JP5849472B2 - 画像形成装置、印刷条件の設定方法及びプログラム - Google Patents
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多くの画像形成装置における操作パネルは、LCD(液晶表示器)に表示される入力用画面に対するユーザーの操作(例えば、タッチパネル操作)を装置側で受け取り、印刷条件を設定する方式が採用される。
上記の設定変更手段においても、この方式により印刷条件が設定される。
図6は、従来技術において設定変更を行う際に用いる操作部の入力用画面を例示する図である。また、図7は、入力用画面(図6)を通じて行われるユーザーの操作に従って行う設定変更の処理フローを示す図である。
画像形成装置内のCPU(Central Processing Unit)は、操作部等の入力手段を通じて受け付けた印刷ジョブの印刷が開始されると、図7の処理フローを起動し、操作部の表示パネルの表示画面150に印刷中の画面を表示する(ステップS501)。このときに表示される画面には、図6(A)に示すように、印刷中のメッセージとともに、実行中の印刷ジョブの印刷条件の設定を変更するための「印刷設定変更」ボタン151や、実行中の印刷ジョブを中止するための印刷中止ボタン(図示せず)が表示される。
設定変更後の印刷イメージ155を表示した後、ユーザーによる「OK」ボタン152の押下を確認し(ステップS515-YES)、設定を変更する。
上記従来例に示す動作を行えるようにすることで、ユーザーは印刷ジョブの実行中に操作部を通じて印刷条件の設定変更を行えることが認識でき、用意された手順で直ちに設定変更の操作を行うことが可能になる。
本発明は、一旦設定された印刷条件に従い印刷が開始された印刷ジョブに対する印刷条件の設定変更を受け付け、変更後の設定で印刷を行う画像形成装置における印刷条件の設定方法であって、印刷を終えた各印刷ジョブに付された設定変更後の印刷条件の設定内容と設定に係る属性情報を対応付けて設定記憶手段に記憶する設定記憶工程と、前記設定記憶工程で記憶された各印刷ジョブに付された印刷条件が、設定変更を受け付ける際に提示する設定候補になるか否かを、予め定めた属性情報と対応付けられた印刷条件であるか否かにより判定する設定候補判定工程と、前記印刷条件の設定変更を受け付ける際、前記設定候補判定工程で予め定めた属性情報と対応付けられた印刷条件であると判定された印刷条件の設定内容を前記設定候補として提示する印刷条件提示工程と、前記印刷条件提示工程によって提示された印刷条件による設定変更の指示に応じ設定変更を受け付ける工程を有し、前記設定記憶工程では、印刷条件の設定内容により変化する印刷速度情報及び設定変更の履歴を前記設定に係る属性情報として前記設定記憶手段に記憶し、前記設定候補判定工程は、第1判定部により前記設定記憶手段に記憶された印刷速度情報の中のより高い印刷速度に対応する印刷条件を設定候補として判定する工程、第2判定部により前記設定記憶手段に記憶された履歴情報の中の最新の履歴に対応する印刷条件を設定候補として判定する工程、及び第3判定部により前記設定記憶手段に記憶された履歴情報の中の最高頻度の履歴に対応する印刷条件を設定候補として判定する工程よりなり、前記設定候補判定工程における第1乃至3のいずれの判定部を使用するかを設定に従い選択する判定部選択工程を有する印刷条件の設定方法である。
以下に示す実施形態は、本発明の画像形成装置をプリンタに実施した例を示す。
例示するプリンタは、ホスト装置としてのPC(Personal computer)から入力される印刷データをもとに記録紙に画像を形成する装置である。なお、画素ドットによりプリント出力をする、いわゆるプリンタエンジンは、既存の構成よりなるものであり、ここでは、インクジェット記録方式による例を示す。
なお、印刷条件は、印刷ジョブ(受け付けた印刷データにより印刷を行う際に管理される処理単位を指す)に設定され、印刷データの入力時に付与されるが、本実施形態では、入力時に一旦設定された条件の変更を受け付け、変更後の設定で印刷を行うようにすることを前提としている。
図1は、本発明の画像形成装置の実施形態に係るプリンタの構成を示す図である。なお、同図は、印刷動作を制御する制御系を主に示すもので、本発明の要旨と関係しないプリンタエンジン、記録紙搬送系等については、省略されている。
同図に示す画像形成装置としてのプリンタ10は、CPU11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、不揮発性RAM14、印刷制御部15、ホストI/F(インターフェース)17、操作部18の各部をバス19に接続して制御系を構成し、印刷データの入力により受け付けた印刷ジョブを管理し、印刷動作の制御に必要なデータ処理を行う。
操作部18は、ユーザーインターフェースとしての機能を提供するもので、操作パネル上に表示部と入力キー等の入力部を備え、表示部を通じてユーザーに機器の状態を知らせる画面、ユーザーの入力操作に用いる画面等を表示する。操作部18を通じて行う設定操作の際、操作内容や作業状況を画面表示し、ユーザーが機能、印刷条件等の選択や実行を指示するための操作キーを設ける。本実施形態では、後述する印刷条件の設定変更を行う際、操作部18を通じても行えるようにしている。
ホストI/F17は、ホスト装置としてのPC(以下「ホストPC」という)20との情報交換を行うための回路要素である。ホストI/F17を通じて、印刷データの入力が行われ、また、入力後の印刷ジョブの処理状況をホストPC20側のプリンタドライバ上で知ることや印刷の中止を指示することができる。なお、本実施形態では後述する印刷条件の設定変更を指示でき、この動作に必要な情報交換を行う。
本実施形態では、印刷モード、集約、両面等の動作モードの設定に従って印刷動作を行う従来のプリンタと同様に、CPU11は、印刷ジョブに付された上記動作モードを含む各種の印刷条件に従い、出力用の画像データ及び制御信号を生成し、また、印刷制御部15を介して、生成した出力用の画像データ及び制御信号をプリンタエンジンに出力し、上記動作モードを含む各種の印刷条件に従った動作を行わせる。
インクジェット記録方式による場合、印刷制御部15は、記録ヘッドの制御、主走査制御、副走査制御の各制御機能を備えて記録(画像形成)動作を行わせる。この動作は、記録ヘッドが搭載されたキャリッジに対する主走査制御によって記録媒体上の所定位置に移動し、主走査エンコーダから得られるキャリッジの位置情報に連動して、RAM13に格納された画像データ、ROM12に格納された記録ヘッド駆動波形、および制御信号を記録ヘッド駆動部に転送して記録ヘッドを駆動し、インク滴を吐出する、という動作になる。
受け付けた印刷ジョブには、印刷条件が付与されているので、一旦この付与された印刷条件に従い処理が開始されるが、その後、例えば、印刷物を所定時間までに用意するためには、今のままでは印刷が間に合わない、といった状況に気付き、印刷速度を早くできる設定に変更することが求められる場合がある。
印刷速度に限らず、こうした設定変更が求められる状況において、印刷ジョブに対する印刷条件の設定変更を受け付け、変更後の設定で印刷を行うことを可能にする機能は、従来から知られている。
ただ、従来法では、変更が可能な多種類の条件設定ボタンが並んだ一覧表示画面で設定操作を行わなければならず、操作が煩わしく、操作ミスも起こしやすい、という問題があった(上記[背景技術]の記載、参照)。
なお、ユーザーI/Fを通じて設定用画面を示し、ユーザーの入力により設定の実行をするという手法自体は、従来と同様の手法を適用することによる。つまり、後述の図3に示す設定用の入力画面を作成し、画面に設けたボタン等に対する入力操作に応じて設定を受け付ける機能は、従来技術を適用することにより実現できる。
また、本実施形態では、ユーザーI/Fの表示画面を通じて行うこの設定変更の操作は、操作部18もしくはホストPC20のプリンタドライバから行う。
設定候補とする印刷条件は、ユーザーが求めることが想定される条件のみに絞るので、これまで設定変更が行われた各印刷ジョブに設定された印刷条件の設定内容を参照することが一つの方法であり、この方法によって設定候補を絞ることができる場合もある。
しかし、多くの場合、設定内容は多様であるから、中でも設定する可能性の高い印刷条件を設定候補として示すことがこの発明の目的に適うので、ここでは、この適性を判断するための情報を、設定変更が行われた各印刷ジョブの設定に係る属性情報として付与し、この属性情報を所定の判断基準に照らすことで、適性を判断する。
図2は、設定変更が行われた各印刷ジョブに設定された各種の印刷条件に対応して付与された属性情報の例を示す表である。
図2の例では、上記印刷ジョブの設定に係る属性情報の一つを「印刷速度」としている。これは、設定変更を行う動機として、印刷速度を上げたい、という要求が動機となることが想定されるからである。
図2の表中の属性情報の一つである「印刷速度」は、印刷速度が依存する印刷条件である「印刷モード」「集約」「両面」の組み合わせによって、印刷速度が変わってくる。したがって、組み合わせの違い、即ち「設定ID」によって識別される「設定変更内容」の違いに対応して印刷速度情報を属性情報として付与している。この例では、印刷速度情報「S1」が最高速であり、「S1」→「S2」→「S3」→「M1」→「M2」→「M3」の順に速度が低くなることを表す情報である。なお、印刷速度情報は、後述する図3に示すように、印刷完了までにかかる時間、という表し方でもよい。
この実施形態では、この履歴情報を「変更日時」「変更回数」とし、それぞれ「設定ID」によって識別される「設定変更内容」に対応して付与する。
「変更日時」は、印刷ジョブの印刷条件が「設定変更内容」に示される設定に変更された日時を付与する。同じ「設定変更内容」で設定変更が行われたとき、最新の日時に書き換えられる。
「変更回数」は、同じ「設定変更内容」で設定変更が行われたとき、カウントアップし積算値を変更回数として付与する。よって、変更回数をカウントアップするときには変更日時の書き換えも行う。
上記のように、設定変更が行われた印刷ジョブの設定に係る属性情報を「設定変更内容」に示される各種の印刷条件と対応付けて管理することを前提に、各種の印刷条件の中から、属性情報に基づいて、設定候補を定めるための判断基準に合う印刷条件を判定する。
属性情報としての印刷速度を判断基準とするとき、設定変更をする前、即ち、現在印刷を実行している印刷ジョブに設定されている印刷条件から、図2の表に基づいて属性情報としての印刷速度を定めることができる。即ち、実行中の印刷ジョブに設定された「印刷モード」「集約」「両面」の各印刷条件に対応する印刷速度は、図2の表から求まるか、もしくは既に分かっているはずである。したがって、求めた印刷速度を基に設定候補を定める。ここに、印刷速度の判断基準は、印刷速度をより高速にすることであるから、求めた印刷速度を上回る速度の印刷速度に対応する印刷条件を図2の表から選択し、選択した印刷条件を設定候補として定める。
図3の画面50には、画面の左側に示すように、印刷中のメッセージとともに、「現在の設定」画面51として、実行中の印刷ジョブに設定された印刷条件を表示する。例示する設定変更は、印刷速度を意識したものであるから、印刷速度が依存する印刷条件である「印刷モード」「集約」「両面」の各印刷条件の現在の設定内容「:高速」「:しない」「:しない」とともに、印刷完了までにかかる時間を「印刷完了まで後400秒」という形で表示する。
設定候補の設定内容は、ユーザーが今まで設定変更した印刷条件として、図2に例示したような表形式で管理している印刷条件の中から、現在の設定に対しより高速に印刷できる設定内容のみを選択したものである。なお、高速化できる設定候補が複数ある場合、複数を表示してもよいが、さらに絞ってもよい。さらに絞る場合、1ランク上げる印刷速度を選んでもよいし、最高速を選んでもよい。
「その他の印刷設定変更」ボタン55は、このボタンの操作により、例えば、次の設定候補画面、或いは設定可能な全印刷条件の設定操作を案内する画面に遷移させる。
画像形成装置10(図1)のCPU11は、操作部18或いはホストPC20が送信する印刷データを受け取るホストI/F17等の入力手段を通じて受け付けた印刷ジョブの印刷が開始されると、図4の処理フローを起動し、操作部の表示パネル等の表示画面50(図3)に印刷中のメッセージを付けた「現在の設定」画面51とともに設定変更の入力を可能とする画面52を表示する(ステップS101)。
このため、CPU11は、現在の設定よりも高速化できる、という判断基準で、図2の表に登録された印刷速度を参照し、現在の印刷速度を上回る速度が設定されたか否かを判定し、この判定結果により適性を有する印刷条件を選択する。また、この選択によって得られた印刷条件を設定候補として、設定変更の入力を可能とする画面52(図3)を作成し、表示する指示を操作部18に与える。
ステップS102で印刷完了が確認できない場合(ステップS102-NO)、印刷ジョブをより高速に印刷できる設定候補を表示したボタン52に対する入力操作が行われたか否か、即ち、設定候補の印刷条件で設定変更を行うことが指示されたか否かを確認する(ステップS104)。
設定変更後、印刷条件がより高速に印刷できる印刷条件の設定で印刷が行われ、ステップS102に戻す。
このループ処理で印刷が完了したことが確認されれば(ステップS102-YES)、設定変更された印刷条件で印刷を行ったので、管理している設定変更により印刷を行ったジョブの設定に係る履歴情報等の属性情報(図2、参照)を更新し(ステップS103)、この処理フローを終了する。
ステップS106で「その他の印刷設定変更」ボタン55に対する入力操作が行われなかった場合(ステップS106-NO)、ステップS102に戻す。
上記のステップS102→ステップS104→ステップS106→ステップS102の処理ループで何の処理も行われずに、即ち、設定変更なしで印刷完了が確認できた場合(ステップS102-YES)、管理している設定に係る履歴情報等の属性情報(図2、参照)を更新するステップS103の処理をスルーして、この処理フローを終了する。
次いで、ステップS107で表示された印刷設定画面におけるユーザーの入力操作を受け、各種印刷設定を変更する。設定変更後、変更された印刷条件の設定で印刷が行われ、ステップS102に戻す。
このループ処理で印刷が完了したことが確認されれば(ステップS102-YES)、設定変更された印刷条件で印刷を行ったので、管理している設定に係る履歴情報等の属性情報(図2、参照)を更新し(ステップS103)、この処理フローを終了する。
上記〈印刷速度による設定候補〉では、印刷条件がより高速に印刷できる印刷条件の設定候補を設定変更の入力画面に表示する例を示した。ただ、印刷速度の高速化のために変更したい設定内容は、印刷ジョブのファイルの種類(PDF、doc、xls、ppt等)によって異なる場合もある。即ち、ファイルの種類を考慮しないで、異なるファイルに適合する設定候補を当ててしまうと、意図した結果が得られない可能性がある。
この様な事態を回避するためには、ファイルの種類毎に図2に示した属性情報の表(データベース)を記憶部に記憶し、管理しておくことが望ましい。
属性情報としての履歴情報を判断基準とするとき、現在印刷を実行している印刷ジョブに設定されている印刷条件から変更する印刷条件を、図2の表に属性情報として管理されている「変更日時」又は「変更回数」に基づいて定めることができる。
即ち、図2の表中の「変更日時」に示されている中の最新の日時に対応する印刷条件を選択し、選択した印刷条件を設定候補として定める。これは「変更日時」が、同じ印刷条件の処理が続けて行われる可能性が高く、設定の可能性が高い、という性質に則った手法である。
また、「変更回数」についても、図2の表中の「変更回数」に示されている中の最多回数に対応する印刷条件を選択し、選択した印刷条件を設定候補として定める。これは「変更回数」が多いほど使用頻度が高く、設定の可能性が高い、という性質に則った手法である。
異なる点は、図4のステップS104では、設定候補の印刷条件で設定変更を行うことを指示するためのボタン52(図3)が印刷ジョブをより高速に印刷できる設定候補を示したものであるのに対して、ここでは、履歴情報による設定候補の印刷条件で設定変更を行うという点だけで、変更される設定も属性情報の違いによるもので、処理フローの手順自体には違いがない。
上記〈印刷速度による設定候補〉及び〈履歴情報による設定候補〉では、図2の表に示した各印刷ジョブの設定に係る属性情報としての「印刷速度」「変更日時」「変更回数」それぞれを単独で主に行い、印刷の高速化、最新の変更履歴、変更回数(頻度)を判断基準にして、設定変更の入力用画面に設定候補として表示する印刷条件を求めている。
ただ、設定変更の必要性は、ユーザーによっても異なり、一つの属性情報だけによると、有効に利用されない場合も生じる可能性がある。
なお、上記の設定は、デフォルトの設定(例えば、出荷時の設定)を操作部18やホストPC20側のプリンタドライバ上から変更するように構成することで、意図した機能を実現できる。
同図では、異なる属性情報である「印刷速度」「変更日時」「変更回数」のどれに基づくかが予め設定されているので、この設定に従った判定手段を用いて、設定候補とする印刷条件を判定する。判定結果として、選択される印刷条件の設定内容は、設定変更の入力用画面を構成する。つまり、設定変更の処理フロー(図4)を実行する際、設定変更の入力用画面に設定候補を表示するステップ(図4、ステップS101)に用いられる。
ステップS201で属性情報の「変更日時」が設定されている場合、設定変更を受け付けた各印刷ジョブの設定群(図2の表、参照)において、属性情報である「変更日時」の中の最新の日時に対応する印刷条件、即ち前回設定された印刷条件の設定内容を設定候補に適したものと判定し、この設定内容を選択する(ステップS202)。
ステップS201で属性情報の「変更回数」が設定されている場合、設定変更を受け付けた各印刷ジョブの設定群(図2の表、参照)において、属性情報である「変更回数」の中の最多回数、即ち最頻度に対応する印刷条件の設定内容を設定候補に適したものと判定し、この設定内容を選択する(ステップS203)。
ただ、図5の処理フローでは、設定候補を選択するときに印刷完了までに掛かる時間を印刷速度として算出し(ステップS204)、算出結果をもとに最も短い印刷完了に掛かる時間、即ち、最高印刷速度を選択する(ステップS205)。
設定候補を表示した設定変更の入力用画面を表示した後、この処理フローを終了する。
このように、異なる属性情報である「印刷速度」「変更日時」「変更回数」のいずれに基づいて設定候補の表示を行うかをユーザーの使用状況に適応するように設定することで、設定候補を表示した設定変更時の入力用画面を有効に利用することができる。
上記のように、異なる属性情報である「印刷速度」「変更日時」「変更回数」のいずれに基づいて設定候補の表示を行うかを設定することで、ユーザーの使用状況に適応する形で表示する設定候補を絞り込むことが可能になる。
ただ、「印刷速度」や「変更回数」については、選択結果が必ずしも1つになるとは限らないので、更なる選択性を持たせることが必要になる場合がある。
そこで、2次的にさらに絞り込む手段として、他の属性情報を条件に加える。このようにすることで、より操作性を高めることが可能になる。
また、「変更回数」については、同じ変更回数の履歴を有する異なる設定内容の印刷条件が複数あった場合、「印刷速度」又は「変更日時」を条件に加える。例えば、図2の表で設定ID「B」と「C」の変更回数が同じであるが、この場合、変更日時の新しい設定ID「B」の印刷条件の設定内容が選ばれ、設定候補の表示に用いられる。
Claims (7)
- 一旦設定された印刷条件に従い印刷が開始された印刷ジョブに対する印刷条件の設定変更を受け付け、変更後の設定で印刷を行う画像形成装置であって、
印刷を終えた各印刷ジョブに付された設定変更後の印刷条件の設定内容と設定に係る属性情報を対応付けて記憶する設定記憶手段と、
前記設定記憶手段に記憶された各印刷ジョブに付された印刷条件が、設定変更を受け付ける際に提示する設定候補になるか否かを、予め定めた属性情報と対応付けられた印刷条件であるか否かにより判定する設定候補判定手段と、
前記印刷条件の設定変更を受け付ける際、前記設定候補判定手段によって予め定めた属性情報と対応付けられた印刷条件であると判定された印刷条件の設定内容を前記設定候補として提示する印刷条件提示手段と、
前記印刷条件提示手段によって提示された印刷条件による設定変更の指示に応じ設定変更を受け付け、変更後の設定で印刷を行うよう制御する制御手段
を有し、
前記設定記憶手段は、印刷条件の設定内容により変化する印刷速度情報及び設定変更の履歴を前記設定に係る属性情報として記憶し、
前記設定候補判定手段は、前記設定記憶手段に記憶された印刷速度情報の中のより高い印刷速度に対応する印刷条件を設定候補として判定する第1判定部、前記設定記憶手段に記憶された履歴情報の中の最新の履歴に対応する印刷条件を設定候補として判定する第2判定部及び前記設定記憶手段に記憶された履歴情報の中の最高頻度の履歴に対応する印刷条件を設定候補として判定する第3判定部よりなり、
前記設定候補判定手段における第1乃至3のいずれの判定部を使用するかを設定に従い選択する判定部選択手段を備える
画像形成装置。 - 請求項1に記載された画像形成装置において、
前記設定候補判定手段は、前記設定記憶手段に記憶された印刷速度情報の中のより高い印刷速度に対応する印刷条件が複数あった場合、複数の印刷条件中の最新の履歴に対応する印刷条件を設定候補として判定する
画像形成装置。 - 請求項1に記載された画像形成装置において、
前記設定候補判定手段は、前記設定記憶手段に記憶された最高頻度の履歴に対応する印刷条件が複数あった場合、複数の印刷条件中の最新の履歴に対応する印刷条件を設定候補として判定する
画像形成装置。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載された画像形成装置において、
前記設定記憶手段は、前記設定変更の履歴を印刷ジョブのファイルの種類ごとに記憶する画像形成装置。 - コンピュータを請求項1乃至4のいずれかに記載された画像形成装置が有する前記設定候補判定手段、前記制御手段の各手段として機能させるためのプログラム。
- 請求項5に記載されたプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
- 一旦設定された印刷条件に従い印刷が開始された印刷ジョブに対する印刷条件の設定変更を受け付け、変更後の設定で印刷を行う画像形成装置における印刷条件の設定方法であって、
印刷を終えた各印刷ジョブに付された設定変更後の印刷条件の設定内容と設定に係る属性情報を対応付けて設定記憶手段に記憶する設定記憶工程と、
前記設定記憶工程で記憶された各印刷ジョブに付された印刷条件が、設定変更を受け付ける際に提示する設定候補になるか否かを、予め定めた属性情報と対応付けられた印刷条件であるか否かにより判定する設定候補判定工程と、
前記印刷条件の設定変更を受け付ける際、前記設定候補判定工程で予め定めた属性情報と対応付けられた印刷条件であると判定された印刷条件の設定内容を前記設定候補として提示する印刷条件提示工程と、
前記印刷条件提示工程によって提示された印刷条件による設定変更の指示に応じ設定変更を受け付ける工程
を有し、
前記設定記憶工程では、印刷条件の設定内容により変化する印刷速度情報及び設定変更の履歴を前記設定に係る属性情報として前記設定記憶手段に記憶し、
前記設定候補判定工程は、第1判定部により前記設定記憶手段に記憶された印刷速度情報の中のより高い印刷速度に対応する印刷条件を設定候補として判定する工程、第2判定部により前記設定記憶手段に記憶された履歴情報の中の最新の履歴に対応する印刷条件を設定候補として判定する工程、及び第3判定部により前記設定記憶手段に記憶された履歴情報の中の最高頻度の履歴に対応する印刷条件を設定候補として判定する工程よりなり、
前記設定候補判定工程における第1乃至3のいずれの判定部を使用するかを設定に従い選択する判定部選択工程
を有する印刷条件の設定方法。
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