合物(以下、「染料(b−3」ともいう。)が挙げられる。
上述した各インクは、着色剤以外のその他成分を含有することができる。以下、各インクに添加可能な成分について説明する。
本実施形態に係る各インクは、水を含有してもよい。水は、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水または超純水のようなイオン性不純物を極力除去したものであることが好ましい。
本実施形態に係る各インクは、樹脂を含有してもよい。樹脂は、インクの乾燥に伴い、樹脂成分同士及び樹脂成分と着色成分とが互いに融着して着色剤を記録媒体に固着させるため、記録物の画像部分の定着性を向上させる作用を持つ。したがって、本実施形態に係る各インクにおいて、着色剤として顔料を含むインクに樹脂が含まれることが好ましい。
本実施形態に係る各インクは、界面活性剤を含有することができる。界面活性剤としては、ノニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。界面活性剤は、1種単独で用いてもよいし、2種以上混合して用いてもよい。
本実施形態に係る各インクは、浸透促進剤を含有することができる。浸透促進剤は、記録媒体に対するインクの濡れ性をさらに向上させて均一に塗らす作用を備える。これにより、形成された画像のインクの濃淡ムラや滲みをさらに低減させることができ、画像の発色濃度を一層向上させることができる。浸透促進剤は、1種単独で用いてもよいし、2種以上混合して用いてもよい。
本実施形態に係る各インクは、保湿剤を含有することができる。保湿剤としては、例えば、1,2−アルカンジオール類、多価アルコール類、ピロリドン誘導体、尿素類等が挙げられる。保湿剤は、1種単独で用いてもよいし、2種以上混合して用いてもよい。
本実施形態に係る各インクは、pH調整剤を含有することができる。pH調整剤は、インク組成物のpH値の調整を容易にすることができる。pH調製剤は、1種単独で用いてもよいし、2種以上混合して用いてもよい。
本実施形態に係る各インクは、さらに、防腐剤・防かび剤、防錆剤、キレート化剤等を含有することができる。本実施形態に係る各インクは、これらの化合物を含有していると、その特性がさらに向上する場合がある。
本実施形態に係るインクセットをインクジェット記録装置に用いる場合において、各インクの20℃における粘度は、2mPa・s以上10mPa・s以下であることが好ましく、3mPa・s以上6mPa・s以下であることがより好ましい。インクは、20℃における粘度が上記範囲内にあると、ノズルから適量吐出され、飛行曲がりを起こすことや飛散することを一層低減できるので、インクジェット記録装置に好適に使用することができる。インクの粘度は、振動式粘度計VM−100AL(山一電機株式会社製)を用いて、インクの温度を20℃に保持することで測定できる。
本実施形態に係るインクジェット記録方法は、上記の各インクの液滴を吐出する工程を有する。本実施形態に係るインクジェット記録方法は、従来公知のインクジェット記録装置を用いて行うことができる。
以下、本発明を実施例および比較例によってさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
3.1.1.用いた染料
以下、実施例および比較例で用いた染料を示す。
染料(y−11)は、常法により合成が可能であり、本実施形態では以下のようにして合成した。なお、染料(y−11)は、上記の染料(y−1)の一例である。
染料(y−22)は、常法により合成した。なお、染料(y−22)は、上記の染料(y−2)の一例である。
染料(m−11)は、常法により合成した。なお、染料(m−11)は、上記の染料(m−1)の一例である。
染料(m−23)は、常法により合成した。なお、染料(m−23)は、上記の染料(m−2)の一例である。
染料(c−11)は、常法により合成が可能であり、本実施形態では以下の工程1〜4にしたがって合成した。なお、染料(c−11)は、上記の染料(c−1)の一例である。
下記式(c−1−1)における環AC1乃至DC1のうち1.20が2位及び3位で縮環したピリジン環、残り2.80がベンゼン環で表される化合物の合成。
下記式(c−1−2)における環AC1乃至DC1のうち1.20が2位及び3位で縮環したピリジン環、残り2.80がベンゼン環であり、nが2.80である化合物の合成。
下記式(c−1−3)で表される有機アミンの合成。
下記式(c−11)で表される化合物[下記式(c−11)における環AC1乃至DC1のうち1.20が2位及び3位で縮環したピリジン環、残り2.80がベンゼン環である染料(染料(c−11)]の合成。
染料(c−21)は、常法により合成が可能であり、本実施形態では「1.3.2.染料(c−2)」に記載の方法にしたがって合成した。なお、染料(c−21)は、上記の染料(c−2)の一例である。
染料(b−11)は、常法により合成が可能であり、本実施形態では上記の「1.4.2.2.染料(b−1)」に記載の方法にしたがって式(b−11)の化合物を合成して、定法によりリチウム塩としたものである。なお、染料(b−11)は、染料(b−1)の一例である。
染料(b−23)は、常法により合成が可能であり、本実施形態では後述の工程1〜2により合成を行った。
水200部に、下記式(b−2−1)で表されるモノアゾ化合物35.7部を加え、水酸化ナトリウムでpH6に調整しながら、亜硝酸ナトリウム7.2部を加えて溶液とした。この溶液を、35%塩酸31.3部を水200部で希釈した水溶液中に、0〜10℃に保ちながら30分間かけて滴下した後、20℃以下で1時間撹拌してジアゾ化反応を行った。得られた反応液にスルファミン酸0.4部を添加し5分間撹拌して、最終的なジアゾ反応液とした。
水250部に上記工程1で得られたウェットケーキ65部を、25%水酸化ナトリウム水溶液の添加により溶液とした。なお、溶液のpHは7〜8とした。この溶液にレオコール TD−90(ライオン社製、界面活性剤)を0.1部添加した後、15〜25℃で塩化シアヌル3.8部を添加した。次に、炭酸ナトリウム水溶液の添加によりpH5〜6に保持しながら15〜25℃で2時間撹拌した。次に、この反応液を60〜65℃に加熱し、炭酸ナトリウム水溶液の添加によりpH6〜7に保持しながら5時間撹拌した。
染料(b−31)は、常法により合成した。染料(b−31)は、下記式(b−31)で表される化合物のリチウム塩であり、染料(b−3)の一例である。
上記以外に実施例および比較例で用いた染料は、次の通りである。
・染料(y−3): C.I.ダイレクトイエロー132(DY132)
・染料(m−3): C.I.ダイレクトレッド227(DR227)
・染料(c−3): C.I.ダイレクトブルー199(DB199)
・染料(b−4): C.I.ダイレクトブラック195(BK195)
表17および表18に示す配合量で、各成分を混合攪拌し、孔径1.0μmのメンブレンフィルターにて加圧濾過を行って、染料インクを得た。なお、表17および表18に記載されている単位は、質量%である。なお、染料インクとは、上述したいずれかの染料を含有するインクのことをいう。
3.2.1.顔料分散液の調製
市販のカーボンブラックであるS170(デグサ社製)20gを水500gに混合して、家庭用ミキサーで5分間分散した。得られた液を攪拌装置のついた3リットルのガラス容器に入れ、攪拌機で攪拌しながら、オゾン濃度8重量%のオゾン含有ガスを500mL/分で導入した。この際、オゾン発生器はペルメレックス電極社の電解発生型のオゾナイザーを用いてオゾンを発生させた。得られた分散原液をガラス繊維濾紙GA−100(アドバンテック東洋社製)で濾過し、さらに顔料濃度が20重量%になるまで0.1Nの水酸化カリウム溶液を添加しpH9に調整しながら濃縮を行い、ブラック顔料分散液を調製した。
表18に示す配合量で、各成分を混合攪拌し、孔径1.0μmのメンブレンフィルターにて加圧濾過を行って、顔料インクを得た。顔料インクとは、上記顔料を含有するインクを示す。
・オルフィンE1010(商品名、日信化学工業株式会社製、アセチレングリコール系界面活性剤)
・サーフィノール104PG50(商品名、Air Products and Chemicals. Inc.社製、アセチレングリコール系界面活性剤)
評価試験にあたって、上記の各インクを組み合わせて、実施例および比較例に係るインクセットとした。実施例および比較例に係るインクセットにおける各インクの組み合わせを、表19に示す。
(1)単色での耐オゾン性の評価
上記の様にして得られたインクセットをインクジェットプリンター(商品名「EP−803」、セイコーエプソン株式会社製)に装着し、記録媒体(写真用紙(光沢)、型番「KA420PSK」、セイコーエプソン株式会社製)に対して、色毎にベタパターン画像の記録を行い、評価サンプルを得た。ベタパターン画像の記録は、得られた画像のOD(Optical Density)が1.0となるようにDutyを調整して行った。
評価A:RODが80時間経過時までに70%まで減少しない。
評価B:RODが70%まで減少するのが60時間を超え、80時間以下である。
評価C:RODが70%まで減少するのが40時間を超え、60時間以下である。
評価D:RODが70%まで減少するのが40時間以下である。
単色での耐オゾン性評価結果から、以下の評価基準を基に、インクセットとしての耐オゾン性の評価を行った。
評価A:耐オゾン性評価結果が、3色(ブラックを含む場合は4色)について全てAである。
評価B:耐オゾン性評価結果が、3色(ブラックを含む場合は4色)のうち1種以上でBランクのインクが存在する。
評価C:耐オゾン性評価結果が、3色(ブラックを含む場合は4色)のうち1種以上でCランクのインクが存在する。
評価D:耐オゾン性評価結果が、3色(ブラックを含む場合は4色)のうち1種以上でDランクのインクが存在する。
上記の耐オゾン性の評価試験により生じた評価サンプルの各色間のROD変化の差(色バランス)について、インクセット毎に以下の基準にしたがって評価した。
評価A:試験開始から80時間経過時までに、各色のRODの最大値と最小値との差(ROD差)が15ポイント未満である。
評価B:試験開始後、60時間から80時間経過内で、ROD差が15ポイントを超える。
評価C:試験開始後、40時間から60時間経過内で、ROD差が15ポイントを超える。
評価D:試験開始後、40時間経過内で、ROD差が15ポイントを超える。
(1)単色での耐湿性の評価
上記インクジェットプリンターEP−803を用いて、各インク、Cyan、Magenta、Yellow、Black(但し、インクセットがブラックインクを含む場合のみブラックを含む)の色の文字、及び白抜き文字(各色のベタ画像に、白抜きで文字を形成したもの)を、記録媒体(写真用紙(光沢)、型番「KA420PSK」、セイコーエプソン株式会社製)に印刷し、24℃、50%RH環境下で24時間乾燥した。次いで、これらを光の当たらない35℃、85%RHの環境下に静置した。この環境で4日間静置後、文字及び白抜き文字の滲みの程度を目視により観察し、以下の基準にしたがって評価を行なった。
評価A:着色剤の滲み出しが全く観察されない。
評価B:着色剤の滲み出しが殆ど観察されない。
評価C:着色剤の滲み出しが観察され、文字の輪郭が崩れている。
評価D:着色剤の滲み出しが観察され、文字太りがあり、白抜き文字の全体が着色剤の色で染まっている。
単色での耐湿性の評価結果から、以下の評価基準を基に、インクセットとしての耐湿性の評価を行った。
評価A:耐湿性の評価結果が、3色(ブラックを含む場合は4色)について全てAである。
評価B:耐湿性の評価結果が、3色(ブラックを含む場合は4色)のうち1種以上でBランクのインクが存在する。
評価C:耐湿性の評価結果が、3色(ブラックを含む場合は4色)のうち1種以上でCランクのインクが存在する。
評価D:耐湿性の評価結果が、3色(ブラックを含む場合は4色)のうち1種以上でDランクのインクが存在する。
(基準カラーチャート画像の作製)
上記インクジェットプリンターEP−803に、特開2005−105135号公報に記載の実施例2(イエロー、マゼンタ、シアン)のインクセットまたは実施例5(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のインクセットを搭載した。そして、プリンターEP−803の設定を「写真用紙設定」「きれい」「色補正なし」「Bi−D」として、記録媒体(写真用紙(光沢)、型番「KA420PSK」、セイコーエプソン株式会社製)にカラーチャート画像を印刷した。このようにして、3色のインク(イエロー、マゼンタ、シアン)を用いて作成された3色の基準カラーチャートと、ブラックインクを用いて作成されたブラックの基準カラーチャート画像を得た。
次に、インクジェットプリンターEP−803に、実施例および比較例のインクセットを搭載した。そして、基準カラーチャート画像の作製と同様の条件で印刷を行い、カラーチャート画像が印刷された評価サンプルを作製した。得られた評価サンプルを3色およびブラックの基準カラーチャート画像と同様の条件で測色して、評価サンプルのガマット値を算出した。
3色およびブラックの基準カラーチャート画像のガマット値と、評価サンプルのガマット値を比較することにより、色再現性の評価を行った。基準評価は、以下の通りである。
評価A:ガマット値が、基準インクセットに対して、110%を超える。
評価B:ガマット値が、基準インクセットに対して、105%を超えて110%未満である。
評価C:ガマット値が、基準インクセットに対して、100%を超えて105%未満である。
評価D:ガマット値が、基準インクセットに対して、100%未満である。
上記の耐オゾン性および色バランスの評価結果を表20に、耐湿性および色再現性の評価結果を表21に示す。
Claims (10)
- 少なくとも、イエローインク、マゼンタインク、及びシアンインクを備えたインクセットであって、
前記イエローインクが、着色剤として、下記一般式(y−1)で表される化合物またはその塩、および下記一般式(y−2)で表される化合物またはその塩、からなる群から選択される少なくとも一種を含有し、
前記マゼンタインクが、着色剤として、下記一般式(m−1)で表される化合物またはその塩からなる群から選択される少なくとも一種を含有し、
前記シアンインクが、着色剤として、下記一般式(c−1)で表される化合物またはその塩からなる群から選択される少なくとも一種と、下記一般式(c−2)で表される化合物またはその塩からなる群から選択される少なくとも一種と、を含有し、
さらに、第1ブラックインクおよび第2ブラックインクの少なくとも一方を備え、
前記第1ブラックインクは、着色剤として、顔料を含有し、
前記第2ブラックインクは、着色剤として、下記一般式(b−1)で表される化合物またはその塩からなる群から選択される少なくとも一種と、下記一般式(b−2)で表される化合物またはその塩からなる群から選択される少なくとも一種と、を含有する、インクセット。
破線で表される環AC1乃至DC1は、それぞれ独立にポルフィラジン環に縮環したベンゼン環又は6員環の含窒素複素芳香環を表し、含窒素複素芳香環の個数は平均値で0.00を超えて3.00以下であり、残りはベンゼン環であり、
EC1はC2−C12アルキレンを表し、
XC1は、置換基として、スルホ基、カルボキシ基、リン酸基、スルファモイル基、カルバモイル基、ヒドロキシ基、C1−C6アルコキシ基、アミノ基、モノC1−C4アルキルアミノ基、ジC1−C4アルキルアミノ基、モノC6−C10アリールアミノ基、ジC
6−C10アリールアミノ基、C1−C3アルキルカルボニルアミノ基、ウレイド基、C1−C6アルキル基、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン原子、C1−C6アルキルスルホニル基、及びC1−C6アルキルチオ基よりなる群から選択される1種類又は2種類以上の置換基を有しても良い、スルホアニリノ基、カルボキシアニリノ基、ホスホノアニリノ基、スルホナフチルアミノ基、カルボキシナフチルアミノ基又はホスホノナフチルアミノ基であり、
RC1は水素原子;スルホ基;カルボキシ基;リン酸基;スルファモイル基;カルバモイル基;ヒドロキシ基;C1−C6アルコキシ基;アミノ基;モノC1−C6アルキルアミノ基;ジC1−C6アルキルアミノ基;モノアリールアミノ基;ジアリールアミノ基;C1−C3アルキルカルボニルアミノ基;ウレイド基;C1−C6アルキル基;ニトロ基;シアノ基;ハロゲン原子;C1−C6アルキルスルホニル基;又はアルキルチオ基;を表し、
基FC1はフェニル基;又は、6員含窒素複素芳香環基;を表し、
aは1以上6以下の整数を表し、
bは平均値で0.00以上3.90未満であり、
cは平均値で0.10以上4.00未満であり、
且つb及びcの和は、平均値で1.00以上4.00未満である。)
ZC2は、それぞれ独立に、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アラルキル基、アリール基、またはヘテロ環基を表し、
YC21、YC22、YC23、YC24、YC25、YC26、YC27及びYC28は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アラルキル基、アリール基、ヘテロ環基、シアノ基、ヒドロキシ基、ニトロ基、アミノ基、アルキルアミノ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アミド基、アリールアミノ基、ウレイド基、スルファモイルアミノ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルコキシカルボニルアミノ基、スルホンアミド基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基、ヘテロ環オキシ基、アゾ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、シリルオキシ基、アリールオキシカルボニル基、アリールオキシカルボニルアミノ基、イミド基、ヘテロ環チオ基、ホスホリル基、アシル基、カルボキシル基、またはスルホン基を表し、
a1〜a4は、4≦a1+a2+a3+a4≦8を満たし、かつそれぞれ独立に1または2の整数を表し、
MC2は、水素原子、金属元素、金属酸化物、金属水酸化物、または金属ハロゲン化物を表す。)
R B12 、R B13 およびR B14 は、それぞれ独立に、水素原子;塩素原子;ヒドロキシ基;スルホ基;カルボキシ基;スルファモイル基;カルバモイル基;C1−C4アルキル基;C1−C4アルコキシ基;ヒドロキシ基、C1−C4アルコキシ基、ヒドロキシC1−C4アルコキシ基、スルホ基もしくはカルボキシ基で置換されたC1−C4アルコキシ基;ヒドロキシ基、スルホ基もしくはカルボキシ基で置換されたモノもしくはジC1−C4アルキルアミノ基;C1−C4アルキルカルボニルアミノ基;ヒドロキシ基もしくはカルボキシ基で置換されたC1−C4アルキルカルボニルアミノ基;ヒドロキシ基、スルホ基もしくはカルボキシ基で置換されたN’−C1−C4アルキルウレイド基;ベンゼン環が塩素原子、C1−C4アルキル基、ニトロ基、スルホ基もしくはカルボキシ基で置換されたフェニルアミノ基;ベンゼン環が塩素原子、C1−C4アルキル基、ニトロ基、スルホ基もしくはカルボキシ基で置換されたベンゾイルアミノ基;またはベンゼン環が塩素原子、C1−C4アルキル基、ニトロ基、スルホ基もしくはカルボキシ基で置換されたフェニルスルホニルアミノ基;をそれぞれ表し、
基A B1 は、下記一般式(b−1−1)で表される置換複素環基であり、
基B B1 は、フェニル基または置換されたフェニル基もしくはナフチル基または置換されたナフチル基であり、基B B1 が置換フェニル基の場合は、ヒドロキシ基;スルホ基;カルボキシ基;C1−C4アルキル基;C1−C4アルコキシ基;C1−C4アルキルスルホニル基;ニトロ基;アミノ基;モノもしくはジC1−C4アルキルアミノ基;アセチルアミノ基;およびベンゼン環が塩素原子、C1−C4アルキル基、ニトロ基、スルホ基もしくはカルボキシ基で置換されたベンゾイルアミノ基;よりなる群から選択される置換基を有し、基B B1 が置換ナフチル基の場合は、ヒドロキシ基;スルホ基;C1−C4アルコキシ基;およびベンゼン環がメチル基、ニトロ基または塩素原子で置換されたフェニルスルホニルオキシ基;よりなる群から選択される置換基を有する。)
X B2 は、2価の架橋基を表す。) - 請求項1において、
さらに、前記マゼンタインクが、着色剤として、下記一般式(m−2)で表される化合物またはその塩からなる群から選択される少なくとも一種を含有する、インクセット。
BM21およびBM22は、各々−CRM21=、−CRM22=を表すか、あるいはいずれか一方が窒素原子,他方が−CRM21=または−CRM22=を表し、
RM23,RM24は、各々独立に、水素原子、脂肪族基、芳香族基、複素環基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、カルバモイル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、またはスルファモイル基を表わし、RM23,RM24は、更に置換基を有していてもよく、
GM2、RM21、RM22は、各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、脂肪族基、芳
香族基、複素環基、シアノ基、カルボキシル基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アシル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、シリルオキシ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、ヘテロ環オキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アリールオキシカルボニルオキシ基、アルキル基またはアリール基または複素環基で置換されたアミノ基、アシルアミノ基、ウレイド基、スルフアモイルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、アルキルおよびアリールスルホニルアミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、ニトロ基、アルキルおよびアリールチオ基、アルキルおよびアリールスルホニル基、アルキルおよびアリールスルフィニル基、スルファモイル基、スルホ基、またはヘテロ環チオ基を表し、GM2、RM21、RM22は、更に置換されていてもよく、
RM21とRM23、あるいはRM23とRM24が結合して5〜6員環を形成してもよい。) - 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、
前記一般式(c−1)において、
環AC1乃至DC1における含窒素複素芳香環がそれぞれ独立に、2位及び3位で、又は3位及び4位で縮環したピリジン環;若しくは、2位及び3位で縮環したピラジン環であり、
EC1が、直鎖C2−C4アルキレンであり、
XC1が、置換基として、スルホ基、カルボキシ基、ヒドロキシ基、C1−C6アルコキシ基、アミノ基、モノC1−C4アルキルアミノ基、ジC1−C4アルキルアミノ基、C1−C3アルキルカルボニルアミノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、C1−C6アルキルスルホニル基及びアルキルチオ基より成る群から選択される1種類又は2種類の置換基を、0乃至2つ有しても良い、スルホアニリノ基;置換基として、スルホ基、カルボキシ基、ヒドロキシ基、及びスルファモイル基よりなる群から選択される1種類又は2種類の置換基を0乃至2つ有しても良いカルボキシアニリノ基;ホスホノアニリノ基;若しくは、置換基として、スルホ基及びヒドロキシ基から選択される1種類又は2種類の置換基を0乃至2つ有しても良いスルホナフチルアミノ基;であり、
RC1が、水素原子;スルホ基;カルボキシ基;C1−C6アルコキシ基;C1−C6アルキル基;又はハロゲン原子;であり、
基FC1が、フェニル基;又は、RC1が水素原子であるピリジル基;であり、
aが1又は2の整数である、インクセット。 - 請求項1において、
前記一般式(b−1)において、
RB11が、カルボキシ基;C1−C8アルコキシカルボニル基;C1−C4アルキル基カルボキシ基で置換されたC1−C4アルキル基;またはフェニル基であり、
RB12、RB13およびRB14は、それぞれ独立に、水素原子;スルホ基;C1−C4アルキル基;C1−C4アルコキシ基;スルホ基もしくはカルボキシ基で置換されたC1−C4アルコキシ基;C1−C4アルキルカルボニルアミノ基;またはスルホ基もしくはカルボキシ基で置換されたN’−C1−C4アルキルウレイド基であり、
前記一般式(b−1−1)において、
RB16、RB17およびRB18が、それぞれ独立に、水素原子;塩素原子;カルボキシ基;スルホ基;ニトロ基;C1−C4アルコキシ基;C1−C4アルコキシ基;またはC1−C4アルキルスルホニル基であり、
前記一般式(b−1)中の前記基BB1が、ヒドロキシ基;スルホ基;カルボキシ基;C1−C4アルキル基;C1−C4アルコキシ基;よりなる群から選択される置換基を有するフェニル基である、インクセット。 - 請求項1において、
前記一般式(b−2)において、
前記XB2で表される2価の架橋基が、ピペラジン−1,4−ジイル基;またはC1−C4アルキル基もしくはC1−C4アルコキシ基で置換されたピペラジン−1,4−ジイル基である、インクセット。
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