JP5845956B2 - ディスクアレイ装置及び物品の固定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ディスクアレイ装置及び物品の固定装置に関する。
従来、磁気ディスクを複数備えた情報処理装置であるディスクアレイ装置が知られている。このようなディスクアレイ装置では、磁気ディスクを容易に着脱すべくカセット構造が採用されることが多い。また、磁気ディスクは、連続運転により熱の発生が問題となることがある。ディスクアレイ装置のように複数の磁気ディスクを備える装置は、その冷却機能の確保を必要とする。ディスクアレイ装置の効率的な冷却を目的とした提案も種々なされている(例えば、特許文献1)。
特開2006−139468号公報
ところで、前記カセット構造は、磁気ディスクのようなストレージデバイスをディスクアレイ装置の筐体に対して固定することができる。しかしながら、昨今、ストレージデバイスを高密度に実装する要求が強まっており、この場合、カセット構造の採用が困難となる。すなわち、ストレージデバイスを接近させると、カセット構造を配置することができるスペースの確保が困難となる。逆の見方をすれば、カセット構造を採用すると、ストレージデバイスの接近が妨げられる。また、ストレージデバイスを高密度に実装すると、隣接するストレージデバイス間の間隔が狭くなり、ストレージデバイス間に冷却風が流通しづらくなる。このような状況において、さらにカセット構造が採用されると、カセット構造が冷却風の流通を妨げることになる。この結果、適切な冷却効果を得ることが困難となる。また、ストレージデバイス同士が近接状態となると、個々のストレージデバイスが発生させる振動が周囲の他のストレージデバイスに影響を与え、リードライト時にエラーを生じさせるおそれがある。
そこで、1つの側面では、本発明は、ストレージデバイスの振動抑制を図ることを課題とする。
本明細書開示のディスクアレイ装置は、基板と、前記基板上に列を形成して配列され、それぞれ第1の端部が前記基板に装着された複数のストレージデバイスと、前記複数のストレージデバイスによって形成された列が延びる方向に沿って延び、前記ストレージデバイスの前記第1の端部と反対側に位置する第2の端部に当接し、前記複数のストレージデバイスを固定する第1の固定部材と、前記第1の固定部材を前記基板側へ押し付ける第2の固定部材と、を備える。
第2の固定部材によって基板側に押し付けられる第1の固定部材を用いることにより、高密度で実装された複数のストレージデバイスを固定し、振動を抑制することができる。
1つの実施態様によれば、ストレージデバイスの振動抑制を図ることができる。
図1は実施例1のディスクアレイ装置の概略構成を示す説明図である。 図2は実施例1のディスクアレイ装置を分解した状態で示す説明図である。 図3は筐体蓋部を取り外した状態の実施例1のディスクアレイ装置を示す説明図である。 図4は実施例1のディスクアレイ装置が備える筐体蓋部の内側面を示す説明図である。 図5は実施例1のディスクアレイ装置が備える筐体蓋部を図4におけるA方向からみた状態を示す説明図である。 図6は実施例1の筐体本体部へ筐体蓋部を組み付けた状態のディスクアレイ装置を示す説明図である。 図7は実施例1のディスクアレイ装置内部における冷却風の流れの様子を示す説明図である。 図8(A)、(B)は第1の固定部材と第2の固定部材との組み合わせの一例を示す説明図である。 図9(A)、(B)は第1の固定部材と第2の固定部材との組み合わせの他の例を示す説明図である。 図10(A)、(B)は第1の固定部材と第2の固定部材との組み合わせの他の例を示す説明図である。 図11は第1の固定部材の変形例を示す説明図である。 図12(A)、(B)及び(C)は第1の固定部材の他の変形例を示す説明図である。 図13は第2の固定部材の変形例を示す説明図である。 図14は実施例2における筐体蓋部を示す説明図である。 図15は実施例2のディスクアレイ装置内部における冷却風の流れの様子を示す説明図である。 図16は実施例1と実施例2におけるディスクアレイ装置内部の冷却効果を示すグラフである。 図17(A)、(B)は実施例3のディスクアレイ装置における第2の固定部材を示す説明図である。 図18(A)、(B)、(C)はディスクアレイ装置の他の例を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。
図1は実施例1のディスクアレイ装置1の概略構成を示す説明図である。図2は実施例1のディスクアレイ装置1を分解した状態で示す説明図である。図3はディスクアレイ装置1が備える筐体蓋部2bを取り外した状態のディスクアレイ装置1を示す説明図である。図4は実施例1のディスクアレイ装置1が備える筐体蓋部2bの内側面2b1を示す説明図である。図5は実施例1のディスクアレイ装置1が備える筐体蓋部2bを図4におけるA方向からみた状態を示す説明図である。図6は実施例1の筐体本体部2aへ筐体蓋部2bを組み付けた状態のディスクアレイ装置1を示す説明図である。
図1及び図2を参照すると、実施例1のディスクアレイ装置1は、筐体2を備えている。筐体2は、筐体本体部2aと筐体蓋部2bとを備えている。筐体蓋部2bは、螺子8によって筐体本体部2aに固定される。具体的に、筐体本体部2aは、螺子穴2a1を備え、筐体蓋部2bは、螺子穴2b1を備える。そして、螺子穴2a1、2b1に挿通された螺子8によって、筐体蓋部2bが筐体本体部2aに固定される。
ディスクアレイ装置1は、基板3と、この基板3上に列を形成して配列され、それぞれ第1の端部4aが基板3に装着された複数のストレージデバイス4を備える。具体的に、ストレージデバイス4は、基板3上に配列して設けられたコネクタ3aに接続されている。ストレージデバイス4は、内部に磁気ディスクを備えたハードディスクドライブ(HDD)である。HDDは、ストレージデバイス4の一例である。また、ストレージデバイス4は、物品の一例でもある。ストレージデバイス4は、内部の磁気ディスクが基板3に対して立設した状態で実装される。そして、隣接するストレージデバイス4同士は、内部の磁気ディスクが対向する状態で配置される。ストレージデバイス4は、このようにして列を形成して配列される。列の延びる方向は、図1において矢示Xで示されている。実施例1では、ストレージデバイス4は、4列に亘って実装されている。
図2や図3を参照すると、基板3及び複数のストレージデバイス4は、筐体本体部2a内に設置される。基板3は、筐体本体部2a内に固定されている。
ディスクアレイ装置1は、複数のストレージデバイス4によって形成された列が延びる方向、すなわち、X方向に沿って延びる第1の固定部材5を備える。第1の固定部材5は、棒状の部材である。第1の固定部材5は、単一の素材からなる。第1の固定部材5は、ストレージデバイス4間の間隔を維持し、ストレージデバイス4のぐらつきを防止する。また、ストレージデバイス4の振動を抑制する。第1の固定部材5の素材は、これらの観点から選定される。実施例1における第1の固定部材5は、金属製であるが、樹脂製としてもよい。第1の固定部材5は、ストレージデバイス4の第1の端部4aと反対側に位置する第2の端部4bに当接し、複数のストレージデバイス4を固定する。第1の固定部材5は、列をなす複数のストレージデバイス4を纏めて固定することができる。実施例1では、ストレージデバイス4の列毎に二本の第1の固定部材5が準備されている。第1の固定部材5は、列をなす複数のストレージデバイス4を均等に押圧することができる。なお、第1の固定部材5は、ストレージデバイス4の列毎に一本ずつ配置することもできる。この場合、第1の固定部材5は、安定してストレージデバイス4を押圧する観点から、第2の端部4bの中心部を通過するように配置されることが望ましい。また第1の固定部材5は、ストレージデバイス4の列毎に三本以上ずつ配置することもできる。
ディスクアレイ装置1は、第1の固定部材5を基板3側へ押し付ける第2の固定部材6を備える。第1の固定部材5と第2の固定部材6は、物品の固定装置に含まれる。図2、図4及び図5を参照すると、第2の固定部材6は、筐体本体部2aと組み合わされる筐体蓋部2bの内側面2b2に設けられている。この内側面2b2は、基板3と対向する面であり、筐体蓋部2bのうち、天板に相当する部位の内側面である。
第2の固定部材6は、第1の固定部材5が延びる方向(X方向)と交差する方向(Y方向)に延びる複数の棒状部材を含んでいる。図5を参照すると、第2の固定部材6は、櫛歯状に設けられている。図6を参照すると、第2の固定部材6は、第1の固定部材5に直交するように配置されている。これにより、第2の固定部材6は、第1の固定部材5と交点で接触し、第1の固定部材5、ひいては、ストレージデバイス4を押圧し、固定することができる。ストレージデバイス4は、筐体2に対して固定される。
ここで、ストレージデバイス4の固定について、詳細に説明する。図3を参照すると、第1の固定部材5は、配列されたストレージデバイス4上に載置されている。ただし、この状態において、第1の固定部材5は、いずれの箇所にも固定されていない。図1、図2及び図6を参照すると、第1の固定部材5は、第2の固定部材6と当接し、押圧される。第2の固定部材6は、筐体蓋部2bの内側面2b2に設けられており、この筐体蓋部2bは、基板3及びストレージデバイス4が設置された筐体本体部2aと組み合わされて固定される。これにより、第2の固定部材6が第1の固定部材5を押圧し、この結果、第1の固定部材5によりストレージデバイス4が押圧されて、固定される。このように、ストレージデバイス4が筐体2に対して固定されることにより、ストレージデバイス4の振動が抑制される。
つぎに、ディスクアレイ装置1内部の冷却について説明する。図7は実施例1のディスクアレイ装置1内部における冷却風の流れの様子を示す説明図である。ディスクアレイ装置1は、筐体2の端部に位置する冷却ファン7を備えている。冷却ファン7は、複数のストレージデバイス4によって形成された列が延びる方向(X方向)と交差する方向(Y方向)を送風方向としている。これにより、冷却ファン7による冷却風は、隣り合ったストレージデバイス4間を通過する。換言すれば、第1の固定部材5は、このような送風方向と交差する方向に延びている。実施例1では、第1の固定部材5は、送風方向(Y方向)と直交するX方向に延びている。
実施例1のディスクアレイ装置1は、従来のディスクアレイ装置と異なり、カセット構造を採用していない。このため、ストレージデバイス4間には、冷却風に対する障害物が存在しておらず、冷却風が通過し易い状態となっている。ただし、ストレージデバイス4間の間隔が狭まってくると、冷却風は、より広い空間が広がる方向、具体的には、基板3から離れる方向に流れようとする。冷却ファン7による冷却風がストレージデバイス4間からそれると、4列あるストレージデバイス4の列の後方に行けば行くほど、冷却効果が損なわれることとなる。冷却風のこのような性質に対して、第1の固定部材5は、冷却風の経路を変更する機能を発揮する。第1の固定部材5は、ストレージデバイス4の第2の端部4bに当接して配置されている。このため、図7に示すように広い空間側へ逃げようとする冷却風が、ストレージデバイス4間へ戻される。冷却風は、送風方向と交差する方向に延びている第1の固定部材5に衝突するたびにストレージデバイス4間へ戻される。このように、冷却風がストレージデバイス4間へ戻されるため、冷却風によるストレージデバイス4の冷却が効率よく行われ、ディスクアレイ装置1の冷却機能が維持される。すなわち、第1の固定部材5によってストレージデバイス4を固定することにより、ストレージデバイス4が高密度で実装された場合であっても、隣接するストレージデバイス4間に冷却風が通過する隙間を形成することができる。この結果、冷却機能を維持することができる。
なお、第2の固定部材6は、冷却ファン7の送風方向(Y方向)に沿って延びおり、冷却風の整流板としての機能も発揮している。これにより、冷却風は、冷却ファン7が設置された側から、その逆側まで流通することができる。
上述のように、実施例1のディスクアレイ装置1は、第1の固定部材5及び第2の固定部材6により押圧され、固定されているため、駆動時の振動が抑制されている。このように、ディスクアレイ装置1は、振動抑制を図ることができるが、振動抑制機能を高めるために、各所に振動吸収部材を配置することができる。例えば、第1の固定部材とストレージデバイス4の第2の端部4bとの間、第1の固定部材と第2固定部材との間に振動吸収部材を配置することができる。また、ストレージデバイス4を安定した状態で押圧するために、各部の形状を工夫することができる。以下、その形状及び素材の組み合わせの例について図面を参照しつつ説明する。
図8(A)、(B)は第1の固定部材51と第2の固定部材6との組み合わせを示している。第1の固定部材51とストレージデバイス4の第2の端部4bとの間に振動吸収部材が配置されると共に、ストレージデバイス4の第2の端部4bが挿入される凹部51b1を備える例である。第1の固定部材5は、単一の素材により形成されていた。単一素材である場合、強度の維持と、振動吸収の両立が困難であることがある。そこで、第1の固定部材51は、金属製の基部材51aに、振動吸収部材に相当する樹脂製の当接部51bを組み合わせて成形されている。基部材51aは必要な強度を確保できれば、金属以外の他の素材を採用することもできる。また当接部51bも振動吸収機能を備えた素材であれば採用することができる。例えば、ゴム等の弾性部材を採用することができる。
当接部51bには、凹部51b1が設けられている。図8(B)を参照すると、凹部51b1には、ストレージデバイス4の第2の端部4bが挿入され、凹部51b1は、第2の端部4bを支持する。凹部51b1の幅は、第2の端部4bの幅に対応させて設定されている。凹部51b1の深さは、ストレージデバイス4を安定して支持できる寸法を備えていればよいが、その深さはできる限り浅くしておくことが望ましい。凹部51b1が深くなると、ストレージデバイス4間の隙間に突出する部分が多くなり、冷却風の障害となる。そこで、凹部51b1はできるだけ浅く設けておく。
ストレージデバイス4は、振動吸収部材に相当する当接部51bによって支持されるため、駆動時の振動が抑制される。
図9(A)、(B)は第1の固定部材52と第2の固定部材6との組み合わせを示している。第1の固定部材52とストレージデバイス4の第2の端部4bとの間、及び、第1の固定部材52と第2の固定部材6との間に振動吸収部材が配置され、ストレージデバイス4の第2の端部4bが挿入される凹部52b1を備える例である。第1の固定部材52は、金属製の基部材52aを備える。基部材52aには凹部52a1が形成されている。基部材52aは必要な強度を確保できれば、金属以外の他の素材を採用することもできる。基部材52aには、それぞれ振動吸収部材に相当する樹脂製の第1当接部52bと第2当接部52cが組み合わされている。第1当接部52bは、第2の端部4bと当接する。第2当接部52cは、第2の固定部材6と当接する。第1当接部52b、第2当接部52cも振動吸収機能を備えた素材であれば採用することができる。例えば、ゴム等の弾性部材を採用することができる。第2当接部52cは、第2の固定部材6側に設けられていてもよい。
第1当接部52bは、シート状の素材を基部材52aに設けられた凹部52a1毎に貼付して設けられている。この結果、基部材52aに設けられた凹部52a1の形状に倣った凹部52b1が形成されている。図9(B)を参照すると、凹部52b1には、ストレージデバイス4の第2の端部4bが挿入され、支持される。従って、凹部52b1の幅は、第2の端部4bの幅に対応させて設定されている。凹部52b1の深さは、上述の凹部51b1と同様の理由で、できるだけ浅い方がよい。基部材52aに凹部52a1が設けられているため、強度を確保し易く、保形性も良好である。
ストレージデバイス4は、振動吸収部材に相当する第1当接部52bによって支持されるため、駆動時の振動が抑制される。また、第1の固定部材52と第2の固定部材6との間にも第2当接部52cが介在しているため、より効率よく振動が吸収される。
図10(A)、(B)は第1の固定部材53と第2の固定部材6との組み合わせを示している。第1の固定部材53とストレージデバイス4の第2の端部4bとの間、及び、第1の固定部材53と第2の固定部材6との間に振動吸収部材が配置され、ストレージデバイス4の第2の端部4bが挿入される凹部53b1を備える例である。図9(A)、(B)に示した例と比較すると、より狭い間隔でストレージデバイス4を配置することができる。第1の固定部材53は、金属製の基部材53aを備える。基部材53aには凹部53a1が形成されている。ただし、突出した箇所は、隣接した凹部53a1で共用しており、より狭い間隔で凹部53a1が形成されている。基部材53aは必要な強度を確保できれば、金属以外の他の素材を採用することもできる。基部材53aには、それぞれ振動吸収部材に相当する樹脂製の第1当接部53bと第2当接部53cが組み合わされている。第1当接部53bは、第2の端部4bと当接する。第2当接部53cは、第2の固定部材6と当接する。第1当接部53b、第2当接部53cも振動吸収機能を備えた素材であれば採用することができる。例えば、ゴム等の弾性部材を採用することができる。第2当接部53cは、第2の固定部材6側に設けられていてもよい。
第1当接部53bは、シート状の素材を基部材52aに設けられた凹部53a1を覆うように貼付して設けられている。この結果、基部材53aに設けられた凹部53a1の形状に倣った凹部53b1が形成されている。図10(B)を参照すると、凹部53b1には、ストレージデバイス4の第2の端部4bが挿入され、支持される。従って、凹部53b1の幅は、第2の端部4bの幅に対応させて設定されている。凹部53b1の深さは、上述の凹部51b1と同様の理由で、できるだけ浅い方がよい。基部材53aに凹部53a1が設けられているため、強度を確保し易く、保形性も良好である。また、互いにより近接した状態のストレージデバイス4を支持することができる。
ストレージデバイス4は、振動吸収部材に相当する第1当接部53bによって支持されるため、駆動時の振動が抑制される。また、第1の固定部材53と第2の固定部材6との間にも第2当接部53cが介在しているため、より効率よく振動が吸収される。
図11は、第1の固定部材の変形例を示す説明図である。図11を参照すると、第1の固定部材54は、基部材54aと当接部54bを備えている。当接部54bには、凹部54b1が設けられている。この凹部54b1は、開口側に向かうに従って幅広となるテーパ形状を有する。これにより、ストレージデバイス4の第2の端部4bが挿入され易くなり、第1の固定部材54の装着作業が容易となる。
図12(A)、(B)及び(C)は第1の固定部材の他の変形例を示す説明図である。図12(A)を参照すると、第1の固定部材55は、基部材55aと当接部55bを備えている。当接部55bには、凹部55b1が設けられている。この凹部51aは、開口側に向かうに従って幅広となるテーパ形状を有するとともに、段部55b2を有する。図12(B)は、ストレージデバイス4を挿入した状態を示している。第2の端部4bは、段部55b2に当接している。ストレージデバイス4は、段部55b2に当接し、支持されることによって、固定され、振動も吸収される。
図12(C)は、ストレージデバイス4とは異なるストレージデバイス41を挿入した状態を示している。ストレージデバイス41は、ストレージデバイス4と比較して厚みが薄い。ストレージデバイス41の第2の端部41bは、底部55b3に当接している。ストレージデバイス41は、底部55b3に当接し、支持されることによって、固定され、振動も吸収される。
このように、段部55b2を設けることにより、厚みの異なるストレージデバイスを固定することができる。段部の大きさは、装着が想定されるストレージデバイスの寸法に応じて適宜設定することができる。
図13は第2の固定部材の変形例を示す説明図である。第2の固定部材61は、凹部61aを備えている。凹部61aは、開口部に向かうに従って幅広となるテーパ形状を有している。凹部61aを備えることにより、第1の固定部材5と第2の固定部材61とは、安定した状態で組み合うことができる。また、凹部61aがテーパ形状を有することにより、第1の固定部材5と第2の固定部材61との位置決めが容易となり、筐体蓋部2bの装着作業も容易となる。
つぎに、実施例2について、図14乃至図16を参照しつつ説明する。図14は実施例2における筐体蓋部2bを示す説明図である。図15は実施例2のディスクアレイ装置内部における冷却風の流れの様子を示す説明図である。図16は実施例1と実施例2におけるディスクアレイ装置内部の冷却効果を示すグラフである。
図14を参照すると、実施例1と同様に、第2の固定部材6は、棒状部材であって櫛歯状に設けられている。この第2の固定部材6は、第1の固定部材5に直交するように配置される。これにより、第2の固定部材6は、第1の固定部材5と交点で接触し、第1の固定部材5、ひいては、ストレージデバイス4を押圧し、固定することができる。これらの点は、実施例1と同様である。
実施例2が実施例1と異なる点は、以下の如くである。すなわち、棒状部材である第2の固定部材6の間に配置されて第2の固定部材6間に形成される隙間を埋める埋込部材9を備えている。この埋込部材9は、筐体2内の冷却風の流通状態を制御するものである。上述のように、ストレージデバイス4間の狭い空間を流通する冷却風は、より広い空間側へ逃げようとする。そこで、埋込部材9により冷却風が逃げ込むことができる空間を消滅させ、ストレージデバイス4間の空間に冷却風を通過させる。これにより、冷却風によるストレージデバイス4の冷却が効率よく行われ、ディスクアレイ装置1の冷却機能が維持される。
この様子について図15を参照して説明する。第1の固定部材5は、ストレージデバイス4の第2の端部4bに当接して配置されている。このため、図15に示すように広い空間側へ逃げようとする冷却風が、ストレージデバイス4間へ戻される。冷却風は、第1の固定部材5に衝突するたびにストレージデバイス4間へ戻される。また、第2の端部4bよりも上方の空間自体が実施例1の場合と比較して狭く、冷却風は、拡散することができない。この結果、多くの冷却風がストレージデバイス4間を通過し、冷却効果が維持される。
また、埋込部材9は、図14において、B部を拡大して示すように、第2の固定部材6の端縁との間に隙間Sが形成されるように第2の固定部材6間に埋め込まれている。上述のように第2の固定部材6は、冷却ファン7の送風方向(Y方向)に沿って延びており、冷却風の整流板としての機能も発揮している。埋込部材9と第2の固定部材6との間に隙間Sが形成されていることにより、第2の固定部材6は、整流効果を維持することができる。この結果、冷却風は、冷却ファン7が設置された側から、その逆側まで流通することができる。また、固定部材6の高さと埋込部材9の高さが同一で面一となり、隙間Sが無い場合、第2の固定部材6は、冷却風の整流板としての機能を発揮し得ないが、第1の固定部材5が、冷却風をストレージデバイス4間へ戻す効果は発揮される。
ここで、図16を参照して、実施例2の冷却効果についてそのシミュレーション結果を示す。図16中、実施例1は、第1の固定部材5と第2の固定部材6を備えた状態でストレージデバイス4の温度をシミュレーションした結果である。比較例1は、ストレージデバイス4を配列しただけで、第1の固定部材5と第2の固定部材6を取り去った状態でストレージデバイス4の温度をシミュレーションした結果である。両者を比較すると、実施例1の方が、温度が低く、第1の固定部材5と第2の固定部材6が効果的にストレージデバイス4の温度を低下させていると考察することができる。
図16中、実施例2は、第1の固定部材5と第2の固定部材6を備え、さらに、埋込部材9を備えた状態でストレージデバイス4の温度をシミュレーションした結果である。比較例2は、ストレージデバイス4を配列し、埋込部材9を備え、第1の固定部材5と第2の固定部材6を取り去った状態でストレージデバイス4の温度をシミュレーションした結果である。両者を比較すると、実施例2の方が、温度が低く、第1の固定部材5と第2の固定部材6が効果的にストレージデバイス4の温度を低下させていると考えることができる。また、実施例2と比較例2は、いずれも実施例1及び比較例1よりも温度が低い。このため、埋込部材9の存在がストレージデバイス4の冷却に大きく寄与していると考察することができる。
つぎに、実施例3について、図17を参照しつつ説明する。実施例3は、第1の固定部材5を基板3側へ押し付ける第2の固定部材71を備えている。第2固定部材71は、筐体本体部2aの内側壁面に設けられた挟持部材である。挟持部材は、二枚の板体を対向配置させることによって設けられている。第1の固定部材5は、両端部がそれぞれ第2の固定部材71に差し込まれることにより、基板3側へ押し付けられた状態で固定される。このようにして固定された第1の固定部材5は、実施例1と同様に、ストレージデバイス4の振動を抑制することができる。また、冷却風をストレージデバイス4間の空間へ戻し、冷却効果を高めることができる。実施例3の場合であっても、筐体蓋部2bの内周面2b1は、埋込部材9を備えておくことができる。
以上、説明したように、本明細書開示のディスクアレイ装置によれば、高密度で実装されたストレージデバイスの冷却機能の維持と振動抑制を図ることができる。ディスクアレイ装置は、図18(A)〜(C)において参照番号101、102、103を付して示すようにストレージデバイス4と共に電源11やその他の要素が搭載されることがある。本明細書開示のディスクアレイ装置によれば、ストレージデバイス4以外に搭載される要素がある場合であっても、対応することができる。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1、101、102、103 ディスクアレイ装置
2 筐体
2a 筐体本体部
2b 筐体蓋部
3 基板
3a コネクタ
4、41 ストレージデバイス
4a 第1の端部
4b、41b 第2の端部
551、52、53、54、55 第1の固定部材
6、61、71 第2の固定部材
7 冷却ファン
8 螺子
9 埋込部材
10 挟持部材
51b1、52b1、53b1、54b1 凹部
55b2 段部

Claims (10)

  1. 基板と、
    前記基板上に列を形成して配列され、それぞれ第1の端部が前記基板に装着された複数のストレージデバイスと、
    前記複数のストレージデバイスによって形成された列が延びる方向に沿って延び、前記ストレージデバイスの前記第1の端部と反対側に位置する第2の端部に当接し、前記複数のストレージデバイスを固定する第1の固定部材と、
    前記第1の固定部材を前記基板側へ押し付ける第2の固定部材と、
    を備えたディスクアレイ装置。
  2. 前記基板及び前記複数のストレージデバイスは、筐体本体部に設置され、
    前記第2の固定部材は、前記筐体本体部と組み合わされる筐体蓋部の内側面に設けられた請求項1に記載のディスクアレイ装置。
  3. 前記第2の固定部材は、前記第1の固定部材が延びる方向と交差する方向に延びる複数の棒状部材を含む請求項1又は2に記載のディスクアレイ装置。
  4. 前記第2の固定部材は、前記第1の固定部材が延びる方向と交差する方向に延びる複数の棒状部材を含み、
    前記棒状部材の間に配置されて前記棒状部材間に形成される隙間を埋める埋込部材を備える請求項1又は2に記載のディスクアレイ装置。
  5. 前記第1の固定部材と前記ストレージデバイスの前記第2の端部との間及び/または前記第1の固定部材と前記第2の固定部材との間に振動吸収部材が配置された請求項1乃至4のいずれか一項に記載のディスクアレイ装置。
  6. 前記第1の固定部材は、前記ストレージデバイスの前記第2の端部が挿入される凹部を備える請求項1乃至5のいずれか一項に記載のディスクアレイ装置。
  7. 前記凹部は、段部を備える請求項6記載のディスクアレイ装置。
  8. 前記凹部は、開口側に向かうに従って幅広となるテーパ形状を有する請求項6又は7記載のディスクアレイ装置。
  9. 前記複数のストレージデバイスによって形成された列が延びる方向と交差する方向を送風方向とする冷却ファンを有する請求項1乃至8のいずれか一項に記載のディスクアレイ装置。
  10. 筐体本体部内に列を形成して配置され、第1の端部が前記筐体本体部内に装着された複数の物品を固定する物品の固定装置であって、
    前記複数の物品によって形成された列が延びる方向に沿って延び、前記物品の前記第1の端部と反対側に位置する第2の端部に当接し、前記複数の物品を固定する第1の固定部材と、
    前記第1の固定部材を前記筐体本体部側へ押し付ける第2の固定部材と、
    を備えた物品の固定装置。
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