JP5843773B2 - 緩衝及び/又は減速のための調節可能な装置 - Google Patents

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Description

本発明は、緩衝及び/又は減速のための装置であって、ハウジングと、該ハウジング内において案内される押圧部材と、ハウジング及び押圧部材内に配置されたシリンダピストンユニットとが設けられている形式のものに関する。
EP1707723A2に基づいて公知の緩衝装置は、2つの伝動装置を有している。一方の伝動装置を用いて、シリンダピストンユニットがハウジングに対して移動可能であり、他方の伝動装置を用いてシリンダピストンユニットの行程が調節可能である。運動の緩衝時に吸収される力は、両方の伝動装置を介して導かれ、この場合両方の伝動装置は損傷するおそれがある。
ゆえに本発明の課題は、緩衝及び/又は減速のための装置を改良して、安価でかつ調節可能な装置を提供することである。
この課題は、請求項1の特徴部記載の構成によって解決された。すなわち本発明の構成では、冒頭に述べた形式の装置において、ハウジング内に支承された留め具が、押圧部材に係合しており、留め具とハウジングとは少なくとも2つの異なったポジションにおいて、形状結合式、摩擦力結合式及び/又は素材結合式に結合可能であるようにした。
本発明の別の有利な構成は、請求項2以下に記載されている。
次に図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
緩衝装置を備えたヒンジを示す斜視図である。 図1に示したヒンジの一部を断面して示す縦断面図である。 緩衝装置を示す斜視図である。 緩衝装置を下から見て示す斜視図である。 緩衝装置を分解して示す図である。 ハウジングを示す斜視図である。 押圧部材を示す斜視図である。 留め具を示す斜視図である。
図1には、緩衝及び/又は減速のための装置10を備えたヒンジ1が斜視図で示されている。図示の実施形態では、このヒンジ1は、上に緩衝装置10を装着されたカップヒンジ(Topfscharnier)1である。カップヒンジ1は2つのヒンジアーム2,3を有しており、両ヒンジアームのうちの一方のヒンジアーム2は例えば家具の家具本体に固定され、他方のヒンジアーム3は家具の旋回可能なドアに固定されている。両ヒンジアーム2,3は2つのヒンジレバー4,5を用いて互いに枢着結合されている。開放した終端位置と閉鎖された終端位置とによって画定された、ヒンジ1の旋回角は、図示の実施形態では110°である。家具の本体に固定可能なヒンジアーム2は、図1では取付けアーム2である。ドアに固定可能なヒンジアーム3はヒンジカップ6を有している。
ヒンジカップ6には緩衝装置10が載設されている。図2は、緩衝装置10を備えたヒンジカップ6を示す部分断面図である。
緩衝装置10はハウジング20、シリンダピストンユニット40、押圧部材50及び留め具70を有している。この緩衝装置10は、センタリングピン12を用いてヒンジカップ6においてセンタリングされていて、固定フランジ11を用いて例えばヒンジカップ6の外側において、家具の旋回可能なドアリーフにおいて固定可能である。緩衝装置10はしかしながらまたヒンジ1に固定されていてもよい。
ただ1つのセンタリングピン12の代わりに、緩衝装置10は2つ以上のセンタリングピン12を有していてもよい。これによって緩衝装置10は種々様々な構造形態のヒンジカップ6に適合することができる。
緩衝装置10はヒンジ1の外側、例えば家具のドア又は本体に固定可能であってよい。このような実施形態ではセンタリングピン12は省くことができる。また、緩衝装置10をヒンジカップ6内に組み込むことも可能である。例えばこの場合ハウジング20は、ヒンジアーム3と固く結合されている。この場合には固定フランジ11を省くことができる。
緩衝及び/又は減速のための装置10はスライドドア装置に配置されていても、又は相対的に可動の部分を備えた他の旋回システム又はガイドシステムに配置されていてもよい。
図3には、緩衝装置10が上から見た斜視図で示されている。図4には、2つの固定可能性を有する緩衝装置10が下から見た斜視図で示されている。図5には、緩衝装置10が分解図で示されている。
緩衝装置10は図示の実施形態では最大で50mmの全長と、固定フランジ11の領域において45mmの幅とを有している。ハウジング20に対する押圧部材50の行程は例えば12mm〜6mmの間において調節可能である。この行程を短縮するためには、留め具70は押圧部材50から離反する方向に移動させられる。行程を増大させるためには留め具70は押圧部材50に向かって移動させられる。
図6に単独で示されているハウジング20は、例えば熱可塑性材料から成る射出成形品である。しかしながらまたハウジング20を、アルミニウム又はアルミニウム合金から製造することも可能である。ハウジング20は下方及び前側面22に向かって開放する半卵形の内室21を有している。この内室21の壁23は、互いに向かい合って位置する2つのガイド溝24を有している。両ガイド溝24は前側面22に隣接している。ガイド溝24の長さは例えば25mmであり、高さは1.3mmである。ガイド溝24は例えば1mmの深さを有している。内壁23の互いに向かい合って位置する領域26,27の間隔は、図示の実施形態では12mmである。
ハウジング20の閉鎖された背壁28は、内室21に向かって方向付けられたカップ状の受容凹部29と補強リブ31とを有している。側壁32,33は切欠き34を有している。内壁23は、切欠き底部35に隣接した領域に歯列36を有している。この歯列36は例えばモジュールが1.8mmの直ぐ歯の歯列である。歯幅は例えば3mmである。
ハウジング20は貫通された底板37を有しており、この底板37は、中心軸線8に対して垂直に配置された受容溝38と一体成形されたセンタリングピン12とを有している。中心軸線8の方向における底板37の長さは、図示の実施形態ではハウジング20の長さの半分に相当している。底板37はさらに固定フランジ11を有しており、この固定フランジ11は図4〜図6の実施形態では4つの貫通孔13,14を有している。2つの貫通孔13は、受容溝38の延長上に位置していて、他の2つの貫通孔14は例えば緩衝装置10の長手方向においてずらされて受容溝38の外に位置している。カップヒンジ1における緩衝装置10の固定時に、ヒンジカップ6の縁部7は受容溝38内に位置している(図2参照)。緩衝装置10は例えば、貫通孔13に挿入されるねじを用いて、ヒンジ1に固定することができる。貫通孔14に挿入された2つのねじを用いて、緩衝装置10は家具に固定することができる。
押圧部材50は、片側が開放したカップ形状の部材である。図7には押圧部材50が単独で示されている。押圧部材50は例えば、長手方向軸線58の方向に方向付けられた長さを有していて、この長さは例えばガイド溝24の長さの95%に相当している。押圧部材50の壁厚は例えば1mmである。押圧部材50の周面51は、長手方向に方向付けられた2つのガイドレール52を有しており、両ガイドレール52は開口53に隣接している。両ガイドレール52の高さは、例えば0.7mmであり、長さは押圧部材50の長さの半分である。押圧部材50の両ガイドレール52は、ハウジング20のガイド溝24内に位置している。このような大きなガイド長さに基づいて、ハウジング20内における押圧部材50の引っ掛かりが阻止される。ハウジング20内における押圧部材50の鉛直方向及び水平方向遊びは、例えばそれぞれ0.5mmである。これによって例えば、緩衝装置10の中心軸線8に対して2.4°の、押圧部材50の長手方向軸線58の最大傾斜位置が可能になる。
押圧部材50の下側面54には長孔55が配置されている。この長孔55の長さは、図示の実施形態では押圧部材50の最大行程の4/3である。長孔55は例えば4mmの幅を有している。
図示の実施形態において開口53とは反対側の端壁56は、中央区分57を有しており、この中央区分57は押圧部材50の長手方向軸線58に対して垂直に配置されている。この中央区分57の上側には、例えば該中央区分57に対して22°傾けられた傾斜区分59が接続している(図2参照)。端壁56は下側領域に湾曲区分61を有している。端壁56はまた例えば凸面状に一軸又は二軸で湾曲されていても、1つの傾斜面を有していてもよい。端壁56の内壁62は受容凹部63を有している。
ハウジング20の受容凹部29と押圧部材50の受容凹部63とは、シリンダピストンユニット40を保持している。シリンダピストンユニット40はシリンダ41とピストンとを有しており、このピストンは、シリンダ41から突出しているピストンロッド42と結合されている。例えばオイルを満たされたシリンダ41内において、例えば絞り弁を備えていてばね負荷されたピストンは、押し退け室を調整室(Ausgleichsraum)から画定している。シリンダ41は半径方向遊びをもって受容凹部29内に位置している。ピストンロッド42は受容凹部63に対して半径方向遊びを有している。ハウジング20及び押圧部材50に対するシリンダピストンユニット40の半径方向遊びは、例えばハウジング20に対する押圧部材50の遊びよりも大きい。シリンダピストンユニット40は逆に、緩衝装置10内に組み込まれていてもよい。
留め具70は図2に示すようにシリンダピストンユニット40の下においてハウジング20内に位置している。この留め具70は底板37の上に位置していて、留めピン71で押圧部材50の長孔55内に係合している。留めピン71は、取付けを容易にするために導入傾斜部72を有している。
図8に単独で示された留め具70は、平面図で見て菱形に、中心軸線88によって規定された鉛直な長手方向中心平面を挟んで対称的に形成されている。この留め具70は例えば射出成形法によって熱可塑性プラスチックから製造されている。留めピン71は支持プレート73によって支持されている。支持プレート73に2つの係止アーム74,75が一体成形されている。両係止アーム74,75と、支持プレート73への丸く面取りされた移行領域76,77とは、弾性変形可能に形成されている。
支持プレート73とは反対の側において、両係止アーム74,75は、V字形に折り曲げられたウェブ78を用いて互いに結合されている。このウェブ78もまた弾性変形可能に形成されている。場合によって留め具70はウェブ78なしで形成されていてもよい。またウェブ78の代わりに例えば圧縮ばねを使用することも可能である。
係止アーム74,75は、外方に向けられたグリップエレメント81,82と、該グリップエレメント81,82に対してずらされて配置されたラックセグメント83,84とを有している。グリップエレメント81,82の長さは、例えばハウジング20の切欠き34の長さの半分に相当している。グリップエレメント81,82は図示の実施形態では、長手方向88に対して垂直に配置されたV字形の溝85を有しており、これによりフィンガの滑りを阻止することができる。
ラックセグメント83,84は図8の実施形態ではグリップエレメント81,82の上に配置されている。ラックセグメント83,84は中心軸線88に向かってグリップエレメント81,82に対してずらされていて、例えばそれぞれ4つの歯86を有している。ラックセグメント83,84のモジュールは歯列36のモジュールに相当している。
組み立てられた状態においてラックセグメント83,84は歯列36に係合している。ラックセグメント83,84はこれによって留め具70とハウジング20との間における形状結合部(Formschluss)91を形成する。なお形状結合とは、図示の実施形態では歯の噛み合いであるが、例えば嵌合のように形状による束縛によって結合が達成されることである。場合によってはこの形状結合式の結合部91は予負荷されていてもよい。
形状結合式の結合部91は、球欠形状のエレメント、台形形状のエレメント、鋸刃形状のエレメント、半球などを用いて形成されていてもよい。また、係止ピン又は固定ピンを用いて結合部を固定することも可能である。この場合留め具70及びハウジング20は、ピンを受容するために例えば凹部又は貫通部を有している。
緩衝装置10を組み立てるためには例えば初めにシリンダピストンユニット40がハウジング20内に挿入される。この際に留め具70がハウジング20の下側から挿入され、その結果留めピン71はハウジング20の内室21内に向いている。最後に押圧部材50が挿入され、これによって留めピン71は長孔55内において係止される。組立ては別の順序で行うこともできる。
緩衝装置10は従って4つの部分、すなわちハウジング20、シリンダピストンユニット40、押圧部材50及び留め具70から成っている。このようにして緩衝装置10は安価に製造することができ、かつ特殊な工具なしに自動化されて組立て可能である。
押圧部材50とシリンダピストンユニット40のシリンダ41とを、共通の部材として形成することも可能である。この場合例えば長孔55は、シリンダ周壁の、長手方向軸線58の方向に方向付けられた卵形の切欠きである。ピストンロッド42はこの実施形態ではハウジング20内で支承されている。
このようにして組み立てられた緩衝装置10は、ヒンジ1に装着することができ、この際にセンタリングピン12はヒンジカップ6内に係合する。緩衝装置10は例えば、貫通孔14を貫いて延びるねじを用いて、ドアリーフに固定される。
家具ドアの閉鎖時に、両ヒンジアーム2,3は相対的に旋回する。押圧部材50は取付けアーム2に接近する。押圧部材50が取付けアーム2又は外側のジョイントレバー4に接触するやいなや、押圧部材50は押し込まれる。この際に押圧部材50は取付けアーム2又は外側のジョイントレバー4に沿って下方に滑動する。押圧部材50はピストンを備えたピストンロッド42を押し込む。この際に長孔55は、位置固定の留め具70に対して移動する。場合によって偏心的な力が作用するような場合には、ガイド溝24及びガイドレール52が横方向力成分を受け止め、これによりシリンダピストンユニット40はただ1つの方向で、ピストンロッド42に対して平行に負荷、つまり押圧される。これによってピストンロッドシール部材が、シール性を損なうおそれのある横方向力を受けることはない。ピストンの走入時には、例えば液圧媒体又は空圧媒体が絞られて押し退けられ、ドアリーフの速度が減速させられる。この減速作用は例えば、旋回角速度が高くなればなるほど、大きくなる。シリンダピストンユニット40に伝達される力は、ハウジング20へと導かれ、このハウジング20から固定フランジ11を介して家具ドアに導出される。留め具70は負荷されないままである。
ドアの開放時には、押圧部材50は取付けアーム2又は外側のジョイントレバー4から解離する。例えば、シリンダ41内に配置されたばねが、ピストンをピストンロッド42及び押圧部材50と共に外方に向かって押圧する。長孔55はこの際に留め具70に沿って、長孔55の後縁部64が留めピン71に当接するまで、移動する。そして留めピン71は押圧部材50のさらなる走出を阻止する。これによって留めピン71は緩衝装置10の走出された位置のためのストッパを形成する。
ドアリーフへの取付け時に緩衝装置10は調節することができる。緩衝装置10の調節によって、使用者によってもたらされる残留閉鎖力に影響が及ぼされる。この残留閉鎖力は、ドアリーフの制動後に自動引込み装置(Selbsteinzug)又は使用者が加える必要のある力であり、これによってドアリーフを減速後に完全に閉鎖することができる。
緩衝装置10の調節は、例えばドアリーフの慣性モーメントに関連して行われる。ドアリーフが例えば小さな質量もしくは旋回軸近傍の質量中心点に基づいて小さな慣性モーメントを有している場合には、緩衝装置10の行程を減じることができる。同様に、大きな慣性モーメントを有するドアリーフにおいて緩衝装置10を使用する場合には、例えば錠へのドアリーフの衝突を阻止するために、緩衝装置10の行程を増大させることができる。
この調節は一般的に、緩衝装置10の組立て時に一度だけ行われる。使用者によって後で調節することは不要である。
緩衝装置10の行程を減じるために、最初に留め具70のグリップエレメント81,82は押し縮められる。形状結合部91は解離され、ラックセグメント83,84は歯列36から解離される。係止アーム74,75、移行領域76,77及びウェブ78は弾性変形する。そして留め具70は後方に、ハウジング背壁28に向かって移動させることができる。留め具70はこの際に、長孔55に係合する留めピン71を用いて押圧部材50を後方に向かって引っ張る。グリップエレメント81,82を緩めるやいなや、係止アーム74,75、移行領域76,77及びウェブ78はその出発位置へと戻り変形する。ラックセグメント83,84は歯列36に係止し、これにより留め具70とハウジング20との間における形状結合部91を固定する。緩衝装置10のこの移動調節は工具なしで行われる。
場合によっては歯列36及び/又はラックセグメント83,84には、接着剤含有のマイクロパールもしくは微小球体(Mikroperlen)が配置されていてよい。これらのマイクロパールは形状結合部91の閉鎖時に該マイクロパールが破壊されて開放され、その結果マイクロパール内に収容された接着剤が流出する。そして接着剤は互いに接触している両方の部材を素材結合式(stoffschluessig)に結合する。接着剤としては例えば、接触後5分経過した後で初めて接着力を発揮するような接着剤が使用される。これによって緩衝装置10の第1の調節後にはなお修正が可能である。形状結合式の結合部91はいまや追加的に素材結合式に固定されている。
留め具70とハウジング20とを素材結合だけによって結合することも可能である。歯列36,83,84はこの場合省くことができる。摩擦力結合式(kraftschluessig)の結合もまた可能である。場合によっては、この結合形式を追加的な素材結合式の結合形式と組み合わせることも可能である。
緩衝装置10の移動調節の後では、押圧部材50は、長孔55の後縁部64が留めピン71に接触する位置までしか、走出することができない。ドアリーフの閉鎖時に、減速は、閉鎖された終端位置に隣接する減じられた旋回範囲において有効になる。緩衝装置10の運転時に、留め具70及び係止部分36,83;36,84は引き続き負荷されないままである。緩衝時にハウジング20に導入される力は、固定フランジ11に導入される。形状結合式、摩擦力結合式及び/又は素材結合式の結合部は、力を受けないままである。
緩衝作用が有効である旋回範囲を増大したい場合には、留め具70は逆方向に、つまりヒンジカップ6の方向に移動させられ、そこで例えば係止される。これは、既に述べた緩衝装置10の調節と同様に行われる。
緩衝装置10はこれによって、種々様々な慣性モーメントを有するドアリーフのために使用することができる。この大きな使用範囲に基づいて、緩衝装置10は大量のロットで製造することができる。例えばヒンジ1、ドアリーフ、家具本体又は戸枠における緩衝装置10のための孔形成は、ドアリーフの慣性モーメントとは無関係であってよい。
上に述べた緩衝装置10の代わりに、操作時に例えば空気が押し退け室から周囲に押し退けられるようになっている減速装置を使用することも可能である。このような減速装置の戻し運動は例えばばねを用いて行われる。
緩衝及び/又は減速のための装置10は、例えばスライドドア又は旋回ドアのような相対的に運動する2つの部分の開放された終端位置においても配置することができる。
種々様々な実施形態の組合せもまた可能である。
1 ヒンジ、カップヒンジ、 2 ヒンジアーム、取付けアーム、 3 ヒンジアーム、 4 外側のジョイントレバー、 5 内側のジョイントレバー、 6 ヒンジカップ、 7 ヒンジカップ6の縁部、 8 中心軸線、 10 緩衝及び/又は減速のための装置、 11 固定フランジ、 12 センタリングピン、 13 貫通孔、 14 貫通孔、 20 ハウジング、 21 内室、 22 前側面、 23 壁、内壁、 24 ガイド溝、 26 壁23の領域、 27 壁23の領域、 28 背壁、 29 受容凹部、 31 補強リブ、 32 側壁、 33 側壁、 34 切欠き、 35 切欠き底部、 36 歯列、係止部分、 37 底板、 38 受容溝、 40 シリンダピストンユニット、 41 シリンダ、 42 ピストンロッド、 50 押圧部材、 51 周面、 52 ガイドレール、 53 開口、 54 下側面、 55 長孔、 56 端壁、 57 中央区分、 58 長手方向軸線、 59 傾斜区分、 61 湾曲区分、 62 内壁、 63 受容凹部、 64 長孔55の後縁部、 70 留め具、 71 留めピン、 72 導入傾斜部、 73 支持プレート、 74 弾性変形可能なエレメント、係止アーム、 75 弾性変形可能なエレメント、係止アーム、 76 弾性変形可能なエレメント、移行領域、 77 弾性変形可能なエレメント、移行領域、 78 ウェブ、 81 グリップエレメント、 82 グリップエレメント、 83 ラックセグメント、係止部分、 84 ラックセグメント、係止部分、 85 溝、 86 歯、 88 中心軸線、 91 形状結合部、形状結合式の結合部

Claims (7)

  1. 緩衝及び/又は減速のための装置(10)であって、ハウジング(20)と、該ハウジング(20)内において案内される押圧部材(50)と、ハウジング(20)及び押圧部材(50)内に配置されたシリンダピストンユニット(40)と、ハウジング(20)内に移動可能に支承されて、押圧部材(50)に係合する留め具(70)とが設けられている形式のものにおいて、
    留め具(70)とハウジング(20)とは少なくとも2つの異なったポジションにおいて、形状結合式、摩擦力結合式及び/又は素材結合式に結合可能であり、留め具(70)は弾性変形可能なエレメント(74;75;76;77)を有していて、該エレメントは外方に向けれた2つのグリップエレメント(81,82)を有することを特徴とする、緩衝及び/又は減速のための装置(10)。
  2. 前記装置(10)は固定フランジ(11)を有している、請求項1記載の装置(10)。
  3. 前記装置(10)は少なくとも1つのセンタリングピン(12)を有している、請求項1記載の装置(10)。
  4. 形状結合式の結合部(91)は係止結合部である、請求項1記載の装置(10)。
  5. 請求項1記載の装置(10)を備えたヒンジ(1)。
  6. 前記ヒンジ(1)は、ヒンジカップ(6)を備えたカップヒンジ(1)である、請求項5記載のヒンジ(1)。
  7. センタリングピン(12)がヒンジカップ(6)内に係合する、請求項6記載のヒンジ。
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