JP5841928B2 - 戸車及び建具 - Google Patents

戸車及び建具 Download PDF

Info

Publication number
JP5841928B2
JP5841928B2 JP2012235811A JP2012235811A JP5841928B2 JP 5841928 B2 JP5841928 B2 JP 5841928B2 JP 2012235811 A JP2012235811 A JP 2012235811A JP 2012235811 A JP2012235811 A JP 2012235811A JP 5841928 B2 JP5841928 B2 JP 5841928B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
shoji
inner frame
distance
door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012235811A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014084666A (ja
Inventor
史智 日高
史智 日高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK AP Inc
Original Assignee
YKK AP Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YKK AP Inc filed Critical YKK AP Inc
Priority to JP2012235811A priority Critical patent/JP5841928B2/ja
Publication of JP2014084666A publication Critical patent/JP2014084666A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5841928B2 publication Critical patent/JP5841928B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、障子に設けられる戸車及び戸車が設けられた障子を有する建具に関する。
障子に設けられる戸車及び戸車が設けられた障子を有する建具としては、枠体に組み込まれ当該枠体が有するレール上を回動しつつ当該レールに沿って移動する障子を支持するローラーを備えた戸車及びこの戸車が設けられた障子を有する建具が知られている。障子は、例えば、けんどん方式などにより枠体に容易に組み込める一方で、組み込んだ障子を適切な姿勢にすべく建付調整が必要である。このため、障子の下框に嵌着固定される外枠と、ローラーを回転自在に支持し、外枠に嵌め外し可能な内枠と、外枠に装着され内枠の嵌め込み高さを調整して障子の建付調整を行うためのローラー高さ調整手段とを備えた戸車も知られている(例えば、特許文献1参照)。
そして、ローラー高さ調整手段は、外枠は上板と左右の両側板とを有する断面コ字状の枠体であり、両側板の略中央部と前部の各内壁面に、それぞれ対向して設けられ前方に下傾斜する案内突起が、内枠が有する両側板の下傾斜の傾斜端面に支持され、内枠が外枠の案内突起に案内されて移動することによりローラーの高さが調整されるように構成されている。
特許第3088620号公報
上記のような戸車には、レール上に配置されたローラーとレールとの係合位置に障子の荷重による反力が作用し、案内突起と傾斜端面との係合位置にて障子の荷重が作用する。上記の戸車は、ローラーの高さを調整する際に、内枠が見付け方向に移動する。このため、内枠におけるローラーの位置は不変でも、案内突起との係合位置が変化するため、ローラーの高さを調整することにより戸車に作用する外力のバランスが極端に崩れ、一方の案内突起と傾斜端面に大きな力が作用すると、不安定になったり、内枠や外枠が変形してローラーが回動しにくくなるおそれがあるという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ローラーの移動により高さ調整をしても、戸車に作用する外力のバランスが崩れにくい戸車及びこの戸車が設けられた障子を有する建具を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の戸車は、枠体が有するレール上を回動しつつ、前記レールに沿って移動する障子を支持するローラーを備えた戸車であって、
前記障子の見込み方向にて対向し前記ローラーの回動軸が掛け渡されて当該ローラーを回動自在に支持する一対の内側対向部を有する内フレームと、
前記一対の内側対向部の、見込み方向における外側にそれぞれ位置して前記内側対向部と対面する一対の外側対向部を有し、前記障子に固定される外フレームと、
前記外フレームに対し前記内フレームを上下方向に移動可能な移動機構と、
を有し、
前記内側対向部に設けられ前記外フレームを支持しつつ前記外側対向部に設けられた外ガイド部に案内される内係合部と、前記外側対向部に設けられ前記内フレームに支持されつつ前記内側対向部に設けられた内ガイド部に案内される外係合部とが、見付け方向において前記回動軸を挟んで両側に配置され、
上下方向における前記内フレームの移動範囲の上部側に前記内フレームが位置し前記内係合部と前記回動軸との見付け方向における距離が前記外係合部と前記回動軸との見付け方向における距離より短い状態にて前記障子が前記枠体に組み込まれた後に、
前記移動機構により前記内フレームを下方に移動させると、前記外係合部と前記回動軸との距離が短くなる方向に前記内フレームが移動されることを特徴とする戸車である。
このような戸車によれば、障子の重量は、内係合部と外係合部とからローラーを介してレールに支持されている。このため戸車には、内係合部と外係合部とに障子の重量が下向きに作用し、ローラーの回動軸にはレールに支持されてその反力が上向きに作用している。このため、戸車にてバランス良く障子を支持するためには、内係合部と回動軸との見付け方向における距離と外係合部と回動軸との見付け方向における距離とが等しいことが望ましい。
上記戸車は、見付け方向においてローラーの回動軸を挟んで両側に配置される内係合部と外係合部のうち、外フレームを支持する内係合部は、ローラーの回動軸と同じ内フレームに設けられているので、回動軸と内係合部との見付け方向における距離は不変である。一方、外係合部と回動軸との距離は、内フレームが移動範囲の上部側に位置し内係合部と回動軸との見付け方向における距離より長い状態にて障子が枠体に組み込まれ、内フレームを下方に移動させると、外係合部と回動軸との距離が短くなる方向に内フレームが移動されるので、障子の建付調整などのために内フレームを下方に移動させた後には、内係合部と回動軸との見付け方向における距離と外係合部と回動軸との見付け方向における距離とが等しい状態に近づくので、ローラーの移動により高さ調整をしても、戸車に作用する外力のバランスが崩れにくい戸車を提供することが可能である。
かかる戸車であって、前記障子に取り付けられた状態で、前記内フレームが前記移動範囲の上端に位置し、前記外フレームにより前記内フレームの上方への移動が規制されていることが望ましい。
このような戸車によれば、戸車が障子に取り付けられた状態では、外フレームにより内フレームの上方への移動が規制されているので、内フレームが上部側に位置して内係合部と回動軸との見付け方向における距離が外係合部と回動軸との見付け方向における距離より短い状態であっても、内フレームが外フレームにより上方への移動が規制されることにより、安定した状態を保つことが可能である。このため、ローラーの位置を下方に移動させていない状態でレール上に載置させたとしても、障子を安定させて支持することが可能である。
かかる戸車であって、前記内フレームは、前記内係合部と前記回動軸との見付け方向における距離と前記外係合部と前記回動軸との見付け方向における距離とが等しくなるように移動されることが望ましい。
このような戸車によれば、内フレームは、内係合部と回動軸との見付け方向における距離と外係合部と回動軸との見付け方向における距離とが等しくなるように移動されるので、下フレームが下方に移動された後には、内係合部、外係合部、及び回動軸に作用する外力は、内フレームが上部側に位置するときよりバランス良く作用する。このため、使用状態にて、障子をより安定した状態にて支持することが可能な戸車を提供することが可能である。
また、上記戸車を備えた前記障子と、前記障子が組み込まれる前記枠体と、を有することを特徴とする建具である。
このような建具によれば、障子を枠体に組み込む際には、内フレームが上部側に位置して、障子をレール上に載置しやすく、レール上に載置した障子が有する戸車のローラーが設けられている内フレームを下方に移動させると、戸車に作用する外力のバランスが保たれて障子を安定した状態に支持することが可能である。
本発明によれば、ローラーの移動により高さ調整をしても、戸車に作用する外力のバランスが崩れにくい戸車及びこの戸車が設けられた障子を有する建具を提供することが可能である。
本実施形態に係る建具の内観姿図である。 本実施形態に係る建具の縦断面図である。 本実施形態に係る戸車を示す斜視図である。 戸車の構成を説明するための分解斜視図である。 図5(a)は、障子の左下に設けられた戸車の正面図であり、図5(b)は、図5(a)におけるA−A断面図であり、図5(c)は、図5(a)におけるB−B断面図である。 移動機構による下フレームの移動と作用する外力について説明するための縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る戸車10及びこの戸車10を備えた障子3を有する建具1について図面を参照して説明する。
本実施形態の建具1は、図1に示すように室内外を連通する開口を形成する枠体5に組み込まれる引き違い障子3を備えた建具1である。
以下の説明においては、建物等に取り付けられた状態の建具1を室内側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向または見付け方向、室内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。また、建具1が備える各部材は、単体の状態であっても建物等に取り付けられた状態にて上下方向、左右方向、奥行き方向となる方向にて方向を特定して説明する。
枠体5は、上枠6、下枠7、及び左右の縦枠8が矩形状に枠組みされて構成されており、図2に示すように、上枠6には障子3の上框3aに挿入される上レール6a、及び、下枠7には、障子3の下端に設けられている、後述する戸車10が有するローラー18が回動自在に載置される下レール7aが設けられている。
2枚の障子3は、いずれもガラス4を囲むように、上框3a、下框3b、及び、左右の縦框3cが矩形状に框組みされて構成されている。障子3の下框3bには、見付け方向における両端側に配置させて、下レール7a上に回動自在に載置されるローラー18を有する戸車10が設けられている。
2枚の障子3は、それぞれけんどん方式にて枠体に組み込まれるように構成されている。すなわち、障子3の上框3a側を下框3b側より前方位置させて上方に持ち上げつつ、上方に開放された溝状をなす上框3a内に上レール6aを挿入させた後、戸車10のローラー18が下レール7a上に位置するように障子3をほぼ鉛直にして下方に降ろして障子3を下レール7a上に載置する。
本実施形態においては、戸車10が、ローラー18の上下方向への移動を可能とする、後述する移動機構20(図4参照)を備えている。この移動機構20は、障子の左右の端に設けられた戸車10にいずれも設けられているので、障子3の左右の高さにて調整する傾き調整等に用いられる。
戸車10は、図3、図4に示すように、下レール7a上を回動しつつ下レール7aに沿って移動する障子3を支持するローラー18と、ローラー18の回動軸をなす回動ピン19と、ローラー18が設けられた回動ピン19を回動自在に支持する内フレーム12と、障子3の下框3bに固定され内側に内フレーム12が相対移動自在に設けられる外フレーム30と、外フレーム30に対し内フレーム12を上下方向に移動可能な移動機構20と、を有している。
移動機構20は、障子3を下レール7a上に載置した後に操作してローラー18の位置を移動しやすいように、障子3の端側に位置するように、戸車10が障子3に取り付けられる。このため、見付け方向における両端部側に配置される2つの戸車10は、左右が対称となるように取り付けられる。
内フレーム12は、見込み方向にて対向しローラー18の回動ピン19が掛け渡された一対の内側対向部13と、一対の内側対向部13を障子3の端側、すなわち移動機構20側にて連結する内連結部14と、が鋼板の曲げ加工により形成されている。内連結部14は鉛直に対して僅かに傾斜しているが、詳細については後述する。
一対の内側対向部13は、それぞれほぼ中央に回動ピン19が嵌合される嵌合孔13aが設けられ、内連結部14と反対側、すなわち障子3の中央側となる縁には、下方に向かって嵌合孔13aから離れる方向に広がる傾斜を有する内ガイド部としての傾斜端部13bが設けられている。傾斜端部13bの上端には、傾斜端部13bの傾斜と直交するように張り出した張出部13cが設けられている。また、嵌合孔13aを挟んで傾斜端部13bと反対側、すなわち嵌合孔13aの内連結部14側には、外フレーム30側に突出させて内係合部としての環状突部15がそれぞれ設けられている。
外フレーム30は、一対の内側対向部13の、見込み方向における外側にそれぞれ位置して内側対向部13と対面する一対の外側対向部31と、一対の外側対向部31を上端にて連結する外連結部33と、を有している。
一対の外側対向部31には、内側に配置される内フレーム12の傾斜端部13bに支持され、内側に向かって突設し、傾斜端部13bの傾斜と同じ傾斜を有する外係合部としての傾斜突部35と、内フレーム12に設けられた環状突部15が入り込み傾斜突部35の傾斜と同じ傾斜を有する外ガイド部としての傾斜切欠部37と、移動機構20を構成し後述する移動基板22を支持する固定ピン29が嵌合される固定孔31aと、がそれぞれ設けられている。
傾斜突部35は、矩形状をなしており、矩形状の一辺となる縁35aを傾斜端部13bが支持しつつ内フレーム12が、傾斜突部35及び傾斜端部13bの傾斜に沿ってスライド可能に構成されており、傾斜突部35の傾斜端部13bと摺接している一辺となる縁35aと直交する上側の縁35bが、内フレーム12の張出部13cに当接されて内フレーム12の下方への移動が規制されるように構成されている。
また、傾斜切欠部37は、下方が開放されたほぼ楕円形状をなしており、楕円形の端をなす弧の直径は、内フレーム12に設けられた環状突部15の直径より僅かに大きく形成されている。内フレーム12が外フレーム30の内側に配置された状態で、傾斜切欠部37に環状突部15が入り込み、図5(a)に示すように、傾斜切欠部37の縁37aが環状突部15に支持されて、傾斜切欠部37の傾斜に沿って内フレーム12がスライドするように構成されている。
外連結部33には、障子3の中央側に位置する端側に戸車10を障子3にビス止めするためのビス固定孔33aが設けられ、障子3の端側となる部位には移動基板22の上端を係止する係止孔33bが設けられている。
移動機構20は、外フレーム30の一対の外側対向部31間に設けられる移動基板22と、移動基板22に螺合され移動機構20の操作部をなす操作ビス25と、を有している。
移動基板22は、外フレーム30の一対の外側対向部31とそれぞれ対向する一対の側板部23と、側板部23の内フレーム12側に位置する縁を連結し操作ビス25が螺合される螺合板部24と、を有している。一対の側板部23は、固定ピン29が挿通される挿通孔23aと、上端部に設けられ外フレーム30の外連結部33に設けられた係止孔33bに係止される係止片23bと、を有している。
螺合板部24は、見付け方向における障子3の端側からドライバーにより操作される操作ビス25が螺合されるため、ドライバーが入りやすいように、鉛直に対して僅かに傾斜させて設けられている。そして、螺合板部24と、外フレーム30の内側に配置された内フレーム12の内連結部14とが対向するように、内連結部14も鉛直に対して僅かに傾斜させて設けられており、螺合板部24に螺合された操作ビス25が締め込まれることにより内連結部14が、操作ビス25の進入方向に移動されるように構成されている。このとき、図5(b)に示すように、内フレーム12は、環状突部15が外フレーム30の傾斜切欠部37の縁37aを支持し、図5(c)に示すように、傾斜端部13bが傾斜突部35の縁35aを支持しつつ、傾斜切欠部37と傾斜端部13bの傾斜に沿って移動するように構成されている。このため、傾斜切欠部37及び傾斜端部13bの傾斜と螺合板部24及び内連結部14の傾斜とは直交するように形成されている。
本実施形態の戸車10は、操作ビス25を緩めた状態にて、内フレーム12の環状突部15が傾斜切欠部37の上端37bに当接可能な状態にて、図6の左図に示すように、環状突部15と回動ピン19との見付け方向における距離x1が傾斜突部35と回動ピン19との見付け方向における距離x2より短い状態にて障子に取り付けられ、内フレーム12が外フレーム30の上部側に位置するように障子3が枠体5に組み込まれる。
その後、障子3の高さを調整するために操作ビス25を締め込むと内フレーム12の内連結部14が押圧されて螺合板部24が取り付けられた外フレーム30が上昇されることにより、上フレーム30が取り付けられている障子3の高さが上昇する。このとき、内フレーム12は、環状突部15が外フレーム30の傾斜切欠部37の縁37aを支持しつつ、傾斜端部13bが傾斜突部35の縁35aを支持しつつ、傾斜切欠部37と傾斜端部13bの傾斜に沿って移動する。すなわち、図6の右図に示すように、環状突部15と回動ピン19との見付け方向における距離x1と傾斜突部35と回動ピン19との見付け方向における距離x2とが同じになる方向に内フレーム12が移動する。
障子3の重量は、環状突部15と傾斜突部35とからローラー18を介して下レール7aに支持されている。このため戸車10には、環状突部15と傾斜突部35とに障子3の重量が下向きに作用し、ローラー18の回動ピン19には下レール7aに支持されてその反力が上向きに作用している。このため、戸車10にてバランス良く障子3を支持するためには、環状突部15と回動ピン19との見付け方向における距離x1と傾斜突部35と回動ピン19との見付け方向における距離x2とが等しいことが望ましい。
本実施形態の戸車10によれば、見付け方向においてローラー18の回動ピン19を挟んで両側に配置される環状突部15と傾斜突部35のうち、外フレーム30を支持する環状突部15は、ローラー18の回動ピン19と同じ内フレーム12に設けられているので、回動ピン19と環状突部15との見付け方向における距離x1は不変である。
一方、傾斜突部35と回動ピン19との見付け方向における距離x2は、内フレーム12が移動範囲の上部側に位置し環状突部15と回動ピン19との見付け方向における距離x1より長い状態にて障子3が枠体5に組み込まれ、内フレーム12を下方に移動させると、傾斜突部35と回動ピン19との距離x2が短くなる方向に内フレーム12が移動されるので、戸車10を下方に移動させた後には、環状突部15と回動ピン19との見付け方向における距離x1と傾斜突部35と回動ピン19との見付け方向における距離x2とが等しい状態に近づくので、ローラー18の移動により高さ調整をしても、戸車10に作用する外力のバランスが崩れにくい戸車10を提供することが可能である。
また、戸車10が障子3に取り付けられた状態では、内フレーム12の環状突部15が外フレーム30に設けられた傾斜切欠部37の上端37bに当接されて内フレーム12の上方への移動が規制されているので、外フレーム30及び障子3は、環状突部15により安定した状態にて支持される。このため、内フレーム12が上部側に位置して環状突部15と回動ピン19との見付け方向における距離x1が傾斜突部35と回動ピン19との見付け方向における距離x2より短い状態であっても、障子3を安定した状態に保つことが可能である。このため、ローラー18の位置を下方に移動させていない状態で下レール7a上に載置させたとしても、障子3を安定させて支持することが可能である。
また、内フレーム12は、環状突部15と回動ピン19との見付け方向における距離x1と傾斜突部35と回動ピン19との見付け方向における距離x2とが等しくなるように移動されるので、内フレーム12が下方に移動された後には、環状突部15、傾斜突部35、及び回動ピン19に作用する外力は、内フレーム12が上部側に位置するときよりバランス良く作用する。このため、使用状態にて、障子3をより安定した状態にて支持することが可能な戸車10を提供することが可能である。
また、上記戸車10を備えた障子3を有する建具1によれば、障子3を枠体5に組み込む際には、内フレーム12が上部側に位置して、障子3を下レール7a上に載置しやすく、下レール7a上に載置した障子3が有する戸車10のローラー18が設けられている内フレーム12を下方に移動させると、戸車10に作用する外力のバランスが保たれて障子3を安定した状態に支持することが可能である。
上記実施形態にいては、引き違い障子3を備える建具を例に挙げて説明したが、これに限らず、上記戸車10を備えた引き戸障子を有する建具であれば構わない。
また、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 建具、3 障子、5 枠体、7a 下レール、10 戸車、12 内フレーム、
13 内側対向部、13b 傾斜端部、15 環状突部、18 ローラー、
19 回動ピン、20 移動機構、22 移動基板、25 操作ビス、
30 外フレーム、31 外側対向部、35 傾斜突部、37 傾斜切欠部、
x1 回動ピンと環状突部との見付け方向における距離、
x2 傾斜突部と回動ピンとの見付け方向における距離

Claims (4)

  1. 枠体が有するレール上を回動しつつ、前記レールに沿って移動する障子を支持するローラーを備えた戸車であって、
    前記障子の見込み方向にて対向し前記ローラーの回動軸が掛け渡されて当該ローラーを回動自在に支持する一対の内側対向部を有する内フレームと、
    前記一対の内側対向部の、見込み方向における外側にそれぞれ位置して前記内側対向部と対面する一対の外側対向部を有し、前記障子に固定される外フレームと、
    前記外フレームに対し前記内フレームを上下方向に移動可能な移動機構と、
    を有し、
    前記内側対向部に設けられ前記外フレームを支持しつつ前記外側対向部に設けられた外ガイド部に案内される内係合部と、前記外側対向部に設けられ前記内フレームに支持されつつ前記内側対向部に設けられた内ガイド部に案内される外係合部とが、見付け方向において前記回動軸を挟んで両側に配置され、
    上下方向における前記内フレームの移動範囲の上部側に前記内フレームが位置し前記内係合部と前記回動軸との見付け方向における距離が前記外係合部と前記回動軸との見付け方向における距離より短い状態にて前記障子が前記枠体に組み込まれた後に、
    前記移動機構により前記内フレームを下方に移動させると、前記外係合部と前記回動軸との距離が短くなる方向に前記内フレームが移動されることを特徴とする戸車。
  2. 請求項1に記載の戸車であって、
    前記障子に取り付けられた状態で、前記内フレームが前記移動範囲の上端に位置し、前記外フレームにより前記内フレームの上方への移動が規制されていることを特徴とする戸車。
  3. 請求項1または請求項2に記載の戸車であって、
    前記内フレームは、前記内係合部と前記回動軸との見付け方向における距離と前記外係合部と前記回動軸との見付け方向における距離とが等しくなるように移動されることを特徴とする戸車。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の戸車を備えた前記障子と、
    前記障子が組み込まれる前記枠体と、
    を有することを特徴とする建具。
JP2012235811A 2012-10-25 2012-10-25 戸車及び建具 Active JP5841928B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012235811A JP5841928B2 (ja) 2012-10-25 2012-10-25 戸車及び建具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012235811A JP5841928B2 (ja) 2012-10-25 2012-10-25 戸車及び建具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014084666A JP2014084666A (ja) 2014-05-12
JP5841928B2 true JP5841928B2 (ja) 2016-01-13

Family

ID=50788013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012235811A Active JP5841928B2 (ja) 2012-10-25 2012-10-25 戸車及び建具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5841928B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109958372A (zh) * 2019-04-16 2019-07-02 施万库 推拉门窗开合结构

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6023421Y2 (ja) * 1979-03-23 1985-07-12 ワイケイケイ株式会社 戸車

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014084666A (ja) 2014-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11602217B2 (en) Wall mount system
KR20190046586A (ko) 조립이 용이한 승강 테이블 받침
RU2009105951A (ru) Тележка для раздвижных консольных ворот и способ ее изготовления
JP5069179B2 (ja) ランナ装置
KR20190133816A (ko) 도어용 힌지조립체
JP5841928B2 (ja) 戸車及び建具
JP4545808B2 (ja) 連動式引戸装置
US20110013154A1 (en) Height adjustment apparatus and projector having same
JP2010107746A (ja) ディスプレイの支持装置
KR101828793B1 (ko) 파티션 연결장치
JP2009275439A (ja) ピボットヒンジ装置および建具
JP4813159B2 (ja) 傾斜地用フェンス
JP5227240B2 (ja) 扉用ヒンジ機構
JP4552149B2 (ja) 簡易固定用支持装置
US20050066473A1 (en) Balancing device of raising-lowering window
JP6393108B2 (ja) ヒンジ装置および建具
PT1446546E (pt) Dispositivo de articulação para um sistema de vidraça
JP5205244B2 (ja) 建具
TW202010439A (zh) 櫃門安裝裝置及採用該櫃門安裝裝置的機櫃
JP2016138439A (ja) 戸車及び建具
KR20100038725A (ko) 천막골조
JP3116683U (ja) 大型ディスプレイ用のスタンド
KR20160064769A (ko) 폴딩 도어
JP2021098946A (ja) 足場用幅木
JP6362485B2 (ja) 建具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151116

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Ref document number: 5841928

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150