JP5843550B2 - 補強土擁壁及びその施工法 - Google Patents

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Description

本発明は、道路擁壁、駐車場や工場等の敷地造成地の擁壁、土捨て場の擁壁、治山ダム、砂防ダムをはじめ多くの場所に適用される補強土擁壁及びその施工法に関する。
に関する。
従来、道路擁壁、駐車場や工場等の敷地造成地の擁壁、土捨て場の擁壁、治山ダム、砂防ダム等に適用される補強土擁壁において、壁面材をエキスパンドメタル(網状の鋼製部材)を利用して施工する構成は知られている(特許文献1参照)。
また、盛土構造において、板状ブロックの壁面材を使用し、上下ブロックの間には継手金具及びスライド式ジョイントを設け、且つ補強土中に埋め込んだアンカー部材とスライド式ジョイントを連結する構成は公知である(特許文献2参照)。
さらに、ブロック材の背面に、間隔をおいて型枠材を配設し、ブロック材と型枠材との間に、粒状排水材を充填し、排水性に優れた補強土擁壁を構築する構築方法が公知である(特許文献3参照)。
特開平08−284173号公報(段落0013、図1、4) 特開平11−256580号公報(段落0004、図1、2) 特開2001−182065号公報(特許請求の範囲、図6)
ブロック壁の背面側に盛土工を構築して成る補強土擁壁は、強度の向上、作業性の効率化の観点からみて、ブロック壁を構成するブロック間に目地材を充填する等の手をかけることを、必要以上することなく、自立し、安定的に保持可能とすることが重要である。
また、ブロックの背面側の盛土をブロック壁の壁際までの転圧し締固めることは重要である。ブロック壁の壁際までの転圧し締固めることができれば、盛土工の強度が向上し、従来の補強土擁壁では必要とされていた面状補強材等を使用する必要がないので、作業性、コスト面でも効果が大きい。
ところで、特許文献2記載の補強土盛土工では、ブロック壁面材の背面側に、所定の間隔をおいてメッシュ又は格子状垂直壁を配置しているので、ブロック壁面材の壁際まで転圧して締固めることができないばかりでなく、メッシュ又は格子状垂直壁は、ブロック壁面材に対して前後方向に移動する可能性があり、さらに改善の余地がある。
また、特許文献3記載の補強土擁壁は、ブロック材に対して所定の間隔をおいて型枠を配置しているので、ブロック壁面材の壁際まで転圧して締固めることができない。ブロック材と型枠の間に粒状排水材を充填しているので、ロック材に対して型枠が前後方向に移動する可能性は少なくなるが、粒状排水材充填のための作業が必要となり、さらに改善の余地がある。
本発明は、上記従来の問題を解決することを目的とし、ブロック壁に水平タイ材の一端を簡単かつ確実な取付構造で取付け、水平タイ材を盛土工内に埋め込み確実に保持し、ブロック壁を安定して保持し、しかも、ブロック壁の壁際まで盛土の転圧による締固めを可能とすることで、補強土擁壁の強度及び安定性を向上可能とするとともに、作業性の効率化を図ることを課題とする。
本発明は上記課題を解決するために、複数のブロックが積み上げられて構築されたブロック壁と、一端がブロックの背面側に取り付けられ、他端にアンカー材が取り付けられ、ブロックの背面側に構築された盛土工内にアンカー材とともに埋設される水平タイ材とを備えた補強土擁壁であって、ブロックは、本体と、該本体から背面側に突設した突出部とを備え、該突出部には、側方に貫通するボルトを通す通し孔が形成されており、水平タイ材は、その一端に固定した羽子板を介し、前記ボルトを利用してブロックの突出部に固定して設けられており、ブロックの本体と盛土工の間であって、ブロック壁から背面側に突出する複数の前記突出部の間に形成される空間は、空洞部として残されている構成であることを特徴とする補強土擁壁を提供する。
ブロックの本体から前記突出部が2つ突設されており、前記2つの突出部の間には、連結棒が取り付けられており、前記ボルトは、連結棒の両端部に形成されており、該両端部は、それぞれ前記2つの突出部の通し孔に挿通され、スペーサー及びナットで締結されており、前記連結棒にU形連結板が装着され、該U形連結板に水平タイ材の一端に固定された羽子板が固着されており、前記突出部の背面に当接して内部壁面材が配置され、前記水平タイ材及びアンカー材とともに盛土工内に埋設される構成とすることが好ましい。
前記突出部は、左右の側壁と底壁とを備え断面U形をしており、該左右の側壁の先端側には、ブロック本体に対向する後壁が一体に形成されており、前記左右の側壁のいずれかに、前記ボルトを通す通し孔が形成されており、左右方向に互いに隣接するブロックは、それぞれの突出部のうち互いに隣接する側壁の間に連結棒が取り付けられており、前記ボルトは、連結棒の両端部に形成されており、該両端部は、それぞれ前記互いに隣接する側壁の通し孔に挿通され、スペーサー及びナットで締結されており、前記連結棒にU形連結板が装着され、該U形連結板にアンカー材の一端に固定された羽子板が固着されている構成とすることが好ましい。
ブロックの本体から前記突出部が2つ突設されており、前記2つの突出部の側面には、それぞれ水平タイ材の一端に固定された羽子板が、突出部に形成された通し孔に挿通されたボルト及びナットで締結されており、前記突出部の背面に当接して内部壁面材が配置され、前記水平タイ材及びアンカー材とともに盛土工内に埋設される構成とすることが好ましい。
本発明は上記課題を解決するために、複数のブロックを積み上げてブロック壁を構築し、水平タイ材の一端をブロックの背面側に取り付け、他端にアンカー材を取り付け、ブロックの背面側に盛土を充填して転圧し締固めて盛土工を造り、該盛土工内に水平タイ材及びアンカー材を埋設して補強土擁壁を構築する補強土擁壁の施工法であって、ボルトを、ブロックの本体から背面側に突設した突出部に側方に向けて貫通して形成された通し孔に通し、前記ボルトを利用して、水平タイ材をその一端に固定した羽子板を介しブロックの突出部に固定して設け、ブロックの背面側に、盛土を充填して盛土工を造り、該盛土工内に水平タイ材及び該水平タイ材の他端に固定されたアンカー材とともに埋め込み、ブロックの本体と盛土工の間であって、ブロック壁から背面側に突出する複数の前記突出部の間に形成される空間は、空洞部として残しておくことが好ましい。
背面側に突出部を2つ突設したブロックを使用し、前記ボルトを両端部に有する連結棒を、該両端部をそれぞれ前記2つの突出部の通し孔に挿通し、スペーサー及びナットで締結して、連結棒を前記2つの突出部の間に取り付け、前記連結棒にU形連結板を装着し、該U形連結板に水平タイ材の一端に固定された羽子板を固着し、前記突出部の背面に、内部壁面材を当接して配置し、前記水平タイ材及びアンカー材とともに盛土工内に埋設することが好ましい。
ブロックとして、突出部が左右の側壁と底壁とを備え断面U形をしており、該左右の側壁の先端側には、ブロック本体に対向する後壁が一体に形成されたブロックを使用し、前記ボルトを前記左右の側壁のいずれかに形成された通し孔に挿通し、左右方向に互いに隣接するブロックを、それぞれの突出部のうち互いに隣接する側壁の通し孔に、前記ボルトが両端部に形成された連結棒を挿通し、スペーサー及びナットで締結することで、締結し、前記連結棒にU形連結板を装着し、該U形連結板にアンカー材の一端に固定された羽子板を固着することが好ましい。
ブロックとして、本体から前記突出部が2つ突設したブロックを使用し、前記2つの突出部の側面には、それぞれ水平タイ材の一端に固定された羽子板を当接して、突出部に形成された通し孔に挿通されたボルト及びナットで締結し、前記突出部の背面に当接して内部壁面材を配置し、前記水平タイ材及びアンカー材とともに盛土工内に埋設することが好ましい。
本発明によれば、次のような効果が生じる。
(1)水平タイ材は、その一端はブロックの突出部に強固に固定され、他端に固定されたアンカー材とともに盛土内に埋め込まれているので、ブロック壁は、盛土工の前面側に強固に固定され、ブロックの剥がれ落ちや滑落等が発生しにくくなる。
(2)盛土の締固め作業は、ブロック壁の背面際まで転圧ローラで転圧することによって行うことができるので、強固な盛土工を造ることが可能となる。
(3)ブロックの本体と突出部の背面の間であって、内部壁面材の前方に存在する空洞部には、従来例のように砕石や内部壁面材等の充填する必要がなく、水平タイ材、アンカー材及び内部壁面材の設置のための作業以外は、盛土及びその締固めによる盛土工の施工のみをすればよいので、施工法がきわめて簡単となる。
内部壁面材を設ける場合には、ブロックの突出部の背面に当接し設置し、しかも、ブロックや水平タイ材に連結するようなことなく、単に、盛土工の上面に載置し、盛土工内に埋設するように設置したので、強固に固定され、しかもブロックや水平タイ材に拘束されることなく、盛土工の沈み込みとともに沈みこみ変形等が生じるおそれがない。
本発明の実施例1の補強土擁壁の断面図である。 本発明の実施例1の補強土擁壁の正面図である。 本発明の実施例1の補強土擁壁の平面図である。 本発明の実施例1の補強土擁壁の部品を説明する図であり、(a)はU形連結板の平面図であり、(b)はU形連結板の断面図であり、(c)は水平タイ材の平面図である。 本発明の実施例1のブロックに水平タイ材を取り付ける取付構造を背面側見た示す斜視図である。 本発明の実施例1のブロックに水平タイ材を取り付ける取付構造及び内部壁面材を背面側から見た斜視図である。 本発明の実施例2の補強土擁壁の平面図である。 本発明の実施例2の補強土擁壁のブロック壁を示す図であり、(a)は図7のA−Aから見た正面図であり、(b)は図7のB−B断面図である。 本発明の実施例2の補強土擁壁のブロックの要部を示す図であり、(a)は図8のC−C断面図であり、(b)は図9のD−D断面図である。 本発明の実施例3のブロックに水平タイ材を取り付ける取付構造を背面側見た示す斜視図である。 本発明の実施例3のブロック壁に水平タイ材を取り付けた状態を背面側から見た斜視図である。 本発明の実施例3の補強土擁壁の断面図である。 本発明の実施例3の補強土擁壁の正面図である。 本発明の実施例3の補強土擁壁の平面図である。
本発明に係る補強土擁壁及びその施工法を実施するための形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。以下、本発明に係る補強土擁壁の施工の工程を通して、その構造及び施工法について説明する。
本発明に係る補強土擁壁及びその施工法の実施例1を、図1〜6において説明する。図1、2において、実施例1の補強土擁壁1を構築するには、まず基礎砕石2上に基礎コンクリート3を施工し、この基礎コンクリート3上に、複数のブロック6を面一に並べて千鳥状に積み上げてブロック壁7を造る。
この実施例1では、ブロック壁7の大部分に使用する主ブロック8と、ブロック壁7の両端において長さ調整のために使用する副ブロック9がある。正面視で副ブロック9の横方向の長さは、主ブロック8の横方向の長さの1/2である。
主ブロック8は、そのブロック本体10の背面には、正面から見て後方に突き出る左右対称の2つの突出部11が一体に形成されており、平面視で全体的に、略π形の形状をしている。また、副ブロック9は、背面には1つの突出部11が一体に形成されており、平面視で全体的に、略T形の形状をしている。
突出部11は、その上面には凸部12が形成されており、下面には凹部13が形成されている。これにより、ブロックが上下に積み重ねられる際に、下方のブロックの凸部12が上方のブロックの13凹部に嵌合し、ずれ止め防止の効果が生じる。
図3、5に示すように、突出部11のそれぞれの基部であって上下方向の中央部に、左右方向に貫通する通し孔16が形成されている。この通し孔16は、上下方向に長い長孔として形成されている。
施工に際して、基礎コンクリート3上に載置した1段目のブロック列17を構成する主ブロック8の2つの突出部11の通し孔16間に、1段目の連結棒18を架け渡して取り付ける。連結棒18は、その両端部がそれぞれボルト21(雄ねじ)として形成されている。
連結棒18の両端部のボルト21を、それぞれ2つの突出部11のそれぞれの通し孔16に挿通し、図3、5に示すように、外側から座金22を介してナット23で突出部11に締結する。
この状態で、ブロック壁7の背面側に、ある程度の深さ(通し孔16が埋まらない程度の深さ)まで盛土し、転圧ローラで転圧して締固め、1層目の盛土工26を造る。
ブロック6の2つの突出部11の間において、連結棒18に断面がU字形のU形連結板27を図3、5に示すように装着する。このU形連結板27の間に、水平タイ材28を、その一端の羽子板30を介して、ボルト32及びナット33で締着する。
そして、水平タイ材28の他端の羽子板31には、断面L形のアンカー材36を固定する。水平タイ材28及びアンカー材36は、ブロック6の背面側から後方に延びるようにして、1層目の盛土工26の上に配設する。
U形連結板27について、図4(a)、(b)において、平面図及び断面図を示す。また、水平タイ材28について、図4(c)において、平面図を示す。水平タイ材28は、異形棒鋼の両端に、それぞれ羽子板30、31が固定して取り付けられている。
そして、ブロック6の突出部11の背面に当接して、内部壁面材37を配置する。内部壁面材37は、実施例1では、エキスパンドメタルを使用する。内部壁面材37には、その背面側に吸出し防止マット34を付設してもよい。
内部壁面材37は、略垂直な壁面部38と水平部39とから成り、断面L形の形状をしている。壁面部38の高さは、図2において、上下の段の連結棒18の設置の間隔に、略相当する高さとする。
この状態で、内部壁面材37の背面側に1段目のブロック列17の上端部の高さまで盛土を行い転圧して締固め、2層目の盛土工41を施工する。この2層目の盛土工41内に、水平タイ材28及びアンカー材36は埋め込まれる。これによって、1段目のブロック列17は、水平タイ材28及びアンカー材36によって、強固に支持されることとなる。
2層目の盛土工41の施工が完了してから、2段目のブロック列42を1段目のブロック列17上に千鳥状に積み上げる。2段目のブロック列42では、図2に示すように、主ブロック8を積み上げるとともに、左右両端には、それぞれ副ブロック9が積まれる。
主ブロック8については、その背面の2つの突出部11の間に1段目の連結棒18と同様に2段目の連結棒18を取り付ける。3層目の盛土を2段目の連結棒18の直ぐ下の高さまで充填し、転圧して締固め3層目の盛土工43を造る。
そして、2段目の連結棒18に、1段目の場合と同様にして、2段目の水平タイ材28及びアンカー材36を取り付け、3層目の盛土工43上に載置する。
なお、副ブロック9については、ここでは図示はしないが、後記する実施例2に示すように、突出部を側面が平坦な形状として、水平タイ材28の一端を羽子板30を介して通し孔に通したボルト及びナットで締着する。
この状態で、ブロックの突出部11の背面に当接して内部壁面材37を配置し、4層目の盛土工46を施工する。このような施工をさらに繰り返して、上方に向けて補強土擁壁1を構築する。
実施例1の補強土擁壁1及びその施工法は、以上のとおりであり、内部壁面材37は、ブロック6の突出部11の背面に当接し設置し、しかも、ブロック6や水平タイ材28に連結するようなことなく、単に、盛土工の上面に載置してから、盛土工内に埋設するように設置したので、強固に固定され、しかもブロックや水平タイ材に拘束されることなく、盛土工の沈み込みとともに沈みこむので、変形等が生じるおそれがない。
また、水平タイ材28の一端は、ブロック6の突出部11に取り付けられた連結棒18及びU形連結板27によって強固に固定され、他端はアンカー材36によって盛土工内に埋め込まれる。従って、ブロック壁7は、盛土工の前面側に強固に固定され、ブロックの剥がれ落ちや滑落等が発生しにくくなる。
なお、2つの突出部11の間に連結棒18を取付け、この連結棒18にU形連結板27を装着して、これに水平タイ材28の一端を取り付ける構成であるから、2つの突出部11の間の空間で、連結棒18の取付け、U形連結板27の装着及び水平タイ材28の一端を取り付け等の作業が可能であるから、作業がし易い。
さらに、ブロック本体10と突出部11の先端の間であって、内部壁面材37の前方に存在する空洞部46には、従来例のように砕石や粒状排水材等を充填する必要がなく、連結棒18、水平タイ材28、アンカー材36及び内部壁面材37の設置のための作業以外は、盛土及びその締固めによる盛土工の施工のみをすればよいので、施工法がきわめて簡単となる。
なお、締固め作業は、ブロック壁7の背面際まで転圧ローラで転圧によって行えるので、強固な盛土工を造ることが可能となる。
本発明に係る補強土擁壁及びその施工法の実施例2を、図7〜11において説明する。実施例2の補強土擁壁50及びその施工法は、実施例1の補強土擁壁及びその施工法と基本的には同じである。
特に、ブロックに取り付けた連結棒18にU形連結板27を介して水平タイ材28の一端を取付け、他端にアンカー材36を取り付けて、盛土工内に埋め込むことで、ブロック壁7を強固に構築する構成及び施工法は同じである。実施例2において、実施例1と同じ構成及び施工法については、説明を省略し、同じ符号を使用する。
しかしながら、実施例2の補強土擁壁50及びその施工法は実施例1の補強土擁壁50及びその施工法に較べてブロックの構成が一部異なり、また、内部壁面材を設けない構成においても異なる。以下、実施例1と異なる点を中心に説明する。
実施例2の補強土擁壁50及びその施工法は、実施例1の場合と同様に、基礎砕石2上に基礎コンクリート2を造り、その上に、ブロック壁を積み重ねる点は同じであるので、この構成及び施工法は、ここでは説明を省略する。
ブロック壁51の正面及び断面を、それぞれ図8(a)、(b)に示すが、複数のブロック52を千鳥状に積み上げて構築する。ブロック52は、図7、図8(b)及び図9(a)、(b)に示すように、ブロック52の本体である前壁53と、前壁53から背面側に突出した突出部56と、突出部56の背面側に一体に形成された前壁53(ブロック52の本体)と対向して設けられた後壁57とから一体に形成されている。
別の表現をすると、突出部56は、ブロック52の本体である前壁53と後壁57とを結合する橋絡部材として機能する。突出部56は、図7、図8(a)及び図9(a)、(b)に示すように、全体形状は断面U形をしており、左右の側壁58及び底壁59から成る。底壁59には、水抜き孔61が形成されており、水抜きや、必要に応じて、補強鋼材を上下方向に挿通する孔としても使用可能である。
この実施例2では、ブロック壁51の大部分に使用する主ブロック63と、ブロック壁51の両端において長さ調整のために使用する副ブロック64がある。副ブロック64の正面視で横方向の長さは、主ブロック63の横方向の長さの1/2である。
この実施例2では、突出部56は、ブロック52に1つ又は2以上形成されている。主ブロック63には、左右対称に2つの突出部56が形成されており、副ブロック64には、1つの突出部56が形成されている。突出部56を構成する左右の側壁58のいずれかに、左右方向に貫通する通し孔66が形成されている。
以上のような構成のブロック52を使用して構築する補強土擁壁50及び施工法について説明する。1段目のブロック列67を構築するには、この実施例2では、2つの主ブロック63を横方向に並べ、それらの左右に、それぞれ副ブロック64を配置する。
そして、互いに隣接するブロック52を連結棒18で連結する。連結棒18は、その両端部がボルト(雄ねじ)として形成されており、その両端部を隣接するブロック52の突出部56の側壁58に形成された通し孔66に挿通し、外側から座金22を介してナット23によって、それぞれの突出部56に締結する。これによって、互いに隣接するブロック52は連結され、1段目のブロック列67が構築される。
そして、1段目のブロック列67が構築されてから、その背面側に盛土を充填して転圧して締固め、1層目の盛土工を造る。
その後で、連結棒18に、実施例1と同様に、U形連結板27を装着して、このU形連結板27に水平タイ材28の一端を、羽子板30を介してボルト32及びナット33で締着する。
水平タイ材28は、互いに隣接するブロック52の間の隙間から後方に延ばすように、1層目の盛土工の上に配置する。水平タイ材28の他端には、羽子板31を介してアンカー材36をボルト及びナットで締着する。
この状態で、1段目のブロック列67の背面側に盛土を充填して転圧して締固め、2層目の盛土工を造る。その後、2段目のブロック列70を造り、同様の施工を繰り返し、上方に補強土擁壁を構築していく。
この実施例2の補強土擁壁50では、ブロック52の後壁57が、内部壁面材と同様の機能を奏するので、内部壁面材は不要である。前壁53と後壁57との間の空洞部は、実施例1と同様に、従来例のように砕石や粒状排水材等を充填する必要がない。
連結棒18、水平タイ材28及びアンカー材36の設置のための作業以外は、盛土及びその締固めによる盛土工の施工のみをすればよいので、施工法がきわめて簡単となる。締固め作業は、ブロック壁51の後壁57の背面側には、特に、型枠等の機材は配設しないので、ブロック壁51の後壁57の背際まで転圧ローラで転圧によって行えるので、強固な盛土工を造ることが可能となる。
水平タイ材28の一端は、互いに隣接する2つのブロック52間の空間において、両者を連結する連結棒18に、U形連結板27を装着して、これに水平タイ材28の一端を取り付ける構成であるから、取り付け等の作業がし易い。
また、連結棒18にU形連結板27によって強固に固定され、他端はアンカー材36によって盛土工内に埋め込まれる。従って、ブロック壁51は、盛土工の前面側に強固に固定され、ブロック52の剥がれ落ちや滑落等が発生しにくくなる。
さらに、隣接するブロック52は、互いに連結棒18で固定されるので、各段で並設された複数のブロックが一体に結合されるので、ブロック壁51全体の強度が大きくなる。
本発明に係る補強土擁壁及びその施工法の実施例3を、図12〜14において説明する。実施例3の補強土擁壁74及びその施工法は、実施例1の補強土擁壁及びその施工法と略同じである。
特に、基礎砕石2上に施工した基礎コンクリート3の上に、ブロックを千鳥状に積み重ね、ブロックの背面から突出した突出部に、水平タイ材28の一端を取付け、他端にアンカー材36を取り付け、ブロックの背面に設けた内部壁面材37とともに、盛土工内に埋め込むことで、ブロック壁を強固に構築する構成及び施工法は同じである。なお、内部壁面材37には、その背面側に吸出し防止マット34を付設してもよい。
しかし、実施例3の補強土擁壁74及びその施工法では、ブロックの背面から2つ突出した突出部に水平タイ材の一端を取付ける取付構造は、実施例1の補強土擁壁74及びその施工法とは異なり、2つの突出部にそれぞれ水平タイ材28を取り付ける(要するに2本の水平タイ材)構造において異なる。
以下、実施例1と異なる構成及び施工法を中心に説明し、実施例1と同じ構成については、同じ符号を使用する。
この実施例3では、ブロック75は、実施例1と同様に、ブロック壁76の大部分に使用する主ブロック77と、ブロック壁76の左右両端において長さ調整のために使用する副ブロック78がある。正面視で副ブロック78の横方向の長さは、主ブロック77の横方向の長さの1/2である。
実施例1と同様に、主ブロック77は、背面には左右対称に2つの突出部71が形成されており、平面視で全体的に、略π形の形状をしている。また、副ブロック78は、背面には1つの突出部71が形成されており、平面視で全体的に、略T形の形状をしている。
突出部81は、その上面には凸部82が形成されており、下面には凹部83が形成されている。これにより、ブロック75が上下に積み重ねられる際に、下方のブロック75の凸部82が上方のブロック75の凹部83に嵌合し、ずれ止め防止の効果が生じる。
また、突出部81の上下部には、左右方向に貫通し、ボルトを挿通させる上部の通し孔86と下部の通し孔87が形成されている。
以上のような構成のブロック75を使用して補強土擁壁74を構築する施工について説明する。1段目のブロック列88を構築するには、基礎砕石2上に基礎コンクリート3を施工し、この基礎コンクリート3上に、複数の主ブロック77(図13では2つの主ブロック77が示されている)を面一で横方向に並べ、1段目のブロック列88を造る。
基礎砕石2上であって基礎コンクリート3の背面側に、内部壁面材37を設置する。この状態で、1段目のブロック列88及び内部壁面材37の背面側に、ブロック75の突出部81の下部の通し孔87のすぐ下まで、盛土を充填して、転圧ローラで転圧して締固め、1層目の盛土工91を造る。
1段目のブロック列88のブロック75の2つの突出部81のそれぞれ下部の通し孔87の位置の外面に、水平タイ材28を、その一端に固定した羽子板30を当接し、下部の通し孔87を通したボルト92及びナット93で締着する。
水平タイ材28の他端に固定した羽子板31には、断面L形のアンカー材36を固定する。水平タイ材28及びアンカー材36は、ブロック75の背面側から後方に延びるようにして、1層目の盛土工91上に配設する。
そして、ブロック75の突出部81の背面に当接して、内部壁面材37を配置する。内部壁面材37は、実施例2では、実施例1と同様にエキスパンドメタルを使用する。内部壁面材37は、略垂直な壁面部38と水平部39とから成り、断面L形の形状をしている。
壁面部38の高さは、互いに上下方向に隣接する通し孔86、87の間隔より短くして、内部壁面材37を盛土工の上に載置した状態で、該盛土工の表面より上方の通し孔より上にならないようにする。内部壁面材37の壁面部38の上端と水平部39の後端間に、斜めタイ材40を装着し、補強を行う。
この状態で、ブロック75の突出部81の上部の通し孔87の直ぐ下まで、内部壁面材37の背面側に盛土を行い、転圧ローラで転圧して締固め、2層目の盛土工96を施工する。この2層目の盛土の際に、水平タイ材28及びアンカー材36は土中に埋め込まれる。これによって、1段目のブロック列88は、水平タイ材28及びアンカー材36によって、強固に支持されることとなる。
2層目の盛土工96の施工が完了してから、ブロック75の2つ突出部81のそれぞれ上部の通し孔87の位置において外面に、水平タイ材28を、その一端の羽子板30を当接し、上部の通し孔87を通したボルト92及びナット93で締着する。水平タイ材28の他端の羽子板31には、断面L形のアンカー材36を固定する。
水平タイ材28及びアンカー材36は、ブロック75の背面側から後方に延びるようにして、2層目の盛土工96上に配設する。そして、ブロック75の突出部81の背面に当接して、内部壁面材37を配置する。2段目のブロック列97を1段目のブロック列88の上に千鳥状に積み上げる。この場合、主ブロック77の左右の両端の部分には副ブロック78を積み上げる。
この状態で、2段目のブロック列97の背面側に3層目の盛土を2段目のブロックの下部の通し孔86の直ぐ下まで充填し、転圧して締め固め3層目の盛土工98を造る。以上の施工を繰り返すことで、上方に向けて補強土擁壁74を構築することができる。
実施例3の補強土擁壁74及びその施工法は、以上のとおりであり、内部壁面材37は、ブロック75の突出部81の背面に当接し設置し、しかも、ブロック75や水平タイ材28に連結するようなことなく、単に、盛土工の上面に載置し、盛土工内に埋設するように設置したので、強固に固定され、しかもブロック75や水平タイ材28に拘束されることなく、盛土工の沈み込みとともに沈みこみ変形等が生じるおそれがない。
また、水平タイ材28の一端は、ブロック75の突出部81にそれぞれ強固に固定され、他端はアンカー材36によって盛土内に埋め込まれる。従って、ブロック壁76は、盛土工の前面側に強固に固定され、ブロック75の剥がれ落ちや滑落等が発生しにくくなる。
さらに、ブロック75の本体99と突出部81の先端の間であって、内部壁面材37の前方に存在する空洞部100には、従来例のように砕石や粒状排水材等を充填する必要がなく、水平タイ材28、アンカー材36及び内部壁面材37の設置のための作業以外は、盛土及びその締固めによる盛土工の施工のみをすればよいので、施工法がきわめて簡単となる。
締固め作業は、ブロック壁76の背面際まで転圧ローラで転圧によって行えるので、強固な盛土工を造ることが可能となる。
以上、本発明に係る補強土擁壁及びその施工法を実施するための形態を実施例に基づいて説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内でいろいろな実施例があることは言うまでもない。
本発明に係る補強土擁壁及びその施工法は上記のような構成であるから、道路擁壁、駐車場や工場等の敷地造成地の擁壁、土捨て場の擁壁、治山ダム、砂防ダム等に適用可能である。
1 実施例1の補強土擁壁
2 基礎砕石
3 基礎コンクリート
6 ブロック
7 ブロック壁
8 主ブロック
9 副ブロック
10 ブロック本体
11 突出部
12 突出部の上面の凸部
13 突出部の下面の凹部
16 通し孔
17 1段目のブロック列
18 連結棒
21 連結棒の両端部のボルト(雄ねじ)
22 座金
23 ナット
26 1層目の盛土工
27 U形連結板
28 水平タイ材
30、31 羽子板
32 ボルト
33 ナット
34 吸出し防止マット
36 アンカー材
37 内部壁面材
38 壁面部
39 水平部
40 斜めタイ材
41 2層目の盛土工
42 2段目のブロック列
43 3層目の盛土工
46 4層目の盛土工
50 実施例2の補強土擁壁
51 ブロック壁
52 ブロック
53 前壁
56 突出部
57 後壁
58 突出部の左右の側壁
59 底壁
61 水抜き孔
63 主ブロック
64 副ブロック
66 通し孔
67 1段目のブロック列
70 2段目のブロック列
74 実施例3の補強土擁壁
75 ブロック
76 ブロック壁
77 主ブロック
78 副ブロック
81 突出部
82 突出部の上面の凸部
83 突出部の下面の凹部
86 上部の通し孔
87 下部の通し孔
88 1段目のブロック列
91 1層目の盛土工
92 ボルト
93 ナット
96 2層目の盛土工
97 2段目のブロック列
98 3層目の盛土工
99 ブロックの本体
100 空洞部

Claims (4)

  1. 複数のブロックが積み上げられて構築されたブロック壁と、一端がブロックの背面側に取り付けられ、他端にアンカー材が取り付けられ、ブロックの背面側に構築された盛土工内にアンカー材とともに埋設される水平タイ材とを備えた補強土擁壁であって、
    ブロックは、本体と、該本体から背面側に突設した突出部とを備え、該突出部には、側方に貫通するボルトを通す通し孔が形成されており、
    水平タイ材は、その一端に固定した羽子板を介し、前記ボルトを利用してブロックの突出部に固定して設けられており、
    ブロックの本体と盛土工の間であって、ブロック壁から背面側に突出する複数の前記突出部の間に形成される空間は、空洞部として残されており、
    ブロックの本体から前記突出部が2つ突設されており、
    前記2つの突出部の側面には、それぞれ水平タイ材の一端に固定された羽子板が、突出部に形成された通し孔に挿通されたボルト及びナットで締結されており、
    前記突出部の背面に当接して内部壁面材が配置され、前記水平タイ材及びアンカー材とともに盛土工内に埋設される構成であることを特徴とする補強土擁壁。
  2. 複数のブロックが積み上げられて構築されたブロック壁と、一端がブロックの背面側に取り付けられ、他端にアンカー材が取り付けられ、ブロックの背面側に構築された盛土工内にアンカー材とともに埋設される水平タイ材とを備えた補強土擁壁であって、
    ブロックは、本体と、該本体から背面側に突設した突出部とを備え、該突出部には、側方に貫通するボルトを通す通し孔が形成されており、
    水平タイ材は、その一端に固定した羽子板を介し、前記ボルトを利用してブロックの突出部に固定して設けられており、
    ブロックの本体と盛土工の間であって、ブロック壁から背面側に突出する複数の前記突出部の間に形成される空間は、空洞部として残されており、
    ブロックの本体から前記突出部が2つ突設されており、
    前記2つの突出部の間には、連結棒が取り付けられており、
    前記ボルトは、連結棒の両端部に形成されており、該両端部は、それぞれ前記2つの突出部の通し孔に挿通され、スペーサー及びナットで締結されており、
    前記連結棒にU形連結板が装着され、該U形連結板に水平タイ材の一端に固定された羽子板が固着されており、
    前記突出部の背面に当接して内部壁面材が配置され、前記水平タイ材及びアンカー材とともに盛土工内に埋設される構成であることを特徴とする補強土擁壁
  3. 複数のブロックを積み上げてブロック壁を構築し、水平タイ材の一端をブロックの背面側に取り付け、他端にアンカー材を取り付け、ブロックの背面側に盛土を充填して転圧し締固めて盛土工を造り、該盛土工内に水平タイ材及びアンカー材を埋設して補強土擁壁を構築する補強土擁壁の施工法であって、
    ボルトを、ブロックの本体から背面側に突設した突出部に側方に向けて貫通して形成された通し孔に通し、
    前記ボルトを利用して、水平タイ材をその一端に固定した羽子板を介しブロックの突出部に固定して設け、
    ブロックの背面側に、盛土を充填して盛土工を造り、該盛土工内に水平タイ材及び該水平タイ材の他端に固定されたアンカー材とともに埋め込み、
    ブロックの本体と盛土工の間であって、ブロック壁から背面側に突出する複数の前記突出部の間に形成される空間は、空洞部として残しておき、
    背面側に突出部を2つ突設したブロックを使用し、
    前記ボルトを両端部に有する連結棒を、該両端部をそれぞれ前記2つの突出部の通し孔に挿通し、スペーサー及びナットで締結して、連結棒を前記2つの突出部の間に取り付け、
    前記連結棒にU形連結板を装着し、該U形連結板に水平タイ材の一端に固定された羽子板を固着し、
    前記突出部の背面に、内部壁面材を当接して配置し、前記水平タイ材及びアンカー材とともに盛土工内に埋設することを特徴とする補強土擁壁の施工法。
  4. 複数のブロックを積み上げてブロック壁を構築し、水平タイ材の一端をブロックの背面側に取り付け、他端にアンカー材を取り付け、ブロックの背面側に盛土を充填して転圧し締固めて盛土工を造り、該盛土工内に水平タイ材及びアンカー材を埋設して補強土擁壁を構築する補強土擁壁の施工法であって、
    ボルトを、ブロックの本体から背面側に突設した突出部に側方に向けて貫通して形成された通し孔に通し、
    前記ボルトを利用して、水平タイ材をその一端に固定した羽子板を介しブロックの突出部に固定して設け、
    ブロックの背面側に、盛土を充填して盛土工を造り、該盛土工内に水平タイ材及び該水平タイ材の他端に固定されたアンカー材とともに埋め込み、
    ブロックの本体と盛土工の間であって、ブロック壁から背面側に突出する複数の前記突出部の間に形成される空間は、空洞部として残しておき、
    ブロックとして、本体から前記突出部が2つ突設したブロックを使用し、
    前記2つの突出部の側面には、それぞれ水平タイ材の一端に固定された羽子板を当接して、突出部に形成された通し孔に挿通されたボルト及びナットで締結し、
    前記突出部の背面に当接して内部壁面材を配置し、前記水平タイ材及びアンカー材とともに盛土工内に埋設することを特徴とする補強土擁壁の施工法。
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