JP5852765B2 - 鋸車ユニット - Google Patents
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Description
前記鋸車は、前記帯鋸が巻き掛けられるリム部を外周に有し厚み方向に延在する回転軸を中心に回転するものであり、
前記リム部は、
前記帯鋸を支持する支持面と、
前記回転軸の軸方向における少なくとも一方側の端部に設けられ、該端部から前記歯縁部が突出した状態で前記帯鋸が接触するエッジと、
前記支持面と前記エッジとの間に設けられ、前記帯鋸とは非接触の非接触領域と、
前記エッジと前記非接触領域との間に設けられ、前記帯鋸が接触する接触面と、
前記一方側の端部部分に設けられ周方向に延在した第1溝とを有するものであり、
前記非接触領域および前記接触面は、前記第1溝の所定部位に設けられたものであり、
前記第1溝は、幅が、前記帯鋸の厚みに対して14倍以上23倍以下であり、深さが、該帯鋸の厚みに対して3/1000以上20/1000以下のものであることを特徴とする。
前記鋸車は、前記帯鋸が巻き掛けられるリム部を外周に有し厚み方向に延在する回転軸を中心に回転するものであり、
前記リム部は、
前記帯鋸を支持する支持面と、
前記回転軸の軸方向における少なくとも一方側の端部に設けられ、該端部から前記歯縁部が突出した状態で前記帯鋸が接触するエッジと、
前記支持面と前記エッジとの間に設けられ、前記帯鋸とは非接触の非接触領域と、
前記エッジと前記非接触領域との間に設けられ、前記帯鋸が接触する接触面と、
前記一方側の端部部分を周方向にわたって切欠いた切欠とを有するものであり、
前記非接触領域および前記接触面は、前記切欠の所定部位に設けられたものであり、
前記切欠きは、前記軸方向の長さが、前記帯鋸の厚みに対して14倍以上23倍以下であり、深さが、該帯鋸の厚みに対して3/1000以上20/1000以下のものであることを特徴とする。
前記鋸車は、前記帯鋸が巻き掛けられるリム部を外周に有し厚み方向に延在する回転軸を中心に回転するものであり、
前記リム部は、
前記帯鋸を支持する支持面と、
前記回転軸の軸方向における少なくとも一方側の端部に設けられ、該端部から前記歯縁部が突出した状態で前記帯鋸が接触するエッジと、
前記支持面と前記エッジとの間に、前記帯鋸とは非接触の非接触領域とを有するものであり、
前記支持面は、周方向に延在した第2溝を前記軸方向に間隔をあけて複数有するものであり、
前記第2溝は、深さが、前記帯鋸の厚みに対して3/1000以上20/1000以下であり、幅が、該深さに対して150倍以上250倍以下のものであることを特徴とする。
た説明では、図の左右方向を、幅方向と称することがある。
る。以下、送材車42が走行する速度を、送材速度と称する。
G(0.89mm程度)の厚さを有するものの中から選択される。また、帯鋸3は、例えば、背縁部32の周長が、7600mm程度の場合には、歯縁部31の周長は、背縁部32の周長よりも3mm程度短い、7597mm程度に設定される。帯鋸3には腰入れ加工も背盛り加工も行っていないが、必要に応じて、帯鋸3に、腰入れ加工と背盛り加工のうち少なくとも一方を行ってもよい。なお、帯鋸3は、所定の背盛量に切削した複数の鋸素材を、無端状に接合したものであってもよい。
側にかけて5つの第2溝534が設けられている。なお、第2溝534の位置はこれに限られるものではなく、例えば、支持面531の一方側寄りの部分にのみ、あるいは支持面531の一方側寄りの部分に集中して複数の第2溝534を設けてもよい。
態の変形例における、第1溝533や切欠きを示す図においては、第1溝533や切欠きの構成を分かりやすくするために、第1溝533や切欠きの幅に対して、第1溝533や切欠きの深さをかなり大きくして示している。
る。
図5(a)に示すように、第3変形例の鋸車ユニット2は、軸方向における、一方側の歯縁部31と他方側の歯縁部31それぞれが突出する状態で、上鋸車5aおよび下鋸車5bに巻き掛けられている。第3変形例の鋸車ユニット2は、木材が、軸方向における、一方側から他方側(図では右方向)に走行する際と、他方側から一方側(図では左方向)に走行する際の、双方から走行してくる木材を切削できるものである。
1.6m/分の全てにおいて、0.3mmを超える挽き曲がりが生じた。
周方向に複数の鋸歯が隣接する歯縁部を備えた帯鋸が巻き掛けられるリム部を外周に有し回転軸を中心に回転する鋸車において、
前記リム部は、前記帯鋸を支持する支持面を備え、
前記支持面は、周方向に延在した溝を前記回転軸の軸方向に間隔をあけて複数有するものであることを特徴とする鋸車。
前記溝は、深さが、前記帯鋸の厚みに対して3/1000以上20/1000以下であり、幅が、該深さに対して150倍以上250倍以下のものであることを特徴とする付記1記載の鋸車。
間隔をあけて配置される一対の鋸車に、周方向に複数の鋸歯が隣接する歯縁部を備えた帯鋸が巻き掛けられる鋸車ユニットにおいて、
前記鋸車は、前記帯鋸が巻き掛けられるリム部を外周に有し厚み方向に延在する回転軸を中心に回転するものであり、
前記リム部は、前記帯鋸を支持する支持面を有するものであり、
前記支持面は、周方向に延在した溝を前記回転軸の軸方向に間隔をあけて複数有するものであることを特徴とする鋸車ユニット。
さらに、これまで説明したことを含めて付記する。
(付記4)
上記鋸車は、周方向に複数の鋸歯が隣接する歯縁部を備えた帯鋸が巻き掛けられるリム部を外周に有し回転軸を中心に回転する鋸車において、
前記リム部は、
前記帯鋸を支持する支持面と、
前記回転軸の軸方向における少なくとも一方側の端部に設けられ、該端部から前記歯縁部が突出した状態で前記帯鋸が接触するエッジと、
前記支持面と前記エッジとの間に、前記帯鋸とは非接触の非接触領域とを有するものであることを特徴としてもよい。
ここで、前記リム部は、前記回転軸の軸方向における他方側の端部に設けられ、前記帯鋸が接触するエッジと、前記支持面と該エッジとの間に、前記帯鋸とは非接触の非接触領域とを有するものであってもよい。
この鋸車によれば、前記帯鋸の、前記非接触領域に位置する部分は、前記リム部に接触しないため、該帯鋸を緊張させたときに、該帯鋸と前記エッジとの接触圧力が強まる。これによって、前記帯鋸の、前記エッジに接触する部分の緊張力も強まり、この結果、前記エッジから突出する前記歯縁部の緊張力も強まる。このため、前記帯鋸が腰入れ加工をしておらず、前記鋸車に巻き掛けたときに、該帯鋸の、前記歯縁部側の部分が、前記リム部から離れる方向に湾曲したものであっても、該歯縁部の緊張力が十分に確保され、挽き曲がりを抑えることができる。
また、上記鋸車において、前記エッジと前記非接触領域との間に、前記帯鋸が接触する接触面をさらに有するものであることが好ましい。
こうすることで、前記鋸車に巻き掛けられた帯鋸は、前記接触面にも接触するため、前記エッジと該帯鋸との接触圧力が過度に強まることがなくなり、該帯鋸の、該エッジに接触する部分の緊張力も過度に強まることが抑えられる。この結果、前記歯縁部の緊張力が強くなりすぎて刃底に割れが生じてしまうことが少なくなる。
さらに、上記鋸車において、前記リム部は、前記一方側の端部部分に設けられ周方向に延在した第1溝を有するものであり、
前記非接触領域および前記接触面は、前記第1溝の所定部位に設けられたものであり、
前記第1溝は、幅が、前記帯鋸の厚みに対して14倍以上23倍以下であり、深さが、該帯鋸の厚みに対して3/1000以上20/1000以下のものであってもよい。
また、上記鋸車において、前記リム部は、前記一方側の端部部分を周方向にわたって切欠いた切欠を有するものであり、
前記非接触領域および前記接触面は、前記切欠の所定部位に設けられたものであり、
前記切欠きは、前記軸方向の長さが、前記帯鋸の厚みに対して14倍以上23倍以下であり、深さが、該帯鋸の厚みに対して3/1000以上20/1000以下のものであってもよい。
こうすることで、前記帯鋸の、前記エッジに接触する部分の緊張力が適切になり、前記歯縁部の緊張力も適切にすることができる。これによって、挽き曲がりと前記帯鋸の刃底の割れをより抑えることができる。
ここで、前記第1溝は、前記帯鋸の厚みが1.20mm程度の場合に、前記幅の長さが、17mm以上27mm以下であり、深さが、0.01mm以上0.02mm以下のものであってもよい。また、前記切欠きは、前記帯鋸の厚みが1.20mm程度の場合に、前記軸方向の長さが、17mm以上27mm以下であり、深さが、0.01mm以上0.02mm以下のものであってもよい。
また、上記鋸車において、前記支持面は、周方向に延在した第2溝を前記軸方向に間隔をあけて複数有するものであることが好ましい。
前記第2溝を有することで、前記帯鋸の、前記軸方向における一方側の端部が前記回転軸側を向くように、湾曲しやすくなる。このため、前記帯鋸が腰入れ加工をしていないものであっても、該帯鋸の、前記歯縁部側の部分が、前記リム部から離れる方向に湾曲することが抑えられ、該帯鋸と前記エッジとの接触圧力が強まる。これによって、前記帯鋸の、前記エッジに接触する部分の緊張力も強まり、この結果、前記エッジから突出する前記歯縁部の緊張力も強まる。このため、前記帯鋸が腰入れ加工をしていないものであっても、挽き曲がりをより生じにくくすることができる。
さらに、上記鋸車において、前記第2溝は、深さが、前記帯鋸の厚みに対して3/1000以上20/1000以下であり、幅が、該深さに対して150倍以上250倍以下のものであってもよい。
こうすることで、前記帯鋸の、前記エッジに接触する部分の緊張力がより適切になり、前記鋸歯の緊張力も適切にすることができる。これによって、挽き曲がりをより抑えることができる。
ここで、複数の前記第2溝の、前記幅の長さの合計は、前記支持面の前記軸方向の長さに対して5/100以上20/100以下のものであってもよい。また、前記第2溝は、前記帯鋸の厚みが1.20mm程度の場合に、前記幅の長さが2.5mm以上3.5mm以下であり、深さが0.01mm以上0.02mm以下のものであってもよい。
上記鋸車ユニットは、間隔をあけて配置される一対の鋸車に、周方向に複数の鋸歯が隣接する歯縁部を備えた帯鋸が巻き掛けられる鋸車ユニットにおいて、
前記鋸車は、前記帯鋸が巻き掛けられるリム部を外周に有し厚み方向に延在する回転軸を中心に回転するものであり、
前記リム部は、
前記帯鋸を支持する支持面と、
前記回転軸の軸方向における少なくとも一方側の端部に設けられ、前記帯鋸が接触するエッジと、
前記支持面と前記エッジとの間に、前記帯鋸とは非接触の非接触領域とを有するものであり、
前記帯鋸は、前記歯縁部が前記エッジよりも前記回転軸の軸方向に突出した状態で前記リム部に巻き掛けられ、前記エッジと前記支持面における前記一方側の端部には接触する一方、前記非接触領域には、非接触のものであることを特徴としてもよい。
この鋸車ユニットによれば、前記帯鋸は、前記非接触領域には、非接触のものであるため、該帯鋸を緊張させたときに、該帯鋸と前記エッジとの接触圧力が強まる。これによって、前記帯鋸の、前記エッジに接触する部分の緊張力も強まり、この結果、前記エッジから突出する前記歯縁部の緊張力も強まる。このため、前記帯鋸が腰入れ加工をしておらず、前記鋸車に巻き掛けたときに、該帯鋸の、前記歯縁部側の部分が、前記リム部から離れる方向に湾曲したものであっても、該歯縁部の緊張力が十分に確保され、挽き曲がりを抑えることができる。
2 鋸車ユニット
3 帯鋸
31 歯縁部
31a 鋸歯
32 背縁部
5a 上鋸車
5b 下鋸車
53 リム部
531 支持面
532 エッジ
533 第1溝
5331 壁部
5332 傾斜部
5332a 第1部分
5332b 第2部分
534 第2溝
5341 第2溝底部
5342 第2溝壁部
536 切欠き
5361 切欠壁部
5362 切欠底部
5362a 切欠第1部分
5362b 切欠第2側部分
Claims (3)
- 間隔をあけて配置される一対の鋸車に、周方向に複数の鋸歯が隣接する歯縁部を備えた帯鋸が巻き掛けられる鋸車ユニットにおいて、
前記鋸車は、前記帯鋸が巻き掛けられるリム部を外周に有し厚み方向に延在する回転軸を中心に回転するものであり、
前記リム部は、
前記帯鋸を支持する支持面と、
前記回転軸の軸方向における少なくとも一方側の端部に設けられ、該端部から前記歯縁部が突出した状態で前記帯鋸が接触するエッジと、
前記支持面と前記エッジとの間に設けられ、前記帯鋸とは非接触の非接触領域と、
前記エッジと前記非接触領域との間に設けられ、前記帯鋸が接触する接触面と、
前記一方側の端部部分に設けられ周方向に延在した第1溝とを有するものであり、
前記非接触領域および前記接触面は、前記第1溝の所定部位に設けられたものであり、
前記第1溝は、幅が、前記帯鋸の厚みに対して14倍以上23倍以下であり、深さが、該帯鋸の厚みに対して3/1000以上20/1000以下のものであることを特徴とする鋸車ユニット。 - 間隔をあけて配置される一対の鋸車に、周方向に複数の鋸歯が隣接する歯縁部を備えた帯鋸が巻き掛けられる鋸車ユニットにおいて、
前記鋸車は、前記帯鋸が巻き掛けられるリム部を外周に有し厚み方向に延在する回転軸を中心に回転するものであり、
前記リム部は、
前記帯鋸を支持する支持面と、
前記回転軸の軸方向における少なくとも一方側の端部に設けられ、該端部から前記歯縁部が突出した状態で前記帯鋸が接触するエッジと、
前記支持面と前記エッジとの間に設けられ、前記帯鋸とは非接触の非接触領域と、
前記エッジと前記非接触領域との間に設けられ、前記帯鋸が接触する接触面と、
前記一方側の端部部分を周方向にわたって切欠いた切欠とを有するものであり、
前記非接触領域および前記接触面は、前記切欠の所定部位に設けられたものであり、
前記切欠きは、前記軸方向の長さが、前記帯鋸の厚みに対して14倍以上23倍以下であり、深さが、該帯鋸の厚みに対して3/1000以上20/1000以下のものであることを特徴とする鋸車ユニット。 - 間隔をあけて配置される一対の鋸車に、周方向に複数の鋸歯が隣接する歯縁部を備えた帯鋸が巻き掛けられる鋸車ユニットにおいて、
前記鋸車は、前記帯鋸が巻き掛けられるリム部を外周に有し厚み方向に延在する回転軸を中心に回転するものであり、
前記リム部は、
前記帯鋸を支持する支持面と、
前記回転軸の軸方向における少なくとも一方側の端部に設けられ、該端部から前記歯縁部が突出した状態で前記帯鋸が接触するエッジと、
前記支持面と前記エッジとの間に、前記帯鋸とは非接触の非接触領域とを有するものであり、
前記支持面は、周方向に延在した第2溝を前記軸方向に間隔をあけて複数有するものであり、
前記第2溝は、深さが、前記帯鋸の厚みに対して3/1000以上20/1000以下であり、幅が、該深さに対して150倍以上250倍以下のものであることを特徴とする鋸車ユニット。
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