JP5840688B2 - 枢動体支持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、洋風便器の便座を便器本体に対して枢動自在に支持する装置の如き種々の枢動体付き物体の本体に対して枢動体を枢動自在に支持する枢動体支持装置に関し、更に詳細に述べると、枢動体付き物体(例えば、便器)の清掃時に枢動体(例えば、便座)の支持部と物体本体(例えば、便器本体)との間を清掃することができるように枢動体の支持部を物体本体に対して昇降自在とした枢動体支持装置の改良に関するものであるが、以下では、「便器」を物体本体の具体例として説明する。
便器の清掃時に便座の支持部を便器本体から持ち上げて便器本体と支持部との間を清掃することができるように、便座の支持部を昇降自在とする便座支持装置は知られている(特許文献1及び2参照)。
この種の便座支持装置は、便座を枢支する便座支持部材(特許文献1の符号6、特許文献2の符号3参照)を便器本体に対して昇降自在に支持する便座支持部材昇降機構を備えている。
特許文献1に開示されている便座支持部材昇降機構は、便座支持部材であるブラケット(ヒンジ体)6に取り付けられた支持杆(縦軸)7と、この支持杆7が回り止め状態で昇降自在に嵌入するように便器本体1の後部に取り付けられたホルダー具8と、ブラケット6を便器本体1に接して載せた下降位置とブラケット6を便器本体1から持ち上げた上昇位置とにそれぞれ保持する位置保持手段(特許文献1の符号10−13)とから成っている。
特許文献1の位置保持手段は、支持杆7の外周面の環状保持溝11(凹溝)に保持されたOリング状の弾性保持体10と、ホルダー具8の内周面に上下に間隔をあけて設けられた環状の位置保持溝12、13(凹溝)とから成り、ブラケット6が便器本体1に載っている位置では弾性保持体10がホルダー具8の下方の位置保持溝13に係入し、ブラケット6が便器本体1から持ち上げられた位置では弾性保持体10がホルダー具8の上方の位置保持溝12に係入してブラケット6を持ち上げ位置に保持している。
一方、特許文献2の便座支持部材昇降機構は、便座支持部材であるブラケット3(本体部)を昇降自在に支持するように便器本体2(便器)に固定して取り付けられたガイド軸1と、ブラケット3を便器本体2に接して載せた下降位置とブラケット32を便器本体2から持ち上げた上昇位置とにそれぞれ保持する位置保持手段(特許文献2の符号5、16、17)とから成っている。
特許文献2の位置保持手段は、ブラケット3に水平方向に変位自在に保持された切替操作レバー5と、ガイド軸1の後面に上下に間隔をあけて設けられ切替操作レバー5の円形軸部が係入する位置保持用係止溝16、17とから成り、切替操作レバー5は、昇降時に、ガイド軸1の係止溝16、17に隣接してこれらの溝の係止から解放するように設けられた半円形の昇降溝55を有する。ブラケット3の昇降時には、切替操作レバー5をばね付勢に抗して指で押して下方の係止溝17から切替操作レバー5の円形軸部を外し、半円形の昇降溝55を有する軸部を係止溝17に位置させるように切替操作レバー5を水平変位し、ブラケット3の上昇後、切替操作レバー5から指を離して切替操作レバー5をもとの水平位置にばね復帰してガイド軸1の円形軸部を上方の係止溝16に位置させる(特許文献2の図2参照)。このようにして、ブラケット3は、切替操作レバー5の円形軸部がガイド軸1の上方の係止溝16に係入してブラケット3の上昇位置が保持される。
しかし、これらの特許文献1及び2の位置保持手段は、いずれも、ブラケットの上昇位置で係入溝に弾性保持体10(特許文献1)又は切替操作レバー5の円形軸部が係入してブラケットを上昇位置に保持しているので、例えば、清掃中にブラケットに手を添えて上から垂直方向の力が加わったりすると、弾性保持体10又は切替操作レバー5の円形軸部が係止溝から外れやすく、ブラケットが不本意に下降して便器の清掃に支障を来す虞があった。また、特許文献2の位置保持手段は、切替操作レバー5を指で押しながらブラケット3を昇降しなければならないので、ブラケットの持ち上げ操作が面倒であった。
実開平4−101697号公報 特開平8−177104号公報
本発明が解決しようとする課題は、便座支持部材の如き枢動体支持部材に上方から力が加わっても枢動体支持部材が不本意に下降することがなく、従って枢動体付き物体(例えば、便器)の清掃を確実に行うことができ、また枢動体支持部材の持ち上げ操作が面倒となることがない枢動体支持装置を提供することにある。
本発明の課題解決手段は、枢動体を物体本体に枢動自在に支持する枢動体支持部材と前記枢動体支持部材を物体本体に対して昇降自在に保持する枢動体支持部材昇降機構とを備え、前記枢動体支持部材昇降機構は、前記枢動体支持部材をその上昇位置に位置保持する位置保持手段を含む枢動体支持装置において、
前記位置保持手段は、前記枢動体支持部材の上昇位置で前記枢動体支持部材の昇降方向に対して傾斜して変位して前記物体本体の前記枢動体支持部材を案内する案内孔の周りに設けられた被係止部に係止する係止部材を含んでおり、
前記枢動体支持部材昇降機構は、前記枢動体支持部材に取り付けられて前記案内孔を昇降可能な支持杆を備えており、
前記係止部材は、前記枢動体支持部材の傾斜に伴って前記支持杆に対して傾斜するとともに当該傾斜状態で前記被係止部に係止すること
を特徴とする枢動体支持装置を提供することにある。
また、本発明の課題解決手段において、前記枢動体支持部材昇降機構は、前記案内孔を通して昇降可能な支持杆を備え、前記係止部材は、前記支持杆の縦溝を通して内外に変位するように前記支持杆に枢支された係止板片から成っている形態とすることができる。
更に、本発明の課題解決手段において、前記枢動体支持部材昇降機構は、前記物体本体の後部に取り付けられ前記支持杆が昇降自在に嵌入する保持管を備え、前記保持管は前記物体本体の上面から突出する突出部を備え、前記枢動体支持部材の上昇位置で前記係止部材が前記支持杆の縦溝を通して前記支持杆外に斜めに変位して前記突出部の上縁に係止する形態とすることができる。
本発明によれば、上記のように、枢動体(例えば、便座)支持部材の上昇(持ち上げ)位置で、位置保持手段の係止部材は、昇降方向に対して斜めに変位して物体本体の被係止部に係止するので、枢動体支持部材を物体本体で下支えすることになり、従って、従来技術のように、半円形の係止溝に弾性保持体やレバーの軸部が係入する場合に比べて、上から垂直に力が加わることがあっても、枢動体支持部材が不本意に下降することがなく、枢動体支持部材を確実に持ち上げ状態に保持し、便器の如き物体の清掃に支障を来すことがない。
また、前記係止部材は、前記枢動体支持部材の傾斜に伴って前記支持杆に対して傾斜する形態とすることができる。このようにすると、枢動体支持部材をその上昇位置で前後に傾けるだけで枢動体支持部材と共に係止部材が斜めに変位して被係止部に係止されるので、係止部材に斜めに変位する力を与える必要がなく、取り扱い操作が容易となる。
図面は、物体が洋風便器であり、枢動体が便座、便蓋である場合に本発明を適用した例を示し、以下の説明では物体を「便器」、枢動体を「便座」、枢動体支持部材を「便座支持部材」、枢動体支持装置を「便座支持装置」と称して説明する。
本発明の便座支持装置を備えた洋風便器の便座、便蓋の開状態を示し、同図(A)は、便座支持部材が便器本体に載っている下降位置にある状態の斜視図、同図(B)は、便座支持部材が便器本体から持ち上げられた上昇位置にある状態の斜視図である。 本発明の一実施例による便座支持装置を断面にして示し、同図(A)は、便座支持部材が下降位置にある状態の断面図、同図(B)は、図2(A)の要部の一層拡大した断面図である。 図1の便器の便座支持部材に便座と便蓋とを支持する構造を分解して示す分解拡大斜視図である。 図2の便座支持装置の外観を示し、同図(A)は、その便座支持部材の下降位置の斜視図、同図(B)は、その便座支持部材の上昇位置の斜視図である。 図2の便座支持装置を拡大して示し、同図(A)は、弁座支持部材を除く部品の分解斜視図、同図(B)は、支持杆の斜視図、同図(C)は、保持管の斜視図、同図(D)は、便座支持部材を除く装置全体の組立状態の斜視図である。 図2の便座支持装置の便座支持部材と支持杆内の係止部材との取付け構造を示し、同図(A)は、この構造を上から俯瞰した斜視図、同図(B)は、この構造を下から俯瞰した分解斜視図である。 図2の便座支持装置の便座支持部材が最も下降位置にある状態から上昇位置にあって支持杆を上昇位置に位置保持している状態までの変化を(A)乃至図(E)で順次示す縦断面図である。 本発明の異なる実施例の図7(C)(D)に相応する縦断面図である。
本発明に係る便座支持装置を図面を参照して述べると、図1は、本発明の最も好ましい実施例による便座(枢動体)支持装置20を備えた洋風便器(物体)10を示し、この便器10は、便器(物体)本体12と便座(枢動体)14と便蓋(枢動体)16とを備え、便座14と便蓋16とは、便器本体12の後部に本発明の便座支持装置20によって枢動自在に支持されている。
本発明の便座支持装置20は、図1乃至図4に示すように、便座14と便蓋16とを便器本体12に枢動自在に支持する便座支持部材30と、この便座支持部材30を便器本体12に対して昇降自在に保持する便座支持部材昇降機構40とを備え、便座支持部材昇降機構40は、便座支持部材30を少なくともその上昇位置に位置保持する位置保持手段50(図4参照)を含んでいる。
便座支持部材昇降機構40は、特に、図4に示すように、便座支持部材30を便器本体12の後部上面に接して便座14と便蓋16とが便器本体12の上面に対して適正に開閉することができる下降位置と、便器10を清掃する際に、便座支持部材30と便器本体12との間を清掃することができるように便座支持部材30を便器本体12に対して持ち上げる上昇位置との間で便座支持部材30を昇降するように構成されている。
位置保持手段50は、便座支持部材30の上昇位置で便座支持部材30の昇降方向に対して斜めに傾斜して変位して便器本体12の上面で便座支持部材30を案内する案内孔12H(図2参照)の周りに設けられた被係止部52の上縁に係止する係止部材54を含んでいる。
本発明の図示の実施例では、便座支持部材30は、図1に示すように、便器本体12の後部に横方向に間隔をあけて配置された2つのブラケット32R、32L(総体的には符号32で示されている)から成っており、便座14と便蓋16とは、図2及び図3に示すように、それらの左右のタブ14TR、14TL及び16TR、16TLをダンパーヒンジ34R、34Lによってブラケット32R、32Lにピボット止めしてこれらのブラケット32R、32Lに枢動自在に支持されている。
図示の実施例では、便座(枢動体)支持部材昇降機構40は、便座支持部材30(ブラケット32)に取り付けられた支持杆42と、便器本体12の後部に取り付けられ支持杆42が昇降自在に嵌入する保持管44とから成っている。支持杆42は、図5に示すように、略断面円形の中空管42Pから成っており、下端付近に径方向に貫通する頭部付ねじ46Sに頭部と反対側のねじ部に螺合されたナット46Nから成るストッパー46によって支持杆42の上昇位置で保持管44から抜け出るのが防止される。保持管44は、図5に示すように、便器本体12の後部上面板12TPの案内孔12Hにねじ込まれるフランジ44SF付のねじ管44Sから成っており、フランジ44SFが便器本体12の上面板12TPの上面に衝合し、ねじ管44Sに螺合されたフランジ44NF付ナット44Nのフランジ44NFが上面板12TPの下面に衝合して便器本体12の上面板12TPを挟持するようにこの上面板12TPに固定されている。
図示の実施の形態では、位置保持手段50の係止部材54は、図4及び図5に示すように、支持杆42内にピン56によって枢支され支持杆42の1対の縦溝42Gのうち一方の縦溝から突出して支持杆42外に斜めに変位することができる係止板片54Pから成り、被係止部52は、保持管44のねじ管44Sのフランジ44SFに一体に設けられ便器本体12の上面から突出する環状突出部52Pから成っている。従って、便座支持部材30(ブラケット32)の上昇位置で係止部材54(係止板片54P)が斜めに変位すると、この係止板片54Pは、この環状突出部52Pの上縁に係止することができる。
図5(A)(B)に示すように、支持杆42は、その中空管42Pの上端に係入されて係止板片54Pの枢支部を補強し、且つ係止板片54Pが支持杆42の縦溝42Gに確実に整列するように位置合わせする位置合わせ端材42REを含み、この位置合わせ案内端材42REは、中空管42Pの縦溝42Gに整合する縦溝42REGを有し、係止板片54Pは、この位置合わせ端材42REの縦溝42REGと中空管42Pの縦溝42Gとに跨って係入されている。
図示の形態では、係止板片54Pは、下端に下向きに開口する係止溝54PGを有し、便座支持部材30(ブラケット32)の上昇位置で係止板片54Pが斜めに変位して縦溝42REG、42Gから支持杆42の外周から突出すると、この係止溝54PGに環状突出部52Pの上縁が係入して係止部材54(係止板片54P)が便器本体12から突出する環状突出部52Pの上縁に係止されるようになっている。なお、係止溝54PGの一側には、支持杆42の中空管42P内から外れないように延びる延長片部54PEを有しており、これは、支持杆42の最上昇位置(図7(C)及び(D)参照)で係止板片54Pの係止溝54PGが環状突出部52Pから外れるように過度に斜め変位するのを防止する機能を有する。
係止部材54(係止板片54P)は、図6(A)(B)に示すように、その上端が便座支持部材30であるブラケット32の係入溝32Gに係入し、その上端板面に、ブラケット32のねじ孔32Hにねじ込まれるセットスクリュー(イモねじ)58を締め付けてブラケット32に固定されている。従って、図示の形態では、支持杆42は、この係止部材54とブラケット32とのセットスクリュー58による固定を介してブラケット32に取り付けられていることになり、従って係止部材54(係止板片54P)は、ブラケット32と共にピン56を介して枢動して支持杆42に対して斜めに変位することができることになる。なお、図6(B),図7において符号32Cは、ブラケット32が下降位置にある際に、環状突出部52Pに干渉しないように、ブラケット32の下側に設けられた逃げ凹部を示し、この逃げ凹部32Cは、ブラケット32が係止板片54Pと共に斜めに変位する際に逃げ凹部32Cの壁が支持杆42に干渉しないような大きさに設定されている。
次に、本発明の便座支持装置20を備えた便器10の使用状態を述べると、便座支持部材30であるブラケット32は、図1(A)、図2、図4(A)及び図7(A)に示すように、通常では、便器本体12の上面板12TPに接触させた下降位置にした状態にあって、便座14及び便蓋16を開閉して便器10が使用される。
便器を清掃する際に、便座支持部材30であるブラケット32R、32Lを手で持ち上げると、便座支持部材昇降機構40の支持杆42は、保持管44内を案内されながら、図7(B)乃至(E)に示す順に上昇する。
支持杆42は、図7(B)(C)に示すように、保持管44内を垂直方向に上昇し、遂には、図7(D)に示すように、その下端のストッパー46が保持管44のねじ管44Sの下端に衝合する。この位置では、係止部材54である係止板片54Pの下端の係止溝54PGを有する部分が被係止部52である環状突出部52Pの上方に位置する。ブラケット32に固定されている係止板片54Pは、ピン56によって支持杆42に枢支されているので、ブラケット32は、図7(D)の位置では、便座14、便蓋16の重み又は便座14、便蓋16とともにブラケット32を手で後方に押すことによって、ピン56を中心にして相対的に傾き、このため、ブラケット32に固定されている係止板片54Pが図7(D)に示すようにその延長片部54PEが環状突出部52Pの内面に衝合するまで斜めに変位してその下端の係止溝54PGを有する部分が環状突出部52Pに対応するので、ブラケット32から手を放すと、ブラケット32は、その自重で下降し、係止溝54PGに環状突出部52Pの上縁が係入するように、係止板片52Pが環状突出部52Pに支持される。このため、ブラケット32は、環状突出部52Pを介して便器本体12の上面に下支えされることになり、ブラケット32に上から力が加わってもブラケット32が下降することがなく、ブラケット32と便器本体12の上面との間を確実に清掃することができる。
便器10の清掃終了後、便座支持部材30は、下降しなければならないが、この下降に先立って、便座支持部材30(ブラケット32)を若干持ち上げた状態で便座14、便蓋16と共に、便座支持部材30を垂直に戻す(図7(C)参照)。便座支持部材30を垂直に戻した後、便座支持部材30を下降して図(B)(A)の順に通常の使用状態に戻す。
本発明の異なる実施例が図8に示されており、この実施例では、位置保持手段50の係止部材54である係止板片54Pが前の実施例とは180度異なる向きで配置されていることを除いて前の実施例と全く同じである。即ち、この実施例では、係止板片54Pの延長片部54PEが図7の位置とは反対側の左側に位置している。従って、便座支持部材30であるブラケット32を持ち上げた後(図8(A)参照)、便座14、便蓋16と共にブラケット32を図7とは反対の手前に傾けると、係止板片54Pの係止溝54PGが環状突出部52Pの右側の縁部分に対応して掛け止めされ、下支えされることになる。
なお、図1乃至図7の実施例と図8の実施例とは、全く同じ部品を使用し、単に係止板片54Pの向きを異ならせているだけであるので、使用者の希望に応じて便座支持部材30の傾き方向を適宜設定することができる。
上記2つの実施例による便座支持部材30の持ち上げ動作を纏めて要約すると、便座14及び/又は便蓋16を持ち上げて便座支持部材30をその昇降機構40のストッパー46で規制された位置まで上昇させた状態で、便座14及び/又は便蓋16を前方又は後方に傾斜させるとこれに伴って便座支持部材30も傾斜する。便座支持部材30が傾斜すると、係止板片54Pも傾斜し、その下端の係止溝54PGが被係止部52である環状突出部52Pに係止して便座支持部材30が係止板片54P及び環状突出部52Pを介して便器本体12の上面に下支えされる。
上記のように、本発明の便座支持装置によれば、便座支持部材30の上昇(持ち上げ)位置で、位置保持手段50の係止部材54は、昇降方向に対して斜めに変位して便器本体12の被係止部52に係止するので、便座支持部材30は便器本体12で下支えすることになり、従って、上から垂直に力が加わることがあっても、便座支持部材30が不本意に下降することがなく、便座支持部材30を確実に持ち上げ状態に保持し、便器の清掃を確実に行うことができる。
また、支持杆42と係止板片54とが枢動自在に支持され、且つ係止板片54の上端が便座支持部材30に固定されているため、便座支持部材30をその上昇位置で前後に傾けるだけで係止板片54が斜めに変位して被係止部52に係止されるので、簡単に作業することができ、取り扱い操作が容易となる。
本発明によれば、便座の如き枢動体を昇降自在に支持する洋風便器の如き物体に好適に用いられるが、便座支持部材は、持ち上げられた上昇位置で便器本体上に下支えされるので、便器の清掃時に、便座支持部材を上から手で押さえるようなことがあっても、便座支持部材が不本意に下降することがなく、便器の清掃を確実に行うことができる便器を提供することができるので、高い産業上の利用性を有する。
10 便器(物体)
12 便器本体(物体本体)
12H 案内孔
12TP 後部上面板
14 便座(枢動体)
14TR タブ
14TL タブ
16 便蓋(枢動体)
16TR タブ
16TL タブ
20 便座支持装置(枢動体支持装置)
30 便座支持部材(枢動体支持部材)
32 ブラケット
32R ブラケット
32L ブラケット
32C 逃げ凹部
32G 係入溝
32H ねじ孔
34R ダンパーヒンジ
34L ダンパーヒンジ
40 便座支持部材昇降機構(枢動体支持部材昇降機構)
42 支持杆
42P 中空管
42G 縦溝
42RE 位置合わせ端材
42REG 1対の縦溝
44 保持管
44S ねじ管
44SF フランジ
44N ナット
44NF フランジ
46 ストッパー
46S 頭部付ねじ
46N ナット
50 位置保持手段
52 被係止部
52P 環状突出部
54 係止部材
54P 係止板片
54PG 係止溝
54PE 延長片部
56 ピン
58 セットスクリュー(イモねじ)

Claims (3)

  1. 枢動体を物体本体に枢動自在に支持する枢動体支持部材と前記枢動体支持部材を物体本体に対して昇降自在に保持する枢動体支持部材昇降機構とを備え、前記枢動体支持部材昇降機構は、前記枢動体支持部材をその上昇位置に位置保持する位置保持手段を含む枢動体支持装置において、
    前記位置保持手段は、前記枢動体支持部材の上昇位置で前記枢動体支持部材の昇降方向に対して傾斜して変位して前記物体本体の前記枢動体支持部材を案内する案内孔の周りに設けられた被係止部に係止する係止部材を含んでおり、
    前記枢動体支持部材昇降機構は、前記枢動体支持部材に取り付けられて前記案内孔を昇降可能な支持杆を備えており、
    前記係止部材は、前記枢動体支持部材の傾斜に伴って前記支持杆に対して傾斜するとともに当該傾斜状態で前記被係止部に係止すること
    を特徴とする枢動体支持装置。
  2. 請求項1に記載の枢動体支持装置であって、
    前記係止部材は、前記支持杆の縦溝を通して内外に変位するように前記支持杆に枢支された係止板片から成ること
    を特徴とする枢動体支持装置。
  3. 請求項1又は2に記載の枢動体支持装置であって、
    前記枢動体支持部材昇降機構は、前記物体本体の後部に取り付けられ前記支持杆が昇降自在に嵌入する保持管を備え、
    前記保持管は前記物体本体の上面から突出する突出部を備え、
    前記枢動体支持部材の上昇位置で前記係止部材が前記支持杆の縦溝を通して前記支持杆外に斜めに変位して前記突出部の上縁に係止すること
    を特徴とする枢動体支持装置。
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