JP5844843B2 - 扁平型ヒートパイプの製造方法 - Google Patents

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この発明は、コンテナの内部に封入された作動流体の潜熱によって熱を輸送するように構成されたヒートパイプに関し、特に、作動流体を蒸発部に還流させる毛細管力を発生させるためのウイックが前記コンテナの内部に設けられ、しかも全体として扁平形状に構成された扁平型ヒートパイプの製造方法に関するものである。
この種の扁平型ヒートパイプの一例が特許文献1に記載されている。その扁平型ヒートパイプは、扁平状の第1パイプの内部に、ウイックとして機能する扁平状の第2パイプを配置して構成されている。その第2パイプはメッシュあるいは編組線によって形成されている。また、特許文献2には、凹部を溝状に形成した板材が扁平状のパイプの内部に配置され、かつ、前記凹部に細線束によって構成されるウイックが保持された扁平型ヒートパイプが記載されている。さらに、特許文献3には、コイルばねなどの螺旋状の部材によって細線同士を結束して構成されるウイックが、扁平状のコンテナの内部に配置された扁平型ヒートパイプが記載されている。
特開平11−183069号公報 特開2000−74579号公報 特開2004−53186号公報
特許文献1に記載された構成では、メッシュや編組線をウイックとして使用しているため、液相作動流体の還流路が滑らかに連続したものにはならない。そのため、液相作動流体の流動抵抗が大きくなってしまい、還流特性を向上させるには不利になる。一方、特許文献2や特許文献3に記載された構成では、前記板材やコイルばねによって細線を束ねてウイックを形成しているため、細線同士の間の隙間すなわち還流路が細線の長手方向に滑らかに連続したものになる。そのため、液相作動流体の流動抵抗が小さくなり、また、前記隙間が小さいことにより大きい毛細管力を得ることができるので、還流特性を向上させる場合に有利になる。しかしながら、特許文献2や特許文献3に記載された構成では、パイプを曲げたり潰したりすることに伴って板材やコイルばねが変形すると、細線同士の隙間が変化したり、細線の長手方向におけるいずれかの部分で細線がばらけたりする可能性がある。その結果、液相作動流体の還流が阻害されて還流特性が悪化する可能性がある。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであり、曲げなどの変形を生じさせても還流特性に優れる扁平型のヒートパイプの製造方法を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、この発明は、扁平状のコンテナの内部に加熱されて蒸発し放熱して凝縮する作動流体と、液相の作動流体を蒸発する位置に還流させる毛細管力を生じるウイックとが封入されている扁平型ヒートパイプの製造方法において、前記ウイックは、複数の細線を束ねた細線束によって形成され、前記ウイックの外周側に、編組機によって他の細線を編んでチューブ状でかつ両端部を互いに離間するように引っ張ることにより外径が小さくなる編組体を構成する第1工程と、前記ウイックをその内部に保持した前記編組体の各端部を離間するように引っ張って前記編組体の外径を小さくすることにより前記ウイックを構成している前記細線同士を密着させた状態に保持する第2工程と、その後に、前記ウイックを保持する前記編組体と前記コンテナとが接した部分のうち、いずれかの部分を焼結して固定する第3工程とを備えることを特徴とする製造方法である。
この発明の製造方法によれば、細線束からなるウイックの外周側で他の細線を、変速機によって、チューブ状に編んで編組体を形成するから、ウイックを製造する作業やウイックをコンテナの内部に保持させる作業が容易になる。編組体の内部にウイックを配置した状態でその編組体の両端部を軸線方向に引っ張って編組体の外径を小さくすることにより、ウイックを構成している細線同士がその長手方向の全長に亘って密着させることができる。つまり、編組体はウイックの長手方向の全長に亘って緊縛して細線同士を密着させる。また細線束の端部で生じるメニスカスでの実効毛細管半径が小さくなり、液相の作動流体を還流させるための大きい毛細管力を得ることができる。これに加えて細線同士の間に滑らかに連続した還流路が形成されるので、作動流体の流動抵抗が小さくなる。また、そのウイックは編組体を介してコンテナの内面に固定される。その固定は、ウイックをコンテナの内部に挿入した状態で焼結して行うため、製造性が良好である。それらの結果、熱輸送特性に優れたヒートパイプを容易に得ることができる。また、この発明の製造方法によって製造された扁平型ヒートパイプを曲げたり潰したりした場合には、編組体による緊縛力により、細線同士の間の空隙の大きさが変化することを抑制できる。つまり曲げや潰しなどの変形を与えた場合であっても、液相作動流体の還流路を確実に確保し、またその連続性を維持できる。上記の編組体は、他の細線を編んで構成されており、その他の細線同士の間の隙間や網目構造によって毛細管力が生じ、その毛細管力によってコンテナ内の液相作動流体を保持することができる。その編組体はウイックの外周面に接しているため、前記保持した液相作動流体をウイックの円周方向に分散することができる。それらの結果、還流特性が良好になってヒートパイプ全体としての熱輸送特性が向上する。
また、この発明では、上述したように、編組体によって各細線を密着した状態に保持できるため、ウイックをカーボンファイバーの細線束によって構成することができる。この場合、作動流体に対するいわゆる濡れ性が良好になる。そのため、液相作動流体の流動抵抗が低減してすなわち還流が滑らかになって還流特性が向上する。上記のウイックは、編組体を構成している他の細線よりも細い細線によって構成されておりかつ密に接触されているため、ウイックの毛細管力は、編組体の毛細管力よりも大きい。そのため、編組体からウイックに供給された液相作動流体は、その大きい毛細管力によって蒸発する位置に確実に還流される。さらに、上記の編組体がコンテナに固定される。その固定は焼結によって行うため、その作業が容易であることにより製造性を向上できる。また、そのコンテナを変形させた場合には、編組体がコンテナの幅方向に移動してその編組体に沿った蒸気流路を塞ぐことを抑制できる。さらに、上記のカーボンファイバーなどのように、焼結によってコンテナに直接固定できない細線を用いて構成されるウイックであっても、編組体を介してコンテナ内に固定できる。
この発明に係る製造方法によって製造される扁平型ヒートパイプの一例を示す図であって、(a)は軸線方向に直交する断面図であり、(b)は軸線方向に沿う断面図である。 この発明における編組体の一例を示す図である。 この発明におけるウイックの外周側に編組体を形成している状態を示す図である。 この発明の製造方法による扁平型ヒートパイプの製造過程を示す図であって、(a)は中間品である丸形ヒートパイプの軸線方向に直交する断面図であり、(b)は中間品である丸形ヒートパイプの軸線方向に沿う断面図である。
つぎにこの発明を具体的に説明する。図1は、この発明に係る製造方法によって製造される扁平型ヒートパイプの一例を示す図であって、(a)は軸線方向に直交する断面図であり、(b)は軸線方向に沿う断面図である。扁平型ヒートパイプ1の基本的な構成は、従来知られている通りであり、その構成を簡単に説明すると、図1の(b)に示すように、扁平型ヒートパイプ1は気密状態に密閉された所定長さのコンテナ2の内部に、空気などの非凝縮ガスを脱気した状態で作動流体が封入されて構成されている。そのコンテナ2は、ここに示す例では、扁平状に形成されている。上記のコンテナ2は、要は、気密性のある中空の容器であり、またその内部と外部との間で熱を伝達する必要があるので、熱伝導性を有する素材で構成されていることが好ましく、例えば銅管を使用することが好ましい。作動流体としては、水やアルコール、アンモニア、代替フロンなどの目的とする温度範囲で蒸発および凝縮する凝縮性の流体が使用される。なお、コンテナ2の内面に、作動流体の流路となり、また毛管現象を生じる幅の狭い溝を形成してもよい。
上記構成の扁平型ヒートパイプ1では、コンテナ2の一部に熱を加え、かつ他の一部を冷却すると、作動流体が加熱されて蒸発し、その蒸気が温度および圧力の低い箇所に向けて流動し、その後、放熱して凝縮する。上記の加熱部分が扁平型ヒートパイプ1の蒸発部となり、冷却部分が扁平型ヒートパイプ1の凝縮部となっている。ここに示す例では、図1の(b)での左側のコンテナ2の端部が蒸発部3とされ、これとは反対側の端部が凝縮部4とされている。また、上記のコンテナ2の内部に、作動流体の流路となり、また毛細管力を発生するウイック5が設けられており、そのウイック5を介して凝縮した作動流体が凝縮部4から蒸発部3に還流される。
上記のウイック5は、図1の(a)に示すように、多数の細線6を束ねた細線束によって構成されている。それらの細線6は撚られておらず、チューブ状の編組体7の内部に密着した状態で保持されている。各細線6同士の間の隙間が作動流体の還流路8となっている。また各細線6は、カーボンファイバーやガラスファイバーなど、コンテナ2の内部に封入される作動流体との濡れ性が優れているものであることが好ましい。なお、ウイック5を構成している細線6は、以下に説明する編組体7を構成している他の細線と同じ太さもしくは他の細線よりも細い。そのため、ウイック5は、編組体7の毛細管力よりも大きい毛細管力を生じ、もしくは、編組体7で生じる毛細管力と同じ大きさの毛細管力を生じる。また、ウイック5の断面積と編組体7の断面積とを合わせた面積のうち、50%以上がウイック5の断面積となるように、編組体7内にウイック5が配置されている。こうすることにより、液相作動流体の還流を主としてウイック5によって行うように構成されている。
上記の編組体7は、図1の(a)に示す例では、コンテナ2の下面に焼結して固定されている。そのため、編組体7とコンテナ2の上面との間、および、編組体7とコンテナ2の幅方向での両側面との間に隙間が形成されており、それらの隙間が作動流体蒸気の流路である蒸気流路9となっている。つまり編組体7に沿って蒸気流路9が形成されている。図2は、編組体の一例を示す図であって、この図2に示すように、編組体7は、細線6よりも太い複数の他の細線を撚り合わせた撚り線10を交差するようにかつチューブ状に編まれて構成されている。そのため、前記他の細線同士は互いに密着しており、それらの隙間に作動流体が浸透する。また編組体7の網目構造に作動流体が浸透する。前記他の細線は、上述したコンテナ2を構成している金属材料と同じ金属材料によって形成されていることが好ましい。これは、編組体7をコンテナ2に焼結して固定するためであり、コンテナ2として銅管を使用する場合には、前記他の細線として銅線を使用することが好ましい。
この発明に係る扁平型ヒートパイプ1の製造方法を、上述した編組体7の製造方法と共に説明する。先ず複数のカーボンファイバーを数百本束ね、あるいは、数百本のカーボンファイバーを束ねた細線束を用意する。そのカーボンファイバーには、編組体7を構成する銅線よりも細いものが使用される。上記のカーボンファイバーの細線束をウイック5とし、図3に示すように、編組機(図示せず)によってウイック5の外周側にチューブ状の編組体7を形成する。上記の編組機は、撚り線10を編んで前記編組体7を形成するためのものであり、その原理的な構成は従来知られている通りである。編組機によって編まれた編組体7はリング11によってウイック5の外周面に案内される。なお、上記の編組体7を編む工程が、この発明における第1工程に相当する。
次いで、上記構成のウイック5と編組体7との複合体を所定の長さに切断し、その後、編組体7の各端部を互いに離間させるように引っ張る。こうすることにより、編組体7は長手方向に引き伸ばされてその外径が小さくされ、その内部に挿入されたカーボンファイバー同士がその長手方向の全長に亘って密着させられる。つまり半径方向に収縮した編組体7によってウイック5が緊縛される。このカーボンファイバー同士を密着させるための工程が、この発明における第2工程に相当する。
これとは別に、脱脂などの洗浄を行った丸パイプを用意し、これを所定の長さに切断してコンテナ2とする。上述したように、編組体7を銅線によって構成した場合には、コンテナ2として銅パイプを使用する。そのコンテナ2の内部に、図4の(a)に示すように、編組体7によって緊縛されたウイック5が固定具12を用いて挿入される。このとき、ウイック5は、図4の(a)に示すように、半円弧形状に湾曲させた状態で挿入する。こうすることにより、コンテナ2を図4での上下方向に押し潰して扁平化した場合に、ウイック5が図1の(a)に示すように、扁平状になる。また上記のウイック5は、固定具12によって、図4の(b)に示すように、コンテナ2の長手方向の全長に亘って配置される。さらに、コンテナ2の下面に編組体7が直線状に接触させられる。そして、このようにウイック5を挿入したコンテナ2をほぼ水平に維持したまま加熱炉(図示せず)に送って加熱する。その加熱温度は、コンテナ2および編組体7が銅製の場合、1000℃程度であり、こうすることにより編組体7がその全長に亘ってコンテナ2の下面に焼結されて固定される。この焼結工程が、この発明における第3工程に相当する。なお、図4では、編組体7を省略している。
上記のコンテナ2を加熱炉から取り出して冷却した後、固定具12を取り出し、またコンテナ2の一方の端部にスェージング加工を施すとともに、その端部を溶接して密閉する。いわゆるボトムスェージング加工およびボトム溶接を行う。またこれらの加工と併せて、他方の端部のスェージング加工すなわちトップスェージング加工を行う。こうすることにより実質的なコンテナ2が作製される。
トップスェージング加工を行うことによりコンテナ2の一方の端部にノズル状部分が形成されるので、これを利用して作動流体をコンテナ2の内部に注入する。その場合、コンテナ2から空気などの非凝縮性ガスを脱気する必要があり、したがって注液は、真空脱気の後に作動流体を注入する方法、余分な量の作動流体を注入した後、これを沸騰させて非凝縮性ガスを追い出す方法など、従来知られている方法で行えばよい。そして、注液のために開口していた部分を圧潰した後、溶接して密閉する。いわゆるトップ溶接を行う。
こうして製造された丸パイプ型のヒートパイプをその半径方向に押し潰して扁平型ヒートパイプ1とする。その場合、直線状の扁平型ヒートパイプ1とするには、丸パイプ型のヒートパイプをそのまま押し潰して扁平化する。これに対して、湾曲もしくは屈曲した扁平型ヒートパイプ1とするには、丸パイプ型のヒートパイプを所定の形状に湾曲もしくは屈曲させ、その後に半径方向に押し潰して扁平化する。なお、このようにヒートパイプを湾曲もしくは屈曲させる場合、編組体7とコンテナ2の上面とが接触しないようにする。また、この場合に、編組体7はコンテナ2の下面に焼結して固定されているので、コンテナ2の変形に追従して編組体7が変形する。その結果、ウイック5や編組体7に沿う蒸気流路9が確保される。また各カーボンファイバーは編組体7によって互いに密着されているため、カーボンファイバー同士の間の空隙すなわち還流路もその全長に亘って確保される。
次いで、上記構成の扁平型ヒートパイプ1の作用・効果について説明する。上記の蒸発部3に入熱があってその温度が高くなると、液相作動流体が加熱されて蒸発する。作動流体蒸気は、温度および圧力の低い箇所つまり凝縮部4に向けて編組体7に沿う蒸気流路9を流動し、その凝縮部4で放熱して凝縮する。凝縮した作動流体は編組体7を構成する他の細線同士の隙間や網目構造に浸透し、かつ、それらに沿って流動する。その結果、ウイック5の円周方向に液相作動流体が分散され、すなわち、ウイック5の全周に亘って液相作動流体が供給される。このようにして液相作動流体は、編組体7を介してウイック5に浸透し、また蒸発部3側に向けて流動する。具体的には、ウイック5を構成しているカーボンファイバーは、編組体7を構成している銅線よりも細く、また密に接触させられている。そのため、ウイック5は、カーボンファイバー同士の間の隙間が小さいことにより編組体7よりも大きい毛細管力を生じる。そして作動流体が蒸発すると、カーボンファイバー同士の間の隙間に形成されているメニスカスが低下するので、それに伴う毛細管力が生じ、その毛細管力をポンプ力として液相の作動流体が凝縮部4から蒸発部3側に還流する。このように、この発明に係る扁平型ヒートパイプ1では、作動流体の還流は主としてウイック5で行われる。
また、編組体7によって各カーボンファイバーはその全長に亘って密着されているから、還流路8はカーボンファイバーの全長に亘って滑らかに連続して形成されている。そのため、液相作動流体の流動に対する抵抗が小さく、還流特性が良好になっている。そして、ウイック5は編組体7を介してコンテナ2の内面に固定されている。その固定は、焼結によって行うので、ウイック5を保持した編組体7をパイプの内部に挿入して外部から加熱すればよく、このように、その作業が容易であることにより製造性が良好になる。また、編組体7を介してウイック5を固定するので、上述したカーボンファイバーのように、濡れ性は良好であるが、焼結によっては固定することが困難な部材によって構成されたウイックもパイプ内に固定できる。これに加えて、扁平型ヒートパイプ1に曲げなどの変形を加えた場合であっても全長に亘って還流路8および蒸気流路9を確保できるので、扁平型ヒートパイプの還流特性および熱輸送特性を従来になく高くすることができる。
1…扁平型ヒートパイプ、 2…コンテナ、 5…ウイック、 6…細線(カーボンファイバー)、 7…編組体。

Claims (1)

  1. 扁平状のコンテナの内部に加熱されて蒸発し放熱して凝縮する作動流体と、液相の作動流体を蒸発する位置に還流させる毛細管力を生じるウイックとが封入されている扁平型ヒートパイプの製造方法において、
    前記ウイックは、複数の細線を束ねた細線束によって形成され、
    前記ウイックの外周側に、編組機によって他の細線を編んでチューブ状でかつ両端部を互いに離間するように引っ張ることにより外径が小さくなる編組体を構成する第1工程と、
    前記ウイックをその内部に保持した前記編組体の各端部を離間するように引っ張って前記編組体の外径を小さくすることにより前記ウイックを構成している前記細線同士を密着させた状態に保持する第2工程と、その後に、
    前記ウイックを保持する前記編組体と前記コンテナとが接した部分のうち、いずれかの部分を焼結して固定する第3工程とを備える
    ことを特徴とする扁平型ヒートパイプの製造方法。
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