JP5853172B2 - マッサージ機 - Google Patents
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Description
本発明に従うマッサージ機の第2の形態は、弾性体により構成され、内部に円筒形状の空間が形成され、身体に押し付けられる押圧部と、導電体により構成され、円筒形状を有する部材であり、前記押圧部と同軸を有するように前記押圧部の内部の空間に配置され、前記押圧部の内周面が接触するように前記押圧部が取り付けられる熱源部と、前記押圧部と同軸を有するように前記熱源部の内部に形成される空間に配置され、前記押圧部を支持する軸である支持部材と、前記熱源部の内周面との間に空間が形成されるように前記支持部材の周囲に巻き付けられ、交流電流が供給される送電用コイルと、前記支持部材に対して前記押圧部が回転できるように前記押圧部を支持し、前記押圧部および前記熱源部を軸方向の両側から挟み込むように前記支持部材に取り付けられる一対の軸受とを備える。
本発明に従うマッサージ機の第3の形態は、導電性を有する弾性体により構成され、内部に円筒形状の空間が形成され、身体に押し付けられる押圧部と、円筒形状を有する部材であり、前記押圧部の内部の空間に配置され、前記押圧部の内周面が接触するように前記押圧部が取り付けられる取付部と、前記取付部の内部に形成される空間に配置され、前記押圧部を支持する軸である支持部材と、前記取付部の内周面との間に空間が形成されるように支持部材の周囲に巻き付けられ、交流電流が供給される送電用コイルとを備える。
〔1〕本発明に従うマッサージ機の第1の形態は、弾性体により構成され、内部に円筒形状の空間が形成され、身体に押し付けられる押圧部と、円筒形状を有する部材であり、前記押圧部の内部の空間に配置され、前記押圧部の内周面が接触するように前記押圧部が取り付けられる熱源部と、前記熱源部の内部に形成される空間に配置され、前記押圧部を支持する軸である支持部材と、前記熱源部の内周面との間に空間が形成されるように前記支持部材の周囲に巻き付けられ、交流電流が供給される送電用コイルと、前記熱源部に埋め込まれる受電用コイルと、前記熱源部に埋め込まれ、前記受電用コイルと電気的に接続されるヒーターとを備える。
〔2〕前記マッサージ機の一例によれば、前記ヒーターは前記受電用コイルよりも前記熱源部の径方向外方に配置される。
〔3〕前記マッサージ機の一例によれば、電気的に接続された前記受電用コイルおよび前記ヒーターの組を複数備え、それらの組が前記熱源部の周方向に並べて配置される。
〔4〕本発明に従うマッサージ機の第2の形態は、弾性体により構成され、内部に円筒形状の空間が形成され、身体に押し付けられる押圧部と、導電体により構成され、円筒形状を有する部材であり、前記押圧部と同軸を有するように前記押圧部の内部の空間に配置され、前記押圧部の内周面が接触するように前記押圧部が取り付けられる熱源部と、前記押圧部と同軸を有するように前記熱源部の内部に形成される空間に配置され、前記押圧部を支持する軸である支持部材と、前記熱源部の内周面との間に空間が形成されるように前記支持部材の周囲に巻き付けられ、交流電流が供給される送電用コイルと、前記支持部材に対して前記押圧部が回転できるように前記押圧部を支持し、前記押圧部および前記熱源部を軸方向の両側から挟み込むように前記支持部材に取り付けられる一対の軸受とを備える。
〔5〕前記マッサージ機の一例によれば、前記熱源部は径方向外方に突出する凸部を備え、前記押圧部は前記凸部が嵌め込まれる凹部を備える。
〔6〕本発明に従うマッサージ機の第3の形態は、導電性を有する弾性体により構成され、内部に円筒形状の空間が形成され、身体に押し付けられる押圧部と、円筒形状を有する部材であり、前記押圧部の内部の空間に配置され、前記押圧部の内周面が接触するように前記押圧部が取り付けられる取付部と、前記取付部の内部に形成される空間に配置され、前記押圧部を支持する軸である支持部材と、前記取付部の内周面との間に空間が形成されるように前記支持部材の周囲に巻き付けられ、交流電流が供給される送電用コイルとを備える。
〔7〕前記マッサージ機の一例によれば、前記押圧部における外周部分の導電性が前記押圧部における内周部分の導電性よりも高い。
図1を参照して、マッサージ機10の全体構成について説明する。なお、マッサージ機10の正面視かつ幅方向を幅方向Xとする。また、背もたれ部13の正面視かつ高さ方向を高さ方向Yとする。
図1は、本実施形態のマッサージ機10の概略構成を示す。図1に示すように、マッサージ機10の脚部11は図示しない床面に載置されるとともに、その脚部11の上部には使用者が着座可能な座部12が固定されている。その座部12の後部には、使用者が背中をもたれ掛けさせるための背もたれ部13が傾動可能に設けられるとともに、座部12の前部には使用者の脚を載せることができるオットマン14が傾動可能に設けられている。また、使用者の腕を置くための肘掛け部15が背もたれ部13から座部12の両側前方にかけて設けられている。また、背もたれ部13の側面には使用者によるマッサージ機10の各部を操作可能なコントローラー16が設けられている。
コントローラー16を操作することにより電源から送電用コイル30に交流電流が流れる。交流電流が流れると、送電用コイル30を通過する磁束密度が変化する(磁場が変化する)。すなわち、受電用コイル33を通過する磁束密度が変化する(磁場が変化する)。これにより、受電用コイル33に電磁誘導により誘導電流が流れ(誘導起電力が生じ)、ヒーター34に電流が流れる(電圧が印可される)。従って、ヒーター34が発熱する。ヒーター34が発熱すると、熱源部31が温まり、それが押圧部32に伝わる。従って、揉み玉23全体が温かくなる。この状態で、コントローラー16を操作することによりマッサージ機構20を操作して、所定の施療動作を行わせると、揉み玉23が温かい状態で、使用者の身体を押圧することができる。
(1)揉み玉23が固定される支持部材としての固定軸24に、揉み玉23を通過する磁場を変化させる送電用コイル30を設けた。そして、揉み玉23には、磁場の変化に基づき発熱する熱源部31を備えた。より詳しくは、揉み玉23の熱源部31に、磁場の変化により誘導電流が流れる受電用コイル33と、受電用コイル33から供給される電流が流れるヒーター34を埋め込んだ。変化手段としての送電用コイル30は、交流電流が流されることにより、揉み玉23を通過する磁場を変化させ、ヒーター34に受電用コイル33からの電流を流させ、熱源部31を発熱させて揉み玉23を温めた。そして、この状態で、マッサージ機構20を動作させることにより、温めた揉み玉23で所定の施療動作を行わせた。このため、使用者の身体を温めた揉み玉23で押圧(マッサージ)することができる。つまり、施療箇所に対して温めながらマッサージすることができ、マッサージ効果を高めることができる。また、人の手で温めながらマッサージするように感じさせることができ、心地よさを一層増加させることができる。
以下、本発明を具体化した第2実施形態を説明する。尚、以下に説明する実施形態では、既に説明した第1実施形態と同一構成について同一符号を付すなどして、その重複する説明を省略又は簡略する。
コントローラー16を使用者が操作することにより電源から送電用コイル30に交流電流が流れる。交流電流が流れると、図3(b)に示すように、送電用コイル30を通過する磁束密度が変化する(磁場が変化する)。すなわち、熱源部102を通過する磁束密度が変化する(磁場が変化する)。これにより、熱源部102の中で、渦電流が発生し、電気抵抗によるジュール熱が発生する。すなわち、金属製の熱源部102が、自己発熱する。熱源部102が発熱すると、それが押圧部103に伝わり、揉み玉101全体が温かくなる。この状態で、コントローラー16を使用者が操作することによりマッサージ機構20に所定の施療動作を行わせると、揉み玉101が温かい状態で、使用者の身体を押圧することができる。
(4)揉み玉101の熱源部102は、導電体により構成され、揉み玉101が固定される固定軸24に、揉み玉101を通過する磁場を変化させる送電用コイル30を設けた。送電用コイル30は、交流電流が流されることにより、揉み玉101を通過する磁場を変化させ、導電体である熱源部102に渦電流を発生させ、自己発熱させて揉み玉101を温めた。そして、この状態で、マッサージ機構20を動作させることにより、温めた揉み玉101で所定の施療動作を行わせることとなる。このため、使用者の身体を温めた揉み玉101で押圧(マッサージ)することができる。つまり、施療箇所に対して温めながらマッサージすることができ、マッサージ効果を高めることができる。また、人の手で温めながらマッサージするように感じさせることができ、心地よさを一層増加させることができる。
以下、本発明を具体化した第3実施形態を説明する。尚、以下に説明する実施形態では、既に説明した第1実施形態と同一構成について同一符号を付すなどして、その重複する説明を省略又は簡略する。
コントローラー16を使用者が操作することにより電源から送電用コイル30に交流電流が流れる。交流電流が流れると、図4(b)に示すように、送電用コイル30を通過する磁束密度が変化する(磁場が変化する)。すなわち、熱源部202を通過する磁束密度が変化する(磁場が変化する)。これにより、熱源部202の中で、渦電流が発生し、電気抵抗によるジュール熱が発生する。すなわち、金属製の熱源部202が、自己発熱する。熱源部202が発熱すると、それが押圧部203に伝わり、揉み玉201全体が温かくなる。この状態で、コントローラー16を使用者が操作することによりマッサージ機構20に所定の施療動作を行わせると、揉み玉201が温かい状態で、使用者の身体を押圧することができる。
(6)押圧部203の外周面から熱源部202までの距離は、いずれも同じであるため、押圧部203の外周面を均一に温めることができる。従って、揉み玉201が接触する場所によって温かさのバラツキを感じることが無く、マッサージ効果を高めることができる。また、心地よさを感じさせることができる。
以下、本発明を具体化した第4実施形態を説明する。尚、以下に説明する実施形態では、既に説明した第1実施形態と同一構成について同一符号を付すなどして、その重複する説明を省略又は簡略する。
コントローラー16を使用者が操作することにより電源から送電用コイル30に交流電流が流れる。交流電流が流れると、図5(b)に示すように、送電用コイル30を通過する磁束密度が変化する(磁場が変化する)。すなわち、押圧部303を通過する磁束密度が変化する(磁場が変化する)。これにより、押圧部303の中で、すなわち、混入された導電体において渦電流が発生し、電気抵抗によるジュール熱が発生する。すなわち、押圧部303が自己発熱し、揉み玉301全体が温かくなる。この状態で、コントローラー16を使用者が操作することによりマッサージ機構20に所定の施療動作を行わせると、揉み玉301が温かい状態で、使用者の身体を押圧することができる。
(7)揉み玉301の押圧部303は、導電体が混入された弾性体により構成されている。送電用コイル30は、交流電流が流されることにより、揉み玉301を通過する磁場を変化させる。これにより、押圧部303に混入する導電体に渦電流が発生し、自己発熱して揉み玉301が温まる。この状態で、マッサージ機構20を動作させることにより、温めた揉み玉301で所定の施療動作が行われる。このため、使用者の身体を温めた揉み玉301で押圧(マッサージ)することができる。つまり、施療箇所に対して温めながらマッサージすることができ、マッサージ効果を高めることができる。また、人の手で温めながらマッサージするように感じさせることができ、心地よさを一層増加させることができる。
以下、本発明を具体化した第5実施形態を説明する。尚、以下に説明する実施形態では、既に説明した第4実施形態と同一構成について同一符号を付すなどして、その重複する説明を省略又は簡略する。
コントローラー16を使用者が操作することにより電源から送電用コイル30に交流電流が流れる。交流電流が流れると、図6(b)に示すように、送電用コイル30を通過する磁束密度が変化する(磁場が変化する)。すなわち、押圧部403を通過する磁束密度が変化する(磁場が変化する)。これにより、押圧部403の中で、すなわち、混入された導電体において渦電流が発生し、電気抵抗によるジュール熱が発生する。その際、導電体の密度は、押圧部403の外周面近辺において、その内周面よりも高くなっているため、押圧部403の外周面を効率的に発熱させることができる。そして、押圧部403が自己発熱し、揉み玉301全体が温かくなった状態で、コントローラー16を使用者が操作することによりマッサージ機構20に所定の施療動作を行わせると、揉み玉301が温かい状態で、使用者の身体を押圧することができる。
(9)押圧部403の外周面近辺においては、押圧部403の内周面と比較して導電体の密度が多くなるように形成されている。このため、押圧部403の外周面をその内部と比較して効率的に温めることができる。
・上記実施形態では、椅子型のマッサージ機を採用したが、ベッド型、ハンディ型、着用型のマッサージ機を採用しても良い。
・上記第1実施形態において、受電用コイル33及びヒーター34を押圧部32に埋め込んでも良い。
・上記実施形態において、押圧部32,103,203,303,403は、弾性体でなくても良い。
・上記第1実施形態において、受電用コイル33は、均一に配置されているが、均一に配置されなくても良い。
(付記1)
施療子を動作させて使用者の身体に押圧力を付与するマッサージ機において、
前記施療子が固定される支持部材に前記施療子を通過する磁場を変化させる変化手段が設けられ、
前記施療子に磁場の変化に基づいて発熱する発熱手段が設けられ、
前記変化手段は前記施療子を通過する磁場を変化させることにより前記発熱手段を発熱させて前記施療子を温める
ことを特徴とするマッサージ機。
(付記2)
前記発熱手段として導電体により構成される熱源部を有し、
前記変化手段は前記施療子を通過する磁場を変化させて前記熱源部に渦電流を発生させることにより前記熱源部を自己発熱させて前記施療子を温める
付記1に記載のマッサージ機。
(付記3)
前記支持部材が前記施療子の中心に挿入されることにより前記施療子が固定され、
前記支持部材に前記変化手段としての送電用コイルが配置される
付記1または2に記載のマッサージ機。
(付記4)
前記支持部材が前記施療子の中心に挿入されることにより前記施療子が回転可能に固定され、
導電体により構成される前記発熱手段としての熱源部が前記施療子の内部に配置され、
前記支持部材に前記変化手段としての送電用コイルが配置される
付記1〜3のいずれか一項に記載のマッサージ機。
(付記5)
導電体により構成される前記発熱手段としての熱源部を有し、
前記熱源部は筒状を有し、前記支持部材と同軸上に配置される
付記1〜4のいずれか一項に記載のマッサージ機。
(付記6)
導電体により構成される前記発熱手段としての熱源部を有し、
前記施療子の厚みが一定となるように前記熱源部が構成される
付記1〜5のいずれか一項に記載のマッサージ機。
(付記7)
前記施療子は導電性を有する弾性体により形成される
付記1〜3のいずれか一項に記載のマッサージ機。
(付記8)
前記施療子は筒状を有し、前記施療子の内部よりも外部の導電性が高い
付記7に記載のマッサージ機。
11 :脚部
12 :座部
13 :背もたれ部
13a :背もたれ部本体
13b :カバー部
14 :オットマン
15 :肘掛け部
16 :コントローラー
20 :マッサージ機構
21 :施療装置
22 :アーム
23 :揉み玉(施療子)
24 :固定軸(支持部材)
25 :第1軸受
26 :第2軸受
30 :送電用コイル(変化手段)
31 :熱源部(発熱手段)
32 :押圧部
33 :受電用コイル
34 :ヒーター
101 :揉み玉(施療子)
102 :熱源部(発熱手段)
103 :押圧部
201 :揉み玉(施療子)
202 :熱源部(発熱手段)
203 :押圧部
203a:外周面
203b:外側面
204 :凸部
204a:外周面
204b:側面
205 :凹部
301 :揉み玉(施療子)
302 :取付部
303 :押圧部
403 :押圧部
X :幅方向
Y :高さ方向
Claims (7)
- 弾性体により構成され、内部に円筒形状の空間が形成され、身体に押し付けられる押圧部と、
円筒形状を有する部材であり、前記押圧部の内部の空間に配置され、前記押圧部の内周面が接触するように前記押圧部が取り付けられる熱源部と、
前記熱源部の内部に形成される空間に配置され、前記押圧部を支持する軸である支持部材と、
前記熱源部の内周面との間に空間が形成されるように前記支持部材の周囲に巻き付けられ、交流電流が供給される送電用コイルと、
前記熱源部に埋め込まれる受電用コイルと、
前記熱源部に埋め込まれ、前記受電用コイルと電気的に接続されるヒーターとを備える
マッサージ機。 - 前記ヒーターは前記受電用コイルよりも前記熱源部の径方向外方に配置される
請求項1に記載のマッサージ機。 - 電気的に接続された前記受電用コイルおよび前記ヒーターの組を複数備え、それらの組が前記熱源部の周方向に並べて配置される
請求項1または2に記載のマッサージ機。 - 弾性体により構成され、内部に円筒形状の空間が形成され、身体に押し付けられる押圧部と、
導電体により構成され、円筒形状を有する部材であり、前記押圧部と同軸を有するように前記押圧部の内部の空間に配置され、前記押圧部の内周面が接触するように前記押圧部が取り付けられる熱源部と、
前記押圧部と同軸を有するように前記熱源部の内部に形成される空間に配置され、前記押圧部を支持する軸である支持部材と、
前記熱源部の内周面との間に空間が形成されるように前記支持部材の周囲に巻き付けられ、交流電流が供給される送電用コイルと、
前記支持部材に対して前記押圧部が回転できるように前記押圧部を支持し、前記押圧部および前記熱源部を軸方向の両側から挟み込むように前記支持部材に取り付けられる一対の軸受とを備える
マッサージ機。 - 前記熱源部は径方向外方に突出する凸部を備え、
前記押圧部は前記凸部が嵌め込まれる凹部を備える
請求項4に記載のマッサージ機。 - 導電性を有する弾性体により構成され、内部に円筒形状の空間が形成され、身体に押し付けられる押圧部と、
円筒形状を有する部材であり、前記押圧部の内部の空間に配置され、前記押圧部の内周面が接触するように前記押圧部が取り付けられる取付部と、
前記取付部の内部に形成される空間に配置され、前記押圧部を支持する軸である支持部材と、
前記取付部の内周面との間に空間が形成されるように前記支持部材の周囲に巻き付けられ、交流電流が供給される送電用コイルとを備える
マッサージ機。 - 前記押圧部における外周部分の導電性が前記押圧部における内周部分の導電性よりも高い
請求項6に記載のマッサージ機。
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