JP5842717B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体記憶装置に関する。
一度だけのデータの書き込みが可能であり、書き込み後は電源の供給を停止してもデータが消失しないメモリ、即ち、ワンタイムプログラマブル(One Time Programmable:OTP)メモリが知られている。
ゲート絶縁膜破壊型のOTPメモリでは、メモリトランジスタのゲート絶縁膜を絶縁破壊することにより情報が書き込まれる。
特表2011−508355号公報 特開平11−154397号公報 特開2010−165397号公報
ゲート絶縁膜を破壊することにより情報が書き込まれるメモリトランジスタと該メモリトランジスタよりもゲート耐圧の高い選択トランジスタからなるメモリセルを有し、該メモリトランジスタ及び該選択トランジスタのゲートをワード線に接続したOTPメモリでは、読み出し動作の度に選択トランジスタをオンさせるための読み出し電圧がワード線に印加される。
したがって、繰り返し読み出し動作が行われると、メモリトランジスタのゲートにも電圧が繰り返し印加されることとなり、ゲート絶縁膜が経時的に劣化し、絶縁破壊によりデータが書き換わる虞がある。
このため、従来のOTPメモリは、使用時間や使用回数などを制限しなければ十分な信頼性が保障できない場合があった。
そこで、本発明は、十分な信頼性を有する半導体記憶装置を提供することを目的とする。
実施形態の一観点によれば、選択トランジスタと、前記選択トランジスタに接続され、前記選択トランジスタよりゲート耐圧が低く、ゲート絶縁膜の絶縁破壊により情報の書き込みが可能なメモリトランジスタとを有するメモリセルと、前記選択トランジスタのゲートと前記メモリトランジスタのゲートとに接続されたワード線と、前記選択トランジスタのソース/ドレインの一方に接続されたビット線と、前記ワード線を駆動するワード線ドライバであって、前記ワード線を駆動する際に前記ワード線に印加する電圧が温度上昇に伴って低くなるワード線ドライバとを有することを特徴とする半導体記憶装置が提供される。
開示の半導体記憶装置によれば、メモリセルに書き込まれた情報を読み出す際に選択ワード線に印加される電圧が、温度上昇に伴って低くなる。このため、メモリトランジスタのゲート絶縁膜に過度のストレスが加わるのを抑制することができ、メモリトランジスタのゲート絶縁膜の意図しない絶縁破壊が生じるのを抑制することができる。従って、十分な信頼性を有する半導体記憶装置を提供することができる。
図1は、第1実施形態による半導体記憶装置を示す回路図である。 図2は、第1実施形態による半導体記憶装置のメモリセルの断面を示す概略図である。 図3は、ワード線ドライバに電源を供給する電源供給回路を示す回路図(その1)である。 図4は、電源供給回路に用いられるリファレンスセルの断面を示す概略図である。 図5は、絶縁破壊されたトランジスタの温度特性を示すグラフである。 図6は、選択ワード線に印加される電圧の温度特性を示すグラフである。 図7は、第2実施形態による半導体記憶装置を示す回路図である。 図8は、ワード線ドライバに電源を供給する電源供給回路を示す回路図(その2)である。
[第1実施形態]
第1実施形態による半導体記憶装置について図1乃至図4を用いて説明する。図1は、本実施形態による半導体記憶装置を示す回路図である。図2は、本実施形態による半導体記憶装置のメモリセルの断面を示す概略図である。
図1に示すように、選択トランジスタSTとメモリトランジスタ(メモリセルトランジスタ)MTとを有する複数のメモリセルMCがマトリクス状に配置されたメモリセルアレイ2が形成されている。各々のメモリセルMCにおいて、選択トランジスタSTのゲート及びメモリトランジスタのゲートは、共通のワード線WLに接続されている。選択トランジスタSTのソース/ドレインの一方は、ビット線BLに接続されている。選択トランジスタSTのソース/ドレインの他方とメモリトランジスタMTのソース/ドレインの一方とは、互いに接続されている。メモリトランジスタMTのソース/ドレインの他方は、フローティングの状態となっている。
図2に示すように、半導体基板10上には、ゲート絶縁膜12aを介して選択トランジスタSTのゲート電極14aが形成されている。また、半導体基板10上には、ゲート絶縁膜12bを介してメモリトランジスタMTのゲート電極14bが形成されている。選択トランジスタSTのゲート電極14aとメモリトランジスタMTのゲート電極14bとは、共通のワード線WLに接続されている。選択トランジスタSTの一方のソース/ドレイン拡散層16aは、ビット線BLに接続されている。選択トランジスタSTの他方のソース/ドレイン拡散層16bとメモリトランジスタMTの一方のソース/ドレイン拡散層16bとは、共通のソース/ドレイン拡散層16bにより形成されている。メモリトランジスタMTの他方のソース/ドレイン拡散層16cは、フローティングの状態になっている。
選択トランジスタSTとしては、ゲート耐圧が十分に高いトランジスタ(高耐圧トランジスタ)が用いられている。選択トランジスタSTとしてゲート耐圧が十分に高いトランジスタを用いているのは、メモリトランジスタMTに情報を書き込む際に、選択トランジスタSTのゲート絶縁膜12aまでもが絶縁破壊されるのを防止するためである。このため、選択トランジスタSTのゲート耐圧は、メモリトランジスタのゲート耐圧に対して十分に高くなっている。例えば、入出力回路(図示せず)に用いられる高耐圧トランジスタ(図示せず)と同構造のトランジスタが、選択トランジスタSTとして用いられている。入出力回路に用いられる高耐圧トランジスタの定格電圧は、例えば3.3V程度である。このため、選択トランジスタSTの定格電圧も、例えば3.3V程度となっている。選択トランジスタSTのゲート絶縁膜12aの膜厚は、メモリトランジスタMTのゲート絶縁膜12bに対して十分に厚く設定されている。選択トランジスタSTのゲート絶縁膜12aの膜厚は、例えば7nm程度である。
メモリトランジスタMTは、ゲート絶縁膜12bの絶縁破壊により情報を書き込むことが可能なトランジスタである。メモリトランジスタMTに情報を書き込む際にメモリトランジスタMTのゲート絶縁膜12bが確実に絶縁破壊されるようにするため、メモリトランジスタMTとして、ゲート絶縁膜12bの膜厚が比較的薄いトランジスタが用いられている。このため、メモリトランジスタMTのゲート絶縁膜12bの膜厚は、選択トランジスタSTのゲート絶縁膜12aの膜厚に対して十分に薄くなっている。例えば、内部回路(図示せず)に用いられるトランジスタと同構造のトランジスタが、メモリトランジスタとして用いられている。内部回路に用いられるトランジスタの定格電圧は、例えば1.2V程度である。このため、メモリトランジスタMTの定格電圧も、例えば1.2V程度となっている。メモリトランジスタMTのゲート絶縁膜12bの膜厚は、例えば2nm程度となっている。
同一の行に存在する複数のメモリセルMCは、ワード線WLにより共通接続されている。より具体的には、同一の行に存在する複数のメモリセルMCの選択トランジスタSTのゲート電極14a及びメモリセルトランジスタMTのゲート電極14bが、ワード線WLにより共通接続されている。
各々の行において複数のメモリセルMCに接続された複数のワード線WLは、デコーダ(行デコーダ)18に接続されている。行デコーダ18は、複数のワード線WLのうちのいずれかのワード線WLを選択するものである。行デコーダ18には、複数のワード線WLをそれぞれ駆動する複数のワード線ドライバ(ワードドライバ)20が設けられている。複数のワード線WLのうちのいずれかのワード線WLにワード線ドライバ20により電圧を印加する、即ち、当該ワード線WLを駆動することにより、当該ワード線WLが選択される。
同一の列に存在する複数の選択トランジスタSTのソース/ドレインの一方は、ビット線BLにより共通接続されている。
各々の列において複数のメモリセルMCに接続された複数のビット線BLは、デコーダ(列デコーダ)20に接続されている。列デコーダ20は、複数のビット線BLのうちのいずれかのワード線BLを選択するものである。
複数のビット線BLは、列デコーダ20を介してセンスアンプ22に接続される。具体的には、ビット線BLは、センスアンプ22の一方の入力端子24aに接続される。センスアンプ22の他方の入力端子24bには、基準電圧(基準電位)Vrefが印加される。センスアンプ22は、選択されたビット線BLの電位と基準電位Vrefとを比較し、比較結果に応じた信号を出力する。
書き込み対象のメモリセルMCへの情報(データ)の書き込みは、書き込み対象のメモリセルMCのメモリトランジスタMTのゲート絶縁膜12bを絶縁破壊することにより行われる。即ち、書き込み対象のメモリセルMCに情報を書き込む際には、まず、当該メモリセルMCに接続されたワード線WL、即ち、選択ワード線WLに情報書き込み用の電圧を印加する。選択ワード線WLに印加する情報書き込み用の電圧は、例えば6V程度とする。書き込み対象のメモリセルMCに接続されていないワード線WL、即ち、非選択ワード線WLの電位は、例えば0Vとする。また、書き込み対象のメモリセルMCに接続されたビット線BL、即ち、選択ビット線BLの電位は、例えば0Vとする。書き込み対象のメモリセルMCに接続されていないビット線BL、即ち、非選択ビット線BLの電位は、例えば3.3Vとする。各々のワード線WL及びビット線BLにこのような電圧を印加すると、書き込み対象のメモリセルMCの選択トランジスタSTはオン状態となる。そして、書き込み対象のメモリセルMCのメモリトランジスタMTのゲート電極14bと一方のソース/ドレイン16bとの間に、当該メモリトランジスタMTのゲート耐圧以上の電圧が印加される。そうすると、書き込み対象のメモリセルMCのメモリトランジスタMTのゲート絶縁膜12bが絶縁破壊され、当該メモリトランジスタMTに情報が書き込まれることとなる。メモリトランジスタMTのゲート絶縁膜12bが絶縁破壊された状態は、例えば、“1”の情報が書き込まれた状態に対応する。一方、メモリトランジスタMTのゲート絶縁膜12bが絶縁破壊されていない状態は、例えば、“0”の情報に対応する。
メモリセルMCに書き込まれた情報を読み出す際には、まず、ビット線BLに対してプリチャージを行う。この後、読み出し対象のメモリセルMCに接続されているビット線BLを、列デコーダ20により選択する。そして、読み出し対象のメモリセルMCに接続されているワード線WLに、情報読み出し用の電圧を印加する。情報読み出し用の電圧は、選択トランジスタSTの閾値電圧より高い電圧とする。これにより、読み出し対象のメモリセルMCの選択トランジスタSTがオン状態となる。そして、選択ビット線BLの電位と基準電位Vrefとがセンスアンプ22により比較され、比較結果に応じた信号がセンスアンプ22から出力される。読み出し対象のメモリセルMCのメモリトランジスタMTに“1”の情報が書き込まれている場合、即ち、当該メモリトランジスタMTのゲート絶縁膜12bが絶縁破壊されている場合には、センスアンプ22の出力は“H”レベルとなる。一方、読み出し対象のメモリセルMCのゲート絶縁膜12bが絶縁破壊されていない場合には、センスアンプ22の出力は“L”レベルとなる。従って、センスアンプ22の出力に基づいて、読み出し対象のメモリセルMCに書き込まれた情報を判定することができる。
上述したように、メモリセルMCに書き込まれた情報を読み出す際には、選択トランジスタSTの閾値電圧より高い電圧がワード線に印加される。選択トランジスタSTのゲート絶縁膜12aの膜厚は、メモリトランジスタMTのゲート絶縁膜12bの膜厚に対して十分に厚いため、選択トランジスタSTの閾値電圧は比較的高い。このため、メモリセルMCに書き込まれた情報を読み出すための電圧をワード線WLに印加した際に、当該ワード線WLに接続されたメモリトランジスタMTのゲート絶縁膜12bにストレスが加わることとなる。かかるストレスがメモリトランジスタMTのゲート絶縁膜12bに繰り返し加わると、メモリトランジスタMTにおいてゲート絶縁膜12bにおいて意図しない絶縁破壊が生じる虞がある。かかる意図しない絶縁破壊が生じるのを防止するため、本実施形態では、以下のようにして、メモリトランジスタMTに過度のストレスが加わるのを抑制している。
図3は、ワード線ドライバに電源を供給する電源供給回路を示す回路図である。図4は、電源供給回路に用いられるメモリセルの断面を示す概略図である。
図3に示すように、オペアンプ26の出力端子に接続された出力線27には、メモリセルMCと同様のリファレンスセルMC′が接続されている。リファレンスセルMC′は、トランジスタST′と、トランジスタST′に接続されたトランジスタMT′とを有している。
トランジスタST′としては、選択トランジスタSTと同構造のトランジスタが用いられている。即ち、トランジスタST′のサイズは、選択トランジスタSTのサイズと同等である。また、トランジスタST′のゲート絶縁膜12aの膜厚は、選択トランジスタSTのゲート絶縁膜12aの膜厚と同等である。
トランジスタMT′としては、メモリトランジスタMTと同構造のトランジスタが用いられている。即ち、トランジスタMT′のサイズは、メモリトランジスタMTのサイズと同等である。また、トランジスタMT′のゲート絶縁膜12bの膜厚は、メモリトランジスタMTのゲート絶縁膜12bの膜厚と同等である。
図4に示すように、トランジスタST′のゲート電極14aとトランジスタMT′のゲート電極14bとは、オペアンプ26の出力線27に接続されている。トランジスタMT′のゲート絶縁膜12bは、絶縁破壊されている。トランジスタMT′の一方のソース/ドレイン16bとトランジスタST′の一方のソース/ドレイン16bとは、共通のソース/ドレインにより形成されている。トランジスタMT′の他方のソース/ドレイン16cは、フローティングの状態となっている。
トランジスタST′の他方のソース/ドレイン16aは、電気抵抗(抵抗器、抵抗)R11の一方の端子に接続されている。電気抵抗R11の他方の端子は、電気抵抗R12の一方の端子に接続されている。電気抵抗R12の他方の端子は、接地電位(0V、GND)に接続されている。電気抵抗R11の他方の端子と電気抵抗R12の一方の端子との接続ノードは、オペアンプ26の一方の入力端子28aに接続されている。
こうして、トランジスタST′とトランジスタMT′と電気抵抗R11と電気抵抗R12とにより、オペアンプ26の帰還回路30が形成されている。
オペアンプ26の他方の入力端子28bには、基準電圧(基準電位)Vrefが入力される。オペアンプ26の他方の入力端子28bに印加される基準電圧Vrefとしては、例えば、センスアンプ22の他方の入力端子24bに印加される基準電圧Vrefと同じ電圧が用いられている。
このような電源供給回路(電源電圧生成回路、供給電圧生成回路)32の出力電圧Vwdsは、以下のような式(1)で表される。
wds = Vref×{1+(R11+Rcell)/R12} ・・・(1)
ここで、Vrefは、オペアンプ26に入力する基準電圧であり、R11,R12は電気抵抗R11,R12の抵抗値であり、Rcellは、メモリトランジスタMTのゲート電極とソース/ドレインとの間における電気抵抗である。
図5は、絶縁破壊されたトランジスタの温度特性を示すグラフである。図5おける横軸は、温度を示しており、図5おける縦軸は、トランジスタのゲート電極とソース/ドレインとの間の電気抵抗を示している。
図5に示すように、ゲート絶縁膜12bが絶縁破壊されたトランジスタMT′におけるゲート電極14bとソース/ドレイン16bとの間における電気抵抗Rcellは、温度上昇に伴って小さくなる。
上述したように、電気抵抗Rcellと電圧Vwdsとの間には、上記の式(1)のような関係が成立する。そして、電気抵抗cellは、温度上昇に伴って小さくなる。従って、電圧Vwdsは、温度上昇に伴って低くなる。
ワード線WLを選択する際にワード線ドライバ20から当該ワード線WLに印加される電圧は、電源供給回路32からワード線ドライバ20に供給される電源の電圧Vwdsに依存する。電源供給回路32からワード線ドライバ20に供給される電源の電圧Vwdsは、上述したように温度上昇に伴って低くなるため、選択されたワード線WLに印加される電圧も、温度上昇に伴って低くなる。
図6は、選択ワード線に印加される電圧の温度特性を示すグラフである。図6における横軸は、温度を示しており、図6における縦軸は、選択ワード線WLに印加される電圧Vwd、即ち、選択されたワード線WLに印加されるワード線ドライバ20の出力電圧Vwdを示している。
図6から分かるように、選択されたワード線WLに印加される電圧Vwdは、温度上昇に伴って低くなる。
25℃においては、選択されたワード線WLに印加される電圧Vwdは、例えば2.2V程度であるが、100℃においては、選択されたワード線WLに印加される電圧Vwdは、例えば1.7V程度となる。
このように、本実施形態で用いられる電源供給回路32は、ゲート絶縁膜12bが絶縁破壊されたトランジスタMT′が帰還回路30に用いられたオペアンプ26を含むものである。そして、温度変化に応じたトランジスタMT′における電気抵抗Rcellの変化に基づいて、ワード線ドライバ20に供給する電源の電圧Vwdsを変化させるものである。
選択トランジスタSTの閾値電圧は、温度上昇に伴って低くなる。このため、温度上昇に伴って選択ワード線WLに印加される電圧Vwdが低くなっても、電圧Vwdが選択トランジスタSTの閾値電圧より低くならないようにすることが可能であり、選択ワード線WLに接続された選択トランジスタSTを動作させることが可能である。従って、選択ワード線WLに印加される電圧Vwdが温度上昇に伴って低くなっても、特段の問題は生じない。
メモリトランジスタMTのゲート絶縁膜12bの劣化は、温度が高いほど進行しやすく、また、ゲート電極14bへの印加電圧Vwdが高いほど進行しやすい。本実施形態によれば、選択ワード線WLに印加される電圧が、温度上昇に伴って低くなるため、メモリトランジスタMTのゲート絶縁膜12bの劣化を抑制することができる。
このように、本実施形態によれば、メモリセルMCに書き込まれた情報を読み出す際に選択ワード線WLに印加される電圧Vwdが、温度上昇に伴って低くなる。このため、メモリトランジスタMTのゲート絶縁膜12bに過度のストレスが加わるのを抑制することができ、メモリトランジスタMTのゲート絶縁膜12bの意図しない絶縁破壊が生じるのを抑制することができる。このため、本実施形態によれば、寿命の長い半導体記憶装置を提供することができ、使用時間の制限や使用回数の制限等を緩和することができる。このように、本実施形態によれば、十分な信頼性を有する半導体記憶装置を提供することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態による半導体記憶装置を図7及び図8を用いて説明する。図7は、本実施形態による半導体記憶装置を示す回路図である。図8は、ワード線ドライバに電源を供給する電源供給回路を示す回路図である。図1乃至図6に示す第1実施形態による半導体記憶装置と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
本実施形態による半導体記憶装置は、ワード線ドライバ20の電源を供給する電源供給回路32aに、バンドギャップレファレンス(BGR、Band Gap Reference)回路34が用いられているものである。
図8に示すように、オペアンプ36の出力端子には、電気抵抗(抵抗、抵抗器)R21の一方の端子と、電気抵抗R22の一方の端子とが接続されている。
電気抵抗R21の他方の端子は、ダイオードDのアノードに接続されている。ダイオードDのカソードは、接地電位(0V、GND)に接続されている。電気抵抗R21の他方の端子とダイオードDのアノードとの接続ノードは、オペアンプ36の一方の入力端子38aに接続されている。
電気抵抗R22の他方の端子は、電気抵抗R23の一方の端子に接続されている。電気抵抗R23の他方の端子は、ダイオードDのアノードに接続されている。ダイオードDのカソードは、接地電位に接続されている。電気抵抗R22の他方の端子と電気抵抗R23の一方の端子との接続ノードは、オペアンプ36の他方の入力端子38bに接続されている。
オペアンプ36の出力端子に接続された出力線40は、オペアンプ42の一方の入力端子44aに接続されている。オペアンプ42の出力端子には、電気抵抗R24の一方の端子が接続されている。電気抵抗R24の他方の端子は、電気抵抗R25の一方の端子に接続されている。電気抵抗R25の他方の端子は、接地電位に接続されている。電気抵抗R24の他方の端子と電気抵抗R25の一方の端子との接続ノードは、オペアンプ42の他方の入力端子44bに接続されている。オペアンプ36の出力電圧が、ワード線ドライバ20に供給される電源の電圧Vwdsとなる。
このようなBGR回路34の出力電圧Vbgr、即ち、オペアンプ36の出力電圧Vbgrは、以下のような式(2)で表される。
bgr=Veb2+VT×ln(N)×(1+R22/R23) ・・・(2)
ここで、Veb2は、ダイオードDの順方向電圧であり、VTは、ダイオードDの熱起電力であり、R22,R23は、電気抵抗R22,R23の抵抗値であり、Nは、ダイオードDとダイオードDとの面積比(個数比)である。
なお、熱起電力VTは、ボルツマン定数をk、単位電荷をq、絶対温度をTとすると、以下のような式(3)で表される。
VT = kT/q ・・・(3)
式(2)の右辺の第1項の値、即ち、ダイオードDの順方向電圧Veb2は、温度に依存する。
また、式(2)の右辺の第2項の値も、温度に依存する。
右辺の第1項の温度変化による変動量と右辺の第2項の温度変化による変動量とが相殺されるように、電気抵抗R21〜R23の抵抗値やダイオードD、Dの面積比Nを設定すれば、オペアンプ36の出力電圧Vbgrを温度に依存しないようにすることも可能である。一般的なBGR回路では、オペアンプ36の出力電圧Vbgrが温度に依存しないように、電気抵抗R21〜R23の抵抗値やダイオードD、Dの面積比Nが設定される。
しかし、本実施形態では、電源供給回路32aからワード線ドライバ20に供給される電源の電圧Vwdsが、温度上昇に伴って適度に低下するように、電気抵抗R21〜R25の抵抗値やダイオードD,Dの面積比N等を設定する。
従って、電源供給回路32aからワード線ドライバ20に供給される電源の電圧Vwdsを、温度上昇に伴って適度に低下させることができる。
このように、本実施形態において用いられる電源供給回路32aは、ダイオードD、Dを含む回路が入力端子38a、38bに接続されたオペアンプ36を含むものである。そして、温度変化に応じたダイオードD、Dの電気特性の変化に基づいて、ワード線ドライバ20に供給する電源の電圧Vwdsを変化させるものである。
本実施形態によっても、メモリセルMCに書き込まれた情報を読み出す際に選択ワード線WLに印加される電圧Vwdが、温度上昇に伴って低くなる。このため、メモリトランジスタMTのゲート絶縁膜12bに過度のストレスが加わるのを抑制することができ、メモリトランジスタMTのゲート絶縁膜12bの意図しない絶縁破壊が生じるのを抑制することができる。このため、本実施形態によっても、寿命の長い半導体記憶装置を提供することができ、使用時間の制限や使用回数の制限等を緩和することができる。このように、本実施形態によっても、十分な信頼性を有する半導体記憶装置を提供することができる。
[変形実施形態]
上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、ワード線ドライバ20に電源を供給する電源供給回路32,32aは、上記実施形態に限定されるものではない。ワード線ドライバ20に供給する電源の電圧を温度上昇に伴って低下させ得る電源供給回路を適宜用いることができる。
2…メモリセルアレイ
10…半導体基板
12a、12b…ゲート絶縁膜
14a、14b…ゲート電極
16a〜16c…ソース/ドレイン拡散層
18…デコーダ、行デコーダ
20…デコーダ、列デコーダ
22…センスアンプ
24a、24b…入力端子
26…オペアンプ
27…出力線
28a、28b…入力端子
30…帰還回路
32、32a…電源供給回路
34…BGR回路
36…オペアンプ
38a、38b…入力端子
40…出力線
42…オペアンプ
44a、44b…入力端子
、D…ダイオード
MC…メモリセル
MC′…リファレンスセル
MT…メモリセルトランジスタ
MT′…トランジスタ
11、R12、R21、R22、R23、R24、R25…電気抵抗
ST…選択トランジスタ
ST′…トランジスタ

Claims (5)

  1. 選択トランジスタと、前記選択トランジスタに接続され、前記選択トランジスタよりゲート耐圧が低く、ゲート絶縁膜の絶縁破壊により情報の書き込みが可能なメモリトランジスタとを有するメモリセルと、
    前記選択トランジスタのゲートと前記メモリトランジスタのゲートとに接続されたワード線と、
    前記選択トランジスタのソース/ドレインの一方に接続されたビット線と、
    前記ワード線を駆動するワード線ドライバであって、前記ワード線を駆動する際に前記ワード線に印加する電圧が温度上昇に伴って低くなるワード線ドライバと
    を有することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 請求項1記載の半導体記憶装置において、
    複数の前記ワード線に対応する複数の前記ワード線ドライバを含むデコーダを有し、
    前記ワード線ドライバは、電源供給回路から供給される電圧に応じた電圧を対応するワード線に供給する
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 請求項2記載の半導体記憶装置において、
    前記電源供給回路は、ゲート絶縁膜が絶縁破壊されたトランジスタが帰還回路に用いられたオペアンプを含み、温度変化に応じた前記トランジスタにおける電気抵抗の変化に基づいて、前記ワード線ドライバに供給する電源の電圧を変化させる
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 請求項3記載の半導体記憶装置において、
    前記トランジスタは、前記メモリトランジスタと同構造のトランジスタである
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 請求項2記載の半導体記憶装置において、
    前記電源供給回路は、ダイオードを含む回路が入力端子に接続されたオペアンプを含み、温度変化に応じた前記ダイオードの電気特性の変化に基づいて、前記ワード線ドライバに供給する電源の電圧を変化させる
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
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