JP5850676B2 - 駆動伝達装置、及び、それを備える画像形成装置 - Google Patents
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Description
本発明の実施例の一例として、中間転写方式を採用する電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置)について説明する。実施例1においては、画像形成装置に備えられる駆動伝達装置について説明するが、これに限定されず、実施例1に係る駆動伝達装置を他の装置に用いることもできる。
、歯車80と駆動歯車84において噛み合っている歯車81は、矢印C方向に回転する。また、歯車81の従動歯車85と噛み合っている歯車82は矢印D方向に回転する。さらに、歯車82と噛み合っている歯車83は矢印E方向に回転する。すなわち、モータ150の回転駆動力は、歯車80と、歯車81と、歯車82とを介して歯車83に伝達される。その結果、歯車83の回転に伴いレジストローラ10aが矢印E方向に回転することとなる。そして、給送ローラ9によってカセット8内から分離、搬送された記録媒体Sをニップしたレジストローラ対10は、中間転写ベルト53に形成されたトナー像と記録媒体Sが二次転写ローラ52の位置で同期するように、モータ150の回転速度を選択的に変更して駆動される。
っている。したがって、回転駆動時において、従動歯車85は、駆動歯車84と離れる方向に移動するため、支持軸81jの中心軸方向において、駆動歯車84と従動歯車85が接触することはない。また、支持軸81jの側板61と対向する側であって支持軸81jの端部付近には、規制部材としてのE型止め輪92が、支持軸81jに設けられた溝81mに嵌合した状態で設けられている。これにより、従動歯車85の駆動歯車84と離れる方向における移動が規制され、従動歯車85は、E型止め輪92に当接する位置で回転駆動することとなる。
も良い。この場合においても、駆動歯車84と従動歯車85とが離れる方向に力FGが生じることとなる。また、この場合、従動歯車85と制振部材90,91は固定されておらず、傾斜面において摺動可能とする。このような構成においても、上記と同様の効果を得ることができる。また、例えば、駆動伝達面84d、84eに当接する第1の弾性部材としての第1の制振部材と、被駆動伝達面85d、85eに当接する第2の弾性部材としての第2の制振部材とを有し、それらが互いに傾斜面を有し、その傾斜面で当接するような構成をとっても良い。このような構成をとる場合においても、図5中の矢印G方向に駆動力の分力が生成されるためである。
次に、図6を用いて実施例2について説明する。図6は、実施例2に係る駆動伝達装置における、図3に示した歯車列の略H−H断面を示した図である。なお、実施例2に係る装置の基本構成は、実施例1と同一であるため、重複する部分についての説明は省略する。また、実施例1と同一の機能を有する部材には同一の符号を付して説明する。
次に、図7を用いて、実施例3について説明する。図7は、実施例3に係る駆動伝達装置における、図3に示した歯車列の略H−H断面を示した図である。なお、実施例3に係る装置の基本構成は、実施例1と同一であるため、重複する部分についての説明は省略する。また、実施例1と同一の機能を有する部材には同一の符号を付して説明する。実施例1においては、駆動歯車84の直径が、従動歯車85の直径よりも長いものを用い、駆動歯車84に入力された回転速度を従動歯車85に出力する際に、減速する構成をとった。しかしながら、駆動歯車84に入力された回転速度を従動歯車85に出力する際に、等速または増速させる構成を採用してもよい。そこで、実施例3に係る駆動伝達装置においては、図7に示すように、駆動歯車84の直径が従動歯車85の直径よりも短いものを用い、駆動歯車84に入力された回転速度を従動歯車85に出力する際に、増速させる構成を採用した。その他の構成は実施例1と同様であり、実施例1に係る駆動伝達装置と同様の効果を得ることができる。
次に、図8を用いて、実施例4について説明する。なお、実施例4に係る装置の基本構成は、実施例1と同一であるため、重複する部分についての説明は省略する。また、実施例1と同一の機能を有する部材には同一の符号を付して説明する。実施例1においては、歯車81の駆動歯車84は、支持軸81jの中心軸に対して対称に2つの突起を有する構成をとった。そして、その2つの突起の駆動伝達面84d及び84eが、制振部材90及び91を介して、従動歯車85の嵌合穴の被駆動伝達面85d及び85eに回転駆動力を伝達する。これに対して、実施例4においては、駆動歯車84が有する嵌合部としての突起を1つにする構成をとる。すなわち、従動歯車85の回転駆動力を受ける面についても被駆動伝達面85dの1つとし、制振部材も制振部材90の1つとする構成をとる。そして、従動歯車85の穴部85aと支持軸81jとの嵌合範囲を支持軸81jの周方向で拡大した。このような構成をとることにより、嵌合部としての突起が一つであっても、支持
軸81jに対する従動歯車85の倒れを防止することができる。その結果、実施例4においては、実施例1と同等の効果を得ることができると共に、制振部材の数を減らすことで、より低コストで構成することができる。
Claims (5)
- 駆動伝達上流側の歯車と噛み合う第1の歯車と、
駆動伝達下流側の歯車と噛み合う第2の歯車と、
前記第1の歯車と前記第2の歯車を同軸上において回転可能に支持する支持軸と、を有し、
前記第1の歯車は、前記第2の歯車に駆動力を伝達するための駆動伝達面を有し、
前記第2の歯車は、前記第1の歯車からの前記駆動力を受けるための被駆動伝達面を有し、
前記駆動伝達面と前記被駆動伝達面との間に介在し、互いに当接する、前記駆動伝達面に当接する第1の弾性部材と、前記被駆動伝達面に当接する第2の弾性部材と、を有する駆動伝達装置において、
前記駆動力の分力であって、前記支持軸の中心軸方向において前記第1の歯車と前記第2の歯車とを離間する方向の力が、前記第2の歯車に働くように、前記第1の弾性部材と前記第2の弾性部材との当接面が傾斜していることを特徴とする駆動伝達装置。 - 前記中心軸方向において、前記第1の歯車と前記第2の歯車とが離間する方向へ移動することを前記支持軸の端部付近において規制する規制部材を有することを特徴とする請求項1に記載の駆動伝達装置。
- モータの軸が圧入された第3の歯車を有し、前記第1の歯車は前記第3の歯車と噛合って回転することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の駆動伝達装置。
- 前記第1の歯車と前記第2の歯車は、共通の支持部材によって支持されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の駆動伝達装置。
- 記録媒体を搬送する搬送ローラを有し、
前記搬送ローラを駆動するために、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の駆動伝達装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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