JP2011003690A - 冷却装置 - Google Patents

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雅章 山本
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Abstract

【課題】軽量で、伝熱効果に優れ、板状フィンの固定が容易で、筐体外からの吸気・排気方向に自由に対応することができるヒートシンクを提供する。
【解決手段】一方の面に発熱部品が熱的に接続されるベースプレートと、それぞれ複数の貫通孔部を備え、所定間隔で積層される複数枚の板状フィンと、ベースプレートの他方の面に垂直に設けられ、冷却風が通り抜ける切り欠き部を備え、前記板状フィンが前記貫通孔部で装着されて、径方向の復元力によって前記薄板状フィンを熱的に接続して固定する円筒状金属部材とを備えたヒートシンク。
【選択図】図2

Description

この発明は、ヒートシンク、特に、積層した薄板フィンを、ベースプレートに垂直に設けた伝熱部材で固定して、ベースプレートから伝熱部材を介して薄板フィンに熱を移動し、薄板フィン間を通る冷却風によって薄板フィンに伝わった熱を放散するヒートシンクに関し、筐体外からの吸気・排気方向に自由に対応することができるヒートシンクに関する。
従来、家電製品等を含み、製品の多機能、高性能化に伴って、搭載されている発熱部品から発生する熱の量が多くなり、正常な機能を維持するためには、熱の適切な処理が求められている。一方で、製品の薄型、軽量化も要求されるようになっている。
このような発熱部品から発生する熱は、一般的に発熱部品に取り付けられたヒートシンクに移動され、ヒートシンクの周囲の空気によって冷却されて大気中に放散されている。
図6は従来のヒートシンクの詳細を説明する図である。図6に示すように、薄い金属製の板からなるベースプレート101の表面に、複数の薄板フィン102が並列に配置されている。
薄板フィン102は、ベースプレートに全面が接触して熱的に接続されて配置される底面部103と、底面部の一方の端部から垂直に一体的に形成された垂直面部104とからなる断面が概ねL字形のフィンを複数連結することによって形成されている。矢印111で示す方向がヒートシンクへの吸気方向を示し、そして、矢印112で示す方向がヒートシンクからの排気方向を示す。
図6に示すヒートシンクにおいては、冷たい空気が、吸気側(即ち、下部)から筐体内に入り込み、並列に配置された薄板フィンの間を通る。発熱部品からベースプレートに移動した熱が薄板フィンに伝わり、薄板フィン間を通る空気に放散される。薄板フィン間を通って昇温した空気は、軽くなって上方に移動し、排気側(上部)から筐体外に排出される。
このように、所謂自然対流によって、薄板フィンの間を下部から上方へと移動していく空気の流れが形成される。
更に、積層した薄板フィンを、ベースプレートに立設した伝熱柱で固定して、ベースプレートから伝熱柱を介して薄板フィンに熱を移動し、薄板フィン間を通る冷却風によって薄板フィンに伝わった熱を冷却するヒートシンクが知られている(例えば、特開平11−340666号公報参照)。即ち、このヒートシンクにおいては、ベースプレートに複数の柱状の金属ブロックである伝熱柱を立設し、伝熱柱に対応する位置に孔部を有する薄板フィンを所定間隔で積層し、孔部に伝熱柱を圧入または挿入して半田付けによって接合して伝熱柱に固定している。このようにして積層された薄板フィンは、ベースプレートの面と平行に配置されている。
上述した伝熱柱によって固定された薄板フィンを有するヒートシンクにおいては、発熱部品からの熱がベースプレートに移動し、次いでベースプレートに立設された角柱、円柱等の柱状の伝熱柱に移動する。伝熱柱には上述したように複数の板状フィンが所定間隔で積層して配置されている。従って、伝熱柱に移動した熱は、熱的に接続された薄板フィンに伝わり、薄板フィン間を通る冷却風によって空気中に放散される。
特開平11−340666号公報
しかしながら、上述したような、ベースプレートに対して垂直方向に板状フィンを配置するヒートシンクは、配置方向(即ち、筐体外からの吸気・排気方向)が制限されてしまい、製品ごとにフィンの方向を設定する必要があるという問題点がある。
また、上述したような、孔部のある積層した薄板を、金属の伝熱柱に圧入または半田で接合するヒートシンクにおいては、例えば円柱形状の伝熱柱を使用すると、ベースプレートから伝熱柱への伝熱効果は高くなるが、伝熱柱によって重量が大きくなり、軽量化の傾向に反すると共に、板状フィンに形成される孔部と、円柱の径との間の設計誤差が極めて小さくなり、製造が難しくなり、コストが高くなるという問題点があった。
従って、この発明の目的は、軽量で、伝熱効果に優れ、板状フィンの固定が容易で、筐体外からの吸気・排気方向に自由に対応することができるヒートシンクを提供することにある。
本発明者は、上述した従来の問題点を解決すべく鋭意研究を重ねた。その結果、以下のことが判明した。
即ち、柱状の金属ブロックである伝熱柱の代わりに、冷却風が通過するための切り欠き部を所定の部位に備えた、中空の円筒状金属部材を用いることによって、重量を軽減することができると共に、円筒状金属部材の切り欠き部を通って、冷却風が通過し、更に、円筒状金属部材の中を冷却風が移動することができるので、板状フィン間の冷却風の移動が容易になり、放熱効率が高まる。
更に、円筒状金属部材は、中空の板状部材であるので、切り欠き部を挟んで形成される円筒状金属部材の側部は、弾力(復元力)を備えており、板状フィンの孔部に円筒状金属部材を装着するだけで、円筒状金属部材によって、板状フィンが熱的に接続されて、容易に固定される。
この発明は、上記研究結果に基づいてなされたものであって、この発明のヒートシンクの第1の態様は、一方の面に発熱部品が熱的に接続されるベースプレートと、
前記ベースプレートの他方の面に垂直に設けられ、少なくとも前記ベースプレートと平行に冷却風が通り抜ける切り欠き部を有する複数の円筒状の伝熱部材と、
それぞれが前記伝熱部材に対応した位置に複数の貫通孔部を備え、前記伝熱部材を前記貫通孔部に挿通することによって、前記ベースプレートと平行に所定間隔をおいて積層される複数の板状フィンとを備えたヒートシンクである。
この発明のヒートシンクの第2の態様は、前記円筒状の伝熱部材は、前記ベースプレートに熱的に接続されて固定される底部と、前記板状フィンと接続される側部とからなっており、前記切り欠き部は、前記側部の対向する部位に、前記側部の軸方向全長にわたって設けられているヒートシンクである。
この発明のヒートシンクの第3の態様は、前記伝熱部材の前記底部は、中心に開口部を備え、前記ベースプレートは、前記開口部に対応する突起部を備え、前記突起部が開口部に嵌合することによって、前記伝熱部材が前記ベースプレートに熱的に接続して固定されるヒートシンクである。
この発明のヒートシンクの第4の態様は、前記円筒状の伝熱部材の上端部に嵌合されて、前記伝熱部材の形状を支持する形状支持部材を更に備えているヒートシンクである。
この発明のヒートシンクの第5の態様は、前記貫通孔部は、前記側部に対応する位置にフランジ部を有していることを特徴とするヒートシンクである。
この発明によると、軽量で、伝熱効果に優れ、板状フィンの固定が容易で、筐体外からの吸気・排気方向に自由に対応することができるヒートシンクを提供することができる。
更に、この発明によると、柱状の金属ブロックである伝熱柱の代わりに、冷却風が通過するための切り欠き部を所定の部位に備えた、中空の円筒状金属部材を用いることによって、重量を軽減することができると共に、円筒状金属部材の切り欠き部を通って、冷却風が通過し、更に、円筒状金属部材の中を冷却風が移動することができるので、板状フィン間の冷却風の移動が容易になり、放熱効率を高めることができる。
更に、円筒状金属部材は、中空の板状部材であるので、切り欠き部を挟んで形成される円筒状金属部材の側部は、弾力(復元力)を備えており、板状フィンの孔部に円筒状金属部材を装着するだけで、円筒状金属部材によって、板状フィンが熱的に接続されて、容易に固定することができる。
図1は、この発明のヒートシンクを説明する斜視図である。 図2は、図1のB−B断面の斜視図である。 図3は、図3は、ヒートシンクの板状フィンに固定された円筒状の伝熱部材を説明する部分平面図である。 図4は、図4は、冷却風の方向に垂直な方向から見たこの発明のヒートシンクの側面図である。 図5は、図1のB−B断面における円筒状の伝熱部材を示す部分断面図である。 図6は、従来のヒートシンクの詳細を説明する図である。
この発明のヒートシンクの実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
この発明のヒートシンクの1つの態様は、一方の面に発熱部品が熱的に接続されるベースプレートと、ベースプレートの他方の面に垂直に設けられ、少なくともベースプレートと平行に冷却風が通り抜ける切り欠き部を有する複数の円筒状の伝熱部材と、それぞれが伝熱部材に対応した位置に複数の貫通孔部を備え、伝熱部材を貫通孔部に挿通することによって、ベースプレートと平行に所定間隔をおいて積層される複数の板状フィンとを備えたヒートシンクである。
図1は、この発明のヒートシンクを説明する斜視図である。図1に示すように、図示しない発熱部品にベースプレート2の一方の面が熱的に接続され、ベースプレート2の他方の面に複数の円筒状の中空の伝熱部材4が熱的に接続されて垂直に設けられている。円筒状の伝熱部材4は、概ね吸気側−排気側に平行に所定間隔で配置されている。
更に、円筒状の伝熱部材4は中空で、ベースプレート2と平行に冷却風が通り抜ける切り欠き部を有している。切り欠き部は、円筒状の伝熱部材4の概ね全長にわたって側部に対向して形成されている。板状フィン3は、それぞれ、円筒状の伝熱部材4の位置に対応した位置に複数の貫通孔部5を備えている。ベースプレート2に垂直に設けられた伝熱部材4を貫通孔部5に挿通することによって、板状フィン3が伝熱部材4に熱的に接続されて固定される。このように、複数の板状フィン3が所定間隔をおいて積層される。板状フィン3は、図ではコの字形状であるが、この形状に限定されることはなく、ベースプレート2上の利用できる配置空間に応じて適宜選択することができる。
ベースプレート2に垂直に設けられた円筒状の伝熱部材4に複数の板状フィン3が積層されたこの発明のヒートシンク1は、例えば、矢印10に示す重力方向に沿ってベースプレート2が配置され、矢印20で示す吸気側から冷却風が吸気されて積層された板状フィン3間を通過して、矢印30で示す排気側から筐体外部に排出される。この発明のヒートシンク1においては、積層される板状フィン3がベースプレート2に平行に配置されているので、吸気方向が何れの方向であっても、自在に対応することができる。
図2は、図1のB−B断面の斜視図である。即ち、B−B線に沿って切った面を、斜め方向から見た図である。従って、円筒状の伝熱部材4が概ね中央部分で長軸方向に沿って切断された状態が前面に示され、その他の部分が斜め上方向から示されている。図2に示すように、ベースプレート2に円筒状の伝熱部材4の底面部が固定(詳細は後述する)されて、垂直に設けられている。円筒状の伝熱部材4の側部には、対向する位置に切り欠き部6が設けられている。
複数の円筒状の伝熱部材4は、吸気側−排気側に平行に所定間隔で配置され、それぞれの切り欠き部6が吸気側−排気側に平行に配置されて、冷却風が複数の切り欠き部6を通過する。ベースプレート2と円筒状の伝熱部材4は、発熱部品7の熱がベースプレート2から伝熱部材4へ容易に移動することができるように、円筒状の伝熱部材4の底面の広い部分で熱的に接続され、固定される。円筒状の伝熱部材4は、熱伝導性を高めるために、底面部と側部が一体的であることが望ましい。
積層された板状フィン3の貫通孔部5の壁面と、円筒状の伝熱部材4の切り欠き部6によって形成された断面円弧状部分の外周面とが、全面において熱的に接続されて、円筒状の伝熱部材4に板状フィン3が固定される。貫通孔部5の壁面と円弧状部分の外周面が対応した形状を有しているので、貫通孔部5の壁面と円弧状部分の外周面が広い面で接続される。更に、円筒状の伝熱部材4は、形成された切り欠き部6が、径方向に外側に広がる復元力(所謂スプリングバック)を備え、板状フィン3の貫通孔部5に挿通されたとき、この復元力によって貫通孔部5の壁面部を押圧して、板状フィン3を伝熱部材4に固定する。
図2にヒートシンクの熱伝導経路を合わせて示す。この発明のヒートシンク1においては、上述したように、ベースプレート2の一方の面に、切り欠き部6を有する複数の円筒状の伝熱部材4が、それぞれの切り欠き部6が吸気側−排気側に平行に位置するように垂直に設けられ、伝熱部材4の復元力によって積層された板状フィン3が固定されている。冷却風は、ヒートシンクの吸気側から取り込まれ、積層された板状フィン3の間、形成された切り欠き部6を通って排気側から外部に放出される。
図2に矢印で示すように、発熱部品7からベースプレート2に伝わった熱は、均熱されて、ベースプレート2上に固定されたそれぞれの円筒状の伝熱部材4中を垂直方向に伝わって、積層された板状フィン3のそれぞれに伝わり、板状フィン3の中を、貫通孔部5を中心とした放射状に伝わる。このように板状フィン3に伝わった熱は、積層された板状フィン間を通過する冷却風に放散され、板状フィンが冷却される。
同時に、円筒状の伝熱部材4の切り欠き部6を通った冷却風は、一部が中空の伝熱部材4の中を通って移動するため、隣接する板状フィン3間の冷却風の移動が容易になり、ヒートシンクの放熱性能を向上することができる。
図3は、ヒートシンクの板状フィン3が固定された円筒状の伝熱部材4を説明する部分平面図である。図3に示すように、円筒状の伝熱部材4は、長軸に垂直な断面において、所定厚さの環状の側部を備えており、対向する部位に切り欠き部6が設けられている。切り欠き部6によって、環状の側部は、2つの円弧状部分8を形成している。円筒状の伝熱部材4の切り欠き部6は、円筒状の伝熱部材4の側部の概ね全長にわたって概ね同じ幅で形成されている。
切り欠き部6を備えた円筒状の伝熱部材4は、例えば、所定の弾性を有する金属を使用して、板金等によって成型されているので、円弧状部分8に中心方向に向かって力を加えると、径方向に外に広がる復元力が生じる。円筒状の伝熱部材4への板状フィン3の固定は、上述した復元力によって板状フィン3の貫通孔部5の壁面を内側から支持することによって行われる。従って、従来行われていたような、半田等による接合は不要となり、工程数が減少してコストの低下を図ることができる。図3において、矢印40で示すように、板状フィン3間を通る冷却風は、板状フィン3が固定された円筒状の伝熱部材4の切り欠き部6を通過する。板状フィン3の貫通孔部5の壁面と、円筒状の伝熱部材4の円弧状部分の外表面は対応した形状をしているので、相互に広い面で熱的に接続され、熱抵抗が増大することはない。
図3に示す状態は、積層された板状フィン3のそれぞれの貫通孔部5近傍において共通である。即ち、円筒状の伝熱部材4には、それぞれ、図3に示す状態で、積層された板状フィン3が固定される。図2を参照して説明した、複数の円筒状の伝熱部材4の切り欠き部6は、図2に示す矢印40と同一線上に配列されているので、板状フィン間を流れる冷却風は複数の切り欠き部を通って少ない抵抗で流れる。
なお、上述した円筒状の伝熱部材4の側部の厚さおよび幅は、板状フィンを固定するための所望の復元力、切り欠き部6を通る所望の冷却風の風量、および、伝熱部材4の熱伝導性能等によって決定される。即ち、ベースプレート2から板状フィン3への、伝熱部材4の本来の熱伝導性能を維持しつつ、板状フィン3が固定される円弧状部分の復元力を確保することが必要である。
このような伝熱部材4の側部の厚さとしては、0.5mm〜1.5mmが望ましい。また、切欠き部6の幅は、それぞれ円筒における径方向の中心角が30°以上、90°以下が望ましい。
図4は、ベースプレートに対して水平な方向から見たこの発明のヒートシンクの部分的な側面図である。図4に示すように、ベースプレート2に垂直に円筒状の伝熱部材4が熱的に接続されて設けられ、伝熱部材4によって固定されて、板状フィン3が所定間隔で積層されている。積層された板状フィンの間を矢印40で示すように、冷却風が流れる。
図3を参照して説明したように、同時に、円筒状の伝熱部材の切り欠き部(図示しない)を通って冷却風が流れる。なお、板状フィン3は、貫通孔部5の、円筒状の伝熱部材4の側部に対応する位置にフランジ部9を有していてもよい。フランジ部9を設けることによって、伝熱部材への板状フィンの固定が容易になり、且つ、伝熱部材4と板状フィン3の間の接触面積が広くなり、両部材の間の熱移動が容易になる。
図5は、図1のB−B断面における円筒状の伝熱部材4を示す部分断面図である。円筒状の伝熱部材4は、概ね中心部に孔部14を備えた円盤形状の底面部12と、底面部12から垂直に上方に伸びる円筒状の側部とを備えた中空状の部材である。上述したように、側部には、切り欠き部6が設けられて、残りの部分は、円弧状部分8を形成している。
ベースプレート2は、発熱部品(図示しない)と反対側の面の、円筒状の伝熱部材4の底面部12の孔部14に対応する位置に例えば円柱状の突起部11を備えている。円柱状の突起部11に、上述した底面部12の孔部14が装着され、円柱状の突起部の頭部が機械的にかしめられて、円筒状の伝熱部材4がベースプレート2に熱的に接続して固定される。また、伝熱部材4は、円柱状の突起部11を円筒状の伝熱部材4の底面部12の孔部14に圧入して固定してもよい。
円筒状の伝熱部材4の側部は、所望の熱伝導性能を有する概ね同一厚さを有し、ベースプレートに垂直に固定され、上述した円弧状部分8の外側方向への復元力によって、板状フィン3を固定している。冷却風の方向は、符号40に示すように、紙面に垂直な方向である。
上述したように、円筒状の伝熱部材4の2つの円弧状部分8の径方向の復元力によって板状フィン3が、円筒状の伝熱部材4に熱的に接続して固定されている。また、円筒状の伝熱部材4の形状を固定するための形状支持部材13が、円筒状の伝熱部材4の上端部に嵌合されることによって、伝熱部材4の復元力を保持していても良い。すなわち、形状支持部材13は、円弧状部分8が径方向の内側へ向って変形し、伝熱部材4と板状フィン3との固定(熱接触)が弱まるのを防止することができる。
形状支持部材13は、下部の一部が円筒状の伝熱部材4の中空の上端部に対応する凹部を縁部に備え、伝熱部材4の上端部に嵌合されて固定される。形状支持部材の形は、円柱状の蓋の形でもよく、軽量化のために、対向する円弧状部分を固定する幅の狭い板状物でもよい。また、形状支持部材13は上記の機能を発揮するものであれば、材料に特に限定はないが、軽量化や低コスト化を考慮すると樹脂製の部材であることが望ましい。
形状支持部材13によって、板状フィンが円筒状の伝熱部材に確実に固定され、優れた熱接続を確保することができる。
上述したように、この発明によると、ベースプレート2に平行に板状フィン3を配置するので、冷却風の風向きに影響されることなく、ヒートシンク1を自在に配置でき、円筒状の伝熱部材4に板状フィン3を嵌め込むだけでフィンが固定されるので、軽量で、伝熱効果に優れ、板状フィンの固定が容易で、筐体外からの吸気・排気方向に自由に対応することができるヒートシンクを提供することができる。
1 ヒートシンク
2 ベースプレート
3 板状フィン
4 円筒状の伝熱部材
5 貫通孔部
6 切り欠き部
7 発熱部品
8 円弧状部分
9 フランジ部
10 重力方向
11 突起部
12 底面部
13 形状支持部材
14 底面の孔部
20 吸気方向
30 排気方向
40 冷却風の方向
100 従来のヒートシンク
101 ベースプレート
102 薄板フィン
103 底面部
104 垂直面部
110 重力方向
111 吸気方向
112 排気方向

Claims (5)

  1. 一方の面に発熱部品が熱的に接続されるベースプレートと、
    前記ベースプレートの他方の面に垂直に設けられ、少なくとも前記ベースプレートと平行に冷却風が通り抜ける切り欠き部を有する複数の円筒状の伝熱部材と、
    それぞれが前記伝熱部材に対応した位置に複数の貫通孔部を備え、前記伝熱部材を前記貫通孔部に挿通することによって、前記ベースプレートと平行に所定間隔をおいて積層される複数の板状フィンとを備えたヒートシンク。
  2. 前記円筒状の伝熱部材は、前記ベースプレートに熱的に接続されて固定される底部と、前記板状フィンと接続される側部とからなっており、前記切り欠き部は、前記側部の対向する部位に、前記側部の軸方向全長にわたって設けられている、請求項1に記載のヒートシンク。
  3. 前記伝熱部材の前記底部は、中心に開口部を備え、前記ベースプレートは、前記開口部に対応する突起部を備え、前記突起部が開口部に嵌合することによって、前記伝熱部材が前記ベースプレートに熱的に接続して固定される、請求項2に記載のヒートシンク。
  4. 前記円筒状の伝熱部材の上端部に嵌合されて、前記伝熱部材の形状を支持する形状支持部材を更に備えている、請求項1から3の何れか1項に記載のヒートシンク。
  5. 前記貫通孔部は、前記側部に対応する位置にフランジ部を有していることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載のヒートシンク。


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