JP5844340B2 - ワイヤレス通信システムにおけるリレーバックホール設計のための方法および装置 - Google Patents

ワイヤレス通信システムにおけるリレーバックホール設計のための方法および装置 Download PDF

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本出願は、2009年8月12日に出願された「SYSTEMS AND METHODS OF RELAY BASE STATION BACK HAUL」と題する米国仮特許出願第61/233,270号の利益を主張する。上述の出願は、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本開示は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、ワイヤレス通信環境においてリレーノードのモビリティを管理するための技法に関する。
ワイヤレス通信システムは、様々な通信サービスを提供するために広く展開されており、そのようなワイヤレス通信システムを介して、たとえば、ボイス、ビデオ、パケットデータ、ブロードキャスト、およびメッセージングサービスが提供され得る。これらのシステムは、利用可能なシステムリソースを共有することによって複数の端末のための通信をサポートすることが可能な多元接続システムであり得る。そのような多元接続システムの例には、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、および直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムがある。
概して、ワイヤレス多元接続通信システムは、複数のワイヤレス端末のための通信を同時にサポートすることができる。そのようなシステムでは、各端末は、順方向リンクおよび逆方向リンク上の伝送を介して1つまたは複数の基地局と通信することができる。順方向リンク(またはダウンリンク)は基地局から端末への通信リンクを指し、逆方向リンク(またはアップリンク)は端末から基地局への通信リンクを指す。この通信リンクは、単入力単出力(SISO)、多入力単出力(MISO)、または多入力多出力(MIMO)システムを介して確立され得る。
様々なワイヤレス通信システムでは、発展型ノードB(eNB)と、eNBによってサービスされるそれぞれのユーザ機器ユニット(UE)との間の通信を向上させるために、リレーノードおよび/または他の好適なネットワークノードが利用され得る。たとえば、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)送信および/または別の好適な反復送信方式の場合、リレーノードは、eNBとUEとの間の通信を検出し、必要に応じてUEへの再送信を支援することができる。
その上、いくつかのネットワーク実装形態では、リレーノードはモバイルであるように構成され得、モバイルリレーノードは、リレーノードに関連するそれぞれのUEに対して実質的に連続的な通信サービスを提供するためにそれぞれのeNBの間をパスし得る。しかしながら、リレーノードが、ソースeNBからターゲットeNBへのハンドオフ手順中に問題に遭遇した場合、完全なサービス中断までを含む、関連するUEへのサービス劣化が生じ得る。したがって、関連するユーザに対する影響が最小である、ワイヤレス通信システム全体にわたってリレーノードのモビリティを管理するための技法を実装することが望ましいであろう。
以下で、請求する主題の様々な態様の基本的理解を与えるために、そのような態様の簡略化された概要を提示する。この概要は、すべての企図された態様の包括的な概観ではなく、主要または重要な要素を識別するものでも、そのような態様の範囲を定めるものでもない。その唯一の目的は、後で提示するより詳細な説明の導入として、開示する態様のいくつかの概念を簡略化された形で提示することである。
一態様によれば、方法について本明細書で説明する。本方法は、関連するリレーノードに対応するアクセス/バックホールリソース区分に関係する情報を取得することと、ターゲットセルへの関連するリレーノードの要求されたハンドオーバを検出することと、アクセス/バックホールリソース区分に基づくターゲットセルにおけるアクセスリソースとバックホールリソースとの区分を可能にするために、要求されたハンドオーバに関するターゲットセルにアクセス/バックホールリソース区分を示すこととを備えることができる。
本明細書で説明する第2の態様は、リレーノードと、リレーノードに対応するアクセス/バックホールリソース区分とに関係するデータを記憶するメモリを備えることができるワイヤレス通信装置に関する。本ワイヤレス通信装置は、ターゲットセルへのリレーノードの要求されたハンドオーバを検出し、要求されたハンドオーバに関するターゲットセルにアクセス/バックホールリソース区分を示すように構成されたプロセッサをさらに備えることができる。
第3の態様は、リレーノードに対応するアクセスリソースとバックホールリソースとを識別するための手段と、リレーノードの要求されたハンドオーバに対応するターゲットセルにアクセスリソースとバックホールリソースとの識別を示すための手段とを備えることができる装置に関する。
本明細書で説明する第4の態様は、リレーノードに対応するアクセスリソースとバックホールリソースとを識別することをコンピュータに行わせるためのコードと、リレーノードの要求されたハンドオーバに対応するターゲットセルにアクセスリソースとバックホールリソースとの識別を示すことをコンピュータに行わせるためのコードとを備えるコンピュータ可読媒体を含むことができるコンピュータプログラム製品に関する。
本明細書の第5の態様は、ワイヤレス通信システムにおいて動作可能な方法に関する。本方法は、ソースセルからのリレーノードの要求されたハンドオーバを検出することと、要求されたハンドオーバに関するソースセルから、リレーノードのためにソースセルによって利用されるアクセス/バックホールリソース区分に関係する情報を受信することと、ソースセルから受信された情報に少なくとも部分的に基づいてリレーノードに対応するアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの割振りを構成することとを備えることができる。
本明細書で説明する第6の態様は、リレーノードと、ソースセルと、ソースセルからのリレーノードの要求されたハンドオーバとに関係するデータを記憶するメモリを備えることができるワイヤレス通信装置に関する。本ワイヤレス通信装置は、要求されたハンドオーバに関するソースセルから、リレーノードのためにソースセルによって利用されるアクセス/バックホールリソース区分に関係する情報を受信し、ソースセルから受信された情報に少なくとも部分的に基づいてリレーノードに対応するアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの割振りを判断するように構成されたプロセッサをさらに備えることができる。
第7の態様は、ソースeNBからのリレーノードの要求されたハンドオーバに応答して、ソースeNBから、リレーノードのためにソースeNBによって利用されるアクセスリソースとバックホールリソースとの区分に関係する情報を受信するための手段と、ソースeNBから受信された情報に少なくとも部分的に基づいてリレーノードのためのアクセスリソースとバックホールリソースとを割り振るための手段とを備えることができる装置に関する。
本明細書で説明する第8の態様は、ソースeNBからのリレーノードの要求されたハンドオーバに応答して、ソースeNBから、リレーノードのためにソースeNBによって利用されるアクセスリソースとバックホールリソースとの区分に関係する情報を受信することをコンピュータに行わせるためのコードと、ソースeNBから受信された情報に少なくとも部分的に基づいてリレーノードのためのアクセスリソースとバックホールリソースとを割り振ることをコンピュータに行わせるためのコードとを備えるコンピュータ可読媒体を含むことができるコンピュータプログラム製品に関する。
第9の態様によれば、方法について本明細書で説明する。本方法は、リレー通信に関連するアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの割振りを識別することと、ソースeNBから宛先eNBへのハンドオーバを初期化することと、宛先eNBによって利用されるアクセス/バックホールサブフレーム割振りに関係する情報を取得することと、宛先eNBによって利用されるアクセス/バックホールサブフレーム割振りに基づいてアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの割振りにおいて1つまたは複数のサブフレームを調整することとを備えることができる。
本明細書で説明する第10の態様は、ソースeNBと宛先eNBとに関係するデータを記憶するメモリを備えることができるワイヤレス通信装置に関する。本ワイヤレス通信装置は、リレー通信に関連するアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの割振りを識別し、ソースeNBから宛先eNBへのハンドオーバを初期化し、宛先eNBによって利用されるアクセス/バックホールサブフレーム割振りに関係する情報を取得し、宛先eNBによって利用されるアクセス/バックホールサブフレーム割振りに基づいてアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの割振りにおいて1つまたは複数のサブフレームを調整するように構成されたプロセッサをさらに備えることができる。
第11の態様は、リレー通信に関連するアクセスリソースとバックホールリソースとの割振りを識別するための手段と、ターゲットセルへのリレーハンドオーバを初期化するための手段と、ターゲットセルに関連するアクセス/バックホールリソース区分に基づいてアクセスリソースとバックホールリソースとの割振りの少なくとも一部を調整するための手段とを備えることができる装置に関する。
本明細書で説明する第12の態様は、リレー通信に関連するアクセスリソースとバックホールリソースとの割振りを識別することをコンピュータに行わせるためのコードと、ターゲットセルへのリレーハンドオーバを初期化することをコンピュータに行わせるためのコードと、ターゲットセルに関連するアクセス/バックホールリソース区分に基づいてアクセスリソースとバックホールリソースとの割振りの少なくとも一部を調整することをコンピュータに行わせるためのコードとを備えるコンピュータ可読媒体を含むことができるコンピュータプログラム製品に関する。
本明細書の第13の態様は、ワイヤレス通信システムにおいて動作可能な方法に関する。本方法は、リレーノードのハンドオーバに関連するリレーノードに対する通信サービスの要求された初期化を検出することと、リレーノードのハンドオーバのサービス品質(QoS)要件を識別することと、リレーノードのハンドオーバのQoS要件が実質的に保持されるようにリレーノードのハンドオーバに関する通信をダイレクトすることとを備えることができる。
本明細書で説明する第14の態様は、リレーノードに関係するデータを記憶するメモリを備えることができるワイヤレス通信装置に関する。本ワイヤレス通信装置は、リレーノードのハンドオーバに関連するリレーノードに対する通信サービスの要求された初期化を検出し、リレーノードのハンドオーバのQoS要件を識別し、リレーノードのハンドオーバのQoS要件が実質的に保持されるようにリレーノードのハンドオーバに関する通信をダイレクトするように構成されたプロセッサをさらに備えることができる。
第15の態様は、リレーノードのハンドオーバの初期化と、リレーノードのハンドオーバに関連するQoS要件とを検出するための手段と、リレーノードのハンドオーバに関連するQoS要件が実質的に満たされるようにリレーノードのハンドオーバに関係する通信を管理するための手段とを備えることができる装置に関する。
本明細書で説明する第16の態様は、リレーノードのハンドオーバの初期化と、リレーノードのハンドオーバに関連するQoS要件とを検出することをコンピュータに行わせるためのコードと、リレーノードのハンドオーバに関連するQoS要件が実質的に満たされるようにリレーノードのハンドオーバに関係する通信を管理することをコンピュータに行わせるためのコードとを備えるコンピュータ可読媒体を含むことができるコンピュータプログラム製品に関する。
第17の態様によれば、方法について本明細書で説明する。本方法は、ターゲットドナーeNBへのリレーハンドオーバを初期化することと、リレーハンドオーバのQoS要件を識別することと、リレーハンドオーバのQoS要件が実質的に保持されるようにリレーハンドオーバに関する通信をダイレクトすることとを備えることができる。
本明細書で説明する第18の態様は、ターゲットドナーeNBに関係するデータを記憶するメモリを備えることができるワイヤレス通信装置に関する。本ワイヤレス通信装置は、ターゲットドナーeNBへのリレーハンドオーバを初期化し、リレーハンドオーバのQoS要件を識別し、リレーハンドオーバのQoS要件が実質的に保持されるようにリレーハンドオーバに関する通信をダイレクトするように構成されたプロセッサをさらに備えることができる。
第19の態様は、リレーハンドオーバのターゲットセルと、リレーハンドオーバに関連するQoS要件とを識別するための手段と、リレーハンドオーバに関連するQoS要件が実質的に満たされるようにリレーハンドオーバに関係する通信を管理するための手段とを備えることができる装置に関する。
本明細書で説明する第20の態様は、リレーハンドオーバのターゲットセルと、リレーハンドオーバに関連するQoS要件とを識別することをコンピュータに行わせるためのコードと、リレーハンドオーバに関連するQoS要件が実質的に満たされるようにリレーハンドオーバに関係する通信を管理することをコンピュータに行わせるためのコードとを備えるコンピュータ可読媒体を含むことができるコンピュータプログラム製品に関する。
上記および関係する目的を達成するために、請求する主題の1つまたは複数の態様は、以下で十分に説明し、特に特許請求の範囲で指摘する特徴を備える。以下の説明および添付の図面に、請求する主題のいくつかの例示的な態様を詳細に記載する。ただし、これらの態様は、請求する主題の原理を採用することができる様々な方法のほんのいくつかを示すものである。さらに、開示する態様は、すべてのそのような態様およびそれらの均等物を含むものとする。
様々な態様による、ワイヤレス通信システム内でモバイルリレーノードの動作を可能にするシステムのブロック図。 様々な態様による、リレーハンドオーバに関するリレーノードのリソース割当てのためのシステムのブロック図。 様々な態様による、リレーハンドオーバに関するリレーノードのリソース割当てのためのシステムのブロック図。 様々な態様による、リレーハンドオーバに関するリレーノードによって利用されるリソース区分を構成するためのシステムのブロック図。 ワイヤレス通信システムにおける様々なデバイスによって利用され得る例示的なサブフレーム構成を示す図。 様々な態様による、リレーハンドオーバに関するリレーノードによって利用されるリソース区分を構成するための別のシステムのブロック図。 様々な態様による、リレーハンドオーバに関連する必要とされるQoSを維持するためのシステムのブロック図。 ワイヤレス通信環境内でリレーノードのモビリティを管理するための方法を示す流れ図。 ワイヤレス通信環境内でリレーノードのモビリティを管理するための方法を示す流れ図。 ワイヤレス通信環境内でリレーノードのモビリティを管理するための方法を示す流れ図。 ワイヤレス通信環境内でリレーノードのモビリティを管理するための方法を示す流れ図。 ワイヤレス通信環境内でリレーノードのモビリティを管理するための方法を示す流れ図。 ワイヤレス通信環境内でリレーノードのモビリティを管理するための方法を示す流れ図。 ワイヤレス通信環境内でリレーノードのモビリティを管理するための方法を示す流れ図。 ワイヤレス通信システム内でリレーノードハンドオーバの調整を可能にする装置のブロック図。 ワイヤレス通信システム内でリレーノードハンドオーバの調整を可能にする装置のブロック図。 ワイヤレス通信システム内でリレーノードハンドオーバの調整を可能にする装置のブロック図。 ワイヤレス通信システム内でリレーノードハンドオーバの調整を可能にする装置のブロック図。 ワイヤレス通信システム内でリレーノードハンドオーバの調整を可能にする装置のブロック図。 ワイヤレス通信システム内でリレーノードハンドオーバの調整を可能にする装置のブロック図。 ワイヤレス通信システム内でリレーノードハンドオーバの調整を可能にする装置のブロック図。 本明細書に記載の様々な態様によるワイヤレス多元接続通信システムを示す図。 本明細書で説明する様々な態様が機能することができる、例示的なワイヤレス通信システムを示すブロック図。
次に、図面を参照しながら請求する主題の様々な態様について説明する。図面全体にわたって、同様の要素を指すのに同様の参照符号を使用する。以下の記述では、説明の目的で、1つまたは複数の態様の完全な理解を与えるために多数の具体的な詳細を記載する。ただし、そのような(1つまたは複数の)態様は、これらの具体的な詳細なしに実施され得ることは明らかであろう。他の例では、1つまたは複数の態様の説明を円滑にするために、よく知られている構造およびデバイスをブロック図の形態で示す。
本出願で使用する「構成要素」、「モジュール」、「システム」などの用語は、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアなど、コンピュータ関連のエンティティを指すものとする。たとえば、構成要素は、プロセッサ上で実行されるプロセス、集積回路、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータであり得るが、これらに限定されない。例として、コンピューティングデバイス上で実行されるアプリケーションと、そのコンピューティングデバイスの両方が構成要素であり得る。1つまたは複数の構成要素がプロセスおよび/または実行スレッド内に常駐することができ、1つの構成要素を1つのコンピュータ上に配置し、および/または2つ以上のコンピュータ間に分散することができる。さらに、これらの構成要素は、様々なデータ構造を記憶している様々なコンピュータ可読媒体から実行することができる。これらの構成要素は、1つまたは複数のデータパケット(たとえば、ローカルシステム、分散システム内、および/または他のシステムを用いるインターネットなどのネットワーク上の別の構成要素と信号を介して相互作用する1つの構成要素からのデータ)を有する信号によるなど、ローカルおよび/またはリモートプロセスを介して通信することができる。
さらに、本明細書ではワイヤレス端末および/または基地局に関する様々な態様について説明する。ワイヤレス端末は、ユーザにボイスおよび/またはデータ接続性を提供するデバイスを指すことができる。ワイヤレス端末は、ラップトップコンピュータまたはデスクトップコンピュータなどのコンピューティングデバイスに接続することができ、あるいは携帯情報端末(PDA)などの自蔵式デバイスであり得る。ワイヤレス端末はまた、システム、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル、リモート局、アクセスポイント、リモート端末、アクセス端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、またはユーザ機器(UE)と呼ばれることがある。ワイヤレス端末は、加入者局、ワイヤレスデバイス、セルラー電話、PCS電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された他の処理デバイスであり得る。基地局(たとえば、アクセスポイントまたはノードB)は、1つまたは複数のセクタを通して、エアインターフェースを介してワイヤレス端末と通信する、アクセスネットワーク中のデバイスを指すことができる。基地局は、受信したエアインターフェースフレームをインターネットプロトコル(IP)パケットに変換することによって、ワイヤレス端末と、IPネットワークを含むことができるアクセスネットワークの残部との間のルータとして働くことができる。基地局はまた、エアインターフェースの属性の管理を調整する。
その上、本明細書で説明する様々な機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装した場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)(BD)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
本明細書で説明する様々な技法は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)システム、および他のそのようなシステムなど、様々なワイヤレス通信システムに対して使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、本明細書ではしばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、Universal Terrestrial Radio Access(UTRA)、CDMA2000などの無線技術を実装することができる。UTRAは、Wideband−CDMA(W−CDMA)およびCDMAの他の変形態を含む。さらに、CDMA2000は、IS−2000、IS−95およびIS−856規格をカバーする。TDMAシステムはGlobal System for Mobile Communications(GSM)(登録商標)などの無線技術を実装することができる。OFDMAシステムは、Evolved UTRA(E−UTRA)、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)などの無線技術を実装することができる。UTRAおよびE−UTRAは、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)の一部である。3GPP Long Term Evolution(LTE)は、ダウンリンク上ではOFDMAを採用し、アップリンク上ではSC−FDMAを採用するE−UTRAを使用する今度のリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTEおよびGSM(登録商標)は、「3rd Generation Partnership Project」(3GPP)と称する団体からの文書に記載されている。さらに、CDMA2000およびUMBは、「3rd Generation Partnership Project 2」(3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。
いくつかのデバイス、構成要素、モジュールなどを含むことができるシステムに関して、様々な態様を提示する。様々なシステムは、追加のデバイス、構成要素、モジュールなどを含み、および/または各図に関連して説明するデバイス、構成要素、モジュールなどの一部もしくは全部を省略し得ることを理解および諒解されたい。これらの手法の組合せを使用することもできる。
次に図面を参照すると、図1に、本明細書で説明する様々な態様による、ワイヤレス通信システム内でモバイルリレーノードの動作を可能にするシステム100が示されている。図1に示すように、システム100は、(本明細書では、ノードBまたはeNB、セルまたはネットワークセル、基地局、アクセスポイント(AP)などとも呼ぶ)1つまたは複数のネットワークノードを含むことができる。システム100中のネットワークノードは、たとえば、本明細書ではドナーeNB(DeNB)と呼ぶ、1つまたは複数のUE140に間接的にまたは直接通信サービスを与える1つまたは複数のネットワークノード(図示せず)を含むことができる。たとえば、システム100に示すように、DeNBは、以下でさらに詳細に説明するように、ソースeNB120とターゲットeNB130とを含むことができる。さらに、システム100中のネットワークノードは、それぞれのDeNBと1つまたは複数のUE140との間の通信を可能にすることを支援することができる1つまたは複数のリレーノード(RN)110を含むことができる。本明細書で使用するUEは、アクセス端末(AT)、モバイル端末、ユーザまたは移動局などと呼ばれることもある。
一態様によれば、UE140は、ソースeNB120、ターゲットeNB130、および/またはRN110との1つまたは複数のアップリンク(UL、本明細書では逆方向リンク(RL)とも呼ぶ)通信に関与することができ、同様に、ノード110〜130は、(1つまたは複数の)UE140への1つまたは複数のダウンリンク(DL、本明細書では順方向リンク(FL)とも呼ぶ)通信に関与することができる。また、RN110は、(1つまたは複数の)UE140との1つまたは複数のアクセス通信および/またはソースeNB120および/またはターゲットeNB130とのバックホール通信に関与することができる。本明細書で使用する「アップリンクアクセス」は(1つまたは複数の)UE140からRN110への通信を指し、「ダウンリンクアクセス」はRN110から(1つまたは複数の)UE140への通信を指す。同様に、「アップリンクバックホール」はRN110からソースeNB120および/またはターゲットeNB130への通信を指し、「ダウンリンクバックホール」はソースeNB120および/またはターゲットeNB130からのRN110への通信を指す。追加または代替として、RN110、eNB120および/または130、ならびに/あるいは(1つまたは複数の)UE140は、互いとの、システム100中の他のデバイスまたはエンティティとの、ならびに/あるいは任意の他の好適なエンティティとの任意の好適な(1つまたは複数の)通信に関与することができる。
一例では、RN110とeNB120および/または130との間のバックホール通信は任意の好適な方法で行われ得る。たとえば、RN110からeNB120および/または130へのバックホールリンクは、直接リンク、(たとえば、図示されていない中央ネットワークエンティティを介した)間接リンク、および/または任意の他の好適な(1つまたは複数の)リンクであり得る。さらに、RN110と一部のeNB120および/または130との間の通信リンク、ならびにRN110と一部のUE140との間の通信リンクは、任意の好適なワイヤードまたはワイヤレス通信技術あるいは技術の組合せを使用して実装され得る。この目的で、RN110、eNB120および/または130、ならびに/あるいは(1つまたは複数の)UE140は、それぞれのトランシーバ、ネットワークポートまたはインターフェース、ならびに/あるいはシステム100内での通信のための任意の他の好適な手段を利用することができる。
一態様によれば、RN110は、ソースeNB120、ターゲットeNB130など、システム100中のeNBの機能の一部または全部を含むことができる。代替的に、RN110は、DeNBと関係するUE140との間の通を支援することに専用の特殊なネットワークノードであり得る。たとえば、RN110は、前記UE140に対して透過的な方法でDeNBから1つまたは複数のUE140に情報をリレーするように動作することができる。したがって、一例では、RN110は、RN110を識別する物理的信号をUE140に供給することなしに、UE140に通信することができる。代替的に、RN110は、UE140に対して完全または部分的に非透過的な方法で動作することができる。たとえば、RN110は、UE140においてUE140とRN110との間のチャネルに対応するチャネル品質報告を可能にするために、それの存在をUE140に知らせることができる。
別の態様によれば、RN110は固定リレーまたはモバイルリレーとして実装され得る。一例では、固定リレーは、所与の地理的ロケーションに固定され得、それのロケーションの範囲内で1つまたは複数のeNBに関連するように構成され得る。固定リレーが関連するそれぞれのeNBは、既定または場合によっては不変であり得、あるいは代替的に、固定リレーは、様々な基準に基づいて経時的に様々なeNBに関連することができる。代替的に、モバイルリレーは地理的エリア間での移動が可能であり得る。モバイルリレーは、たとえば、大量輸送車両(たとえば、旅客列車、バス、飛行機など)の場合、車両がそれぞれのネットワークセルを移動するとき、車両の中の乗客に連続通信カバレージを与えるために利用され得る。モバイルリレーが、あるeNBのカバレージから別のeNBのカバレージに移動するとき、リレーは、新しいeNBに関連するためにハンドオーバ動作を実行することができる。たとえば、システム100に示すように、RN110は、ソースeNB120との関連付けを中止し、ターゲットeNB130との関連付けを確立するためにハンドオーバ動作を実行することができる。本明細書で使用する、モバイルRN110によって行われるハンドオーバ動作を「リレーハンドオーバ」と呼ぶ。
モバイルRN110は、実装形態に応じて、カバレージエリア間の比較的迅速な移動が可能であり得るので、モバイルRN110は、場合によってはかなり頻繁なリレーハンドオーバを必要とすることがある。しかしながら、比較的高い周波数において実行されるリレーハンドオーバは、対応するRN110と対話するそれぞれのUE140に影響を及ぼし得ることが諒解できよう。たとえば、RN110とともに移動しないUE140の場合、UE140は、RN110がUE140の範囲の中に入るときにRN110を検出し、それに関連することができる。しかしながら、RN110が、その後、UE140の範囲の中から移動するとき、UE140はサービング基地局にハンドオーバする必要がある。別の例では、RN110とともに移動するUE140の場合、UE140は、RN110に関連し、UE140に対して実質的に透過的に行われるような方法でRN110を通してそれぞれのeNBと通信することができる。これを達成するために、RN110がソースeNB120のカバレージからターゲットeNB130のカバレージに移動するときにRN110とターゲットeNB130と間のそれぞれの通信チャネルが確立されなければならない。しかしながら、(たとえば、通信障害、ターゲットeNB130が十分な時間量内に作動しなかったことなどにより)通信チャネルの確立が失敗したかまたは著しく遅延した場合、RN110とeNB120および130に対応するネットワークとの間の接続が失われ、RN110に関連するUE140への通信サービスの劣化または損失を生じ得る。
したがって、ソースeNB120からターゲットeNB130へのRN110のハンドオーバに関連するユーザエクスペリエンスの低減を緩和するために、システム100中の様々なエンティティは、RN110のためのモビリティのサポートの向上を可能にするために、図1で示す1つまたは複数の方策を実装し得る。第1の例では、RN110および/またはターゲットeNB130は、モバイルリレーのハンドインまたはハンドアウトに基づいて、ターゲットeNB130において制御チャネルリソースの半静的割当てを可能にするためにバックホール構成モジュール112を利用することができる。第2の例では、RN110およびeNB120〜130は、様々な手段によってRN110の無線リソース制御(RRC)構成を実装することができる。たとえば、RN110の区分調整モジュール114、ソースeNB120の区分インジケータモジュール122、および/またはターゲットeNB130のリソース区分モジュール132は、eNB120〜130とRN110との間の通信のために利用されるアクセス/バックホールリソース区分構成を構成するために利用され得る。第3の例では、RN110および/またはeNB120〜130は、リレーハンドオーバ中にQoS要件の維持を保証するために、QoS保持モジュール116および/または他の好適な手段を利用することができる。RN110およびeNB120〜130によって利用され得る技法の様々な例、ならびに図1で示すようなエンティティによって利用されるモジュールについて本明細書でさらに詳細に説明する。
一態様によれば、RN110とeNB120および/または130との間のバックホール通信のために、所定または構成可能な量のリソースが半静的に予約され、および/または割り振られ得る。たとえば、リレー物理ダウンリンク制御チャネル(R−PDCCH)がeNB120または130からRN110への通信のために割り当てられ得る。一例では、R−PDCCHのためのリソースは、時分割多重(TDM)および/または周波数分割多重(FDM)方法で予約され、または割り振られ得る。RN110がモバイルリレーである場合、それぞれのRN110がeNB120および/または130のカバレージへおよびそれから移動することにより、eNB120および/または130は潜在的に複数のRN110をサービスすることができる。したがって、そのような場合、eNB120および/または130に対応するドナーセルにおけるリレー制御リソースの予約および/または割振りは、セルによってサービスされるRN110の数に基づいて調整され得る。
一例では、(たとえば、ハンドオーバ、RN110のアクティブ化などによる)RN110とターゲットeNB130との間の接続の確立および/または他のシステム変更時に、RN110とターゲットUE130との間の通信のためにR−PDCCHおよび他の好適なチャネルのためのリソースが割り振られ得る。しかしながら、R−PDCCH割振りおよび/または他の制御割振りがかなりの量のレイテンシを経験する場合、RN110に関連する1つまたは複数のUE140は、部分的なアウテージから完全なアウテージまでを経験し得ることが諒解できよう。たとえば、RN110が、ハンドオーバ時にサービス不能であり、ターゲットeNB130との接続をドロップする場合、RN110および/またはターゲットeNB130に関連するすべてのUE140は、結果としてそれらの接続がドロップされ得る。したがって、RN110とターゲットeNB130との間の通信のためのリソースをできるだけ速く確立することが望ましいであろうことが諒解できよう。
概して、UEのハンドオーバのために実行されるものなど、ブロードキャスト制御チャネルセットアップはかなり遅いプロセスであることが諒解できよう。たとえば、多くの場合、UEは、チャネルがセットアップされる前に、関連する周期に従って待つ必要がある。さらに、チャネルセットアップは、チャネルセットアップによって生じるシステム構成の変更に関係する他のサービスされるユーザのページングを必要とし得る。たとえば、1つまたは複数の制御チャネルのために所与のセルにおいて2つのリソースブロック(RB)がFDM様式で利用される場合、これらのチャネルへの変更をユーザに通知することは、実質的にすべてのユーザのページングを必要とし、これは概して(たとえば、秒のオーダーの)遅いプロセスである。
したがって、一態様によれば、ブロードキャストベースの制御チャネル再構成は上記のように遅いプロセスであるので、接続セットアップと実質的に同時にユニキャスト制御チャネルセットアップが利用され得る。これを図2中のシステム200によってさらに詳細に示す。システム200が示すように、システム200中のRN110および/または他のエンティティは、ソースドナーセル(たとえば、ソースeNB120、図2に図示せず)からターゲットドナーセル(たとえば、ターゲットeNB130)へのハンドオーバを初期化することができる。ハンドオーバの初期化に応答して、バックホール構成モジュール112および/またはRN110に関連する他の手段は、構成シグナリング検出器212および/またはターゲットeNB130からリレー構成メッセージングを受信するための他の手段を利用することができる。さらに、RN110は、リレー構成メッセージングに基づいて1つまたは複数のリレーバックホール制御チャネル(たとえば、R−PDCCHなど)を構成することに少なくとも部分的によってターゲットeNB130との接続を確立するために構成シグナリングプロセッサ214または他の好適な機構を利用することができる。一例では、受信したリレー構成メッセージングに少なくとも部分的に基づいて、構成シグナリングプロセッサ214および/またはRN110に関連する他の好適な機構は、関連するユーザの数に応じて1つまたは複数のリレーバックホール制御チャネルのために割り振るべきリソースの量を判断するために利用され得る。
相応して、ターゲットeNB130は、RN110またはRN110のハンドオーバに関連する別の好適なネットワーク装置に対する通信サービスの要求された初期化を検出するように構成され得る。ターゲットeNB130は、RN110をリレーノードとして識別するように動作可能であり得るリレーノード識別器222をさらに含むことができる。RN110をリレーノードとして識別したことに応答して、ターゲットeNB130は、リレー構成メッセージングをRN110に通信することに少なくとも部分的によって1つまたは複数のリレーバックホール制御チャネル上でRN110との通信を確立するために、RN110および構成シグナリングモジュール234が使用する1つまたは複数のリレー制御チャネル(たとえば、R−PDCCHなど)を構成するためにバックホール構成生成器232をさらに利用することができる。
ブロードキャストベースのR−PDCCHまたは他の制御チャネル構成の場合、制御情報がマスタ情報ブロック(MIB)またはシステム情報ブロック(SIB)中で搬送され得ることが諒解できよう。代替的に、上記のようにブロードキャストベースの制御構成の速度が比較的遅いために、接続セットアップと実質的に同時にシステム200内でユニキャスト制御再構成が実行され得る。したがって、MIBおよび/またはSIB中で制御チャネル情報を搬送することに加えて、制御チャネル情報は、ユニキャストレイヤ3(L3)メッセージングなど、ユニキャストシグナリングを介して構成モジュール234および/またはシステム200中の他の好適な機構によってさらにシグナリングされ得る。
別の例では、構成シグナリングモジュール234は、たとえば、物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)と同様の方法で、ダイナミックレイヤ1(L1)シグナリングをRN110に通信することができる。これは、たとえば、TDM制御、FDM制御、および/または任意の他の好適な(1つまたは複数の)制御タイプの場合に行われ得る。一態様によれば、ターゲットeNB130によって与えられるL1シグナリング、L3シグナリング、および/または他の好適なシグナリングは、1つまたは複数のリレーバックホール制御チャネルに関連付けられるべきリソースの量をダイレクトするために利用され得る。一例では、1つまたは複数のリレーバックホール制御チャネルに関連付けられるべきリソースの量は、ターゲットeNB130によってサービスされるリレーノードの数に応じて判断され得る。別の例では、各可能性のインデックスがブロードキャストされ得るように、(たとえば、インターリービングレベル、局所対分散などに基づく)可能な制御チャネルリソースのセットがあらかじめ定義され得る。したがって、たとえば、ターゲットeNB130は、少なくとも1つの候補リソース割振りと、少なくとも1つの候補リソース割振りにそれぞれ関連するインデックスとを識別し、1つまたは複数のリレーバックホール制御チャネルのためにRN110によって利用されるべき候補リソース割振りと、選択されたインデックスを取得するためにRN110によって利用されるべき候補リソース割振りに対応するインデックスとを選択し、リレー構成メッセージング内で選択されたインデックスをRN110に通信することができる。
例として、制御のために所与の数のサブフレームが割り振られることを1つまたは複数のユーザに通知する指示が所与のサブフレーム内でターゲットeNB130によって与えられ得る。上記で説明したように、同様の技法がリレー制御チャネルのために利用され得る。たとえば、PDCCHサイズはPCFICHによって制御され得るので、R−PDCCHサイズはPCFICHによって示され得る。しかしながら、制御送信中の初期制御信号をリレーノードが受信することが可能でない場合、リレー制御チャネル構成は、リレー制御のためにいくつの追加のRBが利用されるかを示すRBの固定割振り(たとえば、1RB)を使用することによって達成され得る。一例では、追加のリレー制御RBの量はサブフレームごとに変動し得る。したがって、たとえば、RN110によって1つまたは複数のリレーバックホール制御チャネルに関連付けられるべきリソースの量が、1つまたは複数のRBに対応する場合、ターゲットeNB130は、リレー構成メッセージング中のあらかじめ定義されたバックホールRB上に、1つまたは複数のリレーバックホール制御チャネルに関連付けられるべきいくつかの追加のRBを埋め込み得る。
別の態様によれば、RN110において、構成シグナリングプロセッサ214および/または他の好適な手段は、上記で説明したように生成され、送信されるリレー構成メッセージングに基づいて1つまたは複数のリレーバックホール制御チャネルのためのリソース割振りを構成するために利用され得る。たとえば、リレー構成メッセージングがインデックス情報を含む場合、RN110は、1つまたは複数のリレーバックホール制御チャネルのための候補リソース割振りのセットに関係する情報と、そのセット中の候補リソース割振りにそれぞれ関連するインデックスとを取得し得る。次いで、RN110は、インデックス情報内に与えられているインデックスを識別し、インデックス情報内に与えられているインデックスに対応する候補リソース割振りに従って1つまたは複数のリレーバックホール制御チャネルのためのリソース割振りを構成し得る。さらに、1つまたは複数のリレーバックホール制御チャネルのためのリソース割振りがRBの量に対応する場合、RN110は、指定されたRB上のリレー構成メッセージングを受信し、リレー構成メッセージング内の追加のRBの示された数を識別し、1つまたは複数のリレーバックホール制御チャネルによる使用のために示された数の追加のRBを割り振るように構成され得る。
さらなる態様によれば、RN110とターゲットeNB130との間の接続の初期化の後に、R−PDCCHおよび/または他のリレーバックホール制御チャネルのためのリソースの割振りに対応する情報が更新され得る。たとえば、ターゲットeNB130は、1つまたは複数のリレーバックホール制御チャネルのためにRN110によって利用されるべき更新されたリソース割振りを識別し、更新されたリソース割振りを示す更新されたリレー構成メッセージングをRN110に通信するように構成され得る。その後、RN110は、ターゲットeNB130から更新されたリレー構成メッセージングを受信し、更新されたリレー構成メッセージングに基づいて1つまたは複数のリレーバックホール制御チャネルの構成を更新することができる。
追加の態様によれば、(たとえば、ターゲットeNB130に対応する)ターゲットセル中にリレーリソースがない場合、モバイルRN110は、ターゲットeNB130との接続を確立するために典型的なUEセットアップ手順からブートストラップし、その後、R−PDCCHおよび/または他の好適な制御チャネルをセットアップすることができる。たとえば、図3のシステム300によって示すように、RN110のハンドオーバは、初めに、RN110がUEであるかのように行われ得る。その後、ハンドオーバプロセス中に、識別シグナリングモジュール312および/またはRN110に関連する他の好適な手段は、RN110がリレーノードであることをターゲットeNB130に示すことができる。この指示に基づいて、識別シグナリング検出器322および/またはターゲットeNB130における他の好適な手段は、リレー制御チャネルのセットアップが初期化され得るようにRN110をリレーノードとして識別することができる。
したがって、一例では、RN110はモバイルデバイスハンドオーバを初期化することができ、RN110は、ターゲットeNB130とのリレーノードとしての識別を確立し、ターゲットeNB130とのリレーノードとしての識別を確立したことに応答してターゲットeNB130からリレー構成メッセージングを受信することができる。相応して、ターゲットeNB130は、RN110に対する通信サービスの要求された初期化に応答してRN110に対するモバイルデバイスハンドオーバを初期化することができる。その後、ターゲットeNB130は、モバイルデバイスハンドオーバに関するRN110から受信されたシグナリングに少なくとも部分的に基づいてRN110をリレーノードとして識別することができる。
上記で説明した様々な例および態様はR−PDCCHセットアップの特定の事例に関係するが、同様の技法を介して他の制御チャネルも構成され得ることを諒解されたい。たとえば、上記で説明した技法と同様の技法を使用して、RN110とターゲットeNB130との間のバックホール通信のために物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)が構成され得る。さらに、上記で説明した技法を使用して(1つまたは複数の)任意の他の好適な制御チャネルが構成され得ることを諒解されたい。その上、別段に明記されていない限り、請求する主題は、(1つまたは複数の)特定の制御チャネルに限定されるものではない。
別の態様によれば、モバイルリレーが1つのeNBから別のeNBにハンドオーバするとき、リレーのアクセス/バックホール区分は、場合によっては修正を必要とし得る。たとえば、リレーバックホールおよびアクセスは、いくつかのサブフレームはリレー(バックホール)通信にeNB用に割り振られ、他のサブフレームはUE(アクセス)通信にリレー用に割り振られるように、時間的に区分され得ることが諒解できよう。各リレーがバックホール構成への異なるアクセスを有することができる場合では、リレーが1つのeNBから別のeNBに移動したとき、新しいeNBは、潜在的に、バックホール構成への、前のeNBとは異なるアクセスを有することができる。さらに、リレーノードに関連するUEは、所与のセルにおいてアクセスサブフレーム上でリレーノードと通信することを予想するように構成され得る。しかしながら、新しいセルへの移動時に、アクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの区分は変化し得る。そのような変更はリレーノードに関連するUEに直ちにリレーされないので、アクセス/バックホールリソース区分に関してリレーノードとの通信に関与するすべてのエンティティを同期させるための様々な技法を実装することが望ましいであろう。
したがって、リレーUEへの実質的なサービス中断なしにリレーハンドオーバを可能にするために、様々な技法を本明細書で提供する。図4のシステム400によって示す第1の例では、リレーハンドオーバに関係するソースeNB120は、リレーハンドオーバに関係するターゲットeNB130または宛先eNBにリレーノード(図4に図示せず)の区分情報を通知することができる。たとえば、システム400によって示すように、ソースeNB120は、関連するリレーノードに対応するアクセス/バックホールリソース区分に関係する情報を取得することができ、その後、ソースeNB120は、ターゲットeNB130への関連するリレーノードの要求されたハンドオーバをダイレクトするためにハンドオーバ準備モジュール412および/または他の好適な機構を利用することができる。さらに、要求されたハンドオーバに関して、アクセス/バックホールリソース区分をターゲットeNB130に示すために、ソースeNB120によって区分インジケータモジュール122および/または他の好適な手段が使用され得る。一例では、アクセス/バックホール区分は、要求されたハンドオーバより前に区分インジケータモジュール122によってターゲットeNB130に示され得る。さらに、アクセス/バックホール区分をターゲットeNB130に示すことによって、ソースeNB120は、関連するリレーノードのためにターゲットeNB130によって確立される、アクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの区分および/または他のアクセス/バックホールリソース区分をダイレクトすることができることが諒解できよう。
さらに、ターゲットeNB130において、ハンドオーバ準備モジュール412および/または他の好適な手段を介してソースeNB120からのリレーノードの要求されたハンドオーバを検出すると、ターゲットeNB130は、バックホール構成モジュール112または他の機構を利用して、リレーノードのためにソースeNB120によって利用されるアクセス/バックホールリソース区分に関係する要求されたハンドオーバに関する情報をソースeNB120から受信することができる。ソースeNB120から受信された情報に基づいて、ターゲットeNB130におけるリソース区分モジュール132は、リレーノードに対応するアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの割振りを構成することができる。一例では、リレーノードのためのアクセス/バックホールリソース区分に関係する情報は、要求されたハンドオーバより前にソースeNB120から受信され得る。
一態様によれば、ターゲットeNB130におけるリソース区分モジュール132は、リレーノードのためにソースeNB120によって利用されるアクセス/バックホールリソース区分を実質的に保持する、リレーノードに対応するアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの割振りを構成するために、ソースeNB120から受信された情報を利用することができる。今度は、ターゲットeNB130は、ハンドオーバにわたって実質的にシームレスな動作を可能にするために、必要な場合、リレーノードにリソース区分を通知することができる。
一例では、ターゲットeNB130によって割り当てられたランダムアクセスチャネル(RACH)オケージョン(occasion)は、リレーのための現在のULバックホールサブフレームであり得る。リレーノードに関連する割り当てられたRACHオケージョンが、リレーノードに対応するULバックホールサブフレーム上で発生するように、リレーノードに対応するアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの割振りを構成することによって、リレーノードは、場合によっては、リレーノード能力により実質的に実際的でないまたは不可能であり得る、それのアクセスサブフレーム上で送信することを要求されるのを防ぐことができる。
別の例では、リレーノードに対応するアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの割振りは、ターゲットeNB130によってリレーノードに送信されるランダムアクセス応答(RAR)がリレーノードのためのDLバックホールサブフレーム上で発生するように、ターゲットeNB130によって構成され得る。これは、たとえば、リレーノードの構成されたバックホールリソースに従ってリレーノードにおいてRARの受信を可能にするために行われ得る。
第3の例では、リソース区分モジュール132は、リレーノードに対応するそれぞれの非リムーバブルアクセスサブフレームがアクセスサブフレームとして割り振られるように、リレーノードに対応するアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの割振りを構成するように動作可能であり得る。本明細書で使用する非リムーバブルアクセスサブフレームは、様々な制約によりバックホールとしてリレーノードによって利用され得ないサブフレームとして定義される。特定の非限定的な例として、10サブフレーム無線フレームでは、非リムーバブルアクセスサブフレームは、FDDのためのサブフレーム0、4、5、および9と、TDDのためのサブフレーム0、1、5、および6とを含むことができる。FDDのための非リムーバブルアクセスサブフレームの一例が図5の図500によって示されている。一例では、非リムーバブルアクセスサブフレームは、マルチメディアブロードキャストオーバー単一周波数ネットワーク(MBSFN)制約および/または他の制約のために存在し得る。たとえば、リレーノードがバックホールサブフレームをMBSFNサブフレームとして構成する場合、非リムーバブルアクセスサブフレームは、リレーノードによってMBSFNサブフレームとして構成され得ないサブフレームとして定義され得る。
別の例では、図500によってさらに示されるように、非MBSFNサブフレームは、ドナーeNBとは反対にリレーノードの観点から識別され得る。したがって、eNBのサブフレームと、関連するリレーノードのサブフレームとの間にオフセットが存在する場合、eNBは、リレーノードの構成に基づいて非MBSFNサブフレームを識別するように構成され得る。たとえば、図500に示すように、eNBとリレーノードとの間に2サブフレームオフセットが存在する場合、eNBは、0の代わりに開始サブフレームインデックス2に従って非MBSFNサブフレームを識別することができる。したがって、再びシステム400を参照すると、リソース区分モジュール132および/またはターゲットeNB130に関連する他の手段は、リレーノードに対応するサブフレームオフセットを識別し、所与の無線フレーム内で1つまたは複数の所定の非MBSFNサブフレーム位置に関係する情報を取得し、リレーノードに対応するサブフレームオフセットに基づいてリレーノードに関して所与の無線フレーム内で非MBSFNサブフレーム位置を判断するように動作可能であり得る。
代替態様によれば、リレーノードは、それ自体をハンドオーバのために可能にするために、宛先eNBから取得された情報(たとえば、宛先eNBのRACH割振りなど)に応答して、それのサブフレームおよび/または他のリソースを、アクセスからバックホールにまたはその逆に切り替えることができる。これは、図6のシステム600によって示されている。システム600によって示されるように、RN110は、バックホール通信に関連するアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの割振りを識別するためにバックホール構成モジュールまたは他の機構を利用することができる。その後、ソースeNBからターゲットeNB130へのハンドオーバを初期化すると、ターゲットeNB130によって利用されるアクセス/バックホールサブフレーム割振りに関係する情報を取得するために、RN110によってチャネル割振りアナライザ612および/または他の手段が利用され得る。ターゲットeNB130によって利用されるアクセス/バックホールサブフレーム割振りに基づいて、区分調整モジュール114またはRN110における他の機構は、アクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの割振りにおいて1つまたは複数のサブフレームを調整することができる。
一例では、RN110によって利用されるアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの割振りにおけるサブフレームの調整は、要求されたハンドオーバより前に発生することができる。さらに、RN110は、ターゲットeNB130によって利用されるRACH割振りに応答して、RN110のアクセス/バックホール割振りにおいて1つまたは複数のサブフレームを調整することができる。たとえば、RN110は、ターゲットeNB130によって割り当てられたRACHオケージョンがターゲットeNB130とのULバックホールサブフレーム上で発生するように、それぞれのサブフレームの割振りを調整することができる。追加または代替として、RN110は、ターゲットeNB130によって送信されるRARがターゲットeNB130とのDLバックホールサブフレーム上で発生するように、それぞれのサブフレームの割振りを調整することができる。
一態様によれば、RN110は、ターゲットeNB130によって利用されるアクセス/バックホールサブフレーム割振りとの実質的なコンフォーマンスを可能にするために、アクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの割振りにおいて1つまたは複数のサブフレームを調整する区分調整モジュール114を利用することができる。たとえば、RN110によってアクセス用に割り振られたサブフレームがターゲットeNB130においてバックホール用に割り振られた場合、区分調整モジュール114は、RN110においてサブフレームをアクセスからバックホールに切り替えることを可能にすることができる。一例では、RN110は、RN110によってサービスされる1つまたは複数のUE(システム600に図示せず)にそのような調整の結果を示すことができ、それにより、(1つまたは複数の)UEは、(1つまたは複数の)UEからRN110への通信がRN110のバックホールサブフレーム上で行われないように、それらのUEの通信スケジュールをRN110と調整することが可能になる。
追加の例では、システム600のRN110によって実行される区分調整は、システム400に関して説明したのと同様の方法で非MBSFNサブフレームおよび/または他の非リムーバブルアクセスサブフレームを考慮に入れることができる。したがって、区分調整モジュール114は、それぞれの非MBSFNサブフレームがアクセスサブフレームとして割り振られるように、アクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの割振りにおいて1つまたは複数のサブフレームを調整するように動作可能であり得る。
システム400および600ならびにそれらの対応する記載は、アクセスおよびバックホールリソースがリレーノードのために区分され得る様々な技法について説明したが、他の技法も利用され得、別段に明記されていない限り、請求する主題は(1つまたは複数の)特定の技法に限定されるものではないことを諒解されたい。さらに、本明細書で説明する技法は、任意の好適な方法で互いにおよび/または他の好適な技法と組み合わせられ得ることを諒解されたい。
さらに別の態様によれば、リレーは潜在的に多数のUEをサービスすることができるということにより、リレーハンドオーバは、場合によっては、より高い信頼性およびサービス品質を(QoS)必要とし得ることが諒解できよう。たとえば、上記で説明したように、リレーハンドオーバ中に無線リンク障害および/または他の障害が発生した場合、実質的にすべてのリレーUEは、場合によっては、延長された時間期間の間、それらのバックホール接続を失う可能性がある。したがって、リレーハンドオーバに関連してQoSが保持され得る技法を実装することが望ましいであろう。これらおよび関係する目的の推進に対して実施され得る様々な手段が図7のシステム700によって示されている。
一例では、RN110は、ターゲットeNB130へのリレーハンドオーバに関連するQoS要件が維持されることを保証するためにQoS保持モジュール116または他の好適な手段を装備することができる。たとえば、ターゲットeNB130へのリレーハンドオーバを初期化すると、QoS保持モジュール116は、リレーハンドオーバのQoS要件を識別し、リレーハンドオーバのQoS要件が実質的に保持されるようにリレーハンドオーバに関する通信をダイレクトすることができる。相応して、追加または代替として、ターゲットeNB130が、リレーハンドオーバのQoS目標を維持するためにQoS保持モジュール116および/または他の好適な手段を利用することができる。たとえば、ターゲットeNB130は、RN110のハンドオーバに関連するRN110に対する通信サービスの要求された初期化を検出するように動作可能であり得、それに基づいて、QoS保持モジュール116は、RN110のハンドオーバのQoS要件を識別し、RN110のハンドオーバのQoS要件が実質的に保持されるようにRN110のハンドオーバに関する通信をダイレクトすることができる。
一態様によれば、RN110および/またはターゲットeNB130におけるQoS保持モジュール116は、ハンドオーバのQoS要件が実質的に保持されるように、PRACHシグナリングなど、RN110のハンドオーバに関連するランダムアクセスシグナリングの通信をダイレクトすることができる。非限定的な例として、これは、PRACHの検出可能性を改善しおよび/またはPRACH試行の数を低減することによって達成され得る。第1の例では、プリアンブルエネルギーを増加させるために、より長いプリアンブルシーケンスが使用され得るようにランダムアクセスプリアンブル構成が選択され得る。したがって、たとえば、RN110および/またはターゲットeNB130に関連するQoS保持モジュール116は、ランダムアクセスシグナリングに関連するそれぞれのプリアンブルシーケンスの長さを増加させるために、ランダムアクセスプリアンブル選択器712などに関連付けられ得る。
第2の例では、PRACH試行を低減するために初期PRACH送信電力が増加され得る。したがって、たとえば、RN110は、リレーハンドオーバに関して実行される初期ランダムアクセスシグナリングの送信電力を増加させるためにランダムアクセス電力制御モジュール714および/または他の好適な機構を利用することができる。さらなる一例では、初期ランダムアクセスシグナリングの電力は、あらかじめ定義されたリレー電力オフセットおよび/またはRN110に関連する任意の他の好適な電力オフセットに基づいて増加され得る。
第3の例では、ターゲットeNB130は、RN110によって送信されたランダムアクセスシグナリングとの衝突を回避するために、リレーランダムアクセス領域における送信をスケジュールするのを回避するように構成され得る。したがって、たとえば、送信スケジューラ732および/またはターゲットeNB130に関連する他の機構は、RN110のハンドオーバに関してRN110に関連するランダムアクセス領域を識別し、RN110に関連するランダムアクセス領域上での送信をスケジュールするのを控えるように動作可能であり得る。さらに、ターゲットeNB130は、アダプティブハイブリッド自動再送要求(HARQ)を使用したリレーPRACHと干渉するであろう再送信を、その再送信が異なるリソース上でスケジュールされ得るようにスケジュールすることができる。言い換えれば、送信スケジューラ732は、RN110のハンドオーバに関してRN110に関連するランダムアクセス領域と潜在的に競合するものとして識別されたそれぞれの再送信が、RN110に関連するランダムアクセス領域に対応するリソースとは異なるリソース上で適応的にスケジュールされるように、それぞれの再送信を構成することができる。
第4の例では、RARが、システム700内で最小遅延とともに送られるように構成され得る。したがって、たとえば、RN110は、リレーハンドオーバに関して実行されるランダムアクセスシグナリングの後に、RARがターゲットeNB130から受信され得る最大許容時間間隔に対応する標準のUEと比較して減少されたタイムウィンドウを有することができる。相応して、ターゲットeNB130は、RN110のハンドオーバに関してRN110によって与えられるランダムアクセスシグナリングに応答して、RARがRN110に送信される時間間隔の減少とともに構成され得る。一例では、RARが許容タイムウィンドウ内にRN110に到着しなかった場合、RN110はランダムアクセスシグナリングの再送信をダイレクトすることができ、および/または場合によってはアクセス試行が反復され得る。したがって、このようにしてリレーハンドオーバに関係するランダムアクセス手順のための低減された時間間隔を利用することによって、リレーハンドオーバは、標準のUEの場合と比較してランダムアクセス手順の障害時に実質的に迅速に(たとえば、ミリ秒程度で)再始動され得ることが諒解できよう。
一態様によれば、リレーハンドオーバに関連するQoS目標を保証するための上記で提供した技法のうちの1つまたは複数は、RN110に関連するユーザの数に基づいて調整可能であり得る。したがって、たとえば、RN110が、皆無であるかまたは実質的に少数のユーザに関連付けられている場合、RN110のハンドオーバは、UEのハンドオーバと同様の方法で行われ得る。別の例では、RN110のリレーハンドオーバのために利用される技法の数および/または範囲は、RN110によってサービスされるユーザの数に基づいてスケーラブルであり得る。
別の態様によれば、RN110は、ハンドオーバするとき、2つ以上の候補ターゲットeNBを有することができる。候補ターゲットeNBのこのセットは、RN110、RN110のサービングeNB、および/または任意の他の好適なエンティティによって管理され得る。したがって、初期ハンドオーバ試行が失敗した場合、RN110のサービングeNBは、代替候補eNBにハンドオーバするようにリレーに命令することができる。別の例では、RN110は、候補ターゲットeNBリスト722に対応する候補ターゲットドナーeNBなど、複数の候補ターゲットドナーeNBを識別することができる。その後、ターゲットドナーeNBへのリレーハンドオーバの失敗を検出したことに応答して、ターゲットeNB選択器716または他の手段は、複数の候補ターゲットドナーeNBから選択された候補ターゲットドナーeNBへの代替リレーハンドオーバを初期化することができる。
次に図8〜図14を参照すると、本明細書に記載の様々な態様に従って実行され得る方法が示されている。説明を簡潔にする目的で、方法を一連の行為として図示し説明するが、いくつかの行為は、1つまたは複数の態様によれば、本明細書で図示し説明する順序とは異なる順序で、および/または他の行為と同時に行われ得るので、方法は行為の順序によって限定されないことを理解し、諒解されたい。たとえば、方法は、状態図など、一連の相互に関係する状態またはイベントとして代替的に表現され得ることを、当業者は理解し、諒解するであろう。さらに、1つまたは複数の態様による方法を実装するために、図示のすべての行為が必要とされるわけではない。
図8を参照すると、ワイヤレス通信環境内でリレーノードのモビリティを管理するための第1の方法800が示されている。方法800は、たとえば、リレーノード(たとえば、RN110)および/または任意の他の適切なネットワークエンティティによって実行され得ることを諒解されたい。方法800はブロック802において開始し、ソースドナーセル(たとえば、ソースeNB120)からターゲットドナーセル(たとえば、ターゲットeNB130)へのハンドオーバを初期化する。ブロック804において、ハンドオーバの初期化に応答してターゲットドナーセルからリレー構成メッセージングを受信する。ブロック806において、リレー構成メッセージングに基づいて1つまたは複数のリレーバックホール制御チャネルを構成することに少なくとも部分的によってターゲットドナーセルとの接続を確立する。
次に図9を参照すると、ワイヤレス通信環境内でリレーノードのモビリティを管理するための第2の方法900の流れ図が示されている。方法900は、たとえば、リレーハンドオーバのターゲットドナーセル(たとえば、ターゲットeNB130)および/または任意の他の適切なネットワークエンティティによって実行され得る。方法900はブロック902において開始し、ネットワーク装置(たとえば、RN110)のハンドオーバに関連するネットワーク装置に対する通信サービスの要求された初期化を検出する。ブロック904において、ネットワーク装置をリレーノードとして識別する。ブロック906において、ネットワーク装置をリレーノードとして識別したことに応答してネットワーク装置にリレー構成メッセージングを通信することに少なくとも部分的によって1つまたは複数のリレーバックホール制御チャネル上でネットワーク装置との通信を確立する。
図10に、ワイヤレス通信環境内でリレーノードのモビリティを管理するための第3の方法1000を示す。方法1000は、たとえば、リレーハンドオーバのソースドナーセル(たとえば、ソースeNB120)および/または任意の他の好適なネットワークエンティティによって実行され得る。方法1000はブロック1002において開始し、関連するリレーノードに対応するアクセス/バックホールリソース区分に関係する情報を取得する。ブロック1004において、ターゲットセルへの関連するリレーノードの要求されたハンドオーバを検出する。ブロック1006において、要求されたハンドオーバに関するターゲットセルにアクセス/バックホールリソース区分を示す。
次に図11を参照すると、ワイヤレス通信環境内でリレーノードのモビリティを管理するための第4の方法1100が示されている。方法1100は、たとえば、リレーハンドオーバの宛先セルおよび/または任意の他の適切なネットワークエンティティによって実行され得る。方法1100はブロック1102において開始し、ソースセルからのリレーノードの要求されたハンドオーバを検出する。ブロック1104において、要求されたハンドオーバに関するソースセルから、リレーノードのためにソースセルによって利用されるアクセス/バックホールリソース区分に関係する情報を受信する。ブロック1106において、ソースセルから受信された情報に少なくとも部分的に基づいてリレーノードに対応するアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの割振りを構成する。
図12を参照すると、ワイヤレス通信環境内でリレーノードのモビリティを管理するための第5の方法1200の流れ図が示されている。方法1200は、たとえば、リレーノードおよび/または任意の他の適切なネットワークエンティティによって実行され得る。方法1200はブロック1202において開始し、リレー通信に関連するアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの割振りを識別する。ブロック1204において、ソースeNBから宛先eNBへのハンドオーバを初期化する。ブロック1206において、宛先eNBによって利用されるアクセス/バックホールサブフレーム割振りに関係する情報を取得する。ブロック1208において、宛先eNBによって利用されるアクセス/バックホールサブフレーム割振りに基づいてアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの割振りにおいて1つまたは複数のサブフレームを調整する。
図13に、ワイヤレス通信環境内でリレーノードのモビリティを管理するための第6の方法1300を示す。方法1300は、たとえば、リレーハンドオーバに関与するドナーセルおよび/または任意の他の好適なネットワークエンティティによって実行され得る。方法1300はブロック1302において開始し、リレーノードのハンドオーバに関連するリレーノードに対する通信サービスの要求された初期化を検出する。ブロック1304において、リレーノードのハンドオーバのQoS要件を識別する。ブロック1306において、リレーノードのハンドオーバのQoS要件が実質的に保持されるようにリレーノードのハンドオーバに関する通信をダイレクトする。
図14に、ワイヤレス通信環境内でリレーノードのモビリティを管理するための第7の方法1400を示す。方法1400は、たとえば、リレーノードおよび/または任意の他の好適なネットワークエンティティによって実行され得る。方法1400はブロック1402において開始し、ターゲットドナーeNBへのリレーハンドオーバを初期化する。ブロック1404において、リレーハンドオーバのQoS要件を識別する。ブロック1406において、リレーハンドオーバのQoS要件が実質的に保持されるようにリレーハンドオーバに関する通信をダイレクトする。
次に図15〜図21を参照すると、本明細書の様々な態様に関して利用され得るそれぞれの装置1500〜2100が示されている。装置1500〜2100は機能ブロックを含むものとして表されており、その機能ブロックは、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組合せ(たとえば、ファームウェア)によって実装される機能を表す機能ブロックとすることができることを諒解されたい。
最初に図15に参照すると、ワイヤレス通信システム内でリレーノードハンドオーバの調整を可能にする第1の装置1500が示されている。装置1500は、リレーノード(たとえば、RN110)および/または任意の他の好適なネットワークエンティティによって実装され得、ドナーeNBへのハンドオーバに関係する構成メッセージングをドナーeNBから取得するためのモジュール1502と、構成メッセージングに少なくとも部分的に基づいてドナーeNBとの通信のための1つまたは複数のリレーバックホール制御チャネルを初期化するためのモジュール1504とを含むことができる。
図16に、ワイヤレス通信システム内でリレーノードハンドオーバの調整を可能にする第2の装置1600を示す。装置1600は、リレーハンドオーバのターゲットドナーセル(たとえば、ターゲットeNB130)および/または任意の他の好適なネットワークエンティティによって実装され得、ネットワークデバイスのハンドオーバに関係するネットワークデバイスに対する通信サービスの要求された初期化を識別するためのモジュール1602と、ネットワークデバイスをリレーノードとして識別するためのモジュール1604と、ネットワークデバイスをリレーノードとして識別したことに応答してネットワークデバイスとの通信のための1つまたは複数のリレーバックホール制御チャネルを確立するためのモジュール1606とを含むことができる。
次に図17を参照すると、ワイヤレス通信システム内でリレーノードハンドオーバの調整を可能にする第3の装置1700が示されている。装置1700は、リレーハンドオーバのソースドナーセル(たとえば、ソースeNB120)および/または任意の他の好適なネットワークエンティティによって実装され得、リレーノードに対応するアクセスリソースとバックホールリソースとを識別するためのモジュール1702と、リレーノードの要求されたハンドオーバに対応するターゲットセルにアクセスリソースとバックホールリソースとの識別を示すためのモジュール1704とを含むことができる。
次に図18を参照すると、ワイヤレス通信システム内でリレーノードハンドオーバの調整を可能にする第4の装置1800が示されている。装置1800は、リレーハンドオーバに関与するターゲットeNBおよび/または任意の他の好適なネットワークエンティティによって実装され得、ソースeNBからのリレーノードの要求されたハンドオーバに応答して、ソースeNBから、リレーノードのためにソースeNBによって利用されるアクセスリソースとバックホールリソースとの区分に関係する情報を受信するためのモジュール1802と、ソースeNBから受信された情報に少なくとも部分的に基づいてリレーノードのためのアクセスリソースとバックホールリソースとを割り振るためのモジュール1804とを含むことができる。
図19に、ワイヤレス通信システム内でリレーノードハンドオーバの調整を可能にする第5の装置1900を示す。装置1900は、リレーおよび/または任意の他の好適なネットワークエンティティによって実装され得、リレー通信に関連するアクセスリソースとバックホールリソースとの割振りを識別するためのモジュール1902と、ターゲットセルへのリレーハンドオーバを初期化するためのモジュール1904と、ターゲットセルに関連するアクセス/バックホールリソース区分に基づいてアクセスリソースとバックホールリソースとの割振りの少なくとも一部を調整するためのモジュール1906とを含むことができる。
図20を参照すると、ワイヤレス通信システム内でリレーノードハンドオーバの調整を可能にする第6の装置2000が示されている。装置2000は、リレーハンドオーバを行うドナーeNBおよび/または任意の他の好適なネットワークエンティティによって実装され得、リレーノードのハンドオーバの初期化と、リレーノードのハンドオーバに関連するQoS要件とを検出するためのモジュール2002と、リレーノードのハンドオーバに関連するQoS要件が実質的に満たされるようにリレーノードのハンドオーバに関係する通信を管理するためのモジュール2004とを含むことができる。
図21に、ワイヤレス通信システム内でリレーノードハンドオーバの調整を可能にする第7の装置2100を示す。装置2100は、リレーノードおよび/または任意の他の好適なネットワークエンティティによって実装され得、リレーハンドオーバのターゲットセルと、リレーハンドオーバに関連するQoS要件とを識別するためのモジュール2102と、リレーハンドオーバに関連するQoS要件が実質的に満たされるようにリレーハンドオーバに関係する通信を管理するためのモジュール2104とを含むことができる。
次に図22を参照すると、様々な態様によるワイヤレス多元接続通信システムの図が与えられている。一例では、アクセスポイント2200(AP)は複数のアンテナグループを含む。図22に示すように、1つのアンテナグループはアンテナ2204および2206を含み、別のアンテナグループはアンテナ2208および2210を含み、別のアンテナグループはアンテナ2212および2214を含むことができる。図22では、アンテナグループごとに2つのアンテナのみが示されているが、アンテナグループごとにより多いまたはより少ないアンテナが利用され得ることを諒解されたい。別の例では、アクセス端末2216はアンテナ2212および2214と通信中であり得、アンテナ2212および2214は、順方向リンク2220上でアクセス端末2216に情報を送信し、逆方向リンク2218上でアクセス端末2216から情報を受信する。追加および/または代替として、アクセス端末2222はアンテナ2206および2208と通信中であり得、アンテナ2206および2208は、順方向リンク2226上でアクセス端末2222に情報を送信し、逆方向リンク2224上でアクセス端末2222から情報を受信する。周波数分割複信システムでは、通信リンク2218、2220、2224および2226は、通信のための異なる周波数を使用することができる。たとえば、順方向リンク2220は、逆方向リンク2218によって使用される周波数とは異なる周波数を使用し得る。
アンテナの各グループ、および/またはアンテナが通信するように設計されたエリアは、アクセスポイントのセクタと呼ばれることがある。一態様によれば、アンテナグループは、アクセスポイント2200によってカバーされるエリアのセクタ中でアクセス端末に通信するように設計され得る。順方向リンク2220および2226上の通信では、アクセスポイント2200の送信アンテナは、異なるアクセス端末2216および2222に対して順方向リンクの信号対雑音比を改善するためにビームフォーミングを利用することができる。また、アクセスポイントが、ビームフォーミングを使用して、そのカバレージ中にランダムに分散されたアクセス端末に送信するほうが、アクセスポイントが単一のアンテナを介してすべてのそのアクセス端末に送信するよりも、隣接セル中のアクセス端末への干渉が小さくなる。
アクセスポイント、たとえばアクセスポイント2200は、端末と通信するために使用される固定局とすることができ、基地局、eNB、アクセスネットワーク、および/または他の好適な用語で呼ばれることもある。さらに、アクセス端末、たとえばアクセス端末2216または2222は、モバイル端末、ユーザ機器、ワイヤレス通信デバイス、端末、ワイヤレス端末、および/または他の適切な用語で呼ばれることもある。
次に図23を参照すると、本明細書で説明する様々な態様が機能することができる、例示的なワイヤレス通信システム2300を示すブロック図が与えられている。一例では、システム2300は、送信機システム2310と受信機システム2350とを含む多入力多出力(MIMO)システムである。ただし、送信機システム2310および/または受信機システム2350は、たとえば、(たとえば、基地局上の)複数の送信アンテナが1つまたは複数のシンボルストリームを単一のアンテナデバイス(たとえば、移動局)に送信することができる、多入力単出力システムにも適用され得ることを諒解されたい。さらに、本明細書で説明する送信機システム2310および/または受信機システム2350の態様は、単出力単入力アンテナシステムに関して利用され得ることを諒解されたい。
一態様によれば、送信機システム2310において、いくつかのデータストリームのトラフィックデータがデータソース2312から送信(TX)データプロセッサ2323に供給される。一例では、各データストリームは、次いで、それぞれの送信アンテナ2324を介して送信され得る。さらに、TXデータプロセッサ2314は、コード化データを供給するために、それぞれのデータストリーム用に選択された特定のコーディング方式に基づいて、データストリームごとにトラフィックデータをフォーマットし、符号化し、インターリーブすることができる。一例では、各データストリームのコード化データは、次いで、OFDM技法を使用してパイロットデータで多重化され得る。パイロットデータは、たとえば、既知の方法で処理される既知のデータパターンとすることができる。さらに、パイロットデータは、チャネル応答を推定するために受信機システム2350において使用され得る。送信機システム2310に戻ると、各データストリームの多重化されたパイロットデータおよびコーディングされたデータは、変調シンボルを供給するために、それぞれのデータストリーム用に選択された特定の変調方式(たとえば、BPSK、QSPK、M−PSK、またはM−QAM)に基づいて変調(たとえば、シンボルマッピング)され得る。一例では、各データストリームのデータレート、コーディング、および変調は、プロセッサ2330上で実行される命令および/またはプロセッサ2330によって与えられる命令によって判断され得る。
次に、すべてのデータストリームの変調シンボルはTX MIMOプロセッサ2320に供給され得、TX MIMOプロセッサ2320は、(たとえば、OFDM用に)変調シンボルをさらに処理することができる。次いで、TX MIMOプロセッサ2320は、NT個の変調シンボルストリームをNT個のトランシーバ2322a〜2322tに供給することができる。一例では、各トランシーバ2322は、それぞれのシンボルストリームを受信し、処理して、1つまたは複数のアナログ信号を供給することができる。次いで、各トランシーバ2322は、それらのアナログ信号をさらに調整(たとえば、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)して、MIMOチャネルを介して送信するのに適した変調信号を供給することができる。したがって、トランシーバ2322a〜2322tからのNT個の変調信号は、次いで、それぞれ、NT個のアンテナ2324a〜2324tから送信され得る。
別の態様によれば、送信された変調信号は、NR個のアンテナ2352a〜2352rによって受信機システム2350において受信され得る。次いで、各アンテナ2352から受信され信号は、それぞれのトランシーバ2354に供給され得る。一例では、各トランシーバ2354は、それぞれの受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、およびダウンコンバート)し、調整された信号をデジタル化して、サンプルを供給し、次いで、それらのサンプルを処理して、対応する「受信」シンボルストリームを供給することができる。次いで、RX MIMO/データプロセッサ2360は、特定の受信機処理技法に基づいてNR個のトランシーバ2354からNR個の受信シンボルストリームを受信し、処理して、NT個の「検出」シンボルストリームを供給することができる。一例では、各検出シンボルストリームは、対応するデータストリームに関して送信される変調シンボルの推定であるシンボルを含むことができる。次いで、RXプロセッサ2360は、各検出シンボルストリームを復調し、デインターリーブし、復号することに少なくとも部分的によって各シンボルストリームを処理して、対応するデータストリームに関するトラフィックデータを回復することができる。したがって、RXデータプロセッサ2360による処理は、送信機システム2310においてTX MIMOプロセッサ2320およびTXデータプロセッサ2314によって実行される処理を補足することができる。RXプロセッサ2360は、さらに、処理されたシンボルストリームをデータシンク2364に供給することができる。
一態様によれば、RXプロセッサ2360によって生成されるチャネル応答推定は、受信機において空間/時間処理を実行し、電力レベルを調整し、変調レートまたは方式を変更し、および/または他の適切なアクションを実行するために使用され得る。さらに、RXプロセッサ2360は、たとえば、検出シンボルストリームの信号対雑音干渉比(SNR)などのチャネル特性をさらに推定することができる。次いで、RXプロセッサ2360は、推定されたチャネル特性をプロセッサ2370に供給することができる。一例では、RXプロセッサ2360および/またはプロセッサ2370は、システムに関する「動作」SNRの推定をさらに導出することができる。次いで、プロセッサ2370は、通信リンクおよび/または受信データストリームに関する情報を備えることができるチャネル状態情報(CSI)を与えることができる。この情報は、たとえば、動作SNRを含むことができる。次いで、CSIは、TXデータプロセッサ2318によって処理され、変調器2380によって変調され、トランシーバ2354a〜2354rによって調整され、送信機システム2310に返信され得る。さらに、受信機システム2350にあるデータソース2316は、TXデータプロセッサ2318によって処理される追加のデータを与えることができる。
送信機システム2310に戻ると、次いで、受信機システム2350からの変調信号は、アンテナ2324によって受信され、トランシーバ2322によって調整され、復調器2340によって復調され、RXデータプロセッサ2342によって処理されて、受信機システム2350によって報告されたCSIを回復することができる。一例では、報告されたCSIは、次いで、1つまたは複数のデータストリームのために使用されるべきデータレートならびにコーディングおよび変調方式を判断するために、プロセッサ2330に供給され、使用され得る。次いで、判断されたコーディングおよび変調方式は、受信機システム2350への後の送信における量子化および/または使用のためにトランシーバ2322に供給され得る。追加および/または代替として、報告されたCSIは、TXデータプロセッサ2314およびTX MIMOプロセッサ2330のための様々な制御を生成するためにプロセッサ2320によって使用され得る。別の例では、RXデータプロセッサ2342によって処理されたCSIおよび/または他の情報はデータシンク2344に供給され得る。
一例では、送信機システム2310にあるプロセッサ2330および受信機システム2350にあるプロセッサ2370は、それらのそれぞれのシステムにおいて動作を指示する。さらに、送信機システム2310にあるメモリ2332および受信機システム2350にあるメモリ2372は、それぞれプロセッサ2330および2370によって使用されるプログラムコードおよびデータの記憶域を与えることができる。さらに、受信機システム2350において、NR個の受信信号を処理して、NT個の送信シンボルストリームを検出するために、様々な処理技法が使用され得る。これらの受信機処理技法は、等化技法とも呼ばれることがある空間および時空間受信機処理技法、および/または「逐次干渉消去」もしくは「逐次消去」受信機処理技法とも呼ばれることがある「逐次ヌル化/等化および干渉消去」受信機処理技法を含むことができる。
本明細書で説明する態様は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、またはそれらの任意の組合せで実装され得ることを理解されたい。システムおよび/または方法は、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェアまたはマイクロコード、プログラムコードまたはコードセグメントにおいて実装した場合、記憶構成要素などの機械可読媒体に記憶され得る。コードセグメントは、プロシージャ、関数、サブプログラム、プログラム、ルーチン、サブルーチン、モジュール、ソフトウェアパッケージ、クラス、または命令、データ構造もしくはプログラムステートメントの任意の組合せを表すことができる。コードセグメントは、情報、データ、引数、パラメータ、またはメモリ内容をパスおよび/または受信することによって、別のコードセグメントまたはハードウェア回路に結合され得る。情報、引数、パラメータ、データなどは、メモリ共有、メッセージパッシング、トークンパッシング、ネットワーク送信などを含む、好適な手段を使用してパス、フォワーディング、または送信され得る。
ソフトウェア実装の場合、本明細書で説明する技法は、本明細書で説明する機能を実行するモジュール(たとえば、プロシージャ、関数など)を用いて実装され得る。ソフトウェアコードは、メモリユニットに記憶され、プロセッサによって実行され得る。メモリユニットは、プロセッサの内部またはプロセッサの外部に実装され、その場合、当技術分野で知られているように様々な手段によってプロセッサに通信可能に結合され得る。
上記の説明は1つまたは複数の態様の例を含む。もちろん、上述の態様について説明する目的で、構成要素または方法のあらゆる考えられる組合せについて説明することは不可能であるが、当業者なら、様々な態様の多数のさらなる組合せおよび置換が可能であることを認識できよう。したがって、説明した態様は、添付の特許請求の範囲の趣旨および範囲内に入るすべてのそのような改変形態、変更形態、および変形形態を包含するものとする。さらに、「含む(include)」という用語は、発明を実施するための形態または特許請求の範囲のいずれかにおいて使用される限り、「備える(comprising)」という用語を採用すると請求項における移行語と解釈されるように「備える(comprising)」と同様に包括的なものとする。さらに、発明を実施するための形態または特許請求の範囲のいずれかで使用される「または(or)」という用語は、「非排他的なまたは(non-exclusive or)」を意味するものとする。
なお、以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]関連するリレーノードに対応するアクセス/バックホールリソース区分に関係する情報を取得することと、
ターゲットセルへの前記関連するリレーノードの要求されたハンドオーバを検出することと、
前記アクセス/バックホールリソース区分に基づく前記ターゲットセルにおけるアクセスリソースとバックホールリソースとの区分を可能にするために、前記要求されたハンドオーバに関する前記ターゲットセルに前記アクセス/バックホールリソース区分を示すことと
を備える、方法。
[C2]前記示すことが、前記要求されたハンドオーバより前に前記ターゲットセルに前記アクセス/バックホールリソース区分を示すことを備える、C1に記載の方法。
[C3]リレーノードと前記リレーノードに対応するアクセス/バックホールリソース区分とに関係するデータを記憶するメモリと、
ターゲットセルへの前記リレーノードの要求されたハンドオーバを検出し、前記要求されたハンドオーバに関する前記ターゲットセルに前記アクセス/バックホールリソース区分を示すように構成されたプロセッサと
を備える、ワイヤレス通信装置。
[C4]リレーノードに対応するアクセスリソースとバックホールリソースとを識別するための手段と、
前記リレーノードの要求されたハンドオーバに対応するターゲットセルに前記アクセスリソースと前記バックホールリソースとの識別を示すための手段と
を備える、装置。
[C5]リレーノードに対応するアクセスリソースとバックホールリソースとを識別することをコンピュータに行わせるためのコードと、
前記リレーノードの要求されたハンドオーバに対応するターゲットセルに前記アクセスリソースと前記バックホールリソースとの識別を示すことをコンピュータに行わせるためのコードと
を備える、コンピュータ可読媒体
を備える、コンピュータプログラム製品。
[C6]ソースセルからのリレーノードの要求されたハンドオーバを検出することと、
前記要求されたハンドオーバに関する前記ソースセルから、前記リレーノードのために前記ソースセルによって利用されるアクセス/バックホールリソース区分に関係する情報を受信することと、
前記ソースセルから受信された情報に少なくとも部分的に基づいて前記リレーノードに対応するアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの割振りを構成することと
を備える、方法。
[C7]前記受信することが、前記要求されたハンドオーバより前に前記ソースセルから前記情報を受信することを備える、C6に記載の方法。
[C8]前記構成することが、前記リレーノードのために前記ソースセルによって利用される前記アクセス/バックホールリソース区分を実質的に保持する、前記リレーノードに対応するアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの割振りを構成することを備える、C6に記載の方法。
[C9]前記構成することは、前記リレーノードに関連する割り当てられたランダムアクセスチャネル(RACH)オケージョンが前記リレーノードに対応するアップリンクバックホールサブフレーム上で発生するように、前記リレーノードに対応するアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの割振りを構成することを備える、C6に記載の方法。
[C10]前記構成することは、前記リレーノードに送信されるランダムアクセス応答(RAR)が前記リレーノードに対応するダウンリンクバックホールサブフレーム上で発生するように、前記リレーノードに対応するアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの割振りを構成することを備える、C6に記載の方法。
[C11]前記構成することは、前記リレーノードに対応するそれぞれの非マルチメディアブロードキャストオーバー単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームがアクセスサブフレームとして割り振られるように、前記リレーノードに対応するアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの割振りを構成することを備える、C6に記載の方法。
[C12]前記構成することが、
前記リレーノードに対応するサブフレームオフセットを識別することと、
所与の無線フレーム内で1つまたは複数の所定の非MBSFNサブフレーム位置に関係する情報を取得することと、
前記リレーノードに対応する前記サブフレームオフセットに基づいて前記リレーノードに関して前記所与の無線フレーム内で前記1つまたは複数の所定の非MBSFNサブフレーム位置を判断することと
をさらに備える、C11に記載の方法。
[C13]前記リレーノードに対応するアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの前記割振りを示す情報を前記リレーノードに送信することをさらに備える、C6に記載の方法。
[C14]前記送信することが、前記リレーノードの前記要求されたハンドオーバ中に、または前記リレーノードの前記要求されたハンドオーバ後に前記情報を前記リレーノードに送信することを備える、C13に記載の方法。
[C15]前記送信することが、ユニキャストレイヤ3(L3)シグナリングを使用して前記情報を前記リレーノードに送信することを備える、C13に記載の方法。
[C16]リレーノードと、ソースセルと、前記ソースセルからの前記リレーノードの要求されたハンドオーバとに関係するデータを記憶するメモリと、
前記要求されたハンドオーバに関する前記ソースセルから、前記リレーノードのために前記ソースセルによって利用されるアクセス/バックホールリソース区分に関係する情報を受信し、前記ソースセルから受信された前記情報に少なくとも部分的に基づいて前記リレーノードに対応するアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの割振りを判断するように構成されたプロセッサと
を備える、ワイヤレス通信装置。
[C17]前記プロセッサが、前記リレーノードのために前記ソースセルによって利用される前記アクセス/バックホールリソース区分を実質的に保持する、前記リレーノードに対応するアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの割振りを判断するようにさらに構成された、C16に記載のワイヤレス通信装置。
[C18]前記プロセッサは、前記リレーノードに関連する割り当てられたランダムアクセスチャネル(RACH)オケージョンが前記リレーノードに対応するアップリンクバックホールサブフレーム上で発生するように、前記リレーノードに対応するアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの割振りを判断するようにさらに構成された、C16に記載のワイヤレス通信装置。
[C19]前記プロセッサは、前記リレーノードに送信されるランダムアクセス応答(RAR)が、前記リレーノードに対応するダウンリンクバックホールサブフレーム上で発生するように前記リレーノードに対応するアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの割振りを判断するようにさらに構成された、C16に記載のワイヤレス通信装置。
[C20]前記プロセッサは、前記リレーノードに対応するそれぞれの非マルチメディアブロードキャストオーバー単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームがアクセスサブフレームとして割り振られるように前記リレーノードに対応するアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの割振りを判断するようにさらに構成された、C16に記載のワイヤレス通信装置。
[C21]前記プロセッサが、前記リレーノードに対応するアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの前記割振りに関係する情報を前記リレーノードに送信するようにさらに構成された、C16に記載のワイヤレス通信装置。
[C22]前記プロセッサが、前記リレーノードの前記要求されたハンドオーバ中に、または前記リレーノードの前記要求されたハンドオーバ後にユニキャストレイヤ3(L3)シグナリングを介して前記情報を前記リレーノードに送信するようにさらに構成された、C21に記載のワイヤレス通信装置。
[C23]ソース発展型ノードB(eNB)からのリレーノードの要求されたハンドオーバに応答して、前記ソースeNBから、前記リレーノードのために前記ソースeNBによって利用されるアクセスリソースとバックホールリソースとの区分に関係する情報を受信するための手段と、
前記ソースeNBから受信された情報に少なくとも部分的に基づいて前記リレーノードのためのアクセスリソースとバックホールリソースとを割り振るための手段と
を備える、装置。
[C24]前記割り振るための手段は、前記リレーノードに関連する割り当てられたランダムアクセスチャネル(RACH)オケージョンが前記リレーノードに対応するアップリンクバックホールサブフレーム上で発生するように、前記リレーノードのためのアクセスリソースとバックホールリソースとを割り振るための手段を備える、C23に記載の装置。
[C25]前記割り振るための手段は、前記リレーノードに送信されるランダムアクセス応答(RAR)が前記リレーノードに対応するダウンリンクバックホールサブフレーム上で発生するように、前記リレーノードのためのアクセスリソースとバックホールリソースとを割り振るための手段を備える、C23に記載の装置。
[C26]前記割り振るための手段が、前記リレーノードに対応するそれぞれの非マルチメディアブロードキャストオーバー単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームがアクセスサブフレームとして割り振られるように、前記リレーノードのためのアクセスリソースとバックホールリソースとを割り振るための手段を備える、C23に記載の装置。
[C27]前記リレーノードのための前記アクセスリソースと前記バックホールリソースとを示す情報を前記リレーノードに通信するための手段をさらに備える、C23に記載の装置。
[C28]ソース発展型ノードB(eNB)からのリレーノードの要求されたハンドオーバに応答して、前記ソースeNBから、前記リレーノードのために前記ソースeNBによって利用されるアクセスリソースとバックホールリソースとの区分に関係する情報を受信することをコンピュータに行わせるためのコードと、
前記ソースeNBから受信された前記情報に少なくとも部分的に基づいて前記リレーノードのためのアクセスリソースとバックホールリソースとを割り振ることをコンピュータに行わせるためのコードと
を備えるコンピュータ可読媒体
を備える、コンピュータプログラム製品。
[C29]リレー通信に関連するアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの割振りを識別することと、
ソース発展型ノードB(eNB)から宛先eNBへのハンドオーバを初期化することと、
前記宛先eNBによって利用されるアクセス/バックホールサブフレーム割振りに関係する情報を取得することと、
前記宛先eNBによって利用される前記アクセス/バックホールサブフレーム割振りに基づいてアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの前記割振りにおいて1つまたは複数のサブフレームを調整することと
を備える、方法。
[C30]前記調整することが、前記ハンドオーバより前にアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの前記割振りにおいて1つまたは複数のサブフレームを調整することを備える、C29に記載の方法。
[C31]前記調整することが、前記宛先eNBによって利用されるランダムアクセスチャネル(RACH)割振りに応答してアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの前記割振りにおいて1つまたは複数のサブフレームを調整することを備える、C29に記載の方法。
[C32]前記調整することは、前記宛先eNBによって割り当てられたRACHオケージョンが前記宛先eNBとのアップリンクバックホールサブフレーム上で発生するように、アクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの前記割振りにおいて1つまたは複数のサブフレームを調整することをさらに備える、C31に記載の方法。
[C33]前記調整することは、前記宛先eNBによって送信されるランダムアクセス応答(RAR)がダウンリンクバックホールサブフレーム上で発生するように、アクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの前記割振りにおいて1つまたは複数のサブフレームを調整することをさらに備える、C31に記載の方法。
[C34]前記調整することは、前記宛先eNBによって利用される前記アクセス/バックホールサブフレーム割振りとの実質的なコンフォーマンスを可能にするために、アクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの前記割振りにおいて1つまたは複数のサブフレームを調整することを備える、C29に記載の方法。
[C35]前記調整したことの結果を1つまたは複数のサービスされるユーザ機器ユニット(UE)に示すことをさらに備える、C29に記載の方法。
[C36]前記調整することは、それぞれの非マルチメディアブロードキャストオーバー単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームがアクセスサブフレームとして割り振られるように、アクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの前記割振りにおいて1つまたは複数のサブフレームを調整することを備える、C29に記載の方法。
[C37]ソース発展型ノードB(eNB)と宛先eNBとに関係するデータを記憶するメモリと、
リレー通信に関連するアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの割振りを識別し、前記ソースeNBから前記宛先eNBへのハンドオーバを初期化し、前記宛先eNBによって利用されるアクセス/バックホールサブフレーム割振りに関係する情報を取得し、前記宛先eNBによって利用される前記アクセス/バックホールサブフレーム割振りに基づいてアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの前記割振りにおいて1つまたは複数のサブフレームを調整するように構成されたプロセッサと
を備える、ワイヤレス通信装置。
[C38]前記プロセッサが、前記宛先eNBによって利用されるランダムアクセスチャネル(RACH)割振りに応答してアクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの前記割振りにおいて1つまたは複数のサブフレームを調整するようにさらに構成された、C37に記載のワイヤレス通信装置。
[C39]前記プロセッサは、前記宛先eNBによって割り当てられたRACHオケージョンが前記宛先eNBとのアップリンクバックホールサブフレーム上で発生するように、アクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの前記割振りにおいて1つまたは複数のサブフレームを調整するようにさらに構成された、C38に記載のワイヤレス通信装置。
[C40]前記プロセッサは、前記宛先eNBによって送信されるランダムアクセス応答(RAR)がダウンリンクバックホールサブフレーム上で発生するように、アクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの前記割振りにおいて1つまたは複数のサブフレームを調整するようにさらに構成された、C38に記載のワイヤレス通信装置。
[C41]前記プロセッサは、それぞれの非マルチメディアブロードキャストオーバー単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームがアクセスサブフレームとして割り振られるように、アクセスサブフレームとバックホールサブフレームとの前記割振りにおいて1つまたは複数のサブフレームを調整するようにさらに構成された、C37に記載のワイヤレス通信装置。
[C42]リレー通信に関連するアクセスリソースとバックホールリソースとの割振りを識別するための手段と、
ターゲットセルへのリレーハンドオーバを初期化するための手段と、
前記ターゲットセルに関連するアクセス/バックホールリソース区分に基づいてアクセスリソースとバックホールリソースとの前記割振りの少なくとも一部を調整するための手段と
を備える、装置。
[C43]前記調整するための手段は、前記ターゲットセルによって割り当てられたランダムアクセスチャネル(RACH)オケージョンが前記ターゲットセルとのアップリンクバックホールサブフレーム上で発生するように、アクセスリソースとバックホールリソースとの前記割振りの少なくとも一部を調整するための手段を備える、C42に記載の装置。
[C44]前記調整するための手段は、前記ターゲットセルによって送信されるランダムアクセス応答(RAR)がダウンリンクバックホールサブフレーム上で発生するように、アクセスリソースとバックホールリソースとの前記割振りの少なくとも一部を調整するための手段を備える、C42に記載の装置。
[C45]前記調整するための手段は、それぞれの非マルチメディアブロードキャストオーバー単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームがアクセスサブフレームとして割り振られるように、アクセスリソースとバックホールリソースとの前記割振りの少なくとも一部を調整するための手段を備える、C42に記載の装置。
[C46]リレー通信に関連するアクセスリソースとバックホールリソースとの割振りを識別することをコンピュータに行わせるためのコードと、
ターゲットセルへのリレーハンドオーバを初期化することをコンピュータに行わせるためのコードと、
前記ターゲットセルに関連するアクセス/バックホールリソース区分に基づいてアクセスリソースとバックホールリソースとの前記割振りの少なくとも一部を調整することをコンピュータに行わせるためのコードと
を備える、コンピュータ可読媒体
を備える、コンピュータプログラム製品。
[C47]リレーノードのハンドオーバに関連する前記リレーノードに対する通信サービスの要求された初期化を検出することと、
前記リレーノードの前記ハンドオーバのサービス品質(QoS)要件を識別することと、
前記リレーノードの前記ハンドオーバの前記QoS要件が実質的に保持されるように前記リレーノードの前記ハンドオーバに関する通信をダイレクトすることと
を備える、方法。
[C48]前記ダイレクトすることは、前記リレーノードの前記ハンドオーバの前記QoS要件が実質的に保持されるように、前記リレーノードの前記ハンドオーバに関連するランダムアクセスシグナリングの通信をダイレクトすることを備える、C47に記載の方法。
[C49]前記ダイレクトすることが、前記ランダムアクセスシグナリングに関連するそれぞれのプリアンブルシーケンスの長さを増加させることをさらに備える、C48に記載の方法。
[C50]前記ダイレクトすることは、前記リレーノードの前記ハンドオーバに関して前記リレーノードによって与えられるランダムアクセスシグナリングに応答して、ランダムアクセス応答(RAR)が前記リレーノードに送信される時間間隔を減少させることをさらに備える、C48に記載の方法。
[C51]前記ダイレクトすることが、
前記リレーノードの前記ハンドオーバに関して前記リレーノードに関連するランダムアクセス領域を識別することと、
前記リレーノードに関連する前記ランダムアクセス領域上での送信をスケジュールするのを控えることと
を備える、C47に記載の方法。
[C52]前記ダイレクトすることは、前記リレーノードの前記ハンドオーバに関して前記リレーノードに関連する前記ランダムアクセス領域と潜在的に競合するものとして識別されたそれぞれの再送信が、前記リレーノードに関連する前記ランダムアクセス領域に対応するリソースとは異なるリソース上で適応的にスケジュールされるように、それぞれの再送信を構成することをさらに備える、C51に記載の方法。
[C53]リレーノードに関係するデータを記憶するメモリと、
リレーノードのハンドオーバに関連する前記リレーノードに対する通信サービスの要求された初期化を検出し、前記リレーノードの前記ハンドオーバのサービス品質(QoS)要件を識別し、前記リレーノードの前記ハンドオーバの前記QoS要件が実質的に保持されるように前記リレーノードの前記ハンドオーバに関する通信をダイレクトするように構成されたプロセッサと
を備える、ワイヤレス通信装置。
[C54]前記プロセッサが、前記リレーノードの前記ハンドオーバに関連するランダムアクセスシグナリングのそれぞれのプリアンブルシーケンスの長さを増加させるようにさらに構成された、C53に記載のワイヤレス通信装置。
[C55]前記プロセッサは、前記リレーノードの前記ハンドオーバに関して前記リレーノードによって与えられるランダムアクセスシグナリングに応答して、ランダムアクセス応答(RAR)が前記リレーノードに送信される時間間隔を減少させるようにさらに構成された、C53に記載のワイヤレス通信装置。
[C56]前記プロセッサが、前記リレーノードの前記ハンドオーバに関して前記リレーノードに関連するランダムアクセス領域を識別し、前記リレーノードに関連する前記ランダムアクセス領域上での送信または再送信をスケジュールするのを控えるようにさらに構成された、C53に記載のワイヤレス通信装置。
[C57]リレーノードのハンドオーバの初期化と、前記リレーノードの前記ハンドオーバに関連するサービス品質(QoS)要件とを検出するための手段と、
前記リレーノードの前記ハンドオーバに関連する前記QoS要件が実質的に満たされるように前記リレーノードの前記ハンドオーバに関係する通信を管理するための手段と
を備える、装置。
[C58]前記管理するための手段が、前記リレーノードの前記ハンドオーバに関連するランダムアクセスシグナリングのそれぞれのプリアンブルシーケンスの長さを増加させるための手段を備える、C57に記載の装置。
[C59]前記管理するための手段は、前記リレーノードの前記ハンドオーバに関して前記リレーノードによって与えられるランダムアクセスシグナリングに応答して、ランダムアクセス応答(RAR)が前記リレーノードに送信される時間間隔を減少させるための手段を備える、C57に記載の装置。
[C60]前記管理するための手段が、
前記リレーノードの前記ハンドオーバに関して前記リレーノードに関連するランダムアクセス領域を識別するための手段と、
前記リレーノードに関連する前記ランダムアクセス領域上での送信または再送信をスケジュールするのを控えるための手段と
を備える、C57に記載の装置。
[C61]リレーノードのハンドオーバの初期化と、前記リレーノードの前記ハンドオーバに関連するサービス品質(QoS)要件とを検出することをコンピュータに行わせるためのコードと、
前記リレーノードの前記ハンドオーバに関連する前記QoS要件が実質的に満たされるように前記リレーノードの前記ハンドオーバに関係する通信を管理することをコンピュータに行わせるためのコードと
を備える、コンピュータ可読媒体
を備える、コンピュータプログラム製品。
[C62]ターゲットドナー発展型ノードB(eNB)へのリレーハンドオーバを初期化することと、
前記リレーハンドオーバのサービス品質(QoS)要件を識別することと、
前記リレーハンドオーバの前記QoS要件が実質的に保持されるように前記リレーハンドオーバに関する通信をダイレクトすることと
を備える、方法。
[C63]前記ダイレクトすることは、前記リレーハンドオーバの前記QoS要件が実質的に保持されるように、前記リレーハンドオーバに関連するランダムアクセスシグナリングの通信をダイレクトすることを備える、C62に記載の方法。
[C64]前記ダイレクトすることが、前記リレーハンドオーバに関して実行される初期ランダムアクセスシグナリングの送信電力を増加させることをさらに備える、C63に記載の方法。
[C65]前記増加させることが、あらかじめ定義されたリレー電力オフセットに基づいて前記初期ランダムアクセスシグナリングの前記送信電力を増加させることを備える、C64に記載の方法。
[C66]前記ダイレクトすることは、前記リレーハンドオーバに関して実行されるランダムアクセスシグナリングの後に、ランダムアクセス応答(RAR)が前記ターゲットドナーeNBから受信され得る最大許容時間間隔を減少させることをさらに備える、C63に記載の方法。
[C67]前記ダイレクトすることは、RARが前記最大許容時間間隔内に受信されなかった場合、前記ランダムアクセスシグナリングの再送信をダイレクトすることをさらに備える、C66に記載の方法。
[C68]前記ダイレクトすることが、
複数の候補ターゲットドナーeNBを識別することと、
前記ターゲットドナーeNBへの前記リレーハンドオーバの失敗を検出することと、
前記ターゲットドナーeNBへの前記リレーハンドオーバの前記失敗を検出したことに応答して、前記複数の候補ターゲットドナーeNBから選択された候補ターゲットドナーeNBへの代替リレーハンドオーバを初期化することと
を備える、C62に記載の方法。
[C69]ターゲットドナー発展型ノードB(eNB)に関係するデータを記憶するメモリと、
前記ターゲットドナーeNBへのリレーハンドオーバを初期化し、前記リレーハンドオーバのサービス品質(QoS)要件を識別し、前記リレーハンドオーバの前記QoS要件が実質的に保持されるように前記リレーハンドオーバに関する通信をダイレクトするように構成されたプロセッサと
を備える、ワイヤレス通信装置。
[C70]前記プロセッサが、前記リレーハンドオーバに関して実行される初期ランダムアクセスシグナリングの送信電力を増加させるようにさらに構成された、C69に記載のワイヤレス通信装置。
[C71]前記プロセッサは、前記リレーハンドオーバに関して実行されるランダムアクセスシグナリングの後に、ランダムアクセス応答(RAR)が前記ターゲットドナーeNBから受信され得る最大許容時間間隔を減少させるようにさらに構成された、C69に記載のワイヤレス通信装置。
[C72]前記メモリが、複数の候補ターゲットドナーeNBに関係するデータをさらに記憶し、
前記プロセッサが、前記ターゲットドナーeNBへの前記リレーハンドオーバの失敗を検出し、前記ターゲットドナーeNBへの前記リレーハンドオーバの前記失敗を検出したことに応答して、前記複数の候補ターゲットドナーeNBから選択された候補ターゲットドナーeNBへの代替リレーハンドオーバを初期化するようにさらに構成された
C69に記載のワイヤレス通信装置。
[C73]リレーハンドオーバのターゲットセルと、前記リレーハンドオーバに関連するサービス品質(QoS)要件とを識別するための手段と、
前記リレーハンドオーバに関連する前記QoS要件が実質的に満たされるように前記リレーハンドオーバに関係する通信を管理するための手段と
を備える、装置。
[C74]前記管理するための手段が、前記リレーハンドオーバに関して実行される初期ランダムアクセスシグナリングの送信電力を増加させるための手段を備える、C73に記載の装置。
[C75]前記管理するための手段は、前記リレーハンドオーバに関して実行されるランダムアクセスシグナリングの後に、ランダムアクセス応答(RAR)が前記ターゲットセルから受信され得る最大許容時間間隔を減少させるための手段を備える、C73に記載の装置。
[C76]前記管理するための手段が、
複数の候補ターゲットセルを識別するための手段と、
前記ターゲットセルへの前記リレーハンドオーバの失敗を検出するための手段と、
前記ターゲットセルへの前記リレーハンドオーバの前記失敗を検出したことに応答して、前記複数の候補ターゲットセルから選択された候補ターゲットセルへの代替リレーハンドオーバを初期化するための手段と
を備える、C73に記載の装置。
[C77]リレーハンドオーバのターゲットセルと、前記リレーハンドオーバに関連するサービス品質(QoS)要件とを識別することをコンピュータに行わせるためのコードと、
前記リレーハンドオーバに関連する前記QoS要件が実質的に満たされるように前記リレーハンドオーバに関係する通信を管理することをコンピュータに行わせるためのコードと
を備える、コンピュータ可読媒体
を備える、コンピュータプログラム製品。

Claims (29)

  1. リレーノードのモビリティを管理するための方法であって、
    リレーノードのハンドオーバに関連する前記リレーノードに対する通信サービスの要求された初期化を検出することと、
    前記リレーノードの前記ハンドオーバのサービス品質(QoS)要件を識別することと、
    前記リレーノードの前記ハンドオーバの前記QoS要件が実質的に保持されるように前記リレーノードの前記ハンドオーバに関するランダムアクセスシグナリングの通信を管理することと
    を備える、方法。
  2. 前記管理することが、前記ランダムアクセスシグナリングに関連するそれぞれのプリアンブルシーケンスの長さを増加させることをさらに備える、請求項に記載の方法。
  3. 前記管理することは、前記リレーノードの前記ハンドオーバに関して前記リレーノードによって与えられる前記ランダムアクセスシグナリングに応答して、ランダムアクセス応答(RAR)が前記リレーノードに送信される時間間隔を減少させることをさらに備える、請求項に記載の方法。
  4. 前記管理することが、
    前記リレーノードの前記ハンドオーバに関して前記リレーノードに関連するランダムアクセス領域を識別することと、
    前記リレーノードに関連する前記ランダムアクセス領域上での送信をスケジュールするのを控えることと
    を備える、請求項1に記載の方法。
  5. 前記管理することは、前記リレーノードの前記ハンドオーバに関して前記リレーノードに関連する前記ランダムアクセス領域と潜在的に競合するものとして識別されたそれぞれの再送信が、前記リレーノードに関連する前記ランダムアクセス領域に対応するリソースとは異なるリソース上で適応的にスケジュールされるように、それぞれの再送信を構成することをさらに備える、請求項に記載の方法。
  6. リレーノードのモビリティを管理するためのワイヤレス通信装置であって、
    リレーノードに関係するデータを記憶するメモリと、
    前記リレーノードのハンドオーバに関連する前記リレーノードに対する通信サービスの要求された初期化を検出し、前記リレーノードの前記ハンドオーバのサービス品質(QoS)要件を識別し、前記リレーノードの前記ハンドオーバの前記QoS要件が実質的に保持されるように前記リレーノードの前記ハンドオーバに関するランダムアクセスシグナリングの通信を管理するように構成されたプロセッサと
    を備える、ワイヤレス通信装置。
  7. 前記プロセッサが、前記リレーノードの前記ハンドオーバに関連する前記ランダムアクセスシグナリングのそれぞれのプリアンブルシーケンスの長さを増加させるようにさらに構成された、請求項に記載のワイヤレス通信装置。
  8. 前記プロセッサは、前記リレーノードの前記ハンドオーバに関して前記リレーノードによって与えられる前記ランダムアクセスシグナリングに応答して、ランダムアクセス応答(RAR)が前記リレーノードに送信される時間間隔を減少させるようにさらに構成された、請求項に記載のワイヤレス通信装置。
  9. 前記プロセッサが、前記リレーノードの前記ハンドオーバに関して前記リレーノードに関連するランダムアクセス領域を識別し、前記リレーノードに関連する前記ランダムアクセス領域上での送信または再送信をスケジュールするのを控えるようにさらに構成された、請求項に記載のワイヤレス通信装置。
  10. リレーノードのモビリティを管理するための装置であって、
    リレーノードのハンドオーバの初期化と、前記リレーノードの前記ハンドオーバに関連するサービス品質(QoS)要件とを検出するための手段と、
    前記リレーノードの前記ハンドオーバに関連する前記QoS要件が実質的に満たされるように前記リレーノードの前記ハンドオーバに関するランダムアクセスシグナリングの通信を管理するための手段と
    を備える、装置。
  11. 前記管理するための手段が、前記リレーノードの前記ハンドオーバに関連する前記ランダムアクセスシグナリングのそれぞれのプリアンブルシーケンスの長さを増加させるための手段を備える、請求項10に記載の装置。
  12. 前記管理するための手段は、前記リレーノードの前記ハンドオーバに関して前記リレーノードによって与えられる前記ランダムアクセスシグナリングに応答して、ランダムアクセス応答(RAR)が前記リレーノードに送信される時間間隔を減少させるための手段を備える、請求項10に記載の装置。
  13. 前記管理するための手段が、
    前記リレーノードの前記ハンドオーバに関して前記リレーノードに関連するランダムアクセス領域を識別するための手段と、
    前記リレーノードに関連する前記ランダムアクセス領域上での送信または再送信をスケジュールするのを控えるための手段と
    を備える、請求項10に記載の装置。
  14. リレーノードのモビリティを管理するためのコードを記録したコンピュータ可読記録媒体であって、
    リレーノードのハンドオーバの初期化と、前記リレーノードの前記ハンドオーバに関連するサービス品質(QoS)要件とを検出することをコンピュータに行わせるためのコードと、
    前記リレーノードの前記ハンドオーバに関連する前記QoS要件が実質的に満たされるように前記リレーノードの前記ハンドオーバに関するランダムアクセスシグナリングの通信を管理することをコンピュータに行わせるためのコードと
    を備える、コンピュータ可読記録媒体。
  15. リレーノードのモビリティを管理するための方法であって、
    ターゲットドナー発展型ノードB(eNB)へのリレーハンドオーバを初期化することと、
    前記リレーハンドオーバのサービス品質(QoS)要件を識別することと、
    前記リレーハンドオーバの前記QoS要件が実質的に保持されるように前記リレーハンドオーバに関するランダムアクセスシグナリングの通信を管理することと
    を備える、方法。
  16. 前記管理することが、前記リレーハンドオーバに関して実行される初期ランダムアクセスシグナリングの送信電力を増加させることをさらに備える、請求項15に記載の方法。
  17. 前記増加させることが、あらかじめ定義されたリレー電力オフセットに基づいて前記初期ランダムアクセスシグナリングの前記送信電力を増加させることを備える、請求項16に記載の方法。
  18. 前記管理することは、前記リレーハンドオーバに関して実行されるランダムアクセスシグナリングの後に、ランダムアクセス応答(RAR)が前記ターゲットドナーeNBから受信され得る最大許容時間間隔を減少させることをさらに備える、請求項15に記載の方法。
  19. 前記管理することは、RARが前記最大許容時間間隔内に受信されなかった場合、前記ランダムアクセスシグナリングの再送信を管理することをさらに備える、請求項18に記載の方法。
  20. 前記管理することが、
    複数の候補ターゲットドナーeNBを識別することと、
    前記ターゲットドナーeNBへの前記リレーハンドオーバの失敗を検出することと、
    前記ターゲットドナーeNBへの前記リレーハンドオーバの前記失敗を検出したことに応答して、前記複数の候補ターゲットドナーeNBから選択された候補ターゲットドナーeNBへの代替リレーハンドオーバを初期化することと
    を備える、請求項15に記載の方法。
  21. リレーノードのモビリティを管理するためのワイヤレス通信装置であって、
    ターゲットドナー発展型ノードB(eNB)に関係するデータを記憶するメモリと、
    前記ターゲットドナーeNBへのリレーハンドオーバを初期化し、前記リレーハンドオーバのサービス品質(QoS)要件を識別し、前記リレーハンドオーバの前記QoS要件が実質的に保持されるように前記リレーハンドオーバに関するランダムアクセスシグナリングの通信を管理するように構成されたプロセッサと
    を備える、ワイヤレス通信装置。
  22. 前記プロセッサが、前記リレーハンドオーバに関して実行される初期ランダムアクセスシグナリングの送信電力を増加させるようにさらに構成された、請求項21に記載のワイヤレス通信装置。
  23. 前記プロセッサは、前記リレーハンドオーバに関して実行される前記ランダムアクセスシグナリングの後に、ランダムアクセス応答(RAR)が前記ターゲットドナーeNBから受信され得る最大許容時間間隔を減少させるようにさらに構成された、請求項21に記載のワイヤレス通信装置。
  24. 前記メモリが、複数の候補ターゲットドナーeNBに関係するデータをさらに記憶し、
    前記プロセッサが、前記ターゲットドナーeNBへの前記リレーハンドオーバの失敗を検出し、前記ターゲットドナーeNBへの前記リレーハンドオーバの前記失敗を検出したことに応答して、前記複数の候補ターゲットドナーeNBから選択された候補ターゲットドナーeNBへの代替リレーハンドオーバを初期化するようにさらに構成された、請求項21に記載のワイヤレス通信装置。
  25. リレーノードのモビリティを管理するための装置であって、
    リレーハンドオーバのターゲットセルと、前記リレーハンドオーバに関連するサービス品質(QoS)要件とを識別するための手段と、
    前記リレーハンドオーバに関連する前記QoS要件が実質的に満たされるように前記リレーハンドオーバに関するランダムアクセスシグナリングの通信を管理するための手段と
    を備える、装置。
  26. 前記管理するための手段が、前記リレーハンドオーバに関して実行される初期ランダムアクセスシグナリングの送信電力を増加させるための手段を備える、請求項25に記載の装置。
  27. 前記管理するための手段は、前記リレーハンドオーバに関して実行される前記ランダムアクセスシグナリングの後に、ランダムアクセス応答(RAR)が前記ターゲットセルから受信され得る最大許容時間間隔を減少させるための手段を備える、請求項25に記載の装置。
  28. 前記管理するための手段が、
    複数の候補ターゲットセルを識別するための手段と、
    前記ターゲットセルへの前記リレーハンドオーバの失敗を検出するための手段と、
    前記ターゲットセルへの前記リレーハンドオーバの前記失敗を検出したことに応答して、前記複数の候補ターゲットセルから選択された候補ターゲットセルへの代替リレーハンドオーバを初期化するための手段と
    を備える、請求項25に記載の装置。
  29. リレーノードのモビリティを管理するためのコードを記録したコンピュータ可読記録媒体であって、
    リレーハンドオーバのターゲットセルと、前記リレーハンドオーバに関連するサービス品質(QoS)要件とを識別することをコンピュータに行わせるためのコードと、
    前記リレーハンドオーバに関連する前記QoS要件が実質的に満たされるように前記リレーハンドオーバに関するランダムアクセスシグナリングの通信を管理することをコンピュータに行わせるためのコードと
    を備える、コンピュータ可読記録媒体。
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