JP5842223B2 - ドライバ回路 - Google Patents

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Description

本発明は、パワー半導体デバイスをオン/オフするためのドライバ回路に関する。
パワー半導体デバイスをオン/オフ動作させるためには、ドライバ回路が必要である。このドライバ回路は、パルス信号を入力とし、パワー半導体デバイスをオン/オフするために必要な電力まで増輻する。
特許文献1には、このドライバ回路の一例が示されている。この特許文献1のドライバ回路は、相補的にオン、オフするハイサイド出力用トランジスタ(Pチャネル電界効果トランジスタ)とローサイド出力用トランジスタ(Nチャネル電界効果トランジスタ)からなる出力バッファと、このハイサイド出力用トランジスタとローサイド出力用トランジスタが同時にオンするのを防止するためのデッドタイム生成回路とを備えている。
このドライバ回路のように、デッドタイムを予め設定しておく構成では、該ドライバ回路の出力電圧が上記ハイサイド出力用トランジスタとローサイド出力用トランジスタのゲート耐圧よりも高く設定されている揚合、ハイサイド出力用トランジスタにゲート信号を送るためのレベルシフト回路が必要となり、このレベルシフト回路の動作に起因してハイサイド出力用トランジスタの駆動信号とローサイド出力用トランジスタの駆動信号の伝達遅延時間にばらつきを生じる。これに対応するためには、このばらつく遅延時間の最長時間よりも長いデッドタイムを確保する必要があり、その結果、高速スイッチングが困難になる。また、デッドタイム生成回路の後段の回路構成や動作条件によって回路遅延が変化するため、デッドタイムの設定が難しいという問題も生じる。
そこで、ハイサイド出力用トランジスタ及びローサイド出力用トランジスタがオフしたことをそれらのゲート電圧を監視することによって検出し、ローサイド出力用トランジスタのゲート電圧の立下り変化に基づいて、ハイサイド出力用トランジスタのゲート電圧を立上げるとともに、ハイサイド出力用トランジスタのゲート電圧の立下り変化に基づいて、ローサイド出力用トランジスタのゲート電圧を立上げるようにした構成を有する回路が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
この構成によれば、例えばハイサイド出力用トランジスタのオフ後に、速やかにローサイド出力用トランジスタをオンさせること、つまり、デッドタイムの短縮化を図ることが可能である。
ところで、上記のようにハイサイド出力用トランジスタ及びローサイド出力用トランジスタがオフしたことをそれらのゲート電圧を監視することによって検出する場合、それらのトランジスタのゲート電圧をレベルシフトする必要がある。
すなわち、例えば、ハイサイド出力用トランジスタがオフしたことを検出する場合、ハイサイド出力用トランジスタ及びローサイド出力用トランジスタのゲート耐圧が5V、それらのトランジスタの直列接続点(この部分の電位がハイサイド側の基準電位となる。)から出力される電圧の振幅が10Vであるとすると、ハイサイド出力用トランジスタのゲート電圧をローサイド側の回路に適したレベルにシフトして該ローサイド側の回路に伝達する必要がある。
図4に、レベルシフト回路の従来例を示す(例えば、特許文献3参照)。このレベルシフト回路は、シフトダウン(レベルダウン)回路部と、シフトアップ(レベルアップ)回路部とを含んでいる。シフトダウン回路部のSOUT1端子には、図示していないドライバ回路から出力されるハイサイド出力用トランジスタのゲート電圧が入力される。
このゲート電圧は、抵抗Rp3を介してツェナーダイオード(として使われるPチャネル電界効果トランジスタ)ZP1に加えられ、ツェナーダイオードZP1によりクランプされて、高耐圧PチャネルトランジスタHVPのゲートに加えられる。トランジスタHVPのソース、ドレインにはそれぞれ抵抗RP1、RP2が直列接続され、抵抗RP2にはツェナーダイオードZP2が並列接続されている。したがって、上記SOUT1端子に入力されたゲート電圧に基づいてトランジスタHVPがオンすると、抵抗RP2とツェナーダイオードZP2のカソードとの接続点からシフトダウンされた信号が出力される。この信号はツェナーダイオードZP2によりクランプされたものになる。
シフトアップ回路部は、シフトダウン回路部と対称な構成を有するので、構成要素に対応する符号を付してその説明を省略する。
特開2008−098920号公報 特開2007−097348号公報 特許第3384399号公報(図5)
ドライバ回路に特許文献3のレベルシフト回路をそのまま適用すると、以下のような問題が生じる。
(a)ドライバ回路のハイサイド出力用トランジスタがオンしている期間中、VDDHI端子からVDDLC端子に向かう大電流がトランジスタHVPに流れ続けるので、それによる電力ロスが問題となる。
(b)本来、上記ハイサイド出力用トランジスタがオンしていなければならない期間に、ノイズ等によりSOUT1端子のゲート電圧が一瞬Hレベルになって高耐圧PチャネルトランジスタHVPがオフすると、シフトダウン回路部の出力が直ちにLレベルになる。この場合、シフトダウン回路部の出力信号を受け入れるドライバ回路の制御回路がハイサイド出力用トランジスタのオン期間が終了したものと誤って判断することになるので、例えば、ローサイド出力用トランジスタがオンされて貫通電流が流れてしまうなどの誤動作を生じるおそれがある。
したがって、本発明の課題は、電力ロスの低減を図れ、かつ、ノイズ等による誤動作を防止することが可能なドライバ回路を提供することにある。
本発明は、それぞれが制御用入力パルス信号に基づきオンオフ駆動される直列接続されたハイサイド出力用トランジスタとローサイド出力用トランジスタを備え、これらのトランジスタの直列接続点からパワー半導体デバイスを駆動する信号を出力するドライバ回路であって、第1のオンオフ信号を入力して前記ハイサイド出力用トランジスタをオンオフ駆動する第1の制御信号を出力するハイサイド前段ドライブ回路と、第2のオンオフ信号を入力して前記ローサイド出力用トランジスタをオンオフ駆動する第2の制御信号を出力するローサイド前段ドライブ回路と、前記ハイサイド出力用トランジスタと前記ローサイド出力用トランジスタの直列回路に並列接続した検出回路であって、直列接続したハイサイド検出用トランジスタ、抵抗、及びローサイド検出用トランジスタを含む検出回路と、前記検出回路における前記ハイサイド検出用トランジスタと前記抵抗との接続点に表れる高電圧振幅変化信号をローサイドで適用される電圧範囲でクランプした信号に変換するクランプ回路と、前記第2の制御信号が前記ローサイド出力用トランジスタをオフさせる信号であるときに前記制御用入力パルス信号を通過させる第1の論理回路と、前記第1の論理回路の出力信号をレベルシフトして、前記第1のオンオフ信号として出力するレベルシフト回路と、前記クランプ回路の出力信号がLレベルのときに前記制御用入力パルス信号を通過させて前記第2のオンオフ信号として出力する第2の論理回路と、を備え、前記ハイサイド検出用トランジスタを前記第1の制御信号によって前記ハイサイド出力用トランジスタと同時にオンオフ駆動するとともに、前記制御用入力パルス信号が前記ローサイド出力用トランジスタのオンを指示する信号もしくは前記ハイサイド出力用トランジスタのオフを指示する信号のとき前記ローサイド検出用トランジスタをオンさせ、前記制御用入力パルス信号が前記ローサイド出力用トランジスタのオフを指示する信号もしくは前記ハイサイド出力用トランジスタのオンを指示する信号のとき前記ローサイド検出用トランジスタをオフさせるよう駆動する。
前記ハイサイド出力用トランジスタ及び前記ハイサイド検出用トランジスタとしてPチャネルMOSFETを使用し、前記ローサイド出力用トランジスタ及び前記ローサイド検出用トランジスタとしてNチャネルMOSFETを使用することができる。
前記第1の論理回路としては、例えば前記制御用入力パルス信号の反転信号と前記第2の制御信号の論理和信号を出力する論理和回路が使用され、また、前記第2の論理回路としては、例えば前記制御用入力パルス信号と前記クランプ回路の出力信号の論理和の反転信号を出力する論理和回路が使用される。更に、前記制御用入力パルス信号としては、例えばPWM信号が使用される。
本発明によれば、ハイサイド検出用トランジスタとローサイド検出用トランジスタが同時にオンする期間がハイサイド検出用トランジスタのオン期間の最後の短い時間であるとともに、ハイサイド検出用トランジスタとローサイド検出用トランジスタの電流経路に抵抗を有しているので、上記ハイサイド検出用トランジスタのオン期間中における電力ロスが少なくて済む。
また、ハイサイド出力用トランジスタのオン期間において、ノイズ等によって該ハイサイド出力用トランジスタのゲート電圧が一瞬変化しても、ローサイド出力用トランジスタがオンするなどの誤動作を生じるおそれがない。
本発明に係るドライバ回路の一実施形態を示す回路図である。 クランプ回路の構成の一例を示す回路図である。 本発明に係るドライバ回路の動作を説明するための波形図である。 レベルシフト回路の従来例を示す回路図である。
図1は、パワー半導体デバイス(図示せず)をオン/オフするために用いられる本発明に係るドライバ回路の一実施形態を示す。
このドライバ回路は、主電源EM、ハイサイド用電源EH、ローサイド用電源EL、ハイサイド出力用トランジスタM1、ハイサイド前段ドライブ回路DRH、レベルシフト回路LS、ローサイド出力用トランジスタM2、ローサイド前段ドライブ回路DRL、ハイサイド出力用トランジスタM1のターンオフを検出するために設けられたハイサイド検出用トランジスタM11、同じくハイサイド出力用トランジスタM1のターンオフを検出するために設けられたローサイド検出用トランジスタM12、抵抗R、クランプ回路CL等を備えている。
図示のように、通常おいては、ハイサイド出力用トランジスタM1としてPチャネルのMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor:金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)が使用され、ローサイド出力用トランジスタM2としてNチャネルのMOSFETが使用される。
そして、本実施形態では、ハイサイド検出用トランジスタM11としてPチャネルのMOSFETを使用するとともに、ローサイド検出用トランジスタM12としてNチャネルのMOSFETを使用している。なお、検出用トランジスタM11,M12には、出力用トランジスタM1,M2よりも小容量のものが使用される。
ハイサイド出力用トランジスタM1とローサイド出力用トランジスタM2は、主電源EMの正極と負極間に直列接続され、相補的にオン、オフするよう駆動される。すなわち、ハイサイド出力用トランジスタM1は、ゲートがハイサイド前段ドライブ回路DRHの出力端子に、ソースが主電源EMの正極に、ドレインがローサイド出力用トランジスタM2のドレインにそれぞれ接続されている。一方、ローサイド出力用トランジスタM2は、ゲートがローサイド前段ドライブ回路DRLの出力端子に接続され、ソースが主電源EMの負極に接続されている。そして、ハイサイド出力用トランジスタM1とローサイド出力用トランジスタM2の直列接続点は、出力端子Tに接続されている。
ハイサイド検出用トランジスタM11は、ゲート及びソースがハイサイド出力用トランジスタM1のゲート及びソースにそれぞれ接続され、ドレインが抵抗Rを介してローサイド検出用トランジスタM12のドレインに接続されている。ローサイド検出用トランジスタM12は、ゲートがインバータINVの出力端子に接続され、ソースが主電源EMの負極に接続されている。
レベルシフト回路LSは、入力端子がオア回路OR1の出力端子に接続され、出力端子がハイサイド前段ドライブ回路DRHの入力端子に接続されている。このレベルシフト回路LSは、ローサイド用電源ELの負極の電位を基準とする信号レベルをハイサイド用電源EHの負極の電位(V1−V2)を基準とする信号レベルにシフトするように動作する。このレベルシフト回路LSの構成は従来公知であるので、その説明を省略する。
クランプ回路CLは、入力端子がハイサイド検出用トランジスタM11と抵抗Rの直列接続点に接続され、出力端子がオア回路OR2の一方の入力端子に接続されている。このクランプ回路CLの構成及び動作については後述する。
オア回路OR1は、一方の入力端子がOR2の他方の入力端子とインバータINVの入力端子に接続され、他方の入力端子がローサイド出力用トランジスタM2のゲートに接続されている。オア回路OR1の一方の入力端子には、制御用入力パルス信号として外部からPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)信号VIが入力される。なお、オア回路OR1の一方の入力端子およびオア回路OR2の出力端子は負論理となっている。すなわち、オア回路OR1は一方の入力信号の反転信号と他方の入力信号の論理和信号を出力する回路であり、オア回路OR2は2つの入力信号の論理和の反転信号を出力する回路である。
ハイサイド用電源EHの出力電圧V2は、ハイサイド前段ドライブ回路DRH及びレベルシフト回路LSに印加され、ローサイド用電源ELの出力電圧V3は、レベルシフト回路LS、オア回路OR1、オア回路OR2、ローサイド前段ドライブ回路DRL、クランプ回路CL及びインバータINVに印加される。なお、ハイサイド用電源EHの正極は主電源EMの正極に接続され、ローサイド用電源ELの負極は主電源EMの負極に接続されている。また、主電源EMの出力電圧V1は、ハイサイド用電源EHの出力電圧V2及びローサイド用電源ELの出力電圧V3よりも高く設定されている。
図2にクランプ回路CLの構成の一例を示す。このクランプ回路CLは、NチャネルトランジスタM3と、バッファ回路(またはインバータ)BUFとを備えている。MOSFETからなるNチャネルトランジスタM3は、ゲートに図1に示したローサイド用電源ELの出力電圧V3が印加され、入力端子となるドレインに図1に示したハイサイド検出用トランジスタM11と抵抗Rの接続点の電圧(この電圧の振幅範囲は電圧V3よりも高い)が入力される。
NチャネルトランジスタM3がゲートに印加される電圧V3に対するソースフォロワ回路となっていることから、トランジスタM3のソースからはV3にクランプされた電圧が出力され、この電圧は、次段のバッファ回路BUFを介して出力端子から出力される。
このように、クランプ回路CLは、ハイサイド検出用トランジスタM11のドレイン電圧の高電圧振幅変化を低電位側の電圧範囲V3でクランプした信号に変換する作用をなす。
次に、本実施形態に係るドライバ回路の動作をその動作波形の概略を示す図3を参照して説明する。
PWM信号VIのレベルがHレベル(High level)→Lレベル(Low level)になると、オア回路OR1がHレベルの信号(ターンオフ信号)VH1を出力するとともに、ローサイド検出用トランジスタM12がオンする。ローサイド検出用トランジスタM12がターンオンするタイミングでは、上記オア回路OR1の出力信号は、レベルシフト回路LS及びハイサイド前段ドライブ回路DRH等による信号遅延のためにハイサイド出力用トランジスタM1とハイサイド検出用トランジスタM11に伝えられず、従って、該両トランジスタM1,M11はまだオン状態を保持している。
この結果、ハイサイド検出用トランジスタM11とローサイド検出用トランジスタM12が共にオンした状態となるが、それらのドレイン間に抵抗Rが介在しているため、ハイサイド検出用トランジスタM11のドレインは高電位が保たれる。また、抵抗Rは貫通電流を抑制する。
ハイサイド検出用トランジスタM11のドレインが高電位に保たれている状態では、クランプ回路CLが低電位回路の許容電圧V3にクランプされたHレベルの信号を出力している。従って、ローサイド出力用トランジスタM2はオフ状態を保持している。
次に、オア回路OR1から出力された上記Hレベルの信号がレベルシフト回路LS及びハイサイド前段ドライブ回路DRHを介してハイサイド出力用トランジスタM1及びハイサイド検出用トランジスタM11に伝わると、つまり、ハイサイド前段ドライブ回路DRHにレベルシフト回路LSからのオフを指示する出力信号VH2が入力されて、該ハイサイド前段ドライブ回路DRHからオフを指示する制御信号(ゲート信号)VGHが出力されると、これらのトランジスタM1,M11が共にオフする。このとき、出力端子Tに容量性負荷が接続されていると、ハイサイド出力用トランジスタM1のドレイン電位は急には低下しないことになる。しかし、ハイサイド検出用トランジスタM11のドレインの電圧VSIは、ローサイド検出用トランジスタM12がオン状態であるため即座に低下する。したがい、トランジスタM11,M12が両方ともオン状態となっているのはレベルシフト回路LS及びハイサイド前段ドライブ回路DRH等により信号が遅延している期間なので、貫通状態となっているのはごく短時間である。
ハイサイド検出用トランジスタM11のドレイン電圧VSIが低下すると、クランプ回路CLがLレベルの信号を出力するのでオア回路OR2はPWM信号VIを通過させ、回路OR2からHレベルの信号VL(ターンオン信号)が出力されてローサイド前段ドライブ回路DRLに入力される。この結果、ローサイド前段ドライブ回路DRL等による遅延時間の後、該ローサイド前段ドライブ回路DRLからHレベルの制御信号(ゲート信号)VGLが出力されてローサイド出力用トランジスタM2がターンオンされる。上記制御信号VGLは、オア回路OR1にも入力されるが、この信号は該オア回路OR1の出力に影響しない。
ハイサイド出力用トランジスタM1及びハイサイド検出用トランジスタM11がターンオフされてからローサイド出力用トランジスタM2がターンオンされるまでの時間がデッドタイムであり、本実施形態ではこのデッドタイムが自動設定されることになる。
その後、PWM信号VIのレベルがLレベル(Low level)→Hレベル(High level)になると、ローサイド検出用トランジスタM12がオフするとともに、オア回路OR2からLレベルの信号(ターンオフ信号)VLが出力される。オア回路OR2から出力された信号VLは、ローサイド前段ドライブ回路DRL等による遅延のためにすぐにはローサイド出力用トランジスタM2に伝達されず、従って、該ローサイド出力用トランジスタM2はまだオン状態を保持することになる。
一方、オア回路OR1は、ローサイド出力用トランジスタM2がオン状態を保持している間、つまり、制御信号(ゲート信号)VGLがHレベルを維持している間、Hレベルの信号VH1を継続して出力している。したがって、ハイサイド出力用トランジスタM1とハイサイド検出用トランジスタM11もまだオフ状態を保持することになる。
次に、オア回路OR2から出力されたLレベルの信号(ターンオフ信号)VLに基づいてローサイド前段ドライブ回路DRLからLレベルの制御信号VGLが出力されると、ローサイド出力用トランジスタM2がオフする。
一方、上記Lレベルの制御信号VGLは、オア回路OR1にフィードバックされ、この結果、該オア回路OR1からLレベルの信号(ターンオン信号)VH1が出力される。すなわち、ローサイド前段ドライブ回路DRLからローサイド出力用トランジスタM2がオフさせる信号が出力されると、オア回路OR1はPWM信号VIを通過させるのである。
信号VH1に基づいて、レベルシフト回路LSがLレベルの信号VH2を出力し、ついで、ハイサイド前段ドライブ回路DRHがLレベルの制御信号(ゲート信号)VGHを出力し、これによってハイサイド出力用トランジスタM1及びハイサイド検出用トランジスタM11が共にオンする。
ハイサイド出力用トランジスタM1及びハイサイド検出用トランジスタM11がオンする時点は、レベルシフト回路LS及びハイサイド前段ドライブ回路DRH等による信号遅延のため、ローサイド出力用トランジスタM2がオフする時点よりも遅れ、その遅れ時間がデッドタイムとなる。本実施形態では、このデッドタイムも自動設定されることになる。
かくして、ハイサイド出力用トランジスタM1とローサイド出力用トランジスタM2は、PWM信号VIに基づいて相補的にオン、オフ動作し、これによって、出力端子Tからは図示していないパワー半導体デバイスをオン/オフするための駆動信号が出力される。
以上の説明から明らかなように、ハイサイド出力用トランジスタM1のゲートに入力されるHレベルの制御信号VGHは、ハイサイド検出用トランジスタM11及びクランプ回路CLを介してローサイド出力用トランジスタM2をターンオンさせるための信号としてフィードバックされ、また、ローサイド出力用トランジスタM2のゲートに入力されるLレベルの制御信号VGLは、オア回路OR1、レベルシフト回路LS及びハイサイド前段ドライブ回路DRHを介してハイサイド出力用トランジスタM1及びハイサイド検出用トランジスタM11をターンオンさせるための信号としてフィードバックされる。
この結果、前述したように、デッドタイムが動作状態に応じて自動的に最適に設定されることになるので、ハイサイド前段ドライブ回路DRH及びローサイド前段ドライブ回路DRLの前段にデッドタイム回路を設ける必要がない。また、ハイサイド出力用トランジスタM1のターンオフを検出するために、該ハイサイド出力用トランジスタM1のゲート電圧をローサイド側に適するレベルにシフトするような複雑な回路構成を採用する必要が無いので、構成の簡素化を図ることが可能である。
また、出力端子Tに接続される負荷が容量性負荷の場合には、出力端子Tの電圧をモニタしても、ハイサイド出力用トランジスタM1のオン/オフ状態を判定できないおそれがあるが、本実施形態では上記容量性負荷の影響を受けないハイサイド検出用トランジスタM11を設けてあるので、このハイサイド検出用トランジスタM11のドレイン電圧からハイサイド出力用トランジスタM1のオン/オフ状態が確実に判定される。
本実施形態に係るドライバ回路は、上記の利点に加えて次のような利点も有する。
(a)ハイサイド出力用トランジスタM1のオン期間においては、上述の説明および図3から明らかなように、該期間よりもはるかに短い期間だけローサイド検出用トランジスタM12がオンすることになる。
これは、ハイサイド検出用トランジスタM11、抵抗R及びローサイド検出用トランジスタM12を含む直列回路における電流(主電源EMの高出力電圧V1に基づく電流)の流通時間が短いことを意味し、さらに抵抗Rにより貫通電流が抑制される。これによって、ハイサイド出力用トランジスタM1のオン期間における電力ロスが低減される。
(b)ハイサイド出力用トランジスタM1のオン期間において、ノイズ等により制御電圧VGHが一瞬Hレベルになったとしても、ローサイド出力用トランジスタM2が誤動作(オンする)ことはない。なぜなら、上記オン期間にはHレベルのPWM信号VIがオア回路OR2に入力されて、制御信号VGLがLレベルになっているからである。
本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変型態様を含むものである。例えば、図2に示すクランプ回路CLは、NチャネルトランジスタM3に代えてNPN型のバイポーラトランジスタを使用することも可能である。
また、ハイサイド出力用トランジスタM1およびハイサイド検出用トランジスタM11をNチャネルMOSFETとしてもよい。この場合、各論理回路の正負を見直すとともに、ハイサイド前段ドライブ回路DRHに別電源を供給するようにすればよい。
EM 主電源
EH ハイサイド用電源
EL ローサイド用電源
M1 ハイサイド出力用トランジスタ
DRH ハイサイド前段ドライブ回路
LS レベルシフト回路
M2 ローサイド出力用トランジスタ
DRL ローサイド前段ドライブ回路
M11 ハイサイド検出用トランジスタ
M12 ローサイド検出用トランジスタ
CL クランプ回路
OR1 オア回路
OR2 オア回路
R 抵抗
M3 Nチャネルトランジスタ
BUF バッファ

Claims (4)

  1. それぞれが制御用入力パルス信号に基づきオンオフ駆動される直列接続されたハイサイド出力用トランジスタとローサイド出力用トランジスタを備え、これらのトランジスタの直列接続点からパワー半導体デバイスを駆動する信号を出力するドライバ回路であって、
    第1のオンオフ信号を入力して前記ハイサイド出力用トランジスタをオンオフ駆動する第1の制御信号を出力するハイサイド前段ドライブ回路と、
    第2のオンオフ信号を入力して前記ローサイド出力用トランジスタをオンオフ駆動する第2の制御信号を出力するローサイド前段ドライブ回路と、
    前記ハイサイド出力用トランジスタと前記ローサイド出力用トランジスタの直列回路に並列接続した検出回路であって、直列接続したハイサイド検出用トランジスタ、抵抗、及びローサイド検出用トランジスタを含む検出回路と、
    前記検出回路における前記ハイサイド検出用トランジスタと前記抵抗との接続点に表れる高電圧振幅変化信号をローサイドで適用される電圧範囲でクランプした信号に変換するクランプ回路と、
    前記第2の制御信号が前記ローサイド出力用トランジスタをオフさせる信号であるときに前記制御用入力パルス信号を通過させる第1の論理回路と、
    前記第1の論理回路の出力信号をレベルシフトして、前記第1のオンオフ信号として出力するレベルシフト回路と、
    前記クランプ回路の出力信号がLレベルのときに前記制御用入力パルス信号を通過させて前記第2のオンオフ信号として出力する第2の論理回路と、を備え、
    前記ハイサイド検出用トランジスタを前記第1の制御信号によって前記ハイサイド出力用トランジスタと同時にオンオフ駆動するとともに、
    前記制御用入力パルス信号が前記ローサイド出力用トランジスタのオンを指示する信号もしくは前記ハイサイド出力用トランジスタのオフを指示する信号のとき前記ローサイド検出用トランジスタをオンさせ、前記制御用入力パルス信号が前記ローサイド出力用トランジスタのオフを指示する信号もしくは前記ハイサイド出力用トランジスタのオンを指示する信号のとき前記ローサイド検出用トランジスタをオフさせるよう駆動することを特徴とするドライバ回路。
  2. 前記ハイサイド出力用トランジスタ及び前記ハイサイド検出用トランジスタとしてPチャネルMOSFETを使用し、前記ローサイド出力用トランジスタ及び前記ローサイド検出用トランジスタとしてNチャネルMOSFETを使用したことを特徴とする請求項1に記載のドライバ回路。
  3. 前記第1の論理回路は前記制御用入力パルス信号の反転信号と前記第2の制御信号の論理和信号を出力する論理和回路であり、
    前記第2の論理回路は前記制御用入力パルス信号と前記クランプ回路の出力信号の論理和の反転信号を出力する論理和回路であることを特徴とする請求項2に記載のドライバ回路。
  4. 前記制御用入力パルス信号がPWM信号であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のドライバ回路。
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