JP5843511B2 - 入力検出装置及びその制御方法、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

入力検出装置及びその制御方法、プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、静電容量方式の入力検出装置及びその制御方法、プログラム、及び記録媒体に関し、特に静電容量方式のセンサにおける操作部材の移動方向を検出する技術に関する。
近年、携帯電話、カーナビゲーションシステム、デジタルカメラ等の表示装置を有する電子機器において、ユーザが表示領域を直接指で触れることにより操作可能なタッチパネルディスプレイが用いられている。このようなタッチパネルにおいてユーザによる入力を検出する方式は、例えば静電容量方式、抵抗膜方式、光学方式等の様々な方式が提案されている。電子機器の用途に応じて適した検出方式が選択されているが、中でも静電容量方式は検出精度や多点検出の面で利があるため、広く用いられている。
静電容量方式を用いたタッチパネルディスプレイでは、例えば図3(a)に示すように、人が持つ対大地(アース)の容量成分を検出する、即ち接地電位(GND)を有する導電体がセンサに近接することにより生じる容量変化を検出する方法が用いられている。このような静電容量方式のセンシング技術は、タッチパネルディスプレイに限らず応用されている。
図3(b)に示すように、センサパターンとしてのセンサ電極301と、接地電位を有する導電体302が配設されている場合を考える。このとき、導電体303がセンサ電極301及び導電体302に重なるように近接される場合、センサ電極301と導電体303、及び導電体302と導電体303とは、静電結合し、概略的に図3(c)のような閉回路を形成することになる。即ち、センサ電極301及び導電体302に対して導電体303が近接されることにより、静電容量センサIC304で検出される静電容量は静電結合がなされる前よりも増加する。この原理を用いると、例えば導電体303の可動範囲にセンサ電極301が複数並べて配設されており、それぞれの静電容量が独立して検出可能である場合、静電容量が増加したセンサ電極301上に導電体303が存在することを検出できる。
特許文献1には、回転入力を検出する入力装置において、回転方向に並べて配置された電極についての、回転に伴って移動する導電体により引き起こされた静電容量変化を検出することにより、回転角あるいは回転方向を検出する方法が開示されている。
特開2001−296966号公報
しかしながら上述した特許文献1のように、静電容量変化を検出することにより現在の導電体の位置を検出する方法を利用する場合、例えば静電容量方式のセンサを有する電子機器の起動時等、検出開始時の導電体の初期位置を検出することができない。具体的には、従来の方式では状態変化後にセンサ電極において静電容量の増加が生じた場合にのみ当該センサ電極上に導電体があることを検出していたため、状態変化がない状態では初期位置を検出することはできなかった。
初期位置の検出を可能にするためには、導電体が上に存在する場合の各センサ電極の静電容量を記憶しておく方法が考えられるが、静電容量が環境温度等の条件により変化することや、導電体及びセンサ電極の個体差があることを考えると、現実的ではない。
また初期位置の検出が行えない場合、初期位置から導電体が移動した際の移動方向も検出することができない。即ち、移動により生じた静電容量の増加を検出することにより移動後に導電体が存在する位置は把握することはできるが、初期位置がわからないため、導電体がどの位置から移動後の位置に移動してきたかを把握することはできなかった。
このため、操作部材に伴って移動する導電体の位置を静電容量方式のセンサで検出する電子機器では、従来は最初の移動、即ち初期位置からの導電体の移動を無視しなければならなかった。即ち、起動後に操作部材に対して最初に行われた操作は反映されないため、ユーザに対して操作系のレスポンスが悪いという印象を与えてしまう可能性があった。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、静電容量方式の入力検出装置において、検出対象の導電体の移動前の位置が不明であっても、移動前後の移動方向を把握可能な入力検出装置及びその制御方法、プログラム、及び記録媒体の提供を目的とする。
前述の目的を達成するために、本発明の入力検出装置は
操作部材の移動に応じて、可動方向のいずれかの方向に位置が変更される第1の導電体と、
各々が独立して静電容量を検出可能な、前記第1の導電体の可動方向に順次配設された3以上の検出電極であって、前記3以上の検出電極のうち1以上を除く少なくとも1つの検出電極と前記第1の導電体が対向するように、該第1の導電体と間隔を設けて配設された検出電極と、
前記3以上の検出電極の各々について静電容量を検出する検出手段と、
第1の時点において前記検出手段で検出された前記3以上の検出電極の各々の静電容量の何れかが、第1の閾値より大きい変化量で減少したか否かを判定する第1の判定手段と、
前記第1の時点において前記検出手段で検出された前記3以上の検出電極の各々の静電容量の何れかが、第2の閾値より大きい変化量で増加したか否かを判定する第2の判定手段と、
前記第1の判定手段で前記3以上の検出電極の各々の静電容量の何れかが減少したと判定され、かつ、前記第2の判定手段で前記3以上の検出電極の各々の静電容量の何れかが増加したと判定された場合である第2の時点において、前記第1の判定手段により前記第1の時点よりも静電容量が減少したと判定された第1の検出電極から、前記第2の判定手段により前記第1の時点よりも静電容量が増加したと判定された第2の検出電極に向かう方向に前記第1の導電体が移動したと判定する移動判定手段と、
を有することを特徴とする
このような構成により本発明によれば、静電容量方式の入力検出装置において、検出対象の導電体の移動前の位置が不明であっても、初期前後の移動方向を把握可能な入力検出装置及びその制御方法、プログラム、及び記録媒体を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係るデジタルカメラの機能構成を示したブロック図 本発明の実施形態に係る、操作部材を含むデジタルカメラの外観を示した図 静電容量方式のセンシング方法を説明するための図 本発明の実施形態1に係る回転操作部201の構成を示した図 本発明の実施形態1に係る回転操作部201の構成を示した別の図 本発明の実施形態1に係る、操作部材の回転操作に伴って変化する導電体420と基板430の関係を示した状態遷移図 本発明の実施形態1に係る、操作部材の回転操作にともなって変化する、各検出電極432における静電容量の起動時からの変化量を示した図 本発明の実施形態1に係る回転操作方向の検出原理を説明するための図 本発明の実施形態1に係る移動方向検出処理のフローチャート 本発明の変形例に係る回転操作部201の構成を示した図 本発明の変形例に係る、操作部材の回転操作に伴って変化する導電体420と基板430の関係を示した状態遷移図 本発明の変形例に係る、操作部材の回転操作にともなって変化する、各検出電極432における静電容量の起動時からの変化量を示した図 本発明の変形例に係る回転操作方向の検出原理を説明するための図 本発明の実施形態2に係る回転操作部201の構成を示した図 静電容量方式の移動検出を行うスライダ202の構成を示した図
[実施形態1]
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する一実施形態は、入力検出装置の一例としての、デジタルカメラに設けられた操作部材の移動を、静電容量方式で検出可能なセンサユニットに本発明を適用した例を説明する。しかし、本発明は、静電容量方式で物体の移動を検出することが可能な任意の機器に適用可能である。
<デジタルカメラ100の機能構成>
図1は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ100の機能構成を示すブロック図である。
CPU101は、デジタルカメラ100が備える各ブロックの動作を制御する。具体的にはCPU101は、例えばROM102から後述する移動方向検出処理のプログラムを読み出し、RAM103に展開して実行することによりデジタルカメラ100の各ブロックの動作を制御する。
ROM102は、例えば書き換え可能な不揮発性メモリであり、後述する移動方向検出処理のプログラムに加え、各ブロックの動作において必要となる設定パラメータ等を記憶する。本実施形態ではROM102は、移動方向検出処理において用いられる、移動による静電容量の増加及び減少の各々を判断するための予め定められた二種類の閾値(第1の閾値、第2の閾値)を設定するための情報として、基準値からの幅を記憶する。
RAM103は、例えば揮発性メモリであり、移動方向検出処理のプログラムの展開領域としてだけでなく、各ブロックの動作において出力された中間データ等を一時的に記憶する記憶領域としても用いられる。
表示部104は、例えば小型LCD等のデジタルカメラ100が備える表示装置であり、不図示の撮像部より出力された画像信号、あるいは不図示の記録媒体に記録されている画像データが表示される。なお、本発明は後述するセンサユニット110において操作部材の移動方向を検出するものであるため、撮像に係る処理及び画像表示に係る処理は詳細な説明を省略する。
操作入力部105は、例えば図2に示すような、回転操作部201、スライダ202、及び電源スイッチ203等の、デジタルカメラ100が備える操作部材である。本実施形態では、図示される操作部材のうち、例えばロータリエンコーダである回転操作部201をユーザが操作することにより生じた回転(移動)を、静電容量方式のセンサユニット110で検出するものとする。
センサユニット110は、回転操作部201に配置された3以上の検出電極であるセンサ電極112の各々の静電容量を検出可能な静電容量センサIC111を備える。静電容量センサIC111は、対接地の静電容量変化を任意に検出可能であり、センサ電極112に対して電圧を印加すると共に、センサ電極112の各々の静電容量を定期的にモニタリングする。
本実施形態では静電容量センサIC111は、デジタルカメラ100の起動時にセンサ電極112の各々の静電容量を検出し、各センサ電極の基準値として不図示のセンサRAMに記憶する。また、静電容量センサIC111は、ROM102に記憶された閾値の情報の通知をCPU101から受け、それに基づいて、各センサ電極の基準値に対して下側閾値(第1の閾値)と上側閾値(第2の閾値)を設定する。そして、静電容量センサIC111は、定期的なモニタリングにおいて、センサ電極112の何れかの静電容量が下側閾値あるいは上側閾値の何れかを跨いだ場合に、CPU101に割り込みを通知する。このように本実施形態のセンサユニット110は、各検出電極について基準値からの静電容量の変化をモニタリングして操作部材の移動の発生の有無を検出し、CPU101に通知することができる。そCPU101は、当該通知を受けてセンサユニット110に各検出電極についての静電容量の状態の情報を出力するように要求し、当該情報を用いて、後述するように操作部材の移動方向を判定する。
なお、本実施形態では、第1の閾値及び第2の閾値の情報は、デジタルカメラ100の起動後にCPU101がROM102より読み出して静電容量センサIC111に伝送するものとして以下に説明する。しかしながら、閾値の情報は例えばセンサユニット110が内蔵する不図示の不揮発性メモリに、予め記憶されている構成であってもよい。
また本実施形態では、センサユニット110から出力された各検出電極についての静電容量変化の情報から、CPU101が操作部材である回転操作部201の回転方向を判定するものとして説明するが、移動方向の判定はこれに限られない。例えば、静電容量センサIC111が、移動の検出とともに移動方向の判定を行なって出力してもよいし、CPU101が静電容量センサIC111のように、各検出電極の静電容量をモニタリングして移動方向の判定を行う構成であってもよい。
(回転操作部201の構成)
ここで、回転操作部201の構成について、図を用いて以下に詳細に説明する。
回転操作部201は、図4(a)の断面図に示すようにSETボタン440を中央に有し、当該SETボタン440中心軸を回転軸とする可動部400、ガイド環410、導電体420、及び基板430で構成されている。
可動部400は、図4(b)のように円周方向を可動方向とする、ユーザによる回転操作によって移動させられる回転自在の部材である。後述する導電体420は、可動部400と共に回転するように構成されている。
ガイド環410は、図4(c)のように可動部400の回転移動を所定の移動単位で行うようにするために設けられた固定部材である。ガイド環410と同一面には、SETボタン440の回転軸の半径方向に向かって設けられたバネ411、及び当該バネ411の一端に設けられたボール412があり、バネ411の他端は可動部400に固定されている。ガイド環410の内円側には、凹部413及び凸部414が周期的に連続して設けられており、ボール412は凹部413に嵌入するようにバネ411により半径方向に付勢されている。なお、バネ411は可動部400の回転移動によって湾曲して付勢方向が変化しないよう、ガイド415により支持されている。
このようにすることで、ボール412が凹部413から凸部414を越えて隣の凹部413に移動するように可動部400が回転する場合に、バネ411の弾性力によってボール412がいずれかの凹部413に嵌入するように可動部400に抵抗力が生じる。即ち、可動部400の回転移動の移動単位(回転単位)は、凹部413の間隔によって規定される角度となる。なお、この抵抗力によってバネ411が凹部413に嵌入する際に生じる衝撃は、可動部400を介してユーザに知覚されるため、好適な操作感(クリック感)をユーザに与えることができる。
導電体420(第1の導電体)は、図4(d)のようにセンサ電極112の各検出電極と重なった際に静電結合し、当該検出電極に静電容量の変化を生じさせる、可動部400の移動にともなって移動する部材である。導電体420は、SETボタン440周りに設けられたGND対向部421と、GND対向部421から放射状に延びる、羽根状の複数の検出電極対向部422とからなり、それぞれ後述する基板430のGNDパターン431及び検出電極432と静電結合する。
基板430は、図4(e)のようにセンサ電極112である複数の検出電極432と、接地電位を有する導電体であるGNDパターン431とが配置された回路基板である。導電体420と基板430とは、所定の間隔を設けてGND対向部421とGNDパターン431、及び検出電極対向部422と検出電極432とが対抗するように配置されている。
検出電極432は、それぞれ静電容量センサIC111から電圧が印加されており、上述したように静電容量センサIC111により定期的に静電容量の検出が行われている。1つの検出電極432の円周方向の大きさは、可動部400の回転移動の移動単位である回転分解能により規定される。即ち、センサユニット110は、可動部400が移動単位分回転した際に、検出電極432において静電容量の変化が生じたことを検出する必要があるため、検出電極432の大きさは可動部400の移動単位分の回転角で規定される。同様に、検出電極432に対抗する導電体420の1つの検出電極対向部422の円周方向の大きさも、当該400の移動単位分の回転角で規定される。
またさらに、ボール412が1つの凹部413に嵌入した状態では、1つの検出電極対向部422と1つの検出電極432とが重なる面積は最大になる。即ち、1つの検出電極432に注目すると、可動部400の移動中、ボール412が凹部413に嵌入した状態にある場合、当該検出電極432は、1つの検出電極対向部422と全く対抗しない状態と、略全面が対抗する状態のいずれかとなるものとする。
なお、静電容量は対抗する導電体(GND対向部421、GNDパターン431、検出電極対向部422、検出電極432)が重なる面積に比例するため、回転分解能によっては静電容量の変化量が小さくなってしまい、操作部材の移動が検出できない可能性がある。このため、複数の検出電極432は図4(e)に示されるように所定数の検出電極で構成されるグループに分類され、検出電極対向部422は図4(d)に示されるように同一のグループに分類された所定数の検出電極と同時に重なるように構成される。図4(e)の例では、複数の検出電極432は、a、b、c、及びdの4つのグループに分類され、各グループの検出電極432は円周方向においてa、b、c、dの順に周期的に循環して配設されている。図では可動部400の移動単位分の回転角は18度であり、円周方向には20の検出電極432が配設されるため、1つのグループには5つの検出電極432が分類されている。つまり、導電体420には、同一のグループに分類された検出電極432に同時に重なるように、5つの検出電極対向部422が設けられている。
本実施形態では、図示したように静電容量センサIC111は、a、b、c、dの4つのグループに分類されたセンサ電極112である複数の検出電極432を、グループ単位で静電容量を検出するものとして説明する。即ち、各グループに分類された検出電極432を図5に示すように結線し、静電容量センサIC111はグループごとに検出電極432の静電容量の合計を検出するものとする。以下、1つの検出電極と称する場合は、1グループの検出電極のことを意味するものとする。
なお、可動部400の移動方向が正方向及び負方向のいずれであるかを検出するためには、少なくとも3つの検出電極の各々で静電容量の変化を検出する必要がある。このため、本実施形態のように検出電極432をグループに分類する場合は、3以上のグループに分類されるものとする。なお、可動部400の回転分解能が小さい場合等、必ずしもグループに検出電極432を分類しなくてもよいことは容易に理解されよう。
また、導電体420と基板430がなす所定の間隔は、対抗するそれぞれが静電結合可能な距離である。本実施形態ではデジタルカメラ100の起動後は、常に複数の検出電極432のうちのいずれかの検出電極432が、導電体420の検出電極対向部422と静電結合する。また、GND対向部421とGNDパターン431とは常に対抗しており、対向面積の変化はない、即ち静電容量の変化はないように構成されるものとする。
<回転操作部201の回転操作検出原理>
このような構成をもつ本実施形態のデジタルカメラ100における、ユーザによりなされた回転操作部201の回転操作の方向を検出する原理について、図を用いて以下に詳細に説明する。
図6は、回転操作部201の可動部400が、ユーザによって時計回りに回転操作されている際の、導電体420と基板430の関係の遷移を示した図である。ここでは、デジタルカメラ100の起動時に図6(a)の状態に導電体420が配置されており、回転操作によって図6(a)→(b)→(c)→(d)→(a)・・・と遷移する場合の各検出電極(群)の静電容量変化について説明する。
図7は、検出電極(群)432a、b、c、及びdの各々についての、デジタルカメラ100の起動時に検出された静電容量からの変化量を示した図である。それぞれの期間710、711、712、713、及び714は、導電体420と基板430が図6(a)、(b)、(c)、(d)、及び(a)の状態である期間に対応している。
期間710は、デジタルカメラ100の起動時に各検出電極について静電容量が検出された状態から、可動部400が回転していない状態である。このとき、温度等の環境条件の変化がないものとすると、各検出電極について検出されている静電容量は、期間710では略基準値となっている。
導電体420と基板430の関係が図6(a)の状態から図6(b)の状態に遷移した場合、静電容量は期間711の値に変化する。具体的には、検出電極432aに重なっていた検出電極対向部422が期間710では重なりがなかった検出電極432bに重なるとともに、検出電極432aと全く重ならない状態になるため、図7のように、検出電極432a及びbの静電容量が変化する。検出電極432aについて検出される静電容量の変化量は、起動時に検出電極対向部422との静電結合により上昇していた静電容量が、静電結合が解除されるので低下して下側閾値716を跨ぐ。また検出電極432bについて検出される静電容量の変化量は、起動時には静電結合していなかったが、可動部400の回転移動により検出電極対向部422と対抗して静電結合するので増加して上側閾値715を跨ぐ。
同様に、導電体420と基板430の関係が図6(b)の状態から図6(c)の状態に遷移した場合、検出電極432b及び検出電極432cの静電容量は期間711の値から期間712の値に変化する。さらに、導電体420と基板430の関係が図6(c)の状態から図6(d)の状態に遷移した場合、検出電極432c及び検出電極432dの静電容量は期間712の値から期間713の値に変化する。そして、導電体420と基板430の関係が図6(d)の状態から図6(a)の状態に遷移した場合、検出電極432d及び検出電極432aの静電容量は期間713の値から期間714の値に変化し、期間710と同様の静電容量に戻る。
即ち、各検出電極について、デジタルカメラ100の起動時に検出された静電容量からの変化量より、可動部400になされた回転操作を検出することができる。具体的には、可動部400が回転することにより、少なくともいずれかの検出電極432における静電容量は低下し、これと同時に少なくともいずれかの検出電極432における静電容量は増加することになる。
なお、本実施形態では、導電体420の移動に伴って発生する静電容量の変化と、検出時の測定ばらつきによる静電容量の変化を区別するため、起動時からの静電容量に対して、上側閾値715(第2の閾値)と下側閾値716(第1の閾値)とを設定する。そして静電容量センサIC111は、起動時からの静電容量の変化量が、第1の閾値を跨いだ検出電極と、第2の閾値を跨いだ検出電極がともに検出された際に、CPU101に割り込みを通知する。
図7の例では、期間711において検出電極432aの静電容量は基準値に対して設定した下側閾値以下の値となっており、検出電極432bは基準値に対して設定した上側閾値以上の値となっている。同様に期間712では、検出電極432aの静電容量は下側閾値以下の値となっており、検出電極432cの静電容量は上側閾値以上の値となっている。また期間713では、検出電極432aの静電容量は下側閾値以下の値となっており、検出電極432dの静電容量上側閾値以上の値となっている。
なお、第1の閾値と第2の閾値とは、可動部400の回転を検出できる値であればよく、基準値からの絶対値をとった場合に同一の値であってもよいし、異なる値であってもよい。
CPU101は、可動部400の回転を検出したことに伴う割り込み通知を静電容量センサIC111より受けると、センサユニット110からの読み出しを行う。このとき、センサユニット110からの読み出しは、静電容量の変化量の値であってもよいし、静電容量が上側閾値以上となった検出電極及び静電容量が下側閾値以下となった検出電極及び上側閾値未満下側閾値超となった検出電極がいずれ(のグループ)であるかの情報であってもよい。回転操作部201の可動部400がユーザにより回転操作されることにより生じた回転方向の判定には、移動による静電容量の変化が生じたか否かの情報のみがあればよい。このため、本実施形態では静電容量が上側閾値以上となった検出電極及び静電容量が下側閾値以下となった検出電極及び上側閾値未満下側閾値超となった検出電極がいずれであるかの情報を用いて回転方向を判定する方法について説明する。
導電体420と基板430の関係が図6(a)→(b)→(c)→(d)→(a)のように遷移した場合、各状態において静電容量センサIC111は静電容量が上側閾値を跨いだ検出電極及び下側閾値を跨いだ検出電極を検出して、CPU101に割り込みを通知する。CPU101は、割り込み通知を受け、各期間でセンサユニット110より当該検出電極の情報を取得し、RAM103に格納する。
このとき、各期間における静電容量が上側閾値以上である検出電極、及び静電容量が下側閾値以下である検出電極を、時系列順に1/0の論理型の数値(条件に該当する場合に1)で示すと、それぞれ図8(a)、(b)のようになる。このとき、下側閾値に対する検出状態の論理型の値から、上側閾値に対する検出状態の論理型の数値を減算すると、図8(c)のようになる。即ち、図8(c)では、各期間において静電容量が下側閾値以下である検出電極は「1」で示され、静電容量が上側閾値以上である検出電極は「−1」で示されている。
さらに、当該各期間における静電容量が下側閾値以下である状態及び上側閾値以上である状態を示す値から、直前の期間の同様の値を減算することにより、各状態間で静電容量の増減があったか否かを示す、図8(d)のような情報を得ることができる。図8(d)では、状態遷移により状態間で上側閾値または下側閾値を跨ぐ静電容量の増加があった検出電極は「−1」で示され、上側閾値または下側閾値を跨ぐ静電容量の減少があった検出電極は「1」で示されている。即ち、各状態間における可動部400の回転方向は、図8(d)において「1」の検出電極から「−1」の検出電極の方向である、つまり静電容量の減少があった検出電極から、静電容量の増加があった検出電極の方向であると判定することができる。例えば期間710から期間711の静電容量の増減より、CPU101は検出電極432aから検出電極432bの方向に可動部400が移動したことが判定できる。
また、同様に逆回転の回転操作が可動部400になされた場合も、図8(e)のように各状態間で検出電極の静電容量の増減があったか否かの情報を得ることができるため、CPU101は回転方向を判定することができる。
なお、本実施形態では回転方向の検出原理を説明するために、図8のような方法で各検出電極の静電容量の変化を解析するものとして説明したが、回転方向の検出原理はこれに限られない。本発明は、少なくとも操作部材の初期移動の移動方向を把握できればよいため、初期移動後の各検出電極の静電容量の起動時からの変化量のみを用いて、初期移動の方向を判定してもよい。即ち、当該初期移動後の変化量が、静電容量の減少が発生したと判断した第1の検出電極から、静電容量の増加が発生したと判断した第2の閾値以上である第2の検出電極に向かう方向に操作部材が移動したと判定すればよい。特に、本実施形態のように、操作部材の移動を、循環して配設された3以上の検出電極で検出する場合は、移動方向は第1の検出電極と第2の検出電極が隣接する境界をまたいで、第1の検出電極から第2の検出電極に向かう方向として判定すればよい。また初期移動後の移動については、従来と同様に静電容量の増加が検出された検出電極の履歴から判断してもよい。
<移動方向検出処理>
本実施形態のデジタルカメラ100の、このような検出原理を用いた移動方向検出処理について、図9のフローチャートを用いて具体的な処理を説明する。当該フローチャートに対応する処理は、CPU101が、例えばROM102に記憶されている対応する処理プログラムを読み出し、RAM103に展開して実行することにより実現することができる。なお、本移動方向検出処理は、例えばデジタルカメラ100が起動された際に開始されるものとして説明する。
S901で、CPU101は、回転操作部201に設けられたセンサ電極112である複数の検出電極432の各々について、デジタルカメラ100の起動時の静電容量の初期値の情報を静電容量センサIC111に取得させる。そしてCPU101は、静電容量センサIC111が取得した当該初期値の情報を、センサユニット110内の不図示のセンサRAMに基準値として記憶させる。
S902で、CPU101は、移動が生じたと判断するための、検出電極の静電容量の上側閾値及び下側閾値の情報をROM102より読み出し、当該閾値の情報をセンサユニット110の静電容量センサIC111に伝送する。静電容量センサIC111は、CPU101から伝送された上側閾値及び下側閾値の情報に基づいて、各センサ電極の基準値に対して下側閾値(第1の閾値)と上側閾値(第2の閾値)を設定する。なお、本実施形態では閾値の情報はROM102に記憶されているものとして説明するが、静電容量センサIC111が読み出し可能なセンサユニット110内の不図示のメモリに閾値の情報が格納されていてもよい。
S903で、CPU101は、ユーザによりなされた回転操作部201の可動部400の回転操作を静電容量センサIC111が検出し、所定の静電容量変化を検出したことを示す静電容量センサIC111からの割り込み通知があるか否かを判断する。具体的には静電容量センサIC111は、各検出電極432の静電容量を定期的に取得し、静電容量が下側閾値あるいは上側閾値の何れかを跨いだ検出電極が存在した場合に、CPU101に対して割り込みを通知する。
CPU101は、静電容量センサIC111からの割り込み通知があったと判断した場合は処理をS904に移し、通知はなかったと判断した場合は本ステップの処理を繰り返し、割り込みの発生まで待機する。
S904で、CPU101は、静電容量センサIC111からの割り込み通知を受けて、各検出電極432について、上側閾値以上の静電容量、及び下側閾値以下の静電容量であるか否かの情報をセンサユニット110より読み出す。
S905で、CPU101は、S904で取得した各検出電極432についての情報から、上述した検出原理を用いて回転操作の移動方向を判定し、当該判定結果を例えば表示処理等の他の処理に反映させて処理をS903に戻す。
以上説明したように、本実施形態の静電容量方式の入力検出装置は、検出対象の導電体の初期位置(移動前の位置)が不明であっても、初期移動の移動方向(移動前後の移動方向)を判別することができる。
[変形例]
上述した実施形態1では、図4(e)に示されたように回転操作部201の1つの検出電極対向部422は1つの検出電極432に重なるものとして説明したが、検出電極対向部422の静電容量方式での回転検出の構成はこれに限られない。例えば、導電体420が図10(a)に示すような構造であってもよい。図10(a)の導電体420は、基板430に重なった際に、図10(b)に示すようにセンサ電極112である複数の検出電極432のうちの1つ(のグループ)を除く検出電極と対抗するように検出電極対向部422が構成されている。このような導電体420を有する回転操作部201では、実施形態1とは異なり、検出電極対向部422と静電結合していない検出電極432を検出することにより、可動部400の移動の有無を判断する。
図11は、実施形態1と同様に、回転操作部201の可動部400が、ユーザによって時計回りに回転操作されている際の導電体420と基板430の関係の遷移を示した図である。ここでは、デジタルカメラ100の起動時に図11(a)の状態に導電体420が配置されており、回転操作によって図11(a)→(b)→(c)→(d)→(a)・・・と遷移する場合の各検出電極(群)の静電容量変化について説明する。
図12は、検出電極(群)432a、b、c、及びdの各々についての、デジタルカメラ100の起動時に検出された静電容量からの変化量を示した図である。それぞれの期間1210、1211、1212、1213、及び1214は、導電体420と基板430が図11(a)、(b)、(c)、(d)、及び(a)の状態である期間に対応している。
期間1210は、デジタルカメラ100の起動時に各検出電極について静電容量が検出された状態から、可動部400が回転していない状態である。このとき、温度等の環境条件の変化がないものとすると、各検出電極について検出されている静電容量は、期間1210では略基準値となっている。
導電体420と基板430の関係が図11(a)の状態から図11(b)の状態に遷移した場合、静電容量は期間1211の値に変化する。具体的には、期間1210では検出電極432aと重なりがなかった検出電極対向部422は、期間1211では検出電極432aに重なる。さらに検出電極対向部422は、期間1210では重なっていた検出電極432aとは、期間1211で全く重ならない状態になるため、図12のように、検出電極432a及びbの静電容量が変化する。検出電極432aについて検出される静電容量の変化量は、起動時には検出電極対向部422と静電結合していなかったが、可動部400の回転移動により検出電極対向部422と対抗して静電結合するので増加して上側閾値1215を跨ぐ。また検出電極432bについて検出される静電容量の変化量は、起動時に検出電極対向部422との静電結合により上昇していた静電容量が、静電結合が解除されるので低下して下側閾値1216を跨ぐ。
同様に、導電体420と基板430の関係が図11(b)の状態から図11(c)の状態に遷移した場合、検出電極432b及び検出電極432cの静電容量は期間1211の値から期間1212の値に変化する。さらに、導電体420と基板430の関係が図11(c)の状態から図11(d)の状態に遷移した場合、検出電極432c及び検出電極432dの静電容量は期間1212の値から期間1213の値に変化する。そして、導電体420と基板430の関係が図11(d)の状態から図11(a)の状態に遷移した場合、検出電極432d及び検出電極432aの静電容量は期間1213の値から期間1214の値に変化し、期間1210と同様の静電容量に戻る。
さらに実施形態1と同様に、各検出電極432についての静電容量の起動時からの変化量が、ユーザによる可動部400の回転操作に伴う導電体420の回転移動によって生じたものであるかを判断するために上側閾値1215(第2の閾値)と下側閾値1216(第1の閾値)とを設けている。
図12の例では、期間1211において検出電極432aの静電容量は、基準値に対して設定した上側閾値以上の値となっており、検出電極432bの静電容量は、基準値に対して設定した下側閾値以下の値となっている。同様に期間1212では、検出電極432aの静電容量は上側閾値以上(第2の閾値以上)の値となっており、検出電極432cの静電容量は下側閾値以下(第1の閾値以下)の値となっている。また期間1213では、検出電極432aの静電容量は上側閾値以上の値となり、検出電極432dの静電容量は下側閾値以下の値となっている。
このとき実施形態1と同様に、各期間における静電容量が上側閾値以上である検出電極、及び静電容量が下側閾値以下である検出電極を、時系列順に1/0の論理型(条件に該当する場合に1)で示すと、それぞれ図13(a)、(b)のようになる。このとき、下側閾値に対する検出状態の論理型の値から、上側閾値に対する検出状態の論理型の値を減算すると、図13(c)のようになる。即ち、図13(c)では、各期間において静電容量の変化量が下側閾値以下となった検出電極は「1」で示され、静電容量の変化量が上側閾値以上となった検出電極は「−1」で示されている。
さらに、当該各期間における静電容量の変化量が下側閾値以下である状態及び上側閾値以上である状態を示す値から、直前の期間の同様の値を減算することにより、各状態間で静電容量の増減があったか否かを示す、図13(d)のような情報を得ることができる。図13(d)では、状態遷移により状態間で上側閾値または下側閾値を跨ぐ静電容量の増加があった検出電極は「−1」で示され、上側閾値または下側閾値を跨ぐ静電容量の減少があった検出電極は「1」で示されている。本変形例では、上述した実施形態とは逆に、静電結合していない検出電極432を検出することにより可動部400回転有無を判断するため、可動部400の回転方向は図13(d)において「―1」の検出電極(増加があった検出電極)から「1」の検出電極(減少があった検出電極)の方向であると判定できる。例えば期間1210から期間1211の静電容量の増減より、CPU101は検出電極432aから検出電極432bの方向に可動部400が移動したことが判定できる。
また、同様に逆回転の回転操作が可動部400になされた場合も、図13(e)のように各状態間で検出電極の静電容量の増減があったか否かの情報を得ることができるため、CPU101は回転方向を判定することができる。
[実施形態2]
実施形態1及び変形例では、回転操作部201の導電体420と基板430において、GND対向部421とGNDパターン431、及び検出電極対向部422と(検出電極対向部422が重なる)検出電極432とが静電結合するものとして説明した。本実施形態では、実施形態1及び変形例よりも可動部400の回転移動の検出感度を向上させる方法について説明する。
上述したように、静電結合した2つの導電体における静電容量は、当該導電体が対抗する面積に比例して変化する。即ち、可動部400の回転移動の検出感度を向上させるためには、センサ電極112である複数の検出電極432の各々が有する面積と、対抗する検出電極対向部422の面積とを拡大することが望ましい。しかしながら、1つの検出電極432の円周方向の幅は回転操作部201の可動部400の回転分解能によって決定されるため、検出電極432及び検出電極対向部422の面積を拡大するためには半径方向の長さを変える必要がある。即ち、GND対向部421及びGNDパターン431の面積を減らす必要がある。
このため、本実施形態では導電体420のGND対向部421にGNDパターン431と電気的に結合するよう、図14(a)及び(b)に示すような結合部1400a及びbを設け、導電体420全体を接地電位とする。本実施形態では、基板430においてGNDパターン431はレジスト開口となっており、結合部1400は当該GNDパターン431に接している。なお、本実施形態では結合部1400は一端がGND対向部421に固定され、導電体420は結合部1400の他端がGNDパターン431に接しながら回転移動可能であるものとして説明する。しかしながら、結合部1400は一端がGNDパターン431に固定されており、導電体420が結合部1400の他端に接しながら回転移動可能な構成であってもよい。即ち、結合部1400は、導電体420が接地電位となるように、導電体420とGNDパターン431とを電気的に結合するものであればよい。
結合部1400を設けることで、導電体420を接地電位とすることができるため、GNDパターン431の面積は、最低限、当該GNDパターン431と導電体420とを電気的に結合する結合部1400が設けられる面積であればよい。つまり静電容量センサIC111は、検出電極432が接地電位を有する導電体420とさえ静電結合すれば対接地の静電容量を検出可能であるため、本実施形態ではGNDパターン431の面積を小さくして、検出電極432の面積を半径方向に拡大する。同様に、導電体420においては、結合部1400によりGNDパターン431と電気的に結合しているため、GND対向部421の面積を小さくして、検出電極対向部422の面積を半径方向に拡大できる。
このようにすることで、本実施形態の回転操作部201は、1つの検出電極432と対抗する検出電極対向部422の面積を拡大することができ、可動部400の回転移動の検出感度を向上させることができる。
なお、上述した実施形態1及び2、及び変形例では、静電容量方式の回転移動検出を行うロータリエンコーダを備える回転操作部201を例に説明したが、本発明はスライダ202のような並進移動を入力とする操作部材の移動検出にも適用可能である。
<スライダ202の構成>
スライダ202が静電容量方式で移動検出がなされる場合、例えば図15に示されるように構成されることで、回転操作部201と同様の静電容量方式の操作部材の移動検出が可能である。
スライダ202は、図15(a)の断面図に示すように、回転操作部201の可動部400、ガイド環410、導電体420、及び基板430に対応する部材として、可動部1500、ガイド枠1510、導電体1520、及び基板1530を備える。スライダ202の場合、可動部1500は、当該可動部1500が可動方向(図の横方向)にのみ移動するようにレール1501で指示されている。
図15(b)に示すようにガイド枠1510は、回転操作部201のガイド環410と同様に、バネ1511を介して可動部1500に取り付けられたボール1512が凹部1512に嵌入する。これによりガイド枠1510は、可動部1500の検出電極1532単位での移動を可能にしている。
また基板1530には、図15(c)のように可動部1500の可動方向に順次配設された同一の大きさを有する複数の検出電極1532と、同じく可動方向に延びるGNDパターン1531が備えられている。可動部1500の移動に伴って移動する導電体1520は、基板1530と所定の間隔を有して対抗しており、ガイド枠1510の凹部にボール1512が嵌入している状態で、導電体1520と検出電極1532及びGNDパターン1531とは静電結合する。また、図示されていないが検出電極1532のそれぞれは、静電容量センサIC111に接続されており、静電容量センサIC111において静電容量が検出される。
このように本発明の移動方向検出方法は、操作部材の移動に伴って移動する導電体を、各々が当該導電体と対抗した場合に静電結合する少なくとも3以上の検出電極を用いて静電容量の変化を検出可能な構成であれば適用可能である。
なお、CPU101の制御は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。また、上述の各実施例においれ、CPU101と静電容量センサIC111が分けて行うものとして説明した処理を1つのハードウェアで行ってもよい。また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明をデジタルカメラに適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されず、どのような機器でも適用可能である。すなわち、本発明はパーソナルコンピュータやPDA、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、ディスプレイを備えるプリンタ装置、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤー、ゲーム機、電子ブックリーダーなどに適用可能である。
(他の実施形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

Claims (15)

  1. 操作部材の移動に応じて、可動方向のいずれかの方向に位置が変更される第1の導電体と、
    各々が独立して静電容量を検出可能な、前記第1の導電体の可動方向に順次配設された3以上の検出電極であって、前記3以上の検出電極のうち1以上を除く少なくとも1つの検出電極と前記第1の導電体が対向するように、該第1の導電体と間隔を設けて配設された検出電極と、
    前記3以上の検出電極の各々について静電容量を検出する検出手段と、
    第1の時点において前記検出手段で検出された前記3以上の検出電極の各々の静電容量の何れかが、第1の閾値より大きい変化量で減少したか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記第1の時点において前記検出手段で検出された前記3以上の検出電極の各々の静電容量の何れかが、第2の閾値より大きい変化量で増加したか否かを判定する第2の判定手段と、
    前記第1の判定手段で前記3以上の検出電極の各々の静電容量の何れかが減少したと判定され、かつ、前記第2の判定手段で前記3以上の検出電極の各々の静電容量の何れかが増加したと判定された場合である第2の時点において、前記第1の判定手段により前記第1の時点よりも静電容量が減少したと判定された第1の検出電極から、前記第2の判定手段により前記第1の時点よりも静電容量が増加したと判定された第2の検出電極に向かう方向に前記第1の導電体が移動したと判定する移動判定手段と、
    を有することを特徴とする入力検出装置。
  2. 前記第1の導電体は、前記3以上の検出電極のうちの1つの検出電極と対向するように配設されていることを特徴とする請求項1に記載の入力検出装置。
  3. 操作部材の移動に応じて、可動方向のいずれかの方向に位置が変更される第1の導電体と、
    各々が独立して静電容量を検出可能な、前記第1の導電体の可動方向に順次配設された3以上の検出電極であって、前記3以上の検出電極のうち1以上を除く少なくとも1つの検出電極と前記第1の導電体が対向するように、該第1の導電体と間隔を設けて配設された検出電極と、
    前記3以上の検出電極の各々について静電容量を検出する検出手段と、
    第1の時点において前記検出手段で検出された前記3以上の検出電極の各々の静電容量の何れかが、第1の閾値より大きい変化量で減少したか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記第1の時点において前記検出手段で検出された前記3以上の検出電極の各々の静電容量の何れかが、第2の閾値より大きい変化量で増加したか否かを判定する第2の判定手段と、
    前記第1の判定手段で前記3以上の検出電極の各々の静電容量の何れかが減少したと判定され、かつ、前記第2の判定手段で前記3以上の検出電極の各々の静電容量の何れかが増加したと判定された場合である第2の時点において、前記第2の判定手段により前記第1の時点よりも静電容量が増加したと判定された第1の検出電極から、前記第1の判定手段により前記第1の時点よりも静電容量が減少したと判定された第2の検出電極に向かう方向に前記第1の導電体が移動したと判定する移動判定手段と、
    を有することを特徴とする入力検出装置。
  4. 前記第1の導電体は、前記3以上の検出電極のうちの1つを除く検出電極と対向するように配設されていることを特徴とする請求項3に記載の入力検出装置。
  5. 接地電位を有する第2の導電体であり、前記第1の導電体が前記3以上の検出電極のうちの1つ以上を除く少なくとも1つの検出電極に対向する場合に、当該対向する検出電極と前記第1の導電体、及び前記第1の導電体と前記第2の導電体とが静電結合する第2の導電体を更に有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の入力検出装置
  6. 前記第1の導電体は、前記検出電極を移動単位として位置が変更されることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の入力検出装置。
  7. 前記移動判定手段は、前記3以上の検出電極が循環して配設される場合に、前記第1の検出電極と第2の検出電極が隣接する境界をまたいで、前記第1の検出電極から前記第2の検出電極に向かう方向に前記第1の導電体が移動したと判定することを特徴とする請求項6に記載の入力検出装置。
  8. 前記第1の導電体と前記第2の導電体とを電気的に結合する結合部をさらに有し、
    前記第1の導電体と前記第2の導電体とは接地電位を有することを特徴とする請求項5に記載の入力検出装置。
  9. 前記入力検出装置は、ロータリエンコーダであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の入力検出装置。
  10. 前記入力検出装置は、撮像手段を有する撮像装置であることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の入力検出装置。
  11. 前記移動判定手段は、前記第2の時点における前記3以上の検出電極間の静電容量の大小関係に関わらず、前記第1の導電体の移動方向を判定することを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の入力検出装置。
  12. 操作部材の移動に応じて、可動方向のいずれかの方向に位置が変更される第1の導電体と、
    各々が独立して静電容量を検出可能な、前記第1の導電体の可動方向に順次配設された3以上の検出電極であって、前記3以上の検出電極のうち1以上を除く少なくとも1つの検出電極と前記第1の導電体が対向するように、該第1の導電体と間隔を設けて配設された検出電極と、
    前記3以上の検出電極の各々について静電容量を検出する検出手段とを有する入力検出装置の制御方法であって、
    第1の時点において前記検出手段で検出された前記3以上の検出電極の各々の静電容量の何れかが、第1の閾値より大きい変化量で減少したか否かを判定する第1の判定ステップと、
    前記第1の時点において前記検出手段で検出された前記3以上の検出電極の各々の静電容量の何れかが、第2の閾値より大きい変化量で増加したか否かを判定する第2の判定ステップと、
    前記第1の判定ステップで前記3以上の検出電極の各々の静電容量の何れかが減少したと判定され、かつ、前記第2の判定ステップで前記3以上の検出電極の各々の静電容量の何れかが増加したと判定された場合である第2の時点において、前記第1の判定ステップにより前記第1の時点よりも静電容量が減少したと判定された第1の検出電極から、前記第2の判定ステップにより前記第1の時点よりも静電容量が増加したと判定された第2の検出電極に向かう方向に前記第1の導電体が移動したと判定する移動判定ステップと、
    を有することを特徴とする入力検出装置の制御方法。
  13. 操作部材の移動に応じて、可動方向のいずれかの方向に位置が変更される第1の導電体と、
    各々が独立して静電容量を検出可能な、前記第1の導電体の可動方向に順次配設された3以上の検出電極であって、前記3以上の検出電極のうち1以上を除く少なくとも1つの検出電極と前記第1の導電体が対向するように、該第1の導電体と間隔を設けて配設された検出電極と、
    前記3以上の検出電極の各々について静電容量を検出する検出手段とを有する入力検出装置の制御方法であって、
    第1の時点において前記検出手段で検出された前記3以上の検出電極の各々の静電容量の何れかが、第1の閾値より大きい変化量で減少したか否かを判定する第1の判定ステップと、
    前記第1の時点において前記検出手段で検出された前記3以上の検出電極の各々の静電容量の何れかが、第2の閾値より大きい変化量で増加したか否かを判定する第2の判定ステップと、
    前記第1の判定ステップで前記3以上の検出電極の各々の静電容量の何れかが減少したと判定され、かつ、前記第2の判定ステップで前記3以上の検出電極の各々の静電容量の何れかが増加したと判定された場合である第2の時点において、前記第2の判定ステップにより前記第1の時点よりも静電容量が増加したと判定された第1の検出電極から、前記第1の判定ステップにより前記第1の時点よりも静電容量が減少したと判定された第2の検出電極に向かう方向に前記第1の導電体が移動したと判定する移動判定ステップと、
    を有することを特徴とする入力検出装置の制御方法。
  14. コンピュータを、請求項1乃至11のいずれか1項に記載された入力検出装置の各手段として機能させるプログラム。
  15. コンピュータを、請求項1乃至11のいずれか1項に記載された入力検出装置の各手段として機能させるプログラムを格納した記憶媒体。
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