JP5841084B2 - 呼処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、SIPの呼処理を行う呼処理装置に関する。
SIP Servletに代表されるように、SIP(Session Initiation Protocol)サーバは、SIPプロトコルの処理を行うプロトコル部とプロトコル部から必要な情報を取得して呼処理を行うシナリオ部からなる構成が一般的である。このような構成において、プロトコル部は通信端末から通信回線を通じて通信信号を受信すると、受信信号から呼情報を取得して、共有メモリに呼情報の書き込みを行う。シナリオ部はプロトコル部によって書き込まれた呼情報を共有メモリから取得し、宛先(対向装置)のルーチング処理やサービスの実施判定を行って、呼情報を処理し、共有メモリに書き込むことによって、プロトコル部への情報の伝達を行っている。
一般的にプロトコル部に比べてシナリオ部の処理負荷は重く、大量の呼処理を行うと、シナリオ部がボトルネックとなって呼処理遅延が生じる可能性がある。これを解決するシステムとして、図7に示す呼処理装置が考えられる。つまり、プロトコル部1に対して、シナリオ部2をシナリオ部2A,2B,…と複数備えるようにマルチプロトコル化して処理を多重化するのである。符号3は共有メモリとしての呼情報メモリである。
この図7に示す構成の呼処理装置によれば、定常状態においては処理リソースに余裕のあるシナリオ部が呼情報メモリ3から呼情報を取り出して呼処理を行うことが可能であり、シナリオ部2A,2B,…の処理リソースを有効に利用することができる。
しかしながら、図7に示す呼処理装置の場合、プロトコル部1とシナリオ部2A,2B,…の両機能部が共有メモリである呼情報メモリ3に書き込みを行う構造となっているため、呼処理負荷量が増加することでメモリの排他ロックによる処理待ちが発生しやすくなり、なおかつその状況下において、プロトコル部1、シナリオ部2A,2B,…よりも優先度の高いプロセス(OSやミドルウエアのプロセス)などによるバックアップ処理や系間の同期処理が発生することで、プロトコル部1とシナリオ部2A,2B,…の共有メモリである呼情報メモリ3の排他ロックによる処理待ち時間が長大し、呼処理遅延が生じるという課題がある。
リアルタイムシステムとして、通信を制御する呼処理サーバには短時間に多数の呼情報を処理することが求められており、そのためには上記の課題を解決し、プロトコル部及びシナリオ部において可能な限り処理遅延が発生しないようにする必要がある。
SIP: RFC 3261 http://tools.ietf.org/html/rfc3261 SIP Servlet: JSR−000116 SIP Servlet API http://jcp.org/aboutJava/communityprocess/final/jsr116/index.html
本発明は、上記従来技術の課題に鑑みてなされたもので、プロトコル部及びシナリオ部において処理遅延が発生せず、短時間に多数の呼情報を処理することができる呼処理装置を提供することを目的とする。
本発明の呼処理装置は、複数のシナリオ部と、1つのプロトコル部と、前記複数のシナリオ部それぞれと結び付けられている複数の呼情報メモリとを備え、前記プロトコル部は、当該呼処理装置に接続されている通信端末から通信信号を受信したときに、当該通信信号から第1の呼情報を取得し、当該第1の呼情報を書き込む呼情報メモリを前記複数の呼情報メモリから選択し、選択した呼情報メモリに前記第1の呼情報を書き込み、前記複数のシナリオ部のうち選択した呼情報メモリに結び付けられているシナリオ部へ前記第1の呼情報の書き込みを通知し、前記複数のシナリオ部それぞれは、前記プロトコル部から前記呼情報メモリへの前記第1の呼情報の書き込みの通知を受け取ったときに、自身に結び付けられている呼情報メモリから書き込まれた前記第1の呼情報を取得し、取得した第1の呼情報に基づく呼処理を実施し、呼処理の結果の第2の呼情報を自身に結び付けられている呼情報メモリに書き込み、前記プロトコル部へ前記第2の呼情報の書き込みを通知し、前記プロトコル部は、前記複数の呼情報メモリから前記第1の呼情報を書き込む呼情報メモリを選択するのに、信号種別毎の重みのリストと複数の呼情報メモリ毎の蓄積重み合計のリストとをあらかじめ保持し、前記通信端末から通信信号を受信すると、前記信号種別毎の重みのリストと蓄積重み合計のリストとを参照して受信した信号の重みを決定すると共に、当該信号の重みを加算した結果としての蓄積重み合計が最も低くなる呼情報メモリを選択することを特徴とする。
本発明の呼処理装置によれば、複数のシナリオ部とそれぞれのシナリオ部と結び付けられた複数の呼情報メモリを備え、プロトコル部が通信信号から取得した第1の呼情報を複数の呼情報メモリから選択した1つの呼情報メモリに書き込み、かつ選択した呼情報メモリに結び付けられているシナリオ部へ第1の呼情報の書き込みを通知し、複数のシナリオ部のうち通知を受けたシナリオ部は、自身に結び付けられている呼情報メモリから書き込まれた第1の呼情報を取得し、取得した第1の呼情報に基づく呼処理を実施し、呼処理の結果の第2の呼情報を自身に結び付けられている呼情報メモリに書き込み、プロトコル部へ第2の呼情報の書き込みを通知し、これを受けてプロトコル部は、該当する呼情報メモリから書き込まれた第2の呼情報を取得し、当該第2の呼情報から通信信号を生成して通信回線に送出するので、呼情報メモリにおけるプロトコル部とシナリオ部の競合が減少し、排他ロックの回数が減少し、その結果として、OSやミドルウエアなどの高優先度プロセスの割り込みを受けても排他ロックによる待ち時間が長くならず、プロトコル部とシナリオ部による呼処理遅延を極力防止でき、短時間に多数の呼情報を処理することができる。
本発明の第1の実施の形態の呼処理装置のブロック図。 上記第1の実施の形態の呼処理装置による呼処理のシーケンス図。 上記第2の実施の形態の呼処理装置による呼処理のシーケンス図。 上記第3の実施の形態の呼処理装置による呼処理のシーケンス図。 本発明の第4の実施の形態の呼処理装置のブロック図。 上記第4の実施の形態の呼処理装置による呼処理のシーケンス図。 従来例の呼処理装置のブロック図。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態の呼処理装置10を示し、1つのプロトコル部11と、複数nのシナリオ部12(ここでは、シナリオ部12A、シナリオ部12B、…)と、シナリオ部12A,12B,…と同数で、各シナリオ部に従属する呼情報メモリ13A,13B,…を備えている。プロトコル部11は、全ての呼情報メモリ13A,13B,…に対するデータの書き込みと読み込みが可能であり、シナリオ部12A,12B,…各々は自シナリオ部に従属する呼情報メモリのみに対してデータの書き込みと読み込みが可能である。また、プロトコル部11は複数nのシナリオ部12A,12B,…各々との通信を行う。
本実施の形態の呼処理装置10では、プロトコル部11が、当該呼処理装置10に接続されている通信端末から通信回線を通じて通信信号S1を受信したときに、当該通信信号S1から第1の呼情報を取得し、当該第1の呼情報を書き込む呼情報メモリを複数の呼情報メモリ13A,13B,…の中から選択し、選択した呼情報メモリ(例えば呼情報メモリ12i)に第1の呼情報を書き込み、複数のシナリオ部12A,12B,…のうち選択した呼情報メモリ12iに結び付けられているシナリオ部12iへ第1の呼情報の書き込みを通知する。
これに対して、呼情報の書き込みの通知を受けたシナリオ部12iは、自身に従属する呼情報メモリ13iから書き込まれた第1の呼情報を取得し、取得した第1の呼情報に基づく呼処理を実施し、その呼処理の結果の第2の呼情報を自身に従属する呼情報メモリ13iに書き込み、プロトコル部11へ第2の呼情報の書き込みを通知する。
この第2の呼情報の書き込みの通知を受けたプロトコル部11は、通知元のシナリオ部12iに従属する呼情報メモリ13iから書き込まれた第2の呼情報を取得し、当該第2の呼情報から通信信号S2を生成して通信回線に送出する。
そして、本実施の形態の呼処理装置10では、この呼処理において、プロトコル部11は、複数の呼情報メモリ13A,13B,…から第1の呼情報を書き込む呼情報メモリを選択するのに、ラウンドロビンにより順繰りに選択することを特徴とする。すなわち、前回の第1の呼情報の書き込みを呼情報メモリ13iであったとき、今回取得した第1の呼情報の書き込みは次の順番の呼情報メモリ13i+1を選択して行う。そして、例えば前回の第1の呼情報の書き込みを最終番の呼情報メモリ13nに対して行った場合、その次の第1の呼情報の書き込みは、最初に戻って呼情報メモリ13Aに対して行う。
図2のシーケンス図は、本実施の形態の呼処理装置10によるラウンドロビンによる呼情報の書き込み、読み出しの処理動作を示している。
プロトコル部11は通信端末から通信回線21を通じて通信信号S11を受信すると(SQ11)、受信信号から呼処理に必要な情報を第1の呼情報として取り出し、ラウンドロビンで書き込みする呼情報メモリを決定する(SQ12)。ここでは、呼情報メモリ13Aに決定したとする。
そして、決定した呼情報メモリ13Aに第1の呼情報を書き込む(SQ13)。プロトコル部11は、第1の呼情報の書き込みが完了すると、呼情報メモリ13Aを利用しているシナリオ部12Aへ書き込み完了通知を送信する(SQ14)。
シナリオ部12Aは書き込み完了通知を受信すると、呼情報メモリ13Aから呼処理に必要な情報を読み込み(SQ15)、呼処理を実施し(SQ16)、呼処理結果として第2の呼情報を呼情報メモリ13Aに書き込む(SQ17)。シナリオ部12Aは書き込みが完了するとプロトコル部11へ、書き込み完了通知を送信する(SQ18)。
プロトコル部11は書き込み完了通知を受信すると、呼情報メモリ13Aから第2の呼情報を読み込み(SQ19)、通信信号S12を生成して通信回線21に送出する(SQ110)。
通信回線21を通じて通信端末から次の通信信号S21を受信すれば(SQ111)、前回と同様に、受信信号から呼処理に必要な情報を第1の呼情報として取り出し、ラウンドロビンで書き込みする呼情報メモリを決定する(SQ112)。ここでは、前回選択した呼情報メモリ13Aの次の呼情報メモリ13Bに決定することになる。
そして、決定した呼情報メモリ13Bに第1の呼情報を書き込む(SQ113)。プロトコル部11は、第1の呼情報の書き込みが完了すると、呼情報メモリ13Bを利用しているシナリオ部12Bへ書き込み完了通知を送信する(SQ114)。
シナリオ部12Bは書き込み完了通知を受信すると、呼情報メモリ13Bから呼処理に必要な情報を読み込み(SQ115)、呼処理を実施し(SQ116)、呼処理結果として第2の呼情報を呼情報メモリ13Bに書き込む(SQ117)。シナリオ部12Bは書き込みが完了するとプロトコル部11へ、書き込み完了通知を送信する(SQ118)。
プロトコル部11は書き込み完了通知を受信すると、呼情報メモリ13Bから第2の呼情報を読み込み(SQ119)、通信信号S22を生成して通信回線21に送出する(SQ120)。
このように、本実施の形態の呼処理装置では、複数のシナリオ部12A,12B,…とそれぞれに従属する複数の呼情報メモリ13A,13B,…を備え、プロトコル部11は通信端末からの通信信号を受信するとラウンドロビンで呼情報メモリを順繰りに選択して選択した呼情報メモリに対して第1の呼情報の書き込みを行い、選択した呼情報メモリが従属するシナリオ部へ第1の呼情報の書き込みを通知し、通知を受けたシナリオ部は自身に従属する呼情報メモリから第1の呼情報を取得し、呼処理を実施し、呼処理結果としての第2の呼情報を同じく自身に従属している呼情報メモリに書き込み、プロトコル部へその書き込みを通知し、プロトコル部は通知を受けたシナリオ部によって書き込まれた第2の呼情報を書き込まれた呼情報メモリから取得し、通信信号を生成して送出するので、呼情報メモリにおけるプロトコル部とシナリオ部の競合が減少し、排他ロックの回数が減少し、その結果として、OSやミドルウエアなどの高優先度プロセスの割り込みを受けても排他ロックによる待ち時間が長くならず、プロトコル部とシナリオ部による呼処理遅延を極力防止でき、短時間に多数の呼情報を処理することができる。
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態の呼処理装置について、第1の実施の形態と共通する図1のブロック図、また図3のシーケンス図を用いて説明する。第2の実施の形態の呼処理装置も第1の実施の形態と同様に、1つのプロトコル部11と複数のシナリオ部12A,12B,…と、シナリオ部12A,12B,…と同数の呼情報メモリ13A,13B,…を備えている。そして、プロトコル部11は呼情報メモリ13A,13B,…それぞれの残容量を管理し、新たに通信端末から通信信号を受信すると、その時点で残容量の一番大きい呼情報メモリを決定し、該当する呼情報メモリに受信信号から取得した第1の呼情報を書き込み、その書き込みを当該呼情報メモリの従属するシナリオ部に通知する点が第1の実施の形態と異なる。
図3のシーケンス図を用いて、本実施の形態の呼処理装置による呼情報の処理手順の特徴を説明する。プロトコル部11は通信端末から通信回線21を通じて通信信号S11を受信すると(SQ21)、受信信号S11から呼処理に必要な情報を第1の呼情報として取り出す。そして当該時点で残容量の一番大きい呼情報メモリを決定する(SQ22)。ここでは呼情報メモリ13Iに決定されたとする。
そして、決定した呼情報メモリ13Iに第1の呼情報を書き込む(SQ23)。プロトコル部11は、第1の呼情報の書き込みが完了すると、呼情報メモリ13Iを利用しているシナリオ部12Iへ書き込み完了通知を送信する(SQ24)。
シナリオ部12Iは書き込み完了通知を受信すると、呼情報メモリ13Iから呼処理に必要な情報を読み込み(SQ25)、呼処理を実施し(SQ26)、呼処理結果として第2の呼情報を呼情報メモリ13Iに書き込む(SQ27)。シナリオ部12Iは書き込みが完了するとプロトコル部11へ、書き込み完了通知を送信する(SQ28)。
プロトコル部11は書き込み完了通知を受信すると、呼情報メモリ13Iから第2の呼情報を読み込み(SQ29)、通信信号S12を生成して通信回線21に送出する(SQ210)。
通信回線21を通じて通信端末から次の通信信号S21を受信すれば(SQ211)、前回と同様に、受信信号から呼処理に必要な情報を第1の呼情報として取り出し、当該時点で残容量が一番大きい呼情報メモリを決定する(SQ212)。ここでは、呼情報メモリ13Kに決定されたとする。
そして、決定した呼情報メモリ13Kに第1の呼情報を書き込む(SQ213)。プロトコル部11は、第1の呼情報の書き込みが完了すると、呼情報メモリ13Kを利用しているシナリオ部12Kへ書き込み完了通知を送信する(SQ214)。
シナリオ部12Kは書き込み完了通知を受信すると、呼情報メモリ13Kから呼処理に必要な情報を読み込み(SQ215)、呼処理を実施し(SQ216)、呼処理結果として第2の呼情報を呼情報メモリ13Kに書き込む(SQ217)。シナリオ部12Kは書き込みが完了するとプロトコル部11へ、書き込み完了通知を送信する(SQ218)。
プロトコル部11は書き込み完了通知を受信すると、呼情報メモリ13Kから第2の呼情報を読み込み(SQ219)、通信信号S22を生成して通信回線21に送出する(SQ220)。
このように、本実施の形態の呼処理装置では、複数のシナリオ部12A,12B,…とそれぞれに従属する複数の呼情報メモリ13A,13B,…を備え、プロトコル部11は通信端末からの通信信号を受信すると当該時点で残容量の一番大きい呼情報メモリを選択し、選択した呼情報メモリに対して第1の呼情報の書き込みを行い、選択した呼情報メモリが従属するシナリオ部へ第1の呼情報の書き込みを通知し、通知を受けたシナリオ部は自身に従属する呼情報メモリから第1の呼情報を取得し、呼処理を実施し、呼処理結果としての第2の呼情報を同じく自身に従属している呼情報メモリに書き込み、プロトコル部11へその書き込みを通知し、プロトコル部11は通知を受けたシナリオ部によって書き込まれた第2の呼情報を書き込まれた呼情報メモリから取得し、通信信号を生成して送出するので、呼情報メモリにおけるプロトコル部とシナリオ部の競合が減少し、排他ロックの回数が減少し、その結果として、OSやミドルウエアなどの高優先度プロセスの割り込みを受けても排他ロックによる待ち時間が長くならず、プロトコル部とシナリオ部による呼処理遅延を極力防止でき、短時間に多数の呼情報を処理することができる。
[第3の実施の形態]
本発明の第3の実施の形態の呼処理装置を、第1の実施の形態と共通する図1のブロック図と、図4のシーケンス図を用いて説明する。本実施の形態の呼処理装置も第1の実施の形態と同様に、1つのプロトコル部11と複数のシナリオ部12A,12B,…と、シナリオ部12A,12B,…と同数の呼情報メモリ13A,13B,…を備えている。そして、プロトコル部11は、シナリオ部12A,12B,…すべてのCPU使用率を把握しており、新たに通信端末から通信信号を受信すると、その時点でCPU使用率の一番小さいシナリオ部を決定し、当該シナリオ部に従属する呼情報メモリに受信信号から取得した第1の呼情報を書き込み、その書き込みを当該シナリオ部に通知する点が第1の実施の形態と異なる。
図4のシーケンス図を用いて、本実施の形態の呼処理装置による呼情報の処理手順の特徴を説明する。プロトコル部11は通信端末から通信回線21を通じて通信信号S11を受信すると(SQ31)、受信信号から呼処理に必要な情報を第1の呼情報として取り出す。そして当該時点でCPU使用率の最も小さいシナリオ部を決定する(SQ32)。ここではシナリオ部12Iに決定されたとする。
そして、決定したシナリオ部12Iに従属する呼情報メモリ13Iに第1の呼情報を書き込む(SQ33)。プロトコル部11は、第1の呼情報の書き込みが完了すると、呼情報メモリ13Iを利用しているシナリオ部12Iへ書き込み完了通知を送信する(SQ34)。
シナリオ部12Iは書き込み完了通知を受信すると、呼情報メモリ13Iから呼処理に必要な情報を読み込み(SQ35)、呼処理を実施し(SQ36)、呼処理結果として第2の呼情報を呼情報メモリ13Iに書き込む(SQ37)。シナリオ部12Iは書き込みが完了するとプロトコル部11へ、書き込み完了通知を送信する(SQ38)。
プロトコル部11は書き込み完了通知を受信すると、呼情報メモリ13Iから第2の呼情報を読み込み(SQ39)、通信信号S12を生成して通信回線21に送出する(SQ310)。
通信回線21を通じて通信端末から次の通信信号S21を受信すれば(SQ311)、前回と同様に、受信信号から呼処理に必要な情報を第1の呼情報として取り出し、当該時点でCPU使用率が最も小さいシナリオ部を決定する(SQ312)。ここでは、シナリオ部12Kに決定されたとする。
そして、決定したシナリオ部12Kに従属する呼情報メモリ13Kに第1の呼情報を書き込む(SQ313)。プロトコル部11は、第1の呼情報の書き込みが完了すると、呼情報メモリ13Kを利用しているシナリオ部12Kへ書き込み完了通知を送信する(SQ314)。
シナリオ部12Kは書き込み完了通知を受信すると、呼情報メモリ13Kから呼処理に必要な情報を読み込み(SQ315)、呼処理を実施し(SQ316)、呼処理結果として第2の呼情報を呼情報メモリ13Kに書き込む(SQ317)。シナリオ部12Kは書き込みが完了するとプロトコル部11へ、書き込み完了通知を送信する(SQ318)。
プロトコル部11は書き込み完了通知を受信すると、呼情報メモリ13Kから第2の呼情報を読み込み(SQ319)、通信信号S22を生成して通信回線21に送出する(SQ320)。
このように、本実施の形態の呼処理装置では、複数のシナリオ部12A,12B,…とそれぞれに従属する複数の呼情報メモリ13A,13B,…を備え、プロトコル部11は通信端末からの通信信号を受信すると当該時点でCPU使用率の最も小さいシナリオ部を決定し、決定したシナリオ部に従属する呼情報メモリに対して第1の呼情報の書き込みを行い、呼情報メモリが従属するシナリオ部へ第1の呼情報の書き込みを通知し、通知を受けたシナリオ部は自身に従属する呼情報メモリから第1の呼情報を取得し、呼処理を実施し、呼処理結果としての第2の呼情報を同じく自身に従属している呼情報メモリに書き込み、プロトコル部11へその書き込みを通知し、プロトコル部11は通知を受けたシナリオ部によって書き込まれた第2の呼情報を書き込まれた呼情報メモリから取得し、通信信号を生成して送出するので、呼情報メモリにおけるプロトコル部とシナリオ部の競合が減少し、排他ロックの回数が減少し、その結果として、OSやミドルウエアなどの高優先度プロセスの割り込みを受けても排他ロックによる待ち時間が長くならず、プロトコル部とシナリオ部による呼処理遅延を極力防止でき、短時間に多数の呼情報を処理することができる。
[第4の実施の形態]
本発明の第4の実施の形態の呼処理装置について、図5のブロック図、図6のシーケンス図を用いて説明する。本実施の形態の呼処理装置は、1つのプロトコル部11と複数のシナリオ部12A,12B,…と、シナリオ部12A,12B,…と同数の呼情報メモリ13A,13B,…を備えている。そして、次の点を特徴とする。すなわち、プロトコル部11は、信号種別毎の重みのリストL1と呼情報メモリ13A,13B,…毎の蓄積重みの合計リストL2とをあらかじめ保持し、通信端末から通信信号S1を受信すると、信号種別毎の重みのリストL1と蓄積重み合計のリストL2とを参照して受信した信号の重みを決定すると共に、当該信号の重みを加算した結果としての蓄積重み合計が最も低くなる呼情報メモリ(ここでは呼情報メモリ13Iとする)を選択して第1の呼情報の書き込みを行い、さらに、リストL2上の選択した呼情報メモリ13Iの蓄積重み合計にリストL1で決められた信号の重みを加算して蓄積重み合計リストL2のデータを更新し、かつ、当該呼情報メモリ13Iが従属するシナリオ部12Iへ第1の呼情報の書き込みを通知する。
シナリオ部12Iは書き込みの通知を受信すると、呼情報メモリ13Iから第1の呼情報を取得し、呼処理を実施し、処理結果の第2の呼情報を呼情報メモリ13Iに書き込み、プロトコル部11へ書き込みを通知する。そして、プロトコル部11はシナリオ部12Iによって書き込まれた第2の呼情報を呼情報メモリ13Iから取得し、通信信号S2を生成して送出する。
本実施の形態の呼処理装置の呼処理動作を、図6のシーケンス図を用いて説明する。プロトコル部11は、信号種別毎の重みのリストL1と、呼情報メモリ13A,13B,…毎の蓄積重みの合計リストL2をあらかじめ保持し、通信端末から通信回線21を通じて通信信号S11を受信すると、信号種別毎の重みのリストL1と蓄積重み合計のリストL2とを参照して受信した信号の重みを決定すると共に、当該信号の重みを加算した結果としての蓄積重み合計が最も低くなる呼情報メモリを選択する(SQ41,SQ42)。ここでは呼情報メモリ13Iが選択されたとする。そして選択した呼情報メモリ13Iに、通信信号から取得した第1の呼情報を書き込む(SQ43)。さらに、リストL2上の選択した呼情報メモリ13Iの現在の蓄積重みの合計にリストL1を参照して今回決められた信号の重みを加算して蓄積重みの合計のリストL2のデータを更新する。そして、当該呼情報メモリ13Iが従属するシナリオ部12Iへ第1の呼情報の書き込みを通知する(SQ44)。
書き込み通知を受けたシナリオ部12Iは、自身に従属する呼情報メモリ13Iから書き込まれた第1の呼情報を取得し(SQ45)、呼処理を実施し(SQ46)、処理結果の第2の呼情報を呼情報メモリ13Iに書き込み(SQ47)、プロトコル部11へ書き込みを通知する(SQ48)。
新たな書き込み通知を受け取ったプロトコル部11は、通知元のシナリオ部12Iによって書き込まれた第2の呼情報を呼情報メモリ13Iから取得し(SQ49)、通信信号S12を生成し、送出する(SQ410)。
プロトコル部11は、続いて通信信号S21を通信端末から受信すると、前回と同様に、
信号種別毎の重みのリストL1と蓄積重み合計のリストL2とを参照して受信した信号の重みを決定すると共に、当該信号の重みを加算した結果としての蓄積重み合計が最も低くなる呼情報メモリ(ここでは呼情報メモリ13K)を選択する(SQ411,SQ412)。そして選択した呼情報メモリ13Kに通信信号から取得した第1の呼情報を書き込む(SQ413)。さらに、リストL2上の選択した呼情報メモリ13Kの蓄積重みの合計にリストL1で決められている信号の重みを加算して蓄積重みの合計リストL2のデータを更新する。そして当該呼情報メモリ13Kが従属するシナリオ部12Kへ第1の呼情報の書き込みを通知する(SQ414)。
書き込み通知を受けたシナリオ部12Kは、自身に従属する呼情報メモリ13Kから書き込まれた第1の呼情報を取得し(SQ415)、呼処理を実施し(SQ416)、処理結果の第2の呼情報を呼情報メモリ13Kに書き込み(SQ417)、プロトコル部11へ書き込みを通知する(SQ418)。
新たな書き込み通知を受け取ったプロトコル部11は、通知元のシナリオ部12Kによって書き込まれた第2の呼情報を呼情報メモリ13Kから取得し(SQ419)、通信信号S22を生成し、送信する(SQ420)。
このように、本実施の形態の呼処理装置によれば、1つのプロトコル部11と複数のシナリオ部12A,12B,…と、シナリオ部12A,12B,…と同数の呼情報メモリ13A,13B,…を備え、プロトコル部11は、信号種別毎の重みのリストL1と、呼情報メモリ13A,13B,…毎の蓄積重みの合計リストL2をあらかじめ保持し、通信端末から通信信号S1を受信すると、信号種別毎の重みのリストL1と蓄積重み合計のリストL2とを参照して、受信した信号の重みを決定すると共に当該信号の重みを加算した結果としての蓄積重み合計が最も低くなる呼情報メモリを選択し、それに第1の呼情報の書き込みを行い、さらに、リストL2上の選択した呼情報メモリの蓄積重み合計にリストL1を参照して決められた信号の重みを加算して蓄積重み合計のリストL2のデータを更新し、かつ、当該呼情報メモリが従属するシナリオ部へ第1の呼情報の書き込みを通知し、通知を受けたシナリオ部はそれに従属する呼情報メモリから第1の呼情報を取得し、呼処理を実施し、処理結果の第2の呼情報を呼情報メモリに書き込み、プロトコル部11へ書き込みを通知し、プロトコル部11はこの通知を受けて通知元のシナリオ部によって書き込まれた第2の呼情報を呼情報メモリから取得し、通信信号S2を生成して送出するので、呼情報メモリにおけるプロトコル部とシナリオ部の競合が減少し、排他ロックの回数が減少し、その結果として、OSやミドルウエアなどの高優先度プロセスの割り込みを受けても排他ロックによる待ち時間が長くならず、プロトコル部とシナリオ部による呼処理遅延を極力防止でき、短時間に多数の呼情報を処理することができる。
尚、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、また詳細な説明で示された数値も例示であって変更することが可能であり、特許請求の範囲に記載された事項の範囲内での種々の変形が可能である。
10 呼処理装置
11 プロトコル部
12,12A,12B,… シナリオ部
13,13A,13B,… 呼情報メモリ
S1,S11,S21 通信信号(受信)
S2,S12,S22 通信信号(送信)

Claims (1)

  1. 複数のシナリオ部と、1つのプロトコル部と、前記複数のシナリオ部それぞれと結び付けられている複数の呼情報メモリとを備え、
    前記プロトコル部は、当該呼処理装置に接続されている通信端末から通信信号を受信したときに、当該通信信号から第1の呼情報を取得し、当該第1の呼情報を書き込む呼情報メモリを前記複数の呼情報メモリから選択し、選択した呼情報メモリに前記第1の呼情報を書き込み、前記複数のシナリオ部のうち選択した呼情報メモリに結び付けられているシナリオ部へ前記第1の呼情報の書き込みを通知し、
    前記複数のシナリオ部それぞれは、前記プロトコル部から前記呼情報メモリへの前記第1の呼情報の書き込みの通知を受け取ったときに、自身に結び付けられている呼情報メモリから書き込まれた前記第1の呼情報を取得し、取得した第1の呼情報に基づく呼処理を実施し、呼処理の結果の第2の呼情報を自身に結び付けられている呼情報メモリに書き込み、前記プロトコル部へ前記第2の呼情報の書き込みを通知し、
    前記プロトコル部は、前記複数の呼情報メモリから前記第1の呼情報を書き込む呼情報メモリを選択するのに、信号種別毎の重みのリストと複数の呼情報メモリ毎の蓄積重み合計のリストとをあらかじめ保持し、前記通信端末から通信信号を受信すると、前記信号種別毎の重みのリストと蓄積重み合計のリストとを参照して受信した信号の重みを決定すると共に、当該信号の重みを加算した結果としての蓄積重み合計が最も低くなる呼情報メモリを選択することを特徴とする呼処理装置。
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