JP5850566B2 - シャープペンシル - Google Patents
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Description
このようなチャックを備えたシャープペンシルにおいては、何等かの要因により軸筒内におけるチャックの直前において筆記芯が折損する場合があり、折損した残芯がノック操作によって機構内部に悪影響を及ぼすという問題が発生する。
この折損した残芯は前記したとおりノック操作によって機構内部に悪影響を及ぼすことになるため、これを取り除くためのメンテナンスが必要となる。
このスライダーの再装着にあたっては、スライダーを軸本体に嵌合により取り付けることができるものの、利用者は確実な嵌合操作をしないまま、前記スライダーを覆う口金もしくは樹脂製の口プラと称する口先部材を軸筒にねじ込む操作を行う場合がある。
この状態でノック操作により筆記芯を繰り出す操作を行った場合には、芯がスライダーの一部に当たり、チャックの直前において再度筆記芯を折損させる問題が繰り返されることになる。
そして、前記中継部材の前端部にスライダーを再装着する際に、確実な嵌合操作がなされない場合であっても、ノック操作によるノック棒の前進動作に連動して中継部材が前進移動されるので、スライダーに形成された段部が口先部材の内壁面に当接し、中継部材に対するスライダーの嵌合状態を正常化させることができる。
なお、この中継パイプ7の後端部は筆記圧を利用して筆記芯(替え芯)を回転させる後述する回転駆動機構に接続されている。
また、前記スライダー8の内周面におけるパイプ保持具10の直後には、軸芯部分に通孔を形成したゴム製の保持チャック12が収容されている。
この透明リング15は、先軸に一体に成形された環状の鍔部1aによって位置決めされ、続いて前記グリップ部材14が同方向から先軸1を取り巻くようにして装着される。その後に、前記した口先部材2が先軸1の前端部に螺合されることで、前記透明リング15およびグリップ部材14が軸方向に抜け出ることなく、前記先軸1に取り付けられる。
この加飾シール16には、金もしくは銀色などの光沢のある印刷が施され、その適宜の位置には印刷が施されない透明部分が形成されている。そして、この透明部分および透明な樹脂素材により成形された前記先軸1を透視して、内部の中継パイプ7の一部が視認できるように構成されている。
これにより、後述する回転駆動機構によって中継パイプ7が回転駆動される様子を、透明リング15を介して確認することができる。
この回転駆動機構21には前記したとおり中継パイプ7の後端部が接続されており、この中継パイプ7は筆記動作に基づく筆記芯の後退および前進動作(クッション動作)を前記チャック5を介して受けて、回転駆動機構21に伝達させると共に、クッション動作によって生ずる前記回転駆動機構21による回転運動を、前記中継パイプ7を介して前記チャック5に伝達させるように作用する。
これにより、チャック5に把持された図示せぬ筆記芯は、筆記動作に伴い前記回転駆動機構21による回転運動を受けることになる。
すなわち、この実施の形態においては、ユニット化された前記回転駆動機構21は後軸18内の段部18aに当接することによる摩擦により回動が規制され、前記したクッション動作によって生ずる前記回転駆動機構21による回転運動を、前記チャック5側に伝達させるように作用する。
前記クッションスプリング29は、トルクキャンセラー28を前方に付勢するように作用し、この付勢力を受けた前記トルクキャンセラー28に押されて前記回転子24は前方に向かうように作用する。
そして、環状突起18bとノック棒31との間にはコイル状のノック棒スプリング32が配置され、このスプリング32によって、前記ノック棒31を後軸18の後端部側に向けて付勢するように構成されている。
前記ノックカバー34に形成された円盤状突起部34aは、前記樹脂盛りシール35により飾りの機能を果たすと共に、シャープペンシルの転がり止めとしての機能も果たすものとなる。
そして、対峙した状態の第1カム面24aと固定カム面25aは、軸方向においてカムの一歯に対して半位相(半ピッチ)ずれた関係となるように設定されており、前記したように第1のカム面24aが第1の固定カム面25aに接合して噛み合い状態になされることによって、回転子24は第1カム面24aの一歯の半位相(半ピッチ)に相当する回転駆動を受ける。
そして、前記したように第1のカム面24aが第1の固定カム面25aに接合して噛み合い状態になされた状態においては、対峙した状態の第2カム面24bと第2の固定カム面26aは、軸方向においてカムの一歯に対して半位相(半ピッチ)ずれた関係となるように設定されている。
したがって、筆記芯は自身が受ける回転運動と筆記による摩耗とにより、先端部が常に円錐形状になされる。それ故、書き進むにしたがって筆記芯が偏摩耗するのを防止させることができ、安定した線幅による筆記が可能となる。
このメンテナンスの操作後においては、スライダー8を中継パイプ7の先端部に嵌合させて再装着し、続いて口先部材2を先軸1に螺着させることになる。
図4(B)は、ノックカバー34のノック操作がなされた初期の状態、すなわちノック棒31が軸方向の第1移動位置に達した状態を示しており、この状態においては、ノック棒31に形成された第1当接部としての前記した当接部31bが、軸方向に移動可能な芯ケース3の後端部に当接する。
この状態においては、図6にシャープペンシルの前後の各端部を拡大して示したとおり、スライダー8において、外径が異なることにより形成された段部8aが口先部材2の縮径された内壁面2aに当接する。
すなわち、中継パイプ7へのスライダー8の嵌合状態の正常化は、ノック棒31の第1移動位置〔図4(B)〕から次に説明する第2移動位置〔図5(D)〕への移動の間において実行されることになる。
これにより、チャック5に把持されていた筆記芯は、チャック5の突出動作により前方に繰り出される。
すなわち、従来のこの種のシャープペンシルにおいては、前記突起部8bは施されておらず、この環状の突起部8bを施すことにより、次に説明する作用効果を享受することができる。
このような問題を避けるには、前記したようにスライダー8内に環状の突起部8bを形成することは極めて有効であり、この環状の突起部8bの存在により、空間部8s内の残芯が中継して先端パイプ9を押し出し、筆記を不能にするという問題を解消することができる。
この矢印マーク8cは、スライダー8を前方に引き抜くことが可能であることを利用者に対して積極的に知らせるものであり、これにより利用者はスライダー8を中継パイプ7から取り外し、スライダー内の残芯を排除する前記したメンテナンスを実行することができる。
この場合には、前記した中継パイプ7および回転駆動機構21に代えて、例えば一本のパイプ状の中継部材を利用し、ノック操作時においてノック棒31に形成された第2当接部としての前記した楔形突出部31aの先端部が、前記中継部材の後端部に当接するように構成される。
2 口先部材
2a 内壁面
3 芯ケース
4 芯ケース継手
5 チャック
6 締め具
7 中継パイプ
8 スライダー
8a 段部
8b 環状突起部
8c 矢印マーク
8s 空間部
9 先端パイプ
10 パイプ保持具
12 保持チャック
13 チャックスプリング
14 グリップ部材
17 中継パイプ
18 後軸(軸筒)
21 回転駆動機構
22 軸スプリング
24 回転子
25 上カム形成部材
26 下カム形成部材
27 シリンダー部材
28 トルクキャンセラー
29 クッションスプリング
31 ノック棒
31a 楔形突出部(第2当接部)
31b 当接部(第1当接部)
32 ノック棒スプリング
34 ノックカバー
35 樹脂盛りシール
Claims (4)
- ノック操作によって軸方向に前進移動するノック棒と、前記ノック棒の軸方向の前進移動に伴って、前進移動される中継部材と、前記中継部材の前端部に対して着脱可能に嵌合されて取り付けられたスライダーと、前記スライダーを覆い軸筒の前端部に着脱可能に取り付けられた口先部材とが具備され、
前記ノック操作による前記中継部材の前進移動に伴って、前記スライダーに形成された段部が、前記口先部材の内壁面に当接するように構成されていることを特徴とするシャープペンシル。 - ノック操作による前記ノック棒の軸方向の第1移動位置において、ノック棒に形成された第1当接部に後端部が当接する軸方向に移動可能な芯ケースが具備され、ノック操作による前記ノック棒の軸方向の第1移動位置よりもさらに前方の第2移動位置において、ノック棒に形成された第2当接部に前記中継部材の後端部が当接するように構成され、
前記芯ケースの前端部には筆記芯を把持するチャックが配置されると共に、前記中継部材の前端部には前記チャックの周囲を覆うリング状の締め具が配置され、
前記ノック棒の第1移動位置から第2移動位置の間において、前記スライダーに形成された前記段部が、前記口先部材の前記内壁面に当接すると共に、前記ノック棒の第2移動位置において、前記チャックの先端部が前記リング状の締め具から前方に突出するように動作することを特徴とする請求項1に記載されたシャープペンシル。 - 前記中継部材の前端部に対して着脱可能に嵌合されて取り付けられたスライダーの一部には、当該スライダーの前方に向かう矢印マークが形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載されたシャープペンシル。
- 前記中継部材が、中継パイプと当該中継パイプの後端部に接続された回転駆動機構とにより構成され、前記中継パイプの前端部内周面に前記リング状の締め具が配置されると共に、前記中継パイプの前端部外周面に前記スライダーが着脱可能に嵌合されるように構成され、
前記回転駆動機構は、筆記芯に加わる筆記圧による前記中継パイプの前後動を回転運動に変換し、前記中継パイプを介して前記筆記芯を一方向に回転駆動させるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載されたシャープペンシル。
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